昨日所用で石巻に行ったので、ちょっと足を伸ばして母の故郷へお墓参りに行ってきました。
旧河北町釜谷地区。あの津波で多くの児童が犠牲になった大川小学校のある小さな町です。
震災直後に「釜谷がなくなった!!」と聞き、十日後に行った際の衝撃は忘れられません。道路を挟んで立ち並んでいた家々は土台を残して流され、あの大川小学校と診療所の建物だけがかろうじて残っていただけでした。
小学生の頃、休みになるとしょっちゅう遊びに行っていた釜谷。楽しい思い出ばかりで、そのあまりの変わり様にあれ以来何となく足が遠のき、無意識に行くのを避けていたように思います。
昨日もあまり気は進まなかったんですが、二年以上お墓参りしていなかったし思い切って行ってみました。
長面海岸に続く道路こそ大分キレイに直され電柱こそ立ち並びましたが、その道路を行きかうのは復旧作業のダンプばかり。
当たり前のことですが今この町に"生活の音や匂い"が全くないんです。多分他の人が住めなくなった被災地もそうなんでしょうけど、これってとても不思議でとても違和感があってとても悲しいことです。
震災の前にはすでに母の実家はなくなっていたんですが、この町は僕にとっては山や川、田んぼや沼、そして海での遊びを教わった思い入れのある土地です。
いつまでも震災を引きずるつもりはありません。
でもこうして(人が住めなくなった)被災地に来てみると、復興というのはまだまだずっと先にあるんだなぁ...と実感します。
僕が釜谷に来ると真っ先に遊びに行っていた近所のお寺がありました。大川小学校のすぐ近くです。その建物は流され、門前にあった池がかろうじて残っていました。周囲には細かい瓦礫が散乱したまんまです。
ザリガニやドジョウやフナを釣って遊んだ場所です。お寺の跡地にはこのような立派な観音様が建立され、大川小学校を見守るように佇んでいます。
母方のお墓、菩提寺、この観音様、そして小学校とお線香をあげお参りしてきました。今更ながら悲しくてやるせなくて涙が止まりませんでした。
改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、この地でまだ行方の分からないお子さんたちが一日も早く見つかることを祈っています。
ブルースの「ネバーエンディング・レッキング・ボール・ツアー」(ホントいつまでやるの?)、ついに未開の大地に足を踏み入れます。
オーストラリア公演の直前に初の南アフリカ公演。
まさか一月発売がウワサされる(多分ガセ)ニュー・アルバムのツアー?
http://brucespringsteen.net/news/2013/bruce-to-play-south-africa-for-the-first-time-ever
日本はどうなる!?
来ないなら来ないってはっきり言ってもらえば悶々とした日々を過ごさずに済むんですよね