GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

西原理恵子と高須院長

2016-05-31 03:14:43 | BOOK/COMICS
西原理恵子さんの漫画が好きだ。
この人の視点が好きだ。
ひねくれてるようで真理。有無を言わせない断言と説得力。人からすりゃ「おいおいヤバイんでない?」って私事も、すごく悲惨な出来事も、この人は笑いとばして描く。
この人の本を読んだら、「たいていの事はなんとかなるよ」と思わせてくれる。

サイバラさんの漫画はほぼ全部持っている。
古くは「ゆんぼくん」や「チクロ幼稚園」、「恨ミシュラン」「サイバラ茸」「鳥頭紀行」「できるかな」、「毎日かあさん」や「人生画力対決」と出る本出る本買ってる。「晴れた日は学校を休んで」とかのエッセイも買うし、「人生小学一年生」とかの企画ものも買う。「パーマネント野ばら」や「上・京・物・語」なども買う。
あげくには、中島らもの「明るい悩み相談室」や清水義範の「勉強シリーズ」など、サイバラさんがちょこっとでもイラストを描いてる本も全部買う。
そう、もはやサイバラマニアと言っていいかもしれない。



この人は誰かと組んでも本領発揮する。
デビュー当時から世話になってる山崎さんには弱いみたいだが、この山崎氏と組んだ一連のギャンブル系漫画は西原さんのルーツだ。(「サイバラ茸」には単行本になってないギャンブル物の古い漫画や単発物がまとめてあるから是非読んでほしい)



先の中島らもや清水義範を始め、ゲッツ板谷、宮崎学などの本に、西原理恵子の漫画が載ってるだけで一段と面白さが増す。



佐藤優との「週間とりあたまニュース」などはその典型的な例。難しい時事問題もサイバラにかかれば日常茶飯事のように思えてくるから不思議。

西原さんと組むとなぜか皆さんなんか文体がサイバラ文体になってしまうのだが、故鴨志田さんと組んでた時は、西原さんが鴨ちゃん寄りになっていってたね。戦場カメラマンでアル中で、結婚して離婚してって。その頃の絵はすごい乱れてる。
鴨ちゃんと出会った頃の鳥頭紀行(アマゾン編)あたりの絵柄は好きなんだが、アジアパー伝あたりからちょっと汚い絵柄になった。離婚してちょっと戻ったから、かなり当時は精神的に病んでたのかな。



その鴨ちゃんと別れる時や、復縁する時、そして亡くなった時に支えてくれたのが、現ダーリンの高須院長。
「できるかなシリーズ」で西原さんがホステス体験した時も、伝家の宝刀“ブラックカード”でサポートしたり、「毎日かあさん」とかにもしょっちゅう登場してた。友達なのかタニマチなのかよくわからんが、いいコンビだ。今は籍を入れたのか一緒に暮らしてるのかもよくわからんが、そんな瑣末なことはどうでもいいことだ。

「Yes!高須」のフレーズで有名な高須院長は、半端ないお金持ちだ。普通そんな人は嫌われるんだが、西原さんの漫画でコミカル高須のイメージが出来てるのか、嫌われてない。



熊本地震の際、自腹でヘリを飛ばして支援活動行ったり、ホッケーなどのスポンサーになったり、社会活動もされてる方。
実は正真正銘のフリーメイソンメンバーでもある。(西原さん、これ漫画に書いてたがいいのか?)ただのお金持ちではなく、社会的地位のある人。

高須院長はノリのいい時と怒った時の差が激しい。広告代理店などは言動に一喜一憂、いつも喜んだりハラハラしてるんじゃないかな。
なんかのTV番組で、「番組スポンサーになってくださいよ」って言われて、「うん、いいよ」とすぐ即決。【瓢箪から駒】じゃなく【高須から金】って格言ができてもいいくらいだ。
でも、西原理恵子さんがTVで放送禁止用語(これってTV局の自主規制でしかないのにね)を喋ってしまい降ろされた時、激怒して速攻スポンサーを降りはった。

で、今回も「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」の内容で、小学館とモメたらしく「絶版にする」とのこと。
この本は西原さんの「ダーリンは70歳」のスピンオフ本。このマンガで描かれてる破天荒な内容について、高須克弥院長が語るロングインタビュー本。
この中で書かれてる「エタ」とか「」って言葉がどうも引っかかったみたいだが、これだって昔の教科書には堂々と書いてた言葉だし、だいたい今、エタとかヒニンっているのか?これを書き直せとか言われたから絶版にするんだとさ。
気持ちはわかる。TV局にしろ出版社にしろ、「誰に気を使ってるのか?」ってくらい細かすぎるし、弱腰なのよね。よく「報道の自由を守れ」って騒いでるが、今のどこが自由なのかよくわからん。まぁ、最近はすぐ「差別だ」って騒ぐバカが多いから仕方ないのかもしれないけれどね。

この本はタイトルを見たらわかるように「ダーリンは70歳」の便乗本みたいなもん(いや、完全に便乗本)。西原さんもイラストや漫画を描いているが、印税はすべて西原さん総取りらしい。この本にはサイバラ描き下ろしマンガ「りえちゃんとぼく」(名作「いけちゃんとぼく」のスピンオフ?作品)も収録されてるが、あくまでも高須院長の本。なのに印税は西原さん総取り。さすが高須、太っ腹。でも、絶盤にしたら、サイバラさん怒るんじゃないか?印税損したってね。
絶版なる前に買わなくっちゃね。
一昨日に梅田のBook1st.で見た時には平積みで置いてあったが、もう回収されちゃったのかな?今、Amazonで見たら入荷予定は6月5日だって。入荷できるのでしょうか?

西原さんはデビュー当時、絵がめちゃくちゃ下手だった。いや、過去形ではないな、今も下手だ。動物(特に犬)をこれだけちゃんと書けない漫画家も珍しい。機械とかごちゃごちゃしたのもダメ。この辺りは「人生画力対決」でいろんな漫画家と対決してるから、確認してくれ給え。
吉田戦車氏と、しりあがり寿氏と、和田ラジオ。ついでに漫☆画太郎、これらに匹敵する絵の下手さ。でもそれを補って有り余るほどのユーモアがあるからいいんだけどね



オススメは「恨ミシュラン」。もちろんあのお節介なフランスのタイヤメーカーのグルメガイド本、「ミシュランガイド」のパロディ。この辺りの絵(西原自画像も)が一番好きだ。今の「Meets」とか「うまい店ガイドブックなどを読んで飲食店に行く奴はぜひ一度読んでほしい。きっと辛口の批評をしたくなるはずだ。

ただし西原初心者は、字が細かすぎて目が疲れるのは覚悟してくれ。それが西原さんの持ち味なんだからしょうがないが、文庫本は特に読みにくいぞ。暗い部屋で読んだら一気に視力が落ちるくらいだ。
普通の小説単行本を2時間で読み終える人なら、サイバラ本は倍以上かかると思ってくれ。それくらい細かく書かれてる。

「鳥頭紀行」シリーズを読んで旅に出るのもいいかもしれない。


「できるかな」シリーズのように、いろいろなことにチャレンジしてみるのも悪くない。


主婦の方は「毎日かあさん」がおすすめだ。子育ての辛さが一層増すか、気楽に考えれるようになるかは知らない。


「人生画力対決」で好きな漫画家が西原さんと対決して壊れていく様を見るのも悪くないだろう。


ほっこりしたい人は「パーマネント野ばら」や「上・京・物・語」などがいいだろう。西原ファンには人気はないがね。


西原さんの描いた西原版PLUTO(手塚治虫の鉄腕アトム「史上最強のロボット」を「20世紀少年」や「MONSTER」の浦沢さんが描いた作品)は是非読んでほしい。戦争の悲しさを訴えるすごいいい漫画だ。反戦活動してる人も一般の人も是非読んでほしい。

サイバラマニアだから、書き出したらキリがないからこの辺で。
絶版になる前に書店にGO!


コンシェルジュを利用しよう

2016-05-30 04:31:51 | BOOK/COMICS
月9のラブソングが視聴率低迷してるらしいね。
観てても、何が描きたいのかわからないもの。
「夢を諦めたロッカーが、また音楽への情熱を取り戻す」話なのか
「吃音で悩む女の子が音楽と出会い、障害を乗り越えデビューする」話なのか
「年の差がある二人が、それぞれの過去を振り切り愛を育む」話なのか
「みんないろいろ抱えて大人になっていき、大人になっても過去は捨てきれない」話なのか
一体どれだ?

まぁそれはいいとして、主演の福山雅治のマンションに空き巣が入った。
犯人はマンションのコンシェルジュの女だったらしい。ギターに興味があったのか?それともただの福山ファンか?よくわからない。

コンシェルジュ【Concierge】は日本ではあまり馴染みがなかった言葉だが、フランス語で「アパートの管理人」とか「客の要望に応じて案内をする人」のこと。
外資系のホテルには常駐してて、演劇やコンサートなどのチケット手配や観光の案内などをしてくれる人。日本の高級マンションでも常駐してるよね。俺の友達が住むマンションにも警備員とコンシェルジュがいるよ。(漫画「NANA」でハチとタクミが暮らすマンションにもいるね)いろいろ頼めて便利な人。
まさかそのコンシェルジュが犯人だったって、シャレにならんな。もちろんこの犯人の女が悪いんだけど、雇ったマンションの管理会社にも問題があるよな。

このコンシェルジュ。多分日本人はホテルに泊まっても、マンションにいても、あまり利用したことない人多いのではないかな。
なんか、自分ですればいいことを他人に頼むって・・・ってな感じで頼みづらいのではないかな。
ここら辺が外人と日本人の差だね。日本人って自分でなんとかしようとか思うもの。特に年配になればなるほど本当は利用したほうが便利なんだけど、この世代は「自分のことは自分でしなさい」って子供のことから言われてきたからね。
若い子のほうが利用するのか?でも、この世代も多分利用しないだろうな。
人任せ、他人任せって人は結構多い世代だが、「人に聞く」とか「人に依頼する」ってのは苦手だもの。

これって多分、スマホやPCの検索機能のせいだと思う。
人に聞かなくてもGoogleで検索すれば大概のことはわかるし、wikipediaで調べれば詳しいこともわかる。
だから今の世代は「覚えよう」とかしないもの。常にスマホがあれば大抵のことはクリアできるもの。昔と違って書いて覚える必要がないと勘違いされてる。下手すりゃ写メ撮ったりしてね。電話番号でさえ語呂合わせで覚える気ないもの。今なら指先ひとつで漢字も店も電車の時刻や乗り継ぎとかもわかるからね。

だから町にいようが、旅先であろうが「人に聞こう」とかする前に「検索」に頼る。美味しいラーメン屋からカフェ、その地域の名所までYahoo!やGoogleが出してくれる。これは日本人に限ったことでもないな。めちゃくちゃ増えた韓国人や中国人観光客だけど、奴らに道を聞かれたり「この辺りで美味しい食べ物屋さんありますか?」なんて聞かれることはまれだ。ほぼ奴らは片手にスマホを持って歩いてる。日本人とコミュニケーションとる気ないのかね。だからか、アジア系訪日観光客に道を聞かれることはほとんどない。

その点欧米人は聞いてくる人が多い。旅先で質問するってのは、コミニュケーションをとる第一歩なんだ。
俺は普段黒づくめの格好でサングラスかけてるのだが、何故か道を尋ねられたりする。特に欧米人にはしょっちゅう声をかけられる。面倒臭いんだが、ちょっと嬉しかったりもする。俺の知ってることが役に立つのならってね。海外でも聞かれたりする。俺も旅行者なのにね。

まぁ日本でも、日本人のおばちゃん観光客に平気で声をかけられたりするんだがね。もう10年も前の話だが梅田の交差点でおばちゃんの集団に「すいません、今日やしきたかじんのコンサート、どこであるか知ってます?」って聞かれたこともある。「俺はチケットぴあかよ」なんて思いつつも知り合いに電話して調べてあげたら、今度はその会場への行き方がわからないと言う。仕方がないので近くまで案内してあげたことがある。
まぁ、コンシェルジュって人たちの仕事と似たようなもんだ。
あ、だからか。年配の人がホテルなどのコンシェルジュ利用しないのは。街中で聞けばいいかって思ってるんだね。

スマホで検索しても出てくるけど、旅先でなら現地人に質問した方が、もっと楽しくなるよ。
大阪だったらおばちゃんでも「いやや、わて外国語わかりゃしまへんのやで」とか言いながらでも、迷ってる外人さんに片言とかボディランゲージで接してたりするもの。田舎町でも質問したら、あれこれ周りの人に聞いてくれたりしてくれて、結構恐縮しちゃうんだけど「あぁいい旅だね」って思えるよ。
スラム街じゃあるまいし、とんでもない場所に連れて行かれたり、法外な値段を請求されたりって、まず間違いなく日本ではないからね。

これって生活とか仕事場とか学校でもそうじゃないのかなぁ。
子育てで悩む人がいるのも、DVやノイローゼになったりするのも、画面でいつも検索してるからじゃないのかな。無機質な文字で悩みの答えは出るのかい?
仕事の仕方やコツなんてのは、普段から筆問や指導を受けてこそ成り立つんだけどな。「わからないことはどんどん聞け」って言われない?連絡、報告、相談。ほうれん草は仕事の基本だ。相談、わからないことはどんどん聞けばいいのよ。ただし常識でわかるようなことまで聞くなよ。うんざりされるから。
学校でもわからないところはどんどん質問して、先生を困らせるくらいの方が、先生だってやる気出してくれてお得なんだけどな。なんでも教科書に載ってたり、方程式で解けるようなことばかりじゃないんだから。

