これほど青臭い高校生の胸を熱くする映画があるでしょうか?
「ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター版」予告編
初公開当時高校二年生だった僕は、この作品が発するあまりの熱量に三日三晩やられっぱなしでした。
つい二日前にも観たばかりですが、何度観てもユニバーサル映画のタイトル~A Rock’n Roll Fable~「ノーホエア・ファースト」のくだり(もっと言えば”帰ってきて”タイプライターの手紙~お姉ちゃんリヴァのお店での大立ち回り辺りまで)は映画の導入部のお手本だと思います。
この作品で注目されたウィレム・デフォーは『プラトーン』でまるっきり逆の善人に成りすまして大成功したし、男より男らしいマッコイを演じたエイミー・マディガンは『フィールド・オブ・ドリームス』で典型的な可愛らしい(けど芯の強い)アメリカ中西部の奥さんになっちゃうし、あまりにも演技力に難のあったマイケル・パレ(この映画ではカッコ良かったのに後が続かなかった。『フィラデルフィア・エクスペリメント』なんて災いのような作品だった)と歌えずに歌唱シーンを吹き替えられてしまったダイアン・レインを完全に食ってしまいました。
でもそんな力不足(でもカッコ良かった)の主役二人を割り引いても有り余る物凄いパワーがある作品だからこそ、今でも人気があるんでしょうね。
さあ、今夜は大きなスクリーンで高校時代にタイムスリップしてきます。
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当時の前売り券。確か同時上映は『俺たちのナントカ』っていうBムービーでした。
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前売りを買うともらえた缶バッヂ。昔はピンズなんてなかった。