GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

プレミアムフライデーなんて要らない

2017-03-30 23:50:32 | Talk is Cheap
プレミアムフライデー。
俺らには全く関係ないとういうか、どちらかというと迷惑な企画。
以前にも書いたが、これって浸透するの?

いいよな公営機関は。
全く現場の現実を見ない(知らない)奴らが、
「月末の金曜日には仕事を早く終え、余暇を楽しむプレミアムフライデーってどうですか」
「アメリカもブラックフライデー(黒字の金曜日)ってのがあったしな」
「金曜日を早く帰れる日を作ることで、雇用者、労働者たちは喜びますよ」
「ブラック企業撲滅にもなるなぁ」
「消費も上がって店とか施設も嬉しいんじゃないか」
「経済が回ればwin-winですよ」
「だいたい日本人は働きすぎなんだよ」
なんて、決めたんだろうな。
違うか?経済産業省や経団連のお偉いさんたちよ。

普通に考えて、どんな企業だって月末の金曜日に仕事を早く終えて帰れるか?
それができるとしたらかなりの業績好調、悠々自適な会社だな。

月末には締めというものがある。
在庫管理〜棚卸、給与計算もしなきゃいけないし、請求書の発行や入金確認、支払いのや掛売りの計算・・・。

だいたい月末の25日くらいに一般企業では給与が振り込まれるよね。
どうせそれを見越して作った企画なんだろうが、今の会社員にプレミアムフライデーって楽しむ余裕あるのか。

結婚しない・する気がない・できない独身者はまだいいだろう。
飲みに行くなり買い物に行くなり映画を見るなりするか。まぁ多分しないと思うけど。
せいぜい罪悪感にかられながらしぶしぶ早めに帰っても、何もすることがなくて、家呑みしながらオンデマンドで映画見たり、撮り溜めしてるドラマを見たりしてってくらいじゃないのか。

車持ってない、酒を飲まない、タバコ吸わない、人と付き合いしない。
そんな世代の奴らは何を金曜日にすればいいんだ?

奴らは普段言う。
「もっと休みが欲しい」
「自分を充電させる余裕が欲しい」
「時間通りに帰りたい」
「自分の時間を大切にしたい」
「社畜にはなりたくない」

で、実際に早めに帰れるように時間や休みを与えたら
「これで英会話を習いに行けるぜ」
「ビジネススクールに申し込めるな」
「フレンチレストランとかワインバーを予約しなくっちゃ」
「慌しいけど旅行に行こう」
「昔やってた楽器をまたやろうか」
なんてすると思ってたら大間違い。
絶対しねぇよ。するやつはすでにやってる。

どうせ上の奴らは
「週休二日制で土曜日も休みを作った際は、『花金』って言って金曜日の晩は繁華街が賑わったものさ」
なんて、過去の高度経済成長期及びバブル時のノスタルジックに浸って、現代の時代考証・考査も何もせずに、こんなこと提案したんだろうけどな。

だって奴らは急いでやらなきゃいけない仕事なんんてないもの。
だって奴らは生産性を上げて利益を上げるとか、市場開拓する必要もないもの。
だって奴らは月末の金曜日だからとか、ゴトビだからとかで急かされる仕事などないのだもの。

言っておく。
こんな馬鹿なプレミアム何ちゃらっていうのは、絶対浸透しない。
クールビズとかと一緒で、本質は何も変わらないまま形だけ、名前だけ残るだろう。

月末の金曜日
宅配便の配達員は、必死に配達をしてるだろう。
飲食店は高額な時給でアルバイトを集めなきゃいけないだろう。
一般企業は、労管や組合にばれないように、無駄な電気と空調を消したオフィスで担当者が、パソコンに向かってるだろう。
町の工場では変わらず油まみれで働いてるだろう。
零細企業の社長は資金繰りにあれこれ算段重ねて悩んでるだろう。

プレミアム・フライデー。
ブルジョワ階級だけ楽しんでくれ。ってどこの国だよ。それ。
所詮、官は庶民のことなどわからないってことだ。
もしこれが浸透するとしたら、日本は共産主義国か社会主義国になれるだろう。

さぁ、土日も仕事だ、頑張るぞぉ〜。
もう終電がなくなるな、でももう一踏ん張り。
こんな自虐、社畜ネタがFaceBookとかTwitterに多いのは何故なんだろうね。わかってます?
経産省のお偉いさんがた。
これUPしてるのは、あなたたちの部下かもしれませんよ。

プレミアム・フライデー。
こんなものを作るなら、電車を終夜走らせてくれた方がよっぽどマシだ。
仕事であろうが、飲みに行ってようが、終電の時間を気にしなくていいようになるからさ。
夜中は一時間に一本でもいいからさ。
金曜の晩だけでもいいよ。
それなら俺も言ってあげるよ。「さすがプレミアム・フライデー」って。

でもそうなると
「終電なくなっちゃったね。これからどうする?」
っていう男女の駆け引き、怪しいネオン街、ムフフの世界が無くなるなぁ。
やっぱりいらねぇや。プレミアム・フライデー。

桜の季節 新社会人たちへ

2017-03-29 20:15:02 | Talk is Cheap
そろそろ桜の季節。
4月からの新しい生活、仕事に胸躍らせてる人もいるだろうね。
おろしたてのスーツ、履きなれない靴、新しいカバン持って、満員電車の洗礼を受けるだろう。
新社会人よ頑張ってくれ。

