銀幕大帝α

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塔の上のラプンツェル

2011年07月21日 17時52分11秒 | アニメ(国外)
TANGLED/10年/米/101分/ファンタジー・アドベンチャー/劇場公開
監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
製作総指揮:ジョン・ラセター

声の出演:マンディ・ムーア、ザカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、ロン・パールマン
声の出演(日本語吹替版):中川翔子、畠中洋、剣幸

<ストーリー>
18歳の誕生日の前日、お尋ね者の大泥棒・フリンとの出会いきっかけに、ラプンツェルの旅が始まる。
<感想>
ディズニー長編50作品目。
正直、ディズニー・アニメは殆ど観た事ありません。
ピクサー・アニメは観ているんですけどね。
どうもミュージカルが苦手なんですよね。
本作も迷ったんですが、画のタッチが気になっていた事もあり借りてみました。

予想通り(笑)ミュージカルシーンは退屈。
でも、気になっていた画の美しさに魅了されちゃいました。

可愛らしいアニメになっているんじゃないでしょうか。

アドベンチャーパートも楽しいものがあります。

死刑場に連れて行かれそうになるフリンを、仲間が助けに来る所はとても良かった!
特に、それまで犬猿の仲だった白馬のマキシマスが、居て当たり前の様に待機している姿は超感動。
「お前が助けを呼んでくれたのか?」

ニヤリ。
いや~このマキシマスの顔!
カッコ良過ぎて涙出そうになった。

純粋に心がほんわりとする物語になっていて、とても心地よいエンディングを迎える事が出来ましたよ。

フリンのイケ面っぷりも良かったんですが、やっぱ男性たるもの目が行くのは主役のラプンツェルですよね。

赤ちゃんの時点で既に可愛くてテンションうなぎ登り。
この後、髪3変化。



パチッと大きく見開いた眼がチャーミングなラプンツェルちゃんでした^^
しょこたんの吹き替えも実に耳にすんなり受け入れられる上手さが有りましたね。
やるやん!って思いましたもん。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
11/07/20DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-07-20
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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カールじいさんの空飛ぶ家

2011年07月20日 01時23分58秒 | アニメ(国外)
UP/09年/米/96分/アドベンチャー・コメディ/劇場公開
監督:ピート・ドクター
共同監督:ボブ・ピーターソン
製作総指揮:ジョン・ラセター
原案:ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン、トーマス・マッカーシー
脚本:ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター

声の出演:エドワード・アズナー、ジョーダン・ナガイ、ボブ・ピーターソン、クリストファー・プラマー

<ストーリー>
ひとりで暮らすカールは、ある日妻との約束を果たすため、人生で最初で最後の冒険の旅に出る決意をする。
<感想>
冒頭10分間は滅茶苦茶泣ける。
なにもそんな切ない話にせんでも・・・。
セリフを一切廃し、仲睦まじい夫婦の時の流れを仄々と、そして哀しみを含めて描き出し、2人に感情移入した所でやってくる、老いた先のフレドリクセンが項垂れる姿。

あぁ・・・思わずブワッと(涙

愛する人を亡くした事により、フレドリクセンの新たな人生の開幕です。

ここからは凄く楽しい。

無数の風船がボファッと花開くシーンは美しさ一杯で大感動。

一見、空飛ぶ家は『天空の城ラピュタ』のパズーとシータが乗っていた凧みたい。
風船の数が減り、落下していく家は、崩壊したラピュタみたい。

なんて、ふと思っちゃったけれど、目的の滝に付いてからは専ら歩いて家を引っ張り回すフレドリクセンに、爺さん体力すげぇな、と(笑)。

頑固なフレドリクセンと、呑気な少年ラッセルのドタバタ漫才風珍道中はコミカルな笑いが生まれるが、尊敬していたチャールズ・マンツと出会ってからの戦いにはワクワクとした冒険心を抱かせてくれます。

