現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

届かなかったメダル、遠かった準決勝(大会第12日)

2010年02月24日 | バンクーバー五輪
バンクーバー五輪も終盤12日目を迎えた。そして、中継放送の録画を先に見たいという思いはもう諦めた。とりあえずハイライト。とりあえず、とりあえず。

今日、一番の注目は何と言ってもフィギュアスケート女子ショートプログラム。浅田真央ちゃんの演技は、ホントに楽しそうに見えた。最初のトリプルアクセルを決めるまでは少し硬く見えた表情も、ジャンプを決めると和らいだ。目立ったミスもなく、本人もメディアも心配していたのが嘘のようだった。

続いて登場した韓国のキム・ヨナ選手。こちらも目立ったミスはなく、この一年世界王者として維持していた力を見せつけられた。真央ちゃんの演技の方が好きだけど、音楽に合わせた表現という意味ではキム・ヨナ選手の方が上だったようだ。

ショートプログラムを終えての順位はキム・ヨナ選手が1位、真央ちゃんが2位。日本勢では安藤美姫選手が4位、鈴木明子選手が11位。鈴木明子選手は前半こそ硬さが目立っていたけど、終盤は持ち味の魅せる演技が見られた。

決戦は金曜日。銀盤が溶けるような熱い勝負に期待しよう。

… …

続いては、高橋大斗選手がエントリーされてホッとしたノルディック複合団体。メンバーは他に個人ノーマルヒルで7位入賞の小林範仁選手、加藤太平選手、渡部暁斗選手の4人。

近年、後半勝負型に変わって来ている日本チーム。前半ジャンプで充分な距離を叩き出しているように見えても4位。トップと41秒差で後半クロスカントリーへ。

クロスカントリーに課題を抱えている2走の高橋選手が何とか粘ったけど、途中から降り出した雪の影響で差を詰めるどころか開いてしまった。結果はトリノ五輪と同じ6位。金メダルはオーストリア、アメリカが初となる銀メダル、ドイツが銅メダルだった。個人ノーマルヒルを見ていても思ったことだけど、いつの間にアメリカは力を付けていたのだろう…。

日本はメダルには届かなかったけど、変わりつつある日本ノルディック複合チームに期待感は膨らんだ。個人ラージヒルがまだ残っているので、最後まで応援したい。

… …

昨日、スイスに敗れたことで自力での準決勝進出がなくなった女子カーリングのクリスタルジャパン。今日の相手はトリノ五輪金メダルのスウェーデン。

地力の差はやはり大きく、勝負どころで目黒選手のまさかのミスショットが出てしまったのが響いた。この敗戦で5位以下が決定し、最終戦を残して予選敗退が決定。

結果を残せなかった悔しさから涙を流してインタビューに応える目黒選手、本橋選手の姿が印象的だった。もっともっと、ちゃんと試合の中継を見たかった。(録画はしてあるけど、実際は…。)

それでも、録画編集で放送されたトリノ五輪に比べて、今大会の放送はもっと広く、充分過ぎるくらいカーリングの魅力を知らしめてくれたと思う。五輪にとどまらず、この盛り上がりを世界選手権の予選やその他の大会などにも向けて欲しい。
コメント
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