百聞は一見に如かず。
他人に頼っても、聞いてもそれは恥でもなんでもないんだけどな。
今って誰もが、自分の能力を過信しすぎなところがあるような気がするな。
聞かないでもわかるって思ってるみたいだが、それは自分の知識じゃなくてネットの情報でしかないんだけどね。

スマホのsiriや携帯のiコンシェルもいいけど、人とのコミニュケーションをもっと大事にしようよ。
Twitterよりは井戸端会議や雑談、googleよりは人に聞く、ぐるなびよりはその店に行ったことあるやつに聞く。
そしていろいろなことをいろいろな人とお話してコミニュケーション取らないと、そのうち殺伐とした社会になっちゃうぞ。

コンシェルジュをもっと利用しよう。周りにいる人は全員コンシェルジュなんだから。

V系バンドとバンギャル

2016-05-27 01:49:19 | MUSIC/TV/MOVIE
面白い本を見つけた。「バンギャルちゃんの日常」。
バンギャルという女の子達について、元バンギャル(現おバンギャル)の作者が書いた本。漫画でバンギャルの生態を見事に描いてるから、バンギャル入門の指南書として読んでもいいし、往年のバンギャルがノスタルジックを揺り起こしながら読んでもいい本だ。

バンギャルって言葉自体、ほとんど一般的には知られてないと思うが、街中でちょっと変わった(特殊な)格好で、キャリーバックをゴロゴロ転がしてる女の子と言えばわかるだろうか。「あぁそういや新大阪駅で見た」とか「城ホール周辺で見た」と目撃証言される人たちのことだ。
そう、彼女らはバンドギャル。簡単に言えばビジュアル系バンド(ヴィジュアル系=以下V系)の追っかけだ。
基本アマチュアのV系バンドのファンだが、メジャー昇格後も根強く参戦してくれる場合が多い。

この「ライブに参戦する」って言い方も今ではポピュラーだが、元々は彼女らバンギャルの言葉だ。
彼女らにとってライブは戦場。
コスにヘア・メイク・ファッションをキメ、ライブ会場にいち早く乗り込み入り待ち。ライブではヘッドバンキングをかまし、振りをしたり花を咲かせたりジャンプを決めたり、盛り上がるとモッシュやダイブまで。ライブ後の出待ちではもはやボロボロ状態。まるで日頃溜め込んだストレスをこの日に一気に爆発させてるかのようなキレっぷりは、「参戦」と言うに相応しい。
彼女らにとってライブは鑑賞ではなく、戦場である。さらに全国のライブに遠征し、下手すりゃ全通してくれる。バンドにとってはありがたいお客様。

って、ここまで書いて思ったが、音楽業界やバンギャルの世界には「これって世間一般で通用されてる言葉?」ってのが多種多様あります。どれが一般的に通じる言葉で、どれが特殊な業界用語なのか俺には区別がつかないし、いちいち説明するのも面倒なので、このブログもそのまま書きます。用語やバンド名などわからない場合は「なんとなくコレのことかな?」って想像して読むか、この本を買って読んでください。または周りの「元バンドマンだとか言ってたな」って人とか「カラオケでマイナーバンドの曲をよく歌ってるな」って人に聞いてみてください。

さて、このバンギャル。ビジュアル系バンドの追っかけと書いたが、正確には違う。この言葉が出来たのは90年代以降。それ以前はただの「追っかけ」とかもっと古くは「グルーピー(グルーヴィー)」と呼ばれてた。
だいたい、ビジュアル系って言葉自体が無かった。80年代のNOVELA(ノベラ)を筆頭に、ROSA LUXEMBURG(ローザ・ルクセンブルグ=後のボ・ガンボス)やWillard(ウィラード)のように、独自の世界観を演出するバンドを全部ひっくるめて、お化粧系とか壮美系とか言われてた。特徴としては中世貴族やジプシーのような衣装と化粧ね。



44マグナム、アースシェイカー、ACTIONなどハードロック、STLIN、INUなどのパンク、MODSやLOOSTARSなどのガレージロックなどにもそれぞれ、今でいうバンギャルがいたが、当時のライブハウスは金髪革ジャンの男の世界で、女の子はよほど一本キレてるような子じゃないと危なくてって世界だったからね。
チキンジョージ、磔磔、鹿鳴館、バーボンハウス、ブロウダウン、キャンディホール、拾得・・・。そんなところに来てる女の子はどっか退廃的な感じの子が多かった。普通の子が来ても浮くだけだ。メジャーの忌野清志郎のRCサクセションとかが、すでにホールでライブしてて女の子も来てたが、やっぱり普通の学生はコンサートに行きにくかったと思う。ましてやライブやGIGなんて。

それを変えたのが、BOOWYとXじゃないかな。
メジャーに昇格したら「もう終わった」と言われる中、この二つのバンドはメジャーにおいても世界観を裏切らなかった。もちろん「インディーズ時代のやつらは」なんて語る往年のファンはいるのは仕方ない。メジャーだとライブの会場も広くなるし、スタイリストやヘアメイクもローディーもスタッフも付く。インディーズ時代とは金のかけ方が違ってくるからね。

メジャーデビュー後のBOOWY(ジャパンレコード時代暴威)の衣装はゴルチェになり、メロディも音も聞きやすくなってしまったけど、普通の女の子が今のようにライブに行けるようになったのは、彼らが夜のヒットスタジオやテレビの音楽番組にどんどん出始めたからだろう。武道館ライブの時「ライブハウス武道館へようこそ」と氷室が叫んだのは「会場がでかくなってもやることはライブハウスと一緒だぜ」ってメッセージだったのかもしれない。ライブをGIGとしてたのも特徴的だ。
そしてX(海外進出後はX-JAPAN)。楽曲と演奏力のクオリティの高さ。それまでの「うるさい」「何言ってるかわからない」「やたら声が高い」など言われてたハードロックを、ヒットチャートに送り込むという偉業。それ以前はLAZY(LOUDNESS)くらいじゃないか。
Xジャンプがバンギャルの定番となるジャンプ発祥だと思ってる。


BOOWYにしてもXにしても、曲の構成、メンバーの演奏テクニック、パフォーマンス、全て高いクオリティだったから、うるさい音楽評論家ってやつらも黙るしかなかった。彼らによって、パフォーマンス、ファッション、世界観がそのままメジャーの世界に持ち込まれるようになった功績はすごいと思う。
それによって、多少前後するが、LUNA SEA、BUCK-TICK、黒夢、MALICE MISER、La'cryma Christi、L'Arc~en~Ciel 、SHAZNAなどが次々とメジャー進出。彼らがのちのビジュアル系と言われるのだが、彼らのパフォーマンスをTVで見れるようになるとはちょっと驚きだった。MUSIC STATIONとかにも出てたからね。がっかりしファンと歓喜したファンがいるだろうな。

当時のバンドマンはイメージを壊さないためにTV出演の際はあまり喋らなかった。常にクールに決めてたな。
MODSはTV初出演の際、メンバーが誰も喋らなくて唯一Vo.の森山達也が、司会者の「今まではどんな活動をしてたんですか」って質問に「音楽活動」って答えてた。
STREET SLIDERSも蘭丸がなんとか喋ったが、HURRYはほぼ無言。「TVの前のファンに一言」って振られて「ヴォリュームアーップ」って答えてた。
V系バンドも同じく、MALICE MISER(マリス ミゼル)時代のGacktなんかは低い声でボソボソしか喋らなかったし、L'Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)のHYDEも常にクールに決めてた。

まさか、GACKTが今みたいにバラエティに露出するようなるとか想像もつかなかったし、hydeが「マシューベストヒットTV」という藤井隆が深夜司会してた番組で、頭に金タライ落とされるシーンを見た日にゃ、我が目を疑ったよ。
そんなこんなでどんどんメジャーデビューするV系を、バンギャル達も一喜一憂しながら見守ってたね。
CDTVの20位から100位までの紹介コーナーで、わずか5秒しか映らない映像を必死で見てたってバンギャルもいる。

さて、そのバンギャル。
特徴を簡単に書いておこう。もちろんこれに当てはまらないバンギャルはいっぱいいるので、あくまでもイメージだと思ってくれ。

まずファッション。
コスプレと呼ばれるものを着ている人が多い。熱狂的なファンや追っかけはジャニオタでも宝塚ファンでも同じようにいるが、コンサート会場ではなくライブハウス会場前でコスプレしていれば間違いないと思ってくれていい。
ナース、ゴスロリ、ゴシック、ロリータ、制服、パンク、姫ギャル・・・色々いるが、バンドの世界観に合わせてたり、メンバーと同じ格好をしてる「コスさん」と呼ばれる人たちもいる。自作の場合もある(以外と多い)。制服は髪型とかに気をつけないとアキバ系とか本物に間違えられやすく、デコラはアメ村に多数存在してる。パンクは漫画「NANA」の影響で結構気軽に来てる人多いよね。昔はBLACKとかでしか売ってなかった。ロリータやゴシックはかなり気合入ってて近寄りがたい雰囲気。こちらは楠本まきの漫画の世界から抜け出してきたような人と言ったらわかりやすいか。(この人の漫画を知ってる時点でこんな説明など要らないとは思うが)


難しい言葉と難しい漢字好き
V系バンドにしろハードロックやパンクのバンドにしろ、退廃的な言葉、語句を好み、やたらと難しい漢字や言葉を使いたがる。ここら辺は厨二病とあまり変わらない。
薔薇、憂鬱、廃墟、虚無、蜘蛛、蠍・・・。もちろんバンギャルは書ける。暴走族と変わらない。
ただしバンドによってはフランス語やイタリア語、古代ラテン語なんてのも平気で使う。愛とか死をやたら難しく表現するのが好きだったりする。

バンギャルは、ニワカ(新規)と区別したいのか、それとも連帯感が欲しいのか、独自のファン名をつける。
LUNA SEAファンはSLAVE、Die an Grayファンは虜とか。
これは、ジャニーズファンのジャニオタでも嵐のファンは「ARASIC=アラシック」、KinKi Kidsファンは「図書委員」、関ジャニ∞「eighter」と自らを呼ぶのと一緒かも。ももいろクローバーZファンの「モノノフ」ってのもあるな。ここら辺は一緒だな。

まぁ、いろいろ書き出したらきりがないのだが、もしあなたが街でキャリーバックを引いてコスを決めてる女の子を見かけたら、温かい目で見守ってあげて欲しい。
彼女らの最大の特徴は、学校では友達がいないって事が共通点だったりするのだから。

コンビニ店オーナーの逆襲

2016-05-26 16:08:04 | Talk is Cheap
前回のファミリーマートの接客クレームの続き。
やっぱりというか所詮っていうか残念な結果だった。いや、逆襲されたと言ってもいい。

昼ごろオーナーと名乗る者から電話あり。
えらい不躾な口調で喋るし、低い声だから誰かと思ったよ。
まさか、オーナー自体も「わかってない奴」じゃないだろうな。

嫌な予感は的中。
謝罪どころか不機嫌そうだったから、同じように
『俺は何で怒ってて、あなたはこの電話で何を謝罪してくれようとしてるの?』
って最初に質問したら
「そういう言い方するからうちのスタッフがキレたんだ」
って逆に説教されちゃったよ。

『おい、お前自分のところのスタッフかばってどうするねん。』
「お前って誰に言ってるねん」
あらら、謝罪どころか喧嘩腰かよ。
ちょっと面白かったので(っていうよりこんなオーナーで大丈夫なのか?と思いつつ)
『あんた、接客業の経験ない人か?』
って聞くと
「そうやけど、それが何や?」
って。開き直りかい。まぁ面白いのでさらにちょっと大声をあげてみた。
『ボケか、お前。まがりなりにも俺って客やで?自分の立場わかってこの電話してきてんか』
って言うと
「ボケってなんじゃいコラ」
だめだこりゃ。

この後、なんやかんやと会話というか喧嘩言葉のやりとりがあって、最後は捨て台詞で締めくくられ、一方的に切られちゃいました。

久々に笑わせてもらいました。
こんな人でもチェーンのコンビニ店を出せれるんだ。っていうか、この人でも審査通れたんだ。どうせ余ってる土地でも有効活用とかそんなレベルなんだろうなあ。こういう「来たけりゃくればいい。うちに文句があるなら来なくていい」と思える人が、FC(フランチャイズチェーン)加盟コンビニとはいえ接客業をするって怖いなぁ。
脱サラで独立開業する人の方は、失敗したら後がないから「一から勉強しまっさ」って感じで、素直で聞く耳持ってるんだけどね。この手の「人の言うこと聞かない」プライド高いFC加盟店オーナーって、どんどん売り上げが減っていっても最後はFC本部のせいにしちゃうからね。危険だよ。
こういう資産やお金を持ってる人(または脱サラでも部課長クラスでプライドだけある人)は、人の助言や進言を聞こうともしないよね。お前に言われたくないって態度丸わかりだもの。立場逆のクレ-マー暴走老人にも、この手のタイプが一番多い現状もなんとなくわかるなぁ。

クレームは大きく分けて、何種類かに分別できる。それぞれ対応方法があって、間違えるとえらいことになるんだけど、こういったオーナーはそれさえも勉強しないから従業員が対応できるわけもない。接客業の恐ろしさをわからないんだろうな。

