表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

ご愛顧ありがとうございました

2023-05-31 21:31:54 | 焙煎珈琲裏通り
震災の影響で最初の店舗を手放し、2014年の2月に今の場所に移転して再開してからはや9年。またしても立ち退きの憂い目に。これは最早運命ですね(笑)

実は2年前に一旦立ち退きが決まっていたんですが、息子の病気等もあってここまで待ってもらいました。もうこれ以上は迷惑をかけるわけにはいかず、本日5月31日を持って潔く閉店しました。

月が変わると早々に建物の解体作業が始まるため、連日時間を見つけては少しずつ片付けを進めていました。皆さまご存知のように、何せモノが溢れていましたから。



ご覧の通り、見える部分はこんな感じ。最小限の灯だけ残したら何だか胡散臭いバーみたい。これはこれでアリでしたね。いつも後から思いつく裏通りでした。


短い間でしたが本当にありがとうございました。




今日、ご来店くださった皆さまには予告通り移転場所をお伝えしましたけど、クラレンスの命日辺りを目標に(どこかの)市内某所にて再開する予定です。

当ブログ上では無事開店後に詳しくお伝え致します。

それでは皆さまお元気で。
店の件については明日より一切音信不通になります。探さないでくださいね(^^)



River Deep Mountain High

2023-05-25 13:43:11 | Rock
ティナ・ターナーが亡くなってしまったそうです。83歳。
20年以上前に引退されているので、彼女の近況は殆ど聞かれませんでしたが、やはり寂しいですね。

正直あまり縁のないアーティストではありましたが、映画『マッドマックス・サンダードーム』のアウンティ役(殆ど素のまんま?)をスクリーンで観たときは、あまりの存在感にブッたまげました。メル・ギブソンが完全に食われていましたね。

ロックンロールの女王と称されただけに、ヒット曲や有名曲は数知れず。クリーデンスの「プラウド・メアリー」やビートルズの「カム・トゥゲザー」もカッコ良いし、何と言ってもローリング・ストーンズのライヴ・アルバム『ゲット・ヤーヤーズ・アウト!』の40周年豪華盤が出たとき、オマケで付いてきたのが69年のアメリカツアーでストーンズの前座を務めた、B.B.キングとアイク・アンド・ティナ・ターナー(彼らが前座ってどれだけ贅沢なんだか)のショウを収めた12曲入りのボーナス・ディスク。互いに6曲ずつとっても濃いステージを収録してあり,今日のように爽やかな日に大音量で聴いていると背徳感いっぱいで楽しめます(笑)

でも僕はやっぱりアイク・アンド・ティナ・ターナーのこの曲が大好きです。

The Ike & Tina Turner Revue - River Deep Mountain High....(1969)


R.I.P...

最後の裏メニュー

2023-05-20 11:44:35 | 焙煎珈琲裏通り
おしまいまで残りあと10日。

そんなタイミングで最後の裏メニューのご紹介です。ホントはブログで店のこと(営業日以外の話題)は書きたくないんですけどねー。

昨日、聖地巡礼の帰りに蔵王のアトリエデリス(佐々木シェフは幼馴染みなんです)で、新作の“シェフ特製ジンジャーエール”をご馳走になりました。



そしたらこれが(当たり前だけど)めっちゃ美味い!とっても複雑に混じり合ったスパイスの香りの中に優しさが隠れている、パンチの効いたオトナのジンジャーエール。蔵王にお出かけの際は是非ご賞味くださいね。


この味をどうしても再現したくて、その優しい佐々木シェフにレシピを教わり、見様見真似でさっき早速作ってみました。
もちろん佐々木シェフの味には足元にも及びませんけど。





作ったばかりでまだ熱いので、明日から裏メニューとしてお出しします。


Knockin' On Heavens Door ~最期の裏通り~

2023-05-18 10:15:43 | 焙煎珈琲裏通り
さあ、永年(という程でもないけど)お世話になった今の場所での営業も、あと10日ばかり。少しずつ夜逃げの準備もし始めました。

