
夜中は強い雨音が続いていた。
朝はまだ曇っていたが、意外に早くお日さまが出てきた。露を含んだ庭の木々や野菜がきらきら光って、何とも言えない美しさだった。

台風の前に土台から外した大きなパラソルを、やっと元に戻した。下に入ると、とても気持ちがいい。お日さまの光を浴びたり、ちょっと日陰に入ったり。贅沢な喜びを感じる。自然の力ってすごい。
今日は今年だけの祝日。
「即位礼正殿の儀」というものが行われ、天皇陛下が即位を内外に宣言された。
「国民の幸せと世界の平和を願い」「国民に寄り添い」「憲法にのっとり」「象徴としてのつとめを果たすことを誓います」素晴らしいお言葉だった。
その中で天皇陛下は「〜いたします」という言葉も何度か使われた。
高校時代、古文の授業で習った敬語と謙譲語と丁寧語。帝の言動は最高の敬語で表現しないといけない、とマツモト先生という女性の先生から厳しく教わった気がする。マツモト先生はすごく怖かった。
それを考えると、天皇陛下が「いたします」と言われるのは「え、いいの?」と一瞬思ってしまった。古文の考えのままなら「〜します」でもいいのではないか。
いやいや。平安時代から何百年。時は移ったのだ。
新しい天皇陛下は、国民に寄り添って「〜いたします」と言われるのだな。
6月には我が家のすぐ近所も通られた。勝手に親近感を持っています。
天皇陛下、ご即位おめでとうございます。
同じ時代を一生懸命生きていきましょう。
両陛下が乗られた「高御座」
数年前、京都御所へ行った時に庭から見た記憶がある。あれを分解して東京の皇居へ運び、組み立て直した、と先日ニュースで言っていた。大きくて、立派でびっくりした。内外のお客様も、間近で見られてきっと驚かれていることだろう。