1,激怒型:接客態度や商品の欠陥を怒るタイプ
2,助言型:従業員教育や商品管理などの問題点を指摘し、改善方法まで提案するタイプ
3,金銭型:気分を害したから、商品返すから、とりあえず「お金返してよ」というタイプ
4,常連型:今まで利用してたがこんなことは初めてだとか、堕ちたもんだわねと言うタイプ「

どれもこれも、応対を一歩間違うと大変だが、クレームは店の接客などを見直すいい機会でもある。文句を言うって事は「ここを改善したらこの店はもっと良くなる」って思ってるから言ってくれてるんだからね。(中にはストレス発散って輩もいるが)
だから、1,2,4,のクレーマーは上手に対応してあげるべきだ。まだまだ「お客様として来たいから」って立場で言っている。3,は対応次第でまだまだお客様として来てくれる。。

しかし、これらのクレームを軽々しく考えてると、一気にクレーマーになる。こうなるともう厄介だ

5,権威型:俺を誰だと思ってる、もっと上のやつを呼べって言うタイプ
6,論理型:法律的にはどうたらこうたらと論理で攻めるタイプ
7,恐喝型:誠意を見せろ、土下座しろに発展するタイプ
8,破綻型:既に何に怒ってるのか訳わからない状態になって喚き続けるタイプ

もう収まりがつかない。
この後はSNSで拡散されるか、口コミでどんどん広まってしまう。その怖さもこういった古い頭でガチガチに固まってるオーナーはわからない。

なぜ他の不倫(桂文枝、乙武、カールスモーキー石井など)と違い、ゲスの極みの川谷やベッキーはいつまでも責められたのか。
なぜ舛添知事の政治献金の使い方や、公務の考え方が責められてるのか。
なぜ同じ中国産チキン問題でマクドナルドは責められ、コンビニなどは責められなかったのか。

答えは簡単なんだけどね。
「謝って済むんやったら、警察はいらんのじゃぁ」って叫ぶ輩は別として、基本的に日本人って謝ったら「もういいよ」ってなる人種なんだけどなぁ。
食品偽装でも、燃費偽装でも、不祥事でも、スキャンダルでも、上のモノが公の場で謝罪したら、「もうええやん」って許してあげる国民性。
韓国や中国みたいに「謝れ」ってずっと言われても「いつまで言ってるねん?もう謝罪したやん」って思ってるもの。その上「爆買い」観光客とかも平気で受け入れてる不思議な国としか、奴らは思ってないんだろうな。
今回のサミットでオバマ大統領が、原爆被災地の広島に来てくれるのでも、日本人は「謝罪は求めてないよ」って言う人が多いがお隣の韓国は、「我々の同胞もあの時に大勢死んだ。オバマは謝罪せよ」って言ってるのと大違いだろ。

クレーム処理だって、コンビニは対策マニュアルがあるだろうから、それに従った方法で処理して謝罪すれば、まず大事にはならんのやけどね。逆にいつまでも許さんって喚いてたら今度はそいつが「変な人」「物分りの悪い人」「しつこい人」ってなるだけ。
だけど、問題がどこかも分析せず、かつ謝罪などする気もない、まるで舛添知事のような(彼も高学歴高収入のプライド高き老人だわな)態度のオーナーは、これからどんどんクレーマーを発生させていくんだろうな。
マニュアルを実行するって事において言えば、日本ほど完璧に実行できる国は少ない。どこに行ってもどこで買っても、ある一定レベルの接客や商品提供ができる国は、そうそうないんだけどな。そういう国でこんなオーナーとか、執拗にネットやSNSで糾弾したり中傷し続ける人が、最近多くなってきてるのがちょっと不安なんだよね。

ちなみに、ファミリーマートのお客様相談係(のオペレーター)、およびエリアマネージャーの対応は完璧でしたよ。誤解なく。
ファミマ全体の質が落ちてるわけではなく、この店が異常なだけです。

でもさ、今回の件、こうやって書いてると、俺の言ったこと、やったことはクレームの定義に全て当てはまってるなぁ。
自分でわかってやってるだけに、その通りの反応にちょっと笑える。
よいこのみなさんは真似しないでね。

大丈夫か?ファミマのクレーム対応

2016-05-26 05:03:44 | Talk is Cheap
人間ていうのは怒りを通り越すと呆れてしまうんだって今日わかった。
さて、問題です。なぜ私は怒ってたのでしょうか。以下の文を読んで答えよ【20点】

今日、古本屋に行った帰りにファミリーマートに寄った。
ここのファミマはつい最近、一ヶ月前くらいにできたとこで、店内のイートインコーナーで食べることができる。今回が3回目の来店だ。
小腹が空いてたから、カップラーメンでも食いながら買ったばかりの本を読もう、とお茶とカップラーメンとおにぎり、ついでにタバコを買う。
イートインコーナーでお湯を入れて待ってる間に、おにぎりをセッティングし、漫画を鞄から取り出し、サァ食べようとしたその時、近づいてきた店員。

いきなり
「それレジで会計済んでますか?」
なんだなんだ、何を言ってるんだ?
「それまだレジ通してないですよね」
この漫画のこと?
『これ、そこの古本屋で買ったやつやけど?』
レシートが確かあったはずだからゴソゴソとポケットを探る。
この漫画と同じ本がこの店に置いてあるのか?俺を万引き犯と間違えたのか?この歳で?まぁ最近は年寄りでも万引きするからわからんでもないが、聞き方ってないか?
などと脳内で一気に考える。ラーメンがのびるからぐちゃぐちゃ言っても仕方がない。

しかし店員は、謝るどころか
「そこの棚から持ち出してないですよね」
おいおい買ってない本を立ち読み感覚で、ラーメンとおにぎりを食いながら読むやつが、この店には存在するのか。
レシートを見せようとすると
「じゃぁ、いいです」
おいおい、なんじゃそりゃ。謝罪どころか、それで終わりかよ。

少なくともカップラーメンなどを買ってる以上俺は客だよな。
それを、コミック棚から勝手に本を取り出して食ってる傍若無人な万引き犯にされ、謝罪もなし。さらにこいつは敬語だの謙譲語だのここまで一切使ってない。
『あのなぁ、なんか言うことないか?』
と諭すが、非を改める様子もなく、なぜ俺が怒ってるのかもわからない様子。
出てくる言葉はまるで「あなたが紛らわしい行為をするからいけない」と言わんばかり。もちろんこの会話にも敬語はおろか丁寧語など一切ない。本人は丁寧語にしてるつもりかもしれないが「なんとかっすよ」とか「だから言ってますやん」というのは丁寧語じゃないよ。

仕方がないから
『店長呼んで』
と言うと、だるそうに「わかりました」と奥に消える。
もうすでに伸びかけのラーメン。日清のどん兵衛はお湯を入れてから10分待って食うと、別世界の味が楽しめるらしいが、カップヌードルのトムヤムクン味は残念ながらただのふやけた麺にしかならない。それを食いながらしばらく待つ。

普通ここでさっきのやつが戻ってきて
「しばらくお待ちください、今、店長のなになにがまいりますので」
とかあるよね。まぁ、期待するだけ裏切られるから、大人しく待ってようっと。

で、やっと来た店長。いきなり
「何か?」
いや怒ってるんですがね・・・。いきなりこれかよ。
見るとまだ若いバイトのようなやつ。どう見ても店長じゃないだろうよ。店長に言うと怒られると思ったのか、不在だったのか、友達みたいな同僚に言ったのバレバレ。
だって店長とか主任なら、
「お客様、お待たせしました、店長(主任でもチーフでもリーダーでもいい)の何々です。この度は・・・」
って切り出さないか?
それを「何か?」って。名前も名乗らんし言葉遣いもヤバイ。俺はお前の友達じゃねぇし、どう見ても俺のほうが年上だろうよ。下手すりゃお前の倍以上生きてるよ。

仕方がないから
『「何か」は無いやろ。で、事情は聞いたの?』
「はい、なんか怒ってはるって」
いやいや、何よこれ。こんなやつバイトでよく雇ったなファミリーマート。開店の日もこの店に来たが、10人くらいいただろう?責任者だとしてももっとマシなやつはいなかったのか?

『普通さぁ、事情を聞き取ってから謝罪にこんか?』
「はぁ?」って言って、もう一度聴きに戻る店長(しつこいようだが、店長と名乗ってるが、こいつは絶対違うと思うけど、店長と明記しておく)。

再度現れた店長は
「万引き犯に間違えられたので怒ってるって」
そのあとの言葉は無い。こいつは鳥か?三歩歩いたら以前のことをもう忘れるやつか?
それだけで怒ってるんじゃ無いが、百歩譲ってそれで怒ってたとしてもそれで、終わり?まさか?
ここからは長くなるので(もうすでにラーメンは悲惨な状態になってる)一部省略して抜粋して記載する。

『あのねぇ、なんで俺が怒ってるのかわかる?』
「なんで怒ってるかですか?万引きに間違えられたから?で」
『いやそれもあるけど、ちゃうねん(違う)。もう一度聞くけどなんで俺が怒ってるかわかる?』
「だから万引きが・・・」
『ちゃう(違う)って言うてる(言ってる)やろ。あのねぇ、お前なんで呼ばれたか(俺がなんで店長呼んでって言ったか)分かってる?』
「なんで俺が呼ばれたかですか?」
だんだんここらで腹が立ってくる。
『人の質問に質問で返すな。なんで上のモンを呼べって言ったかわかるかって聞いてるねん』
「なんで上のモン呼べって言ったかですか?」

鳥頭よりひでぇなぁ。クレーマーになる気など無いが、これじゃぁクレーマーみたいになってしまうよ。もうそう思われてんだろうな。さっさと本題言おうっと。

『あのね、君は上のモノだったら、クレームに対して彼を指導しなければなら無いわけじゃ無い。こういう風に言いなさいとか。だから問題点を君が気づいてなければ彼を指導でき無いでしょ?』
「はぁ」
『ちゃんと伝達をして、クレームの元を把握しないと対処でき無いでしょ?だから君はなんで俺が怒ってるのかわかってる?』
「なぜ怒ってるかですか?」
『だからぁ質問に対して質問で返すなって言ってるやろ』
『仕事柄そういう接客とかの指導もしてるから言ってるんやけど。ファミマみたいなチェーンの仕事(マニュアル作りや教育)もするけど、あなたもこんな対処やったら本部とかにクレーム入るのわかるでしょ。俺も言いたかないし。』
「クレームが入るかわかるかですか?」
『質問に対して質問で返すなって言ってるやろ!』(ここでついテーブルを叩いてもうた。こんなアホ久々に見た)『お前、なんで俺が怒ってるかなんて全くわからへんねやろ?わからへんのやったら、そう聞いたらええやん』
「もういいですわ」
何がいいのか全くわからんが、ダメだこりゃ。
『悪いが、これ、本部にクレーム入れるわ』
「どうぞお好きに」

捨て台詞まで言われるか。
あまりに呆れて怒りが吹っ飛んでっちゃったよ。

接客業とはとか、気持ちいいサービスとは、とか言う以前の問題だな。
最近クレーマーが増えたとか暴走老人とか言われてるが、接客業に向かない人が接客業に多くついてしまった現状が、クレームをますます引き起こしてるんだなぁとつくづく実感。
敬語を知らないとか、って「みんな平等」って教育されてきたゆとり世代に語ってもしょうがないことだわな。
接客とかサービスとか、コンビニとファストフード、量はhん点ばかりで育った奴らは見たこともされたこともないから、わからないんだわな。

そして今回の怒りと関係ないところで怒らせてくれた「質問に対して質問で返す」って行為。これって20-30代の人に多いな。自信がないのか?即答するほど頭が回らないのか?
「おしゃれイズム」ってTVで、ゲストの松山ケンイチ君が司会の上田からの質問にいちいちオウム返ししたり、「僕ですか?」って聞き返してて『君しかゲストいないんだから聞き直すな』って指導された。本人「えっこれってダメなことなの?」って戸惑った表情していたが、『やめたほうがいいよ』って上田の言葉に頷いてた。その後は聞き直したりしなくなった。その後松山君は、映画公開やイベントのインタビューやコメントでも、オウム返しも聞き直しもしなくなったから、『さすがマツケン』って感心してる。

さて、本題です。
なぜ私は怒ってたのでしょうか。

1、いい歳こいて万引き犯と間違えられたから
2、「失礼ですが」とか「お尋ねしますが」とか無く、万引き犯と決めつけたられたから
3、店長にはどう見ても見えないやつが、のこのこと現れさらに火に油を注ぐ状態になったから。
4、謝罪の言葉が一切なかったから
5、客に対しての言葉使いや、接客があまりにも酷すぎるから
6、2回目に来た時もイートインコーナーで食べたが、その時は持ち込みの漫画のことは何も言われなかったのに、今回は言われたから

このお店、開店時に来た時も、本部の指導するやつ(多分エリアマネージャーとかだろう)が、お客様が横を通ろうが、挨拶や会釈などせず大声で従業員指導してたりしてたし、陳列の指導はいいがお客様が商品を選ぶの邪魔して指導してたりしてたから、仕方ないかと思うけどさ。

