GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

MIU404 カーチェイスに期待

2020-06-29 19:13:07 | MUSIC/TV/MOVIE

MIU404が始まった。

このMIU404は星野源と綾野剛のW主演の警察バディもの。

初回放送を見て思った。

多分このドラマは面白い。

最近の警察ドラマによくある、警察組織にうごめく陰謀や隠蔽とか闇の部分がどうたらとか、とりあえずそんなことがメインではなさそうだ。その手の警察ドラマはちょっともう飽きているのでね。

 

今回二人が所属してるのはMIU。

MIUはMOVILE INVESTIGATIVE UNIT、つまり機動捜査隊の略。機動捜査隊は、ジュラルミンの盾持ってる機動隊じゃ無くて、初動捜査や逃走容疑者の追跡をする部署。事件や事故の通報があった時に最初に動くところね。

で、範囲も広く複数の都道府県警察署の管轄にまたがった広域地域の捜査に当たることができる(という設定)。

したがってヨレヨレのコート着た刑事が主人公のあのドラマのように、「所轄は黙ってろ」とか「県警捜査本部が仕切る」なんてのもなさそうだ。

いいよ、実際は階級組織社会で、警視庁他県警所轄署間には見えない壁があるとしてもドラマだもん。気楽にしてよ。

 

今回のMIUではなんか訳ありの星野源と、色々問題起こして僻地の巡査(奥多摩の人ごめん)になってた綾野剛がバディ。この二人のコールサインが404、だからタイトルMIU404。すごく安直だけどそれでいい。

チームは警視庁刑事部庁の生瀬勝久に「女性活躍推進」とか言われて記者会見までさせられた麻生久美子が隊長。第一機動捜査隊と新設の第四機動捜査隊兼任。階級は警視。

女性警察官がとか言うとすぐ「男女平等なのに!」って声高に批判する人がいるけど、警察組織はやっぱり男社会なのよね。今までの警察ドラマでも女性の幹部っていたけど、キャリアじゃなければまずなれないもんね。「働き改革」とか「女性活躍推進」とか、絵に描いた餅のような政策あたりも上手く描いてる。

 

そしてあと二人、以前は星野源とバディ組んでいたベテラン刑事・橋本じゅんと、警察庁刑事局長を父に持つキャリア組の岡田健史がバディを組む。

橋本じゅんはようやく売れ始めたなぁ。劇団☆新感線など舞台俳優としてキャリアの長い人だけど、知る人ぞ知る俳優って感じだったもんね。ちょい役とかゲスト出演が多かったから今回のメインキャスト入りはちょっと嬉しいぞ。個人的にはTVerの見逃し探偵が好きだ。うどん作ってる場合じゃないぞ。

岡田健史は有村架純主演ドラマ「中学聖日記」くらいしか知らない。っていうか彼何歳?新型コロナの影響で各局新ドラマ延期の穴埋めに過去ドラマを放送してたのだが、「中学聖日記」も再放送やってた。

でもあれ、2018年の年末ドラマだったよね。あのとき岡田くんは中学生役じゃなかったか?2年足らずでキャリア(大卒または国家公務員Ⅱ種合格)の刑事(キャリアだから階級は警部補)って・・・、ちょっと怖いなぁ。

 

おっといけない、話をMIU404に戻そう。

この初動捜査に当たるMIUの仕組みなどを、ドラマの中にうまく組み込んで説明されてる。麻生久美子が喋ったり、星野源が綾野剛に諭したりする台詞でね。

さすが野木亜紀子さん。

って言いたいところだけど、この人、原作がある話を脚本書くのはめっちゃ上手いんだけど、オリジナルはたまに外すからなぁ。

「空飛ぶ広報室」(有川浩)「掟上今日子の備忘録」(西尾維新)「逃げるは恥だが役に立つ」(海野なつみ)であれだけ新垣結衣の魅力を存分に引き出した脚本だったのに、オリジナルの「獣になれない私たち」では見事コケたもんな。

でも「アンナチュラル」はめっちゃ良かったし、1月期クールで放送された「コタキ兄弟と四苦八苦」もむちゃくちゃ良かった。古館寛治と滝藤賢一から依頼されたからとは言え、見事なアテ書きっぷり。タイトルからして古(館寛治)滝(藤賢一)でコタキ兄弟だものね。二人の自由すぎる演技に負けずにぶっ飛んだ演技の芳根京子もめっちゃ良かった。

 

まぁ今回のMIUも期待しようっと。

 

やはり太陽にほえろや西部警察など石原軍団制作警察ドラマで育ったものとしては、刑事一人一人に個性がありながらもリーダー中心にチーム一丸となって犯人を追い詰めるってのが好きね。

その過程で地味な聞き込みや地道な裏付け捜査が描かれたり、そうかといえばラストは手に汗握る派手な追跡劇、カーアクションや銃撃戦もしてほしい。

なんかさ、古畑任三郎や相棒のヒットから、推理劇タイプの警察物が増えたよね。刑事コロンボから続くこのタイプも悪くはないんだけど、地味に心理戦で落とすってやつより、やっぱり派手な追跡劇が見たいのよ。スカッとしたいのよ。

 

武器を持って抵抗する犯人は殴っても良し。コンプライアンスがどうした。ドラマじゃないか、大目に見てくれよ。

銃をバンバン撃ってくる犯人は渡哲也のようにヘリコプターから狙撃してくれてもいいよ。人権がどうしたとか規定がどうたらとか、画面の中に対してうるさいよ。

取調室でふてぶてしい態度をとる容疑者はライト当てて「吐け!オマエがやったんだろ」ってやっても良し。カツ丼とってあげてもいいよ。利益なんちゃらだ、自白強要だとか、そんなクレームをフィクションのドラマに対してマジで入れてどうする。そんなことだから現実でも弁護士に「調書を取る過程で問題があった」とか突っ込まれて不起訴になったりするんだ。

そりゃ事件の前までは普通に暮らす善良な市民だったのに、衝動的や偶発的に犯人(加害者)になってしまう場合もある。

そんな時こそドラマだ、立件して検察庁に送検したら終わりじゃなくて、取り調べの段階だけじゃなく裁判までは真実を探るための捜査をしてくれ。現実では人手も足りないだろうし、そこまで手をかけられないのはわかるけど、ドラマだもん、やってよ。

 

そういった点からいえば今回のMIU404は結構警察ドラマの原点回帰してる部分が結構ある。

 

綾野剛はちょっと元ヤンキー気質が抜けきれてないキャラで、組織とか常識とかルールとか面倒臭いって感じ。でも、悪い奴は捕まえる、ただそれだけって正義感の塊。

今はやりのあおり運転してくる馬鹿にはマウント取るために煽り返す。足が速いって設定で、ラストは走って犯人(容疑者)を追いかけてった。

ひと昔前の刑事ドラマでは、容疑者も犯人も刑事も走る走る。柵を飛び越え塀を乗り越え通行人を突き飛ばし逃げる犯人。二手に分かれ必死に追う刑事。狭い路地ではゴミ箱を投げ自転車につまづいてコケ、それでも逃げようとする犯人を、最後ははさみ打ちからの格闘で御用!

今回、綾野剛は走る。星野源も走る。

そして最後は倉庫だ。

これもいい。

これまたひと昔前の刑事ドラマではクライマックスは倉庫で犯人と対峙するのだ。ある時は港で取引してて近くの倉庫に逃げ込む。カーチェイスの後に港の倉庫へ逃げ込むってパターンもある。

 

欲を言えばそこで銃撃戦ね。SITとか特殊部隊突入しちゃダメよ。刑事が拳銃片手に追い詰めなきゃ。

ダーティハリーやドーベルマン刑事のように大口径マグナムで、なんて贅沢言わないよ。コルトやベレッタなどオートマ銃じゃ無くてもいい。支給(標準)の回転式リボルバー小口径でいいのよ。で、予備の弾薬はバラでポケットに入れててほしいな。パンパン撃って柱の陰で薬莢取り出し、弾を詰め替えるあのシーン好きなのよ。

でもさ、それができたのは「あぶない刑事」くらいまで。今回のドラマでも星野源が綾野剛に「警官の9割が拳銃を構えないまま退職する」なんて無慈悲な現実を言うもん。発砲しないどころか銃口も向けないのよね。これで最近多発してる犯罪取り締まれるのかね。

 

そんなわけで今回、残念ながら銃撃戦は出てこない。

冒頭いきなり保管庫で銃を装備するシーンだったから、ちょっと期待してたんだけどね。図書館戦争の時のように派手にバンバン撃って欲しかったのだけど、まぁ仕方ないね。

 

だが、今回のMIU404は期待できる要素がまだあるのよ。

それは何かと言うとカーチェイスだ。

第一話目で早速一台もう廃車になった。(犯人の車も合わせたら二台ね)

 

最初のあおり運転するバカを諌める際、綾野剛の運転は言葉とは裏腹に「あぁいつもの交通法規に準じた追跡ね」って感じだった。

しかし、番組後半、駐車場からバックでアクセル全開、道路に出てきたらスピンターンかまし、そのままサイレン鳴らして派手に追跡劇。

犯人の車に置いついたら並走し、ヤケクソで横断歩行中の人々に突っ込もうとしてる気配を察したら車を追い越して前に出てサイドターン。横にしてぶつけて滑りながらも車は止められた。犯人の車は大破。MIU404の二人の車も横転。

星野源が全部やりました。結構キレッキレキャラなのね。いいぞいいぞ。

 

ひと昔の刑事ドラマにはお約束のように必ずあった派手なカーチェイス。最近は無くなったよな。

無線が入り反対車線へスピンターン。同時にサイレン鳴らして追跡。「止まりなさい」という警告を無視し2-3台パトカーをクラッシュさせなおも逃げる犯人の車。最後は派手にぶっ飛んでひっくり返って逮捕。

えっ?危ない?逃げる方が悪いの。

追跡されてパニックになった?いや、逃げる方が悪いんだって。

真似したらどうするの?捕まります。

以上。なんか文句アル?

 

でもさ、コンプライアンスがうるさくなって、ドラマでもシートベルトはしてるし、車線はハミ出さないし、逆走もしないし。もちろん中央分離帯に突っ込んでひっくり返ったりもしない。暴走族でさえヘルメットちゃんんとかぶってるもん。

あの「あぶない刑事」で、シリーズ途中からいきなりタカとユージが愛車レパードで追跡する際に、シートベルトをした時はぶっ飛んだぜ。「あぶない刑事」なのに全然危なくない刑事、安全刑事やんってね。

 

しかし、今回のMIU。派手なカーチェイスを見せてくれた。

予算は大丈夫か?車のスポンサーメーカーからクレームこないか?なんていらない心配はよそう。

ガス会社がスポンサーならガス中毒で殺す(自殺も)はNo。電気会社がスポンサーなら感電死はダメ。薬品メーカーだと薬物系中毒系はご法度だと何かとうるさい(らしい)。したがって最近の警察ドラマの事件は、階段から突き落とされ脳挫傷とか、鈍器で頭を殴られ撲殺とかばっかりだった。

 

最近また刃物殺傷は刑事ドラマで復活してきたね。

体に凶器が刺さったままのもあれば、抜かれて凶器は現場に見つかりませんってのもある、だけど共通してるのは大量の血が流れるシーンはないってこと。「名探偵コナン」のように黒い血にするか、シャツの傷跡ににじむ程度って決められてるのかな。自主規制か。

でも「美食探偵」では、首切られて血噴出すわ、ゴリゴリ死体を風呂場で解体するわってやってたな。ちょっと変わってきたのかな。

 

じゃぁMIU404、せめてカーアクション、カーチェイスだけは、往年の刑事ドラマのように派手な演出してほしいな。

「俺たちの勲章」(松田優作/中村雅俊)、「噂の刑事トミーとマツ」(国広富之/松崎しげる)、あぶない刑事(舘ひろし/柴田恭兵)・・・。同世代の刑事がバディ組む刑事ドラマの名作多々あるけど、このMIU404もなれるといいな。

でも野木さんって、「ラッキーセブン」で途中いきなり瑛太を出さなかった事あるからなぁ。独自で調査してたって設定にしてラスト前で復活したけどさ。ちょっと不安。オールバックでティーカップ片手に推理するあの人のドラマのように、バディは変わらないままでシリーズ化されたらいいな。

期待してます。

 

あ、主題歌は米津玄師「感電」。

これまたいい曲なんだ。


美食探偵明智五郎 音楽が切ないサスペンスドラマ

2020-06-28 20:56:54 | BOOK/COMICS

美食探偵。

今夜が最終回である。書こう書こうと思っているうちに最終回になっちまったい。したがって最終回以外のネタバレを多々含むので、録りだめしてて最終回放送後に一気に見ようとか、オンデマンドで一気見しようとか、とにかくまだ見てない人は読まないでね。

 

美食探偵。タイトルから想像すると、ハハァ、このドラマは美味しいものに目がない探偵が、食の知識に絡めて事件を解決に導く話だなってなるよね。半分当たりで、半分ハズレ。

これはサスペンスドラマである。

 

確かに主役の探偵・明智五郎は美食家で、料理や食材の豊富な知識を活用して事件の謎を解く。

しかし最近乱立してるグルメドラマのように「うーん、美味い」と唸りながら舌鼓を打ったり、以前東山紀之でドラマ化された「食いタン」のようにパクパク食べ堪能してから「じゃぁ事件の謎を・・・」なんて展開にはならない。

食や食材、料理に絡んで事件が起こるのだが、その内容はかなりエグい。

タイトルで「美味しいものを食べる探偵ドラマ」と勘違いし、「夜10時から放送だから見てたら腹が減る夜食テロだろうな」などとは間違っても思わないでくれ。ご飯を食べながら見るなんて無謀な真似はしないでくれ。

 

と、書いてみたが、ドラマを見ていない人には全く理解できないだろう。なんのこっちゃって感じだろう。ごめん。でも、本当にご飯食いながらは見れないのよ。

 

ドラマや登場人物を簡単に説明する。

老舗百貨店の御曹司(ブラックカードを持つボンボン)で3食を大事にしてる(生きてるうちに食べれる回数は限られてるのだから外したくない)探偵・明智五郎を中村倫也が演じる。

何を演っても中村倫也と言われ始めてる。これはすごいことだ。田村正和、木村拓哉の域にそろそろ近づいてるってことだ。

確かに「下町ロケット」の頃はパッとしなかったが、「スーパーサラリーマン左江内氏」「今日から俺は!!」あたりで吹っ切れたのか、「ドロ刑-警視庁第三課」「初めて恋をした日に読む話」「凪のお暇」「不協和音」など立て続けに出演しスタイルを確立。クールというよりはニヒル、第二の及川光博とも言える。

 

特に今回のスーツはGood。よくもまぁ原作漫画のスーツを見事に再現したもんだ。

そしてこのボルドー色のスーツは彼くらいしか着こなせないだろう。(自分も昔こんなスーツ着てたことがあるが過去は封印したからね)

たぶんオーダースーツだね。ジャストサイズだもん。多少動いてもツレやヨレがない。いいテーラーで仕立てたな。生地も特殊っぽいぞ、っていうかこの生地どこで見つけてきたんだ?あまり見かけない生地だが。裏地もちょこっと見えたがちょっと変わった柄だな。

シャツもオーダーじゃないかな?ループタイも含め、中村倫也=明智五郎のイメージにぴったりだ。

 

おっといけない脱線しちまったい。本題に戻ろう。

そして彼の探偵事務所の前にキッチンカーを出してしまったのが運の尽き、助手扱いにされてしまう小林苺(小林一号とネーミングされる)を小芝風花が演じる。

このふたりが最初に組んだ事件は、夫の浮気を疑う主婦・小池栄子からの調査依頼。まぁこれは簡単にカタがつくのだが、その際に中村倫也が言った言葉をきっかけに小池栄子が覚醒。夫を包丁でスパッと横一文字に切って殺害。居場所を突き止めた中村倫也と小芝風花の目前で崖から飛び降り自殺する。

 

はい、ここまでが第1話。

原作漫画を読んでる身としては、第1話「うーん・・・」と判断しかねるような内容だったのだが、第2話以降を見て、「あぁ第1話はepisode0扱いだったんだな」と理解。

「あれ?これなら別に飯食いながら見れるやん」と思うでしょ。第1話は小池栄子が旦那の首を包丁で斬るシーン以外は、別に茶碗片手に見ても、箸を持ちながら見ても大丈夫さ。なんならワイングラス片手でもいいぞ。

 

第2話で死んだはずの小池栄子は生きていて、地味な主婦から美しく艶やかな殺人鬼「マグダラのマリア」に変貌する。自分のことを「マグダラのマリア」と自ら名乗るなんて「中二病か?」って感じだが、この後からの小池栄子、マジで怖いのよ。

中村倫也のところに送ってきたモナリザの絵葉書と同じく、何を考えてるかどこを向いてるのかわからないマリアを演じる小池栄子。殺人を通して中村倫也とコミュニケーションをとる。「あなたが私を変えた」と言い「あなたも私を望んでるでしょ」と言う。下手すりゃ勘違い野郎だが、中村倫也にはわかるみたいだ。

 

小池栄子は殺したい願望がある人に近づき巧妙に心理を操作し殺人を幇助する。殺人教唆ってやつですね。

第2話では、青森で実家のりんご農家を手伝ってる志田未来に、裏切った高校時代からの彼氏をりんごを使っての毒殺を教唆する。

第3話では、フレンチビストロのシェフ武田真治に、悪質なレビューをネットに書き込むブロガーをぱんで窒息死させる方法及び疑われない対処法を教唆する。

第4話では、旦那のキッチンハラスメントに悩む仲里依紗に助言し、耐え切れず刺殺してしまった後は武田真治をサポートに送り解体を指示する。

 

どうだ、これでもまだ「飯テロ番組」とのんきに飯食いながら見れるか。食事するのが怖くなるはずだぞ。いや第4話なんか特に食事中に見るのは絶対無理だろう。

結婚当初は旦那に美味しい料理を食べさせたいと夢見ていた仲里依紗だが、現実は旦那の実家から次々送られてくる茶色い惣菜類でパンパンになっている冷蔵庫にうんざりしてる。ハラスメントに耐え切れず衝動的に殺してしまった仲里依紗に「あら、もう殺してしまったの?」とPCから淡々という小池栄子。

手伝い(指導)に来たシェフ武田真治。夢見た冷蔵庫は解体された○○でイッパイ。そしてラスト、踏み込んできた警察と中村倫也に追い詰められた仲里依紗はダストシュートに身投げする。悲しくグロい結末。

これで飯を食いながら見れる人がいるとしたら、その人はどこかぶっ飛んでしまってるか、すでにマリアファミリーの一員かだ。

 

第5話では刑事・北村有起哉の娘(離婚して妻が引き取ってる)が小学校でいじめられている。重度の牛乳アレルギーなのだが周りのガキはわからないのか、からかい、そしてそれがいじめに変わる。大したことないとか好き嫌いだとか、所詮小学生の脳みそ。大人が言わなきゃわからないのに、担任の先生は綺麗事を言うだけで何も解決しようとしない。現実社会でも同じだよね。

アレルギーを甘く見ゃいけない。アナフラキーショックで年間どれくらい死んでるか。

いじめを苦にしてSNSに「死にたい」と書き込んだ途端、マリア小池から返信。「クラスメイトも担任も殺しちゃえ」。給食に仕込んじゃえと悪魔の囁きに導かれてしまうこの小学生の女の子は、あの「義母と娘のブルース」で綾瀬はるかの義娘の小学生時代を演じた横溝菜穂ちゃんだ。