助け船を出す喋る犬にしろ、キャラクターがなんか可愛らしい。
仏頂面だったフレドリクセンが、純粋な心を持つラッセルの姿勢に溶け込み、徐々に顔に優しさが戻ってくる辺りには、ついつい私の顔も綻んできます。

ラッセルの父の代わりにバッジを付けてあげるフレドリクセンの‘感謝の気持ち’には素直に心が温かくなりました。

清々しく、心地よいエンドロールも素敵。

カールじいさんには末長く元気に、妻の分まで幸せに長生きして欲しいなぁ。。。
そんな事をふと思わせる温もりに満ち溢れたアニメーションでした。

受賞履歴:
2009年 第67回 ゴールデン・グローブ賞音楽賞 マイケル・ジアッキノ
2009年 第82回 アカデミー賞長編アニメ賞

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★
11/07/19DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-04-21
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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フレンチ・コネクション

2011年07月18日 23時19分24秒 | 洋画アクション
THE FRENCH CONNECTION/71年/米/105分/犯罪アクション/劇場公開
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー

<ストーリー>
仏米を結ぶ麻薬取引のルートを背景に、ジーン・ハックマン扮するドイル刑事が麻薬組織壊滅に執念を燃やす姿を描く、ドキュメンタリータッチの刑事アクション。
<感想>
犯罪アクションの傑作とも言われている本作をようやく観る事が出来ました。

地味な話ながらも見所は多く用意されていて満足いく出来。

電車の高架下をポパイ操る車が猛スピードで突っ走る終盤のシーンは、疾走感あるカメラワークが秀逸でワクワクさせてくれます。

あれだけの速度で走っておきながら激突しても普通に停車している電車には変な笑いが出てきましたけれど(笑)。
それと、押収した車を見るも無残にバラバラに解体しておきながら、短時間で元通りになっているのは何故に?
しかもそこで捕まえずに、わざわざアジトまで密売人を泳がせちゃう。
えらく遠回りな作戦ですね。
一網打尽にしたかったのかな。
にしても、最後に出てくるテロップを観た限りでは主犯格が御用になっていませんが。

ツッコミ所多々ありましたが、パワフルさで見せる、魅せられる作品ではあります。
寝る暇惜しんで犯人を追跡し続けるポパイというキャラクターが活き活きと描かれているのは好感。
演じるジーン・ハックマンも役にハマりこんでいて、作品を大いに盛り上げています。

感付いていない振りをしておきながら、上手くポパイを煙に巻く地下鉄電車を降りたり乗ったりの駆け引きシーンは最高にユーモラス。
思わず犯人のしてやったり顔と、ポパイの地団太を踏む姿に腹から笑ってしまいました。

未見の方は是非。
リアリティを追及したドキュメンタリー・タッチな手法が功を齎した異色の傑作アクションとなっています。

受賞履歴:
1971年 第44回 アカデミー賞作品賞
1971年 第44回 アカデミー賞監督賞 ウィリアム・フリードキン
1971年 第44回 アカデミー賞主演男優賞 ジーン・ハックマン
1971年 第29回 ゴールデン・グローブ賞作品賞<ドラマ部門>
1971年 第29回 ゴールデン・グローブ賞主演男優賞<ドラマ部門> ジーン・ハックマン
1971年 第29回 ゴールデン・グローブ賞監督賞 ウィリアム・フリードキン

評価:★★★★
11/07/18DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2002-08-02
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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板尾創路の脱獄王

2011年07月18日 23時19分07秒 | 邦画コメディ
09年/日本/94分/ミステリー・サスペンス・コメディ/劇場公開
監督:板尾創路
企画:板尾創路
脚本:板尾創路、山口雄大
特殊メイク:西村喜廣
特殊造型:西村喜廣
編集:山口雄大
クリエイティブディレクター:山口雄大

