表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

ありがとうジョニー!Without Love~睦月の裏通り

2024-12-29 13:51:24 | 焙煎珈琲裏通り

12月21日、今年のロック系の出来事で一番ショックなニュースが流れてきました(二番目はブルースのライヴ音源が日本で購入できなくなったこと)。

https://www-southsidejohnny-com.translate.goog/?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja

サウスサイド・ジョニーのライヴ活動からの引退という衝撃の発表は、ホントに泣きました。

初来日時は来たことも知らず、初めて会えたのはその30年後。2017年9月のビルボード・ライヴでした。同時期にデュラン・デュランがナイル・ロジャースさんと武道館公演を開催したせいで、ジョニーのショウは一日(2公演)しか観れなかったけど、ウワサ以上に熱いステージをみせてもらいました。

https://billboard-japan.com/special/detail/2073

握手してサインももらえたし。その節はありがとうございました。

Southside Johnny and the Asbury Jukes, Without Love

そして僕はアズベリー・ジュークスとのセカンドアルバム、リトル・スティーヴンがプロデュースした『ディス・タイム・イッツ・フォー・リアル』のA面2曲目「ウィズアウト・ラブ」が大好きです。

ジョン・ボン・ジョヴィが敬愛する、ジャージー・ショアのローカルヒーローにもう一度会いたかったなぁ。

 

【睦月の裏通り】

皆さま2024年も大変お世話になりました。相変わらず多くのお客さまから「せっかく行ったのに閉まってた」という賞賛のお言葉を頂き、来年は今年以上に(各活動が本格化するので一層不在がちだけど)頑張らねば(何を?)と心に誓った年末でした。

きっと僕の発信の仕方が良くないんでしょうけど、急用でいなくなる時は必ず何らかの方法(大概はFacebookページ)でひっそりとお知らせはしています。もちろんそれを見てもらえないのなら、結果お伝えしていないのと同じかも知れませんが、決して黙っていなくなることはありません。

裏通りの年末年始は、12月31日~1月5日までお休みです。個人的には”永遠の喪中”(2025年も年賀状、新年のご挨拶は欠礼いたします)なので正月を祝うようなことは一切しないし、特にどこにも出かけない(映画三昧)けど、探さないでくださいね。

今のところ(ここがミソ!)年明けはご覧の通り殆ど営業です。でもカレンダーにダマされちゃダメですよ。

 

それでは皆さま良いお年をお迎えください。2025年も宜しくお願い致します。


ワタナベさんの思い出

2024-12-20 17:28:42 | 独り言

読売新聞社主筆の渡辺恒雄さんが逝去されました。御年98歳。

讀賣(NPBのあのチーム)のオーナーをなされていた頃は、コメントの一部を切り取られそれを大々的に報道されたせいもあって良い印象は全くありませんでした。もちろんあの球団のドンっていうのも大きかったけど。

 

僕は今までにオーラを発している方に三回お会いしました。

最初は高倉健さん。当時勤めていた映画関連の会社の階段でばったりお会いしたんですが、とても腰の低い丁寧に(僕みたいな若造にすら)ご挨拶をしてくださる方でした。

その高倉さんの周りを覆っていたのが、天井にも届こうかというほどの虹色に輝くオーラでした。圧倒されました。そのせいでサインを頂くのも忘れてしまったのは未だに悔やんでいます。

 

二度目はまだ宮城で男子ゴルフツアーをやっていた頃の話です。当時テレビ番組制作会社にいた僕は、ゴルフの細かいルールすら知らず中継現場、しかも放送席周りのアシスタント(雑用です)として現場に派遣されました。

その時、選手関係者用のお手洗いで(まさに身体同様)大きな声で話しながらジャンボ尾崎プロが隣にいらっしゃいました。あまりの迫力に用を足していた僕は全ての機能を失い静止してしまいました。

見上げた(だって名の通り天井に頭がぶつかるんじゃないかってくらい背が高くて体格の良い)ジャンボさんの身体からは「火事!?」と見間違えるほどの真っ赤なオーラが発せられていました。

 

そして三人目が渡辺恒雄さんです。

渡辺さんが球団会長か顧問をやられていた頃だと思います。たまたま水道橋の屋根付き野球場のVIPルームにウチ(勿論タイガース)の試合の際にご招待頂き、居心地の悪さを感じながらも優越感(もう二度とないだろうし)に浸りながら高い位置から試合を観戦していました。

その頃まだ喫煙者だった僕は、喫煙所を探してVIPルームの廊下を彷徨っていました。廊下はフカフカの絨毯だったような記憶がありますが、その後に起こった奇跡的な出来事のせいで、試合内容・結果も含め何をご馳走になったのかすら覚えていません。

