GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

29日は肉の日

2018-03-30 06:06:50 | FOOD&DRINK
昼下がりに街を歩いてると人だかりがあった。
なんで行列してるんだろう?と見たらステーク&ハンバーグのお店。
そうか29日は肉の日ね。

日本人てそういうの好きね。土用の丑の日になるとうなぎを食べなきゃ、節分には巻き寿司丸かじり、クリスマスはケーキとチキン。見事に踊らされてる。正月にお雑煮やお屠蘇を飲むのとはちょっと違うのだけどね。いつ29日が肉の日になったのかよくわからないが、だからと言って並んでまで肉が食いたいのか。今日は安いのか?それともサービスで大ボリュームとかか?

肉は好きだ。
ガシガシ食うと幸せを感じる。俺の中に流れる原始人の血がそうさせるのか、それとも俺は肉食獣の生まれ変わりなのかってくらい肉を食うのは好きだ。最近でこそ魚も好きになったがやっぱり肉が好き。一緒に野菜を食べなきゃ体に悪い?それならライオンや虎はすぐ死んでるよって感じで、野菜など見向きもせず肉を食う。だいたいあのロースターとか鉄板とかに玉ねぎとかピーマンとかかぼちゃとか載せるやつに限って、肉を食うのに一生懸命で気づいた時は黒焦げにしてたりする。せいぜいキャベツ(生)かキムチをたまに箸休めで食うくらいでちょうどいいのだ。

ステーキは塩と胡椒だけでレアで食いたい。凝ったソースなど要らない。ニンニクのスライスがちょこっと載ってるくらいでいい。
ランプ(腿の付け根〜背)のステーキもいいが、やっぱり一番はサーロイン・ステーキだ。リブロースとかヒレ(フィレ/テンダーロイン)ってのも嫌いじゃないが味はサーロインの方が旨い気がする。シャトー・ブリアンは今まで一度しか食ったことがないからよくわからん。最近はボリューム満点のTボーン(サーロイン+テンダーロイン)ステーキとか厚切りとか流行ってるけど、せいぜい厚さ3cmまでだな。以前中国系のお金持ちさんに、どっちが縦か横かよくわからんステーキをご馳走になったことがあったが(サイコロステーキじゃないよ)食いにくいだけだった。

ステーキを家で焼くなら
1,肉は冷蔵庫から出して常温に戻しておく(この時に塩胡椒を振りたくなるが我慢)
2,フライパンは強火で熱くする
3,牛脂をひいて、ニンニクスライスを入れたらすぐ弱火にする(ニンニクはすぐ焦げる)
4,ニンニクの香りがたったら取り出して(そのままだと焦げてしまうから)、強火に戻す。
5,肉を置いて塩と胡椒を振る。(ニンニク焼き作業をしてる時に振っておいても良い)
6,強火で30-40秒たったらすぐ裏がえす(料理本では裏面に行く前にここで濡れ布巾かなんかの上においてとか書いてるが俺は一気に行く)
7,裏面も30-40秒くらいでもう一度表面にひっくり返して火を消す
8,フライパンにそのまま置いて余熱で温める(ここでプロはワインとかブランデーをかけてマッチで火をつけたりするが、俺はそんな芸当はできないのでしない)
9,皿に移す(さっきよけておいたニンニクチップを上に乗せる)
10、ガシガシ食う

一切れ食って、もし塩コショウが足りないなって思ったらフライパンに残った脂に日本酒と醤油を入れてもう一度火をつける(すぐグツグツと沸騰する)それをかける。
基本は塩胡椒だけの方が上手い。わさびとかホースラディッシュが合うという人もいるし、市販のステーキソースをかける人もいる。人それぞれ好きに食ったらいいと思う。
店で食うならともかく、家で食うならこのステーキ肉とライスだけで俺は充分だ。最近はステーキの時はライスもパンもなくてもいい。ステーキのみをガシガシと、ワイン飲みながら食う方が多くなった。

とにかく肉は焼き過ぎないのがコツだ。ローストビーフのように中が赤い肉を食うと幸せを感じる。生焼けはダメだよ。ちゃんと火が通ったレアね。
アメリカはステーキの国のくせに店で肉を「レア」と頼むと「おい、これ、生やん」ってくらい冷たかったり、「じゃぁミディアムで」って頼んだらウェルダンを通り越す
くらい焼きやがるので悲しくなってしまう。
でも日本のステーキハウスもホテルに入ってるとことか高級な店以外はバイトの子が焼いてるからさ、それなら俺が家で焼いた方が美味い肉が食える。

まぁ、家で食った方が安上がりってのもあるんだけどね。
焼肉も好きなんだけど、最近2980円食べ放題とか、3980円食べ放題+ドリンク飲み放題とかのお店はちょっとパス。ロースとかカルビとばっかりで俺の好きなハラミとツラミはなかったりする。スーパーや肉屋で一人3000円も出したら結構な量が買えるよ。煙が大変?それなら野外でバーベキューのほうが安あがりか。

そういや大阪城公園が花見用バーベキューは有料にしたらしい。コンロや網、ベンチまで用意して一人いくらって。予約はすでに埋まってるらしい。
実は大阪城はもともと園内全面火気厳禁でバーベキューなんてもってのほかだったんだが、そこは大阪人。毎年どこでもかしこでもバーベキューコンロを持ち込んで、中には「焼肉屋の出張か」ってくらい本格的なバーベキューやってる団体までいた。業務用LPガスボンベまで使ってる会社員の団体も見たことがある。
駐車禁止の標識の下に平気で車を止める大阪人。火気厳禁とかバーベキュー禁止って立て札の横で平気でやってたな。管理側もさすがに多すぎて今まで見て見ぬ振りだったのだが、最近は訪日観光客が増えたから規制し始めたのかね。だって奴ら後始末しないもん。網とか平気で捨てていくし、まだ火の残ってる炭も平気で捨てていく。こうなるとインバウンドがどうのこうのってあんまりありがたくないなぁ。

焼肉は女の人も好きね。ステーキを食うよりは焼肉の方がハードル低いのかな。ロースとかカルビとかガシガシ食べてるもんね。タン塩もあまり焼きすぎず片面炙ってレモンで食ってたり結構堂に入ってる。一応栄養バランスを考えてるのか野菜もガンガン食べてる。
でも女性はホルモン嫌いな人が多いね。ミノ(牛の第一胃)はまだOKだけど、ハチノス、センマイ、ギアラ(それぞれ第2,3,4胃)は好んでは食べない見たい。マルチョウ(ヒモ/コプチャン=小腸)やシマチョウ(大腸)なんかは食べ放題の焼肉屋にはないし、スーパーでもあんまり扱ってない。食べ慣れてないせいもあるのかもしれないけど、これらは焼くととんでもないくらい煙がでるから、それも苦手の原因かな。家で鍋パーティーはやっても焼肉パーティはしないのかな。

最近はガキ同伴で親子連れが焼肉店に来てたりする。ガキが「僕、骨つきカルビ」とか言ってるの聞くと「100年早いわ!」って思ってしまうくらいイラっとする。お前らのせいで生レバーが提供禁止になったんだ。お子様は家でハンバーグとかソーセージを食べてろよ。
回転ずしと食べ放題焼肉店にはそんな家族連れがいっぱいいるってのを聞いたことがある。まぁ俺は行かないからいいんだけどね。育ち盛り食い盛りだから元は取れるのかな。ガキの頃から贅沢だな。

最近梅田の東通商店街でも、天満の裏通りでも、ミナミでも、やたら焼肉屋だらけになった気がする。
俺が住んでる町も焼肉屋は多い。在日の方が多く住んでるせいもあるが、焼肉屋と焼き鳥屋とお好み焼き屋はめっちゃある。でもさ個人のお店はまだいいんだけど、チェーン系列とかはどこもかしこも似たり寄ったりなのよね。

A5和牛がとか、希少部位だとか謳い文句にしてる店も結構あるけど、なんか胡散臭い。
カタを「サンカク」といい、肩ロースを「ザブトン」というのはまだいいが、中バラを「カイノミ」ランプを「イチボ」と呼び換え、更に有難さをつけるために「一頭の牛からわずか何gしかとれない希少部位」って。どんな部位でも一頭からわずかしかとれないわ。
そのくせハラミとサガリは一緒くたにしてたり、カルビと上カルビ、ロースと上ロースって「上」ってつけたら値段を高くしてもいいと思ってたりする。結構いい加減。よくわからん。
ブランド牛だって神戸牛、但馬牛、松坂牛、飛騨牛、近江牛、米沢牛・・・。そんなに流通してないのに毎日確保できるのか?さすがに見島牛とか石垣牛ってのは書いてないけどさ。

これ書いてて思い出したんだけど、先日ひらパー(V6岡田准一君が園長やってる)で有名な枚方市のふるさと納税の還元品がA5肉のはずがA4肉だったって。
届いた人が「味が違う」って市役所にクレーム入れて発覚したってニュースが流れてた。
これって絶対嘘くさい。絶対内部告発だろうよ。届いた肉を食べて「これはA5肉ではない、A4肉だ」なんて神の舌でも持ってない限りわからんはずだ。

肉の等級は国の指定格付け資格員が牛枝肉取引規格に従って、枝肉一枚ずつ判定してるものだ。格付けは枝肉の第6,7肋骨缶を切開しその切断面を見て判断する。
歩留7等級はロース部分の面積・皮下脂肪・筋間脂肪の厚さから可食部分の割合をA・B・Cで三段階で判定。
肉質等級は5段階で、霜降り(脂の量ね)や色択などによって上から5・4・3・2・1となる。
さぁ、届いた肉を見ただけでA-5肉かA-4肉ってのは判断できるのでしょうか?冷凍で届くはずだしね。更に食ってみて「これは違う」ってありえないやろ。もしそれが本当に分かったというならその人は絶対味覚の持ち主か、生まれてからこのかたA-5肉しか食べたことがない人か。ミスジを食べて「これはカタだ」って言い当てれたり、大間のマグロを食って「これは戸井のマグロだ」とか、関アジを食べて「これは岬アジだ」(どちらも対岸の漁港に水揚げされたもの)などと言い当てれる味覚の持ち主なのだろう。海原雄山かな。

