表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

師走の裏通り

2017-11-30 10:27:20 | 焙煎珈琲裏通り
さあ、いよいよ『最後のジェダイ』公開です。先行プレミア上映会のある14日(木)はどんなコトがあっても(ブルースがくるなら話は別)早仕舞いします。

あ、明日はローリング・ストーンズの新作(?)の発売日なので、市場調査も兼ねて開店を一時間遅らせます。

それ以外は(学校に行く用事は別として)殆ど店にいます。
但し恒例の冬のギフトシーズンのため、喫茶の営業のみお休みする場合がありますのでご注意ください。



年末は一応30日まで(多分)、年明けは1月8日より(多分)営業する予定です。



ブルースのブロードウェイ公演が大好評のため来年6月まで延長されました。ということはその後のオフ期間も含めて、少なくても来年夏までは来日公演は絶対にありませんね。
良かった?のか残念なのか...ブロードウェイ行きたいなぁ。

ペレットストーブってどうなの?

2017-11-24 10:58:24 | 焙煎珈琲裏通り
「ペレットストーブってどうなの?」これ、よくお客様から聞かれます。僕はメーカーの人じゃないので、実際に毎日使用してのメリット・デメリットは包み隠さずお話しています。

ウチで使用しているのは(株)さいかい産業の MT―311 SUMITA。一般家庭で言えば約12畳ほどの店内の暖房としてはちょうど良いサイズです。



当店が今の場所に移転してもうすぐ三年になります。移転と同時に使い始めたペレットストーブ。実際使ってみた感想を書きだしてみたいと思います。
使用期間は10月の終わりから翌春4月中旬頃までの約5ヶ月。


≪良いトコロ≫
① 設置が簡単(詳しくは後述します)
② 炎が見えるので、視覚的にも暖かい(眺めていると眠くなります)
③ 熱せられた鋳物からの放射熱の柔らかい暖かさは格別
④ 燃料費の安さ(こちらも後述します)
⑤ 壊れにくい(今のところ壊れていません)
⑥ 薪ストーブに比べて普段のメンテナンスが簡単
⑦ ストーブをきっかけにお客様との話が盛り上がる(場合もあるw)

まず①の設置についての一番のメリットは 壁や家具からあまり離さなくても問題のないところ
...です。鋳物で出来ているので天板や正面は熱いけど、サイドは遮熱板のおかげで殆ど熱くなりません。これがだるまストーブなんかだと、こうは設置できませんもんね。雰囲気を出すのに周りをレンガなんかで囲うのも良いけど、赤いヤカンの後ろに見える給排気用のダクト(コレは壁に穴を開けなきゃいけません)工事を含めてもポン付け出来るのは魅力です。

続いては④の燃費について。
ウチでは(株)イワクラのトム・ペレットを使っています。色々なペレットを試してみましたが、個人的な相性の良さと燃焼効率の良さで、ずっとこれを愛用しています。



朝の8時30分頃に着火し、大体連日20時過ぎまで約12時間燃焼。あまり火力を上げていない(それでも十分な暖かさ)せいもあると思いますが、一日のは使用量は5㌔程度。家庭用のペレットは一体10㌔が多いので、一日で半分しか使いません。
寒い日は補助的にエアコンか小さなファンヒーターを使います。ストーブ単体でのランニングコスト(ファン等を回す電気も含めて)は平均¥300/日 位じゃないでしょうか。


続いては
≪あまり良くないトコロ≫
① 決して安いものじゃないので、初期投資がかかる
② 燃料(ペレット)の入手(まだまだ販売店が少ない)と保管場所(結構場所はとります)
③ 温まるまで時間がかかる
④ 石油ストーブなんかと比べたら手間がかかる(後述しますが、全然手間じゃないです)
⑤ 未使用の期間はジャマ

何と言っても設置時点で一番お金がかかるのですが、その他に関しては正直あまりデメリットは感じていません。

では④。一番良く聞かれる「掃除」についても、慣れれば全然手間なんかじゃありません。この程度の作業を面倒だと感じる方はやめた方が良いですね。古いクルマに乗る前の儀式(ボンネットを開けてオイルや水のチェック、チョークを引いてしばらく暖気とか)っぽいので僕は大好きです。
毎日店を閉めるときにスイッチを切って一晩放置します。すると翌朝には確実に冷えているので、お掃除開始