でもね、一つだけ言っておきたいのよ。
会社の歯車にはならないぞとか、自分らしくあり続けるぞって思うことはいいのよ。
だけどさ、会社って組織は自分を出すとこじゃなくて組織の一員として動く場所なのよね。
体育会系のクラブに入ってた人なら、個は全/全を活かすのは個だということはわかっていると思うが、文科系の人や理系の人はいまいちこれがよく理解できない。順応できない人が年々増えている。

封建的な家庭で育った人ならまだいいのだが、目上を立てるということができない。
取引先も、仕事を依頼する(金を払う)方は客。で、客の方が偉いと勘違いしてたりする。


それどころか、万物万人平等とかの学校教育に洗脳されちゃってたりすると、上司や先輩の言葉をまともに聞いいて無い。
「私は私」「俺は俺」って考えが強い人ほど、人の意見(助言・アドバイス)を聞かない。
自分にどれほどの才能があるのか過信してしまってる。それでは社会では通用しない。

そしてそういう人はいずれ、「ここじゃないどこか」を探して迷走してしまう事になってしまう。
青い鳥じゃ無いが、ここじゃ無いどこかはどこにも無い。先に言っておく。

どんな優秀な大学を出てようが、その会社のほとんどの人はそのレベルクラスの学歴の人ばかりだということを理解しよう。
田舎で神童と呼ばれてようが、進学校で一番であろうが、社会/会社というものはそんなものは選考基準であって、スタートラインに立てるかどうかの履歴書なのだ。

プロ野球で新人が「甲子園に出ました」「名門何とか高校で四番でした」「145kmの球が投げれます」って自慢してるようなもんだ。プロ野球はそんな人の集まりだ。ベンチや二軍には甲子園出場選手がごろごろいる。なんの自慢にもならない。
一流企業、上場企業は有名大学出身者のオンパレードだ。
まずはスタートライン(入社)に立てただけでもすごいのだが、上はすべてそんな人で埋まってるのだ。
その中で個性を引き立たてて?自分らしく?やりたい仕事?

プライドを持つのは悪くない。
自分を信じるのも悪くない。
理想論を語ろうが、夢を描くのも悪くない。
嫌ならいつでやめてしまえばいいだけなんだからさ。
でもさどうせならその中で生き残る、活躍できる人になってくれよ。

どうすれば自分を会社で活用してもらえるのか、大きな仕事を任されるようになるのか、自分のやりたい仕事をさせてもらえるようになるのか。
答えは簡単だ。
それは日々の仕事の積み重ねの中にしかない。
ポッと出の新人がアカデミー賞主演男優賞を受賞することが無いように、どんな仕事でも手を抜かずやり続けるた人だけがたどり着ける。
そして周りの人に尊敬と感謝を忘れないようにしてくれ。自分一人でできる仕事などたかがしれてる。
目の前の仕事をこなしていくしか無いと嘆くな。の中に、工夫やアイデアを常に考えて、盛り込んでいけばいいのだ。それはいつかきっと日の目をみる。

上司に気に入られ、とんとん拍子に出世していく同期がいるかもしれない。「あいつは媚を売ってるからな」と、嘆いてみても仕方が無い。
売れてるタレントや俳優を見て「あいつと俺のどこが違うんだ」というのと一緒だ。
勘違いしちゃいけない。テレビやスクリーンの中では華やかなそいつは、過去にはもがいてた下積みというのがあるのだから。もちろんそんなのは見せない。それを見せる(語る)ようなやつなら、そいつは2流だと思っておいたほうがいい。そんな奴はすぐ消える。生き残れる、一流と呼ばれる人は水面下の努力を語らない。

どんなに君に優れた才能があっても、それを発揮できる環境を向こうからは用意してはくれない。
こんなくだらない仕事するためにとか言うな。それはいつか役に立つ仕事だ。
焦るな。コツコツ積み重ねていかないとダメだ。結果を焦るとろくな事にはならない。

愚痴は言うな。意見があるなら企画書にしてて移出してしまえ。
弱音を仕事仲間に言うな。弱みを見せた時点で負けだ。常に前向きでいるフリをしろ。
自分の時間を大事にしすぎるな。飲み会の誘い断ったりしたら、それは自分を売り込むチャンスを減してると思え。

新社会人たちよ。
出家したタレントのように「あの仕事は嫌だ」「これは自分らしく無い」「ギャラ(報酬)が安い」なんて言うな。
今のあなたにはそれくらいの仕事しか回せないのだから。認めることは大事だぞ。

だけど勘違いするな。
目に見えなくともあなたの周りの人は、あなたが頑張る限りサポートしてくれるのだ。
先だって書いたが、あなた一人でできる仕事なんてたかがしれてるのだ。
どんな売れてる俳優やミュージシャンだって、どんな大企業やの社長だって、必ずこういうぞ。
「お客様と、支えてくれたスタッフに感謝します」と。

そう、あなたの仕事の先には常にお客様がいるのだ。
あなたの仕事を支えるスタッフがいるのだ。
たとえそれが今は見えていなくても、イメージは常にしてみてくれ。

競争はいけません。優劣つけるのはおかしい。
個性を大事に。一人一人が世界でいちばんの花。
自由でのびのびと、自分のしたいように。
こんな馬鹿なことを言ってた学校の教育は、社会に出た瞬間に捨てたほうがいい。
だって、奴ら(教師)は会社に勤めたことのある人じゃないもの。

