カメラに囲まれる至福感

芸能界で誰と誰がつき合おうが、破局しようが、一般人にとっては所詮他人事。
のはずなんだけど、ワイドショーや女性週刊誌がこの手の話題をいろんなところから探してきてひっきりなしに取り上げてるところをみると、ゴシップやうわさ話がお好きな人はかなりの数なのかもしれない。ネットニュースにも「俳優の○○とモデルの●●が深夜のなんとか」とか「歌手の●●は既に別居」とかって毎日のように流れてる。

歌舞伎俳優の片岡愛之助と藤原紀香が週刊誌に「お泊まりデート」なんて書かれたおかげで、俄然注目を浴びた元恋人の熊切あさ美。
本人も「今がチャンス！」と言わんばかりに涙の会見。「別れた覚えはないです」って。
芸能人はTVに映ってなんぼ。レギュラー番組持ってる売れっ子なら別だが、知名度も低いそこそこの女優やモデル上がりのタレントなら、スキャンダルだろうが、熱愛報道だろうが、ゴシップだろうが、記者に囲まれたり、TVで報道してくれたりしたらおいしい。
熊切あさ美からしてみれば「このチャンスを逃してなるものか」って感じだろうな。

沖縄の翁長知事なんかもそうだと思う。本気で辺野古反対っていうよりは、カメラに映りたいだけのパフォーマンスって感じに見える。官邸までアポなしで行って「会えない」って騒ぐわ、逆に沖縄に政府関係者が来てくれたのに「上から目線だ」とか言うわ。安倍総理が来てくれたときはカリユシ贈ってニコニコ写真に納まってる。ハワイに行って知事にトンチンカンな意見言って、逆に「沖縄問題は両国の政府で話し合う問題でしょ？」って一蹴にされたてる。人生で今が一番至福の時なんだろうな。これまでこんなにカメラや報道陣についてこられたことないから有頂天。普天間や辺野古以外の知事の仕事しろよ。維新を除名された上西議員なんかもこのパターンか。こちらは賞味期限はかなり短そうだ。

カメラのフラッシュとマイク、テレビカメラってすごい武器だな。
一度メディアに取り上げられて連日取材受けてると、自分がすごいスターのような錯覚によってしまうんだろうね。一種の麻薬のようなもの。

最近じゃ取り上げてもらうためにブログやツイッターでいろいろ発信。より多くのアクセスが次のチャンスにつながると思ってるのか知らないが、時々意味深な事つぶやいてみたりしてね。中には思惑はずれで炎上してしまう場合もいるが、それも愛嬌。
これまた不思議なもので、ブログやインスタなんかの画像投稿サイトにUPされた画像を見て「可愛いです！」とか「よく似合ってます」って知り合いでもない一般人がコメント入れてくれたりすると（こんなコメントを入れる奴の気は知れないが）、ますます調子に乗ってがんばっちゃってるイタタタな芸能人も多い。

あきらかに「これは所属事務所が情報をわざと撒いてるやろ」とか「番組宣伝のためのゴシップか？」って場合もある。
それはそれで予定調和で楽しもう。「嘘から出た真」もたまにはあるんだから。

日本全国揺れてるねぇ

昨日も地震があった。
小笠原諸島沖。マグニチュード8.5

29日は口永良部島の新岳が噴火した。
桜島も30日に今年600回目の噴火をした。
阿蘇山も霧島も同じような状態。
西ノ島は相変わらず溶岩を出してる。
箱根山も相変わらず水蒸気出してる。

毎日どこかで地震がある。日本全国揺れてるねぇ。

サイトウタカオの「サバイバル」を読み直してしてしまう今日この頃。
小松左京の「日本沈没」も読んでおいた方がいいかな。

とびうお

トビウオ。漢字で書くと飛魚。英名でフライングフィッシュ。
その名の通り300m～400mくらい平気で海の上を飛ぶ。一度だけ観た事が有るが見事に飛んでる。壮観だった。
魚から進化して鳥になったんだなって、見ててちょっと思ってしまった。

飛魚ってもともと飛ぶ為に身体を軽量化したからか、骨も軽いし内蔵も細いから調理が簡単。
おかげで鮮度落ちが遅いから刺身でもいけるし、塩焼きや干物にしても美味しい。ナメロウも良し。
鰭（ヒレ）が特徴的。グライダーのように飛ぶ為の長い胸びれ、助走をつけて海面を飛び出す為の尾びれ、腹びれも他の魚に比べて長い。


長崎や山陰地方では「あご」と呼ばれる出汁を取る為の煮干しが有名。このあご出汁はカツオ出汁やいりこ出汁に匹敵するうまさだ。かまぼこや加工品でも飛魚はかなり使われてる。
名前は誰でも知ってるが大阪ではあまり馴染みの無い魚だった。以前は魚屋スーパーには並んでなかったもの。
最近は大阪でもシーズンには飛び魚がスーパーや魚屋に並ぶので手軽に買えるのはありがたい。（流通の進化って凄いな）

飛魚って結構種類が多い。生物学者や魚屋じゃないんだから全部ひっくるめて飛魚でいいんだけどさ。
トビウオはホントビって呼ばれる。（沖縄ではトブーって呼ばれてる）
ハマトビウオはカクトビ。これら春先から夏にかけて捕れるトビウオは別名ハルトビ（春トビ）って呼ばれる。アカトビ、アヤトビウオ、ホソトビウオ、ツクシトビウオはマルトビ。これら5-9月に捕れるトビウオはナツトビ（夏トビ）って呼ばれる。更にホソトビウオは丸アゴ、ツクシトビウオは角アゴって島根とかでは呼ばれてる。ややこしい。

美味しければそれで良し。
アジやサンマもいいけど、夏はトビウオとイサキが美味い。

エコーを値上げして老人を苦しめるJT

嫌煙家のせいでどんどん肩身が狭くなってる愛煙家。
煙草のほとんどは税金なのに何故こんなに忌み嫌われるんだろう。
勿論、煙の行方を気にしない、歩きながら吸って危ない（みっともない）、そこらへんにポイ捨てする等のマナーの悪い喫煙家が嫌われるのは仕方ないが、ただ煙草を吸ってるって言うだけで「身体に悪いのに」とか「まだ吸ってるの？」って言われるのはどうもねぇ。「あなたが食べてるコンビニ弁当の方がよっぽど身体に悪いよ」とか、「まだダイエットとかしてるの？」って言い返したいがいっつも我慢。

日本たばこ産業（ＪＴ）は１９日、「エコー」や「わかば」などの煙草の値上げを検討するって発表した。旧３級品に設けられているたばこ税の軽減措置が、来年４月から段階的に縮小・廃止されるためらしい。これら旧３級品と呼ばれる煙草は他の煙草に比べて安い。（通常の煙草の煙草税は1,000本当たり12,244円、「旧三級品」は1,000本当たり5,812円）
以外と知られてない事実だが、法律上JTは煙草農家が生産した葉タバコを全量買い取り、全てを製品化する義務がある。（米とかと一緒だな）そうするとその中には低級の葉、余りの葉、葉脈の部分とかも全部製品化しなければならない。こういう原料から作られた紙巻煙草を「旧三級品」と呼ぶ。これらの煙草を他の煙草と一緒に同じ税率かけて売ろうとすると当然高いから売れない。（何度も書くが煙草の値段の殆どは税金だ）
お酒でも一緒だな。混ぜ物だらけの三級酒が山廃純米酒と同じ税率かけられて高かったら誰も買わない。ビール、発泡酒、第三のビール、リキュール類って分けてるのもそのせいだね。

でも、なんやかんや言って国は税金をかけたがる。嗜好品なら一番ウルサい主婦層等は騒がないからね、「この機会にヤメたら？」なんて無慈悲な言葉を平気で言う。チョコレートやお菓子が10円値上がりしただけでブーブー言うのにね。

で、その三級品の煙草がこのままいくと来年4月から最大1箱当たり130円程度の引き上げになる可能性もある。
これらの煙草は誰が吸ってると国は思ってるんだろう。昔からの愛好者=爺婆達だ。間違いなく若者、特に女性は吸わない。年金暮らしで細々と暮らしながら安いエコーに火を付けてる、そんな爺婆の少ない年金をもぎ取りたいのか、JT。

煙草を吸いだした頃、マイルドセブンやセブンスターが170円か180円だった。俺はショートホープを吸っていた。同じく180円だった。学生服のポケットに煙草入れると、なんかの機会に落ちたり抜き打ち検査でばれやすいから靴下に挟むんだけど、ショーホは10本パックだったから隠しやすい（ちなみに高校生は煙草を吸ってはいけません）ピースとかハイライトはちょっと安くて130円とか150円。労働者の煙草って言われてた。わかば、エコー、SHINSEI、ゴールデンバッドはその頃もかなり安かった。確か100円くらいだったんじゃないかな。俺を含め回りの奴らはいっつも金欠だったがそれらを吸ってる奴はいなかったな。これらはその頃から老人の煙草だった。

ツレのところで泊まって麻雀とかトランプしててみんなの煙草が切れる。（何度も書きますが高校生は夜遊び、シンナー、煙草を吸ってはいけません）シケモクも限界。自動販売機迄行かないとダメだけど外は寒い。そんな時おばあちゃんやおじいちゃんの部屋から、ツレがこっそりエコーとか取ってきてくれてそれを吸う。全然美味しくないんだけどニコチン不足でイライラしてるのはみんな治まる。そんな時しか吸った事が無い。この後腹が減って「次負けた奴がバイクで吉野家の牛丼を買いにいく」（ちなみに当時は三無い運動とやら全盛で、高校生はバイクを乗ってもいけないとかPTAが騒いでた）って時についでに煙草も買ってきてもらう。せっかく老人からかすめてきた煙草は数本無惨に残りその後誰も吸わない悲しい運命になる。

わかばやエコー等の煙草が値上がりしても今の俺の生活には関係ないが、未だにそれらの煙草を買っているじいさんばあさんの事を考えると、なんか複雑・・・。年金暮らしの老人から税金取るんなら、若者から取れよ。スマホや、ペットボトル飲料、コンビニ弁当、デパ地下総菜等に税金上乗せしろよ。ディズニーランドやUSJ、ロックフェスをはじめとしたなんとかフェスってのにも税金かけろよ。ゴルフ場、テニスコート、マラソン大会・・・。税金を取れそうなのは一杯有るぞ。これらこそ贅沢品、嗜好品だろうよ。

ちなみに今、KENTって煙草がリニューアル記念にファミマで該当煙草を買うと缶コーヒーが無料ってキャンペーンをやってる。以前、自分の煙草が切れた時にKENT吸ってる人に１本わけてもらって吸ったら美味しかったし、以前サンプルで吸った事あったのでこの機会に買ってみる事にした。
スリムパッケージ。細い。直径5mmのスーパースリム。パタリロのバンコランじゃ無いんだから・・・あまり細すぎると男には似合わない。今吸ってるバージニアスリム（DUO）よりかなり細い。昔吸ってたショートホープに比べたら今回のケントは針みたいなもんだ。

しかも今度の新製品はアロマカプセルがフィルターに入ってて、噛み潰すとアロマの香りが加わるようになっている。メビウス（旧マイルドセブン）のメンソールと同じようなフィルターね。でも、無理矢理アロマとか別の匂い付けなくていいと思う。煙草の煙自体が愛煙者にはアロマなんだから。

限られた愛煙家のシェア争奪で大変な煙草会社。巧妙に税金をかけてくるJT。
煙草を吸わない、お酒を飲まない、バイクも車も乗らない。そんな若者が増えてきてるのもわからなくはないな。
でも奴らは巧妙に取りに来るから気をつけろ

水産物輸入規制の韓国をWTOに提訴

世界遺産登録に反対したり、安倍総理のスピーチを避難したり、未だに強制慰安婦問題蒸し返したり。
とにかくやることなす事日本を非難しなければ気が済まない韓国。
ニュースだけ見てると「韓国って日本嫌いなんだ」とか「もう韓国って国を相手にするのヤメようよ」って思ってしまうが、メディアはなんでこんなに韓国の反日運動を連日報道してるんだ？日本人に韓国嫌いを増やそうとしてるのか？
あれだけいた韓流ファンも今や影を潜め、TSUTAYAでも韓流ドラマのコーナーには閑古鳥が鳴いている。ヨンが結婚したとか、元KARAの誰々がどうしたってNEWSもなんか寒々しい。

今回の世界遺産登録反対にしたって、申請時から韓国は反対してた。それを今になって反対してるように報道するのは情報操作じゃないか？鬼畜米英ってマスコミに煽動されて洗脳された第二次世界大戦前と変らない。

で今回政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故に関連し、「韓国が日本からの水産物輸入を規制しているのは世界貿易機関（ＷＴＯ）協定に違反する」って提訴した。
福島第一原発の汚染水問題で、韓国は2013年の9月から、福島、茨城、群馬、宮城、岩手、栃木、千葉、青森の８県産のすべての水産物の禁輸を始めてた。この8県産以外の水産物に対しても放射性物質についての規制を厳しくしてた。
韓国からしてみたら当たり前の事だな。自国に危険と思われる物は入れたく無いし、入れたとしても売れるかどうかわからないし。
台湾とかも、この地域の魚はって規制したのはわからなくはない。

俺は、宮城や福島、岩手の水産物も農作物も「安全」とか「検査済み」ってのなら平気で買う。信用してるし別に今更少々放射性物質がついた物食べてもどうって事無いだろうって思ってるし。広島の原爆の後、当時は検査とか残留放射能測定とか除染とかなかったのに、近郊で採れた米や農作物、魚を喰って育った親に育てられたからかな。
でも、チェルノブイリから10km離れた畑で採れた小麦とか、スリーマイル島から5km沖の海洋で捕れたサーモンとかだと、ちょっと・・・。

韓国や台湾からからしてみたら、日本の国や県の測定結果や安全基準に疑問や不安感じてるんだろうね。未だに収束できない福島原発処理を棚上げして、「安全です」とか「なんで買わない」って言ったところで、それはゴリ押しのような気がする。間違ってる？
そしてすぐ、「風評被害だ」って言うけど、それは仕方が無いよ。それしか食べる物が無いならいざ知らず、他に食べる物が有るなら誰だって安全で美味しいモノが食べたい。先にも書いたが、被災地の水産物、農作物でも検査して安全って言われたものなら俺は平気で買うし喰う。でも、福島原発の近くの海で海水浴しろって言われたらさすがに「ごめん、無理」って言う。今の箱根だって「ここは安全だ」って言われても絶対いかない。箱根の安全に何の根拠も無いから。

これで又日韓関係が悪化しそうだな。仕方ないか。

AKB48総選挙速報

AKB48の総選挙が始まった。
ローカルなファン投票から、今やTV中継迄おこなわれるイベントに迄なってしまった。住んでるところと全く違う縁もゆかりも無い都市の市長選のように、AKBに興味の無い人には全く興味のわかないであろうこの総選挙。投票開始日の速報が入ってきた。

1位指原、2位柏木、3位渡辺（麻）、4位松井（珠）、5位山本（彩）・・・。
速報=結果とは毎年異なるからまだまだわからないが、指原って強いな。今年は発表も福岡ドーム、九州がメインでおこなわれるとは言え、得票数が半端無い。スキャンダル疑惑の際にさっさとHKTに移籍させた秋元さんの判断は正しかったね。同じくスキャンダルの峯岸は速報で80位・・。初期からのファンが、前田、板野、篠田、大島が脱退し、小嶋も今年は出ないので、「もう俺はいいかな」って投票してないのかな。

発売された最新シングルの初日売上げも140万枚突破。
うーん、翌週にはamazonやブックオフに出回るんだろうけどさ。投票券が目当てでCDがおまけ。ビックリマンチョコのチョコみたいなもんだな。
なんやかんや言われながらもこれだけCDが売れるってことは、未だに人気が衰えてないって事だ。凄いな。

青山学院 大学祭ヘヴィメタル禁止令

青山学院大学が相模原キャンパスで毎年10月におこなう大学祭でちょっとした炎上騒ぎになっている。
事の発端は青山学院大学相模原祭実行委員会が出した「ヘヴィメタル禁止令」。
実行委の公式ツイッターアカウントで、ステージ出演のバンドは「デスメタルやヘヴィメタル等のジャンル以外」を募集と発表した。
理由は「幅広い年代の方が多く来場してくださる相模原祭に合った演奏」をするバンドでステージをして欲しいから。気持ちはわからないでも無いが・・・。確かにヘヴィメタやデスメタルは一般的ではない。聴く人によっては「ウルサい」「何を言ってるのかわからない」「あのノリにはついていけない」って言われテモしょうが無いな。だって実際そういったサウンドだもの。

でも、ヘビメタとハードロックの線引きはどういう基準で選定するんだろう？
DEEP PURPLEやLED ZEPPELINはHARD ROCK？ブラックサバス、モトリークルー、AC/DC、マイケルシェンカー、エアロスミス、ボンジョヴィ、メタリカ、ドッケン、ガンズアンドローゼス、KISS、ヴァンヘイレン、アースシェイカー、44マグナム、ACTION・・・。
何を基準にヘビメタとハードロックって分けるんだろう。どちらも編成は一緒だが・・・。
ギターがフライングVならヘビメタで、レスポールならハードロック？
デスメタルにしたってそう。ハードコアパンクとかグランジとかとの線引きは？

青山学院大学といえば数々の有名人を世に送り出した大学だ。
サザンオールスターズ、槇原敬之、ドリカムの中村正人等ミュージシャン多数。アナウンサーの田中みな実、滝川クリステル、小林麻耶、木佐彩子・・・。俳優でも椎名桔平、高橋克典、寺島しのぶ、川島なお美、あの渡哲也や和泉元彌も卒業生だ。
そしてなんと言っても初代ハードロックの女王浜田麻里も卒業生だ。（一般的には「麻里ちゃんはヘビーメタル」ってふざけたキャッチコピーでデビューさせられたからヘビメタクィーンっていわれてるが、彼女はハードロックだと思う）

ブルースからロックンロールが生まれ、ストーンズ等によってロックになった。更に激しいリズムとギターテクニックでハードロック、更に分厚い音がヘヴィメタルって呼ばれるようになった。転がる石（ロックンロールもローリングストーンズもそう考えりゃ同じ意味だな）から固い岩。そして強固な金属って。直訳したら変だね。デスメタルなんて死んだ金属やん。そのうちヘルメタル（HELL=地獄）とか出てくるのかな？

まぁ学園祭の主旨や方針、イベントは実行委員会が決める事であって外野がとやかく言う事ではないが、堅苦しくジャンル分けにこだわるよりお客様を楽しませてくれる演奏をするバンドを出演させた方が盛り上がりそうだよ。だって大学祭ってお祭りなんでしょ？大学行ってないから定義はよくわからないが、関西のどこの大学の学園祭もお祭りみたいで、下手な商業イベントより面白かったからね。

スターバックス鳥取店

スターバックス Starbucks。シアトル生まれのコーヒーチェーン店。
全世界60カ国、18000店を展開するビッグチェーンだ。
もはや日本でスタバ知らない人はいないと思うくらい有名だが、実は日本での歴史は浅い。日本上陸は1996年（銀座店）だからまだ20年くらいの歴史だ。2年前の島根（松江）が46店舗目、そして日本全国制覇の47店舗目の鳥取店が23日にオープンする。

既に徹夜組で並んでる人がいるらしい。どこのスタバで飲んでも味は変わらないだろうに。ご苦労さん。
鳥取県の知事が中心になって自虐的キャンペーンをやっていたね。「スタバは無いけどスナバ（砂場=鳥取砂丘）はある」って。
22日の報道陣向け内覧会でも知事は爆裂してた。キャラメルマキアートならぬキャメル（らくだ）マキアートをメニューに入れてくれだの、「スナペチーノを作ってほしーの」ってダジャレを言う等自由奔放、好き勝手。明日（もう今日だな）はたくさんの人が来るだろうね。

でもさ、全国どこでも同じような店が増えるのはどうかと思ってる。どこにいってもマクドナルド、Mr.ドーナツ、KFC、セブンイレブンが中心地にはある。仕事柄に本全国結構色々行くんだけど、大阪や東京と同じ風景にはちょっと辟易するときがある。勿論、そこで大型チェーン店なんか自らは入らないい。主催者の地元の人は結構勧めたがるが、そんなの別にその土地で入らなくてもいいと思ってる。できるだけその土地のお店に行きたいのよ。ラーメン屋でも定食屋でも洋食屋でも居酒屋でもいい。その土地土地のお店の方が楽しいのよね。

鳥取にしてみたら「ようやくスタバもやってきてくれた」って大歓迎なのもしれないが、ちょっと複雑だな。鳥取や島根も結構行ったけどスタバはあんまり似合わない気がする。スタバの欠点（勝手に俺が思ってるだけだが）は全席禁煙。外に設けられたテラス席のみ喫煙できるというスタイル。気候のいい季節はテラスの方が気持ちいいから全然問題ないんだが、寒いときや猛暑のときはドトールやサンマルクを間違いなく利用する。鳥取のコーヒー好きはテラス席での喫煙に耐えれるのか？鳥取店は店内５１席、テラス２０席。ドライブスーにも対応するらしい。

あと、あのややこしい注文方法に対応できるのだろうか。別に鳥取県民を馬鹿にしてる訳ではない。大阪でも東京でもあの複雑怪奇なトッピングを全て理解して注文してる人は少ないと思う。
リストレット（エスプレッソの量）をはじめ、ミルクのノンファット、ツーパーセント、ローファット、ミルク、ハーフアンドハーフ、ブラベ。エキストラホット、ライトホット等温度の指定。チョコレートソース、キャラメルソース等ソースの指定シロップの量、パウダーの量、ホイップクリームの量、フォームミルクの量。そしてコンディメント： ココア・シナモン・バニラパウダー、ミルク、フレッシュ、はちみつ、ガムシロップ等・・・。アイスコーヒー（アイスラテって言いなおされる事多し）とかカフェオレ（カプチーノと混合）って注文するのも面倒くさくなって、結局ホット、ブレンド、アメリカンってなるような気がする。

昔ながらの白いアイロンの聞いたシャツをぱりっと着こなしたマスターが、寡黙にサイフォンで入れる喫茶店の方が俺は好きだな。モカ、ブラジル、キリマンジャロ、ブルーマウンテン、マンデリン・・・。サイフォンとドリップではコーヒーの香りが全然違う。サイフォンで入れてくれるマスターが極めたブレンドを飲む方が美味しい。
スタバで嫌な風景は店内のゆったりしたソファでパソコン打ってる奴。スマホ操作してる奴。コーヒーショップではコーヒーの香りやアジを楽しめよ。コーヒーに合うのは本、音楽、そして煙草。
喫茶店に禁煙は似合わない。

木村拓哉と北大路欣也の親子役

SMAPの木村拓哉主演ドラマ「アイムホーム」。
さすがキムタク主演ドラマとあって、キャストや演出のお金の掛け方が半端無い。部屋の調度品や小物、細部に迄かなり凝ってる。

ストーリーは事故で記憶を無くしたエリートサラリーマン（キムタク）。周りの人の話を聞くとどうやらひどく嫌な奴で、傍若無人な言動をしていたらしい。妻（上戸彩）と息子の顔が仮面にしか見えないのは何故？閑職な部署に回された彼は残されてた10本の鍵を頼りに自分探しをはじめる。記憶を取り戻した方が幸せなのか、知らないままでいた方が幸せなのか。毎回次週が早く見たいと思う。面白いドラマだ。

予告を見てたら第七話で失踪してたお父さんが登場する。お父さん役は北大路欣也さん。
この配役ってどうなの？「華麗なる一族」での親子役がどうしてもよぎる。上戸彩ともソフトバンクの白戸家で親子だ。（お父さんは犬で北大路欣也は声だけだが）何故このキャスティングにしたんだろう。話題作りか？

何回も共演してる俳優って結構いる。前述したが仲間由紀恵と生瀬勝久はバーターかのようにかなりの数の共演をしてる。杏と松重豊も親子役出の共演が多い。CM「ユーキャン」ドラマ「デート～」映画「百日紅～」ここ一年でかなりの数。西島秀俊と香川照之も多い。『ダブルフェイス」「MOZU」「流星ワゴン」。
まぁどうしてもキャスティングしていったらかぶってしまうのは当たり前なんだろうけど、前作のイメージを消すのって大変。
「危ない刑事」で新米刑事役だった仲村トオルと少年課の浅野温子が、違うドラマで恋人役を演じてたが、かなり違和感があったのを覚えてる。

どうしてもキャスティングでかぶってくるのは仕方が無いとは思う。演技のうまい俳優は限られてるし、脇を努められる俳優も限られてるんだからね。三谷幸喜の映画なんて毎回かぶりまくりだ。

でも、北大路欣也と木村拓哉の親子役は楽しみであるけどちょっと残念。あの名台詞「お父さん、そんなに僕が嫌いですか・・・」が消えてしまうのは勿体ないな。

洋画のタイトルに不満有り

映画人気が最近は復活してるみたいだ。一時期は映画館は閑古鳥が泣いてどんどん閉館してった。
数種類の映画を上映してて、その中からシアターを選択して観れる大型映画館の登場で、より見やすくなったからかもしれない。昔ながらの小さい映画館も好きだったが、大型シネマは席も広いし、綺麗だし、音や映像はいいし。文句のつけ様が無い。

特に邦画が復活してる。今放映中の「びりギャル」「駆込み女と駆出し男」「イニシエーションラブ」「寄生獣」「龍三と七人の子分達」他、どれも人気があるみたいだ。興行収入初週でいくらとか、来場者数何万人突破って煽ってる。
邦画は人情物からアクションもの、コメディ、文芸作まで幅広く作られてる。カンヌやベルリン映画祭に出品や招待、レッドカーペットがどうのっていう話題もよく耳にする。ノミネート作品を観たらそんなに完成度の高い映画とは思えない映画も選ばれてるが、これも時代の流れかね。北野武に感謝した方がいいな。

邦画人気に対し、洋画が低迷してるのは何故かな。
俺は原因のひとつはタイトルのせいだと思ってる。最近の洋画は原題をそのままカタカナにしたものばかり。昔の洋画は邦題がついていた。
「ローマの休日」「アラビアのロレンス」「風と共に去りぬ」「卒業」「小さな恋のメロディ」「荒野の七人」「明日に向かって撃て」「時計仕掛けのオレンジ」「俺たちに明日はない」「2001年宇宙の旅」「007-死ぬのは奴らだ」「未知との遭遇」・・・。原題は知らないけど邦題は知ってる名作が多数。「ティファニーで朝食を」とか「地獄の黙示録」なんて秀逸な邦題だ。誰がつけたんだろう？ってくらい素晴しいタイトルが多い。
勿論「カサブランカ」「ゴッドファーザー」「ディアハンター」「イージー・ライダー」みたいに当時でもカタカナタイトルの名作もある。しかしこれらは邦題を付けようにも付けられなかったんじゃないかと推測する。「ロッキー」とか「スターウォーズ」なんて邦題を付けようにも付けようが無いもんね。

80年代くらい迄、気合いの入った作品は必ず邦題がついてたが、90年代の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」あたりからそのまま原題をタイトルに用いる映画が増えた気がする。「フットルース」「フラッシュダンス」「トップガン」「ランボー」「ターミネーター」・・・。勿論それぞれに本当は長いタイトルが有るのかもしれないが、カタカナタイトルがこの頃から増えた気がする。
「愛と青春の旅立ち」「羊達の沈黙」「ショーシャンクの空に」「天使にラブソングを」・・・これ以降はろくな邦題に出会った事が無い。これって配給会社の手抜きなのかな？

「プリティウーマン」「メン・イン・ブラック」「レインマン」「バックトューザフューチャー」「マトリックス」「ダイ・ハード」「グッドモーニングベトナム」「プラトーン」・・・。邦題を付けようにもできなかった作品が多いのはわかる。でも「ユージュアル・サスペクツ」とか「L.A.コンフィデンシャル」なんかは邦題つけれなかったのか？って思う。
近年では「プラダを着た悪魔」は凄く良い邦題だと思う。思わず観たくなるもの。

ハリーポッターシリーズは『ハリー・ポッターと賢者の石』とか『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』って邦題がついてるから人気があったんじゃないかなって思う。（007シリーズと一緒だな）。ディズニーアニメもそう。昨年大人気だった「アナと雪の女王」でも原題の「Frozen」じゃ人気でなかったんじゃないか？
逆の例もあって「パイレーツ・オブ・カリビアン」を「カリブの海賊達」って邦題をつけられて上映されたら人気無かっただろうな。同じく「ミッションインポッシブル」を昔の邦題「スパイ大作戦」でつけられてたら、やはり観に行かなかったかもしれない。

一番好きな邦題は「オペラ座の怪人」。ミュージカルの原題をそのまま直訳しただけなんだけど、見事なり。
ちなみに邦画では「桐島、部活やめるってよ」。原作本のタイトルだけど、これは凄いタイトルだなって。

要が人気を復活させる為には、配給会社よ、是非イカした邦題をつけてくれ。
あと、日本映画（邦画）に英語タイトルは似合わない。シンプルな題名ももう飽きた。タイトルを見ただけでその映画が観たくなるようなイカシタ名前をつけて欲しいね。

鳥取スタバの行列の真相

日本最後のスターバックス出品県、鳥取。
先日もこのブログに書いたがいよいよオープンした。
オープン当日は開店前に1000人の行列ができたとか騒いでたが、並んで迄スタバに行きたい奴の気持ちは大阪の俺には到底理解できない。殆どの奴は便乗だろう。なんか中二病のように使命感につき動かされて、TVやメディアのインタビューに「いや、待ち望んでました」とか「是非とも早く飲みたかった」等と間抜けなコメントするんだろうな。

で、スタバ鳥取店限定商品「鳥取タンブラー」とが、早くもインターネットオークションに出品されてる。しかも200出品者以上。ってことはこのマグやタンブラーを買った何割かは転売目的で買ったって事だな。（スタバ側が販売個数発表してないので正確にはわからない）
他県からの目立ちたがり便乗派に紛れて、転売目的の確信犯もかなり来てたみたいだな。しかもヤフオクで15000円前後で出品してる奴は、IDを変え何個も出してやがる。（画像が一緒だからすぐバレる）
売る為に買う。まぁ、商売の原理だからそれを責めたりはしないが、本当に鳥取スタバのタンブラーが欲しかった人や、全国の限定マグを集めてる収集家がいたとしたら、そいつらに格安で譲ってやれよね。

東京駅の限定SUICAに群がった奴らと、今回のスタバに群がった奴。iPhone6の発売でアップルストアに群がった中国人と何ら変わりない。
オイルショックの際にトイレットペーパーを必死に買い占めた時代から何も進歩してないな。これが群集心理か？

有名なラーメン屋、雑誌で紹介された洋食屋、評判のスウィーツ店、安い回転寿し店等に並んでる奴らの気持ちは、俺にはさっぱりわからん。長時間並んで迄食べたいとは思わないし、他にも美味しい店はいっぱい有るのに知らないのかな？としか思わない。千葉浦安の寝ずミーランドなんて絶対行く事はないだろう。2-3時間待って一つのアトラクションに乗れたとして、一日で何個のアトラクションに乗れるんだ？お伽の国に紛れ込んだ錯覚を楽しむのならそれはそれでいいだろうけど、それならフロリダとかオーランドに言った方が安上がりじゃネェか？

どうせ鳥取のスタバだって2,3週間もすれば普通に入れるくらい、いや下手したら平日ならガラガラの店内でゆっくりコーヒーを味わえるだろうに。

東京に比べて大阪では行列が出来ないと言われてた。でも最近はちょっと違うよね。心斎橋でも梅田でも行列を見かける事がある。下手すりゃ天満や天六のバルや寿司屋、立ち飲み屋でも見かける。馬鹿なのかよそ者なのかかぶれなのか流行もの好きなのか。
その殆どが雑誌で目にした事がある店ばかり。その殆どの実態は掲載料を払って取材してもらって掲載してもらってるだけなんだけど、読者は騙される。グルナビにせっせと店主やバイトが書き込みしてる。“都会の隠れ家”なんてうたい文句のくせにホームページがあったりツイッターやってたり。
MeetsやKansai Walkerに載ったとたん繁盛店に早変わり。どうせすぐいなくなる流行もの好きの一見客に踊らされて束の間の盛栄を楽しんでくれ。オープン当初から地道に通ってくれてた常連は「終わったなこの店も」と愛想を尽かし、気がつきゃ閑古鳥。慌ててホットペッパーに載せて20%オフとかやってももう後の祭り。そんなかんじで結局つぶれてしまった飲食店を今迄結構見てきたぞ。君の店は大丈夫か？

初日からこんな状態なら、鳥取のスタバがつぶれて又スタバ不毛県になる日は近い。（県が助成金でも出したら意地でも存続できるだろうけど）
商売（あきない）はコツコツやで。（ここは西川きよし師匠風に読んでね）アメリカの会社にはわからんやろうけど。

百田尚樹 フォルトゥナの瞳

今年の日本アカデミー賞を総なめした“永遠のゼロ”
原作を読まずに映画を批判した宮崎駿をあざ笑うかのように、評価が高かった。
原作を読んだが、凄く面白い。よくこの話を映画に出来たなって感心してしまう。

百田氏の本はそれからいくつか読んだ。
「錨をあげよ」
上巻は昭和40年頃の大阪や京都が舞台だったからまだよかったが、下巻の北海道での密猟あたりから何が書きたいのかさっぱりわからんかった。自伝か？それにしては脚色し過ぎだろう。現実的なリアルな描写が多いだけになんか現実離れしてる。

「海賊と呼ばれた男」これは傑作だ。ドキュメンタリーというかルポを小説にしたら本領発揮なのかな。

「ゼロ戦と日本刀」渡部昇一さんとの共著で対談集。だが、これを読むと永遠の0を読んだ人や観た人は感動が薄れるから読まない方がいい。なぜこんな右翼的思想をわざわざ発表したんだろう？


「モンスター」とか「純愛」とか、まだこの人の作品は全部読んでないので一概には言えないだろうけど、多分この人って作品によって傑作と駄作がはっきり分かれる人なんだろうな。

今回読んだのは「フォルトゥナの瞳」。
これから先はネタバレが多数含まれる文章になるだろうから、「今から読もうかな」って思ってる人はここから先は読まないでね。

車のコーティング工場で働く主人公が、ある日電車で一人の乗客の身体の一部が透けて見える。最初は疲れてるせいだ、気のせいだと思っていたが、後日またもや身体の一部が透けて見える人に出会ってしまう。そして何人か身体が透けて見える人を監察してるうちに、身体が透けて見える人は死期が近い人だと気づく。人の死期がわかる能力を突然持った主人公は・・・。

って、面白そうなので読んでたが、読み進んでも前々感情移入できないの。「錨を上げよ」の主人公と同じで昭和の匂いが漂いすぎるせいか？
他人と交わる（会話する／愛想をする）ができない素朴な工場青年。目をかけてくれる工場の社長。妬む周りの工員。これらのプロットで違うサクセス小説だったなら主人公に共感できたりもしただろう。でも、今回の特殊能力（人の死期が見える力）がなんでこの平凡な男が持つ事になったのかとか、能力を持つ事によっての主人公の葛藤とかが全然伝わってこない。
だって主人公がこんないじいじした工員じゃなくても充分成り立つし、サラリーマンでもフリーターでもいいもの。何故コーティング工場の工員である必要が？
それと同じ能力を持つ医者と出会い相談したりするんだが、この医者は「人の死=運命を変える事は自分の寿命を縮める事」って意味深な事を主人公に伝えたりするんだが、なぜそうなるのとかは全然書かれてない上に、この医者はあっけなく死ぬ、。この医者の死因が又不明。自分の寿命を縮めるのがわかっていながら、誰か大事な物を守る為に死んだのか。それとも医者という職業柄徐々に死に近づいてたのかがまったく描写されてない。以前惚れてた工場の女子事務員が金持ちの男に騙されて、今は風俗に身を落としてるとか全然本編と繋がりのない関係ない話。主人公が昔家族を火事で亡くした話と、今持ってる人の死期が見える能力の関連性もなんかねぇ強引。

携帯電話を買い替える為に行った店で、偶然知り合った店員の身体が透けて見える。それでつい運命を変えるような真似をして助けてしまう。何故？更に自分が助けた女に惚れて、過去の臆病な自分を捨てて付き合うようになるのだが、その愛する女を捨てて迄、関係ない大型事故の運命を変えようとするところも全く理解できない。あげくの果てにはその愛した女も人の死期が見える女だったって。

百田さんのファンで既に読んだ人はこう思ってるだろう。「あぁそんな本も百田さんの本にあったかねぇ」。
「永遠のゼロ」や「海賊と呼ばれた男」を読んで、次にこの本を読んだ人はこう思うだろう「これって同一人物が書いた本？つまらなすぎる」。

まぁ、手塚治虫や石森章太郎の漫画や黒澤明の映画、コナンドイルや江戸川乱歩の推理小説だって面白くないのは一杯ある。
逆に言えば作者の世界観に観客や読者である俺たちがついていけてないのかもしれない。ピカソやゴッホの絵が生前理解されなかったように。

なんて、難しい理屈を並べて擁護したが、正直この本は読まないほうがいいと思う。他にも面白い本はたくさんあるんだしね。
これは駄作です。時間の無駄にしかなりません。

差別用語や放送禁止用語を気にするメディア

最近のテレビは言葉選びに慎重すぎる。
ちょっとでも差別的な言葉や発言だと、最近ではすぐ視聴者からクレームが来たり、ツイッター等で炎上するから自衛してるんだろうけどさ。「番組内で不適切な表現が有りました事をお詫びします」とかいちいち言わなくていいのにさ。名前を間違えたり、あきらかに誤解を生むような表現したんだったら別だけど、何を神経質になってるんだろうか。

市原悦子さんが2015年5月22日に放送された「あさイチ」にゲスト出演。
「まんが日本昔話」のナレーションを務めた思い出話で盛り上がった。
一番好きな話は「やまんば」。「私のやまんばの解釈は世の中から外れた人。たとえば『かたわ』になった人、人減らしで捨てられた人、外国から来た『毛唐』でバケモノだと言われた人」。世間から疎外され、山に住んでいた人たちが「やまんばの原点」になったと思うと説明した。
また、やまんばのキャラクターが「魅力的で大好き」な理由について、　「彼らは反骨精神と憎しみがあって他人への攻撃がすごい。そのかわり心を通じた人とはこよなく手をつないでいく。その極端さが好き」って。
井ノ原快彦も「虐げられているから愛情を欲しがるんですね」と応じでスタジオは「日本昔話」トークで盛り上がってた。

この発言に慌てたのがNHK。
番組の終盤、有働由美子アナが「さきほどのコーナーで『かたわ』『毛唐』という発言がありました。体の不自由な方、外国人の方を傷つける言い方でした。深くお詫びします」って謝罪した。

なんで？
誰がクレーム入れるの？
かたわの人が「俺を馬鹿にしやがって」ってクレームを入れたとしたら、そいつは文章や会話の読解力の無い奴でしかない。前後の流れから、市原悦子さんが身体の不自由な人を決して貶めるような発言をしてないのはわかるだろう。
外国人が「俺らの事を“毛唐”って呼びやがった」って騒ぐのか？奴らは毛唐って言葉の意味が差別用語なんて思ってないだろうし、毛唐ってどんな意味なのかさえわかってないだろうよ。

大分の動物園で生まれた猿の名前に「シャーロット」ってつけただけで、「英国王室に失礼だろ」ってクレーム入れた奴らが多数いた。こいつらまるで英国王室の代弁者のようにクレームを入れた。英王室が黙っちゃいないぞって。でも、本家の英国王室はわざわざ「猿になんて名前付けようが当方は関知しない」ってメッセージ出してくれた。このクレーム入れた奴らはその後動物園に謝ったんだろうか？「ごめん、気を利かして英国王室はきっと不愉快な思いをすると思ってクレーム入れたけど、英国王室は全く気にしてなかったね。」って謝罪したのか？

かたわ、ツンボ、めくら、こじき、びっこ・・・。昔から言われる身体の不自由な部分を誇張して使われる言葉。昔話や民話には当たり前に出てくる。これらを勝手に放送協会では「放送禁止用語」として自主規制してる。でも、あくまでも自主規制。法規制がある訳ではない。あくまでテレビ局などが勝手に遠慮して自主規制してるだけ。
こんな事書くと、「身体の不自由な人が聞いたら不愉快になる」とか「その人達の立場になって考えてみろ」なんてヒステリックに騒ぐ馬鹿が必ず現れるが、本当に馬鹿。正義の代弁者になったつもりで言ってるんだろうけど、当の本人達は多分気にしちゃいネェよ。

「ノートルダムのせむし男」や「ちびくろさんぼ」みたいに勝手に遠慮して勝手にタイトル迄変えて、誰に気を遣ってるんだか。
中国人がクレーム入れた訳でもないのに「支那そば」や「中華そば」さえダメだと言う。トルコの人がクレームつけたからって呼び名が変ったトルコ風呂は今、ソープランドって呼ばれる。カルピスなんて商標迄替えさせられた。

でも、喚いてる奴らに言いたい。
言葉の語源や由来を理解してクレーム入れてるのか？
かたわとかつんぼって言葉を「差別用語だ」って喚いてる奴らの方が理解できない。
めくらを盲目とか目の不自由な人って言いかえたところで、何が変るって言うんだ？めくらはダメでぼんくらはいいのか？白痴はだめで音痴はいいのか？キチガイはなんと呼べばいい？精神錯乱者？アル中やシャブ中は差別用語か？パンパン、夜鷹、売春婦、援助交際。言葉が変ってもやってる事は一緒。
昔話の「一寸法師」（ちびってことだろ？）だって「舌切り雀」（ろうあってことだろ？）だって、捉えようによっては差別用語だぞ。
長年にわたって日本昔話のナレーションしてた市原悦子さんが、物語の中で普通に使われてきた言葉を語っただけで、謝罪するテレビ局。誰に対して謝ってるんだ？変な世の中。

そのうち「桃から人が生まれる事は無い」とか「竹の中に女の子がいるはずが無い」って、昔話には科学的根拠が無いってクレームをつける馬鹿が出てきそうだ。亀に乗って竜宮城に行くなんて息が続くはずが無い。熊と相撲の稽古なんて出来る訳が無い。そうなると今のauのCM自体がクレームの嵐だな。
狐が罠を外してくれた人に恩返ししたり、地蔵さんが雪の日に傘をかけてくれたくらいで恩返しもしないし、鶴が助けられたと言って機（着物）を織るなんてありえない。蟹が臼や栗と協力して猿をやっつけやり、ウサギがワニ（鮫）の背中を飛び移って最後に皮を剥がれるなんてどんなフィクションでもありえない。

ヘイトスピーチ、セクハラやパワハラ発言と昔話や民話を一緒にする方が間違ってる。万葉集。古事記、日本書紀、百人一首、源氏物語、平家物語、昔話、民話をもう一度読みなおせ。これらを今で言う差別用語や放送禁止用語に該当する部分を変えて読んでみろ。理解できるか？

視聴者や読者に気を遣いすぎて、当たり障り無い表現ばかりしてるから本や漫画をはじめ、TVも映画もラジオもどんどんつまらなくなってくる。
文化を大事にしないから、イルカの追い込み漁でさえ否定出来るんだろうな。
日本の文化はこのままだと衰退していくような気がする。
負けるな言論。気にするなメディア。クレームつけてきたら闘え。どうせ奴らは本気じゃないから。なんとなく代弁者になって優越感に浸ってるだけだ。本当の弱者や不自由な人には擁護の手を差し伸べろ。それでいいじゃない。

サラリーマン川柳

川柳。
基本5,7,5の17文字で表す日本語の詩。俳句との線引きは微妙だが、俳句が必ず季語を入れないといけないとか制約があるのに対して、川柳は庶民的で時事ネタも字余りもなんでもありって感じ。どちらにしても少ない字数で表現するのだから、言葉の使い分けや語彙、学がないと作れない。
更に上には短歌とか和歌って呼ばれる世界があるけど、これは又別の機会に。

毎年恒例の第一生命保険サラリーマン川柳コンクール。今年で第28回目。今年も100選の優秀作の中から一般投票で選ぶ『私が選ぶサラ川ベスト10』がおこなわれ、その集計結果が発表された。

一位は「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」

見事なり。
第一位のこの句に投票した人は5500人。投票した人からは、「私の皮下脂肪も是非資源に!」や「中年の夢です」といった共感の声が多数寄せられたという。でも、この句が選ばれるってことは世の中には贅肉がついた人がかなり多いって事か？
第17位 うちの妻　マツコよりも　デラックス
第24位 ダイエット　ありのままでと　諦める
第30位 方法は　山ほど知ってる　ダイエット
第41位 おい！おれを　メタボと呼ぶな　ゆるキャラだ
第43位 ゆるキャラに　ママならなれる　そのまんま
第45位 ありのまま　食欲のままに　雪だるま
って、かなりメタボやダイエットネタが100位以内に選ばれてるから、同じような境遇の人多いんだろうな。

でもね、ちょっとここで言わせてもらいたいんだけど、痩せ体型の俺はよく「相かわらず細いねぇ。私の肉をわけてあげたいわぁ」とか言われる事がある。正直そのたびに「いらねぇよ、贅肉なんか」って思う。（心の中でだけどね）
逆に聞きたい。何故太る？無理して意味の無いダイエットするよりも、食事と運動と姿勢をちゃんとしてれば、余程の体質や病気でない限り太らんだろう？
更に追い打ちで「あなたは太らない体質だからいいねぇ」なんて言われるが、これもちょっと腹が立つ。俺の家系は全員中肉中背だ。それにいくら痩せてようが誰でも歳を重ねたら腹も出てくるし、贅肉もつくわいさ。毎日の運動と食事にどれだけ気を遣ってると思ってるんだ？って言いながらも、ビールを飲みながらこのブログを書いてる。現在時刻は夜中の3時40分。

世の中にこれ迄どれだけダイエット本が出版された？タレント本から専門インストラクターの本格的な本迄色々目にする。中には「食べながら痩せる」とか「無理無く痩せる」って誘惑本もある。これは全て嘘と思った方がいい。海兵隊トレーニングを取り入れたDVDなんて続けるのが無茶。タレントやモデルがダイエットに成功した本が発売されるが、こんなのは買うだけ無駄だ。多分あなたが今迄読んだダイエット本に書いてある幾つかのパターンが書いてあるだけだ。
考えてみろよ。未だに毎月次々とダイエット本が発売されるってことは、ダイエットに王道無しってことじゃないのか？なんか間違ってない？

「甘い物は別腹」とか「今日は自分へのご褒美」とか自分に甘い事言ってないか？夜中に食べたり飲んだりしたら、それはすぐ脂肪になるなんて恐怖は間違いだと思ってくれ。飲んだ後のシメに豚骨ラーメンを喰おうが、新発売の期間限定スウィーツを食べようが、そんなのはダイエットの敵じゃない。敵はあなた自身の「面倒くさい」とか「しんどい」とか「明日から」って弱さだ。
まず、家の中にあるお菓子は捨てろ。そしてもう買うな。スナック菓子は塩分と糖分であなたのダイエットを妨害する。
運動は大切。仕事帰ってからやるのはしんどい？誰もアスリートみたいなトレーニングをしろと言ってるんじゃない。腹筋、背筋、腕足せ伏せ、腿あげ。毎日ちょこっとやるだけでいい。歩くときもダラダラ歩かずすたすた背筋を伸ばして歩けばいい。この背筋を伸ばすというところが肝心だ。俺の見解では下腹部に贅肉がついてる人の殆どが姿勢が悪い。電車でも、カフェでも、仕事中でも姿勢は気をつけよう。
サラダ？油抜き？カロリーハーフ？そんな言葉に騙されちゃいけない。普通の食事を美味しくちゃんとよく噛んで食べればいい。食べ過ぎには注意だがね。ここで肝心なのは旬のもの以外は食べちゃいけない。美味しくないし効果もちがってくる。

ダイエットに話が傾きすぎた。話をサラ川に戻そう。

ダイエットネタ以上に妻を題材にした川柳が多いね。

第2位 湧きました 妻よりやさしい 風呂の声
第3位 妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴
第4位 壁ドンを 妻にやったら 平手打ち
第7位 あゝ定年 これから妻が 我が上司
第15位 「ついて来い！」　昔ニッコリ♡　今「なんで？」
第38位 子は飲み会　妻はお茶会　オレ自治会
第49位 夫婦愛　いつの間にやら　エコモード
第52位 嫁ＬＩＮＥ　スタンプだけで　指示が来る
第69位 もう帰る　電話したのに　用意なし
第76位 もう10日　妻とのライン　既読なし
他にもまだ妻を題材にした作品いっぱいあるんだけど、こんだけ妻が題材にされるってことは、世の中のサラリーマンは家では肩身の狭い思いをしているのかな。これもご時世かねぇ。

ちなみに過去の第一位の中でも妻、嫁ネタは多い。
第27回 うちの嫁　後ろ姿は　フナッシー
第22回 しゅうち心　なくした妻は　ポーニョポニョ
第19回 昼食は　妻がセレブで　俺セルフ
第16回 タバコより　体に悪い　妻のグチ

ちょっと異色なのは同じく一位でも妻側からの川柳も選ばれてる。
第18回 オレオレに　亭主と知りつつ　電話切る
第13回 プロポーズ　あの日にかえって　ことわりたい

旦那も嫁も同じ事思ってるのか・・・。そりゃ最近は結婚しない若者が増えてるのも仕方が無いか。そんな親を観て育ったら結婚生活に何の興味も魅力も感じないだろう。少子化対策は夫婦仲を良くする事からはじめないといけないかも。

ちなみに過去の作品で好きなのは
第7回の1位
連れ込むな！　わたしは急に　泊まれない

この頃は男も草食系じゃなかったんだね。

芸能リポーターの質の悪さ

リポーター（レポーター？）って大変ね。
コメントを取る為に必死。囲み取材や記者会見、なんか事件があったら事件現場にいち早く行き、関係者の家迄探して突撃。警察でも役所でも群衆の中でもみくちゃにされながら担当者にマイクを向ける。
台風上陸地で傘を飛ばされそうになりながら暴風の中でリポートしてたり、災害地でヘルメットをかぶってリポートしてる人には脱帽する。

政治家は記者会見とかしてくれるから、コメントをまだ取りやすいみたいだけど、中にはトンチンカンな質問をして一笑に臥されるリポーターもいる。最近の記者はフリーを使うからなのか勉強不足の人間も多い。取材する人やその案件の事くらいちゃんと事前に調べてから行けよ。（大阪都構想の時にもメッチャ多かって橋下市長が辟易してた）
下手すりゃその馬鹿なリポーターの先入観で起こした記事は、つぎはぎだらけで、事実は事実なんだけど真実とはほど遠い無いようになってる事がある。記事を読んだ人が誤解を招く内容の場合もかなり多い。沖縄の辺野古問題や集団的自衛権なんかの取材はもう無茶苦茶。（まぁそれは最近のテレビでも言える事なんだけど）

中でも芸能リポーターは大変ね。梨元勝さんが確立したこのジャンル。今も武藤まき子さんや井上公造さんが活躍してる。
ただ、最近は番組や映画製作の発表なら記者会見開いてくれるから取材しやすいけど、最近の芸能人ってブログやツイッターで発表しちゃうじゃない？どうしても後追いになっちゃうからスクープなんて取れない。だからネットニュースを元に後追い記事を新たに作ろうとする。

そんな風潮だからか、関係ないところで関係ない質問をしてる馬鹿なリポーターを見る、こういう奴を見るとちょっとムカつく。

最近では浅田舞さんがビールの発売記念イベントの際に、妹の浅田真央さんの事を執拗に聞いてた。失礼な行為ッて認識はこいつらには無いんだろう。26日におこなわれたコカコーラ・ゼロのイベントでSMAP中居正広にお父さんのガンでの死去についてとか、同じくガンで闘病中の今井さんへのコメントをとろうとした馬鹿がいた。中居君はさすがの神対応で冗談半分で盛り上げてあげてたが、これも失礼だろう。うつみ宮土理は愛川欽也さんの死去に関する記者会見で、傍若無人な記者の質問にキレてた。萩原流行さんの死亡事故の会見で、カメラ回すなって言うのに回してた。（でもこれは事前通告をちゃんとしていなかった主催者側も悪い）

もっとひどいのになると、欲しいコメントを取る為に執拗に誘導する質問をするリポーターもいる。

ちょっと前の話になるが、“飛ばないボール”事件の際、ダルビッシュ有に質問してたリポーターはクズだった。
記者「ボール変更の件を日本のプロ野球コミッショナー会長が知らなかったってどう思います？」
ダルビッシュ『日本のプロ野球の事だから、コメントする立場に無い』
記者「でも日本の野球界を取り仕切ってる地位の人が知らないってどう思われる？」
ダルビッシュ『だから、それは今の僕がどうのこうの言う立場じゃない』
記者『トップがまったくこの事実が発覚するまで知らなかった件についてはどう思われます？」
ダルビッシュ『トップ迄話がいってなかったとしたら、それは組織の構成や伝達システムの問題でしょう？』
って、執拗な同じ質問にかなりうんざりして答えてたのをTVで観た。

でも驚く事に次の日の新聞やネットニュースには
「ダルビッシュ。日本の野球組織に問題があると批判！」
ってヘッドラインがつけられてニュースされてた。

これこそ捏造。

被災地や災害地で懸命に惨状を伝えようとしているリポーターもいれば、楽してコメント取ろうとしてるリポーターもいる。資格制にしたほうがいいのでは？