扉を開けるとこんな感じ。前日のペレットは燃え尽きて灰になっています。気になるのはガラスの窓。煤で白くなってしまうので、キレイに拭いてあげたい箇所です。
僕はアルコール・スプレーを使っています。キレイになるのでおススメです。


燃焼ポッドと受け皿も灰だらけ。普段は外して掃除機で吸い取るだけですが、今回は燃えカスの量をお見せするために灰をバットに移してみました。灰に混じっているペレットは、運よく燃焼ポッドに落ちずに生き残ったヤツらです(笑)



ご覧の通り川砂と海砂の中間位のサラサラとした灰です。
個人的な感想ですが、ホワイト・ペレットを使った後の灰はもっと細かくてペタ~っとこびりつく感じがするので、掃除のし易さからも全木ペレットが良いと思います。あ、もちろん好みの問題ですので色々お試しください。

設置を迷われている方は、是非一度実際に使っている方のお話を聞いてみてください。そして出来れば燃えているところを見せてもらってください。

結論として、諸手を挙げて100%おススメはしないけど、設置する環境が許されて、尚且つ気に入ったモデルがあるのであれば思い切って使ってみましょう!!




Artists for Grenfell - Bridge Over Troubled Water (Official Video)

2017-11-11 14:29:40 | 音楽
来日中のアート・ガーファンクル。昨日は仙台公演ということで行ってきました。




ステージは至ってシンプル極まりないもの。キーボード(&ピアノ)とアコースティック・ギターのみ。
センターのピアノの前に置かれた小さな椅子がアーティの定位置。



久し振りに会ったアーティはすっかりおじいちゃん。背中も丸まってちっちゃくなったように見えましたが、数年前に発症した声帯麻痺から復活し(前回2014年は未見)まずまず元気そうで一安心。

観客の大半も僕らよりずっと年上の先輩諸氏。会場内の色彩がグレーや茶系で、何だか地味な感じです。原色のお召し物の方は殆どいらっしゃいませんでした。比べてみると、去年のドンさんラスト・ツアーだったベンチャーズよりも平均年齢は高かったですね。この中に入れば僕なんてまだまだひよっこ。年季が違い過ぎです。
みなさんきっと若かりし頃にサイモン&ガーファンクルの音楽に魅了された方々なんでしょうね。

予定時刻を少し過ぎた辺りコンサートは静かに始まりました。ホントにとっても静かに。
途中なが~いお喋り(4割しか分かりませんでした)を挟みながら40分ほどで一旦休憩。
先日76歳になられ、病み上がり?なご本人も長い時間は辛いでしょうし、お客さんも結構なお年。この休憩は致し方ないですね。

約15分の休憩を挟んで後半のステージ。後半はアーティも気力を振り絞ってのステージを見せてくれました。
アンコールまで含めても20時30分には終了、休憩を抜くと実質70~80分程度のコンパクトな中身でした。

今回はアーティの歌から入る結構大胆なアレンジだったので、まあそれはそれでも良かったけど、個人的にはピアノのイントロから入る"普通の"「明日に架ける橋」が聴きたかったな。
逆に「サウンド・オブ・サイレンス」はオリジナルよりも力の入ったコブシの効いたバージョンでした。

一番感じたのはアーティの声に張りがなかったこと。残念ながら高音がかすれて伸びがありませんでした。もちろんこれは往年のものと比べての話。76という年齢と例の病気を考えれば驚異的な歌声です。
でもちょっとだけ年下のポール(マッカートニーの方。ステージでもアーティは盛んにサイモンとの違いを話していたけど)やミック・ジャガーの体力って凄まじいってことが良く分かりました。

もしかするとこれがアーティと会える最後の機会になるかも知れません。今回のステージをいつまでも記憶に留めておきたいと思います。

あ、そう言えば「スカボロウ・フェア」って僕と同い年なんですね。


Artists for Grenfell - Bridge Over Troubled Water (Official Video)