出演:板尾創路、國村隼、オール巨人、阿藤快、木下ほうか、津田寛治、海原やすよ、海原ともこ、くまだまさし、綾部祐二、大西ライオン、長澤つぐみ、木村祐一、宮迫博之、千原せいじ、ぼんちおさむ、石坂浩二

<ストーリー>
幾度となく脱獄を繰り返し、いつしか“脱獄王”と呼ばれるようになった鈴木雅之は、脱出不可能といわれる監獄島へ移送されることになる。
<感想>
鈴木は何故、脱獄を繰り返すのか。
大きな抵抗する事もなく、遠くに逃げる訳でもなく、必ず線路で捕まるのは何故なのか。

全ては最後に送られる離島の監獄へと謎は結びついていきます。

歌は歌うがセリフは皆無な板尾の役は面白いです。
あらゆる脱獄方法もアイデアを引っ張り出してきていて愉快でもあります。
特に、看守をバカにして殴られ蹴られを自ら進んで味わい、血まみれになる理由なんかも脱獄手段としては成程納得ですしね。

囚人役や看守役で多くの吉本芸人が出ているのは楽しめるかと。
ギャラ安いんだろうなぁ(笑)。

タイトル2度出しはユニークで好き。

「鈴木、間違っているぞ・・・」
ラストのセリフは笑えたんだけど、良く良く考えたら何故そこにパラグライダーがあったのかが、本作一番の謎であり、しっくりこないんですが^^;
それまであったシュールなコメディをラストによって全て台無しにしちゃっている気がする。
なんでそんな突拍子もないものを持ってきたんだか。。。
多分、このオチを見せたいが為の映画だったんだろうな。
何かムカつく(苦笑)。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
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悪夢のエレベーター

2011年07月18日 22時06分11秒 | 邦画コメディ
09年/日本/105分/ミステリー・コメディ/劇場公開
監督:堀部圭亮
原作:木下半太『悪夢のエレベーター』
脚本:堀部圭亮
特殊メイク:西村喜廣
残酷効果:西村喜廣
特殊造形:西村喜廣

出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工、本上まなみ、長澤つぐみ

<ストーリー>
エレベーターに閉じ込められたワケあり気な男女4人。助けを呼ぶ手段のない非常事態の中、4人はなぜか互いの秘密を暴露し合い…。
<感想>
数少ない登場人物の中でも、管理人のおっさんが一番インパクト残しています。
正直、キモい。

エレベーター内に閉じ込められた男女4人。
訳有りの既婚男性、大阪弁を喋る空き巣男、自殺願望を持つゴスロリ少女、全身緑色ジャージのエスパー男。

ワンシチュエーション映画かと思いきや正味40分弱で密室劇は終了。

下手したらグダグダに成りかねない、4人の正体なるものが後半展開していくんですが、これがかなり一癖あって見応えあります。
そういう経緯で密室劇に発展したんやね、と。
三郎とカオルと静夫の表の顔が明らかになるんですが、前半の裏の顔とはかなりギャップがあって笑わせてくれます。

3千円で購入した秘密のスプーン。
オカマの1人がグニャグニャに曲げちゃうシーンは噴き出しちゃいました。

エレベーター内の監視カメラと、管理人の部屋にあるTVモニターの引っ掛け具合も一つのオチとしては絶妙。

最大のオチはゴスロリ少女、カオルの存在。
彼女が慕う姉、斎藤工演じる男の妊娠中の妻、彼の不倫行為なるものが見事に繋がりを持たせていて、予想外の結末へと導いてくれています。

完全犯罪こそがカオルの願いであり、思惑通り。

もし、カオルが雇われなかったらどうしたんだろう、そんな疑問点も浮かびますが。

でも私はかなり面白い映画になっていると感じました。
前半の単なる密室劇が、後半では復讐劇になるとはね。
無駄のない細かい所までのネタバラシ進行が後に来て実に痛快で、久々に捻りの効いたミステリーを楽しませて貰ったという思いで一杯です。

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
11/07/17DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-03-19
メーカー:日活
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