ファミリーマートさんよ。
フランチャイズ契約店それぞれで接客レベルが違っても仕方がないとはいえ、これでいいのか?
接客マニュアルは「問題が起きないようにする」マニュアルでしかなく、「気持ちいい接客をする」ためのものではないよ。
フランスのタイヤメーカーのグルメガイドの星に影響されて、クールジャパンなんちゃらって団体が、店に赤脚マニュアルがあるほど高得点などと言い始めてる。
老舗料亭や老舗旅館にマニュアルはない。
普段から使ってれば敬語や謙譲語、丁寧語は使える。接客とは?がわかってないと、マニュアル用語だけ詰め込んでも、よほど徹底しないとクレームだらけになるぞ。
俺の家の前もファミマがあるし、500m離れたとこにもある。しかしこの二つのファミマで怒った事は無い。気持ちいい接客を毎回してくれてる。
あっ、一度だけあるわ。amazonのコンビ二度目を受け取る時に、システム変更されてたの気づかずに行った時だ。そうだ、あの時キレた相手も年配の幹部っぽい人だったな。

ファミマ本部のホームページにクレーム入れたけど、1000文字以内だったから、細かな内容は書き込めず。(このあたりもちょっと問題だわな)
電話なりメールでの返答を待つ。
店舗名と、店長とやらの名前を晒すのは、それからだな。
うわ、俺って陰湿なクレーマーみたいだな。

ちなみにその時読もうと思って、万引きと勘違いされた漫画はこれ。

アイドルはいつもアイドルを演じてる

2016-05-25 06:03:48 | Talk is Cheap
21日に起こった狂信的なファンによるアイドル襲撃事件。
未だ被害者の女の子は意識不明の重体だという。無事回復されるといいのだが。

今回の事件はアイドルに熱心だったファンが、愛情から一転殺意を持って犯行に及んだってのが概要。
「一方的にSNSを送りつけていた」

「プレゼントを返品されてキレた」
ってところばかりが報道されてる。
まぁ夢と現実、今風に言うと二次元とリアル、その区別がつかなくなった狂信的ファンによる、「裏切られた」との勝手な思い込みからの偏執的な犯行。
今回の事件を、それだけで片付けられてしまうのはどうなのかと思うのよね。

昔からアイドルというものは追っかけるもので、ファンの思いは一方的なものだ。あらためてマスコミが言うことでもない。
それが最近は、アイドル自身がSNSやブログで発信して身近になっただけではなく、それらのツールで直接やりとりしたりしてる。さらに握手会やイベントで会えたりするから、厄介だ。余計に現実と架空の世界の区別がつかなくなってるファンは多いのではないか?
一昔前なら、せいぜい実物はコンサートで見るか、テレビ局の入待ち、出待ちでしか実物は見れない。週刊誌も今ほどアイドルのプライベートやスキャンダルを暴きたてなかったから、ほんと雲の上の人を追いかけてるようなものだった。
もともとアイドルって言葉の由来は、天上界の人のことだものね。あながちハズレじゃない。

本来アイドル(アイドルに限らないが一応ここでは限定)のファンは、勝手に応援して空想し、妄想する。
ファンは「あの笑顔は僕だけに向けられたものだ」とか「コンサート中に目があった」とか勝手に思う。挙げ句の果てには「私は絶対○○くんと結婚するんだ」とか「いつか二人は結ばれる運命だ」なんて思い込んでる人もいるだろう。自分(だけ)のものって、これまた自分勝手に想像して楽しんでる分には構わない。アイドルとはそういう風に、ファンに空想や妄想を楽しませてなんぼだからね。

だから、アイドルはイメージ(女でも男でも)を絶対壊しちゃいけない。
いつだって笑顔、いつだって元気、いつだってあなたに夢を届けます。
バカにしてるんじゃないよ。これってすごい努力いるもん。四六時中気も抜けないし、何かにつけて気を使う。

アイドルはプライベートを明かしちゃいけない。
普段はどんぶり飯でご飯を食べてようが、女子アイドルはファンの前では「少食なんです」とか言っても構わない。「東京出てきて友達いないから、お店知らないんです」でも「一人でお店って怖くて入れないの」でもいい。
「よし、それなら俺が美味しいもん食わしてやるぜ」って、祇園か新地のおじさまみたいなことをファンは思ったりする。それがたとえバイトでカツカツの生活をしていてもね。彼ら彼女らはアイドルにお金をかける(奉仕する)ことに惜しまない。

今ならSNSですぐ発信できちゃうし、リプライなどで相互が繋がってる錯覚に陥りやすい。
手の届かないところにいるはずのアイドルが、これのせいで「手の届くアイドル」と勘違いしてしまう現代のアイドルファンにも問題があるが、無防備にそういう行為をしてしまうこと自体俺は、「アイドルとしての自覚はないのか?」って思ってしまう。

男性アイドルなら、本当はめっちゃ遊び人だったとしても、「いやぁ全然もてないんですよ。なんかモテる秘訣ってあります?」などと言わなければいけない。
女の子のアイドルなら「男の人は周りには家族しかいない」「あ、あと事務所の社長とマネージャーくらい」って嘘をつかなくてはいけない。
そう、アイドルは常にアイドル回答をしなくてはいけない。
じゃぁ私が、じゃぁ俺が、僕がって勘違いさせていいのよ。それは罪じゃない。アイドル育成はホストやキャバ嬢を育てるのと変わらない。たとえ嘘でも現実を忘れさせてくれたらそれでいいのよ。
だからプライベートも常にアイドルを意識してなきゃいけない。

アイドルとキャバクラ嬢はある意味似てると思う。空間の中で夢を売るってことでね。
売れっ子キャバ嬢の女の子は、決して自分のプライベート携帯番号なんか教えない。出勤前の同伴やアフターをしても、家を教えたり、プライベートなお付き合いは絶対タブーにしている。
料理が得意でも「料理は苦手なの~」と言わなきゃいけないことを彼女らは知っている。そうでなければ「よし、わしが焼肉おごっちゃろ。たまには栄養のあるもん食わな」とか言われっこない。
「これからはフグの鍋だ、食べたことあるか?」なんて言われたら、先週食べたとしても「食べたことないです」とか「フグって毒があるから食べちゃダメってお父さんが言ってました」などの嘘は平気でつかなきゃいけない。
無知を装ったりして、相手に「俺が育ててあげよう」って錯覚を感じさせてなんぼだからね。

だから、アイドルにしてもキャバ嬢にしても絶対「本当のこと」を言っちゃいけない。本音を裏アカウントで呟いてバレて消えてったアイドルが何人いるか。
「このまえお友達の●●ちゃんと、スイーツを食べに行った」などはいいが、そこに異性の影を見せてはいけない。したがって同性同士では決して行かないだろうってところの話はタブーだ。
それはアイドルの必須条件で、ファンもそれをあえて受け入れなくてはいけない。
キャバ嬢を例えに出してはいけないが、「金ならいくらでもあるんだから一晩わしと付き合え」とか「今度温泉にでも行かないか」などに、真剣に答えるバカはいない。当日に「お母さんが田舎から出てきた」とか、「猫の餌をやらなきゃいけないから」とか、とにかく逃げる。

これはアイドルも見習ってほしい。
最近はファンと、より近い関係で接するから勘違いしてくるバカも出てくる。今回のケースがそうだろう。

だから、アイドルは常に用心しておかなければならない。
TwitterでもFacebookでもブログでも、とにかく用心しておくに限る。
「今日はカレー。やっぱりママが作ってくれるカレーは美味い。」
とか書いとけば、ママと同郷かしょっちゅう世話を焼きに来るのだなと思う。SNSを逆利用するのも一つの手だ。

ファン以外の人間は、アイドルの追っかけをしてる人の気持ちがいまいちよくわからん。
「あの子のどこがいいのかわからん」ってね。
ファンにしてみりゃ「ほっといてくれ」とか「この子の良さがわからないとはね」って世界だ。

だけどアイドルを追っかけるのに、年齢は関係ない。そんなこと言ってるおばさまやおじさまだって、昔はアイドルファンをしてきたツワモノかもしれない。
「松潤とかニノもいいけど、娘と同じのを追っかけするのもねぇ」って母も、「娘と変わらん年齢の女の子を追っかけするのもねぇ」って父も、機会さえあればアイドルファンになる。別に可愛い女の子とか、美少年系だけがアイドルというわけでもないのだが、「可愛いけどジャニーズは年下だものね」とか、「今更、ペンライト振ったりとか恥ずかしくて」ってなってるだけだ。

それが証拠に、もうすっかり「アイドルの追っかけなんてもう卒業したわ」なんて嘯いてたおばさまも、「もっと男の魅力があふれる人はいねぇがぁ」って思ってたところに現れたの韓流。あれって見事にはまったね。
ヨンだチャンだって。家事をほっぽり出してDVDの一気見。(俺にまで「とても良いから観ろ」って韓流ドラマDVD全24巻セットを渡してくれた人もいる)
コンサートはおろか韓国まで聖地巡礼。まるで女の人を初めて知った盛りのついた男のよう。いつまでたっても女の人は現実逃避ができる場所を探してるのだ。
韓流だけじゃない、氷川きよしのコンサートで「ずんどこ」って叫んでたり、マツケンサンバを一緒に踊ったり、年齢関係なく熱狂的じゃない。あれだってアイドルだよね。もちろん嵐や関ジャニ∞のコンサートにも、おばさまたちはいっぱいいる。

おじさんだって負けてない。「どこがいいのかわからん」とか「キモっ!」とか「いい年して」って言われても、「ももいろクローバーZ」のコンサートで叫んでたり、「ラブライブ」の声優にハマったりしてる。財力はあるからAKB48の推しメンを応援するため、総選挙投票券付きCDを何枚も買ったり、部下に「会委員登録してこの子に投票してよ」なんて半ば強制みたいなお願いをしたりする。キャンディーズや聖子ちゃんを追っかけしてたあの頃と変わってないぞ、俺はまだまだ若いぞって勘違いはちょっと怖いが、博打にハマったり、風俗嬢に入れ込むよりはよっぽどマシだろう。

だから、アイドルだからって奇異な目で見てる人はいないのよ。
若い世代は俺たちだけだ、私たちだけだって勘違いしてるかもしれないが、本当は周りにいっぱいいる。
だから、往年のファン、最初からのファンは模範とならなければならない。
少々のスキャンダルや色恋沙汰でも「アイドルだって人間だもの」って、相田みつをみたいなことを言って許してあげれてこそファンだ。

どんどん売れてきたりしたら、いつまでも個人的なやり取りはできなくなってくる。寂しい感情はわからなくもない。
なのに、それを「裏切られた」とか「変わった」なんて言うのはわからない。
「誠意がない」とか「誰のおかげで売れたんだ」って、お前はヤクザかって突っ込みたいが、ヤクザなら大事な商品を傷つけたりしないけどな。

今回の事件の発端は、腕時計をプレゼントしたら送り返されたってことらしい。
経緯がよくわからんが、アイドルなら「うわっ!センスのかけらもねぇ」とか「これをはめろと?私はお子ちゃまか」てな腕時計でも、「わぁ嬉しい!早速はめちゃいました」って言っておきたかっただろう。
だけど、犯人の「時計を送る意味わかりますよね」ってメッセージでダメだったんだろうな。これ以上は危険だって。
このファンの気持ちは、重く辛かったんだろうな。アイドルの顔を続けるのがきつかったんだろうな。
だから送り還したんだろうけど、送り返すってことは「あなたには特別な意識を持っていない」ときっぱり言ったのも同然だ。気持ちはわかるんだけど、より危険がつきまとう。

今回の犯人はプレゼントが送り返されてきたのを見て、これでいよいよ現実と架空の世界の狭間がわからなくなっちゃったんだろうね。
絶望と空虚と自尊心と愛情と嫉妬と、そして殺意。

残念な結果になってしまったが。今後もいつでも起こりうる事件だ。
アイドルも大変だ。追っかけも大変だ。頑張れ。




共産党の新人候補はトンデモ発想人

2016-05-24 04:42:33 | Talk is Cheap
自分の言葉に酔ってしまう人ってのがいる。
共産党から参院選比例代表に出馬予定の唐沢千晶さんだ。
45歳で新人ってのも、日本の政治の世界がいかに年寄りで占められてるかってことだが、今回それは関係ない。

この唐沢という人はぶっ飛んだ考え方をしている。もちろんいい意味ではない。最悪の方だ。
弱者の味方のふりをするのが共産党の常套手段とはいえ、あまりにも酷すぎる。

この人は今月の10日に会社事務所に合い鍵を使って侵入して、お湯を約2リットルをパクって捕まった犯人を擁護している。
それもブログやSNSでとかではない。22日に長野県松本市松本城公園で開かれた共産党大演説会での発言だ。
このお湯を盗んだ犯人が「生活に困窮し、自宅のライフラインが止められた。温かいお湯がほしかった」と供述している事について、
「私はどうしても、この犯人を責める気になれない。自分がもしも同じ立場に置かれたら、自分だってどうなっていたか分からないと思うからだ」
だってさ。
バカ?
こんな人が残虐な犯罪を犯した人にも「やり直すチャンスを」とか「事情があったんでしょう」って言って、正義の味方を気取るんだろうな。あぁイヤダイヤダ。
考えてもみろよ。お湯をパクるのが貧困でお湯が欲しかったって理由なのは、100歩譲って理解できるとしてもだ、こいつは合鍵を使って侵入してるんだぞ。明らかに確信犯やないかい。

さらに、
「私もかつて非正規雇用の労働者だった。賃金1カ月10万円で、どうやって将来に夢を持てと言うのか。非正規の根本的な原因がどこにあるのかを考えるとき、私たちは政治と無関係でいられない。格差と貧困はますます広がっている。この政治をどうしても変えていかなければならない」
だってさ。

全然今回の事件と関係ないのに、何を強引に結びつけてるんだろう。
今の政治や行政が悪いから、非正規雇用の人間が増えてるってか?
今の安倍政権じゃなくなったら格差はなくなるってか?