学校は所詮3年とか4年間だけの教師だ。
公式や文法や年表は教えても、それがその先どこで役に立つかは実践していないから知らない。
モンスターペアレンツ隆盛の今、責任転嫁、安全第一、事なかれ主義。それが残念ながら今の教育です。
でも、あなたの上司はこれからの会社人生の教師だ。
どんなに無駄な事に見える仕事でも、それは会社に必要で、あなたのスキルとして蓄積されるものだ。
同僚は切磋琢磨する生涯のパートナーになるかもしれない。
取引先はこれから先の友人になるかもしれない。

どんなに才能があろうが、どんだけ資質があろうが、それを発揮できるのは準備と舞台が整ってからだ。
その準備も舞台は、一朝一夕には整わない。
それだけはわかってくれ。

新社会人おめでとう。
まずは花見の場所取りから頑張ってくれ。


近々、某企業の新人研修で喋ることまとめてたら、こんなブログになってしまったぃ。
若い頃の俺がこれを読んだら「何言ってやがんだ」って鼻で笑ってるな。
18 TIL I DIE
気持ちは変わらないのだが、歳は確実に増えていく。

根性論は古い?稀勢の里の優勝

2017-03-28 03:05:17 | Talk is Cheap
大相撲3月場所、稀勢の里が優勝した。
稀勢の里は12日目まで全勝。絶好調だったが13日目の横綱・日馬富士との取組みで左の肩から腕にかけて負傷して初黒星を喫した。
出場さえ困難だろうと言われてたが、翌日の14日目も出場。
多分横綱昇進の際に「昇進後の場所での成績が」などと言われてたせいじゃないかな。

しかし14日目の横綱・鶴竜と対戦は、やはり左腕が全く使えず負けた。
でも、15日目の千秋楽では、勝ち星で並ぶ照ノ富士を破って勝った。

満身創痍で挑んだ千秋楽での勝利に、マスコミやメディアはこぞって「「奇跡の逆転優勝」と報道して美談にしてる。
怪我をして戦える状態じゃないのに、それでも戦うことを諦めなかったと。
こういう話はマスコミ、いや、日本人は好きだ。

漫画やドラマ、映画やアニメでも、これらの話はかなり多い。
もう戦える体じゃない、動ける体じゃないのに、それでも戦いに挑む。周りの人は無茶だと言う。もう体はボロボロだ。彼女は「ヤメテ」と言う。友は「無茶だ」と言う。それでも何かに突き動かされ圧倒的不利な戦いに挑む。

これこそ日本人が好きなシチュエーションだ。
「俺がここで食い止める」「俺のことは構わずに、先に行け!」「あいつによろしくな」「必ず後でいく」「せめて格好つけさせてくれ」
これら鉄板パターンと同じように
「そんなからで戦うの?無茶よ!」
『行かなきゃいけないんだ』
「死んじゃうよ」
『あいつが待ってるから』
定番と言ってもいい。

満身創痍で全身傷ついてても、主人公は戦う。戦地に向かう。
それはプライドだったり、強敵(友またはあいつ)が待ってるからだったり、愛する者のためにだったりする。
そして「みんなの声」「友の声」「愛する者の声」に後押しされ、見事勝利を収める。(その後死んじゃうパターンも結構あるけどさ)

しかし二次元の世界だけでなく、リアルなこの世界でも結構こんな「無茶だろう」という、周りの声をモノともせず・・・という話は多々ある。
そして傍観者は感動する。

アイススケートフィギュア男子の羽生結弦。
彼は2014年、上海で行われた中国杯。ショートプログラムで2位の羽生は、フリー演技前の練習時間に中国の選手と衝突し流血して倒れた。
それでも頭や腕などをテーピングと包帯で応急処置でカバーし、フリーの演技を見事滑った。結果、見事銀メダルを取った。
その後、顎7針、頭3針縫うほどの怪我だったそうだ。帰国後の精密検査の結果は、頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫。全治2~3週間の重傷だった。
それでも羽生は出場は無理だろうと言われてた、次のNHK杯にも出場。何が彼をここまで突き動かしたのかはわからない。

プロ野球の金本知憲。
現在阪神タイガースの監督である彼は現役時代、2004年の中日戦でデットボールを受け、左手首軟骨損傷した。しかし、この翌日の試合で右手一本でヒット打つ。連続試合フルイニング出場の記録がかかってたとはいえ、まさかの出場、まさかの打撃に阪神ファンならずとも野球ファンは歓喜した。
2010年ヤクルトとのオープン戦前の練習中に、味方選手と激突して右肩棘上筋部分断裂という重傷を負った際も金本は試合に出続けた。でも、犠牲フライをホームに返球できなかったり打率も低迷したからか、自ら申し出て連続試合フルイニング出場の世界記録は1,492試合で止まった。この潔さも日本人の好きな武士道に通じてる。

サッカーの中山雅史。
三浦知良と並び日本サッカー界のレジェントと称される。
1998年FIFAワールドカップに日本は初出場した。大会予選で敗退したものの彼は3試合すべてスタメンで出場。ジャマイカ戦ではW杯日本人初ゴールを決めた。実はその試合で彼は骨折してたのだがフルタイム・試合終了まで走り続けたことは、サムライ・ブルー/日本代表としての誇りと魂の象徴として、今も語り草になっている。


日本人はこんな話が大好きなのだよ。
死ぬのがわかっていながら戦地に赴く武士のように、無茶を承知で戦いの場に赴く選手には応援せずにいられないのだ。
何が彼らを突き動かすのか、なぜそこまで頑張れるのか。

ところがどうだい。
最近ではえらく軟弱な意見が席巻してるじゃないか。

無理をさせてはいけない。
将来のことを考えるべきだ。
危険は避けよう、安全優先。
もし事故があったら管理者、運営側の責任追及するぞ。

運動会での組み立て体操は危険だからやめさせよう?
仲間と一緒に難しいことを成し遂げる喜びを、安全じゃないの一言で廃止にしようとする。
優劣つけたらかわいそうだと、運動会で一等賞とかが無くなっただけでも腹たつのに、どこまで甘やかしたいんだ?

