銀幕大帝α

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REAL

2011年06月23日 21時56分42秒 | 洋画ホラー
SNARVEIEN/09年/ノルウェー/74分/サスペンス・ホラー/劇場未公開
監督:セヴェリン・エスケランド
脚本:セヴェリン・エスケランド

出演:マルテ・クリステンセン、ソンドレ・コルグトフ・ラーセン、イェンス・フルテン

<ストーリー>
北欧の森林地帯で車のトラブルに遭い、夜の闇を彷徨うリナとマルティン。ふたりは森の奥に佇む1軒の家にたどり着くが、そこで謎の家族に監禁されてしまい…。

<感想>
これ、ノルウェー産って事で興味があったんだよね。
ノルウェーホラーと言えば『ザ・コールデスト』という秀作がありましたから。
雰囲気はまんま『悪魔のいけにえ』風。
車がパンクしたので電話を借りに近くの一軒家に行ったら、そこには殺人一家がいたっていうやつ。

事が始まりだすまでの導入部分がやたら長いですが、割と楽しめました。
親切な警官が実は・・・と、オーソドッグスな展開ですが、妙にワクワクしちゃった。
何せ恋人が早々に拉致されちゃって、軟禁状態から逃れたガールフレンドが、助けを求める為にやたらめったら走る、走る。
抵抗するのはラストだけなんだけど、誰もいない過疎地帯でいかに敵の追撃を逃れるかという部分に緊張感は出ていたと思う。

準備万端な割には、計画性が薄く、また殺人一家がどうしようもないトンマ者ばかりなので、反撃に講じるシーンに期待が持てる所が大きい。
終盤で2人の身を案じた友人が助けに来るんだけれど、彼がどういった絡みを見せてくれるのかというものにもウキウキさせられます。

はっきり言って怖さ的なものは皆無な作品だけれど、盛り上げ場所を部分的に用意している為か変なダレ場もなく、観客を楽しませようとする恐怖に慄く表情や、ドキッとさせられる演出もそこそこに光っていて、低予算ながらも真面目に作り上げようとする試みがきちんと伝わってくるのが功を制した感じ。
74分という尺の短さながらも、物語の纏め具合がしっかり出来ているので、鑑賞意欲を失わずに観れました。

評価:★★☆
11/06/23DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-10-06
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コメント (2)
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マハウット!

2011年06月23日 21時05分47秒 | 亜細亜アクション
Mahaut/03年/タイ/98分/SFアクション/劇場未公開
監督:クライソーン・ブーラナシン
製作:オキサイド・パン

出演:チャッチャイ・ガムーサン、ニルット・シリジャンヤー

<ストーリー>
かつて敵ともろとも村人をも皆殺しにしたマハウットを纏った兵士で、親友でもあったトーンカムとカジョーン。悪行の限りを尽くすカジョーンに、トーンカムに育てられたジェートが闘いを挑む。
<感想>
仏から与えられし聖なる刺青の力で不死身になるらしい。

弾丸も弾くし、空中停止させる事も出来る。
炎に包まれてもへっちゃらだい。

が、少しでも油断すると

思いっきり被弾します。
血も出ます。
痛みに耐えられずもがき苦しみます。

集中してこそ発揮させられる不死身の力。
おかしくね?
どんな時でもどんな事されてもビクともしないのが不死身だろ?

やたらと大怪我を負い、瀕死の状態にまでなっているんだが。
本作で取り上げられている不死身のパワーなるものに全く説得力ありませんぞ。

ラストバトルに至っては、敵ボス、火だるまになって慌てふためいてますし。
更に鉄の棒で突き刺されて絶命って・・・。

不死身の力を過信したら仇となる

そういった教えみたいなのも出て来なかったしなぁ。
不死身がテーマなのに、無敵どころかやたらと傷つきまくる敵味方。

まるで不死身の要素を無視したかのようなお粗末な展開。

超能力を持つ男達って話にした方が良かったんじゃないの?て思える位のヘッポコ映画。
タイ映画も幅広いが、こういうヘンテコな映画もあるんやね。
オキサイド・パンが製作に関わっているってのが嘘みたい。

評価:
11/06/22DVD鑑賞(旧作)
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