山口晃さん。
大和絵や浮世絵のようなタッチで、緻密に人物や建築物などを描き込む画風の作家。
絵を描くのがたまらなく好きなんだろうなって思える人。
あの辛口な西原理恵子氏が「現代美術で今一番イカした線を引く男」と賞賛する画家。
絵の世界は、どんだけ練習しても模倣しても引けない線がある。
その線を神様から貰った人がいる。
山口晃氏はその線を何の難解さもなく退屈そうにその線を引く。
もはや神の領分だと。
山口晃氏をここ迄端的に表現できる西原理恵子さんも凄いな。
でもほんとその通りだと思う。
山口晃氏の絵はヒロヤマガタより細かく、横尾忠則より和で、狩野永徳より薄い。
パースやデフォルメの違ったモノを平気で一つの絵に入れるし、
大友克洋や鳥山明のように想像の近未来デザインも平気で入れる。
天才っていうのはこういう人の事なんだなぁ。
俺が絵を本職に選ばなかったのは、絵の世界はこんな天才がうじゃうじゃいるからだ。
子供の頃から絵を描くのが好きで、それなりに上手くは描けてと自負してたし、
周りの人も「上手いねぇ」とか「よくこんなのが描けるねぇ」とか誉めてくれるんだけど、
いるのよね、天才が。
何故こんな色使いが出来るの?何故こんなデザインできるの?何故写真みたいに描けるの?
そいつらの絵を見たらちょっと上手いくらいではとても敵わないのよ。
ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、ピカソ、ダリ、ロートレック、ウォホール・・・。
誰が見てもどの絵を見てもその人の絵だとわかる確立された画風。
どんなに頑張ってもそんな絵は俺には描けやしねぇだろうし、
それに挑戦する無謀さも持ち合わせちゃいねぇよ(ヘタレなのさ・・へへ)
だからこんな若くして独自の画風を確立できた山口晃氏に嫉妬さえ感じる。
その山口サンが東京大学出版PR誌「UP(ユーピー)」に連載してた絵付きエッセイ(漫画?)をまとめた本。
それがこの「すゞしろ日記(すずしろ日記)」
第二弾が発売されてたの知らなかったが、見つけたので読む。
緻密で繊細な大判サイズの絵と異なり日記風に単純な線で描いてるけど、やっぱり巧いなぁ。
そしてエッセイの内容、その目線の鋭さ、凡人との視点の違いにまたもや脱帽する。
天才に嫉妬してもしょうがないのだが、ちょっと悔しいな。
大和絵や浮世絵のようなタッチで、緻密に人物や建築物などを描き込む画風の作家。
絵を描くのがたまらなく好きなんだろうなって思える人。
あの辛口な西原理恵子氏が「現代美術で今一番イカした線を引く男」と賞賛する画家。
絵の世界は、どんだけ練習しても模倣しても引けない線がある。
その線を神様から貰った人がいる。
山口晃氏はその線を何の難解さもなく退屈そうにその線を引く。
もはや神の領分だと。
山口晃氏をここ迄端的に表現できる西原理恵子さんも凄いな。
でもほんとその通りだと思う。
山口晃氏の絵はヒロヤマガタより細かく、横尾忠則より和で、狩野永徳より薄い。
パースやデフォルメの違ったモノを平気で一つの絵に入れるし、
大友克洋や鳥山明のように想像の近未来デザインも平気で入れる。
天才っていうのはこういう人の事なんだなぁ。
俺が絵を本職に選ばなかったのは、絵の世界はこんな天才がうじゃうじゃいるからだ。
子供の頃から絵を描くのが好きで、それなりに上手くは描けてと自負してたし、
周りの人も「上手いねぇ」とか「よくこんなのが描けるねぇ」とか誉めてくれるんだけど、
いるのよね、天才が。
何故こんな色使いが出来るの?何故こんなデザインできるの?何故写真みたいに描けるの?
そいつらの絵を見たらちょっと上手いくらいではとても敵わないのよ。
ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、ピカソ、ダリ、ロートレック、ウォホール・・・。
誰が見てもどの絵を見てもその人の絵だとわかる確立された画風。
どんなに頑張ってもそんな絵は俺には描けやしねぇだろうし、
それに挑戦する無謀さも持ち合わせちゃいねぇよ(ヘタレなのさ・・へへ)
だからこんな若くして独自の画風を確立できた山口晃氏に嫉妬さえ感じる。
その山口サンが東京大学出版PR誌「UP(ユーピー)」に連載してた絵付きエッセイ(漫画?)をまとめた本。
それがこの「すゞしろ日記(すずしろ日記)」
第二弾が発売されてたの知らなかったが、見つけたので読む。
緻密で繊細な大判サイズの絵と異なり日記風に単純な線で描いてるけど、やっぱり巧いなぁ。
そしてエッセイの内容、その目線の鋭さ、凡人との視点の違いにまたもや脱帽する。
天才に嫉妬してもしょうがないのだが、ちょっと悔しいな。