俺は和牛にはこだわらないし、アメリカンビーフでもオージービーフでも好きだ。玉ねぎを擦った中に漬けたり、ビールに漬けたりすると柔らくなる。豚肉(ロース)は蜂蜜を塗るだけで信じられないくらい柔らかくなる。美味しければそれで良いのだ。
美味しんぼに載ってた肉の下処理で、肉の塊(ランプでもOK)をワイン(安物で良い)とネギとかと一緒に浸すやり方。これやると魔法のように柔らかう美味しいよ。
ぜひ、一度おためし下さい。



タダほど高いものはない 東京五輪ボランティア募集案

2018-03-29 19:33:04 | Talk is Cheap
ボランティアとか善意の活動ってのができる人は凄いなぁと思う。
昔から日本人は歳末助け合いとか、向こう三軒両隣とか、困ったときはお互い様ってのがあった。ボランティアって言葉なんかなかった。この言葉が普及浸透したのは、阪神大震災からじゃないかなぁ。その前までは慈善活動とか言ってた気がする。
災害時などにはそれぞれが銘々こぞって手伝ってた。関東大震災の時に大阪から炊き出しに行った人たちが、「関東人の味だろう」と作ったおでん。実はもう関東ではおでんは廃れてて、これを機会に逆輸入されて復活した。関西でおでんが「かんと炊き」と呼ばれるのはこれが由来だ。ちなみのおでんは田楽が由来だ。

ボランティアって言葉になったのはいいが、ここ最近はどうもがんじがらめのルールになってきた。
東日本大震災の時に何かできることないかな?って色々検索したら、NPOのなんとかとか、なんとかボランティア団体ってとこに連絡しろと。で連絡入れたらめっちゃ上から目線で受け答えされるの。今まで参加したことがあるか、何ができるか、それは人がもう足りてる、自分の飲食や寝とまりの用意はしてこい、履歴書送れ・・・。
まぁ、どこの誰だかわからないやつとか、火事場泥棒みたいなやつもいるから仕方ないんだろうけどさ。

2020年の東京オリンピックでのボランティア募集要項案が発表された。
案だから決定じゃないみたいだけど、これがまた凄い内容だ。

運営に直接かかわる大会ボランティアが8万名。
会場内の案内や競技運営のサポート、海外からの観光客や要人のアデンドなど9分野。
ここまでは、「え?それくらいの人数でなんとかなるの?」って感じで続きを読んでびっくり!

1,活動期間は大会期間中と準備期間中の10日間以上。
2,1日8時間程度
3,ユニフォームや活動中の飲食は支給
4,保険加入(有料か無料かは不明)
5,会場までの交通費や宿泊費は自己負担
6,事前の説明会や研修(計2回)参加

うーん、これで参加できる人がいたら余程の暇人か、もう定年退職した人か、はたまた就職活動の面接で「東京オリンピックでボランティアしてました」というための学生か。
東京都もこれとは別に3万人を募集する。詳細はまだ不明だが先日発表された案では、活動期間は述べ5日間以上で5時間程度ってなってた。
たった11万人でなんとかなるわけはないからこれ以外に、都庁の人間や各競技団体の人、関連スポーツをしてる学生やOB、その家族なんかが駆り出されるのだろう。

しかし、すごいなぁ。予算たんまりあるぞーって石原知事が誘致提案して、猪瀬知事の時に決定して、舛添知事はなんもしなくて、小池知事になったら金がないって。
あの寄付金や、企業の協賛金はどこへ消えたのだ?国立競技場の設計変更やロゴのやり直しだけで消えたとは思えないのだがね。競技場の新設や整備なんかは初めから想定済みだろうしさ。東京2020に向けてって、海外からの観光客のために標識を変え(何に気を使ってるんだか)、禁煙を普及させ(こじつけとしか思えないのだが)、民泊を許可して(ホテルがあれだけ立ってるのにか)とかそんなことばかりで予算が使われてるのか?

ボランティア8万人の日当として1万円払っても10日で80億、+都の3万人足しても+15億。その金が払えないのか払う気がないのか。ボランティアなんだから無償行為だろうって魂胆が丸見え。ボランティアって名前のただ働きだな、これじゃ。
もっと自由に参加させろよ。なんだよ研修 2日って。それこそお得意のマニュアルで十分だろうよ。

ボランティアに対し、無償なんだけど手伝ってもらえないかな?なんて殊勝な気持ちはこれっぽっちもそこにはない。
日本人の悪い癖で、最初は有志がやっていたのがだんだん大きくなると仕切るやつが出てきて、それを管理という名目で役所が許可制や登録制にする。規制やルールができるのは必然なんだけど、それを役所は勘違いしてルールでがんじがらめにして管理しやすいようにする。まぁほとんどの場合はもしなんかあった時のための責任逃れのためでしかないのだがね。

そして管理してる側はそのうち、自分たちがその上に立ってるって錯覚をする。間違いなく今回の東京2020はそんな勘違い野郎が仕切ってる。
この仕切る側の人間になると必ずと言っていいほど自分が偉くなったと勘違いしてるような口調や態度になるから不思議。うっぷんばらしか?実際嫌な目にはしょっちゅうあってる。
イベントのゲート近くで腕章はめた関係者ってやつが、「ここには関係者以外の車は止めれないからあっちに行け」とか、「列を崩すな」「ちゃんと並べ」「ここでそんな行為は許可されてない」などとスピーカーフォン(拡声器)片手に喚き散らす光景をどれほど見たか。パチンコ屋で「ジャンジャンバリバリ」ってアナウンスしてる店員よりタチが悪いくらいなんか自分に酔ってる奴が多い。こいつら偉くもなんともないのに何を勘違いしてるんだろうっていっつも思う。

今回の東京2020のボランティア募集案を見て、あぁこのオリンピックはもうだめだろうなって思う。
興行的には成功するかもしれないが、実情的にはマスコミとメディアが騒ぎ立てるだけで実は全然盛り上がらなかったってなるんじゃないか?
実際今年の東京マラソンは、韓国で行われてた平昌冬季五輪と重なってたからほとんど報道されなく、全く盛り上がらなかっただろう?あれにだって1万人からのボランティアが参加してるんだけどな。

大きなイベントには利権が渦巻く。
B-1グランプリをはじめとした各地で行われてる食イベントも、今や金儲けの集客手段でしかない。各店は赤字覚悟で参加し、運営はその参加費でなんとか賄ってる。まともに運営してた阿波踊りなんかは毎回大人数が訪れるが、実は赤字でついに破産勧告までされてしまった。それくらい儲からないイベントになってる。じゃぁ、売上や協賛金などのお金はどこに?大会運営幹部や設営関連会社の懐だね。だから先日みたいにイベント運営会社が金だけ集めてトンズラしたりするのだ。

イベントを金儲けの手段にしか考えない運営。
できるだけ人件費を抑えてボランティアという名目でただ働きしてこき使える人を集める運営。
土地開発や整備という名目で予算をふんだくる運営。

純粋に無償で「何以下お手伝いできることがあれば」って気持ちを踏みにじってると、いつかしっぺ返しが来るぞ。
韓国の平昌五輪では、ボランティアがあまりの待遇の悪さにブッチしたり拒否したり、挙句にはノロウィルスにかかったりしてた。
東日本大震災で米軍が善意で参加してくれたと勘違いした民主党政権、特に菅元首相。トマダチ作戦などと名前をつけたはいいが(これは日本が勝手につけた名前で米軍はこんな名前など知らない)福島で被爆したんじゃないかと慰謝料や補償請求されてる。

言っておく。
タダほど高いものはない。



矢口真里と小泉今日子

2018-03-28 06:35:48 | MUSIC/TV/MOVIE
矢口真里が再婚した。
だからどうしたってわけじゃないが、矢口真里のしぶとさを垣間見た気がしたのだ。

矢口真里は2005年にモーニング娘。を脱退して、バラエティでおバカタレントとして活動してた。2011年に中村昌也と結婚したが不倫が発覚。しばらく自粛して無期限休業。なんとなく復活して以後は自虐ネタで活動してたってイメージ。今回の結婚相手は以前の不倫相手と報じられた男性らしい。責任取らされたのかどうかはよくわからない。
普通はこんなゴシップに見舞われたら芸能界から消える。っていうよりほとんどのアイドルってのはグループ脱退とかした時点で消えるのが多い。モーニング娘。で言えば、あの絶頂期のメンバーで今も芸能界で残っているのは矢口真里だけだ。後藤真希、藤本美貴、辻希美・・・すべて今はママタレとして活動してるだけだ。

堀ちえみが切り開いた(そんな大げさなものではないが)ママタレっていうのはよくわからないジャンルだ。子育て日記とか奮闘記をブログで綴り、今日はこんなご飯ですよなんてインスタにアップして「いいね」とかリプライ貰ってるよく分からないジャンル。インフルエンサーとかブロガーとかいうやつですかね。まぁしょっちゅう炎上してるのは愛嬌ってことだ。
その中で矢口真里はちゃんと芸能人としてテレビに出てる。これは結構すごいことだね。テレビやメディア界に谷口需要があるってことだ。

一昔前はゴシップネタは暇な主婦のものだった。週刊女性、女性自身、微笑・・・。主婦向けの週刊誌はゴシップ記事だらけだったし、昼下がりのドラマは現実にはありえそうもない愛憎渦巻く世界が描かれてた。
それが今やスポーツ紙をはじめメディアはこぞってゴシップを取り上げる。不倫だの熱愛だの一般人にはどうでもいいことなのにね。暇な主婦などほとんどいなくなったこの時代にまだ需要があるってのもすごいが、ここ最近で言えばベッキー&ゲスの極み・川谷から始まった不倫ネタはどんどんエスカレート。此奴は誰々と、こいつもあの子とってまるで魔女狩りのように次々と報じられてた。

