銀幕大帝α

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エイドリアン・ブロディ エスケイプ

2011年09月04日 21時59分28秒 | 洋画サスペンス
WRECKED/10年/米・加/90分/サスペンス/劇場未公開
監督:マイケル・グリーンスパン
製作総指揮:エイドリアン・ブロディ

出演:エイドリアン・ブロディ、カロリン・ダヴァーナス、ライアン・ロビンズ

<ストーリー>
大破した車の中で目覚めた男。脚を挟まれて身動きが取れず、記憶も一切失くしてしまった彼が、かすかな手掛かりを頼りに自分の正体と事件の真相を解き明かしていく。

<感想>
ソリッド・シチュエーション・スリラーもの。
予想していたものとは裏腹に、ほぼエイドリアン・ブロディの独り舞台でした。
+犬一匹。

大破した車の中で目覚めた男は一切の記憶を失っています。
後部座席には男の死体。
ラジオからは3人組強盗のニュースが流れている。

果たして自分は誰なのか。
強盗犯なのか。
何故、大破した車の中に居るのか。

中盤辺りまでは足を挟まれ身動きが取れないので車の中の描写のみ。
男の叫んだり、泣いたりをリピート。
後半ようやく抜け出し、森をさ迷う事になる。

設定は面白いのだが、やたらと疑問点が目立つ。
まず、トランクを漁っていた男は誰なのか。

次に、頻繁に現れる猛獣。
何処やねん、そこ。
ジャングルかい。

川を下流したのに元に戻ってくるって一体?

御都合主義に落ちていた食べ物入りリュックと携帯電話は強盗犯の1人の所持品?

やがて記憶を取り戻して行く男により真実が判明するが、じゃあ何であんな森林地帯にて車を走らせていたのか。
逃げるにしてはやけに疎開な場所まで行き過ぎ。

男の正体は実は・・・というどんでん返しオチは割と好きなものだが、話が淡白。
長々とエイドリアン・ブロディ単独行動で引っ張り、終盤で一気に記憶を戻らせてオチを見せ、はいおしまい、みたいなザックリ感が逆にガックリ。

冒頭とラストを繋いでしまえば5分で終わってしまう様な内容を、無駄に90分も見せられるのはちと辛いものがあった。

最大の謎は、あの犬は一体何だったのか、でしょうね。

流石トランスフォーマー配給だけあって、その程度の作品。

評価:★★☆
11/09/04DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-09-02
メーカー:トランスフォーマー
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フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :マンイーター/疑惑

2011年09月04日 21時59分13秒 | 洋画ホラー
FEAR ITSELF/08年/米/各話約40分/ホラー/TVM
監督:スチュアート・ゴードン、ジョン・ランディス

<ストーリー>
新米警官・バナーマンは、初仕事としてブードゥー教を操る人食い連続殺人鬼“イーター”の監視を任されるのだが…。「マンイーター」と「疑惑」の全2話を収録。

<感想>
著名なホラー監督が集った1話完結のホラー作品。
第1話目『マンイーター』

監督は『死霊のしたたり』のスチュアート・ゴードン。
人喰い殺人鬼を一晩牢屋で預かる事になった警察署内での女性警官の戦い。

犯人イーターはブードゥー教を操り他人に成り済ます事が可能。
当直だった男性警官は皆殺し。
女性警官が最後の1人となる。
女性だけ最後まで生かされる理由なるものは冒頭で語られています。
イーターはこれまで男性は直ぐに殺し、女性は長らく甚振ってから殺して肉を食してきたという。

切り取った舌をフライパンで焼いて、ステーキ状に分け食するイーターの優越感に浸る顔がいやはや何とも。

食人鬼イーターは、鼓動が止まる前の心臓を食べるとその人物に変身。
自在に姿を変えながら女性警官に襲い来る様はまるで液体金属ターミネーター‘T-1000’!