学校の授業での柔道や剣道は廃止にしよう?
事故が起こる可能性が高い、危険だからだとさ。
闘争心もそうだが、護身もできない奴らを作って、それで社会人になったとき大丈夫か?

水泳の飛び込みも危険だとか言い出して廃止にさせようとしている。北島康介が聞いたら怒りそうだ。

クラブ活動は学校教育の一つだから、無理をさせてはいけません。
頑張らさせてはいけません。
努力させてはいけません。
みんなが楽しめるようにするべきです。
なんじゃそりゃ。

高校野球も授業の一環だとか言う。
将来のことを考えて無茶をさせてはいけません。
千本ノックや居残り練習なんてしてはいけません。
体罰や連帯責任なんて許しません。
灼熱の甲子園で連続で登板させるなんて絶対ダメです。休養日を設けるべきです。

こんなことを言ってるから、プロ野球でも
投手は中4日は空けるべきです。
疲労を感じたら交代させるべきです。
選手がベースにスライディングしてはいけません。
本塁上でクロスプレー、ぶつかってはいけません。
危険です。
挙げ句の果てには試合時間短縮しようとかまでしてる。

しんどい時に歯を喰絞って、力の限り立ち向かったことのない奴が、安全なところでルールを決めていく。
無理をおして戦買う人を、画面の中で見て感動したりしてるのに。
その一方で根性論は古いとバカにする。否定する。傍観者なのか。

無理をさせない=限界を引き延ばすことをさせない。
それで、この先そいつらは困難が出てきた時に立ち向かう術を持てるのか?
いや、無理だろうね。

職人だろうがアーティストだろうが歌手だろうが俳優だろうが、農業や漁業でも働く人は労働者だから労働法を準じて守るべきだ。
とにかく何でもルールに当てはめようとする。
それでいて伝統技術が衰退したとか、後継者不足だとか他人事のように言う。

残業が多ければブラック、賃金が安ければブラック、断れない仕事を振られたらブラック。
8時間労働で無理をしないで働ける環境を経営者は確立すべきだと叫ぶ。従業員・雇用者には努力や個別能力での賃金差は否定して、経営側には努力をしろ、平等に扱え、労働法を尊守しろと強制する。
まるで共産主義者のように。

イチローやダルビッシュ有の活躍は、「奴らは選ばれた人だからできるのさ」と思って自分を慰めるのか。
AKB48やEXILEのメンバーには、「私だって(僕だって)その気になればいつだってなれるさ」と嘯くことでプライドを保つのか。
スラムダンクやドラゴンボール、ワンピースや銀魂、JOJOを見て感動してても「所詮漫画の世界だからな」と言うのか。
満身創痍で戦った稀勢の里、怪我をおして出場した羽生や金本などに感動はしても、自分はできないしやらないからか。

怪我を押して活躍した選手に感動するより「「安全管理はどうなってるのだ」とか「運営側の責任は重い」とか「潰す気か」などとSNSで言う。
安全なところから理想論を言う奴にらは、限界に挑む奴らの気持ちは絶対わからないだろうか。
自分にはできない、自分はしたくないを、「子供達のために」「選手のために」を大義名分として否定する。

努力はさせないと努力したことがない奴が言う
根性論は否定すると根性のない奴が言う。。
体で覚えろは体罰だと体で覚えたこともない奴が言う。
見て覚えろはナンセンスだとマニュアルで育った奴が言う。。

これでこの先日本は大丈夫なのか?

TOYOTA C-HRのCMが凄い

2017-03-27 03:59:04 | BOOK/COMICS
コラボレーションというのは楽しいね。
異業種の企業やアーティストが集まって、一つの作品を作り上げる。それが「えっ?これらが一緒にするの?」ってものなら、期待度はかなりUPしてしまう。

初音ミクとオーケストラとか、ワンピースと歌舞伎とか。
異質な組み合わせはそれぞれを引き立て、それぞれの世界観に共有させる。
アイドルとロック、アニメとロックなんてコラボは、もう今じゃ当たり前になってしまってるもんね。

トヨタから新らしくC-HRという自動車が発売される。
この車のCMは、かなりすごいコラボレーションなのだ。

ミニカーのトミカと、ゲームのストリートファイター2、原哲夫さんの漫画・北斗の拳、そして大友克洋・AKIRAの世界観。
なんとまぁ豪華なコラボレーションによるCMが展開されてるのだよ。
これはTOYOTAのC-HRホームページやYouTubeなどで観れるからぜひチェックしてほしいね。

CMはTOYOTA CH-Rに女性が乗り込む(実写)ところから始まります。

軽快に颯爽と街中を走ってると、SF映画のごとく近未来兵器になぜか狙われます。こんなのに追われて逃げ切れるのでしょうか。


それを得意の俊敏さで逃げ回りジャンプをすると、今度はなぜか外人の子供の遊んでるミニカー(トミカ)になってしまいます。なぜ小さくなったのでしょうか。ミニオンズの縮小光線銃でも浴びたのでしょうか。よくわかりません。


そして次はゲーム・ストリートファイター2の世界に入り込んでしまい、リュウと春麗に洗車をしてもらえます。
三連コンボ!って感じで激しく洗ってもらえてますが、車に傷がつきそうだから俺なら断りたいくらいです。


