表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

ガーデンの思い出 その①

2016-04-29 23:46:33 | ブルース・スプリングスティーン
ついに配信及びCDの販売が始まりました‼️僕にとっての記念日、2016年3月28日のマジソンスクエアガーデン公演。ダウンロードした音源を聴きながらガーデンの思い出を綴ってみたいと思います。あくまでも個人的な内容なので興味のない方は読み飛ばしてください(^-^)

http://m.live.brucespringsteen.net/bsmobile.asp#show?show=13587


この日のステージは控えめに表現しても他のステージと比べてバンドの勢い、ブルースの気合いの入り方、観客の熱狂度、演奏のクオリティの高さetc..どれをとっても群を抜いているように思います。
もちろんこれは"思い入れ"という何重にも重ねられたフィルターのせいもあるでしょう。LA公演もどれも素晴らしかったし、最終のブルックリンの二日間もきっとスゴかったことでしょう。初期のニュージャージーやニューヨークも聴いているだけでワクワクしました。初日のピッツバーグ公演の緊張感も大好きです。
14日から始まるヨーロッパ・ツアーも相当盛り上がるだろうし、歴史的な名演が聴けるかも知れません。

それでもやはり何度聴いてもこの日は別格です。オープニングの大歓声から「ミート・ミー・イン・ザ・シティ」間奏部の"マイ・スノーピープル!!"のMC。一曲目からEストリート・バンドも全開(特にマックスとジェイキー)。のっけから一体感に包まれた会場の雰囲気は圧巻でした。
曲間に至るところから湧き上がる地鳴りのような"ブルゥ~~ス"コールの嵐、ざっと会場を見まわした感じでは観客の平均年齢は五十過ぎくらいなのに、この湧き上がるエネルギーは何?って感じでした。

続いてお決まりの『ザ・リバー』のお話があって「タイズ・ザット・バインド」でステージと客席の絆が一層深まり、大好きな「愛しのシェリー」。ブルースに煽られれなくても当然ニューヨークの"パーティー・ノイズ"はスゴいし、ツアー前半では不安定だったジェイクのサックスもキマりまくり。パティのコーラスも絶好調で一気にヒートアップ。初めてナマで聴いたこの曲でまず大号泣。
そして「ジャクソン刑務所」~「二つの鼓動」と続くロックン・ロール、特にスティーヴが復帰してからは定番となった後者の二人のデュエットはシビれましたね~。スティーヴ(動く彼をナマで見るのは初でした)もクスリでもやってるの?ってくらいのハイ・テンションでブルースに被さっていきます。やっぱりライヴ向きの曲なんですね。
怒涛のロックン・ロールが4曲続いた後の「独立の日」。お約束のブルースのMCで観客はようやく着席(GAエリア以外)してこのキレイな曲に聴き入ります。でもこのタイミングで席を立ってビールを買いに行く人も多数いました。日本じゃあまり見かけませんが、向こうの方々は結構「あ、ビール無くなったから買いにいくか」みたいな感じで平気で出歩きます。前回ニュー・ジャージーで観たときはそんなにいませんでいたけどね~。僕的には「え?この曲聴かないでビール??」みたいな(笑)