ようやく喫煙できる場所を見つけ煙草を一本吸い終わって部屋に戻ろうとしたら、あの渡辺さんが鬼のような形相でこちらに向かってきました。

「あ。ナベツネだ」僕は心の中でそう叫びました。まさかあのナベツネさんにお目にかかれるなんて思ってもみませんでしたから。

多分自チームが劣勢だったんでしょうね。渡辺さんは同行していた方を叱責しながら腰を下ろし、葉巻かパイプに火をつけて一息ついたとき僕と目が合いました。だって僕は何かに取り憑かれたかのように渡辺さんの一挙手一投足を目で追っていたので、渡辺さんも僕の視線に気が付いたのでしょう。それほど広くないラウンジでしたから。

思わず僕は背筋を伸ばして「こんにちは」と頭を下げながら渡辺さんに挨拶しました。

ニュースや新聞で拝見する通りの渡辺さんの周りには、これは僕の思い込みだとは思いますが黒いオーラが立ち上っていました。もしかしたら高倉さん同様虹色のオーラだったのかもしれません。しかし今では、僕の偏見や偏った報道で刷り込まれたイメージのせいで黒に見えたんだと信じています。

だってその時の渡辺さん、こんな僕の挨拶に対してドスの効いた声で「おう!」と一言手を挙げて応えてくださいましたもん。

それからというもの僕は渡辺さんに対する偏見は全くなくなりました。単純なもんですね(笑)

 

しかし、改めて渡辺さんの経歴を拝見すると凄まじい人生を送ってこられた方ですよね。渡辺さんの前ではもはや善悪なんてものはどうでも良くて、ホントに心の底から畏敬の念しか沸いてきません。

でもここは敢えて、ナベツネさんと呼ばせて頂きます。

 

 

ナベツネさんどうぞ安らかに...。

お会いした際もこんな雰囲気でした。


Christmas (Baby Please Come Home)

2024-12-20 17:04:46 | Pops

名作『リーサル・ウェポン』でダニー・グローバー演じるロジャー・マータフ警部補の愛すべき奥方、トリッシュ・マータフを貫禄十分に、そして愛嬌たっぷりに演じたダーレン・ラヴさん。

この頃既にフィル・スペクターが大好きだった僕は、てっきり歌手を辞めて役者さんに転身したのかと思っていました。だってそれほど上手いんですもん。

しかしその5年後、『ホーム・アローン2』の主題歌「ひとりぼっちのクリスマス」でEストリート・バンドと共演。最高にゴキゲンなクリスマスソングを聴かせてくれました。

https://youtu.be/r1uJPGRfO5Y?si=-6kGXYUX615_eF6L

御歳83歳のダーレンさん。多分日本にいらしたことはないのかな?一度このパワフルでソウルフルでカッコ良い歌声を目の前で聴いてみたいものです。

できれば今回のようにリトル・スティーヴンとバンド、それにポール・シェイファーも引き連れて。

Darlene Love: Christmas (Baby Please Come Home) ft. Little Steven & The Disciples of Soul

ステキすぎます。大好きです。ダーレンさん。

 


Calendar Girl~ウラ・カレンダーとシュトーレン

2024-12-03 18:08:05 | 焙煎珈琲裏通り

今年もこの季節がやってきました!

Calendar Girl

裏通り冬の風物詩、ウラ・カレンダー発売開始します。

デザインは一切変わらず、いつものヤツです。自分で言うのもなんですが便利です。スケジュールが書き込めるのでとっても便利です。しっかり六曜も入っているので意外に重宝します。やっぱり六曜は大事ですよね。

でも、普段スマホなんかでスケジュール管理している方には不向きです。未だに手帳や壁掛けカレンダーに(見えるように)予定を書き込むのが習慣になっている世代にはおススメしますよ。

今年も売り上げの一部(原価を抜いた分)は全て小児がん支援に寄付しますので、皆さまのご協力を宜しくお願い致します。但し数に限りがありますのでお早めにどうぞ。

 

そして先ほどアトリエデリス謹製の1㌔シュトーレン、第一弾が入荷しました。佐々木シェフ曰く「まだ食うなよ」ですって。寝かせれば寝かせる程美味しくなります。ガマンした人だけが到達できる境地を是非味わって頂きたいですね。

こちらはまだ数に余裕がありますが、お早めの予約をおススメします。

 

今日は12月とは思えない暖かさだけど、カレンダーとシュトーレンのおかげで一気に師走感アップの裏通りです。

遠くに見える蔵王連峰の雪。やっぱり少な目ですね。