ついでに言えば北村有起哉と同じく刑事の佐藤寛太(劇団EXILE)は、寺島進主演の「駐在刑事」に二人とも同じく警察役で出てる。北村有起哉は警視で管理官らしく堅物、佐藤寛太は副署長〜署長〜管理官で階級は警視なのだが寺島進にいいように使われてる。どこか今回のドラマとかぶる。

ちなみに今回のドラマで北村有起哉が喋ってるのは広島弁と勝手に思い込んでたが、先日の放送で「あれ?これって高知弁(土佐弁)?」って。思い込みって怖いなぁ。

 

第6話では、中村倫也の実家(百貨店扇屋)の実権を狙う専務が仕組んだお見合いで、後継者中村倫也を亡き者にしようと用意された料理をすり替える。

第5話と同じく第6話でもマリアファミリーの武田真治と志田未来が登場。

 

この美食探偵は最近売れに売れまくってる中村倫也のスケジュールのため、かなり前倒しで撮影してたおかげでここまでストックがあったから、軒並み放送延期や中断になった4月クルードラマを横目に通常放送できていたが、この第6話のラストあたりの尺がまだ撮影できてなかったみたい。

苦肉の策のリモート撮影でラストをつなげてたみたいだが、それはそれでよかった。小芝風花と中村倫也がそれぞれ暗幕バック一人芝居で演じたはずだが、悪くない。特に小芝風花が、中村倫也を助けるため躊躇なく燃え盛る炎の中に飛び込んでいける小池栄子に、敗北宣言するシーンはちょっと泣ける。

スタート時は「ちょっとうざいかなぁ」と感じた小芝風花の演技だが、彼女はやっぱりうまい。これからまだまだ伸びるし売れるだろう。

って、すでにウレッコだったらごめん。(「特撮ガガガ」くらいしか彼女の出演作知らないの)

 

そしてもう一人、富田望生。

「3年A組」で知った時からベタ誉めしてるのだが、彼女はいいねぇ。

今回彼女は小芝風花の友人で、恋のアドバイスをしたり、なぜか助手二号扱いにされてしまったり、それをまんざらでもないどころか期待以上の働きしたり。

車も運転すりゃ、バイクも乗る。大食いで食べるの大好きというキャラ・桃子を演じる富田望生。彼女のコメディアンヌ本領発揮のおかげで、下手すりゃグロいしエグいこのドラマが和らいでいる。いい女優だなぁ。

 

新型コロナの緊急事態宣言解除により撮影再開し、放送再開された第7話、第8話では武田玲奈が地下アイドル役で登場。

小芝風花の高校時代からの同級生で、3人組アイドルグループ「爆音エンジェルズ」の一員。心が病んでいてストーカー(森永悠希)に悩まされている。中村倫也の探偵事務所にメンバー全員で寝泊まりするも、マリア・小池にコンタクトを取り、彼にドクツルダケを食べさせ殺害する。

この闇オチする武田玲奈が圧巻。可愛い顔して罪の意識がない犯罪者って怖いよな。ダイナマイトボートレースのCMで田中圭を軽くあしらう武田玲奈も可愛いかったけどな。

 

森永悠希は勘違いストーカー役がうまい。ルシファーと自ら名乗る厨二病のキモさもそうだが、疑いながらも愛する推しのココちゃん(武田玲奈)が作ってくれた手料理だからと食べちゃうとこなんて、ヲタっぽくていいよね。

そして苦しむ演技はさすがだね。これはちょっと「ボイス 100緊急司令室」(唐沢寿明/真木よう子)での死に方とデジャヴ感あったけどね。(ちなみに特撮ガガガにも彼は出てる)

キノコに当たっての中毒死はしたくないなぁ。ドクツルタケってそこらへんに生えてるキノコがかどうかわからんが、絶対食べたくないな。キノコは最近でこそ食えるようになったが、基本嫌いだし大丈夫か。

 

ライブシーンで、新型コロナ感染予防対策がされてるのが目を引いた。ソーシャルディスタンスとってペンライト振ったり、推しカラーのマスクしたりとか。これってこれからのアイドルコンサートでも活用されそう。推しの手料理には気をつけて。

 

このドラマ、第1話で崖から飛び降り死んだと思ってた小池栄枯が生きてたのをはじめ、第4話でダストシュートに飛び込んだ仲里依紗がシレッと生きてたり、「魁!男塾」か「リングにかけろ」のよう。

死んだ人間が平気で復活とか、舞台から消えたキャラがまた復活して出てくるとか、少年ジャンプ感があるが美食探偵の原作は「Cocohana」で連載中の少女漫画だ(これも集英社だ)。

 

原作者は「海月姫」(映画版:能年玲奈/TV版:芳根京子)、「東京タラレバ娘」(吉高由里子)、偽装不倫(杏)と、漫画界の池井戸潤のごとく次々と実写化されている東村アキコ。つい最近も自叙伝的漫画「ひまわりっ」が平祐奈主演(父親役は高橋克典)でテレビ宮崎開局50周年記念ドラマとして実写化された。

ただ、この東村アキコさん、グルメではない。美食家でもない。

実弟の森繁拓真も漫画家で、「いいなりゴハン」という食べ歩きエッセイ漫画を描いているのだが、これに東村アキコさんはちょこちょこ登場する。この漫画が誇張でないとすれば、たぶんグルメでも美食家でもない。

別に美食家でもないのに美食探偵を書いたらダメだというわけではない。その理屈で言えばサイコ犯罪者を描く漫画の作者は精神を病んでなきゃいけないし、医療漫画を描く人は医師免許を持っていなければいけなくなる(手塚治虫は除く)からな。

締め切りに追われ、パパッと交代で食ったり、深夜に食べたりするのがザラの漫画家にグルメはいない。料理を美味しそうに描くのが苦痛と言われるが(誰が?)、実際この美食探偵の原作でも大して料理は美味そうに描かれていない。

一番美味しそうに描かれてるのはドラマでも何度か登場するちくわの磯辺揚げ。とても学園祭で平気で黒毛和牛のフィレ肉を焼く男(明智五郎)が好むとは思えないが、そこは漫画(ドラマ)だ、許してくれ。

 

さて、いろいろ書いたが、このドラマの印象的なのは食ではなく音楽だ。

エンディングに流れる宇多田ヒカル書き下ろしの『Time』がすごくいい。憂いを帯びた旋律と歌声が、このドラマの世界観をすべて表してる。宇多田ヒカル、人間宣言してからもすごいなぁ。

そしてドラマを盛り上げてくれるのが、劇中にBGMとして流れる音楽。

作曲家坂東祐大さんの旋律はクラシックの匂いがする。美食探偵の狂気の部分とコメディの部分を隔て、物悲しさもある世界感を見事に表現してる。この人はよく知らないのだけど、アレンジ(編曲)が得意なのかな。同じメロディラインでも場面ごとにいろいろ変えてる。

 

う−ん、音楽のいいドラマは心に残るよね。

 

ちなみに「爆音エンジェルズ」の劇中ライブ曲『爆発ラブリー☆デイズ」はYouTubeで公開されてたぞ。今も見れるのかわからないが、「最高のドッカーン」「燃えてBang Bang」「愛が溢れて伝わるエンジェルスマイル」。これぞアイドルソングって歌詞と王道のメロディ&リズム。武田玲奈ちゃんが可愛いぞ。

 

さぁ最終回、今から観ようっと。

やばいなぁ、今はやりのなんとかロスに陥りそうだ。


AKB48 離れていても 超豪華だけど・・・

2020-06-27 20:02:07 | MUSIC/TV/MOVIE

AKB48の新曲「離れていても」を聴く。

MVにはAKB48現役105名にSKE48の松井珠理奈を加え、さらに前田敦子ら卒業生8名も参加。

コンセプトは「新型コロナウイルス感染防止に取り組むすべての人へのエール」。

 

公開されてるMVを早速見てみた。

「うーん・・・」

コーラスが全然ダメなの。こんなに下手だったっけ。リモートとかだからってのもあるだろうし、もう卒業したメンバーも交えてだからってのもあるかもしれないが、それを差し引いても「うーん・・・」って出来なの。

 

そう、今回の曲のMVにはAKB48卒業生の前田敦子と大島優子という2大センター、秋元康に「AKB48とは彼女のことである」とまで言わせた初代総監督高橋みなみ、そして板野友美・篠田麻里子・小嶋陽菜といった初期メンバー卒業生が参加してる。

それに週刊誌暴露問題でHKT48に移籍し総選挙1位(通算3回)にまで上り詰めた指原莉乃と、NMB48創成期から支え続けた山本彩、さらにもうすぐ卒業のSKE48の松井珠理奈も参加という豪華ラインナップ。

そりゃ、往年のファンにとってみりゃ、たまらんだろう。卒業生がこれだけ参加してくれたのは久しぶりだもんね。確か『希望的リフレイン』のMV以来じゃないかな。柏木由紀やもうすぐ卒業の峯岸みなみを含め、初期からのファンはこのMVめっちゃ嬉しいだろう。

 

しかし、珍しく曲がダメなの。

AKB48ってなんやカンや言っても曲が良かったりするのよ。テンポのいい曲やダンス曲が売れてるから勘違いされるけど、いい曲多いのよ。秋元さんの歌詞がいいせいもあるのだけど、スローな曲でも結構いい曲多いの。

そりゃ、アイドルグループだから歌唱力は別に求めちゃいけないかもしれないが、今回の「離れていても」はちょっとなぁ。現在、歌がうまいメンバーがいるのかいないのかは知らないが、今までのAKB楽曲でここまで「あれ?」って思ったのは初めてなのよ。

 

AKB48のバラード曲で「ここにいたこと」という曲があるが、これなんかかなりいい。この楽曲もアルバム収録当時のAKB48、SKE48、NMB48、SDN48総勢192名が参加してるが、かなり聞き応えのある曲に仕上がってる。

この曲は9年前のアルバムに収録されてた曲だが、メンバーが将来「私、AKBグループにいたんだよ」って自分自身や子供らに胸張って言えるようにって想いが詰まってる気がする。

AKBには「桜の栞」というバラードというよりはもはやコーラス曲と言ったほうが早い曲もある。これなんかもかなりの出来栄えだ。コーラスがハンパなくいい。アイドル曲とは思えないレベルだ(なんで評論家みたいな上から目線?)。中学や高校の音楽の教科書に載っててもおかしくないくらいの名曲だ。(すでに載ってたらごめん)

 

バラードではないが「風は吹いている」という曲がある。この曲は東日本大震災復興応援ソングなのだが、聴くたびに涙が出そうになる。ちょっとイントロが「硝子の少年」(山下達郎/kinkikids)に似てるけどさ。俺が一番好きなAKBソングなのだ。

今回の「離れていても」も新型コロナウイルスという未知の病原菌と戦うすべての人への応援ソングということなのだが、楽曲としては「・・・」なんだなぁ。応援ソングにいちゃもんつけたらバチが当たりそうだけど。

 

正直、乃木坂46の『世界中の隣人よ』の方が圧倒的にいいなぁ。

こちらも新型コロナウイルスの感染防止で自粛をしてくれてるみんな、そして医療現場の最前線で治療に当たってくれてる医療従事者などへ感謝のメッセージソング。

MVでは、新型コロナの影響で卒業コンサートが延期された白石麻衣を筆頭に現役メンバー、そしてこちらも生駒里奈や西野七瀬、衛藤美彩、市來玲奈、若月佑美など卒業生11名がリモートや自撮り(風)で参加している。

この乃木坂46の『世界中の隣人よ』のMVは、見てると泣きそうになるくらい(最近涙腺が弱いのもある)すごく素晴らしい出来なのよ。

 

AKB48の「離れていても」も同じコンセプトで、同じく総メンバー&OBなのに、なんでこちらは「うーん・・・」って思っちゃうんだろう。

 

渡辺麻友が電撃引退して出てないからか。いや、ちょっと違うなぁ。

 

卒業しても元AKBとか元SKEとか元乃木坂とか、いつまでも「元」がつく人と、不要な人がいる。

新型コロナのせいで開始が遅れていたキムタク主演ドラマ「B.G.」第2話で、川栄李奈が盲目のピアニスト演じてたがすごく上手かった。彼女はもう「元AKB」はいらないと思う。

松井玲奈も元SKEの肩書きはもう必要ないと思う。テレ東「らーめん才遊記」での表裏あるコンサルタント役似合ってた(マジスカ学園でのゲキカラっぽい)。同時期にNHK「エール」フジ「浦安鉄筋家族」に出てるってのもすごいな。

秋元才加が結婚したというおめでたいニュースもあったな。米映画「山猫は眠らない8」に出演するらしいね。すごいね。彼女ももう「元」は要らないな。

 

宝塚歌劇出身者は元タカラジェンヌと言われ、野球選手は元いた球団名と一緒に呼ばれる。仕方がない。手越祐也もしばらくは元NEWSとか元ジャニーズと呼ばれるだろう。

今回「離れていても」や「世界中の隣人へ」に参加してくれた元メンバーも、中にはもう「元」が不必要な人もいるし、そうじゃない人もいる。早く「元」がなくなればいいね。

その前に、新型コロナウイルスが昔話になる日、元コロナと呼ばれる日が早く来てほしいな。

 

もう一度「離れていても」聴こうっと。

 


評判はいいけど評価は低い吉村知事 その2

2020-06-26 21:33:31 | Talk is Cheap

世間で吉村大阪府知事の評価が高いのが、疑問。

前回に引き続きその2。

 

前回、新型コロナウイルスの大阪自主規制の徹底は、大阪府や大阪市のおかげではないと書いた。

ましてや吉村知事や松井市長の力でもない。東京の指示とか方針なんざしらねぇぜっていう、大阪に古くから根付く独自の気質、なにわ文化のせいであると。

 

いやいや、そうじゃないだろう?って否定する人も多いと思うよ。

知事はす早く対応したやんって勘違いしてる人も多いもん。

 

東京がいつまでも緊急事態宣言出さない。ラチがあかないから大阪独自で自主規制に踏み切った。

違うよ、政府の緊急事態宣言発令を受けてから動いたのだよ。政府の特別警戒13都市になってからなのだよ。大阪も緊急事態だしたのはね。

 

そして延長に次ぐ延長。

この辺りからだ、吉村知事がやたらとメディアに登場しだしたのは。

 

でもさ、解除基準が最初は、「何とかフェーズ」とか呼ぶよくわからん基準値だったのよ。

そしてそれが「大阪モデル」になり、その目標数値は「えっそれ、今でも達成してる数字やん」って基準だったのよ。(新規感染経路不明者数10人未満、陽性率7%未満、重症病棟使用率60%未満)

 

政府の非常事態宣言による休業陽性や解除は、地方自治体の判断でってなった時も「中央は基準を示すべきだ」とかごちゃごちゃ言って、中央(政府)への愚痴ばかり言ってた。

まぁ、大阪では政府(東京)の悪口言えば、東京とは一線引くぞってすりゃ、支持率は上がるもんな。

 

政治家には何かにつけケチをつける奴がいる。何をやっても否定する奴がいる。あぁすればよかった、こうすべきだった。後出しジャンケンのごとく好き勝手に言う。そのくせ、自分で判断しろとか、自分でプラン出せと言われると「それはそちらが決めること」って投げ出す。

吉村知事も、そう大して変わらんのよ。

地方自治体で判断して、会社や商業施設の休業要請出すとか解除するとか、学校の休校を判断してとか言われてるのに、中央からの指示がとか言っても仕方ないやん。責任取りたくないから、「言われたからやりました」にしたいだけかな?って思ったよ。

 

現に西村経済再生担当相は、5月6日の記者会見で吉村知事を批判している。

新型コロナウイルス特措法に基づく休業要請などの措置の解除基準を国が示さないと吉村知事が品なしたことに対して、「仕組みを勘違いしていて、強い違和感を感じる」と。「措置の解除は知事(地方自治体の長)の権限」と。

それに対し吉村知事は「仰る通り」「休業要請の解除は知事の権限です」と認め、「解除要請の基準を国に示してほしいという意思はありません」と言ってる。

そして「ただ、緊急事態宣言(基本的対処方針含む)はすベての土台なので、延長するなら土台戦略も示してほしかった」などと恨みごと(負け惜しみ?)言ってる。

 

で、挙句には「社長だと思ったら、支店長だった」とか言いだしてたし。

西村相が「休業要請の判断は地方自治体の知事の判断で」「緊急事態宣言からの出口戦略は国が決める話」と言ったのを聞いて、上記の愚痴こぼしてた。

 

そりゃ、地方自治体の長(知事)は政府(本店)からみたら支店長だろうさ。本店の代表取締役社長ではない。それは総理大臣だ。

それくらいわかってるのかと思ったが・・・。(確か市長の前は国会議員してたんじゃないのか?)

 

その支店(大阪府)の下に大阪市という直轄の部署があり、ここの長が今は松井市長で、以前は吉村さんだった。

大阪府には吹田市、門真市、高槻市、枚方市、豊中市など多数の市がある。ヤクザでいう直参ね。大阪市と並ぶ大物が堺市ね。東大阪市も人口では第3位だ。

それを束ねるのが大阪府。総勢880万人を束ねる日本第二の都市だ。(神奈川の方が人口は多いが)

 

したがって、要請出すとか、なんか決めるにしても相談や打ち合わせ、根回し、調整は必要だ。

そりゃ時と場合によっては鶴の声のようにトップダウンで強引に下ろすことも必要だろう。だけど、基本は傘下の市に根回ししてからやるべきだ。

どうも、大阪市の松井市長とずぶずぶっていうか、自分が元大阪市長だったせいか、大阪府=大阪市、一心同体って意識があるみたいだ。

大阪府はこうする、大阪市とは調整済んでる、だから他の市も同じようにって勘違いしてないか。

 

その結果が、定額給付金だ。

大阪市の給付金申込書が送られてきたのは5月末。5月22日から発送。おっそー。

そして6月26日現在、給付率はたったの3%だ。

もらえるものにケチをつけたりしても仕方ないが、何を手間取ってる(た)のかわからん。

寝屋川市は5月15日から口座振り込み開始。茨木市は5月28日からで豊中市は29日から振り込み、枚方市なんて申請書到着後確認作業が済めば翌週金曜日には振り込みだそうだ。

どうせ大阪市は、根回しとか準備してなかったから、現場は大混乱してんだろうな。委託業者も急に言われパニック。市や区の担当部署だけでは人手足りないしね。職員も委託業者もフルピッチで稼働してるんだろうけど追いつかないんだろう。だって、前例がない作業だものね。

 

大阪が大都市だからって言い訳はやめてくれよ。

確かに20ある政令指定都市では千葉市や名古屋市も遅れてる。川崎市なんかも20%未満だ。

だけど、108万世帯を超える札幌市は92%、神戸市は72%、福岡市も53%超えてる。6市区が8割超えだからな。

 

「#吉村寝ろ]がトレンドワードになって、本人自ら「政治家なんて使い捨てでいい」(4月11日)とか綺麗事言ってたが、「死ぬ気でやってるんのか、ほんま」と言いたい。

そして現場では、それこそ「綺麗事言うんはいいけど、現場のことほんま考えてる?」ってくらいパニック状態なってるはずだ。

現に区役所は「なるべく来所しないで」と悲鳴あげてる。

ただ新型コロナ感染防止のためだけじゃあるまい。通常業務以外にあれこれ増えて、現場はもうパンク寸前なんだろう。

 

これで大阪府庁や、大阪市庁の職員の給与とかボーナス返上とか報酬カットとか言い出されたら、ほんまキレると思う。

えっ?二重行政の打開?

えっ?大阪都構想?

こんな状態で、ほんまやるつもりか?

