2013年
イギリス
109分
SF/コメディ/パニック
PG12
劇場公開(2014/04/12)
監督:
エドガー・ライト
『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』
製作総指揮:
エドガー・ライト
サイモン・ペッグ
ニック・フロスト
脚本:
サイモン・ペッグ
エドガー・ライト
出演:
サイモン・ペッグ:ゲイリー・キング
ニック・フロスト:アンディ・ナイトリー
パディ・コンシダイン:スティーヴン・プリンス
マーティン・フリーマン:オリヴァー・チェンバレン
エディ・マーサン:ピーター・ペイジ
ロザムンド・パイク:サム・チェンバレン
<ストーリー>
学生時代に達成できなかった“ひと晩に5人で12軒のハシゴ酒”をするべくイギリス郊外の街に戻って来たアラフォー男たち。だが、街の人々は何者かに操られており…。
自由のために
飲んで戦え!!
-感想-
バカには何を言っても無駄!
侵略者も呆れ果て、終には世界は文字通りの「ワールズ・エンド」と化す。
エドガー・ライト監督、出演サイモン・ペッグ&ニック・フロストのトリオによる『ショーン・オブ・ザ・デッド (2004)』『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007)』に次ぐ3部作の完結編。
この3部作ってのはパロディ映画としての3部作って事なんやろうかね。
今回、下敷きにしているのは『光る眼』や『ボディ・スナッチャー』などの映画通なら誰でも耳にした事のある名作SF作品。
ゲイリー・キングの呼びかけに応え、久しぶりに故郷へと戻ってきた学生時代の友人5人。
その学生時に成し遂げられなかった“パブ・クロール(パブのハシゴ呑み)”をリベンジする為にやる気満々のゲイリー・キングが先頭に立ち、到着早々一軒目から豪快にビールがぶ飲みを開始。
だが5軒目辺りから、街の住人の様子がおかしい事に気づきだす。
侵略者相手に5人が我武者羅に攻防戦を繰り広げる様が滑稽。
弱点は首から上なので、ひたすら5人は首を引っこ抜いたり、木椅子で顔面破壊させたりと大暴れ。
文字で書くと一見グロそうに感じるが、全くそんな事無し。
再生機能を搭載しているロボットなので、引っこ抜かれたり破壊されても青い液体が飛び散るだけだし、その後も幾ら体の一部が破損していようとも、そのままの姿で執拗に襲い返してくるから、妙な笑いが生まれる。
腕と足をそれぞれに引っこ抜かれた双子の姉妹ロボットの1体が、腕に足を装着してグルングルン回しながら走り寄ってくるシーンは声に出して笑ってしまった。
ゲイリー・キングは何が何でも12軒のパブを制覇したいという思いしかないので、たまに戦いに参加する時はあるものの、目先にあるのはビール!ビール!ビール!!
こんな時にそんな事やっている場合じゃねぇだろ!とニック・フロスト演じるアンディがゲイリーのやる気を違う方面に向けるべく、でっかい図体を揺れ動かしながら彼の後を追いかけて来るので、専ら戦闘要員として活躍しているのはニック・フロストという印象が強い。
あんなにデブなのに、これがまぁ気持ち良い程に戦う姿が軽やかで痛快なものだから、ニック・フロスト万歳!てな気持ちになるのは私だけ?
あだ名が“オーメン”の飲み仲間をいち早く侵略者だと見破ったのもアンディ。
悔しいかな、私は全然気づかず、後でアンディが疑いを持つシーンを観直した時は「ほんまやん!」とかなりアンディの洞察力には感服してしまった。
俺は今、やりたい事をやって生きる!とはゲイリーの考え。
彼の願い通りの世界が到来し、生きる希望を見出したゲイリーのようやっと男らしさが宿るラストシーンにちょっぴり惚れる。
評価:★★★☆
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レンタル開始日:2014-10-08
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社
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