これに終止符を打ったのが小泉今日子。
勝手に思ってるのだが、これでこの不倫ネタ報道は収束を迎えようとしている。だってあれほどきっぱりと「当人たちの問題ですのでほっておいてね」って言われたらリポーターもマスコミも追えやしない。本音ではもう食傷気味だった視聴者や読者も「そうだね、当人同士の問題だよね」って受け入れちゃった。
すごいなぁキョンキョン。

小泉今日子は以前も馬鹿げた芸能人カップル騒動を終わらせたことがある。
一時期芸能人のカップルの熱愛報道は派手だった。熱愛報道から始まり記者会見、婚約指輪は?プロポーズの言葉は?今後の仕事は?なんてステレオタイプで盛り上げ、結婚式へ。
有名アナウンサーやMCが司会して、来賓はタレント・俳優・ミュージシャン、その他テレビ関係者諸々で300人とか500人とか。有名ホテルでゴージャスに。それをテレビ中継して・・・。
こんな馬鹿騒ぎを終わらせたのがキョンキョン。
永瀬正敏との記者会見で、定番の「婚約指輪は?」の質問にさっきそこで拾ったような缶ジュースのプルトップリング。結婚式はしませんと言い切った。この後このゴージャス結婚式は終焉を迎えた。記憶では野口五郎がその後したが大した盛り上がりもしなかった。だって施設沿線だもの。関係ないか。その後は唯一藤原紀香と陣内智則の式くらいかな。

だけど藤原紀香の人気や需要はこの結婚式を境に急落下していく。(正確には陣内との離婚後だが)
そこらへんのアイドルやタレントが結婚を境に人気が急落するのは多々あるが、ある時を境に今まで人気があったのにいきなり急落する人は大物タレントやミュージシャン・俳優でもある。原因はわからないが何かがあるのだろう。
男性で言えば、加勢大周や吉田栄作。今で言えば他竹野内豊や江口洋介の位置にいてもおかしくないのだが、なぜか消えた。まぁ吉田栄作はNHKのドラマで渋い演技を見せているがね。
女性で言えば松田聖子。郷ひろみとのどうたらこうたら、神田正輝との世紀の結婚(聖子の聖と正輝の輝で聖輝だとさ)まではまだ良かったのだが、その後のジェフだの歯科医だのってので一気に急落。同じく中森明菜も、近藤真彦とどうたらこうたらの報道の後に一気に消えた。

その80年代バブルのような芸能界で未だに生き残ってるのが小泉今日子。聖子や明菜に比べ圧倒的に劣る歌唱力。二人がどんどんアーティストかしていく中でアイドルを貫き通す。秋元康になんてってアイドル〜って開き直りソングを歌わされてたくらいだ。その後はフィンガーファイブの学園天国のカバーはするわ、迷宮のアンドローラでアーティスティックな一面を見せ、その後アルフィーの高見沢の木枯らしに抱かれてで、あれ?キョンキョンって歌うまかったっっけ?と誤解させ、止めはあなたに出会えてよかったで完全に聖子や明菜を抜き去った。
永瀬正敏と結婚後は踊る大捜査線MOVIEでの演技が認められたりする。羊たちの沈黙のレクター博士のパクリでしかないのだがね。でもそのあとキョンキョン=演技が上手いって評価だ。俺にはわからないのだが世間ではそうなってるのだろう。

トークが上手いとは思えない矢口真里。演技が上手いとは思えない小泉今日子。なぜかしぶとく芸能界に残ってるこの二人。不思議だ。
矢口真里がいる限り、元AKB48の高橋みなみは需要が削られる気がする。背がちっちゃくてそのくせ活発。キャラが完全に被ってるもんな。まぁ、どっちが残ろうが大した問題ではないのだがね。
芸能界は不思議なところだ。



アガサ・クリスティのファンは怒るんじゃないか

2018-03-25 14:06:52 | MUSIC/TV/MOVIE
終わり良ければすべて良しという格言がある。
本や漫画、ドラマ、映画が特にそうだな。エンディングが良ければ、満足感に浸れる。

もちろん最初の導入部が惹きつけられるものである方がいい。欲を言えばその最初の部分が結末につながってたりすると「あぁ、あれはここに繋がるのね」「やるなぁ!」ッレ関心や感動してしまったりする。でも、最初の部分が面白くないと後でいくら繋がってるかもしれなくてもDVDなら早送り、TVならチャンネル変えてしまったりする。
もちろん途中も大事だ。息もつかせぬスピード感があってももいいし、静かに心情や背景をじっくり描いてくのもいい。一体どうなるんだこの物語は?と先の読めない展開も楽しい。所々にオマージュやパロディなど、知ってる人だけがわかるって小ネタが入ってたりするとなお良い。何気ない一言や行動が結末で「そう持ってくるための言葉ね」なんていうのも大事だ。

でも何と言ってもエンディングが良くなければダメだ。
予想通りの結末でも良ければ「うーん、なかなか見応えがあったなぁ」と思えるし、予想を覆す結末なら「やるなぁ、うん、面白かった」ってなる。
「えっ?これで終わり?」ってのは「見て損した」と思うし、後味悪い結末だと「なんじゃそりゃ」と怒ってしまうし、とんでもない結末だと「フザケンナ!」とリモコンを投げつけそうになってしまう。

アガサ・クリスティの原作を使い、舞台設定や登場人物を日本に置き換えたテレビ朝日のドラマ。
二夜連続で、第一夜が天海祐希主演の「パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜」そして第二夜が沢村一樹主演で「大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜」だ。
名作「そして誰もいなくなった」を大胆にアレンジして昨年放送されたドラマが、なかなか面白かったので今回も楽しみにしてたのだが・・・。

ここから先はネタバレかなりあるので、まだ昨夜のドラマを見てない人、録画して二話(第一夜&第二夜)連続で一気に見ようと思ってる人は読まないでくれ。

昨夜放送の第一夜「パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜」はミス・マープルが活躍する長編シリーズ全12作のうちの一つ。名探偵ポワロと同じくアガサ・クリスティ小説の中でも人気を二分するミス・マープルシリーズは短編も入れるとかなりの数になる。それくらい愛されたキャラクター。
主人公のミス・マープルは、日本テレビで2006年に放映された日本版ドラマでは推理マニアの女性・馬淵淳子に置き換えられて岸恵子が演じた。今回テレビ朝日のドラマでは天海祐希が演じてた。原作のミス・マープルは老婦人なのにえらい若いことだな。
しかも設定が元警視庁の敏腕刑事で旦那の病気の看病ために退職。旦那がなくなった後は危機管理のプロとして今は大手企業と数社契約して活躍してる女性って設定。これらはドラマの中で徐々にわかるようにすりゃいいのに、刑事の説明だけで全て行う強引さ。

事件は天海祐希の義母・草笛光子が『特急オリオン』に乗っていたところ、並走していた『寝台特急朝霧』内で男が女性の首を絞めているのを目撃したところから始まる。すぐさま通報したものの、寝ぼけていたとして車掌も警察も取り合ってくれなかった。そんな草笛光子の汚名を返上するため真相究明に立ちあがった天海祐希。

この時点で「あれ?このドラマくそおもんないかも」って思ってしまった。
なぜその列車に草笛光子が載っていたのかは説明なし(やっぱり最後まで不明)。
列車の座席でおにぎりを食べながら(朝五時だぞ)推理小説を読んでた(朝五時頃だぞ)草笛光子が並行する列車の窓をなぜ見た?しかも列車は蒸気機関車が牽引。C51系?鉄道オタクや鉄男ではないからよくわからない。あぁ、ドラマの時代設定を昭和30年−40年くらいにしてるのかなって思ったのが、天海祐希の元で働く前田敦子が乗っている車はフォルクスワーゲンの赤色ニュービートル。もう何が何やら。

しかも事件のあったと天海祐希が推測した付近の屋敷(西田敏行が隠居してる)に家政婦として潜り込んで調査する前田敦子。設定は東京大学数学科卒業のハウスキーパー(今回はちゃんと説明はされてなかったが以前のドラマではしのえみが演じた同キャラクターはそんな設定だった)が、これまた全然凄腕に見えないのがすごい。褒めているのではないよ。
前田敦子の演技がどうのこうのではない、逆に前田敦子の演技は上手くなったと思うくらいだ。草笛光子や西田敏行などを相手に堂々と演技し、主演は天海祐希ではなく前田敦子でも良かったのではと思えるくらいだ。
しかし脚本や演出がだめなのだ。言葉使いや仕草など今の時代っぽい軽い(馴れ馴れしい)受け答えをさせて狙ってるつもりなんだろうが空回りもいいとこ。

脚本は旭日小綬章を受章したベテラン・竹山洋氏らしいが、この後はもう最悪のシナリオ。

屋敷には引退した西田敏行が長女と住んでる。そこへ次男の会社を引き継いだ(なぜか常務だが)次男、投資に失敗して借金まみれ。八丈島で絵かきをしてる三男、亡くなった次女の旦那、そしてその子どもと子どもの友人が集まる。なぜ集まってきたのかは不明。遺産はお前らに渡さないぞってしつこい西田敏行。なぜ渡したくないのかもよくわからん。

屋敷から近くの森を突き抜けた線路沿いで、殺されたと思われる被害者の遺留品の手袋を拾う前田敦子。付近に屍体はない。手袋には何かの毛が。前田敦子はその手袋をビニール袋にも入れずポケットに無造作に入れ、もどり道で不気味な存在感の屋敷の使用人に合う。役者名は知らないが、この人は案の定事件に全然関係なかった。いかにも思わせぶりで「今時こんな古臭い脚本よく書いたなぁ」って笑ってしまった。