"Unfinished Buisiness": Stevie & Sir Paul in London

2017-11-09 18:26:46 | ブルース・スプリングスティーン
リトル・スティ-ブンとポール・マッカートニーが共演!!というよりもポールがスティーブンのステージに飛び入り参加して「アイ・ソ・ハー・スターディング・ゼア」を演奏。

二人が同じステージに立つのは、例のハイド・パークの「電源落とされ事件」以来。

このニュースを最初に聞いてYouTubeで観客が撮った映像は観たけど、オフィシャル(俗に言うプロショット)も存在したんですね。

<iframe src="https://player.vimeo.com/video/241488692" width="640" height="360" frameborder="0" webkitallowfullscreen mozallowfullscreen allowfullscreen></iframe>

やっぱりポールって良い人なんだろうな(#^.^#)

チャイムス・オブ・フリーダム

2017-11-07 13:42:08 | ブルース・スプリングスティーン
今から約30年前。ネットもまだ普及する前だったのに、この情報をどこで入手したのかは記憶にありません。

7月3日(もしかしたら日本時間の4日?)確か21時かその辺の時間から、ブルース・スプリングスティーンの最新ライヴ全世界同時衛星生中継!!

当時独り暮らしでラジオのチューナーを持っていなかった(CDデッキもまだなかった)僕は急いで電器屋さんに(文字通り)走りましたよ。

初めてリアルタイムで体験するブルースのライヴを目前にして、オーディオ機器の前に正座してその時を待っていた記憶はあります。「途中でチューニング狂ったり、電波不調になったらどうしよう...」ドキドキでした。
番組が始まり、現地でのステージがスタートするまで約30分、番組MCがブルースの曲を幾つかかけトークで繋いでいた(聴いちゃいなかったけど)その時!!
MCが「おや?何か聴こえてきましたよ云々...」みたいな感じで「トンネル・オブ・ラブ」のイントロが流れてきました。あの瞬間の感動は忘れられません。

世界中のブルース・ファンとこの瞬間を共有しているんだなぁ~と感慨に耽っていました。

Tunnel of Love
Boom Boom
Adam Raised a Cain
The River
All That Heaven Will Allow
Seeds
Roulette
Cover Me
Brilliant Disguise
Tougher Than The Rest
Spare Parts
War
Born in the U.S.A.
Chimes Of Freedom

OAはここまでの14曲、約90分。今見れば全く面白くないセットリストですが、その後初めてブルースのステージを目の当たりにする(この時は夢にも思いませんでしたが)アムネスティ・インターナショナルのヒューマン・ライツ・ナウ・ツアーへの参加表明と、テーマソングのようなボブ・ディランの「チャイムス・オブ・フリーダム」のお披露目。そこがこの生中継のキモだったんですよね。
この曲ものちに12㌅のミニ・アルバムに収録され気軽に聴けるようになりました。

まあ、それじゃなくてもブルースのライブ音源に飢えていた時代。ブート盤を買い漁ってはダマされ(もちろん当たりもあったけど)、ノイズの遥か彼方から辛うじて聴こえる演奏に耳を澄ませていた時代。
それがエアチェックだとしてもオフィシャルの音源だったワケだから、嬉しいのなんのって(#^.^#)
うちでも出先(ウオークマンで)でも毎日テープが伸びるまで聴いていたのは言うまでもありません。

なので、この日のライブのアーカイブ・シリーズ登場は嬉しい限りです。

Paradise By The "C"
Who Do You Love?
She's the One
You Can Look (But You Better Not Touch)
I'm A Coward
I'm On Fire
Downbound Train
Because the Night
Dancing in the Dark
Light Of Day
Born to Run
Hungry Heart
Glory Days
Can't Help Falling In Love
Bobby Jean
Cadillac Ranch
Tenth Avenue Freeze-Out
Sweet Soul Music
Raise Your Hand
Quarter To Three
Twist and Shout

さあ、ダウンロードしながらCDも注文しなきゃ。