再び走り出すと、次は漫画の世界。
原哲夫/北斗の拳の世界に紛れ込んでしまうのです。

世紀末、弱者は虐げられ強者が生きのびる荒廃した世界をCH-Rは駆け抜けます。


「ヒャッハー」と叫びながら追いかけてくる悪党キャラから逃げます。怖いです。この後に詳しく書きますが、北斗の拳ファンにはたまらない画像・映像が続きます。


そしてなんとか逃げ切ったらそこはネオ東京シティ。今度は大友克洋のAKIRAの世界です。


これらを一気に詰め込んだCM。
なんのこっちゃってツッコミ入れる暇もなく、かなり見応えあります。

さらにTOYOTA CH-Rホームページでは、それぞれのコラボの特別編が観れます。


原哲夫/北斗の拳の特別編では、荒廃し、殺伐とした世紀末世界の中をCH-Rが駆け抜けるのだが、北斗の拳ファンにはたまらない懐かしのメンバーが順次登場します。


凶悪なツラで車を狙う悪党どもが襲いかかります。


ジャッカルは「俺たちの車が見つかった」と号令します。奴にはダイナマイトがありますので気をつけないといけません。


Z-シード666は「あれがC-HRかー!」と叫びます。このセリフを実際に叫んでみるとかなり言いにくいです。そしてちょっと間抜けです。なんてツッコっんではダメですね。


シン(KING)の部下、ハートやスペードは虎視眈々と狙ってます。相変わらず悪そうなツラしてます。


ユリアをめぐるケンシロウのライバル、サザンクロスを築き上げKINGとして君臨してた南斗孤鷲拳シンはかっこよく登場します。


南斗鳳凰拳“聖帝”カイザーは不敵に笑ってます。
北斗の拳イチゴ味のコミカルさはここにはありません。
経絡秘孔が逆ですからラオウでさえ戦いを躊躇してたのですから、こいつからは逃げるに限ります。


仁星シュウ、義星レイ、妖星ユダなど南斗六星拳総登場!
山のフドウなど五車星も出てきます。獄長ウィグルや、「汚物は消毒だー」と印象的な台詞を吐きながらも名前のないキャラも登場します。


そしてクライマックスには黒王にまたがったラオウが登場。並走されます


熱く「あくまでも己の道を走るというのだな!」と憤ります。怖いです。こんな怖い奴に追われたら無抵抗で車を譲ってしまいそうです。でも、戦わずしてその場を取り繕うとする人間にはラオウは厳しいから、結局殺されてしまうかもしれません。逃げ切るしかないですね。


無事乗り切り、ホッとしててはダメです。
大友克洋のネオ東京シティでも、龍が出てきますからね。かめはめ波くらいは平気で撃てないとダメですね。


この車に乗ってしまうと、こんなトラブルに遭遇・巻き込まれてしまうのでしょうか。
それならぜひ一度乗ってみたいですが、胸に七つの傷をつけてないとダメかもしれませんね。でも下手すると人格が変わって、鉄仮面を被って「俺の名前を言ってみろ」と人を脅すような人間になってしまうかもしれません。

荒くれどもから逃げながら荒野を駆け抜けるためには、F1ドライバーやパリ・ダカ・ラリーのドライバーから運転技術も学ばないとダメでしょうかね。
マッドマックスのような世界に引きづりこまれるように、これほどハードルが高いこの車は、私のような一般人でも果たして乗れるのでしょうか。
トヨタさん。ぜひ教えてください。

𠮷野家と吉野家

2017-03-25 23:50:03 | FOOD&DRINK
𠮷野家。
俺が今まで利用したチェーン飲食店で、来店回数多いのは𠮷野家。次点はマクドナルドで、その次は王将だと思うが、圧倒的に𠮷野家には行ってると思う。

俺がガキの頃は深夜に開いてる店なんてほとんどなかった。ラーメン大学か怪しげなスナックしか開いてなかった。24時間営業のコンビニもなかったし、ファミレスも24時深夜2時には閉まってた。だから、24時間開いてる𠮷野家は重宝したのよ。
ツレの家でたまって麻雀やトランプしてる深夜、腹が減ると𠮷野家。ゲームで負けた奴がバイクで寒い中、お持ち帰りを買いに行かされたりね。
単車や車で走りに行ってても、あのオレンジの看板を見つけると腹が減ってしまう。深夜であっても明け方であっても。夜明け間際の𠮷野家で食う牛丼。体には絶対悪いだろうが、あれほど美味いものは無かったのよ。今でも深夜に無性に牛丼が食いたくなる。(実は今も食いたい)

中島みゆきの「狼になりたい」って曲の中でも深夜の𠮷野家のことが歌われてる。あの頃は深夜でもビール提供してた。お一人様3本までってね。国道沿いの店舗に車とか単車で行ってるのにビール飲んだりしてたのか(「狼になりたい」でも750ccのバイクに乗ってるやつが出てくるし)、飲酒運転が問題になって酒類の提供は朝6時から24時までって知らない間に変わったな。

昔は牛皿をアテにビールとか、お新香つまみながら酒とか飲んでたが、そんな人は少なかった。最近では「吉飲み」って言って、あえてちょい飲み客を取ろうとしてるんだろうが、俺は𠮷野家でちょい飲みするなら小料理屋を探すなぁ。

