表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

1990年2月17日

2025-02-17 19:40:00 | ローリング・ストーンズ
今から35年前(この日生まれた方も中年の仲間入り)、ホンモノのローリング・ストーンズを初めて体験しました。




来日公演3日目。仕事の都合で僕の初日はこの日になってしまいましたが、あの日の興奮・感動・衝撃は一生忘れることはありません。まるで昨日のことのように思い出は蘇ってきます。

開演予定時間の2時間も前に開場した水道橋にある日本初の屋根付き野球場(名前を口にするのも憚れる)の一階スタンド席は、すでに半分近くが埋まっていたような覚えがあります。チケット代も当時では破格の10,000円!まだ景気のよかったニッポンだったせいか、その値段にも関わらず10日間の公演は完売。にわかファンもわんさか出現して、あの頃のニッポンは“ストーンズ・フィーバー”に湧きかえっていましたよね。

35年前だからまだ弱冠23歳。周りは幻の初来日公演に行くはずだった世代の先輩方ばかり。全国各地から水道橋の屋根付き野球場に結集したスタンド席のファンの熱量はスゴかったですよ。
アリーナの前方はローリング・ストーンズに興味のない、スポンサー枠の背広組だらけ。一部にはファンの方もいらしたんでしょうけど、遠く離れたスタンド席からは全く盛り上がっているようには見えませんでした。
この辺の“ストーンズ狂想曲”は、98年に新潮社から発行された『ROLLING STONES NEVER STOP』におもしろおかしく書かれていますので、是非一読願います。寝てたアホもいたようです。

開演予定時間を大幅に過ぎて場内が暗転。とは言っても当時のあの野球場は通路に幕張っていなかった記憶があります(違うかな?)ので、ド暗転じゃなかったかも。そしてオープニング・イントロの「コンチネンタル・ドリフト」が流れ、場内の期待と緊張と興奮は最高潮に。一瞬の静寂があって花火が火を噴いて「スタート・ミー・アップ」。

初来日公演を観に行った大半の方は“ナマ”ローリング・ストーンズ初体験だったはず。だからストーンズ🟰「スタート・ミー・アップ」と言うファンは多いのでは?かく言う僕もその一人ですけど。

セットリストは10日間ほぼ変わらずで、「プレイ・ウィズ・ファイヤ」「悲しみのアンジー」と当時の新曲「オールモスト・ヒア・ユー・サイ」が何度か入れ替わったくらい。このツアーは2回しかチケットが取れなかった(仕事も忙しくて東京にいなかった)ので、2回とも「オールモスト」だったのは残念。ようやく「アンジー」と対面したのは95年の『ブードゥー』ツアーでした。ま、「アンジー」がとり立てて好きなわけじゃありませんが、初来日公演のときに一回くらい聴きたかったです。
今だに残念なのは5日目だけ披露された「リトル・レッド・ルースター」が聴けなかったこと。ツアー後に出たライヴ盤『フラッシュ・ポイント』にも収録されたアトランティック・シテイ公演(エリック・クラプトン客演)バージョンがめっちゃカッコ良かったから余計に悔しい気持ちが残っています。
ついでに言うとアトランティック・シテイにゲストで登場したジョン・リー・フッカーさん。カッコ良すぎます。当時73歳!それでも今のミックとキース、なんならロニーよりも若かったという衝撃の事実に改めてビックリですが。
もっとついでに言うと、このバンドとしても久しぶりのツアーは、まだ40代のキースの“キメ”のアクションがたまらなくカッコ良いんですよね。
もっともっとついでに言うと、この後のツアーではスーツをビシっと着こなしていたチャーリーも、アトランティックのときの服装がエンジのスポーツシャツにベストと言う、現場の人のような佇まいが大好きです。

そんなわけで今日は朝からローリング・ストーンズ一色の裏通りでした。

先日SNSに「今年何年振りかの英国公演の予定だったけど、諸般の事情により中止になった。ついでに予定されていた欧州公演も無くなった…」みたいな記事が上がっていましたが、事実どうなんでしょう?

ツアーはあるんでしょうか?まさか12年前の来日公演が最後なんてことはないよね?ミック?キース?


水道橋の駅前で買ったブートのテレフォンカード。宝物です。

こっちは多分正規品の缶バッジ。これも宝物です。




じいちゃんたちが転がり始めた!