前半のハイライトはもちろん「ハングリー・ハート」&「表通りにとびだして」。どの曲もみんな大合唱だけど、特にスゴかったのは「ハングリー・ハート」。僕も一緒に歌えて気持ち良かったです。ブルースのクラウド・サーフィン(でしたっけ?)で客席を泳いでステージでジェイクと合流。このタイミングが何とも絶妙なんですよね。これはブルースと観客の間の信頼関係がなきゃ上手くいかないですもんね。果たして日本で出来るんでしょうか?チャーリーのオルガンもとてもカッコ良かったです。
続く「表通りにとびだして」。ここまで完全にサポートに徹していたニルスとスージィがようやくフューチャーされ、とにかく楽しいステージが繰り広げられました。リユニオン・ツアー時のような間延び(あれも良かったけど)もせず、比較的オリジナルに忠実にこの曲の持つ"旨み"が凝縮されていたように思います。レコード・コレクターズ誌2016年1月号にも「この曲は観客を煽るアンセムとなる運命を持っていた」と書かれていたように、どんなカタチでも盛り上がる曲ですね。この二曲でまた僕は号泣しながら歌っていました。
オリジナルはあまり好きじゃなかった「クラッシュ・オン・ユー」が、とてもライヴ映えする曲だということを発見したのも意外でした。青筋立ててシャウトするブルースの勢いにやられたのかも。そこから一気に「ユー・キャン・ルック」まで続くアナログ盤B面のロックン・ロール・パーティー的な流れも改めて聴くと迫力満点。まさに息つく間もなくって感じです。この曲は三人(ブルース、スティーヴ、ニルス)のギター・バトルも聴きどころ。
そこからちょっとペースダウン。一転してとってもメランコリティックな優しいイントロとブルースのMCが楽しい(雰囲気が他所と違って聞こえます)ラブソング「アイ・ワナ・マリー・ユー」。実はここまでで一番長い(約11分)曲なんです。ブルースも情感を込めてしっとりと歌ってくれます。やっぱり良い曲ですね~。
そして今ツアーの表題曲「リバー」がブルースのハーモニカと共にスタート。ここも勿論大合唱。トリハダ立ちました。「リバー」もオリジナルに忠実に再現してくれて嬉しかったですね。でもこんなに暗い内容の歌をみんなで歌うって不思議でならなかったんですが、実際一緒に歌うことで(救いようのない不幸な)登場人物の「俺とメアリー」が救われるんじゃないかなぁ~なんて気がしました。このツアー以降、もしかして封印されちゃったりしないですよね?

と、ここまであの日の思い出を織り込みながらアルバム①を僕なりに振り返ってみました。あくまでも"独り言"のような内容ですが許してください。
アルバム②と、第二部~アンコールまでの思い出話はまた後日。


5月の裏通り2016

2016-04-28 11:01:11 | 焙煎珈琲裏通り
魂が抜けたまんま過ごした4月。奇しくも今日は天国(ガーデン)に行ってからちょうど一ヶ月。このまんま立ち直れずにダメな人間になってしまいそうな5月の裏通りです。



言うまでもありませんが、あくまでも現時点での予定です。
言うまでもありませんが、赤く塗られた日はほぼ子供たちの野球です。
言うまでもありませんが...やめておきます。

5月は打ち合わせ等が結構入るため(午前中が多いと思います)ご来店の際はお電話を頂くか、Facebook【焙煎珈琲裏通り】のページにてご確認頂ければ嬉しいです。

撮影地:グランド・ゼロ

アメリカ公演千秋楽

2016-04-26 13:06:58 | ブルース・スプリングスティーン
一昨日の「パープル・レイン」の余韻冷めやらぬ中、先程終了したリバー・ツアー北米シリーズの千秋楽ブルックリン公演のセットリストがアップされました。

Start Time: 8:18

Setlist
1. Meet Me In The City
2. The Ties That Bind
3. Sherry Darling
4. Jackson Cage
5. Two Hearts
6. Independence Day
7. Hungry Heart
8. Out In The Street
9. Crush On You
10. You Can Look (But You Better Not Touch)
11. I Wanna Marry You
12. The River
13. Point Blank
14. Cadillac Ranch
15. I’m A Rocker
16. Fade Away
17. Stolen Car
18. Ramrod
19. The Price You Pay
20. Drive All Night
21. Wreck On The Highway

22. BOOM BOOM
23. Loose Ends
24. BLINDED BY THE LIGHT (sung by a 10 year old)
25. TRAPPED
26. Badlands
27. My Love Will Not Let You Down
28. Prove It All Night
30. Thunder Road
31. Purple Rain
32. Born To Run
33. Dancing In The Dark
34. Rosalita (Come Out Tonight)
35. Tenth Avenue Freeze-Out
36. Shout
37. Bobby Jean

Read more: http://springsteen.wickedlocal.com/2016/04/25/springsteenbrooklyn-2/#ixzz46tzuzaZO
Under Creative Commons License: Attribution Non-Commercial
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定番の『ザ・リバー』21曲の他に何と15曲!!ガーデンより7曲も多いじゃないですか!!
第二部のレア曲四連発に、アンコールの一発目に「パープル・レイン」。反則も良いところですね。最初迷ったんです。ガーデンも良いけど珍しいブルックリン公演、しかもアメリカの千秋楽なら絶対盛り上がるだろうって...やっぱりスゴかったようですね。

「トンネル・ツアー」当時の定番「ブーム・ブーム」に名曲「ルーズ・エンズ」、サイトに載ってた写真を見ると10歳の女の子が「頑張って歌ってみます」みたいなプラカードを掲げて歌った(であろう)「光で目もくらみ」、ジミー・クリフの「トラップト」。たまりませんね~

さてさて昨日は「パープル・レイン」の無料配信が始まりました。オフィシャルの映像も公開されました。アーカイヴ・シリーズもガーデンの直前に行われたシアトル公演まで出揃いました。今日明日には待望のガーデンの音源が配信されるでしょう。
二月に初日のピッツバーグ公演の配信以降、ガーデンの間際までそれこそ朝から晩まで様々な今ツアーの音源を中心にブルースばかり聴いていました。帰ったら一度リセットして(思い残すコトはなかったはずだから)色んな音楽を聴こう!!と心に誓ったはずなのに、3月28日以降、一層ビョーキが進行してしまったようです。毎日各地の音源を聴きまくりで、他の音楽を聴く機会が全くなくなっています。
さらに「もう死んでも悔いはない」とまで心の底から思いながら帰国したにも関わらず、「次は何処のヤツ観に行こうかなぁ~。ヨーロッパも久しく行ってないしなぁ~。でもヨーロッパの後多分アメリカ・ツアーがありそうだし、そっちにしようかなぁ~etc...」と良からぬ妄想に明け暮れている僕でした(笑)


Bruce Springsteen - PRINCE tribute PURPLE RAIN - Brooklyn - New York 23.4.2016

2016-04-25 12:31:45 | ブルース・スプリングスティーン
皆さんももうとっくにご覧になっているとは思いますが、一昨日のブルックリン公演で予想通り披露された故プリンスの名曲「パープル・レイン」。
プリンスは正直好きなアーティストではないし、音楽も僕の好みとはかけ離れているのであまり接点はありません。でもブルースとプリンスの間には同時期にしのぎを削った間柄(『パープル・レイン』がいなければ『ボーン・イン・ザU.S.A.』は...)。お互いを認め合っていたそうですね。何か不思議な感じはしますね。

でもこのツアー鉄板のオープニング曲「ミート・ミー・イン・ザ・シティ」をズラしてまで、しかも当日急遽決めてまで演奏した「パープル・レイン」。気持ちを込めていつも以上に丁寧に歌うブルースの姿に胸を打たれました。途中から涙が止まらなくなったのは言うまでもありません。
そして極めつけは各サイトでも絶賛されているニルスの超絶ギター・ソロ。まるで誰かが乗り移っているかのようなプレイでしたね。

プリンスの魂に合掌。


Bruce Springsteen - PRINCE tribute PURPLE RAIN - Multicam mix - Brooklyn - New York 23.4.2016

シーズン到来!!

2016-04-11 11:39:30 | カングー
本格的な野球シーズン到来です。我が家は小中高とそれぞれ野球をやっているので、毎週末どこかで何かの試合が行われ(現実問題として三つは見れないので)家族みんなバラバラ。一家離散状態が秋まで続くのです(笑)

そこで毎年活躍してくれるのがカングーくん。積載能力で言えば、正直(内貼りがないので)初期型が一番積めました。汚れも気にならなかったし。
しかし我が家の三代目もヒケをとらず頑張ってくれています。天井までギッシリ野球道具を積み込んで、しかもキャリアーには通称"とんぼ"(グランド整備用の道具)を引っかけて大会会場へ。


これじゃ車内は砂やドロだらけ。外装も気付かないうちに傷だらけになるのも当然ですね(^^)

だからイベントなんかでピカピカのカングーを見るとちょっと羨ましかったりもします。でも本来は商用車(と自分に言い聞かせていますが)。汚れてナンボ、小キズ上等!!使い込んだ道具のような雰囲気大好きです。

たまには洗車(僕は基本、年に数回です)してあげなきゃなぁ~。