𠮷野家はやっぱり牛丼を食うところだ。

𠮷野家の牛丼、略して「吉牛」と呼ぶくらいだし。(大阪だけか?)
すき家や松屋には悪いが、牛丼と言えば𠮷野家だ。バンドエイド、セロファンテープ、ホッチキス、シャーペンと同じく、本当はそのメーカーの商品名なんだけど、それがその商品の代名詞・通称として定着してしまってる。ドラマ「カルテット」の高橋一生に言ったら怒られそうだが、牛丼と言えば𠮷野家の事なのだよ。

関西で肉と言えば牛のことだ。だから「豚まん」は決して「肉まん」ではない。551の蓬莱もちゃんと豚まんと言ってる。だからBSE騒動の際に登場した豚丼とか、最近出てきたカレーとかを𠮷野家で頼む人の気がしれない。
𠮷野家でスタンダードな牛丼以外のメニューで俺が頼んだことがあるのは、牛カルビ丼とかくらいだけだ。これは牛肉だから牛丼だろ?朝定(朝のみの定食ね)のシャケとか納豆とかでさえ食べたことがない。最近は明太子定食などというのもできたらしいが、俺は深夜でも早朝でも牛丼だ。𠮷野家で他のものを食うくらいなら喫茶店に行ってモーニングを食べる。

昼時の𠮷野家は戦場だ。
たいていの人はうまい・やすい・はやいの言葉どうり、パーっと入ってきて牛丼をガツっと食ってさっと出て行く。
団体で入ってきたり家族連れで入ってきたりメニューで悩んだり、そんな客は閑散時間に行ってくれ。
店に入るなり「並」とか「大盛り・卵」とか頼んで、素早く出てきた丼に紅生姜と七味をぶっかけ一気に食う。これが正しい牛丼スタイルだ。
混んでる店舗でいちびって「「つゆだく並み」とか「アタマ大盛り」などと通ぶって頼む奴は邪道だ。それは暇な時のみ有効だ。ましてや混んでる店舗で「つゆぬき」とか「ネギだく」なんて知ったかぶって頼む奴を見たらしばきたくなる。

話はちょっとそれるがラーメン二郎(次郎?)で大盛りマシマシを頼んだ客。店員は「初心者は並から頼んだほうがいいですよ」と言われながらも頼んだ客は、結局食いきれなくて、それでも悪びれず「たべれるわけねぇよ」って言ったのを聞いて「二度と来るな」と店員がSNSに投稿したのが話題になった。
賛否両論入り乱れてるが、マシマシは裏メニューみたいなものだがそれを表メニュー(ウリ)にしてる以上、店は注文受けたら提供しないといけないだろう。ただ勘違いしないでほしいのは「客は金を払うんだから」って考えは嫌いだ。金を払うから何をしても良いなんてのは間違いだ。祇園の老舗割烹や銀座のクラブで是非その言葉を言ってみてくれ。もしできるならとんでもないおバカさんだ。客マナーとかモラルを守るべきだ。

したがって昼時の忙しい𠮷野家で「つゆだく」って頼むくらいならまだ許せるが、「ネギだく(玉ねぎ多め) 」とか「トロだく(脂身が多い肉を多く)」とかを頼む奴がいたら「そんなのは暇なときに頼めよ」って客側の俺でさえ思う。そんなのは築地の一号店(日本橋から移転)ならOKだが、昼飯どきで少ない人数でキリキリ舞いで切り盛りしてるチェーン店では頼むなよ。
しかし、頭(アタマ)の大盛という具の量を大盛にする裏メニューは、以前は大盛り料金(大盛りのご飯少なめと同じね)だったが、2013年からは並盛にプラス100円と言う表メニューになったから、これは忙しい時でも注文していいと思う。

「つゆだくだく」とかも頼めるぞ。ラーメン屋のマシマシの「マシ」は具(野菜/トッピング)が増えることだが、𠮷野家のだくだくの「ダク」は汁(ツユ)を増やすことだ。あえて書かなくても知ってるとは思うが、味噌汁ぶっかけたご飯とか、汁でシャバシャバのご飯が好きな人にはオススメだ。
世間一般に「つゆだく」が知れ渡ったのは、華原朋美がTVで言ったせいだと思う。歌番組のトークで華原が「𠮷野家でつゆだくを頼む」なんて喋ったせいで、よほどの勇気があるやつか常連でもない限り頼めなかった「つゆだく」を、一般人が気楽に頼めるようになったと俺は思ってる。

ちなみに俺のツレの得意裏メニューは「肉下」。
これは普通はご飯の上にかかってるネタが、ご飯の下になってる、つまり通常の丼と逆の盛り方になってるやつ。裏メニューだ。
これと卵を頼んで、まず最初に白いご飯の上に醤油と七味で味付けした溶いた卵をかける。卵ご飯(卵かけ御飯)だね。そこにしょうがをトッピングして半分くらい食ってから下の具材と混ぜ、一気に食べる。
ツレ曰く「こうすれば2種類の味が楽しめる」だとさ。
確かにその通りで、俺もこそっと真似をしてるのだがこのメニュー、最近の若い店員は知らなかったりするの。
「だからぁ、具を先に丼に入れてぇ、その上にご飯を入れてくれたらいいのよ」と若い店員に説明するのはなんか恥ずかしい。「今日、変な注文する客が来た」とかSNSで呟かないでね。もちろん店が忙しい時にはこんな変則注文は言わないから。

ロサンゼルスで𠮷野家(YOSHINOYA)を見かけてしまい、入ってしまったことがある。
「ビーフボウル」って名前だったかな。
値段は忘れてしまったが、アメリカでも並と大盛りがあるんだと思ったのは覚えてる。並はレギュラーで大盛がラージ、特盛はエクストララージだったはず。俺はレギュラーを頼んだが、意外とそんなに多くなかったって印象。アメリカってコーラとか何でもかんでも「これでレギュラーかよ」ってでかいのにね。その後アメリカ牛肉のBSE騒動が起こったんだが、あの時食べた牛丼の肉は大丈夫だったんだろうか。まぁ今更気にしても仕方がないがね。

あっそうそう、日本の馬蹄型のカウンター方式じゃなくテーブル席だったのは覚えてる。沖縄の𠮷野家も同じ形式らしい。
沖縄には行ったことがないので聞き伝えだが、沖縄の𠮷野家にはタコライスがあるらしい。漫画「めしばな刑事タチバナ」でも書いてあった。一度食べてみたい気もするが、𠮷野家では牛丼以外食べなくていいや。

意外と知られていないのだが、本当は𠮷野家であって吉野家ではない。
しかし「土+口」の「𠮷」の字は当用漢字から外されてしまったので、現在は屋号ロゴ以外はお店のメニューでさえ「士+口」の「吉」の字が使われている。
名字が「齊藤」とか「斎藤」「齋藤」なのに「斉藤」と書かれてしまう人みたいだ。だから敬意を払ってこのブログでは𠮷野家と記載した。読んでくれた人のPCやスマホの文字フォントの関係で「𠮷」が「吉」と変換されてしまってたら、なんのこっちゃわからないだろうが。



その𠮷野家、3/31と4/1には牛丼の並が300円で食えるらしい。
以前価格戦争で、かなり安くなってまた戻って、また安くして、また上がってって繰り返してたから、今が定価いくらなのかあまり気にしていなかったが、300円はお安いよね。

今これを書いてて無性に牛丼が食べたいのだが、残念ながら既に酒を飲んでるので車で食べに行くことができないので我慢してる。
しまったなぁ、飲むんじゃなかった。
𠮷野家で冷凍の牛丼を通販やってるのは、こんな時のための常備食用なんだな。でも電子レンジで温めて食べたくないなぁ。やはり店かお持ち帰りかだな。味は一緒なんだろうか。

ちなみに𠮷野家の丼はすべて有田焼だ。(たまにプレゼントとかやってるね)
エグスプロージョンの「吉野家」でも歌われてるので、ぜひYouTubeで見てみてほしい。


なんか𠮷野家ウンチクネタばかりのブログになってしまった。
あぁ、𠮷野家の牛丼が今すぐ食べたい。



WBC 勇気と感動の大安売り

2017-03-23 23:54:08 | Talk is Cheap
WBC2017が終わった。
優勝はアメリカだったらしいね。

でもさ、この世界野球大会はあまり好きじゃないのよね。
野球が嫌いなわけじゃないよ。
今じゃスポーツとは全く無縁だが、子供の頃は日が暮れるまでボールを追いかけてた野球少年だったからね。

西宮に住んでた頃は、甲子園球場も西宮球場も親に連れられてしょっちゅう行ってた。学生の頃は、弱かった阪神の試合を見にガラガラの甲子園球場にも行った。高校野球も外野席はタダだったからよく行ったね。専門学生の頃は学校帰りに日生球場に行って近鉄戦みたり、藤井寺球場の外野席で寝転んで、ラジオ聞きながらビール片手に南海戦を観戦してた。ドジャーススタジアムも行ったよ。

だけど、WBCは興味わかないのよね。
そりゃ今回も大谷が出ないとか、ホームラン性の当たりを子供がキャッチして二塁打になったとか、菊池がファインプレーしたとか、準決勝で負けたとか。ニュースは見るから知ってるけど、それで「へぇ〜」ってなくらい。

だいたいワールドベースボールクラシックって大会名からして嫌い。
アメリカと日本以外で野球に興味がある国ってどれくらいいるのかさえ曖昧だが、その野球の全世界大会に、「クラシックって・・・」とツッコミ入れてしまう。
クラシックって古典とか伝統とかって意味だよな。野球の歴史は古いけれど、この世界大会は2006年が最初で、今年で4回目のはず。それなのにクラシックって。なんかおこがましい。

ゴルフのThe Openはクラシックだ。歴史もあるし伝統がる。今までにも数々の熱戦やドラマがあった。深夜でも未だに見てしまう。
テニスのウィンブルドンもクラシックだろう。あのセンターコートで勝つことは名誉だろうね。錦織ブームで最近は逆に見なくなったけど。
サッカーのW杯なんかもそろそろクラシックと呼んでいいかもしれない。これは大会期間中どこの国の試合であろうが見れる限り見てしまう。しかし、顔にペイントしてパブリックビューに行ったり、街中で騒いでる人を見ると冷める。
オリンピックは当然クラシックだ。

でも、野球の世界大会はクラシックではないだろう。
なんか観る気がしない。
それらに関するスポーツニュースや特集も嫌い。
何が嫌いって、「感動をもらいました」「勇気をもらいました」ってコメントが嫌い。これが特にこういった世界大会では多いのよね。
「日の丸を背負って」とか勝手に押しつけるのも嫌いだし。

いいプレーをする選手や、白熱する試合を見て一般人が「感動しました」と言うならまだわかるのよ。
大舞台で緊張と不安の中、全力を出し切った選手のプレーを見たときは鳥肌さえ出る。
長野オリンピックの原田のジャンプとかね。最後の船木のジャンプの着地の際、不覚にも涙流してしまったよ。