建物の解体まで多少の猶予はありますが、潔く31日でおしまいです。翌6月1日からは一切音信不通になりますのでご了承ください。

あくまでも予定としては6月半ば頃、どっかの(仙台とも仙台じゃないとも一言も言っていません)市内某所にて営業を再開します。少なくとも12日までは一切豆が焼けません。あまりおススメしたくないけど、買い置きしておいてくださいね。
ただ今の感じですと、最終週は混雑が予想されます。顔見知りの方であればご予約、地方発送も承ります。

【最期の裏通り】

5月20日(土)・・・通常営業 ※17:00閉店
  21日(日)・・・通常営業
  22日(月)・・・通常営業
  23日(火)・・・通常営業
  24日(水)・・・通常営業
  25日(木)・・・通常営業
  26日(金)・・・通常営業
  27日(土)・・・午前中PTA活動のため不在。13:00〜18:30営業します
  28日(日)・・・通常営業
  29日(月)・・・通常営業
  30日(火)・・・通常営業
  31日(水)・・・通常営業 営業最終日

明日19日は毎月定休日なので何があっても店は開けません。
そのあとは基本最期なので連続営業の予定です。でもね、移転に伴って色々な手続きやら何やらが待っていそうです。急にいなくなる可能性もあります。悪しからず。

遂に二週間切ったんですねぇ...。



6月23日、若き日のエリック爺さんの大好きなライヴアルバム『24ナイツ』の超拡大版が発売されます。CDは6枚組(アナログレコードは8枚組)で、映像コンテンツ(ライヴでしょうね)を収録したBlu-ray3枚、ハードカバー本、シリアルナンバー入りのリトグラフがオマケで入るそうです。
そこから先出しされたボブ・ディランの名曲「天国への扉」。フィル・コリンズの姿も見えますね。このユルさの中に漂うピリピリした緊張感たまりませんね。
Eric Clapton - Knockin' On Heavens Door (Live at The Royal Albert Hall, 1991) [Rock Version]

オリビアを聴きながら

2023-05-17 00:33:00 | Pops
先程プレミア公開された、僕の初恋のヒトが歌うカーペンターズの名曲「イエスタデイ・ワンス・モア」。今から50年前1973年のテレビショウ?の映像です。

YouTubeを見ると、オリビアが歌うカーペンターズの楽曲は色々あるようだし、何故今この映像が公開されたのかは分かりませんが、特に珍しくはないのかも。

でもオリビアが歌うカーペンターズの曲には大切な思い出があります。
最後の来日公演となった2015年。そのツアー最後にオリビアのたっての希望で実現した“Pray for Fukushima”公演のときでした。
開演の相当前に会場に到着して、ロビーに入った途端(薄いホールのドアの向こうから)いとしのオリビアの歌声が聴こえてきました。ギリギリまでリハーサルをやっていたようです。

そのとき突然、オリビアの声でカーペンターズのこれまた名曲、大好きな「トップ・オブ・ザ・ワールド」が聴こえてきたではありませんか!

原曲に忠実に、そして丁寧に気持ちのこもったオリビアの歌声。フルバージョンではなかったけど、思わず泣いてしまいました。
結局本番でカーペンターズの曲が披露されることはありませんでしたが、前から2列目、ほぼステージかぶりつき(彼女までの距離1メートル!)で、時々彼女と目が合いながら観たショウは歴代のライヴ体験でも上位に入ることは間違いありません。


そして今回公開された「イエスタデイ」もオリジナルに敬意を表するかのような歌い方です。コーラスが入らない分、幾分シンプルではありますが、歌姫オリビアらしい優しい歌声が名曲を一層引き立ててくれているように感じるのは、やはり僕の初恋のヒトである贔屓目でしょうか。

『フィジカル』以前のオリビアのショウの完全版が聴いて(観て)みたいです。