銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

アンノウン

2011年09月21日 22時48分59秒 | 洋画サスペンス
UNKNOWN/11年/米・独/113分/ミステリー・サスペンス/劇場公開
監督:ジャウマ・コレット=セラ
製作:ジョエル・シルヴァー

出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジャニュアリー・ジョーンズ、エイダン・クイン、ブルーノ・ガンツ

<ストーリー>
ベルリンで交通事故に遭った植物学者のマーティン。4日間の昏睡状態から彼が目覚めると、妻は自分を「知らない人」だと話し…。
<感想>
監督は予測不能の大どんでん返しをぶちかました傑作ホラー『エスター』のジャウマ・コレット=セラ。

否応なしに今回もどんな驚きを見せてくれるのか期待も高まります。

忘れ物を取りに1人タクシーで空港に向かったマーティン・ハリス。
しかし道中で事故に遭い、昏睡状態に。
目覚めたマーティンは急いで妻の元へ戻るが、彼女は

「あんた、誰?」

しかも、私こそがマーティン・ハリスで彼女の夫だと名乗る者まで出てくる。

車の窓に頭を強く打った事で記憶障害になっていたマーティンは必死に何があったのか思いだそうとし、何が起こっているのかを探り始める。

いやぁ、からくりだらけの展開にぐいぐいと入り込んじゃいました。

記憶を失った部分がどれくらいのものか

これが最大の鍵となっていましたね。
事故前後の事だけかと思わせつつ実はもっと過去の事までと言うからくり。

植物学者という肩書を持つマーティンですが、本当にそうなのか?というのもポイントになっています。

二転三転とする真実の明るみには複雑なものもなく、「ほほう」と納得させるだけの説得力も十分に兼ね揃えていて、もやもやとしたものを一気に拭い去ってくれます。

マーティンの過去(又は正体)を暴きつつ、同時進行で誰が誰を何の目的でこの世から消そうと企んでいるのかという陰謀を描いた濃厚なストーリーにはドキドキさせる面白さが凝縮されていました。

タクシーと黒ワゴンとの街中での激しいカー・チェイスも見所の一つ。
マーティンの運転捌きには痺れちゃいます。

ホテルでの時限爆弾のくだりも「お!」と思わせる予想の裏切り方。
大抵の映画なら‘ぎりぎりで止めちゃう’ものですが。

不法滞在している女性ジーナ役のダイアン・クルーガーも良い感じ。
事故時にタクシーの運転をしていたのが彼女なのですが、その事でマーティンに付きまとわれ、何者かに命まで狙われる派目になってしまう。
その内吹っ切れたのか協力に積極性を抱いて行き、遂には頼んでもいないのに危機一髪のマーティンを無我夢中で助けに来る出しゃばり娘を魅力的に好演。
彼女の部屋でのシーンで、うっすらと透け乳首していたのは大変目の保養になりました。
可愛らしい女優さんで私は大好きです★

的確にマーティンの謎を独自で調べ尽くして行くユルゲン爺さんもお気に入り。
他人に殺される位なら自決の道を選ぶ潔さがカッコいい。

『96時間』程の熱いアクションは無いですが、随所にリーアム・ニーソンの渋さが光る好品。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★
11/09/21DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2011-09-21
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする