GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

初代007 ショーン・コネリー死す

2020-10-31 22:55:53 | MUSIC/TV/MOVIE

ショーン・コネリーが死んだ。

ゼロゼロナンバーの英国諜報員として世界各国でドンパチやっても、聖杯を探しに来た息子と共に捕まっても、深海でソ連の原潜でアメリカの原潜と戦っても、禁酒法時代にマフィアの首領を検挙しようとする捜査官と共に捜査しても、刑務所島に立てこもったテロリスト集団とFBI捜査官と共に戦っても、どんな危機に陥っても絶対死なないってイメージがあるから、訃報はちょっとショック。

そりゃもういいお歳だもの。仕方ない。

 

ジェームス・ボンド。

世界で最も有名なイギリスのスパイ、007。スパイだから有名になったら迷惑のはずだが、ご存知の通りショーン・コネリーはその初代ジェームス・ボンド、初代007だ。

日本では石森章太郎のサイボーグ009の影響で「ゼロゼロセブン」とつい呼んでしまうが、正式には「ダブルーオーセブン」。まぁそれはどうでもいい。

 

007シリーズは初回から全部観てる。さすがに最初の方のは公開時に劇場で見たってわけじゃない。第1作目の『ドクター・ノォ」が1963年公開だから生まれていません。

劇場で初めて見た007は『私を愛したスパイ』。ってことはショーンコネリー版ジェームスボンドは劇場では『Never Say Never Again』以外は見たことがなく、その他は全部TVでの吹き替え版やビデオで見たってことだな。

 

 

007は音楽がいいよね。メインテーマ曲が流れてくるとワクワクしちゃう。

毎回、著名なアーティストが歌うテーマ曲も楽しみ。

ポール・マッカートニーが作った「Live and Let Die」(死ぬのは奴らだ)の007はショーン・コネリーじゃなくロジャー・ムーアなのだが、彼の007も悪くない(『私を愛したスパイ』もロジャー・ムーアだ)。

シーナ・イーストンの「For Youe Eyes Only」、Duran Duranの「A View To A Kill」(美しき獲物たち)、ティナ・ターナー「GoldenEye」、シェリル・クロウ「 Tomorrow Never Dies」、a-haの「The Living Daylights」、マドンナの「Die Another Day」・・・まさに名曲ぞろい、豪華アーティスト。

コロナ禍で公開延期になっている最新作「No Time To Die」のテーマ曲はビリー・アイリッシュだ。

 

007シリーズ以降のショーン・コネリーも好きだ。

 

『アンタッチャブル』

禁酒法時代、アメリカ・シカゴでマフィアの首領として君臨するアル・カポネを脱税の罪で検挙しようとする捜査官に協力する老警官役。

映画は捜査官エリオット・ネス役のケビン・コスナーが主役なのだが、サポート役のショーン・コネリーに完全に食われてしまってた。

まぁこの映画ではアル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロの狂気の演技もすごい。カポネになりきるために体重は増やすわ、歯を抜くわ、その後「デニーロ・アプローチ」と演劇界で呼ばれる徹底した役作りをしてる。

そして、階段落ちといえば日本映画だと「蒲田行進曲」だが、この映画で当時まだ無名だったアンディ・ガルシアが見せた、赤ん坊が乗った乳母車を追いかける大階段でのアクションは見どころの一つだ。

マフィアの殺し屋を演じたビリー・ドラゴが着てた白スーツがカッコよすぎ。エンドロールのクレジットで衣装提供「Armarni」とあったので、早速河原町の映画館を出てすぐに当時北山にあったショップに初めて行ってみたのだが、その値段にビックリ&がっくりした記憶が蘇ってきた。

 

『インディジョーンズ/最後の聖戦』

ハリソン・フォード主演の人気作の第三弾。行方不明になった父親役がショーン・コネリー。聖杯と父を探しにきたハリソン・フォードと一緒に捕まった時の演技・掛け合いはサイコーだ。

実はシリーズ1作目の『レイダース/失われたアーク』は観てるのだが、2作目の『魔宮の伝説』は観た記憶が無い。それでも3の『最後の聖戦』は面白く観れたから、まだ観てない人は是非。

 

『レッド・オクトーバーを追え!』

まだソ連と呼ばれてた頃のロシアの原潜・レッドオクトーバーの船長。

生粋のスコットランド人のショーン・コネリーが、なんでまたロシア人役をしたのかは不明。

深海にてアメリカの原潜・ダラスと戦うシーンは息が詰まりそうになりますが(別にこっちは地上にいるのにね)めっちゃ迫力あります。

 

『ザ・ロック』

サンフランシスコにある有名な刑務所島・アルカトラズ。

かつては脱獄不可能ゆえ「ザ・ロック」と呼ばれ犯罪者に恐れられたアルカトラズ島も、今は閉鎖され観光名所になっている。

そのアルカトラズに観光客を人質に立てこもった元海兵隊准将のエド・ハリス率いるテロリスト。制圧に挑むFBI捜査官ニコラス・ケイジは、堅牢なこの島に入るため、このアルカトラズ島から唯一脱獄したことのあるショーン・コネリーに協力を求め、共に戦うって内容。

アルカトラズを舞台にしたアメリカ映画はいくつかあるけど、その中でも傑作のひとつです。

 

他にも2000年問題(コンピューターや時計が誤作動するって噂が蔓延った)をテーマにした『エントラップメント』など、ショーンコネリー出演の傑作映画は多い。

でも考えたら2000年以降、ショーンコネリーの映画って観てないや。なんかあったっけ?

もう隠居生活してたのかなぁ。

90歳でお亡くなりになられたそうだから寿命かね。

 

これまた新型コロナの影響で、新作の公開が延期また延期になっている、新感覚スパイムービー『キングスマン』。

その第1作目で主人公が犬に名前を「J.B.」と付ける。『ジェームス・ボンド?』と聞かれ「No(違う)」、『ジェイソン・ボーナム?』「No」、『じゃぁなんだ?』「ジャック・バウアー」って答えるシーンで爆笑してしまったよ。今どきの若者はジョンブル魂って何?って感じなんだね。

 

初代ジェームス・ボンド、ショーン・コネリー。

ご冥福をお祈りします。


伊藤健太郎の事故 報道のひどさ

2020-10-30 19:12:11 | MUSIC/TV/MOVIE

伊藤健太郎が事故を起こした。

今、一番売れっ子と言っても過言でないくらい引っ張りだこの若手俳優の突然のスキャンダルに、マスコミ各社が飛びついた。まぁいつものことだ。

でも、これがひどすぎる。

相変わらずのマスコミの報道。

事故原因や詳細などが全然わかってない状態なのに、「伊藤健太郎ひき逃げで逮捕!」。すでに重大犯罪者扱いだ。

 

いやいや、俺だって事故の内容くらいは知ってるよ。

Uターンしようとした伊藤健太郎の車。二人乗りのバイクが転倒。伊藤健太郎はそのまま行こうとしたが後続のタクシー追いかけ、次の信号で戻るように諭され戻った。バイクの男女は左腕打撲と、左足骨折の重傷。自動車運転処罰法違反(過失傷害)と救護義務違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。ってことはね。

 

でもさ、この事故、なんで起こったのかはどこも報道していないのよ。

事故のあった場所は見通しの悪い道路ではない。Uターン禁止の場所でもない(ちょっと先は右折禁止)。したがってこの道交法違反はない。

伊藤健太郎はバイクが近づいてきてるのわかってて強引にUターンしたんか?

バイクはUターンしてる車があるのに気付くのが遅かった、または気付いてブレーキかけたが間に合わなかったのか。

当たったん?ぶつかったん?避けようとして転んだん?それさえわかってない。

避けれんかったん?そんないきなり目の前でターンかまされたん?後ろに女の子乗せてる250ccのバイクやろ、普通は「あぁUターンしてんな」って減速セェヘンかね?

 

って、こんなこと書くと「被害者は怪我してるのに」って騒ぐ人いるけど、そもそも、その原因がはっきりわかっていない時点で騒いでるのがちょっとね。

100%伊藤が悪い(過失)であっても、それは事故検分の報告が上がってからやん。

伊藤健太郎の車がUターンした時、バイクとの車間距離はどれくらい離れていたのだ?とか、双方がどれくらいのスピードだったのか、どういう風にぶつかったのかも、伊藤健太郎の車のドライブレコーダーの解析や供述で分かるだろう。

それのわかっていない、今の時点で伊藤を責めてもなぁ。

 

ワイドショーは「なぜ現場から逃げ去ろうとしたのか」って。そりゃそうだ。そこはあかん。この逃げたっ行為のせいで、事故は事件になってしまった。

でも、パニクってたんやろ。ごまかそうとしたとかより、うわうわうわって感じじゃないか。どうしようって。事故を起こして冷静なやつなんかいないよ。

留守だと思って空き巣に入ったが家の人がいて見つかって、逃げようとナイフ振り回してたら抵抗されて刺しちゃって、どないしようってなってるうちに家ごと燃やして証拠隠滅しようとしちゃったってのもあるくらいだ。冷静さが微塵もない状態のパニック時、はたから見たらその心理は理解不可能だ。

 

伊藤健太郎が現場から逃走しようとしたこと(およびその報道)は庇うつもりもない。でも、責めるのもどうなのかな。

本人はぶつかっていない(または勝手に当たってきた)としか思ってなかった、なんてことは無いだろうけど、まさかそんな重傷を負ってるとかは全く思ってなかったんだろう。夕暮れ時(走馬時)でバックミラーでも見えてなかったのか?

唯一の救いは、タクシーが追いかけてくれてきて、「今戻れば間に合う」と諭してくれたことだな。感謝しなければいけない。もしこれで完全に現場から逃走してたらそれこそ重大事件だ。

 

ちなみにバイクは簡単にコケる。

よく映画やドラマで悪い奴らが主人公をバイクで取り囲み、ウイリーかして襲ってくるシーンあるけど、あれではちょっと避けてチョイとついたら簡単にコケるぞ(本当)。

まだ健太郎だった頃『相棒』で、バイクに乗って逃走したりする役で出演してた。ってことは伊藤健太郎はこんなバイク、および転倒時のライダーのことは分かるはずなんだけどなぁ。

 

マスコミ各社はいつものパターンで事故の内容より、出演作の公開はどうなるとか、CMの降板とか差し替えとか、違約金がいくらとかばっかり。

自分たちが払うわけでもないのに違約金がいくらになるとか勝手に計算して騒いでるけど、違約金のためのクラウドファンディングでも立ち上げてあげるつもりなのかな?デッケェお世話だ。

あげくには事務所移籍は元マネージャーとの仲がどうのこうのなんてのを書いているメディアもある。事故には関係ないが今がチャンスだ、以前から温めてたネタ記事ついでに出しちゃえって。詳細に書いてるのは例によって新潮と文春だ。

 

出演作がどうなるか、それは制作会社と配給会社が決めればいい。「作品に罪はない」とするか「作品は公開できない」とするか。そして観に行く人見る人が「作品に罪はない」と思うか「この人が出てる作品は見たくない」となるか。

 

主演作では黒木瞳が監督した映画『十二単を着た悪魔』(11月6日公開予定)や、舞台『両国花錦闘士』(12月より東京大阪福岡巡業予定)

 

北村匠海主演映画「とんかつDJアゲ太郎」の公開は本日(10月30日)からだが、この映画には伊藤健太郎のほか、先日大麻で捕まった伊勢谷友介や、九州被災地ボランティア不倫で騒がれたブラザー・トムなどが出てる。こうなると映画の良し悪しより変な話題性ばかりが先行しちゃうな。

 

木村拓哉主演の『教場2』にも出演している。前作で「キムタクの新境地」と絶賛された作品の続編だから、制作陣もかなり気合入ってるみたいだ。2021年初春に2夜連続放送の予定だからまだ時間があるといえばあるが、今から撮り直すかそれともこのままGoするか。

 

っていうか売れすぎ。

『今日から俺は!!』で一気にブレイクし、映画『弱虫ペダル』やリメイク版『東京ラブストーリー』、『アシガール』、NHK連ドラ『スカーレット』と立て続けに出演。

横浜流星が新型コロナにかかった影響で舞台『巌流島』は流れたが、他にも単発でゲスト出演したりしてる。

さらに最近の悪い風潮として、TVでも映画でも出演作の公開が近づくと、バラエティ番組へ番宣を兼ねて出演させられる。

本来役者が宣伝するってどうなの?そりゃ、沢尻エリカみたいに「別に・・・」とか言いたくもなるよ。

 

そんな忙しい状態だったからなんて言い訳にはならないけど、そんな忙しいタレントに自分で車を運転させるってのも考えもんだ。

そりゃ気分転換のドライブとか、車を運転することでストレス解消ってのもあるかもしれないが、やっぱり危険だよ。

これだけ売れっ子だと睡眠時間は減ってるだろうし、セリフは覚えなきゃいけないし、さらに番宣でバラエティ番組に出て、ちょっとは面白いことも言わなきゃいけない。結構なストレスよ。

そんな状態で車運転して事故。そりゃパニック状態に陥るわね。

 

今回は酒を飲んでたわけでもなく、大麻や変な薬をキメてたわけでもない。同乗者(訳ありの恋人とか)が居たわけでもない。語弊があるが、それらは該当してなくてよかった。

怪我をされたバイクのお二人は早く快方に向かうことを祈っている。

 

メディア・マスコミは、事実だけを、主観や偏向などいれず報道してほしい。

そろそろ、変わってくれよ。

 


大阪都構想 大阪のおばちゃんはややこしいのが嫌い

2020-10-28 23:14:11 | Talk is Cheap

大阪と抗争。変換間違えた。大阪都構想。

正確には【大阪市廃止・特別区設置住民投票】であるが、とにかく投票に行けと毎日街宣車が煽ってる。

 

さて、この大阪都構想であるが、本来5年前に住民投票をしているのでほとんどの市民は理解しているはずだ。

だから、本来は前回の投票で「よくわからんけど賛成に入れた」と「よくわからんから反対に入れた」の人に説明するだけでよかったはずだ。

どうせ細かな財政がとか、新しい区割による役所の仕事がどうとかなんて、所詮住民は気にしちゃいないのだから。気にしてるのは「今と何がどう変わるん?」だけである。

財政破綻がとか二重行政による無駄がなどと以前から本気で大阪市民が思っていたのなら、大阪市が住之江区に建てたWTCと、大阪府がりんくうゲートタワーを泉佐野に建てた時点で「たった10cmを競って無駄な256mの建物なんて作るな!」って怒ってたはずだ。

 

大阪府と大阪市の二重行政、図書館や博物館やいろんな公共のもんが大阪府と大阪市で両方存在してた。建設費も運営費も経費や人件費、つまり公費の無駄遣い。それを無くして行こうぜっていうので、大阪市と大阪府を統合しようとした。

で、橋下さんが知事から市長になり、同じく維新の松井さんが知事になって、府議会も市議会も維新関連が多数を占めた。今がチャンスだってことで二重行政の無駄の打破と、新しい行政区割を打ち出した都構想で住民投票まで持って行った。

結果1万票の差で反対派が勝った。それが結果だ。

橋下さんが辞め、松井知事になって市長になり、同じく維新の吉村さんが知事になった。

今、大阪には二重行政による無駄は無い(表向きはね)。だから今回の論点に二重行政が如何の斯うのとは維新も強く打ち出せていない。

 

じゃぁ、なんでまた今更住民投票をするねんってのが市民の本音だろう。

大阪市の24区を再編成し4つの特別区にして大阪市をなくす。それはわかるけど、それしたらどんなメリットが私ら(大阪市民)にあんの?って思ってる。「結局大阪都構想ってなんなん?」「区役所無くなるん?」「もう今更やらんでもなぁ。」が本音だ。

維新としては、新型コロナウイルス対策で、吉村知事の人気が急上昇したから今がチャンスだと思ったんだろう。新型コロナの特別給付金の遅れとか、イソジン発言などもあったけど棚から牡丹餅のこのチャンスを最大限に利用して住民投票だ。

 

維新はメリットをアピールする。

本来はそれだけでよかったのだ。

もうややこしいこと言わない方が、吉村人気でそのまま行けたはずだ。

 

メリットはそんなに無いのだけど、実はデメリットもそんなに無い。

 

それでも反対派はやっきになってデメリットをアピールする。

なぜか。

デメリットを大げさに伝えることで、この投票はややこしいことだと思わすことで市民が混乱するからだ。

「結局なんなん?」「したらええのん?セェヘンほうがええのん?」「ようわからんわ」になる。

それが反対派の狙いだ。ややこしく思わすことで、面倒臭い事を嫌がる大阪人の習性を見抜いてる。

 

反対派の立憲民主党が打ち出したポスター。

先日、立憲民主党の批判を書いた。

環境のためペットボトルは使わないって言ってたのに使ってるとか、自分たちが政権の時にはスルーしてた学術会議のことを未だに責めたりとか、言ってることがブーメランだらけで矛盾だらけ、とにかく政権批判してればなんとかなると思ってる党、それが立憲民主党だと。

しかし先日、その立憲民主党が打ち出した「大阪都構想・大阪市廃止にNo!」のポスターはイケてた。

ヒョウ柄のパンツを履いたおばちゃんが「いらんことせんとって欲しいわ」と寝転がってテレビ見ながら呟くこのポスター。

これはかなり大阪のおばちゃんの心を動かしたんやないかな。

 

吉村知事がダメだったのは、この陽動作戦にまんまと乗っかってしまったこと。

「これが反対派の立憲から見た大阪市民のイメージ。酷(ひど)いね」とTweetしてしまったこと。ほっときゃいいのよ。笑いとばしときゃよかったのよ。それをみすみす罠にはまってどうする。

「今度の住民投票のイメージはヒョウだからね」ってヒョウ柄をかぶらせてスルーでよかったのよ。

 

「関西人をナメてる」「大阪のおばちゃんのデフォルメがひどすぎる」「大阪のおばちゃんをバカにしている」など・・・。批判はあったらしいし、いかにももっともだが、それ、大阪人と違うのとちゃう?

実はそんなに大阪人は気にしちゃいないはずだ。

これしきで「バカにしてる」って怒るなら、「秘密のケンミンショー」で「秘密の大阪」として描かれることにいちいち怒らなくてはならない。

「バナナを『これ電話です』と渡されて『もしもし』って言うヤツおらへんわ」「あんなかしましいおばちゃんばっかりが大阪のおばさんやと思われたら腹たつわ」などとなってるはずだ。あんなんはテレビ用(外部向け)のお約束みたいなもんや。いかにもって大阪人を演じてるんや。

大阪人全員がいつでもボケたら突っ込むとは思わんでほしい。

基本「そんな人もおる」(わたしはちゃうけどな)だ。

ためしに「昨日ケンミンショーで大阪のおばちゃんは誰でも飴ちゃん持ってるって・・・大げさやねぇ」と嘆いてたおばちゃんに「じゃぁ持ってへんの?」と聞くと「いや、私は喉がいがらっぽいから飴ちゃん持ってるけど・・・」って。

 

以前、桂米朝さんがまだ御健在の頃、大阪が作ったCMがある。町の迷惑駐輪や迷惑駐車をやめようってキャンペーンCMだ。

駐車禁止のところに車を止めて警官に注意されてるおばちゃんと子供。

パターン1「ごめんねぇ、この子がどうしてもトイレ我慢できん言うて、ほら、謝り、お巡りさん困ってるやないの」とおばちゃんがまくし立てる。そこへ米朝さんの「おばはんが謝れ、大阪の迷惑駐車」とナレーションがいる。

パターン2「何よ、私だけやないやん、ほら、あそこにもおるやん、みんな注意しぃや。」とおばちゃんがまくし立てる。そこへ米朝さんの「まずはおばはんがやめなはれ、大阪の迷惑駐車」とナレーションがいる。

他にも数パターンあったが、このCMでクレームが入ったという記憶はない。

 

オレオレ詐欺が流行り始めた頃、大阪では被害が少ないということで、いかにも大阪のおばちゃんって感じ(それこそきつめのパーマ、ヒョウ柄、アニマル柄、声でかい、化粧濃い)の数人がグループ組んで、各都道府県の警察からオレオレ詐欺に騙されたらあかんデェ〜キャンペーンでひっぱりダコだった。

実はただ単に、大阪では「オレオレ」って電話かけたら『誰々?』って返されるだけで、「僕です」ってまた言っても『だから誰やのん』てなり、「俺、わからへん?」って言っても『俺さんって人は知りませんなぁ』って電話切られるだけの事なんだけどね。

それに「オレオレ」『たけ坊か?』(大阪では身内をあだ名で呼ぶ)と返され、「うん、僕、たけ坊」って言ったら『なんやあんた、自分でたけ坊って』と不審がられて終わり。いくら劇場型にしても『なんであんた標準語なん?』、『そんな金あるかいな』『悪いけど他当たって』って。

 

そんな大阪のおばちゃんも還付金詐欺になったとたん、アホほどひっかり始めた。貰えるもんはなんでも貰うがめつさが仇になったみたいだ・・・。

西原さんのイラストが的をえてる

話がそれてしまったが、ライオンやトラなどが全面にプリントされたTシャツやセーター、ヒョウ柄やゼブラ柄のスパッツ、きつめのパーマ、派手な化粧とブランド品(ロゴがバーンとわかるように入ってないとダメよ)を持った、いかにも大阪のおばちゃんって人は存在する。もちろんポケットやバッグに飴ちゃんも入ってる。

阪急電車の走る北摂側にはあまりいない。が、残念ながらここは大阪市ではないのだ。主に十三(淀川区)、生野区、西成区、阿倍野(天王寺区)に多いが、各区の主要商店街(例:天神橋筋商店街)などに多く存在する。もちろんこれもイメージで、実はどこの町にも存在する。

だから決して大げさでも差別的表現でも、もちろんバカになんかしていない。

 

吉村知事は「立憲民主党が面白いポスター作ったね。このとおりまだまだややこしいことやと思ってる人多いと思うけど、ややこしいことは全部俺ら(政治家や行政)がすることやからね」って言っておけばよかったのよ。

先述したが維新は今回、前回に足りないところだけをアピールしていくだけでよかったのだ。それをいちいち反応して、ムキになって相手の土俵に降りてどうする。吉村さんが政治家としてまだまだなところだ。

 

吉村さんはよそのことに首を突っ込みすぎ。

兵庫県の知事の公用車にも口出したりね。センチュリーでもアルファードでもええやん。兵庫県のことは兵庫県民が決めるからほっとけ。

それやったら、市役所にサウナやベッドを持ち込んだ冨田裕樹・池田市長をかばってやれよ。池田市は大阪府だからな。

リハビリのためならそれでいいやんってのに、池田市民が文句をまだ言うのなら「公私混同というけれど、市長は24時間市長です、従ってプライベートも市長です」って言ってやれよ。「このコロナ禍で家に帰ったりリハビリやトレーニング施設に行く自由な時間は作れません」「それでもダメですか」と言ってあげてよ。

 

そんなことだから毎日新聞にミスリード記事を出されるんだ。

大阪市を解体して4つの行政区になったらコストが218億円増すって。

いかにも市の試算のように発表されてたが、実はこれ、決裁を得た市の試算でもなんでもなく、財政局の担当者(?)が試算した政令市を4つにした時の数字という、出どころも根拠もなんかよくわけのわからない代物。

この毎日新聞夕刊に便乗して、朝日新聞、さらには天下のNHKまでが報道してしまうという結果。

共産党の山中市議がこの218億円という数字を発表前に正確に把握していたことも不気味。松井市長でさえ最初に聴いた時「それ、どこから出た数字?」ていうくらいなのにね。この共産党市議はどこから聞いたんでしょうか?不気味だ。

 

てな感じで、反対派はあの手この手でネガティブキャンペーンをうってくる。

でもね、いちいち相手にしなかったら、そのまま吉村人気で賛成派が多かったまま持ち込めたと思うの。

でもそれが調査では拮抗してしまったり、さらには反対派のほうが多いとかってなったのは、明らかに戦略ミス。いや、戦術ミスか。

 

山本太郎がミナミでパフォーマンスしてたけど、あんなんもほっとけばよかったのよ。

どうせ、山本太郎なんて大阪では人気ないんだしさ。いくら「昔ミナミの帝王に出てた時このあたりは」なんてアピってもそんなんもう誰も覚えてへんし。

それより、街頭演説をやめさせようとした警察官に対し、あれやこれやと言い訳や屁理屈言ってごねてるその姿。こんなんが大阪人一番嫌いやねん。だからほっとけばいいのよ。

 

N国(NHKから日本の国民を守る党)の多田とか言う女が、和泉市の司会議員選挙にもまたもや出しゃばって出馬したけど、見事に落選したやん。定数24人で27人出馬して下から2番目の26位で落選。

大阪の人間は人の見る目はちゃんとあると思うけどな。

 

大阪都構想。

メリットデメリットあるけど、ようわからん。

よくわからんかったら反対に投票をって立憲民主党が言うから、賛成って書こうかな。立憲嫌いだし。って人もいるんじゃないかな。

大阪人は天邪鬼。

そんなもんだよ。

なんかアホの集まりみたいにしか見えんのだが・・・

 


極主夫道実写版がいまいち面白くない

2020-10-27 19:25:56 | MUSIC/TV/MOVIE

極主夫道実写版。観ないつもりだったのだがつい観てしまった。

しかし、やっぱりいまいち面白くない。

結論から先に言っておく、これは脚本とか演出などが悪すぎるのだ。俳優陣は悪くない。

 

漫画の実写化って賛否両論ある。あって当たり前だ。

原作ファンの「キャストのイメージが違う」とか、「あの話を何故使わないのだ」とかの声は至極まっとうだ。どう作ってもそれは避けられない。でもそれで面白いんだったら、ある程度の弄りは許容範囲。許される。原作者も「コミックとアニメやテレビは別物と考えてる」なんてコメントするくらいだからね。

 

今回の極主夫道。

タイトルからわかるように、原作は元裏社会で最強と恐れられた「不死身の龍」が一転主夫道を極めるシリアスな絵柄のギャグ漫画だ。

主人公・龍の玉木宏の再現性は見事だ。漫画のイメージそのままで、サングラスのズレ、極道ファッション、メンチや仁義の切り方、そして家事をテキパキこなす姿、全てにおいて悪くない。

しかしこのドラマ、いたるところで「あれ?」とか「なんでやねん」とかあるのだ。いや、多いいのだ。

なぜここの設定を変えたの?ってのが随所に出てくる違和感と、コミックスの各話を無理やり繋げたのはいいがツギバギ感が丸出しのテンポの悪さ。ギャグとかもイマイチノリが悪いのだよ。

 

裏社会の雰囲気丸出しの男が家事をし、買い物をし、キャラ弁を作る。随所に裏社会隠語が出てくるがそれはどこの家庭にもある生活用品や食材だったり、真面目にやればやるほどそのギャップに周囲は戸惑うってところがこの話のミソなのだが、それが全然描けてない。かなり下手くそだ。素人か?まさかな。

原作未見の人には違和感ないだろうが、原作ファンからすりゃ、漫画の世界観・イメージがめちゃくちゃになってしまってるのだよ。

 

原作では龍(玉木宏)と妻の美久(川口春奈)が暮らしてるのはボロアパートの2階の部屋なんだが、なぜか今回のドラマでは一軒家だ。安アパートの狭い部屋に美久が大事にしてるポリキュア(プリキュアのもじり)のフィギュアが所狭しと飾られてたりするからいいのであって、綺麗な一軒家ってなんかなぁって。大人の事情ってやつか?

 

さらに原作にはいない娘・向日葵(白鳥玉季)が登場。しかもなぜか美久(川口春奈)の連れ子って設定だ。一体なんのためにこんな子供を登場させたのかがわからない。変に家族愛とか描かんどいてほしいのだがなぁ。そんなん求めてないし(案の定第3話でそんなノリだった)ね。

 

まぁ、心配してた川口春奈の演技はまぁこんなもんって感じ。料理させたら台所をぐちゃぐちゃにし、洗濯物たたませたら丸めただけという、龍の神経を逆なでするイラつかせかたは原作通りで合ってる。娘役の白鳥玉季も可愛いいしうまいから、これはこれで良しだ。

 

龍が元所属してて今は斜陽の暴力団・天雀会・会長を演じる竹中直人はさすがだ。セリフやアクションは多分ほぼアドリブが入ってるのだろう。

しかし当然、元・龍の舎弟・雅(志尊淳)はそのノリについていけていない。

この雅は原作でもツッコミ役として重要な役なんだが、やっぱり志尊淳では無理だった。玉木宏や竹中直人のボケに対してツッコむタイミングがちょっと(どころか完全に)ずれてる。っていうか彼では無理だろうって最初からわかってたけど、やっぱりで残念だ。

 

そしてこの天雀会や会長の設定も原作と違う。ドラマでは2話目にして早くも潰れてしまったが、原作では弱小ながらも健在だ。竹中直人が演じてる会長・菊次郎も原作ではまだまだ睨みが効き、組員を従え犬の散歩をする。今は主夫になってる龍に助けを求めたりはしない。

 

天雀会会長夫人(竹中直人の妻ね)を稲森いずみが演じてるのだが、これまた原作と違う。「あれ?これって酒井組の姉さんじゃぁ」って戸惑ったよ。今は解散した酒井組の姐さんは妖艶で頭脳明白だけどちょっと天然、そんな粋な姐さんなんだが、天雀会会長夫人はそんな人ではない。なぜこの二人をゴッチャにしたのだ。

まぁ、稲森いずみ独特の不思議な空気(この人はデビュー時から不思議ちゃんだった)は健在のまま、黒のお着物と極妻仕様に結った髪がよく似合うこと。これはこれで悪くはないのよ。

 

龍のライバル「剛拳の虎」こと虎二郎を演じる滝藤賢一の再現度は素晴らしい。

第2話目で滝藤賢一が登場するという番宣スチールを見た途端、原作の「剛拳の虎・虎二郎」が滝藤賢一にしか思えなくなったくらいだ。

滝藤賢一演じる剛拳の虎は、刑務所から出所してクレープ屋をやっているが、未だに何かと龍と張り合う。

傑作だったのは第2話でフィットネスクラブ体験入会でヨガをしてる時、いちいちポーズに裏社会ネームを二人してつけてたこと。

「組長に木刀でどつかれた時のポーズ」とか『腹に綺麗にドスが入った時のポーズ』とか交互に競っていた。傑作は「車のキーを渡されて『車ごと処分してきて』って言われた時のポーズ」と虎二郎が言ったセリフ。

ビニールシートにくるまった荷物がトランクに入ってる車ごと、雨の中人気のない山から落とす(または海に沈める)ことを上のもんから指示されたとこを想像してしまったよ。

 

第1話では天雀会と敵対する組の組長に橋本じゅん、第3話ではひまわりが通う学校のPTA会長に鈴木浩介(妻役は鈴木亜美だった)と豪華なゲスト。レギュラーでは古川雄大・安井順平(警察官役)MEGUMI(婦人会会長役)と脇も十分。

原作にない喫茶店ウエイトレス役で玉城ティナが出てるが、これは志尊淳のサポート要員か?よくわからん。

 

これだけキャスト揃えて、それぞれが悪くない演技をしている。なのになんでイマイチ面白くないのだろう。なんでイマイチ盛り上がらないのか、不思議だ。

テンポが悪すぎる、つなぎが悪い、詰め込みすぎ。そしてなんか狙いすぎ。

第1話のラストで天雀会の組員が警察官に捕まる際、中島みゆきの「世情」がBGMが流れた。多分「3年B組金八先生」の加藤が警察に捕まり連行されるシーンをイメージして作ったんだろうけど、見事に外してた。こんなとこが狙いすぎのとこだ。

オープニングでキャストがラジオ体操をするシーンもちょっとなぁ。小栗旬、山田孝之、桐谷美玲ら豪華メンバーで実写化された「荒川アンダー ザ ブリッジ」のゆるゆる(グダグダ)体操をイメージしたか?これもちょっとはずしてしまってる。

龍が家事をするときのちょっとしたコツを説明するシーン。これも「家政婦のミタゾノ」のパクリっぽい演出に見えて仕方がない。

原作ファンからするといろんなところが違和感満載で戸惑うのよ。

 

でもね何度も言うけど俳優は悪くないよ。ダメなのは監督と脚本と演出など制作陣だ。ディレクターとかもダメなのかな。もっと弾けたらいいのになんか中途半端。

パロディ入れるなら「仁義なき戦い」とか「ごくせん」とか「アウトレイジ」とか「極道の妻たち」とか、わかる人にだけ分かるって感じでバンバン入れたらいいのに。

金が無いと嘆く会長・竹中直人に「ティッシュ詰めするくらいならモ●ットで借りるか」と言わせたり、同じく滝藤賢一に「クレープ屋の開業資金はレ●クで調達した」とか言わせたらどうだ。(二人とも信販会社のCMしてるぞ)

「レンコン」(回転式拳銃の隠語)とかの使い方も原作通りなんだが、説明なしだと一般人の知らない人は知らないって。小麦粉を「上物の白い粉」とか、クエン酸を「元気が出る魔法の粉」とか誤解を招くシーンの作り方、描き方も雑だし。

もっと弾けちゃっていいと思うのだけどねぇ。

 

次週は美久の両親が遊びに来る話。両親はYOUと正名僕蔵が演じるらしい。

っていうか、美久役の川口春奈と向日葵役の白鳥玉季、そして剛拳の虎役の滝藤賢一はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」でも濃姫とお岸(光秀の長女)、足利義昭を演じてる。

滝藤賢一は「ヴィレヴァン! 2」にも店長役で出てる(映画化もされる)。大忙しだね。そりゃ半沢直樹は出演できないわね。

ちなみに稲森いずみがパートしてるスーパーの店長の本多力と、玉城ティナがバイトしてる喫茶店のマスター水橋研二も「ヴィレヴァン!」に出てた。

「ヴィレヴァン!」は名古屋のメ〜テレ制作の深夜放送だったがめっちゃ面白かった。なのになぜ読売テレビ(日本テレビ)制作の「極主夫道」はこれほどまでに面白くないのだろうか。

不思議だ。

 

あ、極主夫道は2021年にNetflixでアニメ版が制作され全世界配信されるらしい。

龍役は津田健次郎だそうだ。

実写PVで見事に龍を演じてた津田さん。「じゃぁテレビ実写版も津田さんでよかったんちゃうん?」って思っては・・・ダメか・・・。

 

大ゴケの予感 竜の道 極主夫道


立憲民主党よ、ペットボトルはやめたんじゃなかったのか?

2020-10-26 19:44:02 | Talk is Cheap

またもやってくれたな、立憲民主党。

どうもこの政党は自分たちが言ったことをすぐ忘れるみたいだ。

「ペットボトル飲料は今後使わない」と言ってたのに、平気で使ってる。もう忘れたのか。

 

この政党は今までに何度も「おいおい、以前こう言ってたの忘れたのか?」ってブーメランがあった。

その時その時、潮流に合わせて綺麗事を言って人気取りに走るから、結果、後でボロが出る。

今回のペットボトルの件もそう。

 

グレタとかいう女の子が始めた運動から、世界中でペットボトル容器が悪者にされた。プラスチックゴミでペットボトルが占める割合や、Co2排出のパーセンテージのことなんかさておき、とにかく「ペットボトル飲料の容器で海洋汚染がぁ〜」って騒いだら、環境問題を考えてるってポーズが取れると勘違いしたのか。

立憲民主党は2019年10月にペットボトル飲料の購入をやめた。

一応表向きのプレスリリースでは「環境政策を推進する立場からプラスチックゴミ削減に率先して取り組む姿勢のを示す狙い。」だそうだ。

所属議員には党の会議や会合などにペッットボトル飲料の持ち込みを控えるように呼びかけ、缶や瓶入りの飲料をって。

なぜ昔ながらの、お茶っぱを湯のみで入れるって考えにならないのかはさておき、当時来年7月から始まるプラ製レジ袋有料化に向けてのパフォーマンスであることは間違いない。(ちなみにこの時立憲民主党はプラ製以外の紙袋も有料化しろと環境省に申し入れしてる)

 

確かに2019年10月24日に共産党の志位委員長が立憲民主党に訪れた時の会談では、テーブルの上には瓶や缶の飲み物が並んでる。

朝日新聞DIGITAL2019年11月の記事から転載

 

2019年11月7日の会見で枝野幸男代表は「党の行う会議においてはペットボトルは使わない」「国の制度を待つことなくナンチャラカンチャラ・・・」

まぁ、いつかボロが出ると思ってたよ。

 

で、みんなが忘れた頃(っていうかそもそも立憲民主党がそんなパフォーマンスやってた事自体知ってる人少ないだろうけど)、ボロがやっぱり出ました。

 

にいがた経済新聞の「新潟県連設立大会準備委員会を開催」って記事。

立憲民主党新潟県連は2020年10月11日、来たる同24日開催の新潟県連設立大会に向けた設立大会準備委員会を新潟市のホテルで開催した。あくまでもこれは開催の準備委員会ね。

参加者、森ゆうこ参議院議員、西村智奈美衆議院議員、大渕健県議、菊田真紀子衆議院議員、黒岩宇洋衆議院議員、打越さく良参議院議員が並んだテーブルの上にあるものはなんだ。

俺にはとてもこれが瓶には見えないんだが・・・。

にいがた経済新聞2020年10月12日配信

 

そしてこの政党を象徴するかのように「おいおい、以前こう言ってたの忘れたのか?」ってブーメラン発言の代名詞・蓮舫。普段から与党(特に自民党)を責めることばかりに力を注いでいるからか、今までに何度も「おまゆう(お前が言うな)」があった。

 

10月24日、新潟県連設立大会。

その蓮舫代表代行をはじめ、新潟県選出国会議員5名を含む代議員52人が参加が参加した当日の写真がこれ。

にいがた経済新聞2020年10月25日配信

「がんばろー」って気合い入れるのはいいが、一番前のテーブルに置いてある容器はなんだ?俺にはエビアンのペットボトルに見えるが気のせいか?

 

そして、蓮舫党代表代行と西村智奈美新潟県連代表の記者会見風景。

にいがた経済新聞2020年10月25日配信

ありゃまぁ、こりゃダメだ。堂々とevianのペットボトルとわかってしまう。

 

この党は喉元過ぎたら熱さ忘れる。というか、認知症の老人並みの忘れっぽさが売りだ。

とにかく与党を批判するか、その場しのぎの言い訳するか、パフォーマンスで人気取りに走るかしかしていないからか。すべての言葉が嘘くさい。そしてすぐ忘れる。結局ボロが出る。

 

立憲民主党よ、このペットボトル問題はどうするのでしょうか。

菅内閣に「日本学術会議の任命問題をうやむやにせずちゃんと説明責任を果たせ」と未だに言ってるんだ。ぜひこのペットボトル飲料、やめると言ったけどやっぱり使っちゃった件について国民のみんなに説明責任を果たして欲しい。

って、誰も興味ないけどさ。


HEP FIVEからダイブした17歳の少年

2020-10-25 20:52:48 | Talk is Cheap

「束の間彼女はツバメになった in Rainy Sky なんて肌寒い午後でしょう」

1979年に松任谷由実が書いた『ツバメのように』という曲の歌詞だ。この歌で空を飛んだのは女の子だが、10月23日一人の少年が大阪梅田のHEP FIVEからダイブした。

少年は17歳。

彼がたった17年の人生で、なぜこの世界に見切りをつけたのか、なぜ死を選んだのかはわからない。残念ながら知るすべもない。年間3万人も自死を選ぶこの日本では、学生が自殺するのも珍しいことではない。

 

ただ不幸なのは、全く関係ない女の子が巻き添えになったこと。

不幸にも落ちてきた少年とぶつかったのは、兵庫県加古川から友達と遊びに来てた19歳の大学二年生。まだ19歳だ。

梅田のHEP FIVE。昔、阪急ファイブと呼ばれてた頃からこの場所は、いつも大勢の人がごった返す場所。新型コロナウイルスの影響でだいぶ人が少ないとはいえ、それでも多くの若者が待ち合わせに使い、その子ら目当てのナンパ師や怪しいキャッチがうろちょとしてるような場所。(献血の車もよく停まってる)

 

そんな人が溢れかえってるとこにわざわざ飛び降りなくても・・・と思ってしまうが、自殺を考えてる少年にはそんなことは考えられなかったんだろう。

HEP FIVEの屋上には観覧車があり、てっきりそこから飛び降りたのかと思ったが、どうやら違うようだ。

彼は従業員専用のエレベーターを使い、関係者以外立ち入り禁止の10階(最上階)まで行き、屋上に出たみたいだ。

鍵は?ってほとんどの人が思うだろう。ちゃんと施錠されててカバーがされてる。しかし、火災などの緊急用にそのカバーを壊せば鍵は開けられるようになっている。と同時に警備員室には通報ベルがなるのだけどね。

 

俺は以前このHEP FIVEの向かいにある阪急グランドビルで働いてたことがある。阪急32番街の別名がある通り、このビルは32階建て(ちなみに旧阪急ファイブ時代は5階建て、三番街は地下2地上1の三階建てだ)。当然上層階は窓も開けれないし、ベランダに出ることも普段はできない。

そこの23階にいたのだが、ある日窓がめっちゃ汚かったの。中国からの黄砂と中途半端なにわか雨のせい。窓拭き業者が定期的に綺麗にしてくれるのだが、とにかく早く綺麗にしたかったので、汚れた窓を外から拭こうと思い俺はぐるっと回って非常口に行ってみた、初めてチャレンジしたけど以外と簡単に鍵は開いたのだよ。当時はまだそんなカバーなんて代物はなかったような気がする。

外に出てみたら、めっちゃビル風がきつい。この風の中、細い出っ張りの上を窓の外枠を頼りに雑巾を持って向こうに行ってさらに窓を拭くなんて芸当は無理。それこそロッククライマーか自殺志願者だけだ。なんて考えてたら知らない間に警備員4-5人に取り囲まれてた。

そりゃそうだわな。普段は開かない(誰も触らない)非常ドアが開けられたんだもん。「なんかあったのか!」ってすっ飛んできてくれたんだろうね。散々説教されました。

 

今回、少年が飛び降りしたのは10階だが、それでもけっこうな高さだ。

HEP FIVEを抜けてずーとまっすぐ行った先のビルにその後店を構えたのだが、そこは10階建てのビルだったがそれでも結構な高さだった(家賃もべらぼうに高かったけどね)。でも、HEP FIVEのような大型商業施設はワンフロアの天井高があるから、同じ10階でも普通のビルで換算すると15階くらいの高さがあると思う。

その高さからボルトやナットを落とすと、車のボンネットくらい軽く通過するらしい。

ニュートンの落体の法則や公式はよくわからないが、高さが高いほど落体速度や与える衝撃は上がると思う(重さでは変わらないんだったっけ)。

そういや、以前グランビア大阪だったか大丸梅田店だったか記憶が曖昧だが、迷惑な撮り鉄の誹謗中傷を書いたビラを屋上からバラ撒いた少年がいた。彼がどこから屋上に上がったのかも問題だが、彼が撒いたのは紙(コピー用紙)だ。

紙ならまだマシだが、今回友達と待ち合わせしてた何も関係ない19歳の女の子には、いきなり50-60kgの肉の塊が落ちてきた。想像しただけで悪夢でしかない。

まさか人を巻き添えにするとは想像もつかなかったのだろう。

 

自殺した人のことを悪く言うのは気がひけるが、死ぬのならせめて迷惑かからない方法で。

 

以前も書いたが、最近の自死の報道はデリケートだ。

三浦春馬くん、芦名星さん、竹内結子さん、そして「赤い公園」のギタリスト・津野米咲さん。有名人、著名人が自殺するたびデリケートな報道がなされる。

後追い自殺防止のためにと、死亡現場の詳しい内容を書かないとか、どんな状況だったかとか、原因はどんなことが考えられるとか曖昧に報道するようにし、ケアセンターの連絡先とかも記載するようにしている。それはいいことだと思う。

でもね、逆にそのせいで自死に対する怖さやその後の迷惑とかも曖昧になってしまってるんじゃないかな。

 

電車に飛び込んだら一瞬でって思うのかもしれないが、そのあと電車は止まりダイヤは乱れ多数の人が迷惑を被るのだぞ。もちろん遺族は莫大な弁償金を払わなければいけない。

部屋で首を吊ったら、そのあとの処理が大変だ。筋肉は弛緩して汚物は垂れ流しになるからな。賃貸なら事故物件に当然なる。

ガスでも手首切っても睡眠薬でも一緒だ。一番綺麗に死ねるのは雪山で遭難して凍死とか言われるが、それだって遺族は捜索隊は出さなきゃいけないし、遺体の回収とかも大変だ。

何より残された遺族の無念さやるせなさ、そして現場を目撃した人のPTSD・ケアはもっと大変だ。

人に迷惑を更ににかけることになるってのも、抑止力になるんじゃないのか。思いとどまらせれるんじゃないのか。

 

遺書があったとか無かったとか、最近悩んでることがあったように見えた見えなかったとか、今更知ったところでどうしようもないしね。ましてや友人や親しかった著名人の追悼コメントなんてのを拾い集められても、本当はそれもどうでもいいことなのよ。

マスコミ・メディアは「死を選ぶのは簡単だが、ちょっと待て」ってことをもっと報道すべきじゃないのかな。

生きてても何もいいことがなかったとか、これからもないだろうとか、生きる目的が見つからないとか、死んでお詫びするとか、いろんな考えが駆け巡り、その結論として自死を選ぶのだろう(突発的な場合もあるだろうが)。

でも、ちょっと待て。本当にそうなのかってメディアからも問いかけてよ。

漫画の主人公やドラマではいつも問いかけてるけど、それだけでは足りないのよ。アニメもドラマも所詮作り話だからな。

 

自殺だけがしんどいことから逃げれる唯一の方法ではないし、そして、誰にも迷惑をかけずに死ぬことはほぼ無理だ。

その場所から逃げて自由になるというもう一つの選択がある。いじめとか対人関係で悩んでる人は特にね。逃げちゃえよ。

死んじゃダメだよ。生きろよ。

 

大阪には他にも高いビルはいっぱいある。

空中庭園展望台がある梅田スカイビル。40階建て173m(大淀)

屋上の空中庭園展望台からの夜景は恋人たちをロマンティックにさせるんだから邪なことを考えないでね。

 

日本一高いあべのハルカス。60階建て/300m(展望台部)(天王寺)

地上300mから見る絶景。ビルの警備はかなりしっかりしてるぞ。

 

大阪二重行政の象徴、大阪市のワールドトレードセンタービル(通称WTC/住之江区)と、大阪府りんくうゲートタワービル(泉佐野市)は共に256mで、たった10cmの差しかない。

WTCの横にはATCというこれまた負の遺産みたいな高層ビルがある

 

各ビルを警備してる人たちは、しばらくピリピリしてるだろうな。

真似する人が出ませんように。

 

********

 

高いビルの上からは 街じゅうが

みんな みんな みんな ばからしかったの

あぁ束の間彼女はツバメになった in Rainy Sky

なんて肌寒い午後でしょう

 

もう会えない 彼女は年をとらず

生きてゆく私には 綺麗だわ

哀しいリムジン 彼女の最後の旅

裏切った恋人のせいじゃない

 

薔薇のように 舗道に散った汚点を

名も知らぬ 掃除夫が洗ってる

 

どんな言葉に託そうとも 淋しさは

いつも いつも いつも ひとの痛みなの

あぁ束の間彼女はツバメになった in Rainy Sky

流れる記憶は走馬灯

 

もう会えない 彼女の最後の旅

サイレンに送られて遠ざかる

 

******

抜粋「ツバメのように」松任谷由実/OLIVE 


大阪都構想 自民党の的外れ演説

2020-10-22 19:58:48 | Talk is Cheap

用事で区役所に行く。

区役所の前の道路に宣伝カーを止め、各政党が選挙前のアピールをしている。

入る時は維新が喚いてた。

出てきたら自民党が喚いてた。

ちゃんと順番を作ってるのかな。さっきいた維新の市議は今頃駅前で喚いてるのかな。どこかのスーパーの前かな。

 

バスを待つ間、いやでも聞こえてくる。

正直うるさい。

音量のせいじゃない。金切り声のせいでもない。内容のせいだ。

こいつも他党の悪口ばかり。

 

大阪都構想について賛成とか反対とか、党によって方針が違うのはわかる。でもさ、他の政党の悪口は聞きたくない。自分たちのプランを言えよ。だってそうだろ、人の悪口嬉しがって聞くのは余程の暇人だけだぜ。

これは普段の選挙でも言えることだ。

自民党は立憲や国民民主をけなし、立憲や国民、共産党は自民党をけなす。公明党と維新はまだまともだが、同じ選挙区内にいる敵対候補の党をけなす立候補者もいる。

 

今回自民党の辻演説で気になったことが多すぎる。

 

一つはやたらと大阪市がなくなると1400億円ものお金が無駄になるとアピってるが、でもその根拠はすごく曖昧なこと。

いちいち細かいことは端折るが、一番気になったのは「維新が言う行政改革の財政プランのうち、すでに予算の中で当てにしてた大阪メトロの売り上げがマイナスだった」ってことを突っついてること。

でもこれは本年度上半期の数字。じゃぁ新型コロナのせいで通勤・通学、及び外出の自粛のせいだろ?なんか「実は赤字だったんですよ」って強調するばかりで、そうなった原因を言わないなんてただの印象操作でしかない。卑怯だわね。

 

そして「大阪府と大阪市があって市民の皆さんはなんか困ったことがありましたか?」とか聞き出しやがんの(もちろん答える聴衆は一人もいないのだが)。

これは大阪都構想の本幹とも言える二重行政の、解消の是非について語ってるつもりなんだろうが、これがまためっちゃ的外れなんだ。

「大阪市立大学と大阪府立大学の二つがあって、何か生活に支障がありましたか?」

とか

「大阪市立図書館と大阪府立図書館があって、困りましたか?」

とか。

バカかしら。府内に同じものが二つできてることが二重行政の問題なのにさ。博物館とか施設とか、大阪には府と市の両方あるものが多い。これが税金の無駄使いだから、こういう無駄をなくすため統合すべきだってのが本幹だ。

それを「二つあって何か問題が」って。その二つがそれぞれの税金を使って作られてることは問題ではないとこの自民党市議は思ってるみたいだ。不思議だ。頭の中を見てみたい。

 

そして大阪市が無くなれば、他の地域に行った時「生まれはどこですか?」とか「出所んはどこですか?」って聞かれた時に「大阪市です」って答えられなくなるんですよってアピール。

ほんとバカ。

大阪人がよその地で「わい、大阪市出身やねん」とか「大阪市に住んでますねん」とか言うか、アホ。

ただ単に「大阪です」とか「大阪育ちですわ」って府も市もつけへんで言うわ。そんなんもわからへんで、よう市議になれたなぁ。逆にこいつこそ地元民かどうか怪しいな。

 

そして極め付き。

「大阪市が統合されて4つの区になったら、今までの政令市としての特権が使えなくなる。例えば、災害時、これまでなら大阪市だけで自衛隊が要請できたのが、大阪府を通してじゃないと要請できなくなる。

あらまぁ、いつの間に自衛隊への出動要請は知事以外にも政令市なら市長権限で飛び越えて出せるようになったのかしら。

続けてこの市議は言う。

「阪神大震災の時、神戸市が兵庫県を飛び越して要請したように・・・」

ちょと待て。あの時兵庫県は土井たか子さんのお膝元で、自衛隊の存在そのものが反対の立場だったからなかなか要請しなかったんだぞ。で、神戸市が兵庫県より早く要請したって?嘘つけ、神戸市が要請したのは兵庫県が渋々要請した後だ。

伊丹にある陸上自衛隊の師団は要請が出ないから、自主訓練の名目で出動したんだ。それは他の大阪の駐屯地の自衛隊もそうだ。だから、食料とかも自分たちの非常用食料しか持って行けなかったんだ。

自衛隊不要論まで出てて、マスコミも自衛隊のことろくに伝えてなかったから、被災地の人らも当然知らん。それで「なんで食料とか持ってこないねん」「なんで重機とか持ってきてくれへんねん」って。

1995年1月17日のあの日、そしてそれからの数日間、未曾有の都市災害を現地で実際体験した・見た人ならわかるはずだ。

こいつみたいに、ただ資料を読んで、演説に使えるところをチョイスするようなやつに、語られたくもないね。

 

そして、めっちゃ嫌だったこと。

応援に守口市の市議、吹田市の市議が来てたこと。

きてるだけならいいよ、何、偉そうに演説してんねん。

お前ら関係ないやん。

お前らはお前らの市のことを一生懸命やれよ、何こんなとこでサボってんの?議会がない?議会がなければ吹田も守口も市議はやることないんか。それでえぇ金(報酬)もらえんのやったらいい身分だな。

そして、埼玉から駆けつけたというバカもいた。

同じ政令市としてとかなんか言ってたけど、ほんま邪魔。大阪のことなんか何もわからんやろ?歴史も知らんやろ?文化も知らんやろ?大阪の白地図で今おるとこ指差してみ?

しゃしゃりでてくんな。邪魔や。

 

大阪に長年住んでて、維新塾の第1期にも参加した(なんども書くが、だからと言って維新応援とか支持と者とかではない)、前回の市民投票の際もその後もそれなりに大阪の行政について勉強した。そんな俺でも大阪都構想、大阪市廃止、特別区設置がいいのか悪いのか結論が出せへんねん。

多分大阪市民のほとんどが、都構想ってええのか悪いのか、ええとこもあるけどあかんとこもあるみたいや、やった方がええのかもしれんけどいらんことせん方がいいんかもしれん、どないしたらええのん?あんたどないする?ってな感じちゃうんかな。

 

そう、大阪市民でさえ「ようわからん」が本音や。

よその人間がちょっとかじったくらいで、しゃしゃり出てくんな。

邪魔や。

迷惑や。

無責任な事言わんといて。


宮崎美子のビキニ

2020-10-21 21:31:40 | Talk is Cheap

今の君はピカピカに光って〜。

あれは1980年だったか。ミノルタカメラのCMで音楽に合わせて海辺の木陰で服を脱ぎ水着姿になる姿を見たのは。あれはインパクトあったなぁ。

あのCMで世の中に鮮烈なインパクトを与えた宮崎美子、今やドラマはもちろん、クイズ番組にも欠かせないベテラン女優さんだが、なんとこの度ビキニ姿を披露した。

61歳。

年齢だけ聞くと「なんとまぁ無茶なことを」って思うのだが、見てみると「あれ?普通」って。若い子みたいにフェロモンむきだし、寄せて上げてドヤってアピールも色気とかいやらしさとかない写真。それでいて「無理があるとか」「醜悪なり」ってのも全くない。

ただビキニ姿ってだけだ。

さすが篠山紀信のなせる業か。それとも印刷会社のPhotoshop職人の匠技術か。良くも悪くも普通。そう、普通に見れるからすごい。

61歳、つまり還暦過ぎた女優さんの水着姿の需要や、ビキニ姿になる必要性があるのかないのかはこの際置いておこう。

 

※注)今回はモロ男性目線で書いてます。性差別とか偏見とか蔑視とか全くする気はありませんが、誤解を招く記載があるかもしれません。その手の活動をされてる方や、エロは汚らわしいとか潔癖性な方はこの先読まないでください。

 

70年代後半から80年代、男の子はエロに飢えていた。

今みたいにコンビニでヘアヌード写真が載った本を売ってるわけじゃない(最近は規制もうるさいらしが)。指先ひとつでネットからエロ画像や映像がダウンロードできる時代なんか夢物語だった頃だ。

Hな本は真夜中に自動販売機(昼間は中が見えなくしてあり照明がつくと見えるようになる)に行き、返却口から戻ってくる方が多いかの勢いで硬貨を入れて買うか、暴走族上がりのにいちゃんが店番してる街道沿いの黄色いテントの店に(これまた真夜中に)行って買うかしかなかった。

 

その男の子のHな妄想を、日々慰めてくれたのがアイドルだと思う。

いや、脱がないよ。ヌードじゃなくてビキニ姿やグラビア、ピンナップね。平凡とか明星を買ってた奴はほとんどそうじゃないかな。それで妄想を駆り立てるのだ。

 

榊原郁恵、石野真子などちょっと胸の大きい女の子は何かにつけビキニにさせられてた。歌よりもボディ重視。今ならコンプライアンスに引っかかりどこかの団体からクレームが入りそうだが、当時は少なくともそうだったのよ。

榊原郁恵は「夏のお嬢さん」、石野真子は「狼なんて怖くない」、なんとなくその後の山口百恵の「ひと夏の経験」とかに通じるタイトルのつけ方(その後中森明菜の「少女A」へと引き継がれる)。

大場久美子とか岡田奈々みたいにスレンダーな女の子も水着になってたけど、それはちょっと違うのね。もちろんは彼女らのファンは大喜びさ。サービスショットみたいな感じだね。

ピンクレディがセクシーな衣装と激しいダンスで一世風靡したけど、あれを見ていやらしいとか、はしたないとか思う人は少なかったはずだ。(まぁもちろん頭の固い人は騒いでたんだろうけど)エロくもなんともない。

 

アグネス・ラムっていう超弩級のボディを持つモデルが出てきた時は、そりゃぁ大騒ぎさ。

それまでアグネスといえばチャンだったのにね。清楚でたどたどしい日本語をしゃべる香港人よりも、小麦色に灼けたハワイからやってきたグラマーな女の子。町のあちこちにアグネス・ラムのポスターが貼られてた。今でも古くからある街の居酒屋や飲み屋には、彼女がジョッキ片手で浜辺に佇んでる色あせたポスターが貼ってあったりするよ。

 

そんな中、宮崎美子のあのCMだ。

実はその前に週刊朝日の表紙をこれまた篠山紀信撮影で飾り「あの子は誰?」状態だったんだけどね。

木陰でちょっと恥ずかしそうにTシャツとGパンを脱いでいき、ナイスバディなビキニ姿を披露するその子が、実は熊本大学に通う才女だということも世の中の男を虜にした一因だろうなぁ。

男はギャップに弱いもの。見て見て〜ってエロフェロモン出しまくりの女の子の水着姿もいいけど、普段は教師とか医者とか賢そうな職業してる人の水着だと「おっ」ってなるもん。(個人差あり)

実はこのミノルタのCM、フリスビーを投げる続編バージョンがあった気がする。RCサクセションの「こんなんなっちゃった」がBGMだったはず。記憶曖昧でごめん。

 

松田聖子や中森明菜がデビューした時も、まだそんなお色気戦略は残ってたね。

松田聖子は正統派アイドル清純路線王道を貫いてたど、中森明菜は「少女A」でブレイク後、グラビアにも引っ張りだこだった。キャッチフレーズも「ちょっとHなミルキー娘」ってわけのわからないものだったせいか?

でも彼女が幸いしたのは、その後アーティストからいい楽曲が提供され歌唱力で認められたのと、同期に河合奈保子がいたからだろうな。

河合奈保子も歌はうまいし音楽センスはあるのに、なぜか胸ばかりが強調されてた。そう、彼女は胸が大きかったのだ。アイドルエロ目線を彼女はすべて一気に引き受けてたが、本人は嫌だったろうな。でも、小泉今日子や堀ちえみなどライバルが多かった82年組で、芸能界を生き残るためにはって我慢したんだと思う。あくまでも想像だが。

 

俺はテレビのアイドルにはほとんど興味がなかったのだが、それでもやっぱりビキニ姿なんかは気になるよ。GOROっていうアイドル情報誌みたいなのがあって、そこにアイドルの水着姿がグラビアで載ってた。ピンナップもついてたりね。中にはちょっと消えかかってるアイドルのセミヌードっぽいのが載ってたりしてたね。

「スター水泳大会」とかまだやってたし、明菜も聖子も水着で浮き輪でプールに浮かんで競技してた記憶がある。その他大勢のお色気要員タレントもいて、ぽろりハプニングがあるのもお約束ね。昭和末期のテレビはエロに対してまだ寛容な時代だったね。

 

その後、バンドブームが出てきて歌謡曲の歌番組は徐々に減っていき、アイドルそのものが徐々に減っていった。おニャン子クラブが出てきたが、彼女らがビキニとかになってたかどうか記憶にない。

と言いながら、工藤静香の写真集を持ってたりするのだが・・・。(しかも2冊も・・・好きだったのか?)

最初に買った写真集は竹田かほり。松田優作主演のTV「探偵物語」に出てて好きになった。現在甲斐よしひろの奥さんである。

そして桂木文。知ってる人は知ってるが、知らない人は知らない女優だろう。

この写真集、どちらもも実は数枚ヌードショットがあるのだ。ヘヘヘ。知らずに買ったんだけどね。本当だよ。

 

写真集で衝撃だったのは宮沢りえのフルヌード写真集「Santa Fe」。またもや篠山紀信だが、新聞全面広告で告知された時はビックリしたよ。

だって、当時ヌードになるっていうのは、もう売れなくなったアイドル、消えかかってるアイドルって相場が決まってた。それを18歳にして人気絶頂のアイドルで女優、清楚なイメージの彼女がヌードになるなど想像もつかなかった。しかもヘアヌードらしい。

いやぁ売れたらしいねぇ。155-165万部で、未だに日本一の記録らしい。

その後、菅野美穂とか葉月里緒奈とかいろんな「えっなんで?」って女優さんがヌード写真集出したりしたけど、宮沢りえのインパクトを超えたのは無いなぁ。武田久美子の貝殻ヌードのインパクトはまた別ね。

だってSanta Feは写真が抜群に綺麗もの。

アメリカ・ニューメキシコ州で撮影されたこの写真集は、宮沢りえ自体も綺麗だが、総合的に美しいのだ。知らない人(外国人)に見せたらヘアヌード写真集とは思わないんじゃないかな(ヘアヌードは数枚しかないし)。綺麗な写真集だねって。難点はでかいこと。重い・・・。それもエロ目線対策かもしれないな。

 

その後いろんなアイドルやタレントが出てきたけど、ビキニや水着姿になるのかな。

広末涼子はデビュー時からエロよりは健康的な、エネルギッシュなビキニ姿を披露してたな。

深田恭子、綾瀬はるかはデビュー時も今も平気でビキニになっている。

同じホリプロでも石原さとみはなんかそういうのと無縁っぽいね。

榮倉奈々や長澤まさみは胸が大きいとお色気路線で売られそうだからと、さらしで隠してたって逸話もあるくらいだ。

AKB48は「ヘビーローテーション」の頃、メンバー全員がランジェリー姿の写真集を出している。

乃木坂46の白石麻衣の写真集は今も売れ続けてるらしいね。ラスト写真集ももうすぐ発売だ。

フリーアナウンサーの田中みな実の写真集も売れてるけど、年齢はあんまり関係ないのかな。

 

まぁ、何はともあれ、いろんな意味で宮崎美子の61歳ビキニ。衝撃的です。

ちなみに「いまの君はピカピカに光って」のキャッチコピー及び詞の作成者は、糸井重里だ。


ルパンの娘 橋本環奈の京都弁

2020-10-18 17:52:07 | MUSIC/TV/MOVIE

ルパンの娘が始まった。

昨年7月に放送された前作の続編。season2とか記載がないから今後続くかはわからない。っていうより前作そんなに視聴率高くなかったはずなのに続編製作されるってちょっと不思議。

 

前作に引き続きキャストは主演の深田恭子をはじめ、渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、麿赤児らLの一族メンバーに変わりない。深田恭子の旦那役として、実生活でも新婚ホヤホヤの瀬戸康史(代々警察一家の息子)も引き続き出演。

メンバーが安定してると前作を見てた人は安心して観れる。「相棒」でも「科捜研の女」でもそうだもんね。おきまりのメンバーが毎回おきまりのパターン。これが安心して観続けられるコツだ。

でも不動だと飽きられてしまう可能性もあるから、回数重ねると旧メンバーから誰かいなくなったり、新メンバーが登場したりしたりする。

今回は番宣のビジュアルにも登場してたが、赤ちゃんが登場するみたいだ。瀬戸康史と深田恭子の子供だろう。まさか生まれたての赤ちゃんが盗みをしたり、超能力を使って栗原類と一緒に逃走経路を解析したりはしないだろう(それしたらサイボーグ009のイワンだ)から、マスコット的存在かな。

 

 

もう一人新メンバーが登場する。

橋本環奈ちゃんだ。

京都で代々続く名探偵一家の娘、北条美雲。「昭和のホームズ」と呼ばれた祖父・伊吹吾郎の元で日々推理力の鍛錬を積んでいるって役。セーラー服が似合うね。っていつまで着させるねん。

 

第1話で伊吹吾郎が「儂に何かあったらこれを託す」と、死亡フラグ立てまくりながら秘密部屋を開き橋本環奈にLの一族の資料を見せる。お約束通り第1話ラストで伊吹吾郎は突然の屋敷の火事、そしてなぜか切腹して死んじゃう。

祖父が死を賭して残した資料は、Lの一族の資料。じゃぁなんであの部屋見せたんだってツッコミは別にして、橋本環奈は祖父の仇(?)Lの一族を捕まえることに燃える。ところで橋本環奈のお父さんとお母さんはどこへ行った?

 

そんな橋本環奈。京都のお嬢ということで京都弁を喋ってる。

しかし、大阪弁以上に難しいのが京都弁。そりゃ、津軽弁とかに比べりゃまだマシだろうが、イントネーションがね。京言葉は難しいのよ。

以前もこのブログで書いたが、関西弁エリアの大阪・京都・神戸でさえ微妙に違う。「あの人来ないね」でも大阪弁なら「あのボケけぇへんなぁ」、神戸弁なら「あいつこーへんなぁ」、そして京都弁なら「あん人きやしまへんなぁ」だ。これを関西弁カ行変格活用と呼ぶ(嘘)。

冗談はさておき、この難しい京都弁を橋本環奈はドラマで喋ってるよ。

ちょっと早口で「見えましたえ」とか「つまり銃の扱いに慣れたプロの犯行どす」とかね。

いかにも京都弁って感じで、他の地方の方はあんまり気にならへんかもしれへんけど、多分、京都人にはめっちゃ評判悪いだろう。

「そんなん普段使わへんわ」「無理あるわ」「無理せんと標準語でえぇやんか」・・・。

この橋本環奈が使ってる京言葉は花街(祇園などお茶屋・お座敷)で舞妓はんや芸妓はん、女将さんなんかが使う言葉だもん。今時「〜どすえ」なんて一般の京都市民(特に洛中)は使わないからな。

でもね、いかにもってくらいオーバーな方がわかりやすくていいかもしれない。

「半沢直樹」で南野陽子が使ってたオーバーな大阪弁や、「MIU404」で菅田将暉が使ってたちょっと変な大阪弁とかの方が視聴者はわかりやすいんだろうな。ちなみにこの二人どちらも大阪出身であるのにだ。

 

木村拓哉主演の「グランメゾン東京」で、手塚とおるが使う大阪弁は全然ダメだったけど、途中で沢村一樹により「あの関西弁はエセですけどね」となった。多分「ひどすぎる」とクレームが多かったから設定を変えたんだろうけどさ、エセだと明かされると今度はなんとなく、それっぽく聞けるから不思議よね。

特に「ウニでとるやないかい」の台詞は傑作だ(見てない人ごめん)。その後のレシピパクリ事件の試食で「単なる焼き魚じゃないか!」は残念。なんで「これやったら単なる焼き魚やないかぃ!」にしなかったのか不思議。

この木村拓哉と鈴木京香の考えた「サワラのロースト水晶文旦ソース」のレシピを、見習いの寛一郎(佐藤浩一の息子ね)に盗ませ、それを調理したのが「ルパンの娘」で一人ミュージカルテイストで歌い踊る円城寺さんを演じてる大貫勇輔だ。今回のルパンの娘にも出てるぞ。

 

この「グランメゾン東京」では石丸幹二に静岡弁喋らせてたな。

「同期のサクラ」では高畑充希に新潟弁を喋らせてたな。

「ドクターX」でユースケ・サンタマリアの母で患者役の倍賞美津子さんに群馬弁喋らせてたね。

それぞれまったく違和感なかったけど、地元民が聞いたらどうなんだろう。やっぱりイントネーションとかどこかおかしいのかな。

同じく「ドクタ−X」では今田美桜が津軽弁を喋らされてた。今田美桜は「親バカ青春日記」では広島弁を喋らさせられてた。女優は大変だ。

 

福岡県出身の今田美桜と同じ福岡出身の橋本環奈に、今回なぜベタな京都弁を喋らせようとしたのだろうかわからない。

原作がそうなのか?

方言喋る女の子って、あざとかわいいでしょって狙いか。

 

第1話では、吉田沙保里が劇中の再現ドラマで深田恭子の役を演じてた。

いやぁ相変わらずキレのいいタックル、パワー。低空からの膝取り、背面投げ、本物だけに迫力あるなぁ。深田恭子が着るとセクシーな泥棒スーツも、吉田沙保里だとレスリングタイツにしか見えないから不思議。

もっと吉田沙保里はドラマでたらいいんじゃないかなって思う。演技力とか台詞とかは元アスリートで演技経験ないんだから求めちゃダメだけど、それを逆手にとって無口でぶっきらぼうな機動隊員や警察官とかならいけるんじゃない?アクションができる女優はいるけど、格闘技ができる女優は少ないんだからさ。

 

ドラマの内容?

前作と同じくラブロマンスとミュージカルとアクションとごちゃ混ぜにしてとりとめもない娯楽ドラマです。

恋愛部分をもう少し控えめにして、盗みのテクニックとアクションシーンをもっとメインにしたら、もっと高視聴率になると思うんだけどね。

まぁ、いいか。

 

橋本環奈。可愛いなぁ。

 

福田組常連になっちゃったね。新解釈三国志も楽しみだ。

 

次回から橋本環奈は東京に住まいを移してLの一族を探り出すみたいだ。


迷惑YouTuberはシバイていい事にしないか

2020-10-17 19:43:01 | Talk is Cheap

みんなが気楽に楽しめるYouTube。

面白い動画や微笑ましいもの、説教じみたものから、やるなぁって演奏までいろいろアップされてる。俺もたまにハマって観るよ。あっという間に時間泥棒されるから困ったもんだ。

 

さて、そんなyouTubeに迷惑ユーチューバーというのが存在する。

アクセス数欲しさに人の迷惑考えず、自分勝手な行動を撮影してYouTubeにアップして喜んでる馬鹿のことである。

 

へずまりゅう。

今年5月、愛知県内のスーパーで、レジ終わってない会計前の刺身を店内で食べる動画をアップして捕まった馬鹿である。その前に滞在してた山口県でもバカ動画をUPしてたが、その時すでに新型コロナに感染してたらしく、山口県民及び逮捕時の愛知県警の警察官らが相次いで感染したことが判明した、本当の意味で迷惑な奴である。

こんなバカなやつのネット上の名前(登録名)を書くのも鬱陶しいので、本名の原田将太(原田)でこの後からは記載する。

 

原田将太という完全に名前負けしたかのようなこの迷惑野郎は、5月に大阪にも出没してたらしい。

知らない人のために少しだけアメリカ村(通称アメ村)を説明すると、大阪ミナミ、心斎橋エリアの若者に人気の場所で、クラブからレトロな喫茶店、ブランドショップから古着屋、輸入雑貨からハンドメイド品、ありとあらゆるものが混在するカオスなエリアである。

原田はそのアメ村にある衣料品店に知人男性と行き、購入したブランド品のTシャツが偽物じゃないかと因縁をつけ、返品を迫る動画をユーチューブに投稿。

大阪府警南署は威力業務妨害と信用毀損の両容疑で原田を逮捕した。Tシャツはほんまもん(正規品)だったそうだ。

 

どうだ、バカらしいだろう。くだらないだろう。

しかしこの話、これだけでは終わらないのだ。

 

各メディアは話題性のあるものは速報してくれるのはいいのだが、事件の顛末(発端〜なにしたか?とか)詳細がわからんうちにするもんだから、後々小出しになる。これもちょっと考えもんだ。事件によっては誤解を招きかねないぞ。推測や憶測が飛びかうぞ。それがいわれなき誹謗中傷を生むんだぞ、と。

 

大阪府警南署が原田とこの時一緒にいた(撮影してた)「わたきん」を名乗る男の身元の特定を進めていたところ、17日午前0時に大阪府警南署に本人が電話してきた。

同じくこんな奴を「わたきん」などと書くと鬱陶しいので、この先はすべて本名の吉本航(吉本)で書く。

吉本航(31)は原田(29)が逮捕されたことで「自分もやばいと思って出頭した」と話してるそうだ。

まるで新型コロナの給付金詐欺に加担した奴らみたいだな。事業主のための持続化給付金を対象外なのにそそのかされて申請して、100万受け取ったけど最近どんどん捕まっていってるの知って怖くなって自己申告してきてるやつと一緒だな。ヘタレだな。

 

今回の事の詳細(流れ)

 

原田は5月10日に「○○の黒人ぼったくりの店に凸撃してみた」とのタイトルでYouTubeに動画を投稿。

吉本が大阪市内の衣料品店で買った海外ブランドのTシャツに糸のほつれがあったとして、「返品してこようと思います」と動画の趣旨を説明し、店に向かった。

到着後、原田は店員を呼び出し「返品をお願いします」「偽物っぽいんですよね」と返品を要求。

店員は撮影を止めるように再三要求したが「(UP時には)モザイクかけます」などと従わず撮影を続けた。(アップされた動画はモザイクもかかってなけりゃ店の看板も晒されてる状態だったそうだ)

店員は吉本に正規品であることを説明し始めたが、原田は大声で「なんでぼったくってんすか」「偽物でしょ」「オラァ!」「クソ、ボケ」と恫喝したり奇声あげてた。

こんな話のわからん奴相手にさせられたこの店員は、ようしばかんかったなぁ。一昔前のミナミでこんなヤカラみたいな奴が店前でゴネたら、すぐしばかれるか、ケツ持ちのヤクザにどっかに連れて行かれただろう。インバウンド以降平和になったな。

 

しばらくして店を離れた二人は巡回中の警官を見つけ「黒人に服をぼったくられました」「一緒に返品をお願いします」と周囲に聞こえるほどの大声で叫んだそうだ。

警察官に消費者センターに問い合わせるように言われるも、「市民が騙されてるのになんで仕事してくれないんすか」と不満をぶつけたそうだ。

警察は民事不介入。それくらいこの馬鹿二人もいい歳してるんだから知ってるはずだが、常識どころか知識も持ち合わせちゃいないのだろう。

しかも先の店同様、カメラ回して警察官の顔などを終始撮影してたから「撮影を止めるように」と何度も言われても「あぁ、なんでですか」と挑発するような口調で返しカメラ回し続けたそうだ。

抵抗できないもんに対しては強気って、こんなバカが世の中で一番嫌いだ。事故や気象状況で電車が遅延してる時に駅員に怒鳴ってるバカとか、辺野古あたりで警護の警察官を挑発してるプロ市民とかね。

押し問答の末、「○○交番の警官、役に立たないです」「ボケ、オラァ」と警官に吐き棄てその場を去ったそうだ。

この警官もよく我慢したな。偉いぞ。俺ならすぐ警棒でしばくか、逆に難癖つけて公務執行妨害で連れてくな。

で、動画は「また行くぞあの黒人の店。覚えとけよ」で終わったそうだ。

文末に「そうだ」と書いてあるのは、動画を実際に見たわけではないからである。すでに削除されてて閲覧不可なため、メディア報道をつなぎあわせて記載した。

 

ここまででもツッコミどころ満載だが、この動画、さらに続きがある。

原田がYouTubeに投稿して2ヶ月後の7月22日に吉本が投稿。

吉本曰く

今回の動画は原田と共同企画として打診され撮影した。

原田から「大阪で黒人のぼったくり店を探してる」と打診され「じゃぁ、ミナミ(アメ村)にしましょう」と安易に考え企画が進んだ。

ターゲットになった店が悪徳業者である確証はなく、それっぽい店を見つけ、他の店も空いていなかったから突撃した。

原田も自分も「黒人の店はすべてぼったくりしてる」という概念があった。

だとさ・・・。

ひでぇ話である。いい迷惑どころがデッケェ迷惑である。

 

じゃぁその海外ブランドとやらのTシャツはどこで買ってん?よその店か?他の店で買ったんをこの店に持ち込んだんか?阪急で買った服を大丸に持ち込んでごねてんのと一緒やで。

「BLACK LIVES MATTER」どころではないくらいの黒人差別発言と偏見だな。こいつらにグローバルな視点での人種問題意識などないだろうけどさ、無知さゆえに一歩間違えたら大事に(国際問題にさえ)なりかねんよ。

大阪でペチモン(ニセモン)に1万1千円もの値札付けて売ってる店、多分無いぞ。誰も買わへんぞ。

「これ、いくらや思う?」『2万はすんなぁ』「甘いな、1980円(イチキュッパ)やで」『嘘!なんでやのん!!』「よう見てみ、シャネルやなくてチャンネルやがな」『それどこで見つけたん』ってな会話が日常茶飯事の町やぞ。中途半端に高いブランド品のペチモンやと絶対売れんよ。

だいたい、その海外ブランドTシャツとやらを買ったんは吉本やんな。じゃぁ、原田は何をイキってるんだ。

 

この5日ほど前に、大阪の飛田新地でカメラを回したバカもいた。こいつの名前などどうでもいい。ただの迷惑配信者=バカと呼ぼう。

飛田新地といえば日本最大級の遊郭の名残を残す建物が残ってる大阪通天閣・新世界のそばにある性の歓楽街。怪しげな雰囲気、座布団だのチョイの間だの独自の隠語とルールの存在する場所。

ここは京都の舞妓はんと同じく撮影禁止だ。街の風景もプライバシーの観点から動画はもちろん写真撮影も禁止である。

働く女性と客、双方を守る町のルールだが、これを平気で「そんなルールはないんで」と自分ルールで撮影したのだ、この馬鹿は。

「ここは天下の公道」と町のルールより法律が優先と言わんばかりの正論を言ったこのバカ。

撮影を止めさせようとした女性に「悪い風習はぶち壊さなきゃいけない」とか、挙句には「みんなの観光地でしょ」と勘違い発言したかと思えば、今度は「あなたたちの私有地なんですか?」と屁理屈主張。

最後は通報され、警察官が来たらしいが・・・。

 

こんなバカも以前なら、シマ荒らしだ!って速攻ケツ持ちの怖いお兄さんがたが飛んできて、身柄さらっていっただろう。

路地裏で身ぐるみ剥がされ血まみれで倒れてるくらいならもうけもん。下手すりゃ大阪湾に浮いてるか箕面の山に埋めれてても別に不思議じゃない。

なんか甘くなったなぁ。

なんかなぁ。暴対法とかで暴力団を締め出したはいいけど、そのせいで半グレが悪事を働き、バイト感覚で年寄り騙し、しょうもない奴がヤクやハッパをさばき、中途半端な奴が我が物顔でのさばるようになっちゃった。

昭和の頃は肩が当たったら因縁つけられるから、不用意にぶつからないように注意して歩いてたのに、今じゃ一般人がスマホ見ながら歩いてて平気でぶつかってくる。

ましてや街中を動画撮りながら歩くYouTuberが我が物顔でのさばってるなんて世も末だ。

 

撮っちゃいけない、やめてくれと言われてもやめないYouTuber。マイルールや謎ルール主張するYouTuber。

もはや教師を責め立てるモンスターペアレンツや、店に難癖つけてゴネてる暴走老人が可愛く思える。

 

店や人と平気でもめて、論点がかみ合わずとも自分の意見だけを押し通し、会話に詰まるとボケとかクソとかすぐ言って逃げて、人を小馬鹿にするくせにガキみたいな屁理屈言ってることには気付かず、自分の正義をあくまで主張してネット上に平気であげる。

あれ?なんか餃子店でマスクしてないから入るなって店長に、屁理屈でゴネてたホリ●モンって奴もいたなぁ。

 

警察官に食ってかかり、抵抗できない(対抗できない)ことをいいことに挑発して優越感に浸る馬鹿。

民事不介入の原則を無視して「なぜ捕まえないんだ」。自分に都合が悪くなったら「法的根拠を示せ」。おきまりの常套句は「俺たちの税金で食ってるくせに」。

あれ?つい最近、大阪に関係ないのに大阪都構想反対の演説をミナミでして、演説中止を求める警官ともめてた山本●郎って馬鹿もいたなぁ。

ちなみにこの演説時、山本は警察官にマイクを渡そうとしたり、「許可得てるか」の質問に『いりません、道路交通法77条に基づいてる』と無理やりな法解釈主張してみたり、そのくせ「法律も犯してないのに公権力を使って表現の自由を侵している」とか嘆いて同情かってみたり、挙句には「独り言をマイクが拾ってる」と下手な言い訳する始末。今時ヤクザでも使わん手口。

 

迷惑ユーチューバーだけでなく、こんな迷惑な奴等を取り締まれる法律はないのか。作れないのか。作るとなんか問題があるのか。

でもさ、映画館とかでは映画を撮影したりは法律で禁止されてるし、コンサートやイベントでも撮影禁止ルールはある。温泉や銭湯の刺青客お断りとかと同じく法的強制はなくてもみんな守ってる。守らない奴は強制退場や入店禁止にされたりする。

 

同じように街中や店舗内で撮影禁止とされてたりしたら、そのローカルルールは守らなくてはいけないんじゃないか。

それがこんなルールさえ守れない迷惑YouTuberとかは、シバイていいとか、カメラ壊してもいいとか認めてくれないかなぁ。

 

 


学術会議任命問題 いつまでやるの?

2020-10-15 21:28:41 | Talk is Cheap

もう飽きた。

なんか与党は菅政府に対して「これがチャンスだ」と言わんばかりに責めてるけどさ。

所詮俺たちにはほぼ関係ない話。

いやいや、回り回ってこの会議での決定事項は俺たちの生活に関係してくるんだよなんて言われても、それはどんなことだって当てはまる。

けどさ。身の回りに「俺、実は学術会議会員なんだよね」とか「私、以前会員でしたのよ」なんて方はいないので、とんと縁のない話だ。

 

それに、普通ならもう年金受け取って悠々自適な生活を送っていてもおかしくないようなお年のじいさんばあさんの教授とか著名人とかいくら集めても、もう今の時代についていけないのではないかね。

それぞれ、その分野では権威ある人なんだろうけどさ。もう少し(いや30歳くらい)若くしないか。

 

「なぜ任命しなかったんだ〜」って騒いでるけど、俺は「なんで任命されなかったくらいで騒いでるんだ〜?」って思うのよ。

慣習とか慣例ではとかいうけど、別に今年から変わったっておかしくないし、通常の会社なら当たり前だ。そろそろメス入れなきゃいけない時期だったのかもしれない。

 

どうせ難癖つけて、「落とされた6人は政府の方針や意向にそぐわないから」とか思ってるんだろうけど、残りの99人の中には同じような人はいないのか?同じような思考な人は他の学術会議のメンバーにいないのか?

すでにそんな政府の方針に逆らうなんて大それたことをって人は、一人もいなくてイエスマンばかりで固めてる。っていうのなら批判はわかるよ。でも、他にもいっぱいいるんでしょ。

 

学問の自由とか、発言の自由が脅かされる?

さすが安保改正をちょっとしようとしたくらいで「戦争ができる国になる」とか「徴兵制が引かれる」とまで想像力を発展させれる妄想癖のある人たちだ。

そんなことで学問の自由は脅かされません。

さすが京都大学に公安が入っただけで騒ぎ、立て看板撤去したら騒ぎ、寮を閉鎖したら騒ぐ人たちだ。いつまでゲバ棒時代の感覚だ?

言論の自由というなら、「LGBTは生産性がない」って発言も、「女は平気で嘘をつく」って発言も「自由だ」って認めろよ。なのにそれは責め、謝罪させ、弾圧してる。自分たちに都合のいいことしか言ったらダメだというのがお前たちの言う言論の自由なら、それはファシズム・独裁国家や某共産国家と何が違うんだい。

 

それよりも未だに金色の気持ち悪い像を立てて喜んでるお隣の国に文句言ってくれないかなあ。会議のメンバーの中には歴史学者も文化学者もいるだろう?

ドイツ・ベルリンにまで建てて、撤去しろって言われたら騒ぐ、ゴネるあいつらに論文で説得してくれないか。まぁ難癖つけるあの姿は、お前ら学術会議とよく似てるけどな。

 

尖閣諸島に侵入してきてる中国もなんとかしてくれないか?最近では「以前から俺たちのものだった」と言わんばかりの声明と行動してるぞ。

学者や権威の人たちが集まってるんだから、これに対して対策の一つ、決めの一手を是非とも出してくれよ。無能の集まりか?

 

年間10億円の予算が、一体何に使われてるのかわからんが、せめて働いてくれよ。

6人が任命されなかったら、会議が滞るのか?進まないのか?違うだろ。

 

菅内閣に「どういう経緯で任命拒否に至ったのか国民に説明すべきだ」と騒ぐのなら、その前に「お前たちはどうして今回の105人をエントリーしたのか」とか「普段何をやってるか」とかを国民に説明しろよ。まずはそれからだ。

不透明だとか、経緯がわからんのは学術会議も一緒だ。

学問のなんちゃらとか言い訳にすんな。


筒美京平の楽曲

2020-10-14 23:18:16 | MUSIC/TV/MOVIE

昭和のレジェントが次々と亡くなられる。

今度は筒美京平さん。

顔や声は知らなくても、この人の作った歌はタイトルを聞けば35歳以上の方は誰もが知っているだろう。ティーンエイジャーや20代の方でも「お母さんがカラオケで唄ってたから」と知ってる人も多い。

 

70年代80年代の昭和を彩った歌謡曲は、筒美京平さん、阿久悠さん、都倉俊一さん、松本隆さんでほとんどできている。これになかにし礼さん、平尾昌晃さん、秋元康さん、売野雅勇さん、織田哲郎さんを加えたらほぼ昭和歌謡曲は完璧網羅だ。大げさかもしれないが、それほどこの曲もあの曲もってな感じである。

自分で作詞作曲して歌うシンガーソングライター、いわゆるニューミュージックと呼ばれるジャンルの人が出てくるまでは、職業作詞家と職業作曲家の作品をフルバンド(オーケストラやビッグバンド)の演奏をバックに歌うのが当たり前だったのよ。だから歌手も音痴であろうと生で唄うし、ましてや口パクなんかできず、バックの演奏に負けないくらいの声量が求められてた。

 

筒美京平さんのすごいところは、作った楽曲の多さ(約2400〜3000曲らしい)もそうだが、そのバリエーションの広さだ。

サザエさんのオープニング曲からアイドル(男女問わず)、中堅歌手からベテランまで楽曲提供してる。

よくもまぁこれだけいろいろと作れたもんだ。

 

南沙織「17才」(後に森高千里もカバーしてる)

麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」、浅田美代子「赤い風船」

リンリンランラン「恋のインディアン人形」「恋のパッコンNo,1」(すごいタイトルだなぁ)。インディアン(ネイティヴアメリカン)でもないのになぜインディアンなのかは気にしちゃダメだ。

岩崎宏美「ロマンス」「シンデレラ・ハネムーン」、アルバム「パンドラの箱」は全曲筒美京平さん作曲だ。

そしてジャニーズ。

郷ひろみ「男の子女の子」「花とみつばち」

近藤真彦「スニーカーぶる〜す」「ギンギラギンにさりげなく」

沖田浩之「E気持」「はみだしチャンピオン」

田原俊彦「夏ざかりほの字組」「抱きしめてTONIGHT」

少年隊「仮面舞踏会」「君だけに」

SMAP、KinKi kidsやJ-FRIENDS、TOKIOなどにも楽曲提供してる。

 

すごいのは、郷ひろみに曲を提供していながら、当時“新御三家”と呼ばれた野口五郎、西城秀樹にも曲を提供してるところだ。

まぁ、この頃はそんなにうるさくなかったのかもしれない。

“花の82年組”と呼ばれるアイドルにもこぞって筒美京平さんは曲を提供してるもの。

早見優「夏色のナンシー」。松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」。

そして小泉今日子。「まっ赤な女の子」「ヤマトナデシコ七変化」「なんてったってアイドル」。

 

キョンキョンのもそうだが、秋元康さんのこの頃のネーミングセンスはちょっとラリってるかのようだ。

本田美奈子「1986年のマリリン」、少年隊「デカメロン伝説」・・・。まぁレコード会社がつけたのか誰がつけたのかは知らんけど。

 

稲垣潤一の「ドラマチック・レイン」が秋元康さんの作詞家デビュー作だ。この曲はカバー&デュエットアルバム「男と女-TWO HERAT TWO VOICES-」で中森明菜と歌っているぞ。声質が一緒だ。必聴!

このアルバムでは「木綿のハンカチーフ」を、本家の太田裕美と歌っているぞ。

 

太田裕美の「木綿のハンカチーフ」

何度かこのブログでこの曲のことは書いたが、日本昭和歌謡史に残る名曲だ。大げさではない。ほんますごい曲だ。松本隆さんの描く都会に出た男側と、故郷に残った女側との往復書簡の歌詞もすごいが、それに乗せてるこの筒美京平さんのメロディラインがめちゃくちゃかっこいいのだ。

そのせいでこの曲が、故郷を出て都会に出た男が実は何の目的もなく、ただ都会に呑まれてブランド服や仲間と遊んでて「俺イケてるだろ!?」と、どんどん勘違いしていく様を女がやんわりとダメ出し続けてる歌だと気づいてる人は少ない。田舎に残された純情な女の子がふられる歌だと思われてる。

 

尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」

この曲は元々電化製品のCMソングで作られた曲だ。作詞はやなせたかし(アンパンマンの作者ね)だがボツを食らう。でも、あまりにも出来がいいので阿久悠さんに頼んでまた新たに詩をつけてもらってズーニーブーってグループに歌わせた。「一人の悲しみ」は'70年安保闘争(学園紛争ね)に挫折した若者の孤独を歌ったが、全くヒットしなかったみたいだ。

それでも曲のメロディの良さが捨てきれず、諦めきれなかったのかまたもや阿久悠さんに新たに歌詞を書いてもらって、尾崎紀世彦が歌って大ヒットしたという珍しいパターンだな。

 

いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」

この曲を聴いて、横浜という町は明かりがとても綺麗なんだろうなぁと子供ながらに思った。

大橋純子「たそがれマイラブ」や、中原理恵「東京ララバイ」などと同じく大人の歌だね。

 

ジュディオングの「魅せられて」

シルクロードをイメージした久保田早紀の「異邦人」(これは筒美さん作曲ではないが制作陣は一緒)と同じく、異国の情緒が漂う名曲だ。

ギリシャとトルコの間にあるエーゲ海をイメージした楽曲は、その後の庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」(トルコ)「モンテカルロで乾杯」(モナコ公国)と続く。中東(東ヨーロッパ)の避暑地は死ぬまでに是非行ってみたいもんだ。ちなみに「魅せられて」の歌詞は阿木耀子さんだ。

 

阿木曜子さんといえば宇崎竜童さんとのコンビで山口百恵の一連のヒット曲を連発した人だ。

筒美京平さんはいろんなアイドルに曲を提供しているが、不思議なことに山口百恵や松田聖子、中森明菜には曲を提供していない。この3人に共通しているのは、先述の職業作詞家作曲家の作品だけではなく、アーティストの作品を歌ったことかな。

山口百恵は谷村新司やさだまさし、

松田聖子は松本隆さんの歌詞は多いが、作曲にはユーミン(呉田軽穂名儀)、細野晴臣、財津和夫、大瀧詠一など。

中森明菜は来生たかお、高中正義、井上陽水、玉置浩二などだもの。

 

斉藤由貴「卒業」

斉藤由貴が歌ってヒットした、今や卒業式の定番ソング。だが発売時は菊池桃子の「卒業」尾崎豊の「卒業」と、それぞれ別の曲だがタイトルが一緒ってややこしい状態だった。

「初戀」「情熱」も筒美京平さんだ。斉藤由貴が大ブレークしたTV「スケバン刑事」の主題歌「白い炎」は玉置浩二作曲。ちなみにアニメ・めぞん一刻の主題歌「悲しみよこんにちは」も玉置浩二だ。

スケバンといえば元祖スケバン、現国会議員「恥を知りなさい!」の三原順子(現:三原じゅん子)に「真っすぐララバイ」、そして中山美穂に「C」「ツイてるねノッてるね」などを提供してる。

 

桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」が筒美京平さんだとは知らなかった(作詞は松本隆)。この曲のアレンジがKISSの「I was Made for Lovin' You」のギターリフと一緒なのは気にしちゃいけない。そんなこと言い出したらPINK LADYの「渚のシンドバッド」なんてもろラモーンズじゃね?とか気にしなきゃいけなくなる。

演奏もティアドロップスではない。このころはロック?なんじゃそりゃ。自分で作った歌を自分たちのバンド演奏で歌いたい?ろくに編曲(オーケストラアレンジ)もできないくせに何言ってるんだって感じだったんだろう。

アイドルとして売られたLAZY(のちのLOUDNESS)、チャーなんかも苦労したんだろうな。

Charと“ロック御三家”(笑)と呼ばれた、世良公則(&ツイスト)や原田真二もTVの歌番組出演の際はだいぶ揉めたらしい。沢田研二もバックに井上尭之バンドを使うのをTV局側から拒否されてたらしい。ダン池田となんちゃらってお抱えのオケを使えよと。

この頃、フォークやニューミュージックのシンガーソングライターがテレビに出なかったのは、そんな裏事情のせいなのかな。

 

オフコース「忘れな雪」

今では考えられないが、あのオフコースにも筒美京平ソングがある。小田和正も鈴木康博も「なんで他人の曲を?」と嫌だっただろうな。しかももろフォーク、下手すりゃ演歌っぽいタイトルだし。

まだ小田と鈴木、2人の頃のオフコースなのでバックバンドにはギターが矢島賢と高中正義、ベースが後藤次利、ドラムが村上‘ポンタ’秀一という豪華メンツである。ちなみにCAROLの日比谷野音解散コンサートのバック(裏)は、サディスティックすのメンバーだ。

 

元REBECCAのNOKKOの「人魚」や、仲間由紀恵がauのCMで作ったユニット、仲間由紀恵withダウンローズの「恋のダウンロード」も筒美京平作品とは知らなんだ。

 

ラジオ全盛で、テレビの歌番組をかじりつくように見てた時代、レコードは貴重品だった。小遣いで買える枚数は限られてる。従って貸したり借りたり、テレビやラジヲからダイレクト録音してたな。

まずザーッと一通り聞いて、カセットテープの選択(46分/90分)、入れる順番(A面にどれくらい入るか/何を入れるか)を検討する。レコードに記載されてる時間表示を計算し、綿密なプランであとはレコードの溝とテープの残りとのにらめっこだ。ちゃんと入るか。ギリギリか、って毎回緊迫ね。

テープに録音してる作業中、ライナーノーツ読んだり、歌詞カードを見たり。従ってレコード時代は、LP(アルバム)収録曲全曲タイトル覚えたし、歌詞も覚えたし、誰が作詞で誰が作曲したかも(ついでに言えば編曲・アレンジも)ちゃんと把握してたんだけどな。

CDになって、レコードの回転数を機にすることもなく、針を落とす緊張感もなく、綺麗な音で聴けるようになった。次の曲へジャンプするのも簡単だし、もう一度聞いたり、サビの部分だけ巻き戻したりってのも簡単だ。裏面へひっくり返す手間もない。

レコードからCDに変わって、歌詞カードやライナーノーツをほとんど見なくなった、読まなくなった。

さらにCDからMD、そしてiPod。ダウンロードは当たり前、サブスクとかも当たり前。タイトルさえ覚えてない、知らない曲も多い。

便利で手軽になった分、愛着が薄れたのかな。

「昔に比べて、今は残る名曲が少ない」と言われるのは、時代のせいかね。

 

まぁ、1曲ヒットすればもうけもの、2曲ヒットすりゃ万々歳、3曲あれば悠々自適と言われる音楽界で、これだけ誰もが知ってるヒット曲を出してこられたんだ。80歳、大往生だろう。

 

エドワード・ヴァン・ヘイレンが亡くなってから、ハードロックとヘヴィメタルがヘビーローテーションしてた俺のiPodは今、昭和の懐かし歌謡曲が流れてる。たまには悪くない。


ヤジする阪神ファンを褒めるマスコミ

2020-10-12 05:32:17 | Talk is Cheap

先日、阪神甲子園球場で阪神ファンがヤジ飛ばしてる件を書いた。

禁止してるのに平気で声援やヤジ、応援歌など好き放題してると。

 

声を出さずに観戦できないのかね。そりゃ、いいプレーとかきわどいプレーの際につい声が出ちゃうのは仕方ない。

でもさ、ヤジなんて我慢できるだろ。

我慢したくないのか。それともヤジを叫ばなければ死んじゃう病なのか?小学校の頃から授業中に、黙ってちゃんと座ってじっとしてられなかったのか。

 

とにかく、そいつはヤジを叫んで気持ちがすっきりするのかもしれないが、周りはいい迷惑である。

観戦しに行って感染したらシャレにもならん。職場で、家で、白い目で冷ややかな目で見られるだけだ。「こんな時にそんなとこ行くからだ」ってね。

だからファンはみんな気をつけなきゃいけない。意識して守らないといけない。

 

と、前回書いたようなことをなぜ今回もまた書いたかというと、書き足りなかったわけではない。新たな事実が判明したからだ。

元凶がわかったからである。

スポーツ新聞。こいつらマスコミの意識の低さが、心ないファンを図長してるんだなとわかった。

 

まず、デイリースポーツ。

阪神ファンなら誰もが知ってる御用達のスポーツ新聞である。どんな重大事件が世間であっても必ず一面は阪神のことが載っている(2-3回例外あり)。阪神タイガースのこと以外書く気がないかのような新聞である。

とりあえず、ネットのデイリーの画像(特に見出しの部分)を見てくれ。

 

 

どうだ。

歓声を咎めるどころか、甲子園の大歓声、つまりファンの歓声によって藤浪は160km/hの球を投げたと言わんばかりの書き方だ。

歓声、つまり「声を出すのはやめようぜ」とか、「声援したいのはわかるけど心の中でしようぜ」とかではないのだ。『藤浪が160キロの球を投げ甲子園が湧いたぜ』と喜んでいるのである。

もはやメディアの責任やマスコミのあるべき姿などデイリーの記者、および編集者にはないんだろう。

 

続いてスポーツニッポン。通称スポニチのネット版「Sponichi Annex」。

さぁ、今度は記事本文の最後の部分を読んでくれ給え。

「甲子園のファンからは大歓声を浴びた」である。

「禁止されてる大歓声が思わず漏れた」とか「声援を我慢していたファンも思わず声援してしまった」ではない。

つまりスポーツニッポンも阪神ファンが禁止されてる声援をすることに対して、何の危機感もないし、注意喚起する気もないってことだ。

 

ついでにもう一つ。

今度は日刊スポーツだ。

 

日刊スポーツは阪神・大山が今季25号ホームランを放って、これでリーグトップの巨人・岡本と並んだって記事だ。

ちょっとポエムっぽい記事だ。そのまま抜粋して書く。

【秋晴れの青空に、大山が打ち上げる。大飛球が左中間へ距離を伸ばすにつれ、歓声の強さが増していく。着弾を待ちきれず、矢野監督が右拳を突き上げる。逆転2ラン。4番が4番の仕事を全うして笑った】

記事を書いた奴が、悦に入ってるのがよくわかる。厨二っぽさ丸出しのポエム調であるが、それが問題ではない。「大飛球が左中間へ距離を伸ばすにつれ、歓声の強さが増していく。」の部分だ。

こいつもまた危機感もなけりゃ注意喚起もする気もない。「そりゃここでって場面で大飛球、そりゃ入れ〜って声も出るよね」って軽い気持ちで書いてるのだろう。バカか?

 

これでは球場へ行くファンの意識を変えれるわけがない。

「声援はせずに黙って観よう」なんて思うわけがない。「俺も甲子園で声援するぜ」と思うだけだ。

 

阪神甲子園球場での阪神ファンのヤジは、有観客で開催を始めた7月14日のヤクルト戦の時点ですでに問題になっていた。

この時はヤクルト2点リードで迎えた三回1死、阪神ファン(こんなルール破りをファンと呼びたくはないが)が次の3番青木に「はよ構えろや!」と野次を飛ばした。

さらに八回にも代打・広岡の打席の場面で三里側から大声で野次が飛んだ。ピッチャーの岩崎が2球目を投げる前にタイムをとり、「気になる」と申告。球審が静かにするように観客席に向かって注意する場面もあった。

こうなるともはや妨害行為である。学級崩壊ならぬ試合崩壊。

 

それから何ヶ月も経つのに、ヤジをやめるどころかどんどん増えてる現状。

注意してもどうせ「わかった、わかった」っていなすか、「俺だけちゃうやろ」と開き直ったり、「じゃぁ全員注意せぇや」って自分のことを棚に上げて怒鳴るんだろうな。

警備員も大変だ。

 

すべての元凶はマスコミやメディアにあり。

大衆は良くも悪くもマスコミやメディアの報道で意識が左右される。

従ってマスコミやメディアは、報道はどうあるべきかを間違えないでほしいのだ。

 

いい年こいたおっさんが、ビール片手にヤジ。

かっこ悪いぞと書け。みっともないぞと報道しろ。迷惑だと流せ。

それくらいしないとヤジしてる本人は気が付かないんだから。

 

じゃないと甲子園だけ無観客で試合しなきゃならなくなるぞ。

すでに他のチームのファンからは冷ややかな目で見られてる。笑い者にされている。

いいのかそれで。


未だにヤジを飛ばす阪神ファンは出入り禁止にしろよ!

2020-10-10 17:57:04 | Talk is Cheap

どうも最近ゆるゆるになってきている。

気の緩みなのか、飽きたのか、疲れたのかわからんけどね。新型コロナの対策や意識が緩んでる気がするのは俺だけ?

 

新型コロナウイルス、COVID-19は収まってもいないし消えてもいない。ワクチンが開発され治癒できるようになったわけでもない。

全世界で3694万198人の感染者と、106万9020人の死者数(2020年10月10日現在)。毎日各国でまだまだ増えていて、ロシアなんて1日の感染者が1万人を超している。イタリアは非常事態宣言を延長し、ロックダウンや飲食店などの営業停止を再発動した都市もある。

日本も相変わらず感染者が増えもう9万人に手がとどくところにきてる。

東京は「本日は249人が感染」って、もう感覚が麻痺してしまってるのか「あぁ今日はそれくらいね」てな感じで報道してる。阿部サダヲが感染しても広瀬すずが感染しても、そりゃどんなに予防や対策しても伝染る時は伝染りますよってな感じである。

 

政府がやってるGo To なんちゃらを成功させないとってスタンスなのかな、「経済を復活させないとダメなんだ」とちょっと勘違いした大義名分で推し進めてる。

Go toのクーポンとかポイントの付加で利用を煽り、結局オンライン予約受付サイトの13事業社が委託料と手数料で儲かるだけなのに。観光業や飲食店側は大手とか資本力のあるとこしか恩恵が出ないのにね。

 

さてそんな中、気になるのは、阪神甲子園球場のことである。

先日も選手や関係者が新型コロナに感染したことで、「ちょっと阪神はタルんでないか?」と書いたが、今回は観客側、ファンのこと。

「甲子園ではヤジが飛び交ってる」

そんなクレームが今問題になっている。

 

シーズン開始直後は無観客開催だったが、その後規制していた大規模イベントの人数制限を徐々に暖和し、5000人までならOKになって徐々に観客を入れだして、政府が9月19日からは1万人を超える収容施設でのイベントも50%までOKにしたから、さぁこれからって大事な時だ。

どの球場も、新型コロナウイルスの感染防止対策として、大声での応援や野次は禁止行為となっている。

しかし、甲子園では多数の観客(阪神ファン)が大声を出してたり、警備員に注意されてもやめなかったりすることが問題になっている。

 

阪神の試合と言えばヤジと怒声。

なんてったって甲子園の観客(阪神ファン)は、みんな監督でありコーチでスカウトである。ナンノコッチャと思うかもしれないが球場に行けばわかる。

「あそこであいつを変えへんかったんが敗因や!」「なんであそこで見逃したんや!」「なんであいつ使うねん、俺やったらあいつを使うわ」「鳴尾(二軍)でやり直してこい!」「あいつをドラフトで採らへんかったんが間違いやな」「こいつとあの球団のあいつと交換した方がええのんとちゃうけ?」

まぁ好き勝手ほざく。罵る。もちろん球団関係者などではない、ただのトラキチでしかない縦じまのユニフォームや法被を着たおっさん、おばちゃんである。中には若い奴もいるが基本おっさん(またはおっさん化したおばはん)である。

ビール片手にメガホンで応援したりヤジしたり。勝手に分析したり、反省したり、溜飲下げたり・・・。そうやって日頃の鬱憤晴らしをしたり、明日の英気を養ってたりする。それが甲子園。それが阪神ファンだ。

 

こういう光景は例年なら風物詩でいいのだが、今は新型コロナウイルスの感染防止対策として、大声での応援や野次は禁止行為となっている。

しかし、ルールを守らない輩というのはいる。

ヤジを飛ばしたり、応援歌歌ったり、「おい、お前、ルールわかってる?」ってやつがいる。飲食中じゃないのにマスクしてない奴もいる。マスクは顎にしてるのが正解と勘違いしてるかのようなバカもいる。しかもそれが少数ではないから余計タチが悪い。

ちゃんとルール守ってる人が迷惑こうむる。

警備員に「注意してください」と言って注意してもらっても「わかってるわかってる」って面倒くさそうに答えるだけで改めようともしないそうだ。「文句あるなら追い出してみろや」ってなくらいなのだろう。さすが駐車禁止の標識の下に平気で路駐できる関西人。警備員ごときの忠告なんて聞く耳もっちゃぁいないバカもいる。

 

そりゃ、すごいいいプレーを見て「おぉ〜」とつい口に出てまうとか、ホームランになるかならないかのフェンス際のフライに「入れぇ〜」とつい叫んでしまったとかならわかるよ。衝動的に出るんだもんな。驚かされた時に「うわぁ、ビックリしたぁ!!!」ってつい言ってしまうようなもんだからな。

だけど、ヤジは控えられるだろう。我慢しろよ。それとも最近の小学生みたいに「うちの子、我慢できない病なんです」か?

ビール飲んでいい気分で盛り上がって、下手くそなプレーに、だらしない投球に、不甲斐ない打席に、ついヤジりたくなる気持ちはわかる。でも、今はやめとけ、また無観客に戻されるぞ。

あと一球コール?今時それを言わなきゃダメなのか。「飲んだあとはラーメンでシメ」みたいに最後の打者は「あと一球コールで締め」なのか。

 

 

ヤジを飛ばして平気な顔してるやつは「金払って見に行ってるねんぞ」と勘違いしてるのかもしれないが、それはファンの行為ではない。ただのペアレンツだ。クレーマーだ。新規客を遠ざける厄介な常連客でしかない。

阪神の球団も意識が低い。先日の選手や関係者のコロナ感染もそうだが、どこか「仕方がないでしょ」的な諦めが感じられる。

「イニングの間に注意喚起の映像を流し、声をはりあげる応援は禁止と提起してる」って言うんだろう。「警備員は見つけたら注意してる」って言うんだろう。

でも、某タブロイド紙・スポーツ新聞がこの阪神ファンの野次問題を取り上げ『甲子園“コロナ無法地帯”』という記事を書いたら、阪神は「危険な場所であるかのような誤解を読者に与える」とか「営業妨害だ」とクレーム入れてきたらしい。文句言う相手間違えてないか?文句は野次を飛ばしてるアホに言えよ。

 

勘違いしないでくれよ。同じ関西でも大阪の京セラドームでは静かなもんだぞ。そりゃ、たまには誰かがつい野次飛ばしたりするけど、目立って仕方がないくらいだ。

しかし甲子園球場は違う。京セラではできて甲子園でできへんのはなぜ?って思うけど、多分前述の通り警備員に注意されても周りから白い目で見られても、「俺らこのスタイルで長年通ってんねん。今更変えられへんわ」ってな頑固さと、「俺だけちゃうやん、他のやつも声出してるやん」「注意するなら全員にせぇよ」って、違法駐輪を咎められた時の開き直りにも似た言い訳言うんだろうな。

こんな奴はイエローカードでも渡して、2回注意でレッド、文句言い返してきたり、態度改めないなら一発退場にしろよ。警備員にそこまでの権限与えていいぞ。球団ルールとしてね。ファン代表としてね。

 

阪神よ。阪神ファンよ。ほんま真剣に考えてくれよ。

揚塩健治球団社長が9日、チーム内で新型コロナ感染者が相次いだことなどの責任を取り、今季終了後(12月1日)に辞任することを発表した。

上が責任取ったからって、下は関係ないってことはないよな。

10月1日から甲子園球場は入場者数を2万席を上限に開催したが、8091人しか入らなかった。

9月21日の緩和以降それまでの5000人から1万人で開催してたが、心ないファン、ルール守らないファン、自分勝手なファンのおかげで2万席に増やしても常連以外には敬遠されてるってことだよ。

 

甲子園はまぁ広いから客席は感染対策できるかもしれへんけど、通路は?売店は?

さらに言えば甲子園球場の周りには駐車場はほぼ無い。従ってみんな阪神電車で甲子園で降りて見に行く。甲子園駅に試合後の夜10時代に2万人近くが溢れるんだぞ。

通勤ラッシュよりひどいぞ。通勤客ならマスクしてほぼ皆黙って乗ってるから感染リスクは低いが、試合後の阪神ファンなんてタチ悪いぞ。試合の解説はするわ、選手の批評はするわ、下手すりゃ六甲おろし歌うぞ。

球場もあぶなければ、駅も電車もやばい。そんな場所に俺は今、よう行かんし、行く気もない。感染しに行くようなもんだ。

 

チームを応援し、強くするのもファンなら、弱くするのもファンの力。

どうかファンも球団ももう少し真剣に考えんとヤバイよ。

新型コロナウイルスはまだそこにおるねんからな。

危機感のない阪神の選手

 


DIVER 福士蒼汰と菅田将暉の差

2020-10-08 21:45:10 | MUSIC/TV/MOVIE

くそおもしろくないドラマだ。

DIVERー特殊潜入捜査班ー。

兵庫県を舞台にした福士蒼汰主演のドラマだが、これがまた全然面白くないんだ。

「ひょっとしたら」なんて期待してたんだが、やっぱりダメだった。

 

原作は漫画だということだが、原作がダメなのか、脚本がダメなのか、それとも監督や演出のせいなのかはわからん。とにかく面白くない。

ストーリーがまず全然おもんない(面白くない)。

暗い。設定も話の展開もどこか二番煎じ、いや使い古されたものばかり。目新しさも驚きもなければ、かといって安心感もない。どう楽しんだらいいのかわからんドラマだ。

 

福士蒼汰が演じるのは、過去にいろんな悪事に手を染めていたが、今は兵庫県県警が秘密裏に設置した潜入捜査班(通称D班)のメンバー。

まぁ、普通に考えたら、この過去を持つダークヒーローが通常では検挙できない悪の組織に潜入捜査で入り込み、溶け込み、そして罪を公にする痛快ドラマって感じになるんだろう。

しかし、この福士蒼汰が全然ダメ。

セリフが棒読み、演技が下手、表現ができない・・・、過去に散々色々言われてきてたが、今回の役はいろんな人を演じ組織に入り込むクールな潜入捜査官。だからまだ何とかなるかなって思ってたがやっぱりの棒演技。

クールで目的のためには平気で嘘をつき、人を信じさせ、取り込み、そして裏切る。何が悪で、どこからが善なのか。

福士蒼汰が演じる潜入捜査官は本来こんな奴なんだろうけど、彼にはちょっと荷が重かったのか。

 

それとも、こんな難しい役を見事に演じた俳優を、つい最近目の当たりにしてしまってたせいかな。「MIU404」ってドラマで菅田将暉が演じた「クズミ」だ。

菅田将暉が演じたのは、人の弱い部分につけ込み、共感や同調し安心さえ、相手を信じさせ薬をばら撒き金を集める謎の男・クズミ。

金を与えて甘い言葉で懐柔し、困った時にすがってきたら「それ、俺に何の得があるん?」と平気で裏切り切り捨てる非常さ。「お前らみたいなクズをミステル(見捨てる)からクズミって言うねん」と平気で言うような奴だ。

名前を複数持ち、言ってることもどれが正しいかわからん、誰も正体を知らんしどこに住んでるのかどんな過去があるのかもわからない。人を操り、組織を操り、警察さえをも翻弄する、警察に追われても冷静沈着、手なずけた部下を平気で利用し裏切りクールに逃げとおす。

残念ながら、今回の福士蒼汰ではそんなダークヒーローが演じきれない。

同じ元仮面ライダー出身でも差は歴然だ。

 

しかも、物語の設定は兵庫県なのだが、登場人物のほとんどが標準語で話す。ドラマ(セリフ)を視聴者分かりやすくするため仕方がないのだろうが、これでは兵庫県を舞台にした意味がない。

まぁそれを言うなら『科捜研の女』は京都が舞台だが、ゲスト(犯人や参考人)以外沢口靖子も内藤剛志も主要人物誰一人京都弁喋らないけどさ。

『DIVER』で関西弁を話すのは兵庫県警の組織犯罪対策課の課長を演じる正名僕蔵さんだけ。同じ組織犯罪対策課の安藤政信もその兵庫県警本部長で特殊捜査班を極秘に結集させたりょうも使わない。

正名僕蔵さんはさすがにベテランだけあって、それなりの関西弁を使うのだがいかんせん関西以外の人には関西弁は難しいのだ。イントネーションも微妙に違うし。

っていうか関西弁だけでも、大阪弁、京都弁、そして兵庫弁では違う。大阪弁が和泉の泉州弁と一番荒い河内弁とまだマシな摂津弁に分かれるように、兵庫県も神戸(摂津)弁をはじめいろいろある。なんてったって元は播磨・丹波・但馬・淡路・摂津の五国だからね。ちなみにKinki-Kidsや明石家さんまの関西弁は奈良弁だ。

 

関西弁でも京都と大阪と兵庫では微妙に違う。

「誰々さんが来ない」という言葉でも大阪なら「けぇへん」、京都なら「きぃひん」、神戸なら「こぉへん」という風に違う。これを関西弁カ行三段活用と言う(嘘)。

「何々をしない」という言葉でも大阪なら「せぇへん」、京都なら「しぃひん」、神戸なら「やらへん」という風に違う。これを関西弁・・・嘘は止やめとこう・・・。

大阪京都神戸の使い分けは本当だが、さらに年代によっては「うちら使わない」とか「それは違うとこのやん」とか言われるだろう。

「帰りにマクドナルドへ行こうよ」も、本来の関西弁なら「帰りマクド寄らへん?」が正しいが、若い世代は「帰りにマック行かへん?」と使う人もいる。

LINEやSNSの普及によってか、関西弁はどんどん衰退している。関西弁(通常の話言葉)だと他の地方の人に通じないとか以前に、変換ちゃんとされへんかったり違ったりするし、そもそもうつのが面倒だったりするからな。

関西弁は話し言葉だと極力「へ」「と」「に」など接続詞を抜く。SNSなどでは文字数は減っていいのだが、読解力がない奴は勘違いしたりするし、わからんようになるから危険だ。

上記のマクドの件でも「行かへん」なら行くかい?と疑問文だが「行かへん」なら行かないよと否定語だ。だから語尾に上矢印「↑」入れたり絵文字を入れないといけない。友達同士ならいいが、会社とかの連絡では危険だ。

初期のダウンタウンに「ちゃうちゃうそれちゃうちゃうとちゃうねん」ていう、関西人以外は全くわからんであろう漫才ネタがあるが、句読点や変換を間違えるとナンノコッチャわからん様になってしまうのが関西弁だ。

だからドラマで使われる関西弁は、日本全国の人が分かりやすいようにアレンジされ、関西人からは「なんか変」とツッコまれる。『半沢直樹』の南野陽子とか『MIU404』の菅田将暉とかも、大阪出身なのにわざと変な関西弁を喋らされてたよね。

 

話がだいぶそれてしまったが、そんな関西弁だらけの神戸で潜入捜査して、標準語をかみ砕くように話す福士蒼汰。すぐバレるわ、怪しまれるわ。

多分メロンパンを間違えバレるだろうな。『MIU404』でも出てきたあのメロンパンは神戸ではサンライズと呼ばれるのだ。

神戸のメロンパンはラグビーボール(アーモンド?)を縦に半分に切った形だ。神戸に行ったらパン屋で買ってみてくれ。

 

カレーのライス(ご飯)もこんな形で型押しされて出てくる店がある。

 

第1話は福士蒼汰が杉本哲太率いる特殊詐欺集団に潜入し、さらに老人から巻き上げたお金をロンダリングする上の組織にも潜入する話だった。

杉本哲太の悪徳金融社長の悪ぶりは「さすが」って感じだったけど、やっぱり標準語。日本最大の組織暴力団のお膝元である兵庫県が舞台で、出てくる悪党みんな標準語。うーん。

 

組織や登場人物の紹介や相関など、説明的なセリフや描写が少ないのはいい。そんなものは想像力を書き立てればいいだけだ。

 

浜野謙太がハッカー役。

彼も一般からの潜入捜査班登用ということだから過去に悪事(多分ハッキング関係)をしてて捕まって、取引されてD班に参加した(させられた)って設定なんだろう。

しかし、彼がいるアジトの設備がちゃちいのよ。

そりゃ今時ノートパソコンひとつあればどこからでもネットに繋げるし、ハッキングもできる。でもさ、テレビ(ドラマ)なんだからもう少し大袈裟に(演出)してよ。でかいサーバーとか複数のPCや大画面モニター置くとかね。

『相棒』の青木(浅利陽介)や『科捜研の女』の亜美ちゃん(山本ひかる)の方がよっぽどできるPC使いだし、『ST 赤と白の捜査ファイル』の青山(志田未来)のように画面からヒシヒシと伝わってくる映像の解読や分析の緊張感もないし、『絶対零度』の南(柄本時生)や加賀美(柄本明)の方がよっぽど元ハッカーっぽい。

演出の人が全くPCやネットの世界を理解していないのだろうか、遠隔操作とかの描写もチャチイ。浜野謙太は悪くないのでちょっと残念だ。

 

片瀬那奈は闇医者ということらしいが、今のところ(第3話)まだ過去とかよくわからん。セクシー要員か?とも思ったが、もう結構な年齢だからそれも無いよね。

 

安藤政信。このドラマをダメにしてる原因の一人。

彼はD班で唯一の警察組織の人間だが、なんかうるさいだけ。やたらと福士蒼汰に突っ掛かり、怒鳴り、殴る。ワイルドさをアピールしてるのかどうかわからんが、空回り感が痛々しい。

原作がそうなのかもしれないが、好きになれないキャラ。さらにそれを安藤政信が『コードブルー』や『テセウスの船』と全く同じ演技でやってるのでちょっとツライ。

 

野村周平。このドラマをダメにしてる原因の一人。

安藤政信がどこからか連れてきたってことで2話目にいきなり登場。元自衛官でなんか目的があってD班に参加したそうだけど、これがまたやたらと福士蒼汰に突っ掛かり、張り合う。

自衛隊上がりのワイルドさとタフさをアピールしてるのかどうかわからんが、自衛隊上がりはすでに斎藤工が『B.G.』ってドラマで演じてる。それに比べて・・・痛々しい。

 

りょう。このドラマをダメにしてる原因の一人。

兵庫県警本部長で特殊捜査班を極秘に結集させた人ということで、一体何を考えてるのかわからないミステリアスな雰囲気を出してるところはOK。はまさに‘りょう’って感じでいい。

だが、この人の欠点は声が聞き取りにくいことだ。滑舌が悪いのか口を開かないのか声量がないのかわからないが、毎回どんな役でも聞きとりづらい。

今回は特にクールで感情を出さない役だからボソボソしゃべるので、全く聞き取れない。『コードブルー ドクターヘリ緊急救命』のドクター役は良かったんだどなぁ。産婦人科のドクターは大声出さないもんね。

『NIU404』のコスプレ好きの男装の弁護士ってぶっ飛んだ役も見事だったが、あれは果たして演技と言えるのかどうか・・・。

 

 

うーん、いろいろ突っ込みどころ満載でダラダラ書いてしまったが、『DIVER』、もう次週からは見ないかなぁ。

兵庫県らしい場所も、南京町(中華街)が使われてるくらいで、他あんまり出てこないし。

西宮の白鹿の看板も、ツートンの阪神電車も、JRの新快速もでてこない。芦屋の高級住宅地で事件もないし、メリケンパークや摩耶でヤクの取引もない。

 

あっ!あと、福士蒼汰の過去の記憶の場面がフラッシュバックでたまに挿入されるのだが、ガキの頃を演じてる子役が「何がどうして誰が選んだ?」ってくらい違和感ある子供。まぁつまんないことだけど。

 

(もう外されたのかな・・・)