2023-11-21 23:47:16 | ローリング・ストーンズ

ついにじいちゃんたちの世界ツアーの北米レグの日程が発表されました!

The Rolling Stones | Official Website

4月28日、テキサス州ヒューストンでキックオフ!

80過ぎのじいちゃんが一体どんなステージ・パフォーマンスを見せてくれるんでしょう?見たいなぁ。

 

日本にもきてね。じいちゃん。

 


お誕生日おめでとう!

2022-12-18 00:08:55 | ローリング・ストーンズ
彼の地はまだですが、日付けが変わったニッポンは12月18日になりました。

12月18日と言えばキースの誕生日。ついでと言っちゃ申し訳ないけど、ボビーの方のキースもおめでとうの日ですね。目出度い目出度い。

キースじいちゃん79歳。立派な後期高齢者です。そんなじいちゃんたちが今、ニューアルバムを作成中とか。さらにその新作を引っ提げて世界を回る予定だそうで…ホントに頭が下がります。だから絶対日本に来てくださいね。


毎年この日にはキースへの想いを語らせて頂いていますが、今年のお誕生日は

大好きだからナマで聴きたいキースのリードボーカル曲(ローリング・ストーンズ版)ランキングを考えてみたいと思います。

⑤「ハッピー」
キースの代名詞。キースと言えばコレ!だけどもう10回近く聴かせて頂いているので、この順位でゴメンなさい。

④「スリッピング・アウェイ」
当時はあまり好きじゃなかったけど、ジワジワ沁みてくるキースの歌声。何より初来日時の思い出が強いからかな。

③「ビフォア・ゼイ・メイク・ミー・ラン」
名盤『サム・ガールズ』B面、「ファー・アウェイ・アイズ」から続く名曲群に挟まれた、一見地味な曲だけど強烈なキース節全開な大好きな曲。ライヴで気持ち良さそうに歌うキースが見たい!

②「リトルT&A」
ごった煮的な魅力に溢れた『刺青の女』、と言うより初めて動くストーンズを観た、ハル・アシュビー監督の傑作『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』でキレッキレのアクションを見せつけてくれた、思い入れの強いロックンロール。カッコ良すぎるぜキース!

①「ユー・ガット・ザ・シルバー」
キースが初めてリードを取った、ローリング・ストーンズのアルバムの中で一番好きな『レット・イット、ブリード』収録の名曲。後期(2000年代に多い気がします)のストーンズのショウで良く聴かせてくれるのに聴いたことがない、キースの魅力満載!
この曲と「リトル」を連チャンで聴けたら思い残すことはありません。

だからもう一度日本に来てください。

もしかして来日公演の頃は80の大台に乗ってたりするかもしれませんね。いつまでもお元気で。キースじいちゃん。

https://youtu.be/MiPSqwM91gM
この時のキースがめっちゃカッコ良く見えるのは、ストーンズの魅力を知り尽くしたスコセッシ監督が撮ったからなんでしょうね。

ニューアークの奇跡

2022-12-01 00:01:48 | ローリング・ストーンズ
10年前の12月15日、世界同時生中継で世界中を熱狂の渦に巻き込んだ、ローリング・ストーンズのGRRRツアーのニュージャージー公演。



我らがブルースが、ついにローリング・ストーンズのステージにゲストとして登場しました。僕もリアルタイムで観ていましたが、ブルースとミック、キースが同じ画面に入った瞬間、涙で画面がさっぱり見えなくなりました。

https://youtu.be/NJDjEYcLMr8

その記念すべき日のショウがオフィシャル盤として発売されるようです!





https://store.universal-music.co.jp/product/4811568/

例によって様々なフォーマットを駆使して、とことん売りまくる魂胆のようですが、受けて立ちましょう!

アナログ盤(しかも黒ビニールと赤ビニール)、Blu-ray付きのCDは一家に2セットはずつは必要なので買わせて頂きます。

これは先週末からの体調不良に打ち勝った自分へのご褒美です。

チャーリーに想いを馳せて...

2022-06-02 18:02:28 | ローリング・ストーンズ
ローリングストーンズの最新欧州ツアー初日のスペインはマドリード公演のオープニング。

Charlie Watts Tribute / Street Fighting Man - The Rolling Stones - Madrid - 1st June 2022


チャーリーのトリビュートからの「ストリート・ファイティング・マン」は反則でしょ。こんなの見せられたら始まる前から泣いちゃいますよね。

ところで日本公演はあるのかな?