追い詰められた女性警官。
ここで彼女が取った行動には驚きはあるが、逆にそれが納得感を否定する結果に。
喰われる事を想定してのその身を挺した反撃方法には疑問の方が大きい。
襲われる前に先に死んじまうだろう?
オチだけ不満が残る。

第2話目『疑惑』

監督は『狼男アメリカン』のジョン・ランディス。

先走って結婚する事になった花嫁。
式当日、彼女宛てに一通の手紙が神父を経由して渡される。
そこには
「お前が結婚する相手は連続殺人鬼だ!」
の文字。

不安を募らせて行く花嫁。
果たして新郎は本当に殺人鬼なのか。
手紙を神父に渡したフードを被った女は誰なのか。

ホラー描写はなし。
見せ場は全ての謎が解明されるどんでん返しなラスト。
一瞬、成程感は生まれたが、良く良く考えると腑に落ちない。
耳が遠い神父=渡す人物を間違えた
これは分かる。
けど、花嫁の微笑が意味するものが分からない。
終盤までの花嫁の行動と最後の薄気味悪い微笑(正体)が結び付かずしっくりこない。
う・・・う~ん????

2作品共、ラストが微妙。

関連作:
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :二人の男/Xデイ』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :マンイーター/疑惑』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :交霊/メモリー 』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :サクリファイス/獣医』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :声/ドッペルゲンガー』
『フィアー・イットセルフ :コミュニティ/生還/サークル』

評価:
『マンイーター』★★☆
『疑惑』★★
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人喰島

2011年09月04日 21時58分55秒 | 洋画ホラー
Destined to Be Ingested/08年/米/78分/ホラー/劇場未公開
監督:ソフィアン・カーン
出演:スージー・ロレイン、クリス・エイバーズ、テオドール・ブルックス、ビル・ウィーデン、アマンダ・コール

<ストーリー>
南太平洋でのクルージング中に謎の無人島に流れ着いた船長と乗客の男女5人。彼らは見知らぬ島でのバカンスに胸躍らせていたが、突然ひと組の男女が失踪し…。

<感想>
【注意!】
私以外の被害者を極力出さない為にも完全ネタバレでいきます。

邦題からして物凄くグログロな映画を期待していたんだが・・・。

魅力ない女2人とデブ男2人、そして普通の男1人の計5人。

クルージング中にサメ出現。
誰か喰われるのか!?
NO!
サメの出番、約10秒。

無人島に到着。
バカンスを楽しむ4人。
そこへ無人島のはずなのに、いきなり原住民1名登場。
槍でデブを串刺し。
1人の女も殺害。
船から望遠鏡で一部始終を眺めていたデブ船長、沖へ逃亡。
グループから抜けて森へ行っていたカップルだけが島に取り残されました。

そこからはカップルの避難生活。
早送りしたくなる衝動を抑えつつぼけぇと画面を見つめる。
ここまでで上映時間の半分。
ちっとも面白くなりませんが??

再び別の原住民が登場。
男を毒の吹き矢で殺し、女は殺さない。
「君は綺麗だ。大好きだ」
どうやら一目惚れのようです。

6ヶ月後・・・。

女の腹が大きい!!
ちょっ、妊娠してますし!?

できちゃった婚ですか?

今頃になって女を村へ連れて行く原住民。
だが、村人からは歓迎されず。
どうやら、異国の者を連れてくると‘闇の死者’が現れるらしい。

ここで唐突に原住民による

人喰いシーン

これまた数秒間のみ。
たったこれだけでこの邦題?

さて、‘闇の死者’とは?
勘が良い人はお気づきでしょう。
そうです。
ゾンビです。

何の前触れもなく出てきます。
しかも前半で殺されたアメリカ人3名がゾンビって。
今まで何処に放置されてたんだ?
てか6ヶ月も経っていたら腐敗しているだろうに、体は元気です。
原住民に喰われてなかったんかい。

ゾンビは村人たちを襲い、妊娠女にも近づいていきます。
夫の原住民が立ち向かう間、妻を砂浜にあるカヌーまで逃がします。

カヌーに辿り着いた女は、夫を待ちます。
が、そこへやってきたのは

うぉ~~~~~~

と吠えるゾンビ化した原住民夫。
はぁ?

慌ててカヌーに乗り、唸り声をあげる夫を尻眼に女は海へと旅立ったのでした。

おわり。

サメ、土人、ゾンビ

と人喰い三種の神器を揃えておきながら、全くと言っても良い位、人喰い映画になってませんし。

完全にタイトルに騙されました。
ゴミではないがクズ映画です。

評価:
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