近辺のホテルに滞在してる天海祐希に早速手袋を届ける。天海祐希は髪の毛ではなく毛皮の毛だと判断。
その後屋敷に戻った前田敦子は子供達が蔵の前で座ってるのに出くわす。蔵の扉が閉じてて中に入れない。引っ張るが開かない。諦めた途端中から開いて4男が出てきてびっくり。この四男は現在わいせつ行為で警察に事情聴取されてるって設定。

蔵に入ってあちこち探検する子供二人。前田敦子も一緒に中に入るとそこには石棺が。不審に思った前田敦子がその石棺の蓋を無理やり押してずらすと中には毛皮を着た女性の死体が。ご丁寧に手袋は片手だけでその色や形状は昨日前田敦子が拾ったものと似ている。
はい、この蔵はいつも鍵が開いてるのでしょうか。子供二人の「この中には面白いものがいっぱいあるんだよ」という言葉から結構自由に出入りできるみたいなのだが、前田敦子の「どこもかしこも埃がいっぱい」とか蜘蛛の巣を払う仕草はどうなんだ?もう無茶苦茶。そしてその状況なら間違いなく四男が真っ先に調査されるはずだがなぜか次男から。ナンデヤネン。

まぁこっから先は一気にすっ飛ばすが、息子たちは警察の事情聴取や合間にどんどん殺されていく。スマホで(だから時代設定はいつなんだよ)で前田敦子と連絡を取りながら事件を考察する天海祐希。そして事件は結末を迎える。

最後のエンディングなんてもう最悪。刑事も何もいないところで天海祐希がこんこんと種明し。事件の真相を知って今まで悪態をついていた西田敏行は懺悔して号泣。懺悔する意味がよくわからん。事件には関係ないのに長女に謝罪。そして雪を振る仲屋敷を後にした3人。
車なしでどうやって帰るのだろうか。そして屋敷には警察車両がすでに一台もいないし警官もいない。どんな設定だ。

もう最悪と言っていいほどつまらん推理ドラマ。いや、推理ドラマでさえない。現場に一度も来ずに事件の真相を解明する天海祐希。エスパーでもない限り無理。これなら一層の事事件を列車で目撃した草笛光子がそのまま事件を解決するドラマにした方が良かったんじゃないか?それなら原作の設定の老婆ってのも違和感ないし、家政婦を雇ってても問題ないだろう。

アガサ・クリスティの原作をどう料理したらこんな駄作が作れるのか、制作のテレビ朝日に聞いてみたいな。
そりゃ最近はスポンサーに遠慮して殺される手段も偏ってしまってる。
車メーカーがスポンサーならひき逃げや事故死は入れれない。薬メーカーがスポンサーなら薬物での殺人は嫌がられる。ガス会社ならガス中毒、電気会社なら感電死、保険会社なら保険金詐欺などはタブー。だから最近はもっぱら撲殺か突き落とされて死ぬドラマばっかり。
今回も今人気の寝台特急を使えなかったのはJRが嫌がったからかな?まぁ窓も開かないからこれらじゃぁ死体捨てれないしね。でも今時蒸気機関車ってのは・・・。

今夜放送の第二夜「大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜」も2007年に日本テレビで一度ドラマ化されてる。今回は黒木瞳と沢村一樹主演。
この沢村一樹が演じる警部は以前の「そして誰もいなくなった」でも登場した。けっこういいキャラクターの警部なのだ。

「誰もいなくなった」は2017年の3月、ちょうど1年前に放映された。



それぞれ複雑な過去を持つ仲間由紀恵、向井理、大地真央、柳葉敏郎、渡瀬恒彦、津川雅彦、余貴和子、國村隼が謎の大金持ちが所有する八丈島付近の無人島にある別荘に招待される。互いに面識はない。招待主もよくわからない。別荘管理人の橋爪功と藤真利子夫妻もオーナーのことはよく知らないと言う。それぞれの部屋に貼られた不気味な数え歌と広間にある重いガラスケースの中に置かれた10体の人形。そして数え歌の通りの死に方で一人、また一人と次々招待客が殺されていく。その度に減っていく兵隊の人形。管理人夫妻も殺される。そして誰もいなくなった・・・。

数日後通報を受けて管轄警察署と共に警視庁捜査一課警部・沢村一樹が島に上陸。所轄の警部補・荒川良々は沢村一樹の独特の推理、観察眼、考察や行動に翻弄される。そして事件は沢村一輝によって解明される。これが二夜にわたって描かれてた。
これでおしまい?って思ってるところに最後のエンディング。真犯人である渡瀬恒彦の告白映像だ。これでようやく視聴者は事件の全てがわかる。それまでに沢村一樹が解明したのは殺した手口や犯人であって、なぜこんな事件が起きたのか、起こしたのかは解明されていなかった。だからこのエンディングはかなり良かった。
っていうよりこんだけ豪華なメンツを揃えていて、ダメなドラマにできるのは余程の愚弄な監督・演出家だろうけどさ。脚本は長坂秀佳さんだ。

今夜の「大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜」はどうなんだろう。
一夜目の「パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜」が大コケだったので、すでに見る気がしないのだが、沢村一樹の警部キャラは見たい気がする。



アガサ・クリスティといえば、シャーロック・ホームズシリーズのコナン・ドイル、江戸川乱歩が影響を受けたエドガー・アラン・ポーと並ぶミステリーの傑作を多数送り出してる。名探偵コナンの江戸川コナンは上記の名前のもじりだし、コナン君の良き理解者であり色々秘密兵器を作ってくれる阿笠博士は当然アガサ・クリスティのもじりだ。(ちなみに工藤新一の工藤は松田優作のドラマ探偵物語の工藤俊作、新一は作家の星新一から)

そんなアガサ・クリスティの原作ファンはこのドラマを見てどう思うのだろうか。
やっぱりアガサは本で読む方がいいよねって感じかな。
推理小説こそ、エンディングが肝心なのだがね。これが駄目だと「いったい今までの伏線はなんだったんだ?」ってなってしまうもの。アガサ原作にはそれが無い。常に「うーん、なるほど、そうだったのね」って結末だ。読後の至福感は半端じゃ無い。

今後フジテレビでは三谷幸喜脚本で、アガサクリスティの『アクロイド殺し』(1926年/この作品発表後アガサは失踪事件を起こした)をやるらしい。
野村萬斎が主演、大泉洋、向井理、吉田羊、松岡茉優など豪華メンツ。豪華キャストとふんだんな予算を使える三谷幸喜ならではだな。いつもの三谷ドラマのようにキャストは豪華だがなぜここまでつまらなくできるってならないように祈るばかり。だってタイトルからしてもう駄目だもの。「黒井戸殺し」って。『アクロイド殺し』のシャレかダジャレか?このセンスはほんまよくわからん。
アガサファンでなくても楽しめるドラマに調理してくれたらそれでいいがね。

せめてエンディングは決めてくれよ。

若者たち その1 マニュアル社会

2018-03-20 20:59:53 | Talk is Cheap
運がいいとか悪いとか。
今日はなんかついてるなぁという日もあれば、今日はツキに見放されてしまってるなぁと思ってしまう日もある。自動販売機でジュースを買ったらお釣りが出てこないとか、戦車や洗濯をした日の夕方に雨が降るかぁとかって日もあれば、買おうと思った魚のパックが目の前で半額シールが貼られたり、コンビニでくじを引かされたらなんか当たったり。運の量は平等だと思ってるのでなるべくボジティブに考えるようにしてる。

今日の俺はついてない日だな。いや昨日からか。
電車に乗ろうと駅に行ったら人身事故で電車が止まってる。阪急京都線。昨日は上牧駅、今日は富田駅。以前住んでたとこだったらJRまでテクテク歩ける距離なのだが、今の町は結構距離がある。バスでも大阪駅まで行けるという方法があるのだが、この雨の中で傘を持ってないという暴挙の俺。だってこ様だったし、駅まではすぐだし、教育目的地も傘無しでいけるとこだしって油断してた。この点ではアンラッキーだ。

しばらく待ったら電車動きそうだったので近くのファストフードのハンバーガーショップに入って時間つぶしをしよう。ここはタバコが吸えるのよね。同じ目的の人で店内はごった返してるが俺が席を探してる最中に一人の人が帰って行ったので席が確保できた。これでラッキーさがプラマイゼロになった。
ここのエビバーガーは美味しいね。


しかし、エビバーガーを頼んだら「お時間かかりますけど・・・」って店員の返答。別に急いじゃいないが、この若い女性店員のマニュアル丸出しの言い方になんか食べる気を失う。
『じゃぁいいや、他に早くできるのってないの?』と聞く。
店員は「揚げないものなら早いです」。そうなのか、でも普通のハンバーガーは要らないや。ホットコーヒーだけ頼むことにする。

すると店員「只今こちらの商品がオススメで〜す」と。
指差したその先にはチキン南蛮タルタルバーガー。

おいおい、今さっきあなたが数秒前に揚げ物は時間がかかると言って断られた客に向かってなぜそれを勧める。
半ば呆れて『いや、要らない」とやんわり断った。フザケンナてめぇなんて苛立っても仕方がないからね。

そしたら店員は次に「こちらの商品只今キャンペーン中です。いかがですかぁ〜」って。
チキンからあげっとという、ダジャレなのかよくわからないふざけたネーミングの唐揚げなのかナゲットなのかよくわからない商品。通常3本入りが今なら6本に増量中!だって、わぁおとくねぇ。

って、おい!待て、お前。揚げ物は時間がかかるのならと断った客に、なぜ揚げ物メニューを勧める。
「あなたの体は油を欲してるでしょ、私にはわかるんだ」とかでも言いたいのか、それとも何も考えず教えられた通りマニュアルトークをしているだけなのか。多分後者だろうなぁ。

だめだ、こんなマニュアル棒読みなんの思慮もない店員の相手をしてしまうとマジギレしそうになる。せっかくの運ゲージが先ほど+-0になったのにいきなりマイナスに傾いてしまった。
いやまてよ、実はこいつはAiロボットかもしれないな。そう考えたら若いがきっちり化粧してて顔は整ってるし、まぁクラスではモテる女の子じゃないかな。しかし表情はロボットみたいだ。うん、多分この子は半分ロボットなんだ。近い将来こんなロボットが接客する時代がくるだろう。来るべき時代に向けて今のうちに慣れておけってことか。
そう思えばなんか楽だ。

ハンバーガーショップやファミレスなど、ファストフードの接客マニュアルはギャグになるくらいきっちりしてるからね。
逆に言えばマニュアル通りに実行できない人は雇わないってことか。
でもね若者よ、社会はマニュアル通りには生き抜けないぞ。どうする?俺が気にするこっちゃないのだがね。大きなお世話か。

そういやそろそろ電車が動き始める頃だ。
スマホの絵文字のハンバーガーはアンドロイド版とiPhone版ではチーズの位置が違うのだけど、あれってどっちが正解なんだ?

