銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

アウェイク

2011年09月07日 16時32分15秒 | 洋画サスペンス
AWAKE/07年/米/85分/サスペンス/劇場公開
監督:ジョビー・ハロルド
脚本:ジョビー・ハロルド

出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、レナ・オリン

<ストーリー>
身分違いの恋人・サムとの恋愛と、自らの重い心臓病に悩まされている青年実業家のクレイトン。心臓移植手術に臨んだ彼は、全身麻酔から意識だけが覚醒してしまい…。
<感想>
先日の『キラー・インサイド・ミー』に引き続き、笑顔が眩しい女優ジェシカ・アルバ出演作です。
残念ながら本作では激しい濡れ場シーンは無し。
しかし、単にヒロイン役なだけかと思っていましたが、意外なキーパーソンとなっていました。

2人の結婚には裏があった

って事ですね。

術中覚醒とサスペンス要素を絡ませた展開は中々面白いものになっていましたよ。
覚醒したからこそ判明する陰謀の渦。
クレイトンと彼の母との視点からで徐々に真相が暴かれていくんですが、この辺、捻った演出になっていて楽しめました。
彼が覚醒していなかったら蘇生もしていなかったでしょうね。

普通に心臓手術を施されて、何も解決しないまま彼も永遠の眠りについちゃう、そんな面白味も何もあったもんじゃない物語になってしまう所を、覚醒というテーマを添えただけで実にサスペンスらしいジャンルへと変貌している辺りがユニーク。

地味ながらも、一つ一つ謎を紐解いていく丁寧な作りにも好感。

母の愛は強し

と思わせる終盤での逆転劇も心地良い。

只、今作では悪女っぷりを披露しているアルバたんですが、それ程強く印象に残る演技をしていないんですよね。
陰謀の首謀者なのに変に言ったら間抜け女にしか見えてこないってのがトホホでして、もうちょっと役にパンチを効かせられなかったんだろうかと非常に残念。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
11/09/07ブルーレイ鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-09-07
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンチクライスト

2011年09月07日 15時31分27秒 | 洋画ドラマ
ANTICHRIST/09年/デンマーク・独・仏・スウェーデン・伊・ポーランド/104分/サスペンス・ドラマ/R18+/劇場公開
監督:ラース・フォン・トリアー
脚本:ラース・フォン・トリアー

出演:シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー

<ストーリー>
子供を失くした夫婦の悲しみと苦悩を、過激なセックス&バイオレンス描写と共に描く。
<感想>
難しそうな映画だけど、例のアレをこわいもの見たさで鑑賞。

うん、訳分からん。

一種の宗教映画?
実験映画とも芸術映画とも観てとれる。

殆どBGMを無くし、自然音だけで美しく映し出される映像には引き込まれるものはあったけど、屋根に降り注ぐどんぐりとか、鹿・狐・烏の動物とか、内容に対してそれらは何を暗示しているのかが理解出来ない。

画面にはほぼ2人の姿しか映っていないけれど、デフォーはまぁ良いとして、シャルロット・ゲンズブールの狂気の沙汰が尋常では無く観ていて嫌になってくる。
笑っていたと思っていたら次の瞬間いきなり怒りだし暴力性を爆発させ、また次になると下半身丸出しにしてセックス強要。
喜怒哀楽表現が目まぐるしく変わり、プッツン所じゃないキチっぷりさはある意味不気味で恐ろしくさえも思わせてくる。

屋外に飛び出して、突然大木の下でオナニー始めるとか、異様に半裸シーンが多いが、これは精神錯乱状態を暗喩していると受け止めていいのかな?

彼女の体当たりな演技は評価するべきものはあるが、逆に1人だけ変に浮きすぎて、結局作品としては何を描こうとしていたのかが全く伝わってこなかった。

夫としてセラピストとして懇親的に妻に温かく接するデフォーの姿には希望の光がまるで見えてこないだけに痛々しくすら感じてくる。
しかも彼の努力も空しく、妻は回復する兆候すらなく益々精神を病んで行く。
彼らが辿り着いた先は苦痛からの解放。
流石に我慢の限界にきたのか、結局そうなっちゃうのね。

エデンから抜け出すかのように森を歩むデフォーの元にわらわらと姿を現す大勢の人々。
このエンディングもどういう意味があるのか。
私には到底理解出来ないストーリーが広がっていました。
向いてないというより、苦手な作風です。

で、例のアレですけど、修正が加えられているにしてもちょっとキツい。
ジョキンって一気にやってくれたからまだ直視出来たけれど、無修正だと目を背けちゃうだろうな^^;

受賞履歴:2009年 第62回 カンヌ国際映画祭女優賞 シャルロット・ゲンスブール

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
11/09/07DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-09-07
メーカー:キングレコード
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする