表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

文月の裏通り

2018-06-29 16:26:45 | 焙煎珈琲裏通り
全国一億五千万の『スター・ウオーズ』ファンの皆様、スピンオフの新作『ハン・ソロ』はもうご覧になりましたか?
巷では随分と評価も低く、失敗作だ!駄作だ!と言われていますが、そんなに文句言うなら観なきゃ良いんです。僕的には全然そんなことはありません。『ローグ・ワン』のような大傑作だとは思いませんし、そりゃこれほどの幅広いファンを抱えるシリーズですから全ての人を満足させることは到底不可能です。配役にだって色々言いたいのは判ります。ストーリーにも確かに詰めの甘い部分はいっぱいあります。でもそれをひっくるめても十分楽しめる冒険活劇になっていると思いますよ。まあ、強いて言えば音楽だけは残念でしたねぇ。

皆様匿名で非難中傷するネットの情報に惑わされず、ご自分の目でお確かめください。



閑話休題。

今年も折り返しを過ぎた文月の裏通りです。



いよいよ夏の甲子園予選が始まります。14日以降は予選の結果如何で予定が変わっていくと思いますのでご了承ください。
そして相変わらず会議だ役員会だってしょっちゅう"通学"しているので、その点もご理解くださいね。


ずっと先の話ですが、11月26日東京出張です。


Shine A Light : Champagne & Reefer with Buddy Guy

2018-06-28 16:47:51 | Blues
バディ・ガイの新作『ザ・ブルース・イズ・アライヴ・アンド・ウェル』がリリースされました。前作『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』以来3年ぶり、相変わらずのネットリとした音が満載の全16曲。今日みたいなお日さまの見えないジメジメ蒸し暑い日のBGMには最高(個人の感想)です。特に12曲目「オー・ダディ」大好きです。



とは言え、僕はエラそうに彼を語れるほど聴いていません。どちらかと言えばB.Bキングの方が好きだったりもします。
でも2008年のマーティン・スコセッシ監督の『シャイン・ア・ライト』(これも個人的にはローリング・ストーンズの映像作品では最高峰だと思っています)の中盤、「シャンペン・アンド・リーファー」をミックと熱く掛け合いながら歌うバディ"マザーファッカー"ガイのカッコ良さにノックアウトされました。キースとロニーもひれ伏す貫録のステージ。バディ・ガイの前ではキースすらヒヨっこです。しかしエラそうにするでもなく、しっかりとローリング・ストーンズの面々を立てて(と言うより暖かく見守っているような感じ?)強烈なインパクトを残して去っていくバディ。ステージを降りる寸前にキースが「あなたに」と差し出すギターに(絶対これは撮影中のノリでしょうけど)一瞬ドギマギする姿が微笑ましいバディ。

一度ナマで観てみたいアーティストです。できればブルーノートのような場所で。

Shine A Light : Champagne & Reefer with Buddy Guy


ERIC CLAPTON: LIFE IN 12 BARS

2018-06-27 16:15:04 | Rock
このドキュメンタリー映像(映画?)は日本でも公開したのでしょうか?サントラを聴いてメチャクチャ観たくなりました。

まずサントラ(CD2枚組、全32曲)の構成が素晴らしい!


[CD1]
1. Big Bill Broonzy: Backwater Blues (4.07) The Big Bill Broonzy Story 1957
2. Muddy Waters: My Life Is Ruined (2.38) Chess single 1953
3. Muddy Waters: I Got Mojo Working (4.28) Live At Newport Jazz Festival 1960
4. The Yardbirds: I Wish You Would (2.19) – studio version
5. The Yardbirds: For Your Love (2.30) For Your Love 1965
6. John Mayall & The Bluesbreakers: Steppin’ Out (2.29) John Mayall Bluesbreakers with Eric Clapton 1966
7. John Mayall & The Bluesbreakers: All Your Love (3.37) John Mayall Bluesbreakers with Eric Clapton 1966
8. Cream: I Feel Free (2.57) Fresh Cream 1966
9. Cream: Strange Brew (2.50) Disraeli Gears 1967
10. Cream: Sunshine of Your Love (4.12) – studio version
11. Aretha Franklin: Good to Me As I Am To You (3.58) Lady Soul / Recorded on December 16 and 17, 1967
12. Cream: Crossroads live (4.18) Wheels Of Fire / Recorded 10 March 1968 at Winterland, San Francisco, CA16
13. The Beatles: While My Guitar Gently Weeps (4.45)The Beatles / Recorded 5-6 September 1968
14. Cream: Badge (2.48) Goodbye / Recorded October 1968 at IBC Studios in London
15. Cream: White Room live (5.41) Live Cream II / recorded October 4, 1968 at the Oakland Coliseum Arena
16. Cream: Spoonful (17.27) live from Goodbye tour – LA Forum October 19, 1968 previously unreleased
17. Blind Faith: Presence Of The Lord (4.52) – studio version

[CD2]
1. Delaney & Bonnie & Friends featuring Eric Clapton: Comin’ Home (7.51) Live at Fairfield Halls
2. Eric Clapton: After Midnight (3.25) alternate mix from Eric Clapton (first album) 1970
3. Eric Clapton: Let It Rain (5.00) alternate mix from Eric Clapton (first album) 1970
4. Derek and The Dominos: High (3.10) (Olympic Studios, April 1971) Derek and The Dominos album previously unreleased
5. George Harrison: My Sweet Lord (4.44) All Things Must Pass 1970
6. Derek and The Dominos: Thorn Tree In The Garden (2.55) Layla & Other Assorted Love Songs 1970
7. Derek and The Dominos: Nobody Knows You When You’re Down And Out (5.01) Layla & Other Assorted Love Songs 1970
8. Derek and The Dominos: Bell Bottom Blues (5.08) Layla & Other Assorted Love Songs 1970
9. Derek and The Dominos: Layla (7.10) Layla & Other Assorted Love Songs 1970
10. Derek and The Dominos: Little Wing (6.11) Live At The Fillmore 1970
11. Derek and The Dominos: Got To Get Better In A Little While (6.05) – studio version
12. Eric Clapton: I Shot The Sheriff (6.54) previously unreleased full length version from 461 Ocean Blvd 1970
13. Eric Clapton: Little Queenie live (6.00) Long Beach Arena, Long Beach, California, July 19/20, 1974 previously unreleased
14. Eric Clapton: Mainline Florida (4.08) 461 Ocean Boulevard 1974
15. Eric Clapton: Tears In Heaven (4.31) – studio version

特に初期のソロ時代の名曲「アフター・ミッドナイト」と「レット・イット・レイン」のオルタネイト・ミックスがカッコ良すぎます。他にもドミノスの未発表ライヴ音源や、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」のフル・バージョン、ドミノスの曲に挟まれてジョージ・ハリソンの「マイ・スイート・ロード」。「リトル・クイニー」のライヴ・バージョンetc...これらが劇中どのように使われているのか?今夜は気になって眠れそうにありません(笑)

先日、BS-TBSのSONG TO SOULで「いとしのレイラ」特集がありました。改めてエリック・クラプトンという人は純粋なんだろうな...と感じました。自分の追い求める音楽をとことんまで追求し、さらなる高みを目指して(単なるワガママかな?)グループを作っては壊し...
好きだと思えばそれがたとえ親友の奥さんだとしても、赤面してしまうようなラブソングを作って捧げちゃうし。痛ましい事故でお子さんを亡くしたときには(それが商売目当てじゃなかったのは周知の事実)その悲しみをストレートに歌にしてしまうし。
プレッシャーに押し潰されそうになった時代には、廃人寸前までクスリと酒に溺れてしまうし。
近寄りがたい(というか近づけない)けど、実はとっても人間臭い人なんですね。

エリックのステージは10回以上観ていますが、もう一度最後のステージを是非見せて欲しいです。


ERIC CLAPTON: LIFE IN 12 BARS - Clapton is God - Clip dal film

七回忌

2018-06-18 12:12:34 | ブルース・スプリングスティーン
関西方面の皆様今朝の地震大丈夫でしたでしょうか?
ブロック塀の倒壊...40年前の宮城県沖地震を思い出しました。そして今朝の緊急地震速報、イヤでも7年前の大震災を思い出します。一カ月以上に渡る余震(慣れてしまいましたが)の怖さ、決して他人事だとは思いません。

一日も早く平穏な日々が戻ることを心から願っております。

そんな今日はクラレンスの七回忌。最近、クラレンス晩年のライヴを良く聴いていますが、改めてEストリート・バンドにとって特別な存在だったんだということを実感しています。全盛期に比べると随分元気はありませんけど、いるだけで画になる唯一無二の存在でした。

7年前の思い出その①です。
クラレンスの思い出①

初めての『河』

2018-06-05 10:48:21 | ブルース・スプリングスティーン
いよいよと言うか遂にと言うか、ブルースとEストリート・バンドが初めて『ザ・リバー』を完全再現した2009年のライヴ音源が登場しました。この日のライヴは"買い"です!



実はこの日の音源、ブート盤で持っているんです。この前日の『青春』完全再現ステージと抱き合わせでCD6枚組のフル・ボリューム。しかも前日のアンコール「ハイアー・アンド・ハイアー」にはエルビス・コステロが飛び入り参加しているという超豪華なカップリング。
まさかこの後に様々な音源がオフィシャルから出るなんて思いもしなかったので、もちろん飛びついて買ってしまいました(通し番号入りだったし)。今回CDは23ドルだそうですが、ブートは高かったなぁ。まあ、二公演分ではあったけど、確か6000円以上したと思います。
最近のブート盤なので、音質は良好(ライン録り)です。時々考え事をして、再生を拒むこともありますけど(笑)





パフォーマンスについては文句なし!地元ニューヨークMSGだし、残念ながらダニーはもういませんが、クラレンスの元気なパフォーマンスは聴くことができます。2016年のリバー・ツアーには帯同しなかったカーテイス、シンディ、カートも参加しているし(前日にはマックスの息子ジェイも参加)そう考えるとなかなか興味深いステージですよね。
オフィシャルサイトで書かれているように、当時殆ど演奏されていなかった「クラッシュ・オン・ユー」 「盗んだ車」 「雨のハイウエイ」 「フェード・アウェイ」 「アイ・ワナ・マリー・ユー」 そして「プライス・ユー・ペイ」が披露されたことで観客の熱狂が伝わってきます。
この経験値が7年後のリバー・ツアーに繋がった(オフィシャルでは「種が蒔かれた」と言っています)んですね。

できればブートに手を出す前にリリースして欲しかったなぁ...