しかし「感動した」ならわかるのだが、「感動をもらいました」って、言葉変じゃない?
最近のテレビはやたらと感動仕立てにしようとするからか、最近やたらこの言葉を視聴者側が言うからなんか冷める。
これはオリンピックでも高校野球でも言えることだけどね。
生い立ちがどうとか、女手一つで育ててくれたとか、父がサポートしてくれたとか。そんなドキュメントをリアルタイム放映され、「さぁ感動しなさい」と強要されてる。視聴者はそれが観たいのか。それで感動を誘発されるのか。それで涙を流せるというのか。って思いながら見てしまうから余計に冷める。

「勇気をもらいました」ってのも嫌い。
視聴者側が「勇気をもらいました」、プレーする選手側が「(日本のファンのみなさんの声援に)勇気をもらいました」
勇気の安売り。

これも日本語おかしくないか?
勇気を振り絞ってとか、勇気を出してとかならわかるが、勇気をもらったって。

アメリカの偉大な野球選手・ベーブルースが、手術受けるのを不安がって拒んでる少年を勇気付けるために、予告ホームランを宣言し、見事その打席でスタンドにボールを叩き込んだという逸話がある。
その少年が「ベーブに手術を決意、病気と闘う勇気をもらった」って言ったのならわかるのよ。

またそのベーブルースやゲーリックなど、大リーグの強打者相手に三振をとりまくった沢村栄治のピッチングを見て当時の人が「感動した」「勇気をもらった」というのならまだわかるのだ。
日本が外国にコンプレックスがあった時代に、日本人が対等に渡り合った姿を見たらそりゃそう思うだろう。
これは力道山が外人レスラーに空手チョップを炸裂させたりしてたのを、街頭テレビで見てた人ならそう思うだろうさ(その時代に俺は生まれちゃいないけど)

これは日本のプロ野球関係者にボロカス言われながら、単身海を渡った野茂がトルネード投法でメジャーリーガーから三振奪いまくったのと通じるな。
でも、立ちはだかる強敵に真っ向勝負で挑むその姿を、見てるファンが「感動したぞ」「勇気を感じたぞ」と言うのならわかるが「勇気もらった」はおかしいだろ。

それなのにWBCの試合を見て「勇気をもらった」などという人(選手も)がテレビに映るたびに「?」って思ってしまう。
そんなにいつもビクビクしてて、不安で、何をやるにも決断できてないのか。それでサムライジャパン(このネーミングも嫌いだが)がプレーしてる姿を見て、いったい何の勇気をもらったのか教えて欲しい。

実力差がありすぎて、明らかに勝てないであろう相手に挑んでいく姿を見て勇気を感じたり感動するのはわかるよ。
映画「ロッキー」を観て「よし、俺もやるぞ」とか、矢沢永吉の「成り上がり」を読んで「ちくしょう、俺も何かやってやるぞ」と一念発起したとかね。決断する力、吹っ切る力、それこそ一歩踏み出す勇気を与えてくれたんだろうから。

最近ではフィギュアスケートだろうが、バレーボールだろうが、何かにつけ「勇気をもらいました」がはびこってる。
声援に後押しされてというのならわかる。
もう諦めそうになってる時、くじけそうな時にファンや観客の「頑張れ!」「ファイト!」って声が聞こえ、立ち上がれた人が言うのならわかる。
そんな気持ちになれるなんて、羨ましいくらいだ。

だけど軽々しく「勇気をもらった」とかいうのはやめてくれよ。
ほとんどの場合、勇気なんて与えちゃいないし。

WBCでイチローが韓国に対し「今後30年、日本とは戦いたくないと思わせるような試合をする」なんて言ったせいで、韓国チームが奮起しイチローは完璧に抑え込まれたた。そして決勝で、最終回イチローがヒットを打って日本が優勝できた。
あのイチローの打席はファンは固唾をのんで見守って、心の中で声にならない声援を送ってただろう。
あれがファンの声が届いたとイチローが言うのならわかる。あれは「勇気をもらった」と言ってもいいかと思う。でもさ、イチローはインタビューでそんなことは一言も言わなかったよね。

それなのにマスコミやメディアは未だに軽々しく「感動をもらった」「勇気をもらった」のオンパレード。
特にWBCの報道の際は多いのだ。
野球ファンでさえ興味のない人もいる(俺だ)WBCなんて、野球好きじゃない人には全く関係ない。少しでも興味を持たせようと必死なのはもわかるが、くだらないドラマの番宣みたいだ。
しかもそのファンでさえ、試合時間をもっと短くしろとか、試合開始をもっと早い時間にしろとか、なんで証人喚問と同じ日なんだ(これは長嶋一茂だけだが)とか好き勝手言ってたし。

東日本大震災の時は「頑張れというのは無責任」とか「頑張れというのは被災者にプレッシャーを与える」なんて言ってたくせにな。
マスコミに勝手に日の丸を背おわされた選手には「頑張れ」と言っていいのか。
それを誤魔化すかのように「感動をもらった」とか「勇気をもらった」って報道されてもねぇ。

そのうち豊洲移転問題で市場関係者が「勇気をもらった」とか言いだしたりするんじゃないか。小池都知事が言うかもしれない。いや、すでに思ってるかもしれない。
森友学園の理事長(元)も言いだしそうだ。いや、すでに勘違いしてそうだ。

感動とか勇気の安売りはもううんざりだ。






カルテット ミゾミゾするいいドラマだった

2017-03-22 03:54:24 | MUSIC/TV/MOVIE
カルテットの最終回を見た。
いやぁ面白いドラマだったなぁ。

このