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バーボングラス片手のロックな毎日

続・週刊少年ジャンプ50周年

2017-06-28 19:02:36 | BOOK/COMICS
前回少年ジャンプ50周年のことについて書こうと思ったのだが、ノスタルジーに浸りすぎて長くなってしまったので、続編。今回もノスタルジーに浸りまくる。

50年も発行されてりゃ、人によってそれぞれ色々な思い入れがあるだろう。
「キャプテン翼」を読んでサッカーを始めた人もいるだろう。ジダンやメッシなんかはこの漫画の大ファンだというしね。実はその前に連載されてた「Go!シュート」ってサッカー漫画が好きだったんだけどね。知ってる人は少ないだろうな。

「スラムダンク」でバスケを始めた人もいるだろう。今なら「黒子のバスケ」かな。他誌なら「DEAR BOYS」とか「ボーイフレンド」とかね。
女の子は「エースをねらえ」にはまってテニスを始めた人もいるだろう。ジャンプなら「テニスの王子様」かな。
バレーボールなら俺らの頃は「アタックNo.1」(サインはVというバージョンもある)が、今のジャンプ世代は「ハイキュー」かな。

ジャンプには、野球漫画で「キャプテン」って名作がある。あれ?「プレイボール」だったかな。どっちが週刊連載でどっちが月刊誌だったか忘れちゃった。ちばあきお(ちばてつやの弟さんだったっけ?)さんが描くこの野球漫画は、それまで優れた身体能力(まだ覚醒していない、気がついていない)を持つ主人公の漫画ばっかりだったマンガ界を一変させた。努力は報われる、凡人でも努力すれば一流に勝てるってね。
この頃からジャンプには「根性」に続いて「努力」ってテーマが加わった気がする。この漫画を読んで「あぁこんな普通の俺でも野球やってみようかな」って思った人もいるんじゃないかな。

正確なタイトル忘れたけど「山下たろー君」って野球のマンガもこの流れだったな。
まぁヤンキーやってて「Rookies」を読んで野球始めた不良っていないとは思うが、このマンガの中でキャプテンの御子柴はヤンキーじゃなく、普通の学生で熱血努力型生徒だ。実写版ではつい先日話題になってしまった小出恵介くんが演じてた。

「すすめ!!パイレーツ」を読んで野球始めた奴もいなさそうだが、この漫画だって誰一人すごい才能を持った選手は出てこない。

「キン肉マン」だって最初はダメ超人だったものね。拉麺男(ラーメンマン)なんて最初怖い怖い。ウォーズマンは不気味だったね。バッファーローマンなんて傍若無人だった。これらとキン肉マンが戦ってどんどん成長していくんだけど、もちろんジャンプお約束でどいつもこいつも味方になっていくのよね。昨日の敵は明日の味方ってやつですかい。なんか違うけどまぁいいか。この頃からさらに「友情」がテーマに加わったような気がする。

そのジャンプの50周年の集大成。(ようやく本題に戻れた・・・)
7月15日より3か月連続で発売される。
何がって?
復刻版だよ。

第一弾は1968年発売の創刊号(1968年)と、1994年にジャンプ史上いや日本漫画史上最大の週刊誌売り上げ653万部を記録した最大発行部数号(1995年新年3・4合併号)の2冊パックが発売される。2冊とも当時掲載された作品が、すべてそのまま掲載されるそうだ。

創刊号にはなんの思い入れもないのだが、当時の表紙、当時の漫画が全て掲載されてるのなら読みたいな。できれば広告のページとかもそのまま載せててほしいな。仕事の関係で古いパンフレットとかも扱うのだが、当時の物価や流行のものが載ってたりして面白い。昭和40年代のはとバスツアーのパンフには、某有名歌舞伎演芸場の食堂のうな重が150円とか、コーヒーが70円とか記載があったりするのよね。この創刊号や最大発行部数の復刻版も是非当時の広告とかも入れてほしいな。日ペンの美子ちゃんとか怪しげな通販とかね。

ちなみに最大発行部数号の掲載マンガと作家は
『SLAM DUNK』井上雄彦、『DRAGON BALL』鳥山明、『るろうに剣心』和月伸宏、『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦、『キャプテン翼』高橋陽一、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治、『NINKŪ-忍空』桐山光侍、『ろくでなしBLUES』森田まさのり、『BØY』梅澤春人、他。
徳弘正也は『新ジャングルの王者ターちゃん』なんだ。「シェイプアップ乱」好きだったんだけどな。
「北斗の拳」ももう終わってて、原哲夫の漫画は『影武者徳川家康』だし、北条司の「シティハンター」も終わってて『RASH!!』って漫画なんだ。


そして復刻版第2弾は、『ジョジョの奇妙な冒険』の連載が始まった号(1987年新年1・2号)と、『ONE PIECE』連載が開始された号(1997年34号)。

ジョジョの実写映画はどうなのかね。小栗旬主演の「銀魂」の方は面白そうなんだが、ジョジョは実写化はちょっときついんじゃないか。どちらももう直ぐ公開だが明暗分けそうだ。
ジョジョは好きだ。第7部まではずーと読んでる。でも、第一部にあたるこの最初の方はあんまり好きじゃないな。「バオー来訪者」の方が好きだな。

「ONE PIECE」が始まった頃から少年ジャンプを買わなくなった。
チャンピオンはすでに買わなくなっていたが、この時期からマガジンもサンデーも買わなくなった気がする。
青年誌に移行ね。スーパージャンプとか、ビジンネスジャンプとか、ビッグコミックスピリッツとかスペリオールとかね。モーニングとかアフタヌーンは買わない。漫画サンデーとか週刊漫画とかゴラクに手を出したら自分が歳をとってしまったってなんか認める気がしてしまってね。
で、ONE PIECEは40巻くらいのあたりで、隣のエステ店の人に「面白いから」って勧められて全巻貸してくれた。ありゃまぁ、面白いのよ。絵柄が苦手で読んでなかったんだけど、読んでくうちにはまっていくのよね。仲間をどんどん増やして(友情)、強い敵と戦って(根性)そして戦うたびに成長して(努力)って、ジャンプの王道そのものの漫画。
おかげで、未だに続きを買ってたりする。


そして第三弾は『北斗の拳』第一部完結号(1986年26号)と、『DRAGON BALL』人気順位最大得票号(1991年21・22合併号)の2冊パック。

北斗の拳の名シーン&名セリフの、ラオウが「わが生涯に一片の悔いなし!!」と果てるシーン。それが収録されてる。
そして、ドラゴンボールはナメック星でのフリーザとの戦いで、悟空がスーパーサイヤ人に覚醒する「クリリンのことか―っ!」のシーンが収録されてる。

これは欲しい。

北斗の拳には名セリフや名シーンが多いけど一番有名なのがこのラオウが点に拳を突き上げ果てるシーン。
ここで連載終わってたらよかったのだけど、このあとダラダラと続くのよね。修羅の国編なんか、ラオウの兄とかケンシロウの兄とか出てきてもう何が何だか。まぁそれでも面白いんだけどね。

ドラゴンボールもこのフリーザとの戦いで、「クリリンのことか―っ!」って悟空が激怒するシーンも好きなんだけど、フリーザの圧倒的な強さにプライドがズタズタになったベジータが悔しがってるのを、悟空が理解するシーンが個人的には好き。読んでない人にはわからんネタでごめん。

こういった名シーンや名セリフの号を復刻するなら、今度は「スラムダンク」の流川とタッチするシーンの号の復刻とか、「ジョジョ」なら花京院がDioのスタンドの謎をとくメッセージ残して死ぬシーンとか、ヴァニラ・アイスの攻撃からイギーがポルナレフをかばって死ぬシーンとかの号も復刻してくれないかな。

まぁ、好き勝手言ってるけれど、色々な人にそれぞれ影響を及ぼした少年ジャンプの50年。
漫画は偉大だな。

「大事なことはすべて漫画が教えてくれた」なんて言葉があるが、あながちハズレではない気がする。
以前も書いたが日本がロボット工学や最先端技術を当たり前に作り、あたり前に活用してるのも、漫画の影響がかなり強いと思うもの。鉄腕アトムとかサイボーグ009とかね。ロボットだとかアンドロイドだとかサイボーグだとかは日本人は普通に受け入れてしまうだろうね。引き出しから猫型ロボットが出てきても驚かないかもしれない。

スポーツの分野もそうだ。メジャーリーグで活躍する日本人選手が今はいっぱいいるが、それが当たり前のように思ってる。「巨人の星」の頃ならまた夢の夢だったのにね。「メジャー」とかの影響かな。
サッカーもブンデスリーガもセリアAも日本人選手が活躍しても今や当たり前。これは前出のキャプテン翼の影響だろうな。
小山ゆうが「がんばれ元気」の後に「スプリンター」って漫画をサンデーに連載してた頃は夢物語だったが、今や100m走で10秒の壁を切れそうな奴が5人も出てきたもの。
「空手バカ一代」で空手を始めた人や「はじめの一歩」でボクシングを始めた人もいるだろう。最近なら「あさひなぐ」で薙刀始めた人もいるんだろうか。

文化の方でも「ヒカルの碁」で囲碁を始めた人や、「ちはやふる」でかるたを始めた人なんかもいるだろう。「とめはねっ! 」で書道を始めた人もいるんじゃないか?
「3月のライオン」で将棋に興味を持った人もいるだろうね。今、藤井四段がデビュー連勝記録塗り替えてるが、彼も漫画を読んでたのだろうか。

そのうち書き込むと人が殺せる「DEATH-NOTE」みたいなのができるかもしれない。
そのうち「銀河鉄道999」のように空を飛ぶ鉄道ができても驚かないかもしれない。
俺も先日の左手の手術の際に「コブラ」のように、ここにサイコガンを埋め込めないかななんて思ったもの。


漫画は偉大だ。
少年ジャンプ50周年。
それぞれの人のそれぞれの思いを詰め込んだ50周年。
おめでとう。

週刊少年ジャンプ 創刊50周年

2017-06-27 23:38:25 | BOOK/COMICS
子供の頃親が厳しくて漫画の本を買ってもらえなかった。
「あんなもん読んでたらバカになる」「読む価値ない」「漫画読む暇があれば本を読みなさい」
それが親の口癖だった。

本は何でも買ってくれたのだが、漫画は買ってくれなかった。おかげで世界や日本の名作と呼ばれる本はほとんど読んだと思う。漢字や言葉の使い回しや想像力はついたと思う。
国語のテストは90点より低い点数を取ったことはないと思う。ただしグレてた頃はテストで「〜部でこのとき主人公はどう思ったか答えよ」なんて問題にひねくれて「そんなん知るか」とか「俺と主人公では考え方が違うからわからん」なんて答えて散々な結果になったことはあるが。

友達の家に遊びに行った時が唯一漫画の本を読むチャンス。貪るように読んでたな。少年マガジンは散髪屋で読むのが楽しみだった。
集中して読んでたからなのか、未だにあの頃の漫画はストーリーやシーン、セリフを覚えてるから不思議だ。

絵と文字を同時に理解できるのは日本人特有らしいね。確か文字は右脳、絵や図形は左脳で判断するらしい。海外の人はそれができないからそれをアートと呼ぶのだそうだ。映画の字幕なんて海外ではほとんどみないし、水墨画に筆で文字お書かれてるのを別々に理解しようとするんだってね。
漫画のストーリーを絵で追いながら同時にセリフという文字を認識して覚えるから、いつまでも記憶にあるのだろう。

少年マガジンは「愛と誠」「あしたのジョー」「巨人の星」「天才バカボン」の頃からだな。「翔んだカップル」とかが始まった頃はもう自分で買えてた。そのあと「バリバリ伝説」とか「カメレオン」「ドクターK」とかだね。
水島新司はマガジンで「野球狂の詩」を連載してて、サンデーでは「男どあほう甲子園」を連載してた。この関係で少年チャンピオンで連載が始まった「ドカベン」は最初柔道漫画だった。男どあほう甲子園の連載が終わってから野球漫画になった。

少年サンデーはあまり読んでない。友達があまり買ってなかったからのせいもあるが、自分で漫画を買うようになってからもサンデーはあまり買わなかったな。あだち充の「タッチ」や石渡治の「B.B.」、藤田和日郎の「うしおととら」「からくりサーカス」が連載してる頃には毎週買ったが。サンデーはマガジンと発売日が同じだったので、お金のなかった当時は結構きつかったのよね。


少年チャンピオンも好きだった。
鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」はいまでもバイブルだ。最後の方は作者が病んでしまって無茶苦茶になってしまったが、この漫画でレッドツェッペリンなどを知った。

「らんぽう」とか「がきでか」とかも好きだったね。チャンピオンはギャグ漫画が多かった気がする。
チャンピオンの秋田書店はコミックスを作ってなかったので、当時はサンデー(小学館)のコミックスとして売られてた。生まれて初めて自分で買ったコミックスが「サイボーグ009」なんだけど、これもサンデーコミックスになっている。


少年ジャンプの集英社も実は小学館の子会社としてスタートしたってのはあまり知られていない。創刊当時、持ち込みの漫画家が小学館のビルはわかるのだがその裏にある集英社のビルにたどり着けなかったらしい。そのあたりは島本和彦さんの「アオイホノオ」にも描かれてる。
ジャンプはその関係か、手塚治虫とか石森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫と言った有名作家が使えなかった。だから新人を発掘して、さらにそれを人気投票で決めるといった手法を取った。未だにこの伝統は続いてる。ジャンプで長期連載するのはどれだけ大変なことなのか、読者はわからないけど。

ジャンプは根性物や熱い漫画が多かった。

本宮ひろ志の「男一匹ガキ大将」が好きだった。(月刊少年ジャンプで連載された「硬派!銀次郎」もヤングジャンプで連載された「俺の空」も好きだ)

池沢さとしの「サーキットの狼」はハマった。この漫画の影響で日本にスーパーカーブームが巻き上がった。この漫画のおかげで(せいで)俺もフェアレディZをその後買ってしまう羽目になる。

本宮ひろ志のアシスタントをしてた宮下あきらの「私立極道高校」も好きだったなぁ。漫画で描かれた学校名や校章が実在の学校のものだったからって理由で打ち切りになってしまったが、その後「激!極虎一家」で復活したからよかった。ちなみにあんな洋ランきてボロボロのぼんたん履いてる学生は当時でもいなかったと思うのだが。


車田正美の「リングにかけろ」も好きだったなぁ。最初はちゃんとしたボクシング漫画だったのだが、どんどんエスカレートして、必殺ブローで相手が会場突き破って飛ばされるようになってからは何が何だか。中学生ボクサーであんな必殺ブローが打てたらいいよな。「風魔の小次郎」とか「聖闘士星矢」も好きだけど、やっぱりリングにかけろが一番面白い。

平松伸二の「ドーベルマン刑事」はハマったなぁ。今読み返すと羽田のデモや沖縄問題なんかも書いてて、今だったらすぐクレームが入ってしまうような過激な描写だ。だって平気でマグナム44(あれ?マグナム356だったかな)で犯人や悪人を問答無用で撃ち抜くんだもの。最終回が泣けるんだ。太陽にほえろのジーパンの最期とダブってしまうのだよ。

ジャンプのコンセプトの一つ「友情」のせいか、ジャンプの漫画は今までのライバルがその後味方になってさらに巨大な敵に立ち向かうってのが多い。
キン肉マンもそうだし、北斗の拳もそうだし、シティハンターもある意味そうだ。ドラゴンボールではピッコロやベジータまでも仲間になったりしてしまうもの。クリリンやヤムチャだって最初はライバルだものね。なんか今やってる続編ではブウやピッコロ、フリーザまでも仲間になるらしいが・・・。


スラムダンクは唯一ライバルがライバルのままだ。もし強引に連載を終了してなかったら、翔陽高校、陵南、海南大附属や山王工業高校のメンバーでドリームチームかなんか作ってアメリカ選抜かなんかと戦うストーリーになってしまったかもしれない。
山王との戦いで終わらせて正解。あの試合シーンは漫画史上ベスト10に入る(誰がなんと言おうとそう思う)。最後に流川とタッチするシーンなんかもうサブイボもの。


ジャンプはギャグ漫画も多いのよね。
コンタロウの「1・2のアッホ」とか小林よしのりの「東大一直線」とかね。秋本治の「こち亀」もマニアックな内容で面白かった。最多コミックス発行巻数を誇るだけある。残念ながら連載は終了してしまったがよく毎回毎回ストーリーを思いつくものだと感心。

江口寿史の「すすめ!パイレーツ」は好きだったなぁ。連載の途中からどんどん絵が上手くなってくるの。YMOもこの漫画で知った。「ストップ!!ひばり君」や「ひのまる劇場」も好きだった。でもさ、途中で病んじゃって描けなくなってしまったのよね。

「HUNTER×HUNTER」の冨樫義博さんも描けなくなった人だな(また連載再開するらしいが)。


漫画家で描けなくなった人は多い。
初期ジャンプで人気だった「ど根性ガエル」の吉沢やすみさんなんかその典型的だろう。「アストロ球団」の中島徳博さんもそうだし、ジャンプじゃないけど前出の鴨川つばめや川崎のぼるさんなんかもそうだろう。
少女漫画でも「NANA」の矢沢あいさんなんかそうじゃないかな。

あずまひでおさんも逃亡したし。
漫画と侮るなかれ。小説などと同じく作者の産みの苦しみは読者にはわからない。書き下ろしという方法もある文章の本と違って、漫画は週刊だったり月刊だったりする。締め切りに追われ、アイデアに追われ、本当大変なんだと思う。

そんなこんなで少年ジャンプ50周年。
おめでとうございます。
いろんな漫画家の犠牲の上に成り立ってるのだろうけど、読者には関係ない。

なぜか続く。

ハンバーガーの未来

2017-06-25 05:57:00 | FOOD&DRINK
マクドナルドがオリンピックの最高位スポンサーを降りるそうだ。
オリンピックの公式スポンサーのメリットはかなり大きい。なんたって世界規模の中継だしね。公式スポンサーになるだけでも大変なことだが、さらにその最高位(TOP)スポンサーっていうのは、1業種1社で、全13社だけだからね。(日本はパナソニック、ブリヂストン、トヨタ自動車)
これを降りるってことはマクドはかなり経営がヤバい状態なのかな。
ロッテリアもバーガーキングも喜ぶなぁ。サブウェイも名乗りあげるかな。

ちょっと前のチキン騒動の余波が今も続いてるのかな、やることなすこと裏目に出てる。つい最近もシステムハッキングされてた。

ハンバーガーを100円で売っていくらの利益が出るのか?って感じだったし、マックカフェとネーミングしてコーヒーを100円で提供して最初は当たってたが、今やコンビニカフェに持って行かれてる。cheese burgerは未だに130円だ。

ここにきて高級路線に変更してる。ボリューム満点とか、素材重視とか。でもマクドで600円〜800円を払うのなら、ファミレスや他のファストフード、立ち食いそばとかに行ってしまうような気がする。

朝のモーニングで提供してるエッグマックマフィンが好きだったのだが、最近は味が変わってしまった。
塩辛い。
俺の舌が変わってしまったのか、マクドの味付けがそうなったのかはわからない。ソーセージマフィンもベーコンナンチャラも塩辛く感じる。若者向けかな?
コーヒーもそんなに美味しくない。だから最近は滅多に利用しない。


で、そのマックのモーニング。以前は学生とかサラリーマンばかりだったのだが、最近はおばさんやおばあちゃんばかり。喫茶店代わりに使ってるのかね。とにかく賑やかだ。でも、400円くらいの単価であれだけ居座れて採算取れるのかね。
俺が心配するこっちゃないけどさ。

ロッテリアはタバコが吸えるのでたまに行く。
エビフィレオが好きなのだが、これとコーヒーを頼むと600円を超える。(ちなみにマクドのフィレオフィッシュのセットでも同じくらいだ)
これが高いのか安いのかはよくわからないが、600円以上出すんだったらそこらの定食屋で定食食うとか、そこらのビュッフェでランチセット食べた方がお得感あるような気がする。

ロッテリアの激辛チキンって期間限定のキャンペーン商品は人気らしく、販売終了になってる店舗もある。
ブートジョロキアを原材料に使用した「激辛ソース」を体験できるこのバーガーは、「辛いものが苦手な方・お子様はご遠慮ください。当社は一切の責任を負いません」とわざわざ告知し、購入には免責同意書が必要だとか(法的に有効かどうかは知らん)結構チャレンジなキャンペーンだ。


辛いものは好きだし、新しいもの好きだし興味本位で食べてみようかと思ったのだが、免責同意書をダウンロードするのが面倒で、結局食べてない。
まぁ辛いのが食べたかったら、四川料理の店に行けばいくらでも食えるしね。最近ではブータン料理とかもあるし、タイ料理屋さんもそこらにあるしわざわざハンバーガーで辛いのチャレンジしなくてもいいや。

辛いといえばモスバーガーのスパイシーチリドックが好きだ。
ソーセージがチョリソーなわけでなく、ただ、ハラペーニョのピクルスが載ってるのだがバランスが良くてうまいのよ。
これはもう20年くらい、モスに行くたびに毎回頼んでるんじゃないかな。

モスで普通のハンバーガーを食べたのっていつ以来だろうか。ライスバーガーはデビュー時に食べて以降一度も口にしていない。
モスは最近激辛モスバーガー(チーズ入/400円)てのを出したが、これは美味しそうのので、今度チャレンジしてみよう。

学生時代はマクドナルド、ロッテリア、そしてドムドムバーガーの三強だった。
ドムドムはダイエーグループ傘下で、ダイエーがあるところには必ず入ってたし、フランチャイズ店舗も多かった。コーンが美味しかったね。
今や風前の灯火のドムドム。
見つけたら入ってしまうのだが、もはやボランティアの気分。
店舗によってこれほど味がバラバラなチェーンも珍しい。まるで天下一品のようだ。当たり外れのあるFCチェーン店って今後どうなのかね。

最近は高級路線のハンバーガーショップがあちこちに出てるが、それぞれ苦戦してるみたいだ。
それなりに行列ができたり、賑わってるみたいだが、次々とできるからか飽きられるからか閑古鳥が泣いてる店もある。
本来ハンバーガーはそれだけで一食の価値ありのものなんだろうけど、ファストフードの印象が強いせいかそんなに単価を上げれないみたいだし、ハンバーガーに価値/対価を見いだせない人が多いのじゃないかな。(俺もそうだ)
新しい店を見つけたら入ってしまうのだが、禁煙だったりビール提供してなかったり、何じゃそりゃって店も最近は多い。なんか中途半端って感じ。フレンチやイタリアンとは違うんだけどなぁ。なんか勘違いしてる気がする。

今まで食べたハンバーガーで一番美味しかったのは、N.Y.セントラルパーク近くのハンバーガーショップ。
店名は忘れてしまったのだが、有名な野球選手の名前(日本で言えば長嶋茂雄みたいな人)が付いてたような気がする。
ここはハンバーガーも美味しいのだけど、ピクルスが絶品なのだ。あまりに美味くて毎回おかわりっていうか追加お願いしてた。販売特約とか代理店契約結んで、日本に輸入したいと本気で思ったくらいだ。
今もあの店はあるのだろうか。

ハンバーガー。残念ながら晩飯にはならん。ハンバーグとライスのセットのなら晩飯になるのに不思議だ。俺にとってハンバーガーはあくまでも小腹がすいた時の食だ。
パンズで挟むからか?米の方がパンより上だから?うどんやそばなら晩御飯になるのにピザやパスタでは晩ご飯にならないのと一緒か。
よくわからん。




現代父親像

2017-06-20 05:55:42 | Talk is Cheap
端午の節句の子供の日や、桃の節句の雛祭り、母の日に比べていまひとつマイナーな父の日。
父親の威厳が年々薄くなってきている最近じゃ、えっいつ?ってくらいなもんだろう。

それでも父の日フェアとかなんとかデパートやネットでは開催してる。
焼酎だとか普段着だとか。
イマイチ盛り上がってないように感じるのは俺だけか。
俺は20そこらの時に父親が死んでるのでそれから無縁なのでよくわからん。

昔の父親像って星一徹みたいにちゃぶ台ひっくり返すとか、寡黙で口をきかないとかそんなイメージだけど、最近は家族サービスに余念のない父親が増えてるね。週末の堤防とかでは家族で和気藹々バーベキューを楽しんでたりするものね。
アミューズメントパークには、デレデレした親と子供がいっぱいだし、繁華街でも仲よさげな家族がいっぱいいる。
子供に甘いのか、それが自由奔放に育ててると勘違いしてるのか、電車やスーパーなんかで走り回りわめいてるガキを注意しない父親も多い。
そうかと思えば妻にDV暴力振るったり、子供にタバコ押し付けたり殴ったりって虐待したりする父親もいる。

一昔前は年頃の娘さんは父親を毛嫌いしてた話をよく聞いた気がする。
洗濯物を一緒に洗うなとか、風呂は先に入るなとか、汚らわしい、煩わしいってね。
男の子はどうなんだろう。俺はあんなペコペコしたサラリーマンにはならないぞとか、油まみれで働くなんてみっともないとか思ってたんだろうか。
俺はそこらへんの感覚が欠如してるので、よくわからんのだがね。

最近じゃ女の人にとっては旦那・夫なんて不要みたいだ。
なんで私が食事や洗濯など家事の面倒を見なきゃならないんだ。
なんで男の所有物みたいな扱いを受けなきゃいけないんだ。
家内、妻、お内儀、奥様、連れ合い、嫁、おかあさん・・・いろんな呼ばれ方をする。
彼女のときは良かったなぁ、結婚したらなんか違うなぁ、別れようか、後家とか出戻りとか言われることはないし、バツイチでもいいや、シングルマザーってのもかっこいいな、生活保護と保険料免除で・・・なんて思われてるのか、最近じゃ簡単に離婚する。

それ以前に独り身の人も多い。
男を必要としていないのね。
女性の自立とか、社会進出とか、平等社会とか。
それの結果が今の結婚しない、少子化、シングルマザーなどに繋がってるんだろう。

政府っていうか官庁ががまたもやわけのわからん企画を打ち出した。
父親の簡単料理推進だってさ。
馬鹿じゃないかね。
クールビズとかプレミアムフライデーとか、現実にそぐわないことばかりやって、何をしたいんだろう。

飲食店厨房経験者じゃない限り、父親が台所に入って料理してろくなことはない。
男の料理と言えば聞こえはいいが、材料費は考えない、器具は片付けない、洗い物はしない、あちこちしっちゃかめっちゃかになるだけだ。
結局後始末は奥様がしなくてはならないってのは目に見えてる。
味付けだって、昆布や鰹節で出汁をとるとか見よう見まねでやっても、怪しいもんだ。
不慣れな父親に家で料理を作られるくらいなら、どこかうまいものを食べれる店に連れて行ってくれた方が家族は喜ぶんじゃないかね。

こう書いてて思ったが、やっぱり父の日とかはいらないな。
っていうかお父さん、旦那さん自体が不要なのかもしれないね。



今言うか・・・。

2017-06-18 07:09:07 | Talk is Cheap
立つ鳥跡を濁さずという格言がある。
日本人の美学とも言っていいこの言葉が好きだ。

辞める(辞めた)会社の悪口を言う奴。
別れた彼女(彼氏)の悪口を言う奴。
そんな奴が大嫌いだ。
あほちゃうか?とか、なぜ今言う?としか思わん。
引き際は綺麗に終わらせたほうがいいのに。

俺は辞めた会社や店の悪口を言ったことがない。
言いたくない。
辞めるからには何らかの不満があるはずだが、言うのはみっともないし、言いたくない。
だから在籍中にすでに辞めたスタッフが「この会社はどうたら」などと言ってきても無視。
辞めたいと言ってる奴が「こんなところが、あんなところが」て言おうが「そう思いません?」って同調求めてきてもやんわりと否定する。
そして俺が退社後に、同じく辞めた奴が何やかんや悪口言っててもスルーする。
みっともない、格好悪い、ダサい、粋じゃない。

ましてや別れた彼氏や彼女の愚痴や悪口は言いたくないし聞きたくない。
ただ自分を正当化したいだけだろ?としか思わん。
だいたいそんな話は他人に言っても仕方ないだろ。
そうかぁ大変だったねぇとか、それは仕方がないねぇとか言って欲しいのか?
ごめんね、そんな見せかけの優しさ持ってないや。他を当たってくれ。

しかしこれよりももっとひどい場合がある。
立つ鳥跡を濁さずどころか、後ろ足で砂引っ掛けるバカ。
「今、それを言うか」ってやつだ。

今日第9回AKBの総選挙があった。
20位に入ったNMB48所属の須藤凜々花が、いきなり結婚宣言をした。
なんなのこいつ!
それこそ、「今、言うか」って瞬間的に思ってしまった。

結婚するのはいいのよ。おめでたいことだ。この子のことはよく知らないけど祝福してあげたい。
でも、今言うか。今日言うか。
それなら総選挙出馬辞退しておけよ。投票したファンは裏切られた気持ちにしかならんだろうさ。

総選挙のイベントは台無し。
指原が2位に約10万票差という圧倒的得票での三連覇達成とか、2位の渡辺麻友が今年限りでグループ卒業だとか、松井珠理奈が安定の3位だとか、中間発表1位だったNGT荻野由佳が5位に入ったとか、全部パー。
他のメンバーのコメントも全て霞んでしまって、このイベントに投票したファンも、スタッフも全部がっかり。

そりゃそうだろ、恋愛禁止を打ち出してるアイドルグループのメンバーが、ファンが推しメンに投票する一年に一回のこのイベントで、まさかの結婚発表。自身が幸せになるのはいいが、この件について当の須藤凜々花は、受賞時のコメントでも投票してくれたファンに対して謝罪もなにも一切言っていない。
そこが一番嫌。
今まで応援してくれたファンを裏切ったことなど微塵も考えず、今回投票してくれたファンの落胆や、喪失感なども一切無視。ファンはがっかりどころか殺意さえ芽生えるかもしれない。

山本彩さえ「えっなに言ってんの?ホンマに結婚するの? どういうこと? 終わったら凜々花に電話しようかな。あの人の考えることはわからへんから」とまで言ってるんだから、NMB48にも話は通してなく、メンバーやスタッフのことなども考えちゃいないんだろう。

NMBのメンバーを無視し、AKBグループを貶め、イベントを台無しにし、ファンを裏切ってる。「好きな人がいます、結婚します」だって。
どうせただ、週刊文春に恋愛をすっぱ抜かれたから、それが公開される前に先手を打ったつもりなんだろうけどさ。

あの大島優子でさえ「何考えてんのかしら。何でもアリなんですね。」と怒りのコメントを出してる。
北島三郎の最後の紅白、そしてEXILEのHIROのラストパフォーマンスというお膳立ての紅白歌合戦で、歌唱前にまさかのAKB卒業宣言。「サブちゃん有終の美」とか一切合切がぶっ飛んでしまった。今言うか・・・をやってしまった大島優子でさえFUCKと思うんだから、秋元康さんはどう思ってるんだろう。

自分のことしか考えてない奴は大嫌いだ。
最後くらいは綺麗に終わろうよ。

最近は自分のことばかり優先で周りのことなど屁とも思っていない人が多い。
小出恵介と一夜のアバンチュールを楽しんでおきながら金をせびったり、写真週刊誌に売ったりするバカ。
散々甘い汁を吸っておきながら今頃加計学園で政治的圧力があったとか言い出す元文科省事務次官。
自身は収賄で辞任したのに最近は偉そうに小池現東京都知事を非難する元東京都知事。
金は受け取って既に使ってるのに今更日韓合意は無効だとか言い出してるお隣の国。
撮影したドラマや映画の公開前に自分勝手な解釈を押し通し、散々業界の悪口を言って強引に引退し出家したくせにほとぼりも冷めないうちに平気で教団の女優として戻ってこようとするバカ。
病気で倒れたのに退院後すぐ現場に戻ってきてなかなか引退しない落語家。

どいつもこいつもみっともない。

今言うか・・・今更言うか・・・。
立つ鳥跡を濁さず。
そして有終の美って言葉もある。
どちらも日本人の美学だと思ってるんだけどなぁ。

AKB選抜総選挙と民主主義

2017-06-16 15:27:46 | BOOK/COMICS
6月17日に沖縄で開催予定だった「AKB48 49thシングル選抜総選挙」の開票イベントの中止が決まった。
今回の会場だった沖縄が、記録的な大雨。
「安全を最優先に考慮し、中止せざるを得ないと判断した」という、運営側の判断は正しいと思う。

順位を気にしてたメンバー、この日のために気合入れてたファン、準備に走り回ってたであろうスタッフが一番残念だと思うが、天候には勝てない。ましてや危険を伴うとあれば、なおさらだ。
飛行機会社もホテルなど宿泊施設、お土産屋も飲食店もがっかりしてるだろう。海ガメ産卵保護を訴えてた団体だけかな、喜んでるのは。

これについてネットでは各メンバーのコメントなどを掲載しているが、悪意が感じられる記事も多いのよね。
何でこの時期(梅雨時)にやろうとしたのかって。
いやいや、ずーとこのイベントは6月にやってるんだもの。今回は沖縄でやろうってなっただけで、その裏には誘致合戦やいろんな思惑はあっただろうがそんなことはファンやメンバーには関係ない。

優劣や順位を決めない、誰もが平等、人と比べるなんて、誰もが一つだけの花なんだって、文科省と教育委員会と日教組のバカみたいな平等教育、ゆとり教育を受けた世代には理解しがたいと思うが、これってすごいイベントだと思ってる。
だって、まずAKB48グループに入るまでにもオーディションという選別がある。そして入ってもステージ上がれる、テレビに出れる、仕事がもらえるのは競争だ。さらにこの総選挙。自分たちのファンがどれくらいいるのかがはっきり明確に出てくる。
投票権の入ったCDを買いあさって一人で何票も投票する人がいるとか批判されるが、それでもそれもファンの愛情・熱意の現れだろうよ。最多投票したからってメンバーに合わせてもらえるわけでもないし、感謝状もらえるわけでもない。

民主主義の一番公平な判断は多数決だ。
それを「民主主義の崩壊だ」と言ってるバカな人たちがいる。
「共謀罪」「テロ等準備罪」を新設する「改正組織犯罪処罰法」が成立したことに反対してる人たちだ。

特に一部の議員。
「自民党(与党)の横暴だ」
「数の論理で押し通した」
「十分に議論し尽くされてない」
などと言っているが、本当にこの人たちは選挙でと通って国会に来てる人たちなんだろうか。
君たちが選ばれた選挙にしたって、工事から投票までたった二週間。その間に市民が納得できる演説が全員にできたか?政策などの賛否の議論などされたか?そんなことなど一切御構い無しに投票されるのだ。

その議員だってなんで選ぶのかといえば、市民一人一人が喧々囂々意見を出してたって、いつまでたってもまとまらないし、納得もしない。いつまでも水平線で議論しててもラチがあかない。だから最後は多数決で選んで決める。
だけど市民にとって興味のないことや、よくワカらないことをいちいち判断させてたら時間もかかるし、いろんな思惑が入ってくる。
だから市民それぞれが自分の意見に近い人、この人なら任せていいかなって人を選んで、議会や会合で協議してもらったり多数決をしてもらってる。つまり、自分たちの代弁者だ。だから不正や太くなことをした人は降ろされるし外される。

これは自治会、島や村や町、市、県・府・都、そして国。あらゆる立法や行政の機関において、この議会民主制が引かれている。
決してどこかの国みたいに一党独裁や、世襲制の独裁政治国家ではない。立派な民主主義国家だ。

それなのに、毎回なんか決めるたびに文句を言って、反対する奴がいる。
いや、反対するのはいいのよ。その人は反対意見の代表なんだからね。
でもさ、それで「民主主義の崩壊だ」とか「独裁者の時代になる」とか「議論、言論、報道、表現の自由がなくなる」とかトンデモ理論に結びつけて一般市民を煽ったりするのやめてくれない?
採決取るまでは意見言っても、議論してもいいけど、数で決まった=多数決で決まったことはまず従おうよ。

今回の採決でも
自由党の山本太郎、社民党の福島瑞穂らが、ゆっくり歩いて投票を遅らせる「牛歩」戦術とやをやっていた。結局投票締め切りに間に合わないで無効票になってるから、ただのバカとしか言えない。お前たちは今後「選挙に行きましょう」とか「投票は市民の権利です」などと二度と言うな。自分たちが代弁者だということも忘れて、投票できなかったんだからな。

しかも山本太郎は「恥を知れ!」と絶叫して票を投じた。(こいつがギリギリになったせいで、その後ろの3人が間に合わなかったんだが)
なんのパフォーマンスかわからないが、それを見て国民が、俺もこんな国会議員になるぞ!とか「私もこんな議員に憧れる」とか思うのか?

言っておく、多数決は立派な民主主義だ。

7月14・15日に行われる「マイナビオールスターゲーム2017」の出場選手だって、投票で決まる。
監督推薦枠ってのもあるけど、ほとんどの選手は投票で選ばれた選手だ。これはアメリカのメジャーリーグでも一緒だ。
これをジャイアンツファンや阪神ファンが圧倒的に多いんだから、「数で押し通された」とか「公平じゃない」とか言う人いるか?いないだろ。

年末に行われるレコード大賞の選考が不透明なのは、あれが投票でも実売数でもなんでもないから。
誰が選んだかわからない選考委員が、レコド会社や事務所の意向などを考慮して決めてるとしか思えない。
だから最近人気がない。権威があった頃は誰が受賞しても納得できたんだけどね。

同じく芥川賞や直木賞とかも一緒かな。
一番売れてるから受賞するわけでも、一番面白いから受賞するわけでもない。2月と8月に本の売り上げが落ちることから考えられた賞だからね。平賀源内が考えたと言われてる土用の丑の日にウナギみたいなもんだな。

だから今、本の賞の中で一番納得できるのは「本屋大賞」だ。
全国の本屋の店員さんが「面白かった」3作品を選び、その上位10作品をこれまた全部読んだことのある人だけが投票して決める。これぞ公平な賞だ。もちろん書店員さんが面白かったと言ったからって、自分が読んで面白いかどうかは別だが、本を選ぶ基準にはなるだろう。

話がだいぶそれてしまったが、AKB総選挙も「今この子が一番ファンの中では人気があるのね」とか「へぇこの子のファンがかなり増えてるんだな」とか知れる機会だ。興味のない人は「まだやってるの」とか言ってるけど、それはああでミー賞でもグラミー賞でもノーベル賞でも一緒だろ。
国会の法案成立だって興味のない人にはふーんって他人事だろうし、学校の生徒会の選挙だってそうだろう。

一番公平で公正な決め方は。多数決。
これが民主主義で無いというのなら、何が民主主義だ?
教えてくれ、各地で共謀罪反対ってデモしてる人たちよ。
沖縄で相変わらず反対運動してる人よ。
そして、デビットケイとかいう国連の何の人かわからんやつよ。

野際陽子さん死去

2017-06-16 04:43:55 | MUSIC/TV/MOVIE
女優・野際陽子さんがお亡くなりになられた。
ご冥福をお祈りします。

野際陽子さんといえばキーハンターとか冬彦さんの母親とか、いろいろ名演・怪演あるんだけど、やっぱり俺にとってはTRICKの飄々とした母親役だな。
仲間由紀恵の母親役で、元シャーマンで書道の先生。
意味深な言葉を仲間由紀恵にかけたり、煙に巻くようなことを言ったり。だけど娘に愛情があって、でもなんか色々秘密がありそうでって母親役。飄々としててすごく良かった。

今回の訃報ニュースで知ったのだが、野際陽子さんってフランス語が堪能だったのね。
TRICKの中で岡田真澄(仲間由紀恵のお父さん役)とのプロポーズの回想シーンが、いきなりフランス語での会話だったから「なんでフランス語?」ってずーっと思っていたのだが。ようやく謎は解けた。丸っとお見通しだ。いや、ここは野際陽子さんの決め台詞「全部ごりっとお見通しだ!」だな。

仲間由紀恵さんも今回の訃報で、追悼コメントを出してたが、かなり落ち込んでるみたいだ。
先日も書いたが、ごくせんの第二シーズンの生徒・小出恵介は未成年淫行で騒がれるわ(第一シーズンの成宮は薬物疑惑で電撃引退)、旦那の田中哲司は浮気をすっぱ抜かれるわ、そして今回野際さんがお亡くなりになられた。

野際陽子さんと仲間由紀恵さんはTRICKだけじゃなく、『エラいところに嫁いでしまった!』でも親子役、『ハルとナツ 届かなかった手紙』では、若い頃の野際陽子を仲間由紀恵が演じてた。映画『溺れる魚』でも共演してたな。(ちなみにこの映画にも成宮くんは出てるし、先日不倫疑惑報道された渡辺謙さんも出てた)

野際陽子さんのことを書いてるのか、仲間由紀恵のことを書いてるのかわからなくなってしまったが、最後に野際陽子さんの傑作を一つ。
テレビドラマでのガラスの仮面。
確か安達祐実主演だったと思うけど、もはやコメディとしか思えないドラマで、漫画の世界観通りの月影千草を演じてはったのは見事だった。

安らかにお眠りください。



漫画とアニメの影響力

2017-06-14 20:43:39 | BOOK/COMICS
漫画PLUTOがアニメ化されるという速報が入ってきた。
これはきな臭いニュースが飛び交う今こそアニメ化して欲しかった作品だ。(実写化はごめんだが)

知ってる人は知ってるが、知らない人のために一応書いとくと、このPLUTOは手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を、20世紀少年やYAWARAなどのヒット作多数の浦沢直樹が新たな解釈で漫画化したもの。
人類の平和を守るための活動とは、正義はどっちにあるのか、サポートするロボット達の苦悩、近未来、いやすでに起こっている国家の善と悪までも描いた傑作だ。

以前外国の友人に言われたことがある。
「日本は素晴らしい科学力と技術力ですごいもの作るけど、日本人ってあんまりそれをすごい事だと思ってないんじゃない?」
そう言われて考えてみたら、仮想ペットのaiboとか、二足歩行のロボットASIMOとかでも、うわぁ、ついにできたんだぁってくらいだものね。

その原因は漫画やアニメにあるんじゃないかなぁ。
古くは鉄人28号やジャイアントロボに始まり、マジンガーZ、ライディーン、ガンダムへと続いて行く大型ロボットの話を見てた人たちが科学者とか研究者になり、実際に開発して実現していく。
それを見て一般人は、あぁついにあの世界が現実になったのねって感じになるんだろう。だからあまり驚かないし、すごさも感じないのでは?

日本の科学力や技術力、デザインなどは漫画やアニメで培われていると言っても過言じゃないと思う。
手塚治虫や石ノ森章太郎、永井豪、松本零士が描いた世界は、かなり実現されている。
そのうちポケットから色々出してくれる猫型ロボットとか、宇宙まで行ける機関車とかワープできる戦艦も作られるかもしれない。
でも、多分それを見ても「あぁついにできたのね」ってくらいなのかもしれない。


いや、科学の分野だけじゃなくスポーツなんかの世界もそうかも。
巨人の星や侍ジャイアンツで野球を始めた人。キャプテン(プレイボール)やドカベンなどの影響もあるだろう。タッチはどうかわからんが、ダイヤのAとかメジャーとかも少なからず影響してるだろう。昔は大リーグ(メジャーリーグ)で日本人がプレーするなんて夢のまた夢だったが、野茂以来今じゃ結構当たり前と感じてにしまってる。

サッカーも、ジダンやメッシなどがキャプテン翼のファンってのも有名な話だ。MFにいい選手が多いのはこの漫画のせいだと言われている。セリアアーとかブンデスリーガとか、フランス・イタリア・イギリス・スペイン・ドイツ・・・世界各国で日本サッカー選手は活躍してる。

アタックNo.1でバレーボール始めた人もいるだろう。今ならハイキューとかの影響ではじめた人もいるだろう。
スラムダンクやボーイフレンドなどでバスケ始めた人もいるだろう。黒子のバスケかもしれないね。

空手バカ一代読んで空手、タイガーマスクを見てプロレス、柔道一直線やYAWARA、帯をギュッとねなどで柔道。北斗の拳やドラゴンボールを読んで憲法を始めた人は少ないかもしれないが、あしたのジョーやリングにかけろ、はじめの一歩などの影響でボクシングを始めた人はいるだろう。これらのアニメや漫画は少なからずその競技人口に貢献をしていると思う。
石川遼や松山がプロゴルファー猿や明日天気になあれを読んでたかどうかわからない。卓球の張本や石川がピンポン見てたかも知らない。錦織がエースをねらえを見てたりテニスの王子様を読んでるとは思えないがね。

でも各競技のプレイヤーたちには少なからず影響受けた人もいるだろう。最近だとあさひなぐって漫画で薙刀始めたりする人もいるんじゃないかな。

日本の社会の根底には漫画やアニメがある。
スポーツだけじゃなく、文化面でもそうだ。
けいおん!でバンド始めた女の子が増えたのは周知の通りだ。

ちはやふるでカルタ、3月のライオンで将棋、ヒカルの碁で碁を始めたなんてのも多いと思う。
のだめカンタービレでクラシックにハマった人も多いし、ましろのおとで三味線、この音とまれで琴、ぴんとこなで歌舞伎、落語心中で落語にハマったって人もいると思う。




テルマエ・ロマエで温泉好きになった人もいるだろう。

銀の匙を読んで農家に憧れた(なった)人もいるだろう。


最近、変な殺人事件や変質者の事件が多いけど、残念ながらそれだって少なからず影響してると思う。
実際過去の宮崎事件をはじめ、猟奇殺人や変質事件を起こした犯人の自宅から漫画やアニメグッズが出てくると、いかにもそのせいで犯行に及んだなんて報道をされてしまう時もある。「犯人の自宅から大量のアニメ本がとかポスターが・・・」ってね。つい先日の変質事件でも、犯人はある同人誌に影響を受けて犯行に及んだってことで、作者が注意を受けたりしてた。
悪いことの時はいかにも漫画やアニメのせいで、って言われるけど、先の科学力とか最先端技術の時は言われないのはなんかおかしいな。

だってさ、ひみつのアッコちゃん、セーラームーンやおジャ魔女どれみ、魔女の宅急便を見て魔女になりたいとか魔法を使えるようになりたいとは思っても、マジで魔女になった人はいないだろう?(美魔女と呼ばれる人は一時期出てきたが・・・)
忍者ハットリくんとか、さすがの猿飛、烈火の炎を見て忍者になりたいと思ってもなれないし、ワンピースで海賊に憧れてもならない(なれない)のと一緒で、そこらへんはわかってると思うんだけどなぁ。でもそのうち、魔法の杖とかは開発されるかもしれないよ。オタクパワーはすごいんだからさ。

素粒子を集めてどうたらとか、ISP細胞がこうたらなんてミクロやマクロの世界は、完全にマニアックなオタクの世界だ。先日ノーベル賞受賞した教授さんも漫画好きだったな。オタクパワーをなめちゃいけない。

2020年東京オリンピックが巷で騒がれてるが、パラリンピックの方ももっと注目してほしい。
日本は身体機能の保護やサポート、強化の技術も進んでるんだ。義手や人工関節とか、負担を和らげるパワースーツとかね。これらもサイボーグ009の影響だろうかね。そのうち加速装置とかもつけれる時代が来るかもしれない。


街中にあふれる自動販売機、駅の自動改札機、異なる鉄道会社の乗降に使えるSUICAやICOCAなどのICカード、POS化の進んだコンビニやスーパーのレジ。
どれもこれもすごい技術力や科学力なのに、当たり前にありすぎてすごさを感じてない。
携帯一つにしても高機能すぎて「世界のどの国も追いつけない、独自の進化を遂げてしまった」って敬意と畏怖の意味で「ガラパゴス」と世界で呼ばれたのに、何故か日本では、遅れたものとか世界で通用しないものみたいに「ガラケー」と俗称されてる。

日本人は漫画やアニメで描かれたSF、架空の世界を実現してしまうのだ。
そこで描かれてる世界を実現してしまう。
だから世界が「Oh!」「WAO!」って驚いてても、「えっなにが?」って感じなんだろうね。

PLUTOがアニメ化されるのは嬉しいニュースだ。
原子力の是が非、国連の名の下に平和維持の正義、そして機械とコンピューターで全てが管理運営される世の中の怖さ。
問題点も提案も判断も、全てがこの漫画に詰まっている。
公開されるのが楽しみだ。


梅田・大阪駅周辺の移り変わり

2017-06-13 04:08:13 | Talk is Cheap
街は変わっていく。
全然変わらない街もあれば、めまぐるしく変わる街もある。寂れていく街もあれば、ますます活気を増していく街もある。創業100年とかいう老舗の横に、外資系のカフェができたりする。淘汰されたかのように今まであった店がつぶれたり、新しい店ができたり。建物自体が立て替えられたりする場合もあるし、区画全部がごそっと変わったりすることもある。

大阪もどんどん変わってる。

JR大阪駅はあちこち改装してるから、ますますダンジョン化している。長年利用してる俺でさえ、出口を間違えると目的地にたどり着くのに時間がかかったりする。道を聞かれても説明するのも一苦労だ。
ヨドバシカメラなんていつの間にか当たり前に存在してるが、あそこはただの国鉄跡地だった。空中庭園ができた時もまだゴルフの打ちっ放しドームがあった。桜橋口のところにはジャングルダって店があり、郵便局もまだあった頃だ。今じゃグランフロントとか梅北ガーデンとかしゃれた名前がついて、無機質な建物がどんどん増えている。
大阪ステーションシティとか言って駅隣接の建物もできてるけど、ルクア1100って2~3回しか入ってないや。伊勢丹はつぶれたのかな?

阪急電車の梅田駅周辺もリニューアルしている。
特に阪急三番街。なんで三番街と呼ばれてるのかは知らない。勝手に地上一階地下二階の3階建だから三番街だと思ってるが、17番街は17階建だし、32番街は31階だけど実質32階建だからそうネーミングしたんだと思ってる。(昔は最上階にMBSラジオが入ってた)
EST-1は1階建だし(実は奥の方に二階があるのだが)、阪急ファイブは以前は5階建だった。今はHEP Fiveと呼ばなくては若者はわかってくれない。屋上に観覧車があるけど1回しか乗ったことないや。
NAVIO阪急はHEPのMENS館と呼び名が変わって、説明するときは「あの映画館がいろいろ入ってるビルだよ」って言わなきゃ通じない。

話を戻すが、三番街が改装している。
つい先日Francfrancのあたりが綺麗になった。綺麗になったのはいいのだが、品揃え・ラインナップがあれ?っていうほどチャチくなった。どうしたんだろう。調味料の店や食器の店もできてるんだが、高いわ!
見る分、目の保養にはいいのだが、この値段で買う人はどれだけいるんだろうか。多分1年くらいで潰れるんじゃないかな。大きなお世話か。

地下1階にはニトリができてる。ちょっと前は文房具の店とヴィレッジバンガードだった。梅田のBarのマスタに言われるまで忘れてたが、そういやあそこはJoshinジョーシン電機だったんだ。あまりにもコロコロ変わるから、前が何の店だったか忘れちゃったよ。KIDDYランドとナカイ楽器は健在だ。

地下2階の噴水が取り壊されることになった。


運良く最後の勇姿は見れたのだが、翌日にはパーテーションで囲われてた。
撤去理由は「噴水の水流が弱くなって着水点がずれてるから」ってことだが、あれってできて1年くらいでもう着水点ずれてたけどなぁ。あれから何年もほったらかしだったのに、なんで今更って感じ。昔は「川のある街」「滝のある街」ってネーミングだった。未だに水が流れてるからその名残はあるんだけど、あの噴水がなくなったらもう面影がなくなってしまうかな。
日本で一番美味いと思っているインディアンカレーや、陳さんプロデュースの担々麺・四川辣麺店はまだ残ってるが、カンテ・グランテとか銀シャリ屋は無くなっちゃった。

そしてびっくりしたのがその奥にあるかっぱ横丁。
三番街から続くあそこは、阪急古書の町って古本屋とかコインショップとかあったんだけど、どうも移転させられたみたい。
今は改装のパーテーションに仕切られてて、最近よく見るローカル駅周辺のシャッター商店街みたい。


次に何ができるのかは知らない。
さらに奥の飲食店のかっぱ横丁は未だ手付かずだが、ここもそのうち変わるのかなぁ。

阪急INGSもなくなっちゃったし、百又ビルも名称変わってしまった。バーボンハウスは、多田かおるさんの漫画・愛してナイトでも紹介されてたくらい関西を代表するライブハウスだったんだがなぁ。
NU茶屋町のあたりも昔は画廊とかあった趣のある場所だったんだが、今は若者が溢れるスポットだ。梅田LOFTでさえ老舗感を感じるくらいだ。

阪急東通りは今や大型資本の大部屋居酒屋や焼肉店ばかりになってるし、お初天神通りもよく似たようなもんになってる。昔の怪しい雰囲気はもう無い。
新梅田食道街やJR駅前第一〜第四ビルは相変わらずなのでホッとするけど、それでも中の店はあちこち変わってる。そのうちここも全面改装されたりなくなったりするんだろうけど。

久々にあの店行こう!って行ったら無くなっててガッカリしたり、あれ?こんなところにこんな店ができてるって、イレギュラーで入ってみたり。
気に入ってた店や常連になってた店が無くなると寂しい。もっと通ってたらよかったと後悔。
新規開拓でいい店を探し当てると嬉しいが、フザケンナ、出直してこいって店に当たると損した気分。

街はどんどん変わる。
ただそのスピードについていけなくて戸惑うことが多くなった自分がいる。

ヘッドフォンで下界と遮断

2017-06-11 23:52:18 | MUSIC/TV/MOVIE
スマホの画面を見つめてヘッドフォンして音楽を聴いてる。
今時の若者はって台詞は嫌いだが、電車の乗るとあまりにも多くの若い人たちのこの姿に驚く。

ひと昔前の電車ではスーツ姿はスポーツ新聞、カジュアルファッションは少年ジャンプだった。
百貨店で買い物帰りのおばさんはゴソゴソと戦利品の整理、他は文庫本を読んだり、目をつむってたり。
それがどうだい、今は男も女もスマホを眺め、指先で操り、そしてヘッドフォンで音楽を聴いている。

そんなに知りたいことがあるのか?
そんなにメールやラインの返事が大切か?
そんなにSNSなどのタイムラインは重要か?
それより窓の景色見てみろよ、そろそろ夏の空が広がってるぞ。
外の世界の情報をシャットアウトして、液晶画面の世界にのめり込んでいる。

なんて思ってたのはつい最近まで。
俺も今や電車ではこのスタイルになってしまった。

だって、うるさいんだもの。
だって、目障りなんだもの。
だって、鬱陶しくて怒鳴りそうになるんだもの。

電車で騒ぐガキ。ぐずるガキ。歩き回るガキ。拗ねるガキ。靴脱がないでシートの上に立つガキ。意味不明の言葉を大声でわめいてるガキ。
それらを注意しない親。スマホに夢中でたまに「やめなさい」とか「いい加減にしなさい」とかいうけど、「人様に迷惑だから」とは言わない親。
または注意するとか靴を脱がすとか道理を教えるとか諭すとか、全くしない爺婆。

酔っぱらってんのか?声の大きい中年集団。
独り言なのか?ボケてるのか?意味わからんじじい。
PSPかDSか、何のゲームだ?入り口付近で固まって騒いでる学生。
カラオケボックスやネットカフェと勘違いしてないか?イチャイチャしてる学生のカップル。
座らなきゃ損と思ってるのか?分散して座っても人越しに会話するアジア観光客。
お前はゴジラか?スマホ弄りながらゆっくり電車に乗る、降りるやつ。
それは流行りか?めっちゃ邪魔だぞそのリュック。
美味いのか?電車で立ったままおにぎりやサンドイッチ食うのは。

怒鳴りたい、しばきたい、文句言いたい、説教したい。
でも、あまりにも多すぎる。
もう見たくない、聞きたくない、遮断したい。

ヘッドフォンを耳につけて電車に乗るようになった。
音楽を聴いて目をつむってれば、嫌なことを目にすることもイラつくことも、ムカつくこともない。
下界の雑音をヘッドフォンで遮断することで、自分の世界に浸れる。
誰にも邪魔されない。自分だけの世界だ。

そうか、今時の若者はそれをすでに知っていたのね。

SONYがウォークマンを発売したのが80年代。
部屋でレコードをステレオで、カセットをラジカセで聴いてた音楽が、外を歩きながら聴けるようになった。

レコードがCDになって、カセットはMDになったから、CDウォークマンやMDプレイヤーが登場した。

MP3プレイヤーは普及しなかったが、iPodでデジタルプレイヤーは一気に広まった。
これでレコードショップでCD買う時代からダウンロードの時代になった。家で録音やダビングする時代から、PCからコピーの時代になった。

そして持ち運べる曲も一気に増えた。
俺のiPodには6000曲、iPhoneには800曲が入ってる。

ロックでもクラシックでもジャズでもインストでもバラードでもデジタルPOPでも、気分次第でよりどりみどり。
今日もヘッドフォンで音楽を聴いて電車に乗っている。
街を歩いても下界の騒音も嫌なものも見えない聞こえない、遮断してくれてる。
これでいいのかな・・・。

コメンテーターはカスばかり 特に尾木ママ

2017-06-09 18:30:46 | MUSIC/TV/MOVIE

前回に引き続き小出恵介ネタでごめん。
別に小出恵介のファンでもなければ知人でもないのだが、どうもこの件に関して嫌なことばかりが目につくのよね。

前回も書いたが、フライデー誌に写真や情報を提供したやつの浅はかさは、野次馬根性丸出しの俺でさえ嫌悪感を感じる。
ましてや人の人生や仕事、それらに関わる人や会社をめちゃくちゃにして平気なフライデー誌に対しても憤りを感じる。
どうせジャーナリスト使命とか勘違いして、事実は事実として隠さず報道するんだぁって思い込んでんだろうな。
そして他の報道機関も、今回の無期限活動停止で億以上の損害賠償金が・・・とかばかり。

たった一人が事件を起こしたせいで、その番組・ドラマ・映画などが放送禁止やお蔵入りするこの現状が、いいのか悪いのかって問題提起してるところは一つも無い。
その番組やドラマなど制作するのに、どれだけの人が動き、関わっていたかなんて考えもしていないのだろう。

小出恵介主演のNHK連続ドラマ「神様からひと言~なにわお客様相談室物語~」放映中止
映画「愚行録」(妻夫木聡/満島ひかり主演)上映中止
CMマウントレーニア(森永乳業)は放送中止
オンデマンド配信「梅ちゃん先生」(堀北真希主演)休止
BSプレミアム、映画「のだめカンタービレ最終楽章/前編・後編」(上野樹里/玉木宏主演)放送停止
映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(榮倉奈々/安田顕主演)は協議中
配信ドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」も協議中
日本テレビ系「愛してたって、秘密はある。」(福士蒼汰主演)は降板

制作に関わる人は夜中まで走り回り、段取りや調整に追われてただろう。
ある役者はオーディションでやっとつかんだチャンスだったかもしれない。
脚本家も放送作家も締め切りやアイデアに悩み、プロデューサーやディレクター、音声・録音・照明・カメラなどの努力も一切合切がパー。
ロケハンしたADも楽しみにしてたロケ地の住民も、エキストラの人たちも全員ガッカリ。
スポンサーもTV局も映画会社も配給会社も映画館も・・・もちろん関連イベントも全部パー。

このゴシップやスキャンダルを売る雑誌が掲載した記事で全てがご破算になる。
一般人は芸能人のゴシップやスキャンダルが好きだ。それはしょうがない。俺も気になる。つい見てしまう。
でもな、スクープって言えば聞こえはいいが、所詮芸能人のスキャンダルなんて、言い換えれば芸能人のプライベートを盗み聞き、盗み撮りして雑誌の売り上げを上げるためだけの行為でしか無いだろ。

それでも、問題を起こした人が悪いのだと言うのか。
芸能人にプライベートは無いのか?もちろん罪を犯しちゃいけない。でもそれを捕まえるのは警察であり裁くのは法律と裁判所だ。決してゴシップ誌では無い。
芸能人は品行方正に慎ましく生きていなきゃいけないのか?坊さんか神事に関わる人のように?

政治家の汚職とか、自治体の不穏な動き、企業の闇などのスキャンダルやスクープなら大歓迎だ。普通ならとても一般人が知り得ることができないことを、暴き、曝け出してくれるのならありがたい。どんどん暴いてくれ。そんな情報ならお金出しても買いたい、知りたい。
でもさ芸能人のスキャンダルなんて、所詮井戸端会議とか飲み屋で交わされる愚痴や風聞と変わらないだろ。

そして一番今回の件で気になったのが、各テレビなどの報道。
売れっ子俳優のスキャンダルだからこぞって取り上げるのはわかるのだが、なんだこりゃ?
この事件の真相を追究するのではなく、フライデー誌に掲載されたままをとやかく言ってる。

特にコメンテーターどもの意見とやらがすごく嫌悪感感じる。
前回のブログで、ネットでこのお相手の17歳女子高生の素性がすでに晒されてる件を書いたが、その真偽はさておき、ちゃんと情報の裏や事件の真相もわからないうちに、物知り顔、したり顔でコメントしてる。なんなのこいつら。

テリー伊藤。
今回の不祥事により芸能界では多大な影響が出ていることを報じたテーマに、「そは芸能界側の意見ですよ」って。
そりゃそうだろ、この放送してる番組も芸能界なんだからな。それとも何か?お前は文化人のつもりか?

さらに「(女子高生が)妊娠していたらどうするんですか」って。そんな心配お前がすることか?お前は親か?責任とって結婚するかもしれないぞ。
そして、今回の事件が報道されたことで「彼女自身の存在も地元でどんどん明らかになっていって、事がこれだけ大きくなっていくと彼女のこれからの人生を考えなくちゃいけない」だってさ。おいおい、そこまで世話を焼く気あるんだったら、もし彼女が頼ってきたらかくまってあげたりするんだろうな。

さらにエスカレートして
「彼女自身が一番の被害者なんですよ」だってさ。
あのね、強姦とか無理矢理酒を飲ませてとか薬物飲ませてとかじゃないのよ。真相は当人達でしかわからないことをさなんで当事者のように語るかなぁ。
しかも今回の問題は「17歳の女の子が夜中に呼び出されて酒飲んだから、彼女も悪いんじゃないかという意見もあるかもしれないが、こうした意見は大きな間違いで、小出君が最初から呼ばなきゃいいし、そういう行為をしなければいい」だってさ。

おいおい、そもそも呼び出したのは小出君じゃないぞ。それさえ調べてないで喋ってるのか?しかも現場は大阪ミナミ、青少年健全育成条例のど真ん中の場所だ。そんな場所の飲み屋に深夜、未成年が呼び出されてやってくるとは普通思わんだろうよ。
MCの真矢ミキさんが、「女子高生なら飲酒を自分で止めてよと思う」と言ってたが、本当にこの子が女子高生なら自分の意思で飲酒を止めるべきだし、周りの大人も年齢を知ってるなら止めるべきだったろう。呼び出した知人は知っていたんだろうか。小出くんが知ってて飲ませたとかなら話は別だがな。

そのあとの「そういう行為」とやらは確かに軽率にするべきじゃないとは思う。芸能人なら特にな。でもそれは本人のモラルやルール、ポリシーの問題であって、テリーがとやかく言うことではないだろ。
まぁ、テリーにはテリーの意見があるだろうから、見当違いであろうが俺と考えが違おうが構わない。

しかし俳優の中尾彬のコメントはダメだ。
「いい気になってた」ってさ。そりゃ、ちょっと売れてりゃ鼻高々になったりするかもしれないが、それを今のこの時に言うか。
それなら芸能界・役者の先輩であるお前が諭せよ。それもしないで「なんだあいつ生意気だなぁ」ってか?指導や後継者の育成は先輩の仕事だ。それもしないで「近頃の若いもんは」って言ってんのならそこらへんの老人と変わらんぞ。
しかもこんなこと言うってことは「前からいつかこんな事件起こすと思ってたよ」と言いたいのかね。
そういうのは後出しジャンケンと言うんだよ。

高樹沙耶が大麻取締法違反で逮捕された際に「あいさつしないやつが3人いる。その中の1人」なんて言ってらしく、今回「小出恵介もそのうちの一人だ」ってさ。じゃぁまた誰か若手の俳優が捕まったら、そいつが残りの一人になるのだね。
クソみたいな芸能リポーターの一人、井上公造と同じような人種だな。とりあえず曖昧にしておいて、実はあの時言ってたのはって。そりゃなんとでも言えるわ。

ちなみにその井上公造は6月4日の番組で「衝撃が大きすぎて名前は言えない。タレントNさん不倫中」なんて言ってた。小出恵介はNじゃ無いし、ネットで公開されてしまった女子高生の名前もNでは無い。大体タレントでも無い。下手な占い師よりタチが悪いな。まぁ、神田沙也加の結婚式にサプライズで松田聖子が来るって断言して見事に外れた人だから、適当に常に喋ってんだろうな。

そして一番の勘違い野郎が尾木ママこと尾木直樹。
この偽物オネェキャラの教育評論かとやらのコメントは、毎回ずれてるが今回も好き勝手に(誰にも頼まれてもいないのに)見当違いなことを言っている。

「『弁解の余地ない』性犯罪犯した自覚のなさ・無責任!!に呆れと憤り」ってブログをアップ。
おいおい、小出恵介本人が「弁解の余地ない」って事件全て認めて事務所もそれを受けて無期限活動停止したんだぞ。なぜお前に自覚の無さとか無責任とか言われなきゃいけないんだ?

「仕事期間の大切な時によりによって女子高生を呼び出しするでしょうか?爽やかな正義派俳優でなくてもそんな気の緩んだぐだぐだの生活するでしょうか?考えられません」
あのね、考えられませんって書いてるけど、文化人でコメンテーターならちゃんと考えてから発言しろよ。
俳優は売れてりゃずーっと仕事が続く。ドラマと映画の撮影の掛け持ちはザラ、さらに番宣やバラエティにも出演してたら休む暇などほとんどない。ブラック企業も顔負けだ。有給休暇も福利厚生も失業保険も残業手当も休日出勤手当もない。そして撮影したドラマや映画が放送されるのは下手すりゃ1年後とかって平気である。(だからか女優さんの髪が伸びるの早いって勘違いする人多い)

それをわかってて(仮にもテレビいろいろ出てるんだから業界のことわかってるだろう?)仕事期間の大切な時って何のさ。気の緩んだぐだぐだの生活って何を指して言ってるの?俺も毎晩飲んでるし、たまには女の子と飲みに行ったりツレと騒いだりするが、それって気の緩んだぐだぐだの生活なのですかぃ?夜の7時には晩御飯を食べて、12時には寝て、朝は6時くらいに起きてジョギングする生活が健全なのですか?それなら芸能人は絶対無理ですね。番組、ドラマ、映画の撮影はほとんど深夜までやってるしね。あなたから見たら、芸能界自体が気の緩んだぐだぐだの生活だと言うのですね。それならそのテレビに出るなよ。

さらに尾木は書いてる。
「今回が初めてではなかったとしたら ファンのみならず社会に対する裏切り行為の大きさ はかりようがありません」
ファンはショックを受けてる人もいるだろうが、「いいなぁ私に代わってよとか」「小出恵介と一夜を共に?絶対黙ってるけどなぁ「ってコメントもいっぱいあるけど?「17歳の小娘より円熟の25歳はダメ?」とかだってあるよ。
ファンの心理なんてファンじゃなければわからない。お前がいちいち心配することでもないし、正義感ぶって他人の代弁者になっても仕方がない。

そして最後にお得意の子どもを出してきた。子どもをダシに使えば誰も反論できないだろうとか、共感してくれるだろうとか?
お前は共産党か。
「あちこちにかけた迷惑・損害甚大です 若者子どもたちの失望はいかばかりでしょうか!辛い辛い思いですー」
若者も子供たちもこんなことで失望しないよ。っていうか子供達にわかるのか?

「ルーキーズで不良どもの中で唯一の正義感持った真面目なキャプテンだったのにがっかりだ」とか
「ごくせんで不良役だったけど、実生活でも不良だったんだ」とか
「梅ちゃん先生でいいお兄さんだったのに、実は女子高生好きだったなんて」とか
子供達が思うのか?いるのなら会わせてくれ。どこにいるんだ?

お前が
「のだめカンタービレで千秋先輩に憧れるパーカッションでトランスジェンダー役だったから、てっきりプライベートでも女子には興味ないと思ってたのに、ショック」
っていうのなら笑ってあげられるのだがね。

お前はいつもそうだ、正義感ぶってコメントするが後で真実わかって訂正したり謝罪したり。仮にも教育関係者ならそこら辺もっと慎重に考えてからコメントしろよ。
今、未成年に対する淫行で捕まるのは学校の先生が一番多いぞ。
どうせなら教え子や生徒に対する淫行する教師や、盗聴や盗撮する教師に対して批判するなり、問題提起するなりしろよ。

こんなスキャンダルの時は関係者の話ってのがいっぱい出てくるけど、どれもこれも胡散臭い。
本当に関係者なのか?
「酒を飲むと豹変する」とか「酔うと女性に強引に迫ることがある」とか。そりゃ酒を飲んで全く変わらない人っていないだろうよ。酔ってるから女性に強引に迫ってるのが本当ならタチが悪いが、酔ってる席で下ネタ言ったりするのはそこらの酒場で当たり前に行われてる光景だから、別に小出くんに限ってることではない。
交際したことがある女性は「ニヒルに見せかけて、実は仮面をかぶったムッツリ男」だってさ。この交際したことがある女性をどうやってこの短期間に探し出した?それ以前に何故その女の子はフライデーされなかったんだ?

こんな自分の生活には全く関係ない小出恵介のスキャンダルで、二話分もブログ書いてる俺も馬鹿だなとも思う。

でもさ、大好きだったドラマ・ごくせん(っていうか仲間由紀恵のファンなのだ)のメンバーが次々と話題になるから、ちょっと気になったよね。
これまではせいぜい赤西仁の黒木メイサとの結婚やKAT-TUN脱退くらいだったのだが、宇津井健さんがお亡くなりなられ、成宮寛貴が薬物疑惑で電撃引退。小栗旬はドラマ「CRISIS」と映画「銀魂」予告でしょっちゅう画面やニュースに登場。松本潤もドラマ「99.9」続編が決定した。
肝心の仲間由紀恵は旦那・田中哲司が浮気してたことが発覚して、そして今回の小出恵介のスキャンダル。そういや仲間由紀恵が武井咲のスマホの声をしてる「貴族探偵」には生瀬勝久も出てるな。
うーん、関係はないのだろうが、ちょっと気になる。
これこそこじつけか。

 

 

過去の尾木ママ関連について書いた記事はこちらから↓(って、多いな・・・)

尾木ママが嫌いだ 3 ごまかそうとしても無駄だぞ

尾木ママとホリエモンはやっぱり嫌いだ

やっぱり尾木ママが嫌いだ

関係ないのに嘆いてる尾木ママ

違いがわかる人

尾木ママが嫌いだ。外野はすっこんでろ。


小出恵介はハメられたな

2017-06-09 16:44:13 | MUSIC/TV/MOVIE
小出恵介が無期活動停止。昨日から芸能ニュースはこの話題ばっかりだ。
今日発売のフライデーに掲載された17歳の女子高生との飲酒、淫行。
でも今回の件って明らかにハメられてるよな。
以前の高畑裕太の事件と似てるよな。あれだって結局、想像通り冤罪だったみたいだが、今回の件も似たようなもんじゃないのか。

だって掲載されてる写真(画像はフライデーから引用)、えらい真正面からの写真だね。しかも鮮明。これって誰が撮ったの?同席者?なぜ女は顔を隠してるのだろうね。

どう考えてもこの中の誰かがフライデーに売ったんだろう。僅かな金のためにね。それともこのネタでアミューズや本人を強請ろうとしたのかな。
記事によると知人が呼び出した女だそうだが、夜中のミナミの飲み屋に呼び出されてやってきた女が、まさか未成年とは思わないわな。まぁ、そんな女をお持ち帰りしてやってしまった小出恵介をかばう気にはなれないがね。

この店は営業停止になるよな。
だってミナミっていうか大阪は橋下さん時代に決まった青少年健全育成条例で、カラオケやゲームセンターでさえ午後10時から翌日の午前5時までは立ち入らせてはいけない。【条例第24条第1項】
コンビニとかインターネットカフェ、ファミレスなど深夜営業してるところも帰宅を促すように定めてる。【条例第24条第3項】

ましてや、未成年の飲酒や喫煙なんてもってのほかだ。これは条例ではなく法律の方で決まってる。
未成年者飲酒禁止法。これらの第一条の全4項全てにおいて今回の件は違反してる。
未成年の飲酒の禁止、未成年者の飲酒を制止する義務、未成年者への酒類の販売又は供与の禁止、そして年齢確認その他必要な措置をとる事が定められてる。
この違反の罰金は50万以下だが、店も知人も店員も全て同罪だ。

ちなみに未成年の喫煙には罰則はない。未成年者喫煙禁止法(なんと明治33年に決まった法律)で定められてて、未成年者であることを知ってタバコを販売した者は50万円以下の罰金だが、タバコを吸おうが酒を飲もうが未成年は補導されてそれで終わりだ。

親も責任が問われるなぁ。
青少年健全育成条例では
保護者は、通勤・通学その他正当な理由がある場合を除き、夜間に青少年を外出させないように努めなければなりません。【条例第25条】
と決められている。
夜間というのは17歳(16歳以上18歳未満)の場合だと午後11時から翌日の午前4時で、さらに、
何人も、保護者の承諾等を得ずに夜間(上記の時間帯)に青少年を連れ出し、同伴し、とどめてはいけません。【条例第36条】(電話、メール等での呼び出しによる場合も含みます。)
ってなってるので、今回呼び出したやつも同罪だ。

この女(女子高生には見えないが)か同席者の誰かは、お金なのか自尊心や虚栄心で平気で写真や情報を売ったのだろう。
でもさ今の時代はネット社会。
ネットではすでにこの女の実名や経歴まで暴かれてる。
怖いなぁネット住民。大気な事件でない限りなかなか捜査しない警察よりよっぽど早いんじゃないか。ヤクザの情報網より今は早いんじゃないかね。
画像まで晒されてて、こちらも見たが女子高生には見えない容姿だ。まぁ深夜のミナミの飲み屋に入れる女なんだから大人びた格好してるんだろう。この容姿で平気で酒を飲まれてたら、小出恵介はまさかこの子が未成年だとは思わなかっただろうな。

小さなガキと写ってる写真から「シングルマザーか?」って憶測も飛び交ってる。
女子高生じゃなく、中卒って情報もある
LINEかSNSかわからないが、その文面の画像(誰が出してきたんだ?)では、「19年間生きててよかった」ってある。あれ?17歳の女子高生だよね。違う人の文面か?それなら他の未成年にも手を出してたってことか?

ハメられたのかどうかは別として、小出恵介をかばう気はサラサラ無い。
一時のハメ外しだろうが、罪は罪だ。
Tubeのベースも、極楽とんぼのあいつも同じように謹慎して活動禁止してたんだからね。
でもつくづく思う、芸能人って一般社会人と違ってリスクでかいなぁ。

なぜか次回へ続く。


問題点はそこ?論点がずれている

2017-06-08 04:40:01 | Talk is Cheap
毎日いろんなニュースが巷に溢れてる。
そしてネットやSNSでそれらに対しての意見なども溢れてる。
いろんなことが人それぞれ捉え方も違うし、いろんな考えに別れてもいいと思う。
みんなが同じ方向に向いてる方が気持ち悪いのだから。

でもさ、最近ってなんか論点がすげ変わってるというか、ずれてるというか、あれ?って思うことが多いのよね。
問題はそこなの?とか、なんでそっちに行ってしまうの?ってのが多々ある。そして、世論(NETやSNS)もそれにつられてなんか偏ってるのよね。

森友学園の問題。
政治家や官僚が、裏で取引して便宜を働いたのかってところが問題なのに、総理夫人が講演に参加してたとか寄付したとか、子供たちが洗脳されたような唱和してるとかそんなことばかり。
なぜ土地が安く払い下げられたのかは、もう答えが出てる。政治家の関与や便宜もない。総理夫人が講演しようが寄付してたとしても何も問題はない。私立の学校の教育方針に口を出すこともおかしい。学校設立できなかったから返還要求されてた助成金も返金された。
これだって元理事長とかが言ってることに対して、某野党やマスコミが騒ぎ立ててたが、論点があちこちずれすぎちゃって、何が何だかって。結局もう視聴者にも飽きられちゃったし、国民も何が問題なのか、野党も何を責めたらいいのかわからなくなってしまって、最近では取り扱われなくなってる。

その代わりに出てきたのが、加計学園の問題。
これも元官僚の事務次官がなんか言い出して(多分野党に担ぎ上げられたんだろうが)騒いでる。
論点は政治家や官僚が裏で取引して便宜を働いたかもしれないところなのに、これまただんだんだんだんおかしな方向に。
記録にない、文書にない。本来ならこれで終わりのはずなのに、未だアレヤコレヤと野党は言っている。
でも本当に問題なのは、加計学園の獣医学部誘致に政治家や官庁の圧力とか便宜があったかってことより、獣医師が不足している現状や、大学の獣医学部の開設が必要ってことじゃないのか?

元KAT-TUNの田中が大麻所持の疑いで捕まり、橋爪さんの息子が覚せい剤容疑で捕まった。
田中の実生活や奇行などがおきまりのように暴かれ書かれてたが、大麻をどこから仕入れてたのか、自分のものじゃないのなら誰のものなのかは一切報道されていない。
橋爪さんの息子だって、覚せい剤をどこから入手してたのかとか、いつからやってたのかが問題のはずなのに、なぜかお父さんである橋爪さんが謝罪することが話題になってる。TVの報道番組もネットとかも「親の橋爪さんが謝るのはおかしい、もういい年した息子が起こした事件なんだから」と、親に責任は無いと云う意見が飛び交ってる。
本当にそうなのか?それならみのもんたの息子がATM詐欺みたいなので捕まった時、なぜあれほど責めた。三田佳子の息子の時も、高畑淳子の息子の時も、あれほど騒いだのはなぜ?

不倫騒動だってそう。
矢口真里やベッキーの時はあれだけ騒いだのに、三枝さんやカールスモーキー石井さんの時はすぐ消えた。
今も南果歩の旦那・渡辺謙の不倫騒動はたち消え、仲間由紀恵の旦那田中哲司はゲス扱いされてる。
これだって不倫が是が非かが問題なのに、ただの野次馬根性で騒いで問題点がずれている。
不倫が絶対悪なら、上戸彩と斎藤工の昼顔なんか上映しちゃいけないと思うのだが、それはいいのね。

タバコの問題もそう。
問題点は受動喫煙の健康被害ってところなのに、いつの間にか飲食店全面禁煙とかタバコ=悪みたいに騒がれてる。おまけに2020東京オリンピックがどうだとかって便乗されて、これを大義名分としている。
受動喫煙により健康被害がって数値で出されてるが、今の高齢者肺がん患者のほとんどは自身の喫煙もそうだが、後期成長経済の煤煙や部屋での受動喫煙の人だろうさ。
そのデータの取り方とか背景は問題にされずに、ただタバコを吸う人は私の健康を害する悪人のように扱われてる。
いいのか?タバコの税金がなくなったら、消費税や所得税は間違いなく上がるのだが。そこは問題にしないのね。

横浜の学校で福島の原発被害から逃げてきた家族の子供が、学校でいじめられてた事件。
これだって、150万もの金をカツアゲされてたことと、それに気づかない親が問題なのに、学校や教育委員会の対応、さらには原発避難者の風評被害の話に問題がすげ変わってる。
いじめられる側にも問題があるなんて言いたくないが、原発被害者ぶってて鬱陶しかったとか、補償金もらってるなら裕福だろって言われたとか、そんなところは問題にされてない。
カツアゲなのかいじめなのか、それとも取り入るために媚びたのか、悪気はあったのかなかったのかなんて問題じゃなくて、風評被害の犠牲者みたいな扱いになってる。

北朝鮮がバンバンミサイルを撃ってることは問題にしないマスコミ。
北朝鮮批判じゃなく、ミサイルのせいでカニ漁に出れないよって漁師の声を報道してる。

韓国が合意を破棄にして、慰安婦像をあちこちに建て蒸し返し、竹島を占領してることは問題にしないマスコミ。
戻った日本の大使が未だ韓国外務省のトップと会えてないことは問題にせず、韓国のNo3やNo4が安倍総理との会談のため訪日ってのを報道してる。
BIGBANのメンバーが薬物疑惑とか、呑気に報道してる。

中国が尖閣や南シナ海に進出してるのを、相変わらず上から目線で正当化してることは問題にしないマスコミ。
アメリカには北朝鮮の説得に100日の猶予くれって言ってたのに、日本に対しては自分たちでは何もしていないと責めてることを報道してる。

政治は素人並のトランプが、何を言おうが何をしようが他人事のように報道してるマスコミ。
日本に参加しろとあれだけ言ってたくせに、自分たちはTPPに不参加だと今更言い、北朝鮮でさえ参加してるCo2削減問題も調印しない。アメリカと中国で約60%排出しているのに問題視しないのはなぜだ。

イギリスをはじめあちこちでまたISによるテロが起こってるのを問題視してないマスコミ。
アリアナグランデが追悼ライブしたとかよりも、ISの卑劣なテロ、日本でも起こりうるテロへの危機感とか問題にすべきではないのか。

築地の移転問題も豊洲の土壌がどうたらこうたらって未だ騒いでる。
本来はなぜ移転しなければいけないのかが問題なのに、未だ土壌問題で先送りされてる。
東京オリンピックでもそう。元々は東京都が自分たちの集めた金で、自分たちがやるって言ってたのにいつの間にか、近隣圏は協力とか国が予算の補助すべきだとか言っている。この問題を取り上げるより、今度の都議会戦がどうのとか、2020年の訪日観光客の対応のことばかり報道してる。

これだけ好き勝手報道しておいて、報道の自由がないとか、言論の自由を守れとか言ってる。
なんか腑に落ちない。
問題点のすげ替えはやめてくれよ。

亜無亜危異の逸見泰成 死去

2017-06-06 15:08:11 | MUSIC/TV/MOVIE
アナーキーのマリが死んだ。
原因はわからない。薬物か、自殺か、事故か。
俺にとってはかなりショックなニュースだ。

白に近い金髪でヒョウ柄のジャケット。決して上手くないギターをかき鳴らす男。恋人の浮気を許せず刺した彼はロッカーだった。シド・ヴィシャスのような退廃的なロッカー。そんな彼が死んだ。

Yahoo!のトップニュースになっているのが不思議。
アナーキーの逸見泰成と言われても、知ってる人は知ってるがほとんどの人は「誰?」って知らないだろうに。通称マリと呼ばれてたが、それだってただ名字がへんみだから、シャレで辺見マリ(辺見えみりのお母さんね)からつけられたあだ名だ。昔、俺のツレに「おゆき」って呼ばれてたやつがいるが、そいつも名字が三島だったから三島由紀夫をシャレてつけられたあだ名だ。(年賀状だったか卒業アルバムを見て初めて本当の下の名前を知った)

亜無亜危異/アナーキーは俺のロック人生(そんな大げさなもんでは無いが)を変えたバンドだ。
ANARCHY、MODS、STALINの3バンドが俺を変えた。BOOWYとRED WARRIORSはその後だ。今でももちろん聞いている。
でも、今の若い人は知ってる人少ないだろう。
この7月にどっかのライブハウスのイベントで再結成するって話が流れてたので、おっ!って思ってたんだが・・・。確か氣志團も参加するってイベントだったと思うが。


中学卒業の頃、友達に勧められて聞いたDEEP PURPLEのMACHINE HEAD。フォークギターからエレキギターに持ち替えた。通販で買ったTOKAIのムスタング。アンプは金城のにいちゃんからもらった真空管アンプ(メーカー忘れた)。それでKISSやQUEENなどのコピーバンドに色々参加してた。
でもさ、なんか違うのよね。これじゃないんだよなぁ。ファークの貧乏くさい世界感や恋人の歌はもうパスだが、ハイトーンボイスよりももっと野太い声、メロディアスなギターソロよりガツンとくるリフ、そんなのを求めてた。
歌詞が英語だからかなぁ、神とか悪魔とか愛だ恋だじゃないのよ、もっと社会的メッセージ色の強いのが演りたいんだよ。でもボブ・ディランとかじゃないしなぁ。政治的な事だけじゃなく今の生活とかつまんなん学校とか行き場のない怒りとか不安とか・・・。

そんなとき同級生が貸してくれた一枚のレコード。
レンガの壁の前で国鉄の制服を着て立ってる5人組。大きくカタカナで殴り書きのようなアナーキーの文字。
誰なの?これ。
聞くとYAMAHAのイースト・ウエストで優秀賞を取ってデビューしたバンドとのこと。今みたいにネットがある時代じゃないから、情報はそれだけ。EAST WESTといえばサザンオールスターズとかシャネルズだよな。カシオペアも確かそうだったな。ポプコンよりはロックだがなぁ。どうなんだろう。



早速家に帰って針を落とすと「ノット・サティスファイド」のリフから強烈なボーカル。
なんじゃこりゃ。俺が求めてたものがここにあるぞ。
歌詞カードを見ると、俺の心を見透かしたように、不満と憤りが書かれてる。
しかも演奏はシンプルなコード進行のパンクロック。これならタブ譜なんか必要ない、早速ギター片手に音を拾いつつ弾く。

笑ってしまうほど全曲いい!
薄汚い俺たちをこそこそ悪口を言う「団地のおばさん」
ファッションサーファーをバカにした「シティサーファー」
パトカーに追われるやつらの「あぶらむし」
退屈な授業は将来本当に役に立つのか「教室の中で」
今でも歌詞カードや楽譜、レコード見なくても歌詞も全部言えるし、ギターも弾ける自信がある。

洋楽はハードロックばっかりでパンクを聴いてなかったから、アナーキーというバンド名がSEX PIstlesの「Anarchy in the City」から取られてるとかって言われてもピンときてなかった。
途中P音で消されてたりする曲もある。
これも当時はまだ原曲を知らなかったのだが、クラッシュの「ロンドンは燃えている(LONDON is Burning)」をカバーした曲らしい。
この曲は、天皇陛下を批判した歌だから、レコード化する際には右翼と揉めたそうだ。(当時は日教組のバカな教育のせいで、君が代反対!天皇反対!って俺も勘違いしてた)同じくCLASHの白い暴動(WHITE RIOT)もカバーした曲もこのアルバムには入ってる。

もし先にピストルズとかクラッシュに出会ってたら、また違ったんだろうけどね。
ツレが貸してくれたこの一枚のレコード。
こいつのおかげで俺がやりやいバンドが決まった。
早速カセットテープにダビングして、こいつはって奴に「聴いてみてくれ」って渡し、気に入ってくれたら(しぶしぶでも)「こんなバンドやらないか?」ってメンバー勧誘。そうこうしてバンド結成。退屈だった学校生活は、バンド中心の生活になった。

アナーキーのライブにも行った。
バーボンハウス。大阪梅田の今は無きライブハウスだ。(多田かおるの「愛してナイト」って漫画で全国的に有名になったな)
特攻服、革ジャン、金髪、メイク、ヤンキーなのかロック好きなのかわからんくらいガラの悪いやつばかりが、仲野茂のボーカルに合わせ叫ぶ。藤沼のギターに合わせ縦ノリし、小林のドラムに酸欠状態になってる。あちこちで倒れてる。あちこちで喧嘩してる。当時のライブなんてこんなもんさ。そこでマリは黙々とギターを弾いていた。

その後、アナーキーは次々とアルバムを出す。
2枚目「80'維新」
3枚目「亜無亜危異 都市」

4枚目「READY STEADY GO」

でも、5枚目「ANARVHTHM」でちょっと「あれ?」って感じになっていく。

そして、マリが人を刺して捕まったというニュースがテレビやラジオで流れる。
深夜の飲み屋で、恋人が浮気してる現場を見て逆上して刺したとのこと。
当時はネットも何もないし、閉口令みたいなのが引かれたのか新聞はおろか音楽雑誌にも詳しい情報は載ってなかった。
松田優作が拘置所に面会に訪れたってことだけはなぜか流れてきたが。確か松田優作が監督した唯一の作品「ア・ホーマンス」撮影時の頃だったと記憶してる。

その後いろんな本や、知人・友人・バンド仲間・音楽関係者などから聞いた話つなぎ合わせると、この事件で刺されたのはPERSONZのJILL。浮気相手は当時無名だった暴威(後のBOOWY)の布袋寅泰。修羅場となった現場は新宿LOFT。バンドマンの聖地の一つだ。
事件の連絡を受けて駆けつけたのがARBの石橋凌と松田優作。連絡したのは原田芳雄だったそうだ。
この事件があって布袋は山下久美子との結婚を急がされたらしい。PERSONZはその後デビューした。
この経緯は石橋凌や松田優作の本にもちょこっと書かれてる。





この事件後、アナーキーはバンド名をTHE ROCK BANDに変えた。

PANTA、ルースターズ、ARB、ジョニーサンダース、忌野清志郎、ムッシュカマヤツなどの豪華メンバーでのセッションイベント、カバースペシャル以降はグランジみたいな曲をやってる。

ちょっと前にアナーキーのフィルムみたいなのが作られて、ブルーハーツ(あれ?ハイロウズの頃か)の甲本ヒロトが「アナーキー、アナーキー」って歌ってる。
でも、どれにもマリは参加していない。

亜無亜危異の逸見泰成。
彼こそは、バンド名と同じくアナーキーなロックギタリストだった。
平和の裏側でゆっくり休んでくれ。



追記:2018年6月、アナーキーのアルバム名に誤りがあったため訂正しました。

運がいいとか悪いとか

2017-06-04 23:20:12 | FOOD&DRINK
悪いこともあればいいこともある。
ついてないなと思っても、ついてるぜって思うことに出会う。
運がいいとか悪いとか、それでもちゃんと帳尻が合うように世の中できてる
人生なんてそんなもんだといつも思ってる。

その日はとことんついてなかった。
先日のブログでジョカのことを書いたら、梅田で鹿児島物産店やってるとの情報を頂いたのでわざわざ行ったが、一人を除いて接客が悪すぎた。(接客の良かった店員に勧められたボンタンアメの姉妹品パイン飴は買った)

駅のエレベーターで扉が閉まるぎりぎりに無理やり入り込んできた複数の中国人観光客は、なんか独特の匂いを放ってて臭かった。乗り換えの電車は満員、改札に向かうエスカレーターではおっさんにしれっと割り込まれた。今日おろしたてのおニューの靴だったので、靴を踏まれないように退いてしまった。

なんかついてないと思うことがちょっとずつあって、さらにおろしたての靴で歩き回ったせいで足がちょっと痛かった。靴ずれってやつですね。
今日は疲れた、自炊する気にはならないし、こんな日はなんか美味しいものを食べて帰ろうと地元駅の街を探索する。
孤独のグルメのように「俺は今何が食べたいのだ」「米が食いたいな」「中華もいいがやはり和食だな」「さてそうなるとどの店がいいか」「うーんこの店はちょっと違うな」「そうか今日は金曜の晩か、どこもけっこう賑わってるな」「ここは店の前に並んでる、パスだな」「どこにしよう、何を食べよう」などと彷徨ってた。

「あっ確かあっちに気になる店があったぞ、あそこに行ってみよう」
その店は路地裏の「豆腐料理・鍋・炭火焼鳥」という看板が出てる店。一体どれが売りなのかさっぱりわからないが、以前に店の前を通った時に気になってた店だ。あそこなら何か美味いものが食えるだろう。ちょっと痛む足を引きづりながらてくてく歩く。

お、ここだ。
入り口前のメニューが書いてあるボードを見たら、一品から鍋までいろんな料理がてんこ盛り。やはり何の料理が売りの店なのかは一切わからん。
暖簾をくぐって店に入る。
あぁ、こんな造りなのね。座敷席とカウンター。二階もあるのかな。
座敷席はグループ客で埋まっている。でもカウンターはけっこう空いているね。

でも、誰も出迎えにきてくれない。
普通扉を開けて中に入った途端、「いらっしゃいませ、何名様ですか?」とか言いながら店員が出迎えてくれるのだが。
「すいませーん」
声をかけるがやはり誰も来てくれない。
「すいませーん」
賑わってるせいか、聞こえないのかな。

「す・い・ま・せ〜ん」
結構大きな声で言ってみたが誰も出てきてくれない。
座敷のお客様や、カウンターのお客様が怪訝そうにこちらを見ている。
バツが悪いなぁ。でも出るのも格好悪いし。
こんな時、常連さんとかが、「マスター、お客様来てるよ」とか読んでくれたりして助けてくれるんだけど、その気配もなし。「うるさいなぁっ、誰だお前は」って感じで見られてる(気がする)。おーい、早く誰か出てきてくれよ。

よし、もう一度だけ言ってみよう。これで誰も出てこなければ出よう。
「すいま」くらいでようやく店主らしき男が裏から出て来た。お盆に料理を持ってるところを見たら、俺の声ででできたのではなく、客席に運ぶために出てきたのだろう。

その男、入り口で立ちすくんでる俺を見るが、何も言わない。
普通はここで
「いらっしゃい」「ごめんねバタバタしてて気づかなかった」「お一人様ですか?」「よかったらカウンターに座って」「後で注文聞きにきますね」「はい、お一人様カウンターで〜す」
というような流れになるはずなのだが・・・。

あれ?なんかおかしいなぁ。まぁいいや、
「あのー、一人なんですが」
と言ってみた。
するとその男はこう言った
「今、混んでるからねぇ」

だから何?
「混んでるからカウンターでいいか」
なのか?
いや違うなぁ、この口調は
「忙しいのに来やがって、暇な時に来いよ」
だなぁ。

喰う気が失せた。こんな店はろくな料理も出てこないだろう。
だからといって怒鳴ったり怒っても仕方がない。げんなりして「また来ます」と言って店を出た。二度と来ることはないけど一応社交辞令でね。

どうしよう、もう足がかなり痛いぞ。一刻も早く座りたいぞ。ビールも飲みたいぞ。腹もかなり減ったぞ。
もうどこでもいいか。王将とか𠮷野家で妥協するか。チェーンの焼き鳥屋でも、居酒屋でもいいか。いや待て、大事な一食だ、妥協しちゃダメだ。
しかし足はもう限界。
そうだ、この先に以前行ったラーメン屋があったじゃないか。あそこのラーメンは美味しかったぞ。ラーメンと餃子、いや、ラーメンとチャーハンってのもアリだな。

「よし、ラーメンでいいじゃないか」と店に向かい、到着。さぁ入ろうと思った時、その先に明かりを見つけた。
「あれ?あの店なんだったっけ?」
もうひと踏ん張り歩いてみよう。ダメだったらまたこの店に戻ってきたらいいだけだ。
あぁ、定食屋さんだ。店の前にペタペタといろんなメニューが貼ってある。いいじゃないか、こんな店好きだ。
ここに入ろう。

扉を開けて店に入ると客が誰もいない。店員も見えない。おいおい、又さっきみたいなことになるんじゃないか?って一瞬不安がよぎる。
「すいませーん」
するとすぐ
『は〜い』
とひとのよさそうな店主(?)が出てきてくれた。ちょっとほっとする。
「すいません、一人なんですけど、いいですか?」
『どうぞどうぞ、お掛け下さい』
おっ、よかった。いい店っぽいぞ、期待感大だ。

ようやく座れた。足がいてぇなぁ。靴近くの足をさすりながら壁に貼られたメニューを見る。いろいろあるなぁ、どれも美味しそうだ、何がオススメなのかな、まずはビールだな。飲みながらゆっくりメニューを吟味しよう。
「すいません、ビールください」
『生と瓶とあるけどどちらがいい?』
「じゃぁ、瓶で。料理はちょっと考えてから頼みます」
という会話の最中、店主が
『足、痛そうだね。どうしたの?』
と聞いてきた。
よく観察してくれてるな。
「いやぁ、今日靴おろしたてなんで、ちょっと痛いんですよ」

その後、店主が裏に行きはったんでてっきりビールを取りに行ったんだと思ったら、なんと絆創膏を持ってきてくれた。
『靴ずれやったらこれ貼っとき』「ちょっとはマシになるやろ』
なんていい人だ。ありがとう。さっきのぞんざいな扱いの店とは月とスッポン、雲泥の差があるなぁ。良かったこの店を選んで。

さて、何を食べるか。壁のメニュー見たらどれもこれも美味しそうだ。ここは魚介類メニューも豊富だな。一品もあれば揚げ物もある。丼も定食もあるのかぁ。おいおい、そばとうどんとか、おにぎりとか味噌汁とかもいろいろあるじゃないか。
これぞザ・定食屋だ。
以前同じ町内で行った幾つかの定食屋はなんかガッカリの店ばかりだった。メニューが少なかったり、ご飯がべちょっとしてたり、店員が無愛想だったり、しかも禁煙だったり。


でも、ここは違うぞ。まだ頼んでもいないし食べてもいないが、俺にはわかる。長年外食してきた俺にはわかる。この店の食べ物は絶対美味いに決まってる。

オススメを聞く。
キスのフライ、いいねぇ、旬だ。カレイの煮付け、それもいいねぇ。揚げだし豆腐、それもらおう。鱧の湯引き、いいねぇ、でも先日食べたのさ。イワシもうまそうだねぇ。入梅イワシなら美味いだろうなぁ。他には?ホタルイカの酢味噌かぁ、それももらおう。
ご飯ものといえば、おや、カツとじ定食がある。
カツ丼よりカツとじの方が好きだ。上に乗っかってるか、別皿かの違いだけなんだが、自分で汁加減がコントロールできるカツとじの方が好きだ。しかもここは定食じゃなくても単品でも頼めるって。いいねぇ、それももらおう。おいおい、ご飯が食いたいっ思ってたのに、なぜ単品にしたんだ?

店主さん、奥に注文を通す。奥にはもう一人おられるのね。返事は女の人の声だ。夫婦でやってはるのかな?
すぐ出てきたホタルイカの酢味噌をつつきながらビールを飲む。
テレビでは卓球をやっている。張本って選手が頑張ってる。珍しいなぁ、定食屋でテレビって言えば野球が定番なのに卓球中継かぁ。
揚げだし豆腐が出てきた。
熱々だ。出汁も大根おろしもいい感じ。やっぱり正解だ。この店は美味しい。

カツとじも出てきた。肉厚あるねぇ、日の通りも衣の具合も卵の溶き加減もお出汁もいい。美味い。
気に入った、今後ここの常連に絶対なるぞ。
店主に言う。
「最近この街に引っ越してきたんだけど、今後贔屓にさせてもらうよ」
『ありがとう、今後ご贔屓に』
仕事は何をしてるのかとか以前はどこに住んでたのかとか、いらないことは聞いてこない。それもいい。

定休日と営業時間を聞く。
『夜10時までです』
えっ!!ちょっと待って、時計見たら今21:55だよ。
「ごめんなさい閉店間際に」
って言うと
『いやいや、気にせんといて、10時までに注文してくれたら全部受けるのよ。大体いつも10時半から11時頃まで開けてるしね』
またもや感激してしまった。
昔はこんな融通の利く店って多かったのだが、最近は店に入るなり「ラストオーダーは何時で閉店は何時です」って追い払うように言われる店が多いからなぁ。

店主は他の客がいないからか、テレビを一緒に眺めてる。
「卓球好きなんですか?」
俺が聞くと
『いや、スポーツ全般どれも好きなのよ』
俺と一緒だ。

その後はどんどん世界に通用する若手が出てきてる。世界レベルで戦える選手はさっさと世界に出してあげなきゃいけない。マスコミや報道ももっとそこらへん考えないとダメだ。佐藤琢磨のインディ500の優勝を日本のマスコミは何故もっと大きく報道しないのだ。この卓球もそうだが日本人選手がメダルを取りそうになってから慌てて応援したり報道したりする。テニスの錦織の時もそうだ。野茂の時だってマスコミは最初そっぽ向いてた。活躍した途端手のひら返し。イチローがFAではなくなぜ裏技みたいな手段でメジャーに行ったのか。大谷も来季はメジャーに行くべきだ。でも日本は海外で活躍する日本人プレイヤーをあまり歓迎しない。これはいろんなスポーツのそれぞれの組織が相変わらず縦社会だからだろう。サッカーで中田がなぜ日本を出たのかから、相撲の白鵬など外国人力士の話、競輪の中野の凄さ、ゴルフの宮里や浅田真央の引退と宇多田ヒカルの休業の関連、フェンシングの太田の苦労とアスリートの報酬の話まで色々スポーツ談義三昧。

あぁ、こんな居心地のいい店は久々だ。

ついてないこともあればその分ラッキーってことに出会う。
運が悪いなぁと思っても、そのあといいこともある。
昔からそうだ。
パチンコで大負けしてもその夜の麻雀で大勝ちしたり、電車にぎりぎり間に合わなくても次の電車で昔の友人に逢ったり、結構お金の入ってる財布を拾ってネコババが頭によぎってもちゃんと届けてあげたら、自分が定期入れ落とした時もちゃんと届けられてたり。
人の運とかおこないなんて、帳尻が合うようになってる。

そう、接客とがダメダメの店で嫌な気分になっても、こんないい店に出会いたりするのだ。
偶然か必然か。
それを運命とかいうのかもしれないね。