何でここまでたった一人のおバカさんの発言に、執拗に書くかといえば、俺はこんな身の程知らずで、何でもかんでも政治のせいにしたりしうる奴が大嫌い。
さらに何でもかんでも、自分と同じだとか言って、いかにも弱者の味方ですって気取る奴が大嫌い。
はっきり言ってこの世の中で一番嫌いかもしれない。

この唐沢千晶さん。
ここまでの分だけ読んだ人や、今日のニュースを読んだ人なら「あぁこの人も非正規雇用で苦しんだんだ」なんて思うかもしれない。
勘違いしてはいけない。
正社員になれなかった人と、正社員を目指してない人は違う。
この人は明治学院大学卒業している。
ホームページによると卒業時に就職氷河期だったとさ。
おいおい、あなたの年齢は45歳。ってことは大学卒業は1995年だ。
どこが就職氷河期だ?
バブルが吹っ飛んだとはいえまだまだ就職難ではない時代だぞ。だいたい就職氷河期って何さ。
当時は働く気になればいくらでもある。正社員の求人なんてごまんとあった。
当時は派遣とか契約社員とか、会社に縛られないで働くのがおしゃれだったから、どうせそんなところだろう。
しかもこの人は教職員になりたかったのか、塾だとか学校でばっかり臨時職員で働いてる。

これで、「私もかつて非正規雇用の労働者だった。」ってよく言うなぁ。
この人は正社員になれなかったんじゃない、ならなかっただけだ。正社員で雇ってもらおうとしてたのか?
塾の講師をしてたってことは教職志望か?当時の学校の教職員が余ってた状況は知ってるよな。
さらに県職員。臨時職員でいつまでたっても正職員のお呼びがかからなかったのなら、あなたは県職員の仕事をこなせる才能がなかったのだ。県が正職員で雇いたくなかったのだ。政治のせいではない。行政のせいでもない。
それなら、自分を見つめ直して、なぜ違う職種で正社員になろうとしなかった?当時ならまだまだ求人はいっぱいあったはずだ。
仕事を選んで会社を選んで生き方を選んで、それで非正規雇用。
今回のお湯盗み事件の犯人と君のどこが一緒なんだい?

親がいないから進学諦めて働かなくてはいけなかったのか?大学まで行っててそれはないよな。
10万円で生活ができたんだよな?親が養ってくれてたのか?
学歴もなく、家も貧しくて仕事を選べなくて必死に生きてる人間はいっぱいいる。
ずっと毎日単純作業だったり、ホコリや油にまみれてう人もいる。
だけどあなたは違うよな。

プロフィール見たら、あなた自身が非正規なのに、2002年にはもう「非正規労働者の雇用とくらしを守る活動」てのに取り組ん出るよな。しかも。さっさと正社員の面接受けるなりして働けよ。それもしてないで、なぜ弱者の味方みたいな活動するんだい?それなら自分で会社起こしてガンガン雇ってやれよ。
そしたら気付いたはずだ。正社員になれないやつとならないやつ、そしてそれは政治など全く関係ないことを。

ひとくくりで非正規社員としないでくれ。中にはフリーターで、中には契約社員で、中には派遣社員で。時間から時間できっちり帰って、高額の給料もらってたやつもいる。だけど時代が変わって仕事がなくなったとか、気がつけば正社員の方が良かったなどと言ってる奴らと一緒にしないでくれ。
そいつらは、人が朝から晩まで働いて、休みも仕事だったり勉強してる時に悠々自適にプライベートを謳歌してたんだからさ。
イソップ童話の「アリとキリギリス」の話は知ってるよな?あれと一緒。

君みたいな寝ぼけた人がいるから、ちょっと働いただけでブラック、ちょっと叱られたらパワハラ、コミニュケーション取ろうとしたらアルハラだのセクハラだの騒ぐ奴らが図に乗るのだ。本当にきつい仕事をしてるる人もいる。でもさ、東南アジアや中南米の貧困層と一緒のレベルの、貧困層って日本にそんなにいるのか?
日本の政治や行政は、「これでいい」とは言えないが、じゅうぶん「いい」レベルの生活と仕事ができるようにしてると思うけどな。

唐沢千晶さん、断言しといてあげる。君とお湯盗み犯は一緒ではない。
共産党よ、選挙に出馬さすなら犯罪者を庇うやつを立てるな。なんか気持ち悪い。


球磨焼酎水穂ときりしぐれ

2016-05-23 04:20:49 | FOOD&DRINK
前回郷土料理店の大阪出店のことを書いたが、熊本料理専門店があれば行くのになぁとつくづく思う。
熊本の食材を買うことや食べることが、どこまで震災の復興支援になるのかはわからないが、何かにつけ熊本の商品を買っている。これくらいしかできないのでね。

熊本料理の店があれば行くのだが、あいにく無いので、お取り寄せした「きりしぐれ」を肴に熊本球磨「水穂」を家で飲む。
本当は熊本弁を喋るおかみさんのいる店で、馬刺しや辛子レンコンなんかをつまみに呑みたいものだが仕方がない。

熊本復興支援で熊本の焼酎の、くまモンボトルバージョンが売られてる。
今回の常楽酒造の球磨焼酎「水穂」はその一つ。
「ミズホチカラ」を100%原料とした米焼酎。
米の品種で「ミズホチカラ」ってのは今まで聞いたことがなかったんだが、熊本県の人吉・球磨地域で生産される、熊本県認定品種米だそうだ。でんぷん価が高く、アルコール発酵に優れてるらしい。それを球磨川の最上の天然水で仕込んだ本格米焼酎が水穂

香りがいいね。そして飲みやすい。
ロックで飲むのが一番いいような気がする。

ラベルはいかにも「熊本県産の商品だ」ってアピールするかのように、「くまモン」&「くまもとの赤」を基調としたデザイン。
いかにも焼酎って感じのボトルもいいけど、こんなポップなボトルも好きだ。(横文字がいっぱい入ってると嫌だが)

「きりしぐれ」は市房漬を細かく刻み、山椒の実や柚子の皮を混ぜ込み、ごまなどで風味を加えた熊本の味噌漬物。
味噌は地元の球磨地方産の大豆と、九州産の麦・塩・麹で手作り。
漬物原料(大根、にんじん、きゅうり、生姜)を1カ月以上も塩に漬けて水分を抜きうま味を凝縮させ、その後、味噌床に2~3カ月漬けこんで味噌漬=市房漬をつくる。
これをみじん切りにしたものに、地元の生産者が直接加工場に持ち込んだ調味材料(柚子、山椒の実)を混ぜ合わせる。さらに仕上げで地元名産の球磨焼酎・醤油・ごまを加えてある。
地域食品ブランド表示基準「本場の本物」認定商品。

作ってる下村婦人会は、「今の子どもたちは本当の野菜の味や、日本古来の伝統の味、一から手づくりした本物の味を知らないまま大人になってる。」と憂いて活動している団体。手間暇と技をかけて作ってるこのきりしぐれ。インスタント食品やコンビニやジャンクフードになれた子供たちに、是非食べさせてあげてほしい。
もちろん防腐剤や着色料などの人工添加物はいっさい使われてない。

大人は熊本の米でできた球磨焼酎を、熊本の味噌と野菜で作られたきりしぐれを肴に飲む。うん、いい組み合わせだ。

球磨焼酎 水穂
原材料:米(ミズホチカラ)米麹
アルコール度数:25度
常楽酒造
熊本県球磨郡錦町一武2577-13

きりしぐれ
原材料:大根、にんじん、きゅうり、生姜、麦味噌、醤油、柚子、山椒の実、ごま、球磨焼酎
農事組合法人下村婦人会市房漬加工組合
熊本県球磨郡湯前町下村




日本各県郷土料理店ストリート計画

2016-05-23 02:42:23 | FOOD&DRINK
相変わらずアジア系外国人が街を闊歩しているが、いったい日本人はどこへ行ったんだ?
先週末にナビオ前から東通に入った時には、「おっ!さすが金曜日」と思ったんだが、奥にどんどん進んでいくうちに「あれれ?」っていうくらい人が少ない。アジア観光客は奥まではいかないからね。ネイザンストリートや南大門とかと違って、日本は安全なんだけどなぁ。

以前は週末の梅田って、人混みをかき分けて歩くってイメージだったんだけどな。
酔っ払ったサラリーマン。コンパの二次会に行く学生。初々しいカップルからいかにも不倫ってカップル。さらにそれらにまとわりつくように、あちこちで『お一人さま3000円ぽっきり!」だの「可愛い子いますよ!」とか叫ぶキャッチが騒がしかったもんだ。奴らはいったいどこへ消えてしまったのだろう。
橋下元市長在職中に、「呼び込みは店の前半径何メートル以内で」とか「キャッチセールス禁止」とか「未成年は10時以降店に入れたらダメ」とか、かなり厳しい大阪市の条例を発布したからか、キャッチは店の前でおとなしく看板持ってるだけ。
おかげでなんか閑散としてるのよ。活気がないって言ったほうがわかりやすいか。なんかつまんないの。
まぁそうは言っても、素人の振りをしたキャッチの女の子が逆ナンパみたいに「どっか飲みに連れてってくださいよ~」とか、二人のギャルが声をかける「ご一緒しません」と声をかける、新たな手法もちょこちょこは出てるから気をつけて。

「ワンコイン」とか「1000ベロ」もすでに死語なのかもしれないくらい、一時期タケノコのように乱立してた立ち飲みバルだとかも、もうそんなに流行ってない。
梅田もチェーン店系の店が増えたね。[全品280円]とか[2980円食べ放題+1000円で飲み放題]とかバッカリね。どこも似たようなフードメニューで似たようなドリンクラインナップ。これじゃぁホットペッパーに毎回掲載するはずだわな。
もともと今の若者は飲まない人増えたもんね。絶対数が少ないんだから、新しい店が出来たらそちらに移動されちゃう。客の取り合い合戦してるようなもんだね。
これなら共倒れになっちゃうよ。

それならいっその事、北海道から沖縄までの日本全国の郷土料理店を各一軒づつ出した方が集客できるんじゃないか?横浜ラーメン博物館じゃないけどさ、通りにいろんな郷土料理店があったら集客できると思うんだけどな。百貨店などの何々県物産展っていっつも満員じゃない?各地の駅弁って時でもいっつも大混雑だ。その方が共倒れしないんじゃないか?

名付けて「郷土料理ストリート計画」

大阪在住の地方出身者がいくだろうし、雑誌やTVで取り上げられた郷土料理が食べられるのなら、行くと思うんだがな。
もちろん、大阪全体を探せばいろんな各地の郷土料理店はあるし、北海道料理や沖縄料理店なんかは普通にある。だけど、探したりするの面倒だし、行き慣れた場所じゃないとちょっと二の足踏んじゃうのよね。

今はお取り寄せで、ホームページワンクリックで地方の特産品も取り寄せられるけど、レトルトパウチよりはやっぱりお店で食べたいもの。その方が美味しいしね。その地方の名店はその地方に行った時に食べればよろし。郷土の空気や景色も料理の一部だ。
秘密のケンミンショーなんかで取り上げられた県の店は、次の日からしばらく予約でいっぱいになったりするかもね。

「ちょっとキリタンポ鍋を食いに行かへん?」とか、「ほうとうにするか味噌煮込みうどんにするか悩んでる」とか、「先週ゲンゲを食べたんだけど、今週はばばちゃんにチャレンジ」とか「信州そばと出雲そばとへぎそばの食べ歩き」なんてことも可能だ。
「待ちに待った初鰹のシーズンだから土佐料理屋に行こう」や「クジラが入荷したらしいから和歌山料理店に行こう」とかなるんじゃないか?
今日はどこの県の料理にするかって悩んだりするのも楽しいかもね。

地方の農業や水産の活性化にもつながるし、後継者不足や廃業防止にもつながるんじゃ無いか?
もちろん気に入ったら現地まで食べに行こうとか思うもの。福井の蟹、北海道の海鮮、下関のふぐなんて、今でも平気でおばちゃんらは行くぞ。各県は観光誘致や案内としても利用できるし、店で郷土物産を買えるようにしてもいいんじゃないのか?

もちろん韓国、中国(四川広東北京香港)、ベトナム、インド、タイ、トルコ、イタリアン、フレンチなんかも集めていいが、できればペルーとかエチオピアとかチェコとかあんまり日本に専門店が無いのも集めて欲しいなぁ。イギリスなんかは「フィッシュ&チップスしかねぇぞ」って怒るかもしれないが(ジョンブル魂の人ごめんなさい)スコッチ専門のバーにすればいい。アメリカ?あそこはなんでもあるから気にしなくていい。すでにコーヒーやハンバーガーで席巻してるんだしさ。
サッカーW杯やオリンピックの時は盛り上がりそうだぞ。クロアチアVSオランダのサッカーの試合を、どちらかの店で食べて飲んで応援する。それもアリだな。

大阪市や大阪府は各県に依頼して助成金出したり、税金特例とかして誘致すればいいんじゃないのか?
梅田の東通とはお初天神通りでもいいけど、各地のシャッター商店街になってるところでやってみたいなぁ。俺に金があったらプロデュースしてやりたいな。
日本経済の活性化にもなるし、地域活性化と地方活性化になりそうだ。ちょっと地産地消とかの考えとは違ってしまうけどさ。

飲みに行く機会が増えれば増えるほど、先日書いた「酔った勢いで」ってやつも増えるだろうから、必然的に少子化対策にもなるぞ。
どうだ?安倍総理。どうだ?松井知事。

お酒の飲み方を知らない世代

2016-05-22 03:56:01 | FOOD&DRINK
お酒の飲み方を知らない奴が増えた。
こう書くと「あぁ今の若い人はね」って思うだろうが、違うよ。20代が飲みかたを知らないのは当たり前なのだ。飲み方を知らないのは30-40代だ。

新人類と言われたジェネレーションX世代でもなく、ゆとり世代でもない、この中途半端な世代は酒の飲み方を知らない人が多い。
飲む人が少ないと言われるゆとり世代と違って、この世代は飲む人は飲むんだけどすごくチープなの。
あまり酒にこだわりとか開拓心とかない。店もあまり知らない。そんな奴が多い。

理由は簡単だ。
ゆとり世代が「プライベートが大事」とか言って上司の飲み誘いを平気で断るのを幸いに、この世代も下の子を連れて飲みに行かなくて良くなった。
会社の飲み会は極力しなくなったって聞くし、したとしても二次会に参加する人は少ないみたいだ。
上司から誘われても断るやつも多いらしい。下手に誘ったり、強制的に「飲み会に参加しろ」なんて言ったら今は『アルハラ(アルコール・ハラスメント)です!』って訴えられかねないってさ。

同じ職場の飲み会や、上司から飲もうと誘われたりするのは、俺も嫌いだった。昔は断れない雰囲気だったね。
でもさ、今はちょっと考え方が変わったのよね。以前は誘われる側だったのが、今は誘う側になったせいかもしれないけど、あの飲み会とかがあったから色々勉強できたなって思うもの。

仕事仲間と飲むってのはコミュニケーションとか親睦以外にも、色々知ることができるいい機会だ。出身がどこだとか、恋人がいるとかいないとか、そんなプライベートの詮索だけではなくて、「こいつ実は陽気なやつだな」とか「結構野心あるやつなんだな」とかね。
もちろんその飲み会に上司も参加してれば、指導されたり教えてもらえたりするいい機会なんだ。自分が上司に気を使うことによって、さらに下の子が気の使い方を覚える。飲み会のルールや気配り・段取りなんかは、プレゼンや接待なんかでも役に立つ。

上の人と二人で飲むってのは、嫌かもしれないがこれほどいい機会はない。気に入ってくれてるからだ。だから色々仕事について教えてくれたりする。そのうち大事な接待や取引先にも同行させてくれるかもしれない。
もちろん中には、同じ話を何回もされたり、自分の愚痴ばっかりだったり、説教くさい話ばかりする上司もいるかもしれない。そんな人とは今後は行かないでもいい。時間の無駄だ。でも、一度行ってみないとそれもわからない。
しかし、いい上司はいい店も知っている。普段一人ではとても入ろうと思わない店や、こんなところにこんな店があったの?なんて店に連れて行かれたらラッキーだ。
Barでもいいし、小料理屋でもいい。覚えておけばデートにも役に立つし、大事なお客様を連れていけるような店だったりする。ホットペッパーやぐるなびにはもちろん載ってない。ホームページもないような店ならいくらググっても探せない。こんな店をSNSで広めるなんて愚の骨頂だ。

確かに同世代で飲むのは気心が知れて楽だ。見栄も張らないでいいし、気も使わなくていい。
店だってそこらにある普通の店でいい。普通の肴で普通の酒でいい。いい酒を知ろうとも思わないし、飲もうと思っても置いてない。
いつだってオーダーは「とりあえずビール」であとは「チューハイなんとか割りで!」で終わってしまう。あとはせいぜい冷酒か熱燗ってくらいだな。
スコッチのブレンデッドを水割りでとか、スペイサイドのこの銘柄のシングルモルトをロックでとか、間違っても言えない。知らないだけじゃなくそんなのが置いてる店で飲んでないんだからね。だからウイスキーはいつも馬鹿の一つ覚えのようにハイボールだ。
ビールは生ビールで「プハ~」って言ってる。それも確かに悪くはないが、たまにはスタウトとかピルスナーとかペールだとか、いろいろ飲んでみて自分の好きなビールタイプを探せばいいのにね。そんなことはどうだっていい?酔えればいいの?
焼酎も日本酒も有名銘柄くらいしか知らないでもいいけどさ、それじゃつまらないよ。

いい店にいけば、酒や肴についての薀蓄なども広がる。「これ飲んでみる?」「これ食べながら一緒に飲んでみて」「こうやって飲むとこれはうまい」などなど。
店のマスターや店主と仲良くなれれば、もっともっとお酒の世界は広がる。だって相手はプロだもの。「珍しいの入ったよ」なんて言われたらもう常連と認めてもらったようなもんだ。
そんな雰囲気のいい店に入って飲むようになったら、仲間内でチェーンの居酒屋で飲んでるもいいが、自分一人でゆっくり飲めるお気に入りの酒場をさらに探したくなるかもしれない。ふっと入ったオーセンティックなBarが新たな隠れ家となるになるかもしれない。そうなると誰かに教えたくならないか?下の世代の社員でも連れて行けば?こういった店ではこうやって飲むんだぞ、この酒をまずは飲んでみろってね。きっとそうなるだろう。

瓶ビールで野球中継を見ながら晩酌してた世代。ウイスキーといえばサントリーのだるまかニッカの50。スコッチなどを洋酒と言ってた世代。
飲み会といえばビールを一気飲みして、普段はチューハイを飲んでるかと思えば、女の子の前ではドンペリを惜しげもなく開けてた世代。
ある人は日本酒にはまり地酒を色々知ってる。ある人はウィスキーを極めスコッチをほぼ制覇した。ある人は焼酎を嗜み九州まで行脚した。ある人はワイン好きが高じてソムリエ資格まで取ってしまった。
別にそこまでこだわらなくていい。
でもさ、もっとお酒を楽しんで、いい飲み方をしてもらわないと、次世代には繋げないよ。



酔った勢いで・・・

2016-05-21 04:53:33 | FOOD&DRINK
久々に飲み屋さんで喧嘩を売った。
別に酔ってた訳じゃないよ。酔った勢いで喧嘩するほど若くございません。

だいたいこの「酔った勢いで」ってのが嫌いだ。
あれってただの言い訳だよね。
酒を飲んで酔い潰れてクダを巻くとか、愚痴ばかり言うとか、同じ話ばかりをする奴。そんな奴に限って上司にいらんこと言ったり、他の客の迷惑も考えずに騒ぐ。言い訳は「いやぁ昨晩は酔ってまして」。
ストレス発散をお酒のせいにしてるだけなんだろう?

そして一番嫌いなのが、「酔った勢い」で強気に出るやつ。
酒はポパイのほうれん草でもないし、ましてやスーパーマンにする薬でもない。酒を飲んでも筋力がアップするわけでもなく、拳法の達人になったり(酔拳は別)奥義が授けられたわけでも無い。なのになぜ、アルコールが入った途端自分が強くなったと勘違いするのか?自制心とかコントロール機能が外れるのか?まぁ酒ってそんな錯覚をさせるものだが。

俺が喧嘩を売ったのはこんな「酒を飲んだら俺は無敵だぞ」って勘違いしてる奴ら。
しつこく言うが俺は酔ってなかったよ。生ビール1杯くらいでこんな勘違いができるなら、俺は24時間飲むよ。

場所は東通から入った通りにある漁港直結が謳い文句の海鮮居酒屋。そこそこ新鮮な魚介類を食べさせてくれて、リーズナブルなお値段のお店。週末で結構混雑してたが、運良くすぐ入れて入り口近くの席ではあるけど座れた。俺らのあとのお客様は断っていたりしてた。結構ひっきりなしに入り口から覗いては断られてる。はやってるのね、この店。
そんなこんなで軽く飲みつつ食べてたんだが、いつの間にか隣の席が空いている。席には【予約席】の札が置かれてる。
へぇ、こんな店で予約ができるんだ。『回転率をあげたいのか下げたいのか良くわからん店だなぁ』なんて思ってたら、しばらくしてやってきたのは、どこかで軽く飲んできたらしき4人組サラリーマン。年齢は全員30前後。

店に入ってくるなり
「蒸し暑いで。エアコン下げろよな」
常連なのかなんだかしれないが、『なんじゃこいつら』って思ってしまった。こいつらは、他に50人以上のお客様がすでに飲んでる姿が目に入ってないのか?この人たちが何も言っていないのに、来ていきなり「エアコン下げろ」だぁ?
『何様のつもり?お前の店かよ!』っていきなりむかつく。普通ちょっと蒸し暑いなって思っても入っていきなり文句垂れるか?
せめてちょっと座って飲んでから「あのさぁ、もうちょっとエアコンの温度下げてくれることできる?」とか聞かないか?外から入ってきたら店の中との温度差に戸惑うかもしれないが、ずっとそこにいる人たちは今の温度で結構ちょうどよかったりするのよ。温泉で最初は熱く感じたり、プールが冷たく感じたりするようにね。
こいつらは会社でも、外回りから帰ってきた途端エアコンの温度を下げたりするんだろうな。代謝が悪くて汗っかきで傍若無人。こんなやつがいるからOLは夏でもカーディガンやひざ掛けが必要なんだな。

そうなるとこいつらの所作や言葉がいちいち気になる。
注文を聞いてると「ウーロン茶」って頼んでるやつもいる。飲めない下戸が飲み屋に来たらダメってことはない。酒の肴はご飯にも合うからな。運転手かもしれない。それはいいことだ。飲酒運転は後の骨頂、絶対してはいけないしさせてもいけない。

続いて肴の注文だ。
「ポテトフライ。塩大盛りで。以上。」
なんじゃそりゃ。
それならこの混んでる店を予約席を取ってまで来る必要ないやんけ。KFCかコンビニでポテトフライとビール買って飲めよ。店は飲んでもらうか食べてもらうかしないと利益が出ないのだぞ。それを四人でポテトフライのみ?

しかもこいつら声がでかい。しょうもない話(まぁ飲み屋で難しい話されても嫌だが)を大声で。全員耳が遠いのか悪いのか知らないが、大声だ。いくら賑やかな店で大阪人が声がでかいとはいえ、もう少し遠慮しろよ。おかげでこっちも大声出さないと会話ができないじゃないか。
こいつらが気になってゆっくり飲めないから、違う店に移ろうかなって思ったところ、いきなりこいつらは「じゃぁ行こうか」って。早っ!
で、出て行くんかなって思ったら、今度は入り口付近に来たタバコのキャンペーンガールが気になったみたいで喧々諤々言ってる。
タバコを吸ってる人のいる席に来て「今お吸いのタバコはどんな銘柄ですか?よろしければこの新製品の●●を一度吸ってみてもらえますか?」って無料でタバコのサンプリング(業界用語でチェンジングプロモーションとかいうはず)をしているあれね。で、無料のタバコが欲しいからって、案外せこいなこいつら。自分たちの席に来るまで待ってようか、いやお前もらいに行ってこいよ、なんてやってる。いいからさっさと帰ってくれよ。

で、ようやく出て行くのかと思ったら、俺の後ろを通る時に、俺の背中に全員当たって行きやがる。一番その席を仕切ってたやつはカバンごと思っ切り当てて素通り。
今までの鬱憤のせいかプチ切れた(「ブ」じゃなく「プ」くらいね)。
『痛いんじゃ。人に当たったら謝っていけや。このボケども』
って、もちろん奴らに聞こえるように言った。そう、喧嘩を売ってしまったのだ。
さっきの仕切ってた男がレジ付近で
「なんやねん、文句あんのか」
って言い返すわ、睨み返すわ。いい度胸だ。だけど後で「酔った勢いでした」とか言うなよ。
席を立ち一気にレジまで行きそいつに
『文句?おおありやなぁ』『人に当たっといて謝らへんのに文句言って、それを「なんか文句あんのか」やと?ナメたこと言うてたらしばくぞ』
と一気にまくしたてた。
それだけでもうビビってしまってる。あかんやん湖いつ。ただのヘタレやん。なにいちびっとったん?まぁそいつはどうでもいい。そいつの後ろにいたやつがやシャリ出てきてこう言いやがった。
「まぁまぁやめとけや」
これで完全にキレてもうた。完全にブチ切れ。今度は「ブ」ね。
『何、大物ぶっとんねん。お前も当たってたやないかい。それを偉そうに何が「まぁまぁ」じゃ。しかもなんで俺がお前の言うこと聞かなあかんねん?言うてみぃや。勘違いしてるとお前もしばくぞ!このアホ』
「いえ・・・あの、こいつも酔った勢いで言ってるだけなんで・・・」
やっぱり言いやがった。「酔った勢いで」のセリフ。ほんまは
『だからなんじゃい』って言いたいところだが、俺もそこまで馬鹿じゃない。丸くおさめてあげよう。
『なら、10秒以内にそいつ連れてさっさと出てけ』

はい、実はこれで終わり。ごめんねこのあと乱闘があったとかじゃなくて。何で酔っ払い相手に殴り合いのケンカをせなあかんの。ただムカついただけやからね。びびらしただけでいいのよ。
えっ?怒りはおさまったのかって?うん。おさまったよ。っていうか本気でキレてないもん。本気でキレてたら問答無用で蹴りを入れるか、ジョッキでどついてる(大阪弁で殴るとか叩くって意味ね)。
ただ、酔った勢いとやらで大きな気になってる奴にクギを刺しただけ。文句を言えたらいいのよ。

ちょっとはこれで奴らも大人しくするだろう。まぁ、多分次の店で
「あんな奴しばいても良かってんけどな。俺も大人になったもんや」
とか言って、ビビってたのを悟られないように強がりを言うんだろうな。そのうち「俺も昔はワルだった」とか「地元では知らない者はいなかった」とか、架空の武勇伝を語ってるかもしれない。でも、俺のいないところで何を言ってても許すよ。酒の力でどんどん話を盛ってくれて構わない。何だったら週明けに会社で「週末梅田でだるい奴に絡まれちゃってサァ、で、ちょっと言ってやったんだよね」(なんで東京弁?)などと女子社員に語ってもいいぞ。まぁどうせ相手にされないだろうけど。

こんなそんなで「酔った勢いで」ってのが嫌いなのだ。
でも、この「酔った勢い」に関して、世間は寛容よね。
「酔ってたんだから仕方がない」「まぁまぁ酒の席でのことだから」って。
こんな言い訳がなんで通用するんだろう。
「いやぁ大麻吸ってまして」とか「あの時はLSDが効いてしまってて」なんてのだったら、誰も許してくれないのにさ。
「酔った勢いで」とか「酒が入ってるんで」なんて言い訳が通じるなら、事件や犯罪をおこすと決めたやつは酒を飲んでから犯行をすればいいってことか?

「酔った勢い」じゃなくて「酔ったふり」は許せるよ。
「酔ったふり」とか「酔いの力を借りて」ってのは、男が女を口説く時か、女がじれったい男を落とすときに使う言葉だろうよ。そんな使い方ならどんどん使ってくれ、俺も大歓迎だ。
目が覚めたら隣に見知らぬ女がいてなんてシチュエーションは、ドラマじゃないんだから実際に経験したことないのが、こういった婆愛ならお互いが「酔った勢いで」って言い訳するのも許せるな。まぁほとんどの場合は「酔った勢い」ではなくて「酔ったふり」なんだろうが、酒のせいにするのもいいのではって思う。

ちなみに「酔った勢い」で本当にケンカになってたらどうするのって?愚問だね。
あんまり知られてないようだが、少しでも酒を飲んでたら血が止まらないのよ。鼻でも殴られたらそれで終わり。
ってことは?
はい、正解は鼻にパチキ(頭突き)入れたら勝ちですね。

ただ勘違いしないで欲しいのは、喧嘩の達人や格闘技やってる人ならともかく、素人が複数相手にケンカして勝てるなんて思ってはいけませんよ。映画や漫画じゃあるまいしね。酒を飲んでると、気が大きくなったりして、感覚も麻痺してるから酔っ払い複数相手でも喧嘩をしようとするバカもいますが、まず勝てません。
酔ってないときなら複数と喧嘩するときは一人を徹底的にしばいて、その他のやつがビビるのを期待するって方法がありますが、酔っ払ってるとまずボコボコにされます。
運良く一人をしばけても、他のやつが決して戦意喪失しないようなら、「逃げる」しかありません。
大丈夫。相手が酒飲んでるやつは走ったら酔いがまわるからね。200mくらいダッシュしたら大丈夫でしょう。そうなれば酔いが回った奴らを一人づつしばくこともできるかもしれませんが、そのまま逃げたほうが賢いでしょうね。だって自分も酔ってるんですからね。

「酔った勢い」で喧嘩したり、女口説いたり、上司に悪口言ったり。
若い人たちが酒を飲まなくなってきたから、もうそろそろこの言い訳も通じなくなってきてると思うんで、慎んだ方がいいと思うよ。
とはいえ、酒を飲んでのストレス発散は大事かもしれないが、くれぐれももほどほどに。


ポテロングなのにミニ

2016-05-20 05:15:30 | FOOD&DRINK
ポテロングのミニ?
じゃぁ、『ポテロング』じゃなくて『ポテミニ』じゃないか!ってツッコミながら買ってしまった。
ジャイアントコーンのコンパクトサイズとか、メロディアン・ミニのラージサイズみたいなもんかね。(これらは売って無いよ)

好きなのよポテロング。ロングセラー商品だよね。
ポテトスナックは数多くある。
でも、「じゃがりこ」よりも「ポテトチップス」よりも「チップスター」よりもポテロング。
一箱があっという間に食べてしまえるちょうどいいサイズなのもいい。
ポッキーとかのように押し込むように食べる感覚が大好きだ。
気づけば服にカスというか破片がいっぱい飛び散ってるのもご愛嬌。

しかし、こいつはミニサイズ。カッパえびせんくらいの長さしかない。
危険だ。
長いのでさえ一気に食えるのに、このサイズだともっと早く食べてしまえる。
食べ切りパック個別包装が5袋入り(インスタントラーメンの5袋パックみたいなものね)パック。
案の定ほぼ1日で一パック制覇。個別包装の意味はない。

ポッキーやアポロチョコのビッグサイズが一時期売られてたね。
あれって最近見ないなぁ。飽きられちゃったのか?

若者に通じないいつの間にか死語

2016-05-19 02:38:58 | Talk is Cheap
ビビンバだと思ってらピビンバ。アボガドだと思ってらアボカド( Avocado)。カルフォルニアじゃなくてカリフォルニア(California)。コミニュケーションはコミュニケーション(communication)で、シュミレーションはシミュレーション(simulation)。
外国語なら言い間違いは山ほどあるがそれほど指摘されない。スペル見て、「あれ?違うぞ」って気づくことの方が多いが、これが日本語ならずーっと気づかずに使ってたって言葉もある。

雰囲気。これをずっと「ふいんき」と思ってて、パソコンで変換するといつも「不陰気」なんて変換されてて、毎回ちょっとブルーになってた。
それがある日、打ち間違えて「ふんいき」って打ったらちゃんと「雰囲気」って変換されて、「えっ?ひょっとして30年以上ずーっと間違えてたの?俺」って一人で笑ってしまった。最近の変換ソフトは優秀で「ふいんき」とうってもちゃんと「雰囲気」って変換するから偉いね。
携帯が未だに二つ折りのガラケーで、こちらでメールを打つと変換してくれない文字も、iPadやMacで打つとちゃんと変換してくれる。こんな時「あぁこの携帯はやはり時代遅れなんだなぁ」って思う。

特に人名。
土屋太鳳、黒木華、東出昌大、菅田将暉・・・今このブログはMacで書いてるから簡単に変換してくれるが、これがガラケーだととんでもない文字になる。なんか似てるけど違うよなって漢字が出てきて悩む。
しかしiPadやPCだと読み方が全部わからなくても、「土屋」まで入れたら文字予測変換で「土屋アンナ」とか「土屋タオ」って出てくれる。おかげでこの子の名前が「タオ」と読むことはつい最近知った。
「黒木」と打てば「黒木メイサ」「黒木瞳」「黒木華」とより取り見取り。こちらも「ハナ」だと思ってたら「ハル」だって。auの鬼ちゃん菅田将暉くんも「かんだまさき」と思ってたら「スダ」だった。もうこれから芸能人はみんな「おのののか」とか「きゃりーぱみゅぱみゅ」みたいに全部ひらがなか、「オダギリジョー」や「ムロツヨシ」みたいに全部カタカナにしてくれないかなぁ。それか「MISIA」とか「GACKT」」とかでいいよ。
これからどんどんキラキラネーム世代が出てくるだろうから、ますます読めねぇ打てねぇ。AKB48総選挙の出馬メンバーの名前も、年々読めなくなってきて困ってる。

人名もそうなんだけど、名称や物の名前も。最近は若い子と話してても、何気なく使った言葉が通じなくてキョトンとされたり苦笑いされることがある。新語や横文字カタカナ語ならともかく、呼び方や言い方が変わってるのが多いのよ。誰だよ勝手に変えたの。

「大リーグ」は今「メジャーリーグ」と言うのね。イチローは「大リーガー」じゃなく「メジャーリーガー」。巨人の星の「大リーグ養成ギブス」とか「大リーグボール1号」とかを熱中して観てた世代は、つい「大リーグ」と言ってしまうのよ。いつの間にかボールカウントもメジャーの真似して「2ストライク3ボール」が「3ボール2ストライク」に変わってるし、画面表示も変わってる。未だに慣れない。

野球では未だに阪神ファンとかで通じるが、サッカーの「ファン」は「サポーター」。
野球はまだ「グラウンド」だがサッカーは「ピッチ」や「フィールド」と言う。
野球の「球場」って呼び方も「スタジアム」や「ドーム」に取って代わられてるなぁ。まだ「阪神甲子園球場」や「明治神宮野球場」はそのままだが、「広島市民球場」は「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」、「横浜球場」は「横浜スタジアム」、「宮城球場」は「楽天koboスタジアム宮城」だ。「QVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)」以外あとは全部ドーム。「後楽園球場」はとうの昔に「東京ドーム」、そして「 札幌ドーム」「西武プリンスドーム」「京セラドーム」「大阪福岡ヤフオク!ドーム」「ナゴヤドーム」。もう覚えられないよ。
そのうち「スタジアムにベースボールを見に行ってきた」って言うのだろうか。

とにかく最近は言葉に気をつけないと、通じないか「昭和ですねぇ」って笑われる。
元々「連れ込み」だった「ラブホテル」は「ファッションホテル」に変わり「プチホテル」とも呼ばれだした。「パチンコ屋」は「パーラー」、「遊技場」は「アミューズメント」、「遊園地」が「テーマパーク」で「競艇」でさえ「ボートレース」だ。
おしゃれに言えば若い子が来るってか?
街中の「パン屋」でさえ「ベーカリー」と言い、「立ち飲み屋」は「スタンディングバー」。「喫茶店」は「カフェ」で「ケーキ」は「スィーツ」、「ホットケーキ」は「パンケーキ」。「スパゲティ」は「パスタ」はもう当たり前だが、ただの「アイス(クリーム)」を「ジェラート」と呼ぶのはやめてくれ。

ファッションは特におしゃれに言い方変えるよな。
「Tシャツ」と「カットソー」は違うはずだが最近はひとくくりにされてる。Gパンは「デニム」でGジャンは「デニムジャケット」、さらに「カスタムダメージ」とか「ストーンウォッシュ」だのウルサイ。「パンタロン」は流石に俺も言わないが「ブーツカット」だの「ベルボトム」だのウルサイ。
ジャンパーは「ブルゾン」。下着は「アンダーウェア」ではなく「インナー」。「ブラ」(これも「ブラジャー」って言うと笑われる)などは「ランジェリー」と呼ばなくてはいけないし、「パンティー」などは「ショーツです!」と言い直される。
ハイヒールは「パンプス」だが、「ミュール」との違いがよくわからん。ついでにメガネまで「アイウェア」とか言い出すし、時計も「リストウォッチ」になってる。古着は「ビンテージ」、雑貨屋みたいな服屋でも「セレクトショップ」だぁ?。なんでもかんでもおしゃれに言い換えたらいいってもんじゃないだろ?

サラリーマンは「ビジネスマン」スチュワーデスは「キャビンアテンダント」ハウスマヌカンは「ショップ店員」バツイチ子持ちは「シングルマザー」。
怖いのは、知らない間に変わられたその言葉がポピュラーになってること。
なんで変わったんだ?いつ変わったんだ?誰が変えようと言ったんだ?
TVとかネットで「今後これはこう呼ぶことに決めました」ってしてくれないかな?「オレオレ詐欺」が「振り込め詐欺」、「合法ハーブ」が「危険ドラッグ」に名称変わった時みたいにさ。
差別用語なら「これはこう変えましょう」「こう呼んでください」って発表がある。
乞食や浮浪者は「路上生活者」、どもりは「吃音」、耳が聞こえない人は「聾啞」、メクラは「盲目」、みなしごは「孤児」。これらは新聞やニュースなどでも見るからわかる。
だけどさ、エスキモーがいつから「イヌイット」と呼ぶようになったのかとか、インディアンは「アメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)」と呼びましょうなんて、誰がいつ決めたんだ?揚子江が「長江」、ビルマが「ミャンマー」になったようにそのうちベニスは「ヴェネチア」、ウィーンは「ヴィエナ」、フィレンツェは「フローレンス」、北京は「ベジジン」になるんだろう。

その反面、以前なら「北朝鮮、北朝鮮民主主義人民共和國」ってわざと二回言い直すように言ってたのに、最近は「北朝鮮の・・・」ってそのまま。若い子と話してたら「北朝鮮」とか「韓国」が正しいと思ってたみたいだ。「大韓民国ってどこの国?」ってこれでいいのか?
そりゃさ、カウチポテトだのユーロビートだのイカ天だの、過去の産物は若い子は知らなくていいよ。通じなくていい、もう完全に死語だしね。
そのうちビデオデッキ、ラジカセ、ワープロ、電子手帳、フロッピーディスクなんかも「なんですかそれ?」って言われ、システムノートやポケベルでさえ忘れ去られて死語になっていくんんだろうね。怖いなぁ「いつの間にか死語」

仕方がない。
ナウいヤングな俺は明日もモーレツに働いて、アフター5はディスコでフィーバーしに行こう。ボディコンギャルでもナンパしてカフェバーに行こうっと。







ドラマと主題歌の関係

2016-05-18 05:49:51 | MUSIC/TV/MOVIE
福山雅治主演の月9ドラマ「ラブソング」。
このドラマ、ここ最近脚本家変わった?なんか開始当初と違うぞ。気のせいかな?