誰が賛同するんだ。

 

維新が掲げる大阪都構想はどうなのかね。今更大阪市と大阪府を一つにしたり、大阪市の区割りを変えてとか言われてもなぁって思う。

維新が掲げる大阪の二重行政解消は賛同する。いや、してた。いろいろ見直した方がいいとこもあるのは事実だものね。

だけど、新型コロナ対策でこの有様じゃぁ、それしたら(都構想ってのは)ちょっとどうなんかなぁって思ってしまうのよ。

 

まだまだ長くなりそうなので、その3に続く(かも)


評判はいいけど評価は低い吉村知事

2020-06-26 19:20:13 | Talk is Cheap

大阪の吉村知事の評価が高い。

新型コロナの対策で何をやってもごちゃごちゃ外野にうるさく言われ低評価の現政権と違い、吉村知事の対策は評価が高い。とマスコミ・メディアはこぞって持ち上げている。

不思議。なんで評価が高いのか全くわからん。

 

有言実行とか行動力があるとか言われてる。

が、それは当たり前のことであって、ことさら褒めるものでは無い。まぁ、それができない政治家がいっぱいいるんだけどね。

 

非常事態宣言をギリギリまで出さなかった政府と違い、大阪府は独自で自粛要請を出し、また府民もそれに従った。

なんて言われてる。

が、まずこれから言っておく、これは全然違う。

 

阪急阪神グループ、大丸、高島屋などの在阪百貨店を始め、EST-1、HEP、三番街、梅チカ、ディアモール、心斎橋、難波、阿倍野の店舗が自粛休業した。

ひらパー、USJ、エキスポ、海遊館などのレジャー施設、東通り、北新地、天王寺、道頓堀の飲食店なども軒並み休業した。

会社や商店もできる限り在宅やリモート、テレワーク推奨した。

それに伴い梅田(キタ)やミナミ、天王寺界隈の人出がなくなった。

 

しかし、これ、ほとんどが2月末から3月初めに開始したのだからね。

全然早くないのよ。

それに別に大阪府に要請されたからとか、指示が出たからではないからね。

だって、そろそろなんかヤバイ病気が流行り始めてるらしいってなってきはじめてた1月末、この時期にまだ大阪は、地下鉄の終電を2時間遅くする実験をしてるのだよ。

1月24日深夜から25日未明にかけて大阪メトロ御堂筋線で行われたこの実験は、訪日外国人の消費額を増やすために、夜の経済活動(ネイトタイムエコノミー)を掘り起こす観光戦略の一環だ。まだこの時点で訪日観光客=インバウンドとやらを狙ってたのよ。アホやろ。

2月21日深夜から22日未明にかけても終電延長実証実験しようとしてたからね。全然危機感ないのよ。

 

しかもこの休業要請、当初は3月15日くらいまでだったのよ。だからそれぞれ「それくらいの間ならなんとか」なんて感じで従ったのよ。

大阪府は「ピークは2/23(ライブハウスでのクラスター発生)で、それ以降は減少した」って3月19日には終息宣言を出したくらいだからね。

それまでの大阪府も大阪市も対応はめっちゃ甘かったのよ。どこか「インフルエンザの新型」とか「老人や疾患ある人以外は大丈夫」「正しく怖がろう」みたいな感じでね。

 

でもさ、海外からの入国が制限されたりして、訪日観光客が一切消えても、新型コロナは収まるどころか益々ひどくなって、感染者数はどんどん増えたのよね。

まだまだ人はマスクなしで出歩いてたし、飲み屋は開いてて酔っぱらいがタムロってたし、卒業旅行で海外から持ち帰ってくるしって感じで。

3月27日時点で159人の感染者数だったけど、約半分の77人の感染経路はわかってなかったのよ。

 

で、どんどん休業・自粛が伸び、また伸び、延長されてったのよ。4月に入ってからだよ、キタもミナミも天王寺も人が全くいなくなったのは。

 

そして大阪は何かにつけ「政府(中央)は指示を出せ」「基準を示せ」と言っていた。

現に非常事態宣言が政府から出される前の3月29日ごろに吉村知事は「(緊急事態宣言)出すかどうかギリギリの状態なら出すべきだ」と言っている。独自で判断して、責任持ってってんじゃないのよ。指示待ち人間の「言われたらやるけど、言われなできへん」ってのと変わらんのよ。

そしてこの時点でようやく「このウイルスは潜伏期間も長く、軽症状も長きに渡る。指数関数的に増加し始めたら手に負えなくなる。」と平気で手のひら返ししてるのだよ。WHOのなんとか事務長みたいにね。

 

しかも緊急事態直前、兵庫県と大阪府の往来の自粛要請をいきなりした。

兵庫県と相談もなしにね。

これって政治家としてどうなの?市民府民の声に対し、素早い判断・決断しそして指示する。それはとても望ましいこと、理想の政治家みたいなんだけど、実際の政治的にはどうなのさ。

兵庫県からしたら「あれ?兵庫がウイルス持ち込んでると大阪は思ってるのか?」と思うだろうし、「せめて打ち合わせとか調整してよ」と思うだろう。それが政治ってもんだろう。

 

通勤や仕事で往来してる人は「何をいきなり」と戸惑うだけだ。ましてや大阪ー兵庫は阪急・阪神・JRの鉄道、阪神・名神・中国道などの高速道路、さらには国道2号・43号・171号・176号で繋がってるのだからね。(これは以前にも書いたな)

川西・能勢・池田、伊丹・豊中、尼崎・吹田。下手すりゃ関西人でも大阪か兵庫かどっちかわからん市はある(特に北摂は河内や和泉方面の人からは無縁だもの)。

ましてや境界がどこかなんて地元民以外は知らないぞ。嘘だと思うなら大阪空港(伊丹空港)あたりで聞いてみてくれ。

 

京都は4月2日に京都府庁で行われた記者会見で、西脇京都府知事と、門川京都市長の2トップが市府民に対し、大阪、京都、兵庫(神戸)の「三都」間移動の自粛を求めた。

年間5000万人の観光客が押し寄せる京都だが、大阪や兵庫に比べて圧倒的に感染者は少ない。

しかし、大学とか圧倒的に多い。通勤通学で大阪から往来がある。だからか、感染者の多い首都圏や阪神圏への不要不急の往来は自粛してってお願いした。京言葉を直訳すると「今は(よそから)来んといて」「(感染りたなかったら)行かんとき」ってことやね。

大阪が勝手に往来自粛って言うんでしたら、そやったらうちらもそうさせてもらいますわって感じやね。知らんけど。

 

そして学校の休校要請も同時期だった。

これも教育委員会や各学校の校長とかとの調整や、会議、すり合わせなどなく、いきなりね。

まぁ議論してもあぁだこうだってもめて長引くだけだから正解っちゃぁ正解だけどね。

現場は大混乱。賛否両論。結果は大正解だったんだけどね。

 

そう、すべて結果オーライだったから、マスコミなんかの評価高いけどさ。

政治家としてはどうなんかなぁって思ってしまうのよ。

 

長くなるので、その2に続く。


ムロツヨシと新垣結衣が夫婦?親バカ青春白書

2020-06-25 16:16:15 | Talk is Cheap

戸田恵梨香の次は新垣結衣。

調子に乗りまくってるなぁムロツヨシ。

今度は「親バカ青春白書」で新垣結衣と夫婦役だと。いいなぁ。

そりゃ、川柳居酒屋なつみの常連客のポジションを「旅に出る」(本音バラエティより役者本業の方に集中したい)と尾上松也に譲ったのもわかるわ。宇賀なつみさんは確かにべっぴんさんだが人妻だものね。(まぁ、結局新型コロナの影響ですぐリモート出演してたが)

 

マスコミでは早速「戸田恵梨香の次は新垣結衣かぁ」と話題だ。過去に二人が共演してた「ギャルサー」や「コードブルー」なんかが取りざたされている。

ちょうど今、新垣結衣の「逃げるは恥だが役に立つ」や、戸田恵梨香の「SPEC」「野ブタ。をプロデュース」「鍵のかかった部屋」そしてムロさんと共演した「大恋愛〜僕を忘れる君と」が再放送されてる。

 

ムロさん出演の「今日から俺は!!」や「勇者ヨシヒコ」も再放送だ。本当タイムリーだ。

 

今回ムロツヨシが演じるのは娘が大好き過ぎて、娘と同じ大学に入学する父親。シングルファーザーという設定だから妻の新垣結衣は他界してるか離婚してるかだろう。となるとますます戸田恵梨香とムロツヨシの「大恋愛〜僕を忘れる君と」に絡めてるのかなって思ってしまう。

続編ノリを狙ったわけではないだろうが、今回も小説家って設定らしいし、シングルファーザーだし(「大恋愛」の子供は息子だが)。

 

「大恋愛〜」で戸田恵梨香は若年性アルツハイマーで徐々に記憶をなくしていく役だったが、新垣結衣も「掟上今日子の備忘録」で寝るたびに記憶を無くしてしまう忘却探偵役だったな。まぁ、関係ないが。

新垣結衣とムロさんは「空飛ぶ広報室」で共演してるよね。

「あのムロが戸田恵梨香とまさかの恋愛ドラマ?」って半信半疑大多数の前評判を覆し、日本中を感動&感涙させたムロツヨシだ、今度は新垣結衣相手にどんな感動ものを見せてくれるのか。まぁ、福田演出だからドタバタコメディだろうけどさ。

そう、今回のドラマの脚本や演出はムロさんとは縁の深い福田雄一さん。「勇者ヨシヒコ」「アオイホノオ」「今日から俺は!!」「銀魂」「ヲタクに恋は難しい」と、数々の福田ドラマ&映画に出演している。佐藤二朗さんとムロさんは福田組に欠かせないね。

 

新垣結衣はコメディが似合う。コメディアンヌができる女優は少ない。それを皿とこなしつつ、可愛いから困ったもんだ。

今再放送絶賛放送中の「逃げるは恥だが役に立つ」も、

堺雅人との「リーガルハイ」も

コメディで面白かった。そして可愛いかった。

「掟上今日子の備忘録」もどこかコメディタッチだしね。

瑛太と共演した卓球映画「ミックス」もコメディだ。(コメディだけど結構感動もする映画よ)

そういやこの「ミックス」で、新垣結衣から恋人・瀬戸康史(オリンピック候補のスター選手)を奪う役してるのが永野芽郁だったな。

 

今回の「親バカ青春白書」でムロが溺愛する娘が永野芽郁ちゃん。そういや彼女もムロツヨシとはちょっとだけ接点があるなぁ。

同じく福田組製作の堤慎一さん主演ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」の第8話くらいに出てた。栃木県でスーパーウーマンやって人助けしてるのだがメンヘラ気味で、同じくスーパーマンを押し付けられた堤さんと共感して愚痴ってた役。

ムロさんはこのドラマでは、事件現場に必ず中村倫也と共に居合わせる自称警部。第8話ラスト付近で、落ちてきた鉄塔を一人で支えてたスーパーサラリーマン・堤を、永野芽郁ちゃんが颯爽と助けにくる場面で遭遇してたね。まぁ、忘却光線のせいで毎回ムロツヨシは覚えてないんだけどね。(見てない人にはわからないネタでごめん)

ちなみに「スーパーサラリーマン左江内氏」の最終話でバスジャックするのは菅田将暉。福田組では「銀魂」の新八役で出てたりする、密かに福田組。

その菅田くんと永野芽郁がW主演した「3年A組-今から皆さんは、人質です」に出てた今田美桜ちゃんも、今回の「親バカ青春白書」に出るらしい。(プライベートでも仲がいいみたいだ)

 

今田美桜ちゃんは、永野とムロと同じ大学に通う同級生役。何故か広島県出身という設定らしい。「ドクターX」では青森出身の看護師役だった。今田美桜は福岡出身なのに無茶させるなぁ。

CM「どんなときもWiFi」では、佐藤二朗さんとコンビを組んでる捜査官役で、その際にせがまれちょこっと見せる博多弁がめっちゃ可愛いのだ。そういや「第一生命」のCMでも博多弁出してよね。なぜ今回広島設定なのだろうか。劇中で「なんとかじゃけぇ」とか言わせたいのか、仁義なき戦いが絡んだり(ごくせん?)、それとも「お好み焼きには紅生姜は外せんからのぉ」とかってさせたいのか(確か美桜ちゃんは紅生姜好き)。まぁ可愛いから何しても許す。

 

戸塚純貴くんも同級生役で出るらしい。福田組関連では「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」「スーパーサラリーマン左江内氏」「今日から俺は!!」などにもちょこっと出てるし、「銀魂2」でも監察官山崎としてちょこっと出てる。本当にちょこっと出てるってイメージなのだよ。

ただ彼は、生瀬勝久主演の「侠飯」では主役と言ってもいいほどメインだし、小泉孝太郎主演の「警視庁ゼロ係」シリーズでもレギュラーだ。決してモブキャラではない。

「侠飯」では就活に明け暮れる大学生役だったのだが、4年経ってまだ大学生役ができるというのもすごいな。玉木宏主演の「スパイラル」では貫地谷しほりの弟で大学受験に失敗して引きこもってた役だった。

今田美桜ちゃんの「花のち晴れ〜花男Next Season」にもこれまたちょこっと出てたが、確かあの時は高校生役だったはずだ。そういや今田美桜ちゃんとは「ドクターX 大門美智子」でも共演してるな。

あん時、戸塚くんは外科医役で今田美桜ちゃんは看護師役だったが、いつまで経ってもまた学生役ができるというのはすごいなぁ。

今田美桜ちゃんは福田組の「ヲタクに恋は難しい」では高畑充希の同僚OL役だったが、また大学生役だ。まぁ今回はムロツヨシが大学生役なんだ、この二人が大学生役でもまぁ違和感はない。っていうかそれこそ海外では、社会人になって経験積んでから、必要なスキルをまた学びに大学に行く人って多いからね。いろんな年齢の人が大学通ってても不思議じゃない。

 

まぁ、なんやかんやで、楽しみな「親バカ青春白書」。

 

まさか福田さん、新垣結衣や今田美桜、永野芽郁に鼻をホジラせたりしないよな。いや、あの100年に一人と言われた美少女・橋本環奈に鼻ホジさせたぐらいだ。わからんぞ。危険だ。

頼む。

それだけはやめてくれ。

今度こそ日本中を敵に回すぞ。

 

 

 


手越祐也の記者会見

2020-06-24 22:56:15 | MUSIC/TV/MOVIE

何だろうこのイラッと感は。

手越祐也の記者会見。

彼は別に犯罪者ではない。違法な葉っぱや白いコナに手を出したわけでもなければ、その筋の団体と接触していたわけでもない。

自粛期間中に外食をしたと言っても、それが反社会組織とかでもないし、連れていた女子が人妻だったり未成年だったわけでもない。

だから謝罪や釈明の会見では無い。ってことは決意表明の会見なのか。ただ単にジャニーズ退所の挨拶の会見なのか。この会見は何の会見なのだ。それさえわからん。

 

みんなが我慢してる期間に外食しやがってって自粛警察みたいなこという気もない。だが、女性同伴だった理由が「男だけってのもね」とか「相手も連れてくるっていうからこっちも呼んだ」ってのは全然意味がわからん。女性を連れて食事会を開いた正当性を語られてもなぁ。

連れてきた女の子は「コロナをうつされても面倒だから、ちゃんと家にいたのを確認した女の子だ」と言われたところで、どうしろと。「それなら安心だね」とでも言えばいいのか。「なんじゃそりゃ?」としか思わないぞ。

 

そして会食の理由がますますわからん。

「すでにジャニーズには退所を申し出てたから、いつクビ宣告をされるかわからない不安から」と焦った理由もよくわからないし、別にそれを誰かが責めてるわけでもないよね。

 

なのになんでこんなにイラっとするんだろう。

 

手越のファンでもないし、NEWSのファンでもない。NEWSはCDも一枚も持ってないし「代表曲は?」と聞かれても出てこない。

知っているのは内やワンオクの森が辞めたグループだとか、山Pと錦戸が抜けたグループだとか、それくらいだ。今回の件で残ったメンバーは3人ということは知っているが、名前(full name)は知らない。

ジャニーズグループはフォーリーブスからたのきん、しぶがき、少年隊、男闘呼組、忍者、ya-ya-ya、光GENJI、SMAP、TOKIO、V6、嵐、KAT-TUN、関ジャニ∞・・・、CD持ってたりカラオケで歌う曲知ってたりする。

メンバーの誰かが出演してるドラマ見たり、バラエティ見たりもする。それぞれのグループ、ちょこちょこ知っている(つもり)だが、NEWSは本当全く無縁なのだ。世界の果てまでなんちゃらも今は観てないしね。

 

それくらいだから、手越がジャニーズをやめようが、それが円満であろうが決裂であろうが、記者会見しようがしまいが、どうでもいいことなのだ。たぶん世の中の何割かの人間は俺と同じだろう。違ったらごめん。

だから、記者会見を見て勝手にイラっとしようが、今後の世の中にはほとんど影響もないし、ましてや俺の生活には全く差し障りはないだろう。

 

ただね、これだけは気になるのよ。

なんで手越は記者会見したん?何の目的で記者会見したん?何で世間は騒いでるの?

 

山口メンバーが不祥事起こしてTOKIOが謝罪会見したのはわかるよ。おー、そうきたか。ばっさり切ったな。メンバー呆れてる&怒ってるなぁってね。

渋谷すばるが脱退するときに関ジャニ∞が記者会見したのもわかる。ファンのためだよね。関係者に説明するためだよね。

でも、今回の手越の記者会見は違うよね。

彼の釈明の場なのか、退所の経緯の説明と報告の場なのか、これからの決意表明を述べる場なのか。

全くわからん。

 

口では「NEWS好きだ」「ジャニーズ好きだ」なんて言ってるけど、どうかな。だってNEWSの他のメンバーと話し合ってたようには思えないもん。

ジャニーズ事務所とは話ししたみたいだが、ちゃんと双方が納得して円満ってわけでもなさそうだ。だって、滝沢とも会ってないんでしょ。仕事も全部打ち切りになってるよね。

 

中居くんがジャニーズ退所して独立する際に開いた記者会見とはだいぶ違うように思う。

彼は円満退社だ。仕事も引き続きそのまま持って行きなよって感じ。人脈もコネも今まで通り使えるものは使いなよって。なんならSMAPって肩書きもどうぞご自由に使ってよって大盤振る舞い。

まさに円満を絵に描いたような退社。その報告と、これからゆるゆるっとやっていきますので、今後ともよろしくねって会見だった。

 

俺も以前勤めてた会社から独立する際、円満退社だった。一部「モメて辞めたんやで」とか「クビやで」とか言う奴いたみたいやけど、そんな奴って普段俺と口も聞いたことのないような下っ端か、名前もしらんような奴やからね。どうでもいいや。

俺は有名人でも芸能人でもないから退社も会社設立も記者会見などしなかったが、芸能人はしないとダメなのか?

いや、いろんな芸能人が事務所との契約が終わったりしてるけど、別に記者会見開かないよね。

会社や事務所側はホームページで、タレント側はSNSやブログで報告して終わり。

それをわざわざ、弁護士まで連れて記者会見する必要があったのか。

また記者会見は、緊急事態宣言は解除されたとはいえ、新型コロナがまだまだ収まっていないのに人を集めてまでするべきことなのか。内容的に不要不急ではないのか。そもそも弁護士まで連れてくる必要があったのか。

 

うーん、謎が多すぎる。

イラっとする理由さえもはやわからん。

まぁ、どうでもいいか。


吉川晃司 探偵由利麟太郎 暗いぞ

2020-06-21 16:12:01 | MUSIC/TV/MOVIE

吉川晃司はかっこいい男である。

‘男’より‘漢’と書いたほうが似合う。

 

新ドラマ「探偵・由利麟太郎」が始まった。

(以下、ネタバレ多少あり、まだ観てない人は気をつけて)

さて、先に結論書いておく。このドラマは、はっきり言って面白くない。つまらないと言った方がいいかもしれない。

吉川晃司のかっこよさを差し引くと何も残らないドラマ。吉川晃司のPVとして見る分には堪能できてご満悦って感じだが、ドラマとしては、まぁ今時ここまでつまらんドラマをよく作れたなぁって感じ。

 

吉川晃司の役は探偵。元警視庁捜査一課課長。その経歴と実績を買われ、現在は犯罪心理学に関する本を書きながら、嘱託で事件の捜査協力を依頼されてる。

銀髪の吉川晃司がロングコートで颯爽と現れる姿に期待したのよ。

かっこいいなぁ。ダンディズムの塊だなぁって。

昔はそう思わなかったのだが、「下町ロケット」で阿部寛と対峙するシーン見て「吉川晃司ってかなり身長が高いなぁ」と思った。今回の、普通の人が着たら地面に擦りそうなロングコート姿を見てやっぱり背が高いなぁと。

そういや「COMPLEX」で組んだ布袋も高身長だったな。

今回の相棒(助手)志尊淳も低くはないはずだがちょっと見劣りするくらいだもの。

 

このドラマの見どころと言えばこれだけだ。

吉川晃司は背が高いなぁ、変わらずかっこいいなぁ。ってドラマだ。

 

これじゃぁわからんよね。スマンスマン。

 

まず、このドラマ、暗いのだ。

横溝正史原作だからか、とにかく暗いのだよ。

ドラマコンセプトは「偽りなしの本物、スリル・サスペンスの王道」、一切の妥協なしって感じらしい造りだが、それは好きな人はたまらんが、そうじゃない人は「もう来週から見ない」になるだろう。

視聴率も心配だ。まぁ俺が気にすることじゃないけど。

 

何もここまで横溝ワールドを踏襲しなくてもって思うくらい、アングルも映像処理も暗いのだ。往年の犬神家の一族とか八つ墓村の感覚。沼に足だけ突き出てたり、蝋燭を頭に巻いたババアが出てきてもおかしくない。鵺がどこかで鳴いていてもいい。

それくらい暗いのさ。

 

画面は常にぼかされてるか、彩度を落とされてる。色鮮やかな原色アニメ好きが見たら、モニターの色調が壊れたのかって勘違いしそうなほどグレーだ。

時代設定を曖昧にするためか、サスペンス感を演出するためか、常に画面にもやがかかってる。4Kとか言ってる場合じゃない。昔のサンテレビ(UHF)の深夜放送見てる感覚になるくらい画面がもやってる。

スモークが焚かれてるのか?霧がかかってるのか?横溝ファンは「これでこそ横溝正史ワールドだ」と納得するのかもしれないけれどね。

 

同じ暗さでも「TRICK」や「SPEC」とは違う暗さだ。

堤監督ならサスペンスでも随所に息抜きように細かなネタを散りばめ、エグいシーンの後には緩急つけてボケを、グロいシーンの後にはシニカルなギャグを、わかる人にだけ気づく人だけわかればいいってな感じで入れてくれる。

しかしこのドラマにはそれがない。

志尊淳がちょっとボケた感じを出してみたり、おっちょこちょいをかましてみたりするも、空回りするようにドラマは淡々と進んで行く。

ただしこれは志尊淳の演技力のせいでもある。石原さとみ主演の「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」の空気読めないウエイター志尊淳はうざかったが、あれは天然キャラを演じてるせいだと思ってた。

でも違ったようだ。このドラマではさらに輪をかけてウザいもの。「Heaven?」のあれは演出ではなく地だったみたいだ。

 

志尊淳は本来なら、シャーロック・ホームズにおけるワトソン、「臨床犯罪学者 火村英生の推理」で言えば窪田正孝のポジションなのだが、明らかに吉川晃司の相棒とか助手と呼ぶには役不足。

志尊淳はこのドラマでは、作家志望で由利麟太郎(吉川晃司)の事件を記録し、小説を書こうとしてる‘語りべ’三津木俊助役なのだからさ。

ストーリーテーラーのように、もっと視聴者にわかるようにしてくれないか。

 

そして志尊淳は、吉川(探偵)の推理力や洞察力の凄さを視聴者にわからすために、「多分こうしたんですね」とか「わかった、こういったトリックだ」とかトンチンカンな見解を吉川晃司より先に言わなければいけない。

そしてそれを吉川晃司に否定されたり、盲点突かれたり、論破されたりしなくてはいけないのだ。それがお約束だ。それでこそ探偵のかっこよさが引き立つってもんだ。

確かにやってはいるよ。だが、なんか空回りなのだ。

これは脚本が悪いのか?演出のせいか?志尊淳の演技力か?どれかわからんが、とにかくダメだ。

「火村英生〜」で窪田正孝はドラマの‘語りべ’であり、斎藤工演じる火村准教授の助手でもある。苦言も言えば、助言もする。そして記録をとって本にするって設定(原作者有栖川有栖の分身)だ。

同じような役どころなのだが、この志尊淳のダメだ¥さはどうしたらいいんだろう。

 

その代わりと言ってはなんだが、田辺誠一がいい。

彼は京都府警の警部役なんだが、彼はいいねぇ。

見当違いの見立てをして速攻吉川晃司に否定され、言い直したりする。志尊淳だけでは不安だから田辺誠一に一部やらせてるのかな?

そういや、「火村英生〜」では生瀬勝久(捜査一警部)がこのポジションを担ってたな。あれもよかった。なんやかんや言って結局探偵に丸投げ、捜査や推理はお任せ状態。

昔の「探偵物語」でも、何かと工藤俊作(松田優作)に突っかかるくせに、見立てや見解を頼りにしていた刑事がいたなぁ。成田三樹夫だ。よかったなぁ。面白かったなぁ。

そういや「火村英生〜」では、斎藤工の住んでるアパートの大家を夏木マリが演じてたが、このドラマで吉川晃司の大家はどんぐりだ。それもちょっとなぁ。

「火村英生〜」では若手の捜査官を優香が演じてたが、今回の森山くるみもそのポジションなのかな。説明も台詞もないままプンプンしてるから設定がよくわからない。まぁ、本編にはあまり関係ないけど。

 

京都が舞台なのだが、沢口靖子の「科捜研の女」や上川隆也の「遺留捜査」のような感じでもなく、沢村一樹の「刑事ゼロ」みたいなのでもない。

京都が舞台なのだが、場所もわからない。いや、だからスモークや霧やもやが多すぎるんだってば。

これじゃぁ京都を舞台にした意味がわからない。

 

何より時代設定がよくわからない。

 

原作が書かれた時代からかなり経った現代に設定を変えたからなのか、ほころびも目立つ。

吉川晃司が乗ってる車はクラシックなフォード(多分'50くらい)で似合ってるが、その車である必要性がよくわからない。

住んでるところは古い家屋だし、事件の起こる場所も古さ感じさせる洋館だ。

第1話は生体実験の研究が絡んだ悲惨な事件なのだが、記録は全て手書きのノートだった。今ならクラウドとかUSBメモリーってなるのだろうが、これは時代を感じさせるためか。

とか言いながら引きこもりの少年はゲーム機で遊んでたりする。まぁ、ソフトやハードはひと昔前のものっぽい感じだったが。

昭和の話なのか、現代の話なのかがいまいちよくわからんのよ。

 

第1話では、届いた殺人予告のされた解体工場で、運び込まれた廃品の中に隠された肩を刺されてる女(新川優美)を見つける。

止血(手で押さえ)救急車を呼ぶ。そこまではいい。そして廃棄処理業者に傷口の止血を代わりに任せ「救急車が来るまでそのままで」と言い残しその場を去る。

いやいや、そりゃ無茶やで。

 

吉川晃司は彼女は最近話題の新進画家と知り、彼女の実家に行く。荷物の廃棄を依頼された家に行く。どっちだ。

彼女の実家の前でこの家の主人・日下(中村育三)の友人・湯浅(坂戸井けん太)が会う約束してたからと現れ、一緒に家に入る。

いくら友人とはいえ、いとも簡単に入る。まぁ昔からしょっちゅう出入りしてるのか。

吉川晃司はすでに勝手に家に上がり込み、案の定そこで日下が死んでいるのを発見。

 

殺人現場を土足のまま鑑識が来る前にズカズカ歩き回り、現場にあるものを素手で平気で触る。とても元元警視庁捜査一課課長とは思えないほどだ。

これは現「捜査一課長」(内藤剛志)での武藤(矢野浩二)さんや、「相棒」の米沢(六角精児)さんならめっちゃ怒られるぞ。

同じ京都を舞台にした「科捜研の女」のマリコさん(沢口靖子)も好き勝手に現場に臨場するけど、なんやかんや触ったり回収するのは鑑識の後だぞ。

 

さらにそこへ新川優美が帰ってくる。

すごいなぁ、失血死寸前で意識失って、救急車で運ばれたのに、警察が来るよりも早く家に帰ってくるなんて。いつ意識が戻ったんだ。事情聴取もされないで。しかも歩いて帰ってきたのか?

 

ってな感じの、もう何が何やらがそこらへんに散りばめられてる。

こんな穴だらけの設定の推理ドラマ、どう共感しろと。突っ込みどころが満載で見てて疲れてしまった。

5話完結らしいが、第1話目でダウン。多分来週からはもう見ない。

 

 

吉川晃司はロッカーである。

モニカだよ、モニカ。すごいよな。それもマリアとかマリーじゃなくてモニカ。どこの国の女だ。イタリア系かスペインかブラジルか。

サザン・桑田佳祐や佐野元春のようにヌメッと歌う。実はロックに日本語詩を載せようとするとこれが正解なのだが、「何を歌ってるかわからない(聞き取れない)」と評判悪かったなぁ。

 

上條淳士の名作「TO-Y」の哀川陽司は吉川晃司そのままである。

でも、デビュー時からチェッカーズと同じく、ロックアイドルというわけのわからないジャンルに入れらてしまったせいで、吉川晃司はアーティストとかロッカーとしては認識されなかった。

それが嫌でもがいてるように見えた。

紅白歌合戦でギターに火をつけたり、ライブで武道館の緞帳を破ったり、アンプの上から飛び降りて骨折したり。それだけ過激なパフォーマンスやっても世間の認識は「元水球選手のちょっと過激なかっこいい歌い手」って感じだった。

まぁ、実際、レコード会社もその線で売ってたもんね。

白いスーツで海辺でシャンパンだもの。

バブルそのままである。

鍛えてた上に肩幅があるから肩パットなんていらなかっただろうな。

 

世間の認識が変わったのは、BOOWY解散後、布袋寅泰とCOMPLEXを結成したあたりじゃないか。

吉川晃司はロックだって。

でも俺はこのCOMPLEXの「BE MY BABY」とかはあんまり好きじゃないのよ。氷室京介が嫌がった「聴きやすいロック」「売れるロック」なんだもの。わかりやすく言えばロックもどきである。とか何とかいいながら東日本大震災復興支援チャリティ再結成はちょっと熱くなってしまったけどね。

 

吉川晃司はモニカもそうだけど、アレンジがポップにされてしまってるだけで曲は十分ROCKだったのよ。6thシングルの「RAIN-DANCEがきこえる」や8th「MODERN TIME」くらいはもう十分ロックしてる。

特にリミックスシングルとして発売された「NERVOUS VENUS」は衝撃的だった。一発で気に入った。俺の会社はそもそも会社名からしてロックバンドの曲名からつけられてるのだが、この曲名も使用させていただいた。

翌年のアルバム「A-LA-BA LA-M-BA」や「GLAMOROUS JUMP」もカッコイイ。かっこいいがゆえに一般的にヒットせず、売れなくなった。

不思議なもんだ。チェッカーズやTWISTなんかと同様、偽物の聴きやすい「もどき」の時は売れ、本格的なロックになったら売れない&受けないなんてね。唯一の例外はサザンオールスターズくらいだな。

 

吉川晃司はサザン桑田とユーミンが中心になって作られた、伝説の歌番組「メリークリスマスショー」に2年とも出てたなぁ。

この番組は忌野清志郎やARB、鮎川誠など多数の普段テレビでは見ない(見れない)ロックニュージシャンが多数参加してる。あのBOOWYも出てる(吉川晃司が依頼したそうだ)。

吉川晃司はアンルイスと放送禁止コードすれすれの艶っぽいデュエットを見せた。吉川晃司がロックアイドルではなくロッカーとして業界では認識されている証明だ。ラストの豪華メンバーでのGIGセッションは見ものだ。

 

村上‘ポンタ’秀一の活動30周年記念ライブでは、中森明菜(井上陽水)の「飾りじゃないのよ涙は」を歌ってるぞ。めっちゃカッコイイぞ。(MY PREASUREに収録されてる)ぜひ聞いてみてくれ。多分SAXは武田真治だ。

 

そんなロッカー・吉川晃司だが、最近は役者として認識されてるよね。

 

「天地人」では織田信長。彼は吉川家(毛利三本の矢の一つね)の子孫のはずだがいいのか?(諸説あり)織田信長を演じても親族からクレームはなかったのか?

 

「るろうに剣心」では佐藤健の敵・鵜堂刃衛。無敵の剣術遣いだが、戦いを避ける抜刀斎(佐藤健)を人斬りに戻し戦う気にさせるために、薫(武井咲)に念術をかけ(あれ?薬飲ませたんだっけ?記憶曖昧)息をできなくする非道っぷり。まぁ、この映画の悪役はほぼ全員非道なんだが。

 

「精霊の守り人」では、綾瀬はるか(バルサ)に戦いを教える短槍の使い手ジグロ。かっこいいのよ。

映画「さらば あぶない刑事」では柴田恭兵と舘ひろしの最後の敵にふさわしい悪役。役のためにバイクの練習をしてて足を折ってしまった。

多分、撮影が「精霊の守り人」と時期的に重なるのだが、吉川晃司は足を骨折していたはずだがあれだけの動きをしていたの?って感じ。ちょっと怖い。痛み感じないのか。

 

「下町ロケット」では、町工場のプライドを持った阿部寛に理解を示す大会社(帝国重工)の財前部長。グレイヘアのスーツ姿がかっこいいんだ。こんな上司がいればなぁって思った人多いだろうね。

 

で、この「探偵・由利麟太郎」。

期待していただけに残念だ。

次週も多分暗いだろう。志尊淳は外しまくるだろう。

もう見ないだろう。


油断しすぎのおっさんよ、特捜9を見習ってほしい

2020-06-18 19:02:04 | MUSIC/TV/MOVIE

緊急事態宣言が解かれ、街に人が戻りつつある。

休業してた百貨店も飲食店も衣料店も通常営業し始め、入り口には消毒液が置かれてたり、消毒に余念がなかったりして対策してる。検温してるところもある。まだまだ予断は許さないからな。

 

ほとんどの人がマスクして歩いてる中、マスクをしてない人がいる。あれってなんだろう。新型コロナを舐めてるのか根拠のない自信に満ち溢れてるのか、それとも油断してるのか。

あと、電車でもなるべく離れて距離あけて、間隔あけてってみんな意識してるのに、なぜか詰めようとしてきたり、座ろうとしたりする人。そりゃ通勤時間の満員電車なら仕方ないが、余裕のある昼下がりの電車でもお構いなしってのはなぁ。離れてくれよ。ただでさえ暑苦しいんだからさ。

そのほとんどはなぜかおっさん及びジジイなのだが、奴ら早死にしたいのかな。まぁそれは好きにしてくれていいのだが、伝染すなよ。お前が保菌者かもしれないのだからな。あれだけ言われててもマスクをしない、距離とれないお馬鹿さん。長く生きてるのそれくらいも考えれないってどうなのよ。

カップルでノーマスクってのもいる。濃厚接触は二人だけの時にしてくれ。多目的トイレは使うなよ。

 

さて、そんな中、撮影休止で途中やめになっていた4月クルーのドラマも放送し始めた。(前置きが長いな)

ここ何週間かは以前の人気ドラマの再放送や、総集編なんかで繋いでたが、そろそろ撮影も再開し始めたみたいだ。よかったね。

 

特捜9

渡瀬恒彦の前シリーズ「警視庁捜査一課9係」から引き続かれる人気刑事ドラマ。「特捜9」にタイトル変更してV6の井ノ原快彦が主演になって今回がseason3。

このドラマも4月開始だったのだが、第4話以降しばらく休止。

他のドラマでもそうだが、刑事ドラマは特に聞き込みや取り調べ、捜査会議などあらゆるシーンで密になる。それを見て「密じゃないか」ってクレーム入れるバカもいるのかもしれない。(所詮ドラマ、所詮作りものって素直に楽しめよと言いたい)

 

この特捜9、再開一発目の第5話「10年目の殺人」が先日放送された。

 

いやぁ、お見事。

今回、見事にソーシャルディスタンスを考えて撮影されてる。

上記の通り、ドラマはどれだけ気を使っても、どうしても密になる。刑事度r間は特にね。ロケはおろか室内シーンも密なしでは撮れない。って思ってたのだが、できるもんだね。

ここまでやるか〜!!って思えるほど見事な密回避で作られてる。

 

この特捜9は、井ノ原快彦と山田裕貴、吹越満と田口浩正、津田寛治と羽田美智子がそれぞれペアを組み捜査をする。

しかし、井ノ原快彦と山田裕貴コンビは電話またはテレビ電話でほぼ成り立たせた。山田裕貴は監察医・原沙知絵から「持ち込まれた自殺者に違和感を抱いた」と呼び出され会いに行くがそれも見事な距離KEEP。

津田寛治と羽田美智子コンビは車の運転席と助手席とか、後部トランクの前とか横並び。向かい合うときは自然と2mくらい離れてる。

吹越満と田口浩正コンビも横並び。正面向きあって言い合いをするおきまりのシーンでは、間に宅配便業者(?)の台車荷物が置かれた状態だった。

前回の寺尾聰に変わり今回のシリーズから係長として登場した中村梅雀は、相変わらず一人でなんかやってるから違和感なし。

 

それぞれ各容疑者(橋本さとし/もう一人は名前知らん)のところに行って事情聴取したりするんだけど、それもそこそこ距離感をちゃんととってある。

でも、それほど違和感ないのよ。脚本を見直しして、演出なんかもかなり変更して、「これならどうだ?」って撮ったんだろうね。ご苦労様。

 

この新型コロナの影響で撮影ができなくなってから、リモートワークを使って撮影されたドラマはある。

 

TOKIO松岡主演の家政婦のミタゾノseason4も第2話でSTOP。

特別編としてオールリモートで撮影〜編集された「今だから新作つくらさせていただきました」が放映された。ビデオ通話アプリだけでもミタゾノワールドの雰囲気を崩さず、サスペンスドラマとしてちゃんと成り立ってたからすごい。

あっ奥菜恵を久々に見たけど、妖艶だね(ラストちょっと怖いけど)。

 

NHKは「今だから、新作ドラマ作ってみました」とこれまた似たようなタイトルだが、打ち合わせから撮影まで全て直接対面ナシの、テレワークドラマを作成した。

オール3話オムニバスのうち、第2話「さよならMyWay!!!」と第3話「転・コウ・生」が素晴らしかった。

 

第2話「さよならMyWay!!!」は、小日向文世に死んだはずの妻・竹下景子からビデオ電話がかかってくる話。

40年連れ添った妻・竹下景子に「離婚してください」と切り出され戸惑う小日向。今更?なんで?御構い無しに「私クイズ10問中7問正解で離婚回避、6問以下なら離婚」と問題を出す竹下景子。途中「三択問題です」ってところでちょっと笑ってしまった。クイズダービーか。NHKなら連想ゲームだろって。

実は・・・ってもの悲しい話なんだが、ラストにタイトルにもなってる「My Way」が流れる。それも、以前はカラオケでおっさんが歌ったら嫌われる曲No.1と言われたフランク・シナトラ版じゃなくて、SexPistolsのシド・ヴィシャスバージョンの方ね。センスいいな。

第3話「転・コウ・生」は、ムロツヨシ、高橋一生、柴咲コウ、それぞれ次々と体が入れ替わってしまう話。

決してあの大ヒットアニメ映画のパクリではない(はず)。似ているけどオマージュでもない(はず)。タイトルもそっくりだが、転はムロ、校はコウ、生は一生から作られてる(・・・)。脚本は「JIN-仁-」や「義母と娘のブルース」の森下佳子さん。

それぞれがそれぞれを演じなきゃいけないから、役者の演技力に全てかかっている。しかも一人っきりでカメラの前で。

ジョン・ウー監督の「フェイス/オフ」を思い出したよ。ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタの二大俳優がお互いを演じ合う傑作な映画。今どっちがどっちだ?ってめまぐるしいのだが、二人の名演により「今、こっちだな」ってわかる、ついていけるのよ。

この「転・コウ・生」もショートドラマにしておくのはもったいないくらいの出来。

まぁ、こういったドラマもこんなご時世でリモート撮影、テレワークしかできない状況だからこそ作れたんだろうけどね。

 

これからしばらくは撮影なんかも感染防止でかなり大変だろうけど、頑張ってほしいな。

マスクしないで平気で歩いてる危機管理能力無いおっさんよ、平気で間隔詰めてくる距離感無いおっさんよ、考え直せよ。ドラマ見て襟を正せよ。

油断すんなよ。新型コロナウイルスが消えたわけでもワクチンできたわけでもないんだぞ。お前がディスタンス守らないせいで、誰かが泣くことになるのかもしれないんだぞ。

そのうち社会からもソーシャルディスタンスされてしまうぞ。

 

 


ごくせん 赤いジャージと決めセリフは・・・

2020-06-17 23:11:32 | MUSIC/TV/MOVIE

仲間由紀恵が好きだ。

と、もうかれこれ20年近く言ってるのだが、ごくせんの再放送を見て再認識。うん、可愛い。

 

一度見た映画をまた見たりとか、VIDEOやHDD録画したドラマを何度も見たりとかほぼしない。ましてやドラマを再放送でもう一度見るってのは、お客様や友達とかと話してて、どうも話が喰い違うって時くらい。どちらかの記憶が間違ってるのか、勘違いか、記憶がすり替わってるかってのを確かめたりする、そんな時くらいだ。

 

しかし、昨今の新型コロナ騒動で、4月クルーの新ドラマが途中止めになったり、初めから放送されなかったりになってる今、昔のドラマが再放送されてる。前にも書いたが「愛していると言ってくれ」の再放送に再発見がいっぱいできて楽しかったので、この「ごくせん」再放送もせっかくのこの機会にと観る。(正確にはTverで2002年度版全話を一気見した)

 

うん、可愛い。改めて再認識。

そうだ、俺はこのごくせんで仲間由紀恵に本格的にハマったのだ。

 

メガネかけて、ツインテールで、ジャージ着て、生徒にタメ口きくその姿は、それまで見たことがなかった仲間由紀恵だったのだ。

それまでは「踊る大捜査線」(SPECIALかなんか)で「父を探してください」って棒読みでちょい役で出てたり、「神様、もう少しだけ」で薄幸の深田恭子から金城武を奪おうとしてたり、「P.S.元気です俊平」で堂本光一の初恋の人なのに書店の店長と不倫してたり、「二千年の恋」で中山美穂の妹で東幹久にボロボロにされてたりしてた。

 

でも深夜にやってた「TRICK」を見て、一気に仲間由紀恵が好きになった。売れない自称天才マジシャン。「まるっとお見通しだ!」の決め台詞。可愛いのだ。

 

そしてこの「ごくせん」がゴールデンタイムではじまった。

TRICKでの仲間由紀恵の可愛さが、このごくせんで、さらに昇華されているのだ。

 

TRICKでは笑ってても目が笑ってないケタケタ笑いなのだが(それはそれで可愛い)、ごくせんの仲間由紀恵はニコニコよく笑う。可愛い。

 

TRICKの物理学者(最初は准教授)・阿部寛との会話は「おい、上田、○○しろ」と、タメ口というか上から口調だが、ごくせんで生徒に対する言葉使いも「お前ら、○○なんだな」という感じだ。どちらも可愛い。こんなぶっきらぼうな言い方して可愛いのは仲間由紀恵くらいだ。

 

TRICKの刑事・生瀬勝久は仲間由紀恵を下に見てぞんざいに扱うが、ごくせんの教頭・生瀬勝久はもっとぞんざいに扱う。

教頭に嫌味言われムキになったり、注意されてごまかそうとしたりする仲間由紀恵が可愛い。

 

ごくせんシリーズ全話(映画含む)に出てるのは、ヤンクミ実家・大江戸一家の宇津井健らを除いては、この生瀬とクマ(脇知弘)だけだ。

 

そして生瀬勝久は「TRICK」「ウソコイ」「ゴーストママ」「功名が辻」「貴族探偵」、映画「g@me」などで共演してる。生瀬勝久とはとても相性がいい。映画「ガメラ」にも二人はチョイ役で出てたと思うのだが、記憶が曖昧。

TRICKでは母・野際陽子の飄々さに振り回されてたが、ごくせんでは、両親亡くなったあと育ててくれた祖父・宇津井健を慕ってる感が溢れ出てる。悩んでる仲間由紀恵にそれとなく助言や苦言をしてくれる宇津井健。亡くなられたのが残念だ。

 

ごくせん第一シリーズで松本潤演じる不良生徒のリーダー・沢田とは、原作ではもっとこのあと親密になるのだが、第二シリーズ以降登場しないのがちょっと残念。

小栗旬をはじめほとんどの元生徒がカメオ出演したごくせんMOVIEにも出なかった(赤西仁もね)。仲間由紀恵がハメ外した時に松潤が「バカか」ってちょと呆れたように言う、あの距離感がいいのにな。

 

ごくせん第一シリーズでヤンクミが恋い焦がれる生活安全課刑事・沢村一樹は、映画「ごくせん THE MOVIE」では衆議院議員に立候補するIT長者役で出てる。刑事役だった沢村の印象が強いので、裏の顔があり覚せい剤をさばいてる悪い沢村っていうのが、なかなか入り込めなかったな。

とにかく、ごくせんを見て思う。この仲間由紀恵はマジで可愛い。こんなに可愛かったのかというくらい可愛い。(しつこいな俺も)

 

お約束の生徒のピンチに駆けつけ、群がる不良を素手でやっつけるシーン。現場に向かいながらメガネを外し、おさげのゴムを外しワンレンヘアをなびかせ「何やってんだ、お前ら」と颯爽と登場。数人しばいたところで悪役不良グループの陳腐なセリフ『何もんだ?テメェ!』に、「私?私はこいつらの先生だよ」のキメゼリフ。

と、水戸黄門や遠山の金さんのような黄金パターンだが、実はこれ、定番のように書いたがこの2002年度版ごくせんでは、このシーンは数回しかないのだ。

 

第1話目での、教頭・生瀬が落とした集金袋を盗んだクマだが、街で不良フループに奪われてしまった。それをアジトへ取り返しに行った時。(ただし松潤が駆けつけた時はすでに全員ボコボコにされ終わってた)

クマが惚れた女の子には彼氏がいて、彼氏とともに不良グループに絡まれたのを助けに行って、ボコボコにされながらも必死で彼女を逃がそうとしているところに現れるシーン。

そして最終回前の、またもやクマが地元愚連隊に喧嘩売って返り討ちにあい、ボコボコにされてるのを助けるシーン。

 

『何もんだ?テメェ!』からの「私?私はこいつらの先生だよ」のキメゼリフ。実は 3回。毎回言ってるのではない。

オープニングアニメのせいで、星一徹が毎回ちゃぶ台返し(食卓ひっくり返して食事を台無しにする)してると勘違いされてるのと同じか。

北斗の拳で、悪人が秘孔を突かれて死ぬ時、必ず「ヒデブ!」と断末の叫びをあげると思われてるが、これ、アニメのせいだから。原作漫画の方では一度だけ雑魚キャラが言った(叫んだ)だけだから(本当)。

でも、なんか毎回言ってると勘違いするほど印象的だってことだな。

 

 

それと同じく、トレードマークの赤いジャージ。

これも劇中で着てるのは数回だ。第一回目の赴任してきてすぐの紹介時と、あと一回くらいだ。

それ以外は白とか水色とか結構カラフルなジャージだ。

なのにごくせん=ヤンクミ=赤いジャージと思われてるのは、パッケージのせいか。

 

 

いや、可愛いからいいんだけどね。

細かいことはみんな気にしてないのは知ってるよ。

 

じゃぁ、もっとカルトな事を。

TRICKでは山田奈緒子、ごくせんでは山口久美子(通称ヤンクミ)、功名が辻では山内千代、エラいところに嫁いでしまった!では山本君子、島根の弁護士では山崎水穂。

仲間由紀恵の当たり役は、なぜかいつも「山」から始まる名前だ。

どうだ。

って誰に自慢してんだか。

 


不倫騒ぎはもう飽きた

2020-06-13 17:49:47 | Talk is Cheap

案の定、騒いでる。

渡部の浮気の件。

いや正確には、文春の記事を元にメディアが煽ってるだけといってもいいかもしれない。

 

先日、女子プロレスラーの木村花さんが、多数の誹謗中傷をSNSに書き込まれた事を苦にして命を絶ったことが問題視されたばかり。

あの時メディアは、ネットでの匿名による誹謗中傷の酷さばかりを取り上げた。自分たちの過剰演出による扇動は棚に上げてね。

 

今回の件だって、確かに浮気した渡部が悪いよ。でも、それは奥さんである佐々木希や家族親族の問題。そして迷惑をかけられた相方である児島や番組制作関係者及び会社、スポンサー各社の問題だ。

渡部は記事が出る前に「(記事が出たら視聴者や関係者に)不快な思いをさすことになる」と謝罪して自粛した。佐々木希は「当人と話し合います、関係者の皆様迷惑かけてごめんなさい」と謝罪。児島はラジオ番組で公開謝罪と説教。番組は降板や差し替えした。あとは誰が?

 

なのに、相も変わらず報道バラエティとやらでは「いやぁこれは問題ですよ」ってやってる。

何が問題だ?まだ騒ぎ足りないのか。それが過剰演出ってことだとまだ気付かないのか。

セッカクの獲物を逃してなるものかってか。怖いよ。それ、紛れもなく「いじめ」やで。

 

東国原なんかいつものように「表に出てきてちゃちゃんと謝罪しろ」なんて言ってる。自粛してるってのに出てこいって?不思議なこという奴だなぁ。事情説明しろ?なんで君を含め関係ない人にわざわざ説明せなあかんのかね?

JOYも「このママ隠れたままじゃなくて〜中略〜自分でそどうしていくのか見せて欲しい」なんて言ってる。あのなぁ、お前結核になった時どうやったん?周りの人に申し訳ない気持ちになったんちゃうの?だけど表には出たくても出てこれへんから歯がゆかったやろ。それなのになんでそんなん平気で言えんの?

 

だいたいテレビなんて、渡部の言い分聞かないうちに文春の記事だけで番組すでにやってるやん。それやのに、よく言えるよな。まぁ釈明したら「言い訳すんな」、謝罪したら「誠意が見えない」ってどうせ言う気だろけどさ。

まぁ、東出みたいにのこのこ出てきたら、ソーシャルディスタンスなんか御構い無しにまた女性レポーターに囲まれ突き上げ食らうんだろうけどさ。それも、いじめやで。公開処刑やで。吊るし上げっていうんやで。

 

しかも最初は「佐々木希さんという奥さんがいながら」だったのに、当の奥さんが渡部(旦那の無自覚な行動)の謝罪をしちゃったから、メディアは梯子外されちゃった。児島にも公開で謝罪されちゃったからね。小牧長久手の戦いで、秀吉と担いでた織田信雄が勝手に和解をし、梯子を外されてしまった家康のようだ。この人力舎・渡部・児島・佐々木の先まわり戦略はスピーディで見事だったな。

 

仕方がないからかメディアは論点を変えて「多目的トイレでコトをした」のが問題だってことにしぼってる。

熊田曜子は「六本木ヒルズによく行くし、多目的トイレもおむつ換えで何十回と使ってるが、まさかそんなところで」「ってなると気持ち悪くて今後行きたくなくなる」だってさ。この人はラブホテルを利用したことはないのだろうか。あそこだって何人もの人間がそのベットの上でコトをしているのだが。

何十冊も写真集出してはるが、その水着姿やきわどいポーズのグラビアは誰がどのような気持ちで買うと思ってるのだろうか。

宮根誠司は「多目的トイレは我々(健常者)は使っちゃいけない」とまでわけわからんこと平気で言う。あそこは別に普通の人が使ってもいいのだ。ただし、体の不自由な方や子供連れなどが優先、だから不必要に使わないようにってだけだ。誤解招く言い方せずに、はっきり「SEXで使うな」と言えばいい。

 

いやいや、多目的トイレだろうと公衆トイレだろうと、電車や駅のトイレだろうと、百貨店や店のトイレであろうとやる奴はやる。別に薦めているわけではないぞ。AVじゃあるまいし、わざわざそんな場所ですることないしな。誰かが入ってきたらどうするってスリルを味わいたいプレイなのか?よくわからん。

確かに最近の百貨店などのトイレは綺麗である。パウダールームとかレストルームとかいうに相応しいくらい清潔だし綺麗だ。阪急電車や三番街や地下鉄でさえ綺麗になっている。六本木ヒルズなんか、そりゃ綺麗だろうさ。

でもさ、本当にそんなところでしたん?最近のトイレって薬物や変なことに使われないように、扉閉めてから何分か経ったら警備員が呼びに来たりするぞ。実際、俺が以前働いていたビル(23階)の男子用トイレは、以前夜になるとホモの奴らが同じボックスから出てきたりしてたのだが、最近は数分経ったら警備員が見回りに来るようになっている。

 

まぁ、そんなところでHなことするかどうかは、公序良俗の問題だ。

トイレでHするなんて、AVの架空の世界だからできるのであって、実際に「イヤ!こんなところで」『いいじゃないか早く脱げよ』「もう仕方ないなぁ」『欲しかったんだろ、コレが』「あ〜ん、イジワル・・・」なんてのを現実でする奴がいるなんて・・・。

それが芸能人で、レギュラーを何本も持ってる売れっ子で、グルメ通としても名高い。しかも奥さんが世界の美人100人に選ばれるようなべっぴんさんだなんて。

まぁ、そんなところ、妬みと誹みの入り混じった非難を浴びせたいんだろう?「金も地位も名誉も美しい嫁も可愛い子供もいながら、なぜ公衆トイレでHする?」ってね。金あるんだから外資の著名ホテルでも使えよってね。大きなお世話だが。

 

そういや、鈴木杏樹が海岸デートの後、ラブホテル行ってたスクープ(ただのデバガメやん)の際も、なんかガッカリ、イメージダウンって感じで報道してたな。不倫がイメージダウンなのかラブホ利用がイメージダウンなのか。どこでHしようが勝手だろうさ。それに下手なホテルよりラブホの方が風呂も広いしベットも広いし設備も充実してるぞ。

普段はファッションホテルとかプチホテルとか呼ぶようにしてるくせにこんな時はラブホテルって昔の呼び方するのね。ラブホテルの方が淫猥だもんね。マスコミの自主規制も適当だなぁ。そういや新型コロナの際「パチンコ屋に並んでる」って報道してたけど、あれも今はパーラーと呼ぶはずだがな。

 

袴田吉彦の不倫がアパホテルだったってなんかケチつけてたな。 APAは大阪屈指のビジネスホテルチェーンだぞ。新型コロナで無償で貸し出ししたり、今も超値引きしてくれてるホテルだぞ。

それにベットがあればまだいいじゃないか。カラオケボックスや漫画喫茶でする奴もいるぞ。昔はレンタルボックスっていう簡易宿泊施設(略して「ヤるだけの貸し部屋」)ってのもあったぞ。

原田龍二は車の中で不貞行為をしたって騒いでたな。俺なんか狭いワーゲンの中でしたことあるが、それに比べりゃ原田龍二の車はメーカーや車種は伏せるが大型4WDワゴンだ。キャンピングカーでのHならどうだ。許されるのか?

 

そんなところでHされたぁ=安っぽく見られたぁではないのだよ。そのシチュエーションだからそうなっただけでしょ。それこそ「やめてこんなところで」って断ってるのに無理やりされたとか、酔っぱらってしまい(酔わされてしまい)送っていくという名目で車に乗せられ、人気のないところやホテルに連れて行かれて抵抗もできず・・・とかなら問題だ。でも、どれもこれも合意なんでしょ。

 

まぁ、不倫じゃなくても、合意でも、小出恵介のように「実は私未成年」って後出しジャンケンのように言われ恐喝されて断ったら週刊誌に写真売られちゃう場合もある。酒飲んでる場所に真夜中に来ても、たとえそれが未婚の母だったとしても未成年ってだけで世間は許さないから不思議。でも、先日の仁の再放送では出てたから、もう自粛解除だよね。

不倫じゃないし、合意だったはずだが終わって帰った後に「レイプされた」って言われたことで芸能界を追われてしまった高畑裕太もいる。不起訴(証拠不十分)になったがまだ許されていない。

酔った勢いで嫌がってるのにキスしてしまってジャニーズ及びTOKIOを脱退させられた山口メンバーや、無理やりに近い形でいかがわしい行為をしてしまって芸能界を追われた新井浩文なんかもいる。

とにかく芸能界は性に関しては何かと厳しい。

 

それに「佐々木希がいながら」なんて言っても無駄だ。

相手はその佐々木希を妻にできる男なのだ。逆の言い方をすれば渡部は「あの佐々木希が旦那に選んだ男」であり、「その佐々木希を落とした男」なのである。

そこらへんのちょっと可愛い子、べっぴんさんからしてみれば、その男が口説いてきた=「佐々木希と同等」または「佐々木希より勝ってる女」と見なされてるって思うだろう。私だって負けてないわよって勘違いしてしまうだろう。そりゃ、もてるわ。ちくしょう!本音で羨ましいぞ。

 

だからと言って渡部の浮気を肯定してるわけじゃないぞ。

だけど、浮気を否定する気もないぞ。

公序良俗の問題はともかく、浮気はバレなきゃいいのか、バレなくてもダメなのかわからん。

そもそもどこからが浮気で、どこまでだったらセーフなのかもよくわからん。KISSまでならOKのカップルもいるし、二人で会うのがすでにダメってひともいる。心が動いたらすでにダメって夫婦もいるし、家に持ち帰らなければOKの夫婦もある。

それこそ夫婦、家族の問題で、他人が口を挟むことではない。

 

世の中に浮気してる人ってどれくらいいるのかね。浮気願望の無い人ってどれくらいいるのかね。

いないわけが無いよね。皆無なら昼ドラメロドラマで「奥さん、俺は・・・」『いけません私にはあの人が・・・』なんてのをやるわけが無い。

 

金曜日の妻たちへ(古谷一行/小川知子)や、上戸彩と斎藤工の「昼顔」(サブタイトルは平日午後3時の恋人たち)がなぜヒットしたんだ?

林真理子の「不機嫌な果実」(石田ゆり子/岡本健一でドラマ化)や、辻仁成の「嫉妬の香り」(本上まなみ/堺雅人で実写化)がヒットしたりしたのはなぜだ。

渡辺淳一の「失楽園」(役所広司/黒木瞳で映画化、古谷一行/川島なお美でドラマ化)などが大ブームになったのはなぜだ?

 

スナックやカラオケボックスで、テレサテンの「愛人」や島津ゆたかの「ホテル」が歌われるのはなぜだ。

小林明子の「恋に落ちて」や浜田省吾の「もうひとつの土曜日」なんかはどうだ。

石川さゆり「天城越え」なんて紅白のトリで歌われたりするぞ。

全部不倫関係の歌だぞ。

 

 

ちょっと前、ナインティナイン岡村がラジオで口が滑ってしまった事を大げさに取り上げ、それで謝罪に追い込まれた時も書いたが、ここ最近のマスコミやメディアは他人事に口を挟み、火のないところに煙を立てるどころか、種火にガソリンぶっかけ燃え立たせ、さらに風を送って炎上指す。

そして「こんなに騒ぎになってます」とそれを話題にして番組や紙面を作るのが常套手段。だった。

しかし、そんな手法が最近は飽きられてきてるのでは無いかね。。

 

今回の渡部の件も、正直ほとんどの人は所詮不倫は他人の家の問題とか、夫婦の問題。他人の家庭の問題。大騒ぎするほどのこともない。と思ってるのではないかな。

芸人仲間も揃ってはぐらかしたり笑いに変えたりきつい事言ってるように見せてネタにしてたり。それでいいよ。同業者を弱ってる時に攻撃するほどみともない事は無い。それを「仲間内でかばって」とか批判する方がおかしい。仲間なら困ってる時ほど手を差し伸べるもんだ。渡部が自粛して空いた枠は、これからその仲間で奪い合いになるのだとしてもな。

 

不倫については「もう飽きた」が本音かもしれない。

だから余計にメディアの空回り、醜さが目立つ。

そりゃ、ベッキーと川谷のゲス不倫の頃は「川谷結婚してたのか」「ひでぇやつだ」「裏切ったなベッキー」「奥さんがかわいそう」「センテンススプリングって」と面白がって騒いでた。

コメンテーターももっともらしいこと言って「CM女王だっただけに降板はダメージ」「違約金はいくらになるだろう」なんて深刻そうにしてみたりすりゃ、ますます盛り上がった。「ベッキーは純粋すぎたんだ」って庇う人が出たり「謝罪しようとしたが断られたのはこれこれの理由が」などと「見たんかお前」「聞いたんかお前」って突っ込みたくなるような奴があちこち出てきたり。

 

有る事無い事、現場を見てもいないし本人から聞いてもいないのに平気で言って騒いで、視聴者・一般人も巻き込んで、それにつられSNSなどで「アァデモナイ」「コウデモナイ”ってお祭りね。

でもさ、あれから何人の芸能人の不倫が暴露された?桂三枝やカールスモーキー石井なんてどれほど突っ込まれた?せいじは?

なんかもう、みんな飽きちゃったのよね。いつまでも東出が、杏がって、しつこいし。

 

マスコミよ、メディアよ、渡部の不倫相手とされた人が、ネットで特定され、拡散されてるらしいぞ。

この人が本当に不倫してた人(文春に売った人)であろうとなかろうと、世間が叩く必要はない。どうせ他人事なんだから。

それこそ調子に乗って叩いててもし関係なかったらどうする気だとか考えもせずに、お前らに煽られた一般人が暴走してるんだぞ。

そいつらが誹謗中傷で訴えられてもお前らは痛くもかゆくもないってか?

いや、それ以前にもしその晒されてる人が浮気の張本人であったとしても、その人を責める資格は当事者たち以外には無いってことをなぜもっとちゃんと報道しない。できないだろ、だってお前らメディも関係ないのに、渡部を叩いてるんだからな。お前らは良くて一般人はダメってか。すごいな。

 

もし、特定したり晒して罵声浴びせて鬱憤ばらししてるのなら、今すぐやめておけ。

心の中で「被害者ヅラすんな」「お前も加害者側やぞ」と思うだけにしとけ。頭の中で「わずかな金のために秘めごと週刊誌に売りやがって」「尻も軽けりゃ口も軽いな」と悪態吐けばいいじゃないか。それなら誰にも迷惑はかからん。間違ってもSNSにあげて正義感ぶるのはやめておけ。

それだけの道徳を持ち合わせた人格者じゃないだろ。ちょっとしたボタンの掛け違いや、道を誤ったりしていつだってお前らもそっち側に行っちゃうことあるんだよ。

 

同じく「佐々木希さんかわいそう」「頑張ってクダサイ」なんて赤の他人が同情したフリして書き込むのもみっともないぞ。それこそ大きなお世話だ。杏や仲間由紀恵が「浮気された妻の気持ちはわかります」というなら別だがね。まぁ、間違っても言わんやろうけど。

まぁ、それを率先してやってるのがメディア・マスコミだからタチが悪いんだけどさ。

 

いつも思うのだが、武井壮は見事だな。

アイスバケツチャレンジの際、世間(芸能界・著名人間)で盛り上がってる中、ピシャリと苦言をした時にも「やるなぁ」と思ったのだが、今回もピシャリと言ったな。

彼はいつも的確だ。マスコミやメディアは期待した答え(コメント)を言わない彼を使いにくいだろうけどさ。世間でも「チっ水差しやがって」ってウケないだろうけどさ。彼はブレないな。

 

結論。人の家庭のことは、所詮他人事。

ほっておけ。

 

あと、もう一つ。誇大表現もやめとけ。

「渡部は一年で1000食、外食をする」とか言ってるけど、1年365日/1日3食で計算したら、渡部は佐々木希の手料理を家で一度も食べたことがない男になってしまうぞ。


東京って付けるとなんかカッコイイ

2020-06-11 22:19:30 | Talk is Cheap

東京アラートが解除されるそうだ。

新型コロナウイルスの新規感染者の増加が抑えられてるから最終段階「ステップ3」へ移行する。

ステップ3は12日午前0時〜、つまりあと30分後に全ての業種で休業要請が解除される。書き終わってる頃には解除されてるのだろう。

 

東京っていいなぁ。いや、住みたいとかそういうんじゃないし、地元大阪は大好きだよ。

羨ましいのは、「東京」って付けるとなんでもカッコよくなるってことなのだ。

 

以前SNSで「『東京ロックダウン』というと椎名林檎みたいだが、『大阪ロックダウン』だとやしきたかじん。」ってのがあった。まさにその通りなのだ。言い得て妙。

 

今回の「東京アラート」もそう。これが福岡アラートとか、愛知アラートだとなんかしっくりこない。大阪アラート。違うなぁ。大阪では同じように事業者に出してる休業要請を解除する段階を「大阪モデル」と呼んでやってたが、いまいちしっくりこなかった。これが「東京モデル」ならなんかしっくりする気がするのよ。

 

東京VICTORY。サザンオールスターズの2015年の曲で、元々は東京オリンピック2020に絡んだ楽曲ではないのだが、タイトルだけでそう思えてしまう曲。これが「広島VICTORY」だとカープ応援歌のようになってしまう。

 

東京砂漠。クールファイブ(前川清Vo.)の1976年のヒット曲。本来は三原山の砂漠を指す言葉らしいが、昭和39年の東京で起こった水不足(急激な高度経済成長に水道インフラがついていけてなかった)を例えてこう呼んだらしい。これが千葉砂漠だと九十九里浜を間違えてるとか、鳥取砂漠だと砂丘を勘違いしてる?とかになってしまう。

 

東京讃歌。賛美歌やシャンソンの「愛の讃歌」などに使われる「讃歌」って言葉も東京と合体するとBUNP OF CHICKENの楽曲タイトルに相応しくなったりするから不思議。これが秋田讃歌とか富山讃歌だと民謡みたいになる。

 

他にも「東京ナイト」(矢沢永吉)「東京の空」(エレファントカシマシ)「東京の一夜」(甲斐バンド)などいろいろあるが、これを東京以外の都市名に替えるといきなり野暮ったくなるから不思議。

 

東京はローマ字表記してもかっこいい。「Tokyo Joe」はキムタク主演のGiftの主題歌にもなったブライアン・フェリー(Roxy Music)の曲だが、これがKumamoto Joeだと熊本城の歌だと勘違いされる。

DEEP PURPLEに「Woman From The Tokyo」って曲があったり、BON JOVIにも「TOKYO ROAD」って曲がある。

RED WARRIORS解散前にDIAMOND☆YUKAIが出演した映画「TOKYO POP」なんてのも、タイトルがかっこいい。

YMOのTECHONOPOLISから出た「TOKIO」もかっこいい。サイバーシティ・未来都市っぽい。

沢田研二が歌ってもかっこいいし、ジャニーズのバンド名にさえなるのだ。これが「KYOTO」だといきなり外国人向け観光案内のようになってしまうから不思議だ。

 

アメリカには「BOSTON」とか「CHICAGO」とか都市名のついたバンドが存在するが、日本で「宮城」とか「愛媛」ってバンド名は向かない気がする。

「東京パフォーマンスドール」も「N.Y.ドールズ」みたいでかっこいいが、これが他の都市名だとそれほどかっこよくない。似合わない。

まぁ海外には「EUROPE」とか「ASIA」みたいに、国どころかエリアまで広げたバンド名があったりもするのだがね。

 

もみじ饅頭やきびだんご等のように名産品お土産がない東京は、「東京ばな奈」ってネーミングのお菓子を作ってしまった。

東京ディズニーランドは千葉にあるが、大阪にあるUSJはユニバーサルジャパンであって、ユニバーサルオサーカではない。

東京ベイエリアだとおしゃれなハイソな人が、JAZZと共に夜景見ながらカクテル飲んでるイメージだが、大阪ベイエリアだと、上田正樹の「大阪ベイブルース」がオンボロ車のカーラジオから聞こえてきそうだ。夜の港に滲む街の灯りの情景が目に浮かぶ。

ただし不思議なことに、これが「東京ベイブルース」になると野球のチームみたいだ(実際にあったらごめん。片岡義男の小説タイトルにもなってる)

 

そう、東京はもはやCIとか商標登録並みの破壊力と説得力のあるブランドなのだ。悔しいが(何をだ)認めよう。大阪はすぐ東京だと対抗心を燃やすといわれてるが、こればっかりは勝てない。

 

東京とついたらなんでもOKなのだ。

 

大阪モデルの際、通天閣はともかく、モノレールからや中央環状線を除いては、一部の住宅からしか見えない太陽の塔(万博公園)を色変えてライトアップしたりしてた。

これが新宿都庁やベイブリッジの色を変えるだとちょっとかっこよく見えたりするから不思議。

これに対抗するなら大阪だと、天王寺ハルカスをライトアップするしかないが、大阪城のライトアップでさえ、知事の吉村さんと同じ維新の松井さんが市長をやってる大阪市は「大阪城でやると経費が600万かかるから」ってやらなかったくらい。もう大阪お金ないのよ。

ちなみにDAIKINのピチョンちゃんは、新御堂筋から一瞬見えるか、梅田のほんの一部の道路・会社・店からしか見えない。どこにあるのかも知らない人多数。

 

決まった時から内容がよくわからないこの東京アラート。いや、1日の新規感染者数や経路不明者の割合が何%とか、週単位の感染者増加比ってのが指標であって検討されてどうちゃら、ってのは知ってるよ。俺が言いたいのはこの指標となる数字(数値)とやらが、今後の感染者数の増減予測に本当に関係するのかどうかの信憑性もなしに解除されるってのがね。

 

大阪は、「連続してクリアした〜」って喜び勇んで大阪アラートを解除した。途端、街には不要不急の外出者が増えた。わざわざ飲み屋に行って「待ち焦がれてました」とか、お調子乗りがインタビューに答えたりしてたね。マスクもせんと。そもそも飲食店は自主休業だから大阪モデルでの休業要請解除とか関係ないってのにね。こんな危機感0のやつメディアは映して、どうさせたいんだろう。

外食、外出させて、外食させて、経済元に戻したいって焦ってるんだろうか。

なんとかアラートとかなんとかモデルとかを解除して「経済の衰退をこれ以上進めないように」って、活性化させようって、その狙いはわかるのだが、焦りすぎじゃないか。

スポンサー(献金/支持者)である経済界からの突き上げや要請もあるんだろうけどね。これ以上停滞させると補償はおろか財源である税金も取れないからなんだろうけどさ。

 

日本で新型コロナの感染者数及び死者数が抑えられたのは、早々とUSJやディズニーランドなどの大型娯楽施設や百貨店や映画館などの大型商業施設が要請前に自主休業し、会社もリモートワーク・テレワークを取り入れてくれたおかげだと思ってる。

緊急事態宣言が出るか出ないかの頃には旅行や移動も自主規制、外出も買い物も不要不急は避けてくれた。

4月に入って感染者数が爆発的に増えたのは、卒業旅行などで国内外あちこちに行ってた若者が地元に戻ったり、自分だけは大丈夫勘違いパラピな人がクラスター起こしたから。それが、緊急事態宣言が出てからは商業施設が軒並み休業、陽性対象外の飲食店もシャッターを閉めて、連動して街から人が一気に消えた。

そのおかげで、新型コロナの感染者数及び死者数が抑えられたと思ってる。

 

じゃぁ、解除したらどうなる?

すぐまた新規感染者数が増えたりするのか?って。

いや、それはないと思う。流行り始めの1月2月頃とは人々の危機感も意識も違う。メディアで「たかがインフルエンザの変異」とかなめてかかったコメンテーターや、「正しく怖がれ」なんて三文標語みたいな戯言を言うバカももういない。対策も違されてる。今はマスクもまた市場に戻ってきたし、消毒液もなんとか大丈夫だ。

 

じゃぁ、街に再び人が戻ってきて消費が上がるとでも?

それもないな。

散々、自粛で自宅にいること慣れてしまったんだ。自炊に慣れちゃったし家呑みやリモート飲みにも慣れてしまった。わざわざリスクある飲み屋に行ったりするか?

それに散々「他県から来るな」ってやっちゃったんだもん。今更「来てね」って言ってもなぁ。言われてもなぁ。

 

東京都も大阪府も勘違いしてない?

緊急事態宣言が出されたのはたった13都道府県だったってこと。

北海道,茨城,埼玉,千葉,東京,神奈川,石川,岐阜,愛知,兵庫,大阪,京都,福岡の特定警戒以外の34県はあくまでも自主規制だったってこと。それ以外はその前もその後も大して増加してないのよ。

 

石川県は流行当初感染者が少なかったから「うちに遊びにおいで」なんて言ったもんだから一気に増えた。それで自粛して。それで解除になったからまた来てねって・・・。うーんどうだろう。

北海道は雪不足だったのだからやめときゃよかったのにさっぽろ雪まつりをやって感染者が一気に増えた。で、緊急事態宣言独自で出して抑えられたからってまた油断して解除したらまた増えた。これで「また来てね」って・・・。無限ループ。

それ以外の県は旅行や不要な交流は避けたのよ。だからそんなに増えてないのよ。危機管理できてたのよ。

東京や大阪は苗増えたんだって?それは旅行でなくても他県からどうしても入ってきちゃうのよ。東京で働いてても住んでるのが埼玉とか千葉とか神奈川なんてザラだろうし、大阪でも兵庫や京都・滋賀から通勤してるし取引先はいくらでもやってくる。

関所があるわけでないから道路や鉄道はスルー。通行手形やビザが必要なわけじゃないからね。だから、無理なのよ。

 

緊急事態宣言で感染者が抑えられたのではないのだよ。あくまでも国民が協力してくれたのよ。そりゃ、一部パチンコ行ったり旅行する人いたけど、それ、一部だから。全体数千万人の守ってくれた人のうちのほんの数千人くらいだから。

強制や法的罰則などあるロックダウンじゃなく、あくまでも自主性による自粛要請。それを会社も店も人も守ってくれたのよ。

民度(蓮舫は怒るが)だったのだよ。

それが大阪や東京が人口の割にそれほど感染者数が増えなかった理由=都民府民だけでなく、近隣県の住民のおかげなのよ。

 

東京アラート解除。

これで感染者数が元に戻らなかったらいいけどな。ちょっと数値がきわどいのに解除しちゃったもんね。

大丈夫かな。

東京アラート・リターンとか東京アラート・rebootとかならないでね。


渡部建 何があったんだ

2020-06-10 19:23:06 | MUSIC/TV/MOVIE

アンジャッシュ渡部建が活動自粛することをメディア各社に伝えた。

なぜいきなりの自粛なのか?情報が錯乱中だが、どうやら女性問題がらみらしい。

普通なら週刊誌とかにスクープが出て、マスコミが騒いでから本人または事務所の弁明なりコメントがあって、そして活動自粛や差し替えとか降板って流れなのだが・・・。

今回は全てすっ飛ばしていきなり活動自粛。案の定、憶測がネット上には溢れかえってる。

 

俺はこのニュース第一報が流れてきた際に『今くら』の発言のせいか?って思った。

この時の発言でちょっと「行き過ぎか?」ってのがあったから、てっきりそのせいかと。

 

今夜くらべてみました。通称「今くら」。正式には「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」という長いタイトルのトークバラエティ番組。タイトルにもあるようにチュートリアル徳井がMCを務めていた番組で、彼は例の確定申告ブッチ事件の自粛で今は出てないがタイトルには残っている。

毎回テーマに合わせてゲストがスタジオにやってきて、喧々諤々やってるバラエティだが、この番組、俺好きなのだよ。

この番組の前回(6月3日)放送に渡部建は出ていた。

 

新型コロナ感染防止で、スタジオはディスタンス取ってアクリル板で仕切り、SHELLYはリモート出演の緊急特別企画「今くら本音電話センター」の第二弾。自粛生活の中で溜まった不満やお悩み、イライラをゲストが自宅から電話でスタジオにいるコメンテーターに相談するって企画。

野々村由紀子さんや佐藤仁美さんと一緒に渡部建も、前週に引き続きスタジオコメンテーターとして出演していた。

最初の相談者は女優の遊井亮子さんで、これはまぁ普通。遊井さんは旦那と自宅でいつでもいちゃいちゃべたべたしてたいんだが、旦那はこの長い自粛生活でなんか飽きたっぽく一緒にいるのにべたべたしてくれないという、まぁそれは他人が如何の斯うのいえる問題でもないから二人でなんとかしてねって感じの相談。

 

そして二人目のゲストが辰巳奈都子という、自称「高級料理研究家」とかいう人。

はっきり言ってこの人のこと全然知らないのだが、この人の相談っていうのが相談ではなく、渡部建に対してのクレーム。いや、クレームというよりはクレーマー。お笑い界のというより芸能界を代表するグルメ・渡部建に対して、ただのいちゃもん、下手すりゃ「喧嘩売ってんのかコラ」って感じの勢いである。

はじめに断っておくが、俺はヤラセでも仕込みでもいいと思ってる。いかにも素人って人が出演してる番組に放送作家が作った台本があってもいいと思ってる。実際、普段おしゃべりで面白い会話出来る素人でも、カメラの前でそれができるわけはないのだから。

この辰巳奈都子という女性も明らかにトーク力不足なのだが、本人に自覚があるのかないのかわからんが、とにかく必死だった。「全然面白くない」とか「腹立つわぁ」とか画面に対して言っても仕方がない。それじゃぁテラスハウス見て騒いでた奴と一緒だ。

 

この辰巳奈都子は高級食材を使った料理を食べたり、自分で作ったりする人らしい。フォアグラとかトリュフとかイセエビとか・・・。で、この自粛で外食に行けなくなったから自宅で作ってるのだが食費がかえって高くつくとのこと。『どれくらい?』というスタジオからの質問に「月200万くらい」と返答。

『その金はどこから?』の質問に「パトロンや賛同してくれてる人から」ってな感じ(ここではほぼスルーだった)。

 

問題はここから。彼女は渡部建に対して不満があると言う。

要約すると「グルメ気取っていろんな番組でいろんな店で、食べながらあぁでもないこうでもないって言ってるけど、渡部は自分では料理しないからダメだ」ってなことが言いたかったみたいだ。「私はあなたと違って自分で作る」「ほら、こんな感じで」って台所(キッチンね)や食卓(ダイニングね)、作った料理の映像や画像。

番組制作側は、グルメ気取りのすかしたコメディアン=渡部建と、高級食材料理研究家&自分でも作っちゃう腕前=辰巳奈都子って感じで、面白おかしく盛り上げようと思ったのだろうがちょっと思惑が外れた。

それは重要な問題を制作側が見落としてたから。正確には辰巳奈都子が番組趣旨を理解していなかったのかもしれない。

 

一つはグルメ=自分で料理が作れる必要がないってこと。この辰巳奈都子の理論で言えば、映画評論家は映画監督や役者じゃなくてはいけないし、音楽評論家はミュージシャンや自分で楽器弾ける人でなくてはいけない。海原雄山や山岡士郎のように料理人と同じレベルの腕を持って無きゃ味を語れないなら、グランメゾン東京のリンダ真知子リシャール(冨永愛)はどうなる。

 

渡部はその核心をついて『俺は自分が作れる必要がないと思う』と言い切った。これがちょっと気の利いたバラエティ慣れしたタレントなら笑いに変えたり盛り上げたり、「いや、自分で料理作れた方が、もっと言葉に真実味が出る、あなたのは嘘っぽいんだ」なんて言い返せるのだろうが、辰巳奈都子さんにはそれほどのトーク力はない。故・梅宮辰夫さんとか平野レミさんとかならまだしも、実績(知名度)もない人が言ってもなぁだし。

 

それでもしつこく「作れた方が」と食い下がるのだが、渡部はプロに素人(腕自慢)がなんか言うほどみっともないことはないと言う。『素人が「友達が漫才とかコントやってるんだけど」とか言ってオチがとか構成がとか言ってきたらどう?』って後藤に振った。まさにその通り。最近は誰でも指先一本で評論家やコメンテータ−になれるから「プロと差がないんじゃね?」って勘違いしてる人も増えた。

この辰巳奈都子もその類だ。

所詮素人の料理と、プロの料理では違う。金とって食わせる料理と自分が楽しむ料理は別。

プロが目利きし厳選した食材を調理し、それを金を払って食べる料理。同じく素人が食材を買ってきて自分で作って自分で食う料理。一緒のはずがない。ましてやプロに向かって「自分も料理するんですけど、ここがどうのとか、この味付けがどうの」なんて言っても片腹痛いだけだ。

渡部は「相葉マナブ」って番組にも出てるが、そこで嵐の相葉くんが寿司職人に弟子入りして勉強する企画「包丁王子」江戸前寿司を握る」で、ついに許可が出て相葉亭でお客(ゲスト)に振る舞うようになれた。教えたのは銀座久兵衛の二川さん。江戸前寿司の頂点にたつ名店の職人である。

おいしいものを食べ歩いてる渡部、でも、職人に対してあぁだこうだとウンチクや講釈は垂れない。下手な料理人顔負けくらいの知識はあるはずだが、決してひけらかしたりしない。世間ではそれをする人(ひけらかす人)を「半可通」と呼ぶ。ゲストで来店した北大路欣也さんもTOKIO松岡もヒガシも沢村一樹も、もちろんそんな野暮なことはしない。ただ純粋に相葉くんの握った寿司を楽しむ。

 

そして大事なもう一つの見落とし。

いかに玄人はだしの料理技術や、高級食材を調理するテクを持っていても、所詮それは素人の自己満足でしかないってこと。

プロはその料理を何種類も何回もコンスタンスなレベルでお客に提供する。それでお金を取り生計を立ててる。

辰巳奈都子が「これがある日の料理です」とまるでフランス料理のコースのようにテーブルに作った料理を並べて写真を撮っても、それは自己満足以外の何物でもない。

 

なぜなら「作った料理はすぐ食え。」だからである。

俺は外食もよくするが隣のテーブルやカウンタ−でいつまでも写メ撮ってる奴がいるとイライラする。出されたら熱いうちに食えと。まぁ、自分で金払ってるんだから、わざわざ一番美味しい時を撮影に費やし「映え〜」とか「萌える」とか「いいね」が欲しくてインスタやSNSにあげるのが目的で、味なんてよくわかってない(どうでもいい)のかのもしれないからほっておくがね。

渡部は寿司屋で、寿司がカウンターに置かれた瞬間に取り、口に運ぶくらいだ。出された料理はすぐ食え。写真に撮る為に作られた料理と、味を楽しんでもらう為に作った料理では違うのだよ。

 

ましてやフルコースのように並べられた料理。どれもこれも冷めちゃってるだろう(まぁフレンチ料理は熱々ってのはないが)。

渡部は言う。『盛り付けも皿もレイアウトも全然ダメ』。『全然美味しそうじゃない』。

辰巳奈都子は「そんなことない」「皿だって高級店と一緒」とかムキになって反論してたが、これも渡部が正しい。グルメ雑誌や料理本に載ってる写真は、そのため(撮影のため)の料理だからだ。ライティング、湯気や水滴、いかに美味しそうに見えるか計算されて撮られた料理。たとえそのあと食えなくなってもドライアイスも油も平気で使うこともあるそうだ。(それが嫌で料理撮影お断りの店は多い)

俺も自分で料理はするし、外食も好きだが自炊もする。だけど、ほぼこのブログにはアップしない。SNSにもあげない。っていうかそもそも写真を滅多に撮らないから。ラーメン屋で出てきたラーメンを一瞬で撮ったりはするよ。そして記録として調理中や食材・調味料を撮ることもあるよ。

でも、「美味しそうでしょ」とか「こんなの作ってみました」って誰かに見せるためではなく、自分で食うために作ったのだがからな。熱いうちに、出来立てを食いたいのだ。写真なぞ撮ってる暇もないし、どうせ美味しそうに撮ることもできないし。別にそれをやってる人を否定する気もない。人それぞれだ。

素人が自宅で卸し問屋が泣くような食材を準備し、プロの料理人顔負けの料理をし、プロの写真家顔負けの画像が撮れ、映像作家が裸足で逃げ出すような調理過程の映像がYouTubeにアップでき、そしてミシュラン審査員のような舌を持ち、あまから手帖でエッセイかけれるほどのグルメコメントができる。そんな人はいるわけない。それこそプロを舐めるなである。(自己満足や承認欲求は否定しないよ)

 

 

そして渡部は言う。『大事なのはそれ(料理の感想)をいかに的確に表現豊かに視聴者に伝えられるかだ』と。ちょっとムキになってたが正論である。まいう〜って言ってるあの人も、まるで玉手箱やぁ〜って言ってる人も、美味しさを伝えるためにあのスタイルを作ったのだ。たいての食べ歩き番組でタレントが上を向いて「う〜」とか「おいしい〜」しか言えないのとは違うのだよ。

 

それでも辰巳奈都子はまだ渡部に文句を言う。ちょっと支離滅裂で「もういいよ」ってな感じだったがボキャブラリーがないのと、経験値が足りないからどうしていいかわからないからキーキー言うしかなかったんだろう。そこがこの業界で生き残れるか残れないかの違いだな。

ひな壇には芸人とかモデル上がりのタレントもどきが、入れ替わり立ち替わり出てきて消えていくもの残るものに分かれる。少ない枠を勝ち取るために、それぞれバカに徹したり、毒舌になったり、お色気振りまいたりしてるのだよ。

佐藤仁美の代わりに登場した藤田ニコルなんかも、数少ない勝ち残り組なのよ。そのニコルでさえ、みちょぱ、ゆきぽよの登場により脅かされてる。ファーストサマーウイカのようにキャラ立てに成功して重用されてる人もいる。ゆきぽよなんてリモート出演の際は「メイクやヘア自分でやるから」って使われやすくされるように工夫もしてたらしいぞ。

料理研究家とか料理評論家、グルメライターの枠は少ないぞ。渡部だってグルメキャラを特化して(他を犠牲にして)生き残ってるのだよ。

野々村由紀子さんが「さっきの画像にあったようななんとかのゼリー寄せみたいに、キャラが固まってからまたおいで」って見事なコメントでこの人のコーナーを締めた。

 

さて、だいぶ長くなってしまったが、俺が「行き過ぎじゃ?」って思ったのはその終了ちょっと前。

しつこく「渡部はグルメタレントにふさわしくない」と言い続ける辰巳奈都子さんに渡部は『自分で稼いだ金で俺は食べに行って、勉強したんだ。人にとやかく言われる筋合いはない』みたいなことを言った。渡部はグルメキャラを確立すべく、自分の金で食べ歩いて生き残ってるのだ。とやかく言われる筋合いはない。

続けて渡部は『あなたのその高級料理店や高級食材のお金はどこから?』『さっき、支援者がとか、パトロンがって言ってたけど、その人たちから出してもらってるんでしょ』と。辰巳奈都子がもっとキャラが出来上がっていたなら叶姉妹のように「私の美貌や味覚に惜しみなくお金を出す殿方がいるのよ」「こちらから頼まなくてもね」とか言えたのだろうが、残念ながら無理っぽかった。

スタジオで顔を見ながらならまだ空気も読めたのかもしれないが、電話でのリモート出演だ。ネタ切れ状態でしどろもどろになってるところに渡部は追い打ちをかけるように『せめて自分のお金で食べてから言って』と。よせばいいのに辰巳奈都子は「支援者が・・・」って続けようとしたから渡部は半ギレでこう言い放った。

『わけのわからんどこぞのおっさんに(貢いで貰った金で)・・・』

渡部がなぜこんなにムキになったのかわからない。後藤が慌てて「パパ活じゃないよね」と笑いに変えようとしたが時すでに遅し。変な空気が流れてるところに、先ほどの野々村由紀子さんの「なんとかのゼリー寄せみたいに、キャラが固まってからまたおいで」ってコメントで終わった。

 

さて、話をまたもや冒頭に戻すが、渡部建が活動自粛することをメディア各社に伝えた。

その原因が「女性問題」とか「視聴者が不快に思う」とか「番組に迷惑をかけたくない」とかで、はっきりとされてないから、てっきりこの番組でのこの発言のせいかと思った。この番組を見ていた辰巳奈都子さんのスポンサーが「一介の芸人にわけわからんおっさん呼ばわりされる筋合いはない」とクレーム入れたのかと思った。

月200万もの食費をサポートできる人だから、かなりの地位やコネクションがある人だろう。で、番組スポンサーや番組制作会社、下手すりゃ事務所(人力舎/佐々木希はトップコート)まで絡んで問題になったとか?って思ってしまった。

だって発表当初、自粛は週刊新潮や文春やフライデーとかの掲載じゃないみたいだったんだもの。

どうも不倫してたとか、違う女といかがわしいことしてたとか、らしき疑惑があるとかそんなところだろうけどさ。

 

ほっとけば?どうせ一般人には他人事やん。夫婦や家族、親族の問題だ。

石橋凌が金髪美人と浮気したとか騒がれた時、家に押し寄せるレポーターや記者に向かって原田美枝子は「これは夫婦の問題です。外野は黙ってて!」とピシャリと言い放った。それでいいと思うのだよ。

好奇の目、相手は誰だと探したり、佐々木希がかわいそうだと哀れんでみたり、児島が大変だと同情してみたり、番組制作は大あわてでテンワヤンワだとか、スポンサーとか賠償の問題がとか、それこそ頼んでもいないのに大騒ぎ。いつものパターンだ。

 

そりゃさ、家に佐々木希がいるのになぜ浮気する?って思うよ。何が不満だ?って。

それは杏が家で待ってるのに東出よ、なぜだ?とか、仲間由紀恵が家にいるのになぜなのだ田中哲司とかいうのと一緒かもしれない。

そんな素敵な奥さんを娶ることができる男なんだから、魅力がある男=他の女にも好かれるってことなんだろうか。羨ましい限りである。普通はその片方だけ手に入れただけで天にも上る満足度120%得るのだがね。

 

渡部は先週(あれ?今週か)の「人生最高レストラン」にも出演してて、その際、佐々木希とのことなんかも喋ってた。あれはこの伏線、前フリだったのだろうか。

「今くら」の前の週でも、佐々木希のインスタ用のカメラマンをさせられるんだけど、アップされた画像は自撮りのだったりするなんて円満アピールトークしてたんだが・・・。

そういや「人生最高レストラン」も「今夜くらべてみました」も自粛したチュートリアル徳井がMCしてた番組だ・・・。関係ないか。

 

6月11日発売の週刊文春に詳しく書かれてるらしいから、興味ある人はそちらを読んでね。

 

あ、ダウンタウンの浜田雅功も自粛するそうね。こちらは浜田の親しいスタッフから新型コロナの陽性反応が出たから念のためだそうだ。

松本は「ハッキリするまでは番組は俺一人でやりますかねぇ」と言ってるから、二人一緒の番組ではないのだろう。ってことは毎日放送の「ごぶごぶ」か?

しばらく今まで放送したのを総集編として繋いでて、先週からようやくスタジオで(ロケはまだ行けないから)、これでもかってくらいのソーシャルディスタンス取っての収録だったんだけどなぁ。

 

 

はっきり言って、これだけ新型コロナウイルスの影響で自粛・自粛・また自粛ってやってきたんだ。ようやくドラマやバラエティも撮影ができるようになって、芸人やタレントも一安心ってところでまた活動自粛って言われてもなぁ。

う−ん、なんか複雑だなぁ。

 

追記:今ネットニュース見たら、MBSのごぶごぶじゃなくてTBSの「プレバト!!」のスタッフだったみたい。で、浜田は陰性で、早速松本が「浜田さん仕事再開できそうです。チッ。」とツイートした。


愛してると言ってくれ 25年の時の流れ

2020-06-08 00:25:13 | MUSIC/TV/MOVIE

前回に引き続き「愛していると言ってくれ」の再放送ネタですまん。

あらためて見ても、本当にいいドラマである。

 

常盤貴子が可愛い。

明るくて、まっすぐで、一生懸命なのだ。いつも走ってる。笑顔がとても似合う。天真爛漫でいてそのくせ繊細だ。でも、ただ可愛いだけではない。彼女は繊細だ。

豊川悦司が聴覚障害だとか口がきけないと気付いた時の慌てた表情、伝えたいことがうまく伝わらない時の表情、言葉足らずで誤解をさせてしまった時の表情、切ないくらいよくわかる。

手話を必死覚える。ただ、もっと知りたい、もっと伝えたい一心で。だから周りの目(白い目ってやつね)を気にせず電車などでも堂々と手話を使う。それに戸惑い「君まで障害者だと思われる」と突き放す豊川悦司に「あなたと私、何が違うの」と悲しそうな表情を見せる。

「ねぇ、聞こえないのってどんな感じ?」とか、普通は遠慮して絶対聞けない(聞こうとはしない)言葉も平気で言う。彼女の中に偏見や蔑みはない。天真爛漫であるが、一歩間違えれば傍若無人になりかねない。常盤貴子はそれを演じきっている。

 

前回も書いたが、それまでのトレンディドラマってやつは、オシャッレーな都会の男女がイカしたレストランやバーで謳歌し、友情と愛をライトに楽しむものだった。登場する男女は企業のOLだったり、カタカナ職業だったり、視聴者が憧れるライフスタイルだ。

それがこの愛していると言ってくれでは、ハンデキャップを持つ画家の男と、バイトで生計立ててる将来を夢見るアパート暮らしの劇団員の女だ。

W浅野のようにオシャレな部屋にも住んでないし、ファッションも決めてない。ベイエリアで夜景見ながら愛を語るどころか、夜は手話も唇の動きも見えない。それを花火の手話という斬新な方法で演出したかと思えば、花火が消えて闇が訪れる瞬間「あ、時間切れだ」・・・からのKISS。これはいかにハイソな生活してても、どんなゴールドカード持ってても手に入れれないだろう。

 

携帯電話もまだ普及していない頃だ。二人の会話は離れている時はFAXだ。多分まだコピー機はゼロックスと呼ばれてて、FAXはファクシミリって呼ばれてた時代だ。

今ならメールで、いやLINEで「起きてる?」とか「今から行っていい?」と確認もできたりする。すれ違いとか待ちぼうけもない。それどころか今なら手話を覚えなくても筆談ならぬスマホ談もできる。便利になったおかげで約束の時間や場所は変えれるものになり、人間関係は希薄になった気がする。

 

豊川悦司はタバコをプカプカ吸う。分煙どころか路上喫煙禁止もされていないからどこでも吸う。まだ受動喫煙がぁとか騒ぐ人もいないから狭い部屋でも吸う。画廊でも吸う。絵に匂いがつくとか気にしないで吸う。絵を描きながらも吸う。さすがに油絵の具の横では危ないと思うのだが関係なしに吸う。自由だ。羨ましい。この時代に戻りたい。

 

常盤貴子は、その前の年だったか(記憶曖昧だ)「悪魔のKISS」で、カード地獄かなんかに陥ってしまった女子大生かなんかの役やって、いきなりフルヌードになった。確かVIDEO化されていないはずだ。

そしてこの「愛していると言ってくれ」の次のドラマ(だったと思う)「真昼の月」では初回からいきなりレイプ被害者になってしまう役だった。もう、まさに体当たりである。

「最後の恋」では中居正広を口説くホテトル嬢、「美しい人」ではDVの夫・大沢たかおから逃げるために田村正和に整形を依頼する女。「ビューティフルライフ」では難病に侵され車椅子生活する薄幸の役だし、「ロングラブレター〜漂流教室」では生徒がお起こした傷害事件の責任取って辞めさせられた元教師でタイムスリップに巻き込まれるし・・・。常盤貴子、複雑な女性役多すぎ。

 

そうかと思えば、「タブロイド」でともさかりえと、「カバチタレ」では深津絵里と組んで、はっちゃけた女性を演じてる。俺はこれらの常盤貴子が好きだ。元気が出る。

テレビドラマで常盤貴子を見ることは少なくなっていたが、「やすらぎの郷」で久しぶりに見た。芸能界に功績を残した人だけが入れる老人施設のコンシェルジュ役。相変わらず美しいのだ。最後の方でかなり年上のミッキーカーチスの恋人になっていたが、続編の「やすらぎの刻」ではすでに別れたとの設定で出演はなかった。

そしてアメリカの人気ドラマのリメイク「グッドワイフ」で、検察官・唐沢寿明の奥さん役。16年ぶりに弁護士に復帰し、不倫疑惑と汚職疑惑で窮地に追いやられてる旦那の弁護を引き受ける。リメイクものは「SUITS」など、ちょっととほほな感じになるのが多いのだが、このドラマ結構面白かったよ。常盤貴子の顔がまんまるになっててちょっと驚いたが。

 

豊川悦司を最初に見たのは深夜放送されてた「NIGHT HEAD」だ。武田真治と超能力兄弟だったが、あまりストーリー覚えてない。っていうかストーリーは無茶苦茶だった気がする。

鈴木保奈美と三上博史の切ないラブストーリー「この世の果て」(野島伸司脚本)では、金持ちの御曹司。ちょっと嫌な奴役。

そのあとが野沢尚脚本のドロドロドラマ「この愛に生きて」。確か安田成美と不倫結婚した後に、元妻・美保純とも不倫してるって役だった気がする。とんでもねぇ野郎だ。

で、この「愛していると言ってくれ」で純愛。ふり幅広すぎ。

 

「愛してると言ってくれ」の後の「青い鳥」も名作だ。これも野沢尚脚本で、旦那の佐野史郎から母娘を逃がす駅員役がトヨエツだ。夏川結衣が綺麗で、子役の鈴木杏が可愛くて。そら、連れて逃げるわって感じ。ぜひこれも再放送してほしいものだ。

 

豊川悦司は犯罪者役が似合うと言ってはなんだが暗い影がある役の方が合う。アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のリメイクのように、金持ちの男(石黒賢)に成り代わりなりすます役を演じた「危険な関係」や、

「兄弟〜兄さん頼むお願いだから死んでくれ〜」は、ビートたけしと兄弟役を演じた。作詞家として数々のヒット曲を世に送り出したなかにし礼さんの自伝のドラマ化で、豊川悦司は弟のなかにし礼、ビートたけしが借金まみれで夢ばかり見て弟に迷惑かける兄を演じた。すごくいいドラマだよ。なんか今年は北海道にニシンが大量に押し寄せた(海岸が白く染まった)ってニュースを聞いて、このドラマを思い出した。

 

そして「弁護士のくず」でファンキーな弁護士を演じたかと思えば、「ビューテフルレイン」で若年性アルツハイマーによって記憶をどんどんなくしていく男を見事に演じた。記憶をなくしていく父を励ます芦田愛菜ちゃんが健気だった。

 

常盤貴子と豊川悦司は、映画「20世紀少年」で共演してる。

 

浦沢直樹の原作漫画を三部作の実写映画化したんだけど、キャスティングがめっちゃいいのよ。まるで連載時から当て書きしてたのってくらいみんなそのまんま。原作との違和感なし実写化映画ベスト10に楽勝入る。常盤貴子もトヨエツもこの映画の中では同級生。主演は唐沢寿明だが、2作目はほぼトヨエツが主人公だ。かっこいい。

この映画、覆面かぶった“ともだち”がウイルスによって日本を分断し隔離し仕切ってる。それを唐沢ら昔の友達が集まってやっつけ(野望を砕き)に行く。という話なんだが、新型コロナウイルスの脅威によって越境自粛警察が出てきたりしてる今、放映してもいいのではって思うのだ。だけど、ウイルス感染で苦しんでる人に気遣うとかの理由で放送できないのかなぁ。

 

 

【愛していると言ってくれ】が放送されたのが1995年。

1995年といえば1月に阪神淡路大震災があった年で、震災を機にそれまでのバブル景気の名残が一気に飛んで、いろんな価値観が変わった年だ。(これ、前回も書いたな)

ボランティア(奉仕活動)というものが世間に浸透したのもこの阪神大震災からだし、携帯電話が普及したのもこの年からだ。

阪神大震災が起きた頃、携帯の普及率は確か大阪11%東京8%くらいだった。当時、すでに持っていた俺は被災地入りした時、いろんな人にいろんな場所で「貸してもらえませんか」と言われた。なぜか十円渡されるんだけど、通話料もっと高いんだけど・・・って思うよりも、瓦礫と傾いた建物に無力を感じ、被災者に何もしてあげられない俺が現地でしてあげられることって携帯を貸してあげることしかできないのよ。家族と連絡が通じて無事を喜んだりする姿を見る、それくらいしかできなかったのよ。

それが、今では一人一台所有してる。スマホも普及してメールやLINE、SNSや各種アプリを使いこなしてはる。常盤貴子は公衆電話から岡田浩暉の待つ喫茶店の赤電話にかけ、呼び出してもらってる。

ドラマではまだトヨエツはワープロ使ってるが、パソコンが普及したのは、WINDOWS’95が発売されたこの年からだ。

 

そしてもう一度この年起こった阪神大震災に話を戻すが、主演の常盤貴子は兵庫県西宮育ちだ。彼女は高校途中から関東に移ってるが、身内知り合い友人知人は兵庫・大阪に多々いただろう。心配だっただろう。気になっただろう。そして豊川悦司も大阪府の八尾出身だ。八尾の辺りは震災の影響はそれほどなかったところだが、やはり身内知り合い友人知人は兵庫・大阪に多々いただろう。

そんな兵庫と大阪出身の二人が、東京を舞台に演技をしているってちょっと不思議。

あ、東京行った時に、ドラマの聖地巡礼ってロケ地に行こうとしたんだが、東京の友達に「あれ上野公園よ」って言われ連れて行かれたのだが、どうも景色が違う。画面で見るのと実際は違うのかなぁと思って、また違う奴に聞いたら「上野とちゃうよ、井之頭やで」(大阪弁ではなかったと思うが)って。今ならこんなこともwikiやGoogleですぐわかる。便利な時代になったけど、人に聞くとか尋ねるってコミュニケーションは希薄になってしまったな。

 

ちなみに兵庫県は美人・可愛い子ぞろいだ。

不倫ブームと兵庫県女の結婚ブーム

でも書いたが、兵庫県は北川景子、藤原紀香、相武紗季、上野樹里、平愛梨、松下奈緒、戸田恵梨香、有村架純、松井玲奈、能年玲奈・・・。そして芦田愛菜ちゃん。

   

   

  

 

兵庫県、かなりの美人県である。

 

確かもうすぐ麻生祐未と同時くらいに生瀬勝久が出てくるはずだ。生瀬勝久も兵庫県西宮市出身だったな。

楽しみだ。


愛していると言ってくれ ハンデを正面から向き合い描いたドラマ

2020-06-07 20:07:36 | MUSIC/TV/MOVIE

愛していると言ってくれの再放送をやっている。

もう伝説と言っていいほどの名作ドラマである。

新型コロナウイルスの影響で撮影ができないから、4月期のドラマは軒並み途中で止まったり、最初かから放送しなかったり。各局バラエティなども総集編や特別編などと言って再編集したものを多々流してるみたいだ。

で、過去のドラマを放送してたりするんだが、普通はせいぜい「逃げ恥」とか「下町ロケット」とか数年前のものだが、この「愛していると言ってくれ」は1995年放送だから、もう25年前か。

 

1995年といえば1月に阪神淡路大震災があった年。震災を機にそれまでのバブル景気の名残が一気に飛んで、いろんな価値観が変わった年だ。

ボランティア(奉仕活動)というものが世間に浸透したのもこの阪神大震災からだ。それまでは「奉仕」とか「社会貢献」などというものは、一部の慈善活動家か篤志家がするものだった。偏見ではないよ。

実際、エチオピア飢餓救済のため、U.KのRock&Pops界スーパースターがBAND AIDとして集まった「Do They Know It's Christmas」を聞いても、アメリカのこれまた超売れっ子ミュージシャンが集まってUSA for Africaが「We Are The World」を歌ってても、海の向こうの“金も名声もあるミュージシャン”がやってる“慈善活動”って感じだった。

 

日本はその頃バブル景気を謳歌し、イカしたファッションで全身キメた男女が、アフターファイブにオッシャレ〜なレストランやBarで愛を語ってた時代だ。

それを誘導するかのように、オシャレな男女が、きらめく都会で恋や恋愛を謳歌するドラマ、俗に言われるトレンディドラマがヒットしてた。

君の瞳をタイホする!」「抱きしめたい!」「君の瞳に恋してる!」「愛しあってるかい!」・・・愛とか恋とかタイトルにつけときゃとりあえず見るだろう、あっ「」も忘れずになって感じだ。まさにバブル象徴のトレンディ会社、テレビ局と広告代理店の思惑そのまま丸出しである。

俺は当時流行ってたこのトレンディドラマってやつが苦手だった。自分とは無縁の世界。仕事柄お客様との会話(OLさんとかね)のためにビデオ録画して渋々見ていたが、見ないまま数週間分溜まってそのうちまた新しいトレンディが始まって上書きって事もザラだった。

 

この「愛していると言ってくれ」もタイトルに「愛」が付いているので、最初は勘違いして観ていなかった。お客様から次々と「いいドラマよ」「面白いよ」と絶賛され、挙句には「絶対見ないと後悔するよ」とまで言われたので3話目から見た。

ご存知の通りこのドラマは耳の聞こえない(口もきけない)画家の男(豊川悦司)と劇団で夢を追う女(常盤貴子)の切ないラブストーリーである。トレンディなファッションも、イカした会話もこのドラマにはない。そもそも会話は手話と唇の動きを読むだけだ。

しかも、ただ単に障害を持つ男と純粋な心を持った女の恋の話ではないのだ。いろんな社会問題やご時世ネタの細かい描写が、さりげなく入れている北川悦吏子さんの脚本がいい上に、常盤貴子と豊川悦司の演技がいい。さらにそこにドリカムの「LOVE LOVE LOVE」が重なって・・・。

「めちゃくちゃ面白いぞ」「続きを早く見たい(早く来週にならないかな)」って思ったドラマは久々だ。いや、その前に見過ごしてた1,2話を見なくては。

勧めてくれたお客様に頼んで、録画したビデオを貸してもらって見た。(もちろん爪は折ってあった)

 

バブルは終わったとか言いながらもまだまだ世間では有給取ってグアム旅行だ、ベイエリアでメッシー君とデートだって言ってた頃だ。映画「バブルでGO!」でも描かれてたが、TAXIなんて「一万円札持って手をあげてなきゃ止まってくれない」と言われた時代。

この「愛してると言ってくれ」でも常盤貴子が、豊川悦司の代わりに絵を画廊まで届けようとする際にタクシーを拾おうとするのだが、停まってくれないってシーンがある。常盤貴子の身なりが普通の安っぽい服だからだし、この頃のタクシーは「近距離はお断りだぃ」って殿様商売だったからな。

 

このドラマはそんなバブルの末期と胡散臭さ(画廊のブローカーとか)も描いているのだが、すごいのは、ハンデを持った人たちのことを正面から向き合って描いたドラマなのだ。

 

このドラマがきっかけで手話を習う人が増えたと思う。いやそれは、その前の酒井法子主演の「星の金貨」からかもしれない。

そしてその後の野島伸司脚本「未成年」で自閉症が描かれた。演じたのは当時まだジャニオタ以外では無名に近かった香取慎吾。その前の「沙粧妙子の事件簿」での演技と、この「未成年」での映画「レインマン」のダスティン・ホフマンを彷彿させるような素晴らしい演技に驚いた。

翌年には和久井映見が「ピュア」で知的障害者(サヴァン症候群)を演じた。

これらのドラマや阪神大震災の影響で、ボランティア・慈善行為は裕福な人がするものではなく、普通の一般人がしてもいいんだって変わっていった。ハンデを背負った人や障害者に対する偏見の問題も含め、困った時には手を差し伸べる事に躊躇しなくて良くなった。「偽善者」と罵られる事もなくなった。(いや、今でも「売名行為」とかケチつける奴はいるけどな)

 

今では信じられないかもしれないけど、当時はそれほどまで偏見あったのよ。

ハンデがある人を見ると見て見ぬ振りするか、蔑んだ目、哀れんだ目でみるか。

ドラマの中で豊川悦司が「僕はかわいそうじゃない」「助けて欲しいと思っていない」と、常盤貴子を突き放すシーンがある。蔑みや哀れみならごめんだと。そんな人は今まで何人もいたと。

 

俺はガキの頃から親に「困ってる人を見たら助けてあげなさい、それが人として当たり前のことです」と言われて育ったので、道で困ってる人を見たら声かけたり、車椅子を押すの手伝ったりするよ。重い荷物持って階段登ってるばあさんの荷物持ってあげたりは平気で昔からする。普段はこのブログでも「じじぃ」とか「ババア」とか罵ってるが、困ってる人は別だ。

まぁ声をかけても、当時ヤンキーの身なりの俺(今は上下黒ずくめにサングラス)の姿に戸惑い、「いいです いいです」(なぜか二度言う)って断られたりするんだけどね。

ツレには「何してんの?」と不思議がられたり、「らしくない」とか「いいカッコしい」とか言われるが構いはしないのだ。照れ隠しに「遺産家かもしれんやろ?」とか「偽善行為やから」とか言って照れ隠しするけどね。

 

でも俺は当時の慈善活動してる人が苦手だった。俺は困ってる人、ハンデのある人を「可哀想」扱いにしたりする奴が嫌いだ。「上から目線」丸出しで「私たち健常者が、障害者を助けてあげなくては」などという奴が大嫌いだったのだ。

「障害を持って生まれたのにこんなに頑張ってます」とか「ハンデを乗り越えてなんちゃら」ってなのも嫌い。24時間テレビも嫌いだし、障害者は心が綺麗なんですって過剰演出された番組なんかも嫌い。

困ってる人を手伝いはするけれど、そこに感情はあまりない。哀れんだりするのは嫌だし、ましてや「大変ねぇ」「頑張ってね」とか言う気もない。

 

だから以前、佐村河内とかいうアーティストが、耳が聞こえないのは嘘で実は聞こえてたって騒がれた事件も「こいつら何騒いでんだ?」ってバカにしてた。どうせ騒いでる人は、上から目線で「耳が聞こえないのにこんな曲作れるなんて」って思ってた人たちだろう。だからゴーストライターが書いてたなんて「騙されたあああ」って。

フィギュアスケートの高橋大輔が、この事件発覚後に慌てて使用曲(HIROSHIMAだったかな?)を外した時は、なんじゃこいつって嘲笑してしまったよ。曲が良いと思ってたから使用曲にしたんじゃなかったのねってね。

考えてもみろよ。いい曲に健常者作曲とか障害者作曲って関係ないだろ。

レイ・チャールズやスティービー・ワンダーの曲は、彼らが盲目だからすごいのか?もし実は目が見えてたら「騙されたって」騒ぐのか。彼らがハンデ持った人だからいい曲だと思ってるのか?

そりゃ「べートヴェンは耳が聞こえなくなってからも変わらずすごい交響曲を書いてた」とはちょっと違うかもしれないが、辻井伸行が目が見えなかろうが耳が聞こえなかろうがいい曲はいい曲で、そうでもない曲はそうでもないだろ。ただそれだけだ。「目が見えないのに」ではない。

 

こういうこと言うと「ハンデがある人は健常者よりも何倍もの努力や修練が必要なんだ」と言う人がいる。そりゃそうだ。それは並大抵ではないだろう。

だから手伝えるところは手伝う。でも、求めてないのに手を差し伸べることはしない。そんな余裕もないし驕りたくもない。「素晴らしいメロディ」とか「いい絵だ」にハンデは関係ないだろ?それこそ目に見えてるものに惑わされてるだけだろ。

「愛していると言ってくれ」でも、常盤貴子がまだ豊川悦司が耳が聞こえないとか口がきけないって知る前に書いてる絵を「いい絵ね」と褒めたから絵をあげたんだ。

 

デビューしたての矢田亜希子が豊川悦司の血が繋がらない妹役で出てるのだが、彼女が「興味本位で兄に近づくな」と常盤貴子に言うシーンがる。「今までそんな人に」とか「そんな人のせいで兄はボロボロになった」とか。セリフは棒読みに近いが、なかなか考えさせられる言葉である。

父親役の橋爪功さんも「お前がこうなってなかったら、かあさんは出て行かなかったかも」と複雑な心境を吐露する。

いろいろなところに、それぞれハンデを持った人への心情が余すことなく描かれている。ハンデを背負った人に手を差し伸べましょうねなんて綺麗事をこのドラマは描かない。耳が聞こえない、口がきけないけど心は純粋なのだって主人公を美化して描くこともなく、世の中は障害者に対して理不尽だと責めるように描かれてるわけでもない。

 

そこにあるのは「葛藤」。

 

どう接したらいいのか、どうするべきなのか、どう考えるべきなのか。

まだまだ、腫れ物を触るみたいに接したり、透明人間のように見えないふりしたり気づかないふりしたりしてた時代に、よくもまぁこんな素晴らしいドラマを作ったもんだ。

 

常盤貴子はその後、北川悦吏子さん脚本の「ビューティフルライフ」では、難病によって車椅子での生活をする女を見事に演じた。美容師を演じた木村拓哉さんのおかげで翌年から美容学校の入学希望者がめちゃ増えたこの大ヒットドラマで見せた、常盤貴子のハンデを背負った演技はかなり素晴らしい。(ちなみに常盤貴子は「みにくいアヒルの子」では美容師役だ)

このドラマの頃(2000年)は、もうボランティアとか手助けは一般的になってきてたが、まだまだバリアーフリーってのは進んでなかった。段差や階段が多いのよね日本て。

それから20年経った今、最近はようやくバリアフリーが浸透して、道路や建物なんかでも段差がなくなってきたけど、それでもまだ郊外に行くと整備されてなかったり、不便だったりする。議員さんや役所の人は何ヶ月に一回は車椅子で1日過ごしてみたらいいのにねって思うよ。

 

ただ、昨年11月に池袋の西武百貨店でワインを試飲した人が、二杯目を飲もうとしたら店員に断られたことが騒ぎになった事件はちょっと考えさせられる。

この男はカナダの自称料理研究家だそうだが、損害賠償で西武百貨店を訴えた。西武百貨店側は2016年にワインを試飲した車椅子利用者が他の客の足を引く事件があり、以降車椅子利用者には酒類提供をしない方針にしてたそうだ。

このカナダ人は「酔って他の客に迷惑かけてないと抗議」(でも酔っ払いもそう言うんだ)し、店側も現在は事故の可能性など説明後に酒類提供しているそうだが、170万円の賠償請求をしたそうだ。ワインが飲めなかったくらいでなんで170万円もの損害を被ったと言えるのかわからんが、もっと根本的なことを忘れてる。それとも知らないのか。

車椅子は「車両」である。

自転車でも酒飲んで運転したら飲酒運転になるように、車椅子でも飲酒運転になる。

はっきり言ってこんな奴が一番迷惑である。こんな人のおかげでまだまだ偏見が続く。「障害者だからってわがまま言うな」って。おとなしくしてろと。

 

健常者と同じように接してくれ、偏見の目では見ないでくれ、蔑み哀れみはごめんだ。

もちろんそれはわかる。

俺はこのブログでも何度か書いてるが、男女平等!ってことさら騒ぐ奴が嫌いだし、LGBTに権利をと騒ぐ奴も嫌いだ。偏見や差別はしないが、特別視することも意味なく優先する気もない。

 

よく「海外では」と、海外ではいかに優れてるかを唱える人がいるが(出羽守って呼ぶのね)、アメリカという国は障害者やハンデを持った人に対しての互助精神、慈善活動などが成り立っている。

テーマパークでもハンデキャッパーは優先入場だし、それを咎めたり羨む人もいない。大型スーパーマーケットなどの駐車場でも入り口近くは全て障害者専用だ。路面に車椅子マークなど書いてなくともだ。

俺はL.A.で知らずに「ここ空いてるやん」って車停めたら、同乗者に「店から出てくるときに包帯巻いてなきゃいけないよ」って言われたことがある。それが「ここに停めるなら『健常者のくせに停めた』って言われないために怪我人のふりしなきゃダメだよ」ってジョークのように諭されたとわかった時は赤顏の思いだった。

バスでも、老人やハンデキャッパーが降りる時は乗客みんなが手伝うし、ドアも開けてあげたりする。たとえそれがラジカセを肩に担いだTATOOバリバリのラッパーみたいな奴でも普通に手助けしてる。

 

ベトナム戦争で傷痍軍人が増えたという背景があったり、貧富の差が激しいとかもあるんだろうけど、社会全体でボランティアが当たり前のように存在してる。

不思議なことにこんな慈善活動、奉仕精神が浸透している国で、未だに黒人差別で悲しい事件が起こるのが不思議だ。日本人にはまだまだ理解できない根強い奴隷制時代からの有色人種差別が残ってるのかもしれないが、それについては今後また書こう。

 

とにかく愛していると言ってくれ。続きをぜひ見なくっちゃ。

エンディング(結末)はわかってるのにね。

普段は一度見たドラマを再度見たり、同じ映画を繰り返し見たりなんてしないのだが、このドラマだけはぜひ見なくっちゃ。

麻生祐未が登場してきて、余裕の手話をみせる回はまだか。

楽しみだ。