などと思いながら駅に向かう。
やっと動き始めた電車がちょうどホームに入ってくるところだ。
運がいい。


実はこの話、なぜか次回も続く。
To Be Continue.
多分だけど。

週刊漫画の日 漫画の未来

2018-03-18 04:00:08 | BOOK/COMICS
3月17日は週刊漫画の日。
少年マガジンと少年サンデーが発売された日で制定されたということだが、この記念日を知ってる人は一体何人いるんだろう。一年365日なんかの記念日だからな。

週刊少年ジャンプの70年代、サーキットの狼や男一匹ガキ大将、アストロ球団なんかも面白かったね。


80年代は週刊少年ジャンプの黄金時代だったね。600万部を売り上げ、月曜日になると電車の中はジャンプを読んでる人でいっぱいだった。当時仲が良かったジョンってアメリカ人(知り合いのところでホームスティしてた)が「日本人はMondayはMangaを読む日なのかぃ?」って聞いてきたくらいだ。それくらいみんな読んでたね。
当時のジャンプは北斗の拳、キン肉マン、ドラゴンボール、ろくでなしブルース、スラムダンクって人気漫画が目白押しだったね。すすめ!パイレーツが好きだったなぁ。


少年マガジンもかなり売れてた。
あしたのジョーや愛と誠、巨人の星、空手バカ一代、釣りキチ三平などのマガジンの黄金期はもうちょっと前だけどね。翔んだカップルも最初はラブコメギャグだったのだがだんだん重いテーマになっていったのが印象的。それでもコータローまかり通るとかバリバリ伝説とかはじめの一歩とかミスター味っ子とか面白い作品が多かったね。


少年サンデーも黄金期は70年代かな。まことちゃんとかがんばれ元気、男組とかね。サバイバルって今読んでも面白い。
どちらかというと劇画ちっくなものが多かったのだが80年代にはいるとタッチとかうる星やつらとかが始まって路線変更。その中でも二人鷹とかB.B.は面白かったね。



上條淳士のTO-Yは未だに俺のバイブルだ。アニメも悪くなかったね。


アニメといえばからくりサーカスも今度アニメ化されるらしいね。JOJOと同じく本当にできるのか?ちょっと期待と不安。


少年チャンピオンも70年代にはブラックジャック、恐怖新聞、がきデカ、750ライダーってヒット作が目白押し。マカロニほうれん荘と青い空を白い雲がかけてったはハマったなぁ。

チャンピオンは80年代になると途端に失速。人気漫画はドカベン。ロック漫画の金字塔気分はグルーピーは名作だと思ってる。

このころからヤンキー漫画が増えたと思う。熱笑!花沢高校とかLet'sダチ公とかね。その後ウダウダやってるヒマはねェ!とか京四郎とかに続くね。

少年キングってのもあった。実はマガジンサンデーに続いて三番目の週刊漫画誌なんだがめちゃマイナー。柔道一直線とか怪物くん、ワイルド7などの有名作品があるんだけどね。銀河鉄道999や超人ロックなんかもキングだ。湘南爆走族は未だに好きだな。


1970年代にヒットしたエコエコアザラクの作者・古賀新一がお亡くなりになられたた。
恐怖漫画とかホラー漫画とか怪奇物とかって根強い人気があるよね。つのだじろうさんの恐怖新聞とかうしろの百太郎、藤子不二雄の魔太郎が来る、楳図かずおの漂流教室。怖いんだけど読んでしまう。夜中にトイレ行くとドア閉めるのがちょっと嫌だったり、お風呂で頭洗ってるとき目を開けるとなんかいるような気になったりね、ちょっとビビリ。

今じゃ週刊漫画誌は全然売れないらしい。廃刊になった週刊誌も多いしね。漫画離れしてるのか紙ベースで読まずにネットで読むのが主流になったからか。それとも何でもかんでもアニメ化するからかね。
漫画=MANGAやアニメが日本のサブカルチャーの代名詞としてクールジャパンとか言ってられるのも、これらの週刊漫画誌の歴史があってこそ。
和食とおなじく、若者が離れていったら今後は衰退していくだけだ。どうなっていくんだろうか。

蛭子能収さんは漫画を描くよりテレビに出た方が手っ取り早く稼げると言っておられた。実際原稿料って安いんだよね。週刊連載で締め切りに追われてもアシスタントの給料や家賃など経費払ったらほとんど残らないらしい。単行本が売れないと印税も入らない。それが今のマンガ界の現状だ。

今後マンガはどうなるのだろう。
とりあえず昔の漫画を引っ張り出して読んでみる。何の解決にもならないけどさ。





ドラマは脚本次第だ

2018-03-17 04:38:54 | MUSIC/TV/MOVIE

家にテレビがない。
もともとテレビっ子じゃないから、もういらないかなって引越しの際に処分してしまった。
でも職業柄、話題のドラマや番組を見てないとお客様との会話に支障が出たり、今のトレンドの把握ができなかったりするという問題点が。

家にテレビが無いと人に言うと「不便じゃないの」と言われて半ば同情とか蔑みの目で見られたりするのだが、今の時代はパソコンでもスマホでも、ネットで見れるのだ。パソコンの画面やタブレットじゃ、もちろん大画面の迫力ある映像っていうわけにはいかないのだがね。
っていうわけですっかりTverとかのお世話になっている。NHKの受信料を払う必要もない。実際先日NHKの集金人が来たが「家にテレビがない」ということで見事に追い払えた。自慢することでもないが・・・。

今クールのドラマは4本をフルで観た。

一つはバイプレイヤーズ。

いやぁ面白かった。
以前もこのブログで書いたが、このドラマは大杉漣さんが亡くなられた際、まだ第4話が70%、最終第5話が半分くらいしか撮り終えていないということだったが、見事に完成させてた。現場、特に脚本家はてんてこまいだったと思うが、見事に違和感なくつなぎ完成させてたね。松居大悟さん、宮本武史さん。すごいなぁ。

バイプレイヤーズの面白さは登場人物が俳優実名そのままだったり、各局のドラマを実名で使ったりエピソードとかをセリフや効果に使ったりと好き勝手してるところだ。シン・ゴジラ、孤独のグルメ、相棒、蒲田行進曲、プロジェクトX、Chef〜三ツ星の給食〜・・・。
このテレビ東京ならではのドラマの影響が、最近じわじわと各民放のドラマにも反映(浸透)されているのを感じる。

アンナチュラル。

石原さとみ主演の法医学ドラマ。病院ものとかのドラマは結構苦手だから観なくていいかと思ってたのだが、とりあえず観てみようと。
そう思ったのはこのドラマの脚本が野木亜紀子さんだから。
野木さんは新垣結衣主演の空飛ぶ広報室や掟上今日子の備忘録、逃げるは恥だが役に立つなどの脚本を手がけた人。他にも黒木華主演の重版出来なども手がけてる。
上記のドラマはすべて漫画や小説が原作だが、今回のアンナチュラルはオリジナル脚本らしいからさぁどうなんだろうって期待半分で見たのだが、ただのヒューマンドラマや医療ドラマではなく、サスペンス要素も含まれていて面白い。専門用語医学用語薬物用語がめっちゃ多いけど、素人の俺がそんなこと関係なく、いや逆にまるで自分がUDIラボの一員になったかのように違和感なく見れた。見事なり。

井浦新、市川実日子、松重豊などのレギュラーメンバーに加え、竜星涼(すごい芸名だな)や北村有起哉、大倉孝二、大倉孝二、吹越満などのバイプレイヤーが脇を固める。薬師丸悦子が義母親役で出てるのも必見。
さらに特筆すべきは、シリアスなストーリーの中に遊びもかなり取り入れてること。これがバイプレイヤーズの影響かってくらいの小ネタ続出。
「これって科捜研が扱うのでは?」って窪田正孝のセリフに石原さとみが「沢口さんも忙しい」って科捜研の女ネタを入れてたり、他にも「相棒ってどっちが右京さん?」って相棒ネタを入れてありするところにニヤッとしてしまう。99.9のネタも取り入れてたりする。

99.9 -刑事専門弁護士-。
松本潤主演のドラマ第二シーズン。
相変わらず面白いのだが、第一シーズンに比べてちょっと空回り感が。
第一シリースではあまり気にならなかったのだが、ダジャレやコミカルな演技の部分がちょっとウザく感じてしまう。プロデューサーの瀬戸口克陽さんのせいか、演出の木村ひさしさんや岡本伸吾さんのオーバードライブか?それとも脚本の宇田学さんのせいか?
それにシーズン1に比べ、シーズン2はなんか急ぎすぎ。第一シーズンで曖昧なまま疑惑を持ち越した松本潤役の父親の冤罪をあっさりシーズン2の第1,2話で暴いて終わらせる。第一シリーズの最大の敵・奥田瑛二や第一シリーズで法廷で松本潤と争った青木崇高はこれで出番終了。あっけないの。

第一シリーズが弁護士VS検事だったのに対し、第二シリーズは弁護士VS裁判官。笑福亭鶴瓶の胡散臭さや甲本雅裕の実直さはいい味出してるし、弁護側の香川照之は相変わらず上手いし上司の岸部一徳も上手い。なんやかんやと松本潤に振り回される片桐仁も相変わらずで面白い。

でもね、第一シリーズで榮倉奈々の後継に選ばれた元裁判官の木村文乃の役所がちょとね。演技がどうのこうのではなくて演出がね。榮倉奈々は東京法学部卒だがプロレス好きって設定だったが、それなら第二シーズンでは同じ東京大学法学部卒(ちなみに香川照之も同学部卒の設定)の木村文乃がプロレスファンだったっていう設定にすりゃよかったのになぜか腹話術をやっていたという設定。プロレスファンはアジアンの馬場園梓に受け継がれてる。
それなのに松本潤のいとこを演じる池田貴史の小料理屋「いとこんち」にはオカダ・カズチカやBUSHI、内藤哲也、ヨシタツなど現役プロレスラーが毎回登場したりしてる。なんなのこれ?タイアップ?最終回で榮倉奈々が復活するという巷の噂だがそのための伏線か?

さらにこの店には松本零士が登場したりしてる。銀河鉄道999と99.9を引っ掛けてるんだろうけど、なんかなぁ。同じ漫画家の山田貴敏(Dr.コトー診療所など)もでてたりするけど、キャスティングや演出の意味がよくわからない。

他にもアキラ100%、塚地武雅、安達祐実、比嘉愛未、IZAM、ヒャダイン、アンミカ・・・。どういうキャステインングなのか演出なのかわからないもの多数。
ただ、第6話で竜雷太が犯行現場を見た時に「なんじゃこりゃぁ」って言ったのは笑えた。太陽にほえろの追跡のテーマとか流してくれたらもっと面白かったのに。バイプレイヤーズならきっとBGM流してただろうな。以前堺雅人・新垣結衣主演のリーガルハイで、里見浩太朗と伊吹吾郎さんが対面した際に水戸黄門のテーマ曲イントロが流れたのに比べたら、小ネタすぎるな。ちなみに里見浩太朗はバイプレイヤーズでお犬様って役を急遽演じることになってたが、これはソフトバンクCMの北大路欣也をパロッてるんだろうなぁ。

長くなってしまったが、最後はBG〜身辺警護人〜。
何をやっても何を演じてもキムタクと言われた木村拓哉の新境地。かっこいいキムタクではなく、おっさんを演じたキム他に最初は感動したのだがね。
このドラマも急ぎすぎ。

有名サッカー選手(満島 真之介)のボディガードに失敗した過去はあっさり第5話で明白になり完結する。この事件に伴いそれまで何かと木村拓哉と対立してた斎藤工は打ち解ける。うーん、安直な設定。
大臣役の石田ゆり子は引っ掻き回すだけのうざい中年女にしか見えない。

90年代後半ににキムタクと共にロン毛ブームを起こした立役者、今回のドラアマではSP役を演じる江口洋介は、最終話であぁやっぱりこれねって展開。
木村拓哉の元奥様役に山口智子。同じく90弁台を彩ったドラマ、ロングバケーションのパロディなのかよくわからない回想シーンが盛り込まれる。

さらに若者のすべてでキムタクと共演した萩原聖人が、民事等幹事長の収賄事件をひっかぶった役で登場。
脚本はキムタクの主演ドラマを数多く手がけけてきた井上由美子さんだからできる技か。
他にも伊武雅刀、大塚寧々、田中哲司、西村雅彦、中尾明、橋爪功など毎回豪華キャスト。最終話では矢沢永吉まで登場した。

視聴率は良かったみたいだがドラマの出来としてはどうなんだろう。
最終話2話前で上司の上川がキムタクをかばって太ももを撃たれ、救急車で搬送してる最中に急変して亡くなる。
なんで急変したのかなんてのはその後全く描かれず、この事件をもみ消そうとした政治家に対決を挑むって図式になってる。なんのこっちゃ。自分をかばって撃たれたことなんてキムタクは全く気にしちゃいねぇ。普通は自責の念にかられると思うのだが、そんなことは一切おくびにも出さず隠ぺいしようとしてる政治家=巨悪に向かっていくキムタク、かっこいい気宇宅はここで復活?正義を振りかざすのはいいけどちょっと無理がある設定だ。
井上由美子さんは白い巨塔(2003年版)や緊急取調室などの脚本を手がけた人だから、もっとおもしろいストーリーかける人だと思うのだけどなぁ。視聴率優先の制作サイドの責任かなぁ。
もし続編、シーズン2とかが出来たら見てしまうかもしれないが、劇場版って映画になったら絶対見ないと思う。

脚本次第でドラマの面白さは変わるということを痛感させられた今クール。
さぁ次のクールはどんなドラマがあるかな。


キリン本麒麟 なかなか美味いよ

2018-03-13 07:47:40 | FOOD&DRINK
スーパーマーケットの閉店間際は慌ただしいね。
鮮魚や肉売り場では30%引きや半額のシールが次々と貼られ、それに群がるおばさんおっちゃんがいっぱいだ。どうせ今夜食うものなら昼間に買っても今買っても一緒だもんね。同じものが閉店間際だと安くで購入できるのは、家計も大助かりだね。店も在庫残すくらいなら値段下げてでも売っちゃえ!って感じだね。
惣菜やお弁当のコーナーでもシールの貼られたパッケージを次々とかごに入れていく光景が見られる。おいおい、あんたの家は何人家族だ?とか、突っ込みたくなるくらい大量に入れてる人もいるよね。

そんなごった返す売り場で、メーカーのジャンパーを着た人が慌ただしく動いてるのを見る。
キャンペーンとか、特売とか、目玉賞品とか。
チラシにそんな名目で安売りしたり特別価格でご奉仕したりってあったら、それはメーカーがバックアップをしている。大量仕入れでダンピングとか、キックバックとか、まぁそんな大人の事情が絡んでるのは周知の通り。
メーカーからすりゃ、ライバル社のものより目立つように並べてほしいし、売ってほしい。キャンペーンとか新商品発売とかなら、できれば専用コーナーを作りたい。ってな場合はメーカーから駆り出される。

今日もキリンのジャンパーを着た人が数人いた。
あぁ、明日13日発売の本麒麟の発売イベント準備ね。赤いパッケージの新製品を並べ(っていうか積んで)、ポスターやパネルが貼られ、ディスプレーが組み上がっていく。
本麒麟はキリンの第3のビール新商品。CMには江口洋介、松本幸四郎、井上真央を使うという大盤振る舞い。かなり力と金をかけて売り出したいんだろうな。

発売日は13日ってのは知ってた。でも、CMでちょっと「どんなんだろう?」って興味あったのよね。
まだ12日だけど「今買えないの?」とキリンジャンパーの一人に聞くと『どうぞ、是非』と言ってくれた。いいのかな?解禁前。フライングじゃないのか。まぁ、そんなこと俺が気にしても仕方がない。買ってみた。

家に帰って冷やして飲んだ。
ありゃまぁ、結構美味しいよ。

普段、発泡酒とか第3のビールって飲まないから他のものとはあまり比較できないけど、これはこれで旨い飲み物だな。
いつも飲んでるプレモルとかエビスとかハートランドなど、ビールと比べちゃダメだと思う。コレハ似てるけど別物。缶コーヒーと豆から挽くドリップコーヒーを比べるくらい愚問だな。

日本って酒税とかのせいで分類が厳しい。これは世界各国でも共通だが、アルコールを何度含んでたらこれだけの税金を納めなさいってルールがしっかりしてる。
でも、ビールは原材料うち麦がどれくらいでホップがどれくらいだったら、ビール、発泡酒、第3のビールってなってる。よくわからん。別物にはできないのかね。
茶色くて泡が立つものだからビール?それならホッピーとかはどうなんだよって突っ込みたいが、アルコール含んでないものもノンアルコールビールって名前がついてる。

最近クラフトビールが飲めるお店もだいぶ増えた。以前は地ビールってベタな名前だったけどさ。メディア戦略ってやつですか。おかげでよりややこしくなった。

ビールは上面発酵タイプと、下面発酵タイプに分かれる。世界的にはこれで分離されてる。
上面発酵は淡い色のペールエール(英)やケルシュ(独)、褐色のアルト(独)やポーター(英)、そして日本では黒ビールと呼ばれる濃色のスタウトがある。ギネスブックで有名なギネス(英)はこのスタウトだ。
下面発酵は淡い色のピルスナーやラガー(日・米などのビールはほとんどこれ)、褐色のメルツェン(独)、濃色のデュンケルやボック(独)がある。
ちなみにベルギーのランビックは自然発酵系でこれらとは別物。

ドイツでは厳密に麦と麦芽ホップで作ったもの以外認めていない。ベルギーもだな。
でも日本やアメリカだとコーンスターチだの、糖質だの結構混ぜてる。口当たりが軽くて飲みやすくなるかららしい。
俺がサントリーのプレミアムモルツや、エビスビール、ハートランドなどが好きなのは、これらのビールだけが麦とホップだけで純粋に作られてるからだ。アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベル、キリンラガー・・・。日本で売れてる定番のビールはほとんどコーンスターチや糖質が混ざってる。だから居酒屋とか飲み屋の宴会や、これらしか置いてない店に入ってしまうとちょっとゲンナリ。まぁ最初の一杯は喉の潤しだからなんでもOKなんだけどね。2-3杯飲んだあたりでもういいやってなってしまう。

でも不思議なもので、夏の浜辺や緑の中でバーベキューをしながら飲むんだったらモルト100%ビールより、アメリカのバドワイザーとかクワーズとかミラーとかそんな方がいい。下手すりゃライトって「何で薄めたんだ?」って軽いタイプのものでもいい。ゴクゴク飲むからからだな多分。喉越しのいいタイプで全然気にしないっていうか、むしろこちら側の方がいい。沖縄料理を食うときはOrionがいい。

発泡酒や第3のビールは、サッポロの麦とホップ(ストレートな何前だな)以外はすべてこれらが入っている。サントリーの金麦も以前は麦とホップだけだったのだが、リニューアルされたら何故か入ってるようになっている。
今回新発売された本麒麟も見事に入ってる。
でもまぁ、これはこれで良しだな。美味しければそれで良し。

急須と湯飲みで飲むお茶と、ペットボトルのお茶。それぞれに良さがあるように、モルツビールとビール、発泡酒や第3のビールにもいろいろあっていいのかも。
ただ不満はある。
誰かこの発泡酒とか第3のビールってネーミングを変えてくれないか。
発泡酒はもう浸透してしまったから、これを見てシャンパンやスパークリングと間違える人はいないだろう。
でも、第3のビールって、何?じゃぁノンアルコールビールは第4のビールか?今後第5とか出てくるのか?
誰がネーミングしたんだこれ。

明日は3.11、霧島だけでなく世界中で火山が暴れてる

2018-03-10 23:28:34 | Talk is Cheap
宮崎県・鹿児島県にまたがる霧島山・新燃岳が噴火している。
噴煙が海抜約3500〜3700メートルにまで立ち昇ってるらしい。
噴火警戒レベル3で入山規制が発令されてる。
霧島山・御鉢は噴火警戒レベル2、火口周辺規制が出てる。
宮崎、鹿児島では火山灰が降り注ぎ、飛行機も一部結構しているらしい。

鹿児島では桜島が噴火警戒レベル3、入山規制が継続している。いつも噴煙を上げてるイメージのある桜島。地域住民はもう慣れたもので「今日も元気だねぇ」って感じだ。
桜島周辺では常に火山灰が降り注ぐ。洗濯物は外に干せないらしい。車は1週間で火山灰で真っ白。だけどそこらへんで洗車をしてはいけないらしい。排水溝や配管が詰まるんだとさ。ゴミの分別も生ごみ、ペットボトルや缶・ビン、そして火山灰って分かれてるらしい。

鹿児島の口永良部島は相変わらず噴火警戒レベル3、入山規制が継続されてる。口永良部島は世界遺産の屋久島の西方約12kmに位置する島で、鉄砲伝来の種子島からも近い。今放映されてるNHK大河ドラマの西郷どんの舞台が鹿児島だけに、もっとみんな関心持っていいと思うんだけどなぁ。

つい先日も群馬県の草津白根山が噴火して、こちらも現在噴火警戒レベル3、入山規制が続いてる。
長野県の浅間山は噴火警戒レベル2、火口周辺規制が継続している。
宮城・山形にまたがる蔵王山はちょっと落ち着いたみたい。噴火警戒レベル1に引き下げられた。

熊本県の阿蘇山は相変わらず、火山性地震及び孤立型微動が続いてる。
今まで3回ほど連れて行ってもらって火口まで行こうとしたが、毎回なぜか当日に噴火警戒レベルが発令され一度も行けていない。

日本だけでなく、世界のあちこちで火山が噴火している。

今年の3月はじめにM7.5の地震に襲われたパプアニューギニアのボサビ山は、現在不気味な活動を始めてる。パプア・ニューギニアでは、カドバー島の火山が1月に噴火している。

インドネシアのシナブン山は、昨年8月に噴火して以来、11月、12月そして今年2月にも大噴火。その際には大規模な火砕流を発生させた。
インドネシアでは、バリ島のアグン山も昨年11月末に噴火してる。

1月にはフィリピンのマヨン山が噴火した。

昨年11月にはメキシコのポポカテペトル火山が大噴火している。
同じく昨年11月にはバヌアツ共和國のアンバエ島も噴火した。バヌアツってどこにあるかほとんどの人は知らないだろう。俺もニュースで知ったのだが、西にオーストラリア、北にソロモン諸島、東にフィジー、南にニューカレドニアという場所にある。
桜島と同じくずーっと噴火を続けてる活火山のレベンタドール火山(南米エクアドルの首都キト近郊にある)も火山活動が活発になってきてるらしい。

火山や地質、気象の学者や専門家っていうやつらの言葉は、鵜呑みにしちゃいけない。
奴らはいつも無責任。都合悪けりゃ想定外って一言で片付ける。

サンフランシスコの大地震の際に崩れ落ちた高速道路を見た日本の専門家は「日本の高速道路はこの規模では崩壊しない」なんて言ってた。そのあとすぐ阪神大震災が起こって阪神高速道路が倒壊した。その際先述の専門家は「’70の万博の際に突貫工事で仕上げたから」なんて言い出しやがった。

東日本大震災の際、福島原発が地震&津波でやられた時も「想定外な事態」だって言い出しやがった。
専門家ならあらゆるシミュレーションするだろうよ。なんだよ想定外って。
或る日突然巨大な隕石がやってくるとか、どこかの狂った独裁者が核弾頭つきのミサイルを撃ったとかなら想定外だろうけどさ。

明日は3,11
東日本大震災からもう7年も経ってしまった。
未だに進まない復興事業。
廃棄か継続か、太陽光など代替エネルギー問題が未だに曖昧に決着のつかない原子力発電。

今、日本だけでなく世界が揺れたり火山が噴火しているのに、のんきにモリ・カケ問題を相変わらず国会で騒いでる馬鹿ども。
自然災害に対して危機管理どころか、危機感さえない。
なんとなく「いやぁ、大丈夫じゃない?」って楽観視してる。っていうより見ないふり、聞こえないふりをしてるようにしか思えない。

明日は3.11。
せめてお亡くなりになられた方のご冥福くらいは祈ってくれ。
そして、残された人の「自分だけが生き残ってしまった」という自責の念を和らげてあげてくれ。
生き残った人、亡くなられた方、それぞれの運って一言で片付けたらいけないのかもしれないが、それ以外にふさわしい言葉が見つからない。

プレミアムフライーデーだとか実現不可能でやる意味も導入も、わけのわからない日を設定するより、大きな災害のあった日を全て追悼記念日、あらためて考える日にしていくのは無理なのだろうか。
まぁ政府や行政は形式だけで本質はしないだろうなぁ。わかってはいるんだけどね。
喉元過ぎたら熱さ忘れる。
それが日本人だものね。
いっその事、富士山が噴火したら目が醒めるかなぁ。
世界中が「世界遺産の富士山が」とか「テンプラ、ゲイシャ、日本のフジヤマが」って騒いでくれるかもしれない。
日本人も「こりゃ、いよいよヤバいぞ」って思うかもしれない。無理かな。

宮崎の焼酎、霧島ではなく高千穂を飲みながらこの記事書きました。




広島人に広島風お好み焼きと言ってはいけない

2018-03-06 23:55:15 | FOOD&DRINK
地雷という言葉がある。
この言葉を発すると、それまでにこやかに会話してたのに突然不機嫌になったりしてしまう。
その原因が何かわからないとえらいことになる言葉、WORDだ。

お好み焼き。
これをなぜか東京方面では、関西(大阪風)お好み焼きとか広島風お好み焼きとか言ってしまう。
粉もん文化の関西人ではあえてわ変えてはいないが、関西のお好み焼きはキャベツもタネも卵も全部混ぜて焼く。
広島のお好み焼きは生地だけを先に焼き、その上にキャベツをてんこ盛りにしてひっくり返して蒸し焼きにする。
これだけでも全然違うので、本来なら別の名前がそれぞれついていいのだろうが、なぜかどちらもお好み焼きと名乗ってる。
だから関西風お好み焼きとか広島風お好み焼きと言われてしまう。

しかし、これを不用意に広島人に言ってしまうと危険だ。
それこそ地雷だ。
間違いなく怒られる。不機嫌になる。説教される。

「広島風とゆうな、お好み焼きは広島発祥じゃけぇの。大阪のを関西風とゆううんはわかるがのぅ。」
とまるで菅原文太が乗り移ったかのようにクドクドと怒られるだろう。

実際発祥がどっちなのかはよくわからないが、お好み焼きはもともとは一銭定食(洋食)や、ねぎ焼きから進化したものだ。
関西はテコ(またはコテ)といい、広島はヘラと言う。どちらもこのテコやヘラで食う。最近の若者は箸で食う。まぁお好み焼きなんだからお好みで食えばいい。
関西は豚玉、イカ玉というように卵を混ぜた生地だ。広島は卵を別で焼いて焼きあがったものの上に乗せる。
広島では焼きそば(店によってはうどん)が載せられるが、関西だと焼きそば付きはモダン焼きと名前が変わる。

関西の人間が広島でお好み焼きを食べると「なんか違うなぁ」と思い、広島の人間が関西でお好み焼きを食べると「これは違うなぁ」と思う。
だから、決してそれぞれの土地でわざわざ食わない。
これは宇和島の人がよそで鯛めしを食べても同じように感じるだろうし、山形でもちょっとずれると芋煮が豚肉だったり牛肉だったりするのに違和感感じるのと一緒かね。

俺は両親が山口県出身のせいで、ガキの頃から夏休みとかは広島でお好み焼きを食い、普段は大阪でお好み焼きを食ってるのでどちらも好きなのだがね。
でも、他の地方の人にお好み焼きを進めるとしたら、広島のみっちゃん総本店と、梅田東通の美舟のどっちを薦めるかと言うと・・・、やっぱり美舟かなぁ。
だって自分で焼けるもの。
ゆかりとか風月とか千房とかチェーン店あるけど、自分で焼かせてくれないお好み焼き屋はやっぱり好きになれないな。
今の子らに聞くと「え〜!?焼いてくれる方が楽でいいやん」って言われるんだけどさ。やっぱりお好みの具材をお好みで焼いてこそお好み焼きだと思うのだけどね。

ちゃんぽんだって長崎が有名だけど、いろんな地方で食べるとそれぞれちょっと違う。だけどどれもちゃんぽんだ。長崎の人は長崎風ちゃんぽんなどとは言わない。
たこ焼きだって大阪と京都ではちょっと違う。京都ではなぜかキャベツが入っているが、強風たこ焼きなどとは言わない。
明石焼きも本場明石ではそう言わない。卵焼きだ。世間一般に卵焼きといえばだし巻きとかお弁当に入ってる卵焼きだろうが、明石では違う。

イカ焼きだって世間一般ではイカの姿焼きのことだろうけど、関西では阪神百貨店地下の生地と一緒に焼いてプレスしたものがイカ焼きだ。

肉まんも関西では豚まんだ。関西で肉と言えば牛のことだからな。
どうでもいいことだが関東で豚まん買うとカラシをつけてくれないのは何故だ?カラシはおでん専用か?

おでんも関東炊きというが、関東では関東炊きなんて言わない。これは関東大震災の時に関西からのボランティアが炊き出しでおでんを出したことから由来するらしい。

名古屋名物の一つ、手羽先だって初めて食いに連れてってもらった時(散々食い方指導されるのだが)、「これ手羽先やなくて手羽中やん」って思ったが黙っておいた。
これを名古屋風手羽先だと言ったら名古屋人は怒るだろうなぁ。
九州の焼き鳥もそうだな。鳥じゃなくて豚のモツだけど焼き鳥。「これは関西なら焼きトンだろ?」って思っても黙っておかなけりゃだめだ。もともと焼き鳥って名前で広まったものだもの。
九州では唐揚げが天ぷらという名で売られている。ややこしい。かといってさつま揚げっていうのは鹿児島でもそういうのだろうか、確かめてないからよくわからん。
カツ丼も新潟とか北陸の方に行くと、ソースカツでびっくりする。卵でとじてないのよね。これもそれら地元ではわざわざ●●風カツ丼とは言わない。

京都人が不機嫌になるのはサワラとかの西京漬って言い方。京都では西京漬などとは絶対言わん。あれは味噌漬けだ。関東人が西京と勝手につけた名前が広まってるから勘違いしてる人が多いがね。天皇陛下は行幸で東に行かれてるだけだと思ってる京都人。東京は東の京のことでっしゃろ?って本気で思ってる京都人。西京って・・・。それこそ一気に地雷踏んだことになるよ。
東人さんにはちょっとうちらの味は理解できへんのかもしれまへんなぁって、やんわりと強烈に嫌味言われるだろうね。

最近気になってるのは「汁無し担々麺」。担々麺ってもともと汁がないんだけどね。それを陳さん(エビチリとか麻婆豆腐とかを日本流中華料理の定番にした人)がラーメンと同じく汁をつけて日本風にアレンジしたのが日本の担々麺。これこそ日本風担々麺と呼ばれていいはずなのになぜか汁のない元祖の方がアレンジもの扱い。
台湾にはない台湾ラーメン(名古屋)、トルコに無いトルコライス(長崎・佐世保)、ナポリ人もびっくりナポリタン(発祥横浜)、天津には無い天津飯(これも陳さん)・・・。まぁ、オリジナルが無いものはいいのだけどね。

中国では拉麺や老麺を見事に日本にラーメンとして取られて進化されてしまい、今や日式ラーメン(日本風ラーメン)として逆輸入され席巻されてしまった。だから本家なのにわざわざ蘭州ラーメンとか言って売りだしてたりする。インド人がカルカッタ式カレーとか言ってるようなもんだぞ。

話があっちゃこっちゃに行ってしまったが、あえてどこどこ風とか地名がついた料理は、その地方やその土地では絶対言わないってこと。
そしてその土地で「●●式ナンチャラって美味しいですね」とは絶対言ってはいけない。
地雷はどこにあるのかわからないからね。







今時の若者はと言う今時のジジイの方が厄介だ

2018-03-04 02:11:50 | Talk is Cheap
ニュースを見てて毎回思う。
なんか閉塞感が漂ってるなぁって。老いも若きもだけど、特に中年以上高齢者がひどい。

毎日なんでこんなにしょうもないクレームや炎上ネタばっか載ってるんだろう。
先日のアルマーニ制服の時も思ったが、なんで関係無い人がしゃしゃり出て騒ぐんだろう。若者がSNSでつぶやいてるのとはちょっと違う。自分の価値観を押し付けようとしてるだけ。フィギュアの羽生くんに国民栄誉賞を与えるのにまでクレーム入れてる。どこかの百貨店での太もも写真展にクレーム入れてる。このクレーム入れてる人たちは当事者か?芸能人の不倫問題と一緒で騒いでるのは全然関係無い人たちだろう。

まぁ政治家からして騒いでばかりで、「お前らの仕事はそれか?」って言いたくなるようなくらい低レベルな質疑応答を国会でしてる。
これだってただのクレーマーと変わりはしない。いい年こいたオッさんおばさん老人のセンセイ方、もう少し論理的に推し進められないのか。
未だにモリ・カケ問題を騒いでる野党の皆さんは、市民を煽り佐川国税庁官まで辞めろとデモまでさせてる。国税庁長官が辞めたら何か解決するのか?よくわからん。
しかもそのデモで「アベの逃げ切りは許さない!」とか「サガワは辞めろ〜」などと、これまたいい年したおっさんおばさんが叫んでる。いい年して敬称さえつけず叫ぶあの人たちは、どんな教育を受けてきた人なんだろう。この姿を見て今の若者はどう希望見出せというのだ?

沖縄の基地移転工事を妨害してるプロ市民たちも、ほとんど中高年〜高齢者だ。
いい年こいた奴らが、スーパーで泣き叫んでわがまま言う駄々っ子のように座り込んでダンプカーなどの搬入を妨害してる。
こいつらの大義名分がまた笑わせる。「子どもたちに基地のない沖縄を」だって。お前らは今まで恩恵に預かってて何を言ってるんだって感じ。
これは原発の反対運動の時も同じだったなぁ。自分たちは補償金とかもらったり許したりしたから建てられたのに、今更何言ってるんだこいつらって感じ。

「今時の若いもんは」という常套句がある。
俺が子供の頃も言われてたし、多分俺の親世代も言われてたんだろう。それから今まで何かの時にはこのセリフを聞くから、常に若者は上の世代から「今時の」と言われるもんなんだろう。

知らない。教えてもらってない。だからルールを知らない、マナーを知らない、ダメだということがわからない。
だから若者は無知でも仕方がないと思ってる。
その道な若者にそれを教えるのが先人達の役目ではないのか?

俺がガキの頃は近時のジジイや見知らぬ大人によく怒られた。
モノを知らないガキに見知らぬ大人が教えてた。ルール知らない奴に近所のジジイが説教してた。マナー守れない奴におばさんが怒鳴ってた。
そしてそれでも聞き分けのない奴やふてくされる奴はこう言われた。
「親の顔が見たいわ」
「学校で何を習ってんねん」

そう、モノを知らないガキの責任は親や大人や学校にあったのだ。
家で教えてないから知らない、できない、守れない。それは親の責任だと。ルールやマナーや基本的なことは家で教えろと。
家庭で教えきれないことは学校で教えてた。団体生活のルール、先輩後輩の秩序、仲間との互助や連帯責任。
先生は偉そうだった。先輩も偉そうにしてた。体罰も暴力も平気であった。でも、これらを教える、叩き込むという大義名分がそれを許してた。

しかし、今はこう言う
「そんな時代は終わったんだ」「時代は変わったんだ」。
いつ?
誰が変えたの?

「暴力はいけない」「体罰なんてもってのほか」「話せばワカル」
続いて
「自己を尊重する」と言い出し、さらには「子供も一人の大人として扱うべきだ」などというもはや矛盾さえ突っ込めないセリフを吐く。
そして大人は責任と義務を放棄した。

下に教えることを放棄した世代は「俺たちも自由にやるぜ」「私たちも好きにやるぜ」と今、暴走老人と呼ばれるクレーマーになっている。
スーパーで、ファミレスで、電車で、街角で、怒鳴ってる。騒いでる中年、高年齢、老人をしょっちゅう見かける。
しつけのなってないガキに怒ってるのではない、抵抗できない店員や公務員に無理難題のようなクレームをつけている。
量販店や安売りのスーパー、低料金のチェーン系飲食店、百均などで見かける。

そして奴らはこう言う。
「俺たちは客だ」「金を払ってるんだ」「責任者出てこい」
サービスはお金で買うということさえ欠如してる奴ら。
だって高級レストランや割烹料理屋ではまず見かけないもの。高級ホテルや旅館でもリゾート地でも見かけない。そこにいる人たちは知識と教養とお金を持ってる人だもの。

「俺は会社では偉かったんだぞ」
それがどうした。今が年金生活なら国に食わしてもらってるんだろ?
「俺たちが若い頃には」
何言ってんだか、何もしなかったくせに。今こんな国にしたのはお前ら世代だろ?
「若造が偉そうに言うな」
無駄に年食ってるからって偉そうにすんな。ガキがモノを知らんのは許せるが、ええ歳こいてモノを知らんのなら教えを乞え。素直に聞け。老いては子に従えって格言くらいは知ってるだろ?

「今時の若いもんは」
言いたきゃ言ってろ。
でも、若者はこう言うだろう。
「今時のジジイは」
もちろんSNSでね。
だから高齢者は自分たちが知らない間に時代に取り残されてる現実や、相手にされてないことに気づかない。

これからどんどん日本は高齢化社会が進む。
相変わらずブレーキとアクセルを間違えた高齢者ドライバーの事故は多い。
そして今日もどこかで誰かがしょうもないクレームを入れてる。