会話の内容とかテンポはすごく良くなったんだが、焦点が恋愛にシフトしてないかい?そんな気がするんだけどな。明らかに以前とは別の脚本家が作ってる(または制作にチャチャが入ってる)気がするの。
今回、藤原さくらが歌詞を書くのに「私は(吃音だから)言葉は大切にしたい」って言うシーンがある。これがこのドラマを本質を表すいいセリフだと思うんだが、なんか軽くスルーされて作られてた。このセリフの後に「バイクじゃなくてオートバイの方がいいけど言えない」とか「火曜日と言いたいのに日曜の次の次の日って言ってしまった」とか、吃音で悩む人ならではの目線でいいセリフなんだがなぁ。なんかドラマ自体が恋愛モードにスイッチされててこういった重要なセリフが軽々しく流されてるような気がする。
フジテレビの月9といえば90年代はヒット作連発で、そのほとんどが男女入り乱れてのすったもんだの恋愛もの。今回視聴率が低いとか言われてるからそっち側にシフトしたのかな?月9登場7回目の福山雅治が主演ドラマでこける訳にはいかないから、フジテレビも必死なのかもしれない。

もったいないな。元バンドマンとしては音楽に打ち込む、のめり込む姿が面白いんだけどなぁ。
そういやオダギリジョーが元ミュージシャン役を演じた「家族のうた」も視聴率低迷で打ち切りだった。あれもフジテレビドラマだったかな。ミュージシャンを主人公に持ってくるとダメなのかね。バンドマンの思考は共感できないのかな?

障害を持った人がテーマっていうのも今の時代には合わないのかもしれない。
月9じゃないけど、豊川悦司が耳に障害を持った画家を演じた北川悦吏子脚本の名作「愛していると言ってくれ」。常盤貴子の健気な演技が泣けた。
和久井映見が知的障害者を演じた「ピュア」。酒井法子が言葉と聴覚が不自由な主人公を演じた「星の金貨」。
今は、以前より障害者に優しい社会で、理解のある時代だと思うんだが、だからこそドラマでは見たくないのかな。

「愛していると言ってくれ」の主題歌はドリカムの「LOVE LOVE LOVE」、「ピュア」の主題歌はMr.Childrenの「名もなき詩」、「星の金貨」の主題歌は酒井法子の「蒼いうさぎ」。
そう考えるといいドラマにはいい主題歌があるってことかな。いや、いいドラマだから主題歌がより良く聞こえる?主題歌がドラマの一部として完成されてる?

月9ドラマはヒット曲だらけだ。ドラマのおかげで売れたのか、この主題歌のおかげでいいドラマになったのかわからないが、とにかくミリオンだらけだ。

『東京ラブストーリー』 ラブ・ストーリーは突然に 小田和正
『101回目のプロポーズ』 SAY YES CHAGE and ASKA
『あすなろ白書』 TRUE LOVE 藤井フミヤ
『ロングバケーション』 LA・LA・LA LOVE SONG 久保田利伸withナオミ・キャンベル
『ラブジェネレーション』 幸せな結末 大瀧詠一
『バージンロード』 CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
『素顔のままで』 君がいるだけで 米米CLUB
『やまとなでしこ』 Everything MISIA
『HERO』 Can You Keep A Secret? 宇多田ヒカル
他にも『同・級・生』ZIGGY「GLORIA」とか『Days』奥田民生「さすらい」とかもある。

野島伸司脚本ドラマは特にいい曲が多いね。古い歌でも野島ドラマでまた脚光浴びるの多いもの。
『ひとつ屋根の下』 財津和夫 「サボテンの花」 
『愛しあってるかい!』 小泉今日子 「学園天国」
『この世の果て』 尾崎豊 「OH MY LITTLE GIRL」
『リップスティック』 レベッカ 「フレンズ」
『プライド』 クイーン 「I was born to love you」
『薔薇のない花屋』 山下達郎 「ずっと一緒さ」

そう考えると、今回の藤原さくらが歌う主題歌『Soup』はどうなんだろう。も一つピンとこないんだが、若者には受けるのかな?
ちょっと歴代のいいドラマ=いい主題歌の図式には合わなそうだが。

大きなお世話だろうが、頑張れ!ドラマ「ラブソング」。打ち切りにはならないだろうがあまり恋愛方向には走らないでくれ。
福山雅治の自宅に不審な女が侵入したってニュースも、視聴率上げるためじゃないかと勘ぐってしまう。

秋元康の歌詞にいちゃもんつける大学学長

2016-05-18 04:07:48 | MUSIC/TV/MOVIE
すごいなぁ、大学の学長ってこんな無神経で浅はかな思考でもなれるんだ。
恵泉女学園大の大日向雅美学長。
この人が HKT48 7thシングル「74億分の1の君へ」TYPE-Cの収録曲 「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞は女性蔑視だって。
普段なら「アホちゃうか?」「何難癖つけてるねん」くらいで済むところだが、このクレーム入れてる奴が大学の学長だからタチが悪い。
この人がどんな学歴でどういう人なのかは知らないが、一つだけわかってるのは「この人は歌詞の本当の意味」よりも「言葉のうわべだけをとって判断する人」だということ。

まぁ歌詞なんて人の取り方、受け止め方によって色々あっていいんだけどね。人によっては自分を励ましてくれる歌詞も、人によっては余計落ち込ませる歌詞かもしれない。人によってはいい思い出を呼び起こす歌詞でも、人によっては嫌な記憶を蘇らせる歌詞かもしれない。たかが歌詞だがされど歌詞だ。

このHKT48の歌詞が女性蔑視だとか言う前に、この学長や学生はHKT48やAKB48グループのコンサートに行ったりCDを買ったりしたことあるのかね。
別にファンなら文句言っていいと言ってるわけじゃないぞ。
秋元さんがグループ総勢何百人もの女性がいるAKB48グループのプロデューサーだということを当然わかっていて、そしてそのグループの楽曲全ての歌詞を書いている人だということも知ってる上で、この文句を言ったのなら「よく言えたなぁ」よりも「何様のつもりなんだ?」とかしか思えないのだよ。
ホリエモンとか尾木ママとかと一緒で、「この人に私は負けてない」って対抗心がなんか見え見えなのよね。まぁ本人はここまで大事になるとは思ってないかもしれないが、もう後戻りはできないぞ。

学長曰く「学生は将来輝くために勉強している。可愛いことと頭が良いことを二律背反に捉えた詞には違和感がある」だとさ。
もちろんそうだろうよ。君の大学の生徒は特にそうだろう。
だけどさ、その中で才色兼備を持った人は何人いる?ましてや世の中にそんな人が何人いるっていうんだ?
モデルになれるくらい可愛い。将来はノーベル賞も夢じゃないくらい勉強ができる。オリンピック目指せるくらい身体能力が高い。芥川賞か直木賞が取れるくらい文才がある。何百万部も売れるような漫画描ける。なでしこジャパンからスカウトが来るくらいサッカーがうまい。ドームツアーができるくらいの音楽才能がある。将来は世界を股にかけて活躍するだろう。
そういった一つの才能に特化してる人はいいよ。
でもさ、ほとんどの人はすべて「そこそこ」なのよね。言い方悪くすりゃ「普通よりちょっと上」。上には上がいる。だけどさ、みんな頑張ってるんよ。輝きたいのよ。どうせ私はダメだって諦めてる人もいるし、私は何になれるんだろうって必死にもがいてる人もいるのよ。
そんなことは秋元康さんが一番わかってるよ。AKB48グループの誰もがセンターに立てたり、ソロデビューができるわけじゃないんだからね。ずっと目立たないまま、輝けないまま終わってしまう子を、AKBだけじゃなく芸能界で何人も見てきてる人だよ。
その人の歌詞に文句をつけれるのなら、100万枚売れるような曲やレコード大賞が取れるような曲の歌詞を書いてみろってんだ。
はっきり言えるのは「やっかみや偏屈な解釈はやめてくれ」だ。

ほとんどの学生(人間)は自分の才能に気づいていない。そのまま気づかないまま終わってしまうかもしれない。
そりゃもちろん可愛くて勉強ができてスポーツ万能で誰からも好かれて家でもお手伝いして将来のビジョンもしっかり持ってる。そんな子ならいいよ。でもそんな何でも備えた人はそうそういねぇよ。そうそうお目にかかったことがない。
女の子が可愛いを武器にしたらいけないのか?世渡り上手に生きたらダメなのか?いつだって女性の敵は女性だな。君達はそんな可愛さを売りにした女が嫌いなんだろう?心の中では馬鹿にしてるんだろう?
秋元さんに女性蔑視とか言いながら、女性蔑視をしてるのはあなたがた頭のいい人だろうよ。

勉強できなくても絵がうまいかもしれない。絶対味覚を持ってるかもしれない。
ダンスは下手でも作曲させたら凄いかもしれない。演出とか裏方に向いてるかもしれない。
男を操るトークはできなくても外国語はペラペラになるかもしれない。
地図は読めなくても空気は読めて誰からも好かれる人かもしれない。

いつかその才能に気づくか、いつか誰かが引き出してくれるか、偶然か必然か。
教育ってそのチャンスをつかむための基礎、そして将来勉強するための方法を教えることではないのか?そして人を育ててあげることではないのか?

世界で一つだけの花を勝手に都合よく解釈したような、誰もが輝く花であるという幻想。人と違ってオンリーワン。一番を決めない。誰もが平等。誰もが輝ける未来。
ゆとり教育。それは現実を見せないで夢を持つことだけを強制する理想だけの教育。その失敗はお前ら教育界が一番わかってるはずなんだけどな。
もちろんその前の受験戦争偏差値教育もバブル世代や新人類と呼ばれたモンスターを生んだ失敗と言える。さらにその前の戦前否定教育も、ゲバ棒を持たせデモする奴と怠惰なヒッピーに憧れる奴を作っただけ。違うかい?団塊世代。どれもこれも頭でっかちに決めた教育なんて失敗なんだよ。

でもさ、人間は馬鹿じゃないよ。特に日本人はね。
その中でも優秀な奴は出てくるし、夢を掴む奴も出てくる。その他大勢の普通の人が日本の社会を支えてると言っても過言でもない。
一番怖いのはお前らみたいに頭でっかちで、物事の上っ面で文句を言う奴が増えてきてるってことだ。
世の中のクレーマー、モンスターペアレンツ、ノイジーマイノリティー、それらとこの学長は何も変わらない。

さらにもう一人おバカな人が載っていたので紹介しよう。

女性の社会進出に詳しい(誰が決めたんだよ?)千田有紀・武蔵大教授。社会学専攻らしいがこの人曰く「『女の子は恋が仕事よ』とあるが、今は雇用が不安定で女性も働き、知識や聡明(そうめい)さもないと生きていけない時代。昭和的価値観を強調するのは時代遅れだ」だって。秋元さんを時代遅れというなら、どんな歌詞がこの時代にあった歌詞だというのだろう。水曜日のカンパネラみたいな歌詞かな。

なんで歌詞一つでここまで膨らませられるのかも不思議だ。この人の方がよっぽどステレオタイプの時代遅れの人だと思うがね。そうじゃないならただの世間知らず?この人は実際の社会(会社)で働いたことがないのかもしれないな。
仕事をバリバリこなして充実を得れる女性もいれば、給料がもらえたらそれでいい人だっている。結婚相手を捕まえるまでの腰掛けの人もいれば、将来のスキルアップのためにアフタ-5も勉強して人もいる。誰もかれもが上を目指してるわけじゃないし、可愛さを売りにしてる人だっているんだよ。別にその子が劣ってるわけではないのだよ。それがその子の【武器】なんだよ。そしてその武器は結構強力なんだよ。社会学を専門にしててそれさえわかってないとはトホホな人だな。心理学も勉強したら?

この学長のブログや教授のコメントを取り上げ記事にした毎日新聞、お前も同罪だぞ。
いつも思うが、毎日新聞よ、批判に同調するコメントだけを載せるんじゃなく、肯定するコメントも一緒に載せてこそ公平な新聞報道と言えるのではないかい?
少なくとも読者も馬鹿じゃないからこの記事を読んで「秋元さんって最低な人」とか「HKT48を見損なった」などとは思わんだろうがね。
なんか毎日新聞は最近「女性は未だに偏見や性的嫌がらせ、言葉の暴力、いわれなき差別を受けてます」って言いたそうな偏った記事が多いよな。

言っておく、料理ができる、可愛い、スタイルがいい、頭がいい、エロい、ライフスタイルも心も外観も全てが武器なんだよ。それは女性を侮辱してるんじゃないのよ。男は顔が良くてもスタイル良くても仕事ができなきゃ相手にされないし、頭が良くても一般常識を知らなきゃ馬鹿にされる。
世の中はそういう風にできてる。ちょっとは外に出てみたら?

*****アインシュタインよりディアナ・アグロン*****