ジョージ・Ａ・ロメロ

George A. Romero／■生年月日：1940/02/04／通称：ゾンビ映画の巨匠／特技：社会風刺を取り込んだ作品作り

『クレイジーズ(2010)』オリジナル脚本/製作総指揮
『ジョージ・A・ロメロ Presents　BOOK OF THE DEAD　ブック・オブ・ザ・デッド(2009)＜OV＞』製作総指揮
『サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)』監督/脚本/製作総指揮
『デイ・オブ・ザ・デッド(2008)』オリジナル脚本
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007)』監督/脚本/出演
『超立体映画　ゾンビ３Ｄ(2006)』オリジナル脚本
『ミッドナイトムービー(2005)』出演
『ランド・オブ・ザ・デッド(2005)』監督/脚本
『ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)』オリジナル脚本
『ジョン・カーペンター　恐怖の影(2000)＜TVM＞』出演
『ダリオ・アルジェント　鮮血の魔術師(2000)＜TVM＞』出演
『ＵＲＡＭＩ　～怨み～(2000)』監督/脚本
『アメリカン・ナイトメア(2000)』出演
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド　最終版(1999)』監督/原案/撮影
『ダーク・ハーフ(1993)<未>』監督/脚本/製作総指揮
『マスターズ・オブ・ホラー／悪夢の狂宴(1990)<未>』監督/脚本
『ドキュメント・オブ・ザ・デッド／ジョージ・Ａ・ロメロのゾンビワールド(1990)<未>』出演
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド／死霊創世紀(1990)』脚本/製作総指揮
『羊たちの沈黙(1990)』出演※★★★★☆
『フロム・ザ・ダークサイド／３つの闇の物語(1990)』脚本
『モンキー・シャイン(1988)』監督/脚本
『クリープショー２／怨霊(1987)』脚本
『新フロム・ザ・ダークサイド(3)(1985)＜TV＞』脚本
『新フロム・ザ・ダークサイド(5)(1985)＜TV＞』脚本
『死霊のえじき(1985)』監督/脚本
『フロム・ザ・ダークサイド／ある頑固者の死(1984)＜TV＞』製作総指揮
『フロム・ザ・ダークサイド(2)(1983)＜TV＞』脚本
『フロム・ザ・ダークサイド／百万ドルの賭(1983)＜TV＞』製作総指揮
『フロム・ザ・ダークサイド／ザ・ニュー・マン(1983)＜TV＞』製作総指揮
『クリープショー(1982)』監督
『ナイトライダーズ(1981)<未>』監督/脚本
『ゾンビ／ディレクターズカット完全版(1978)』監督/脚本
『ゾンビ(1978)』監督/脚本
『マーティン／呪われた吸血少年(1977)<未>』監督/脚本/出演
『ザ・クレイジーズ(1973)』監督/脚本
『ジョージ・Ａ・ロメロ／悪魔の儀式(1972)<未>』監督/脚本/撮影
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド／ゾンビの誕生(1968)<未>』監督/原案/撮影

注：※は鑑賞済み個人的評価レヴュー無し

クレイジーズ

THE CRAZIES／１０年／米／１０１分／感染パニックホラー・サスペンス／PG12／劇場公開
監督：ブレック・アイズナー
製作総指揮：ジョージ・Ａ・ロメロ
オリジナル脚本：ジョージ・Ａ・ロメロ

出演：ティモシー・オリファント、ラダ・ミッチェル、ジョー・アンダーソン、ダニエル・パナベイカー

＜ストーリー＞
細菌兵器を乗せた軍用機がある町の川に墜落し、川の水を飲んだ人々が次々と狂暴化する。軍はこの事件を秘密裏に処理するため、感染した住人の隔離を始めるが…。
＜感想＞
展開に奥行きがなく、正直話としても意味不明過ぎて余り面白くなかったＧ・Ａ・ロメロのオリジナルを、恐ろしさとアクションをパワーアップさせ、テンポの良いリメイクとして上手く料理しているんじゃないっすかね。

個人的にはかなり面白かったっす。

オープニングの
「やっちまった！」
から、かなりグイグイと引き込まれていきました。

小さな町の住人たちが徐々に狂気に取り込まれていく描写、その原因となる感染経路の丁寧な説明、軍が出撃して町がパニックに陥る様子、感染しているのかいないのか分からない４人がお互いを不安視しつつも協力し合って逃亡していく模様など、実に盛り上がりが長けていて見応えあり。

全体的にはホラータッチでありながらも、音と気配で怖がらせる演出が程良い。

洗車場での感染者による連携プレイでベッカが首吊り状態になり、爆撃で車が吹き飛ばされる一連の流れはかなりドキドキさせられました。
スーパーの死体保管室で息を潜めるジュディの背後から突然デヴィッドが現れるビックリ演出には

お前、何時の間にそこにいたんだよ！

ってツッコミ入れましたが、まぁドキッとさせられたんで許しちゃおう。

保安官補佐のラッセルが場を盛りげてくれましたね～。
やるね！あんた！！
と思えるお助けマン的な所がナイス。
すっげぇ良い奴から、どんどん悪い奴になっていって、最期に最高のGoodguyで人生の幕を下ろす所が泣かせる！
男前過ぎるやろ～。
かなりカッコ良過ぎて感動しちまったんだが。

軍が齎した大事件を己で揉み消すべく、町ごと消滅させようとする非人間的な作戦には腹立たしさと怒りすら覚えます。
いかにもアメリカがやりそうな隠ぺい工作やね。
日本じゃ絶対考えられん。

次の封鎖標的となる町を映し出す衛星カメラと、そこを目指すデヴィッド達の姿が被さるラストもいや～な余韻を残してくれますなぁ。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

関連作：『ザ・クレイジーズ(1973)』（オリジナル）

評価：★★★☆
１１／０６／０２ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2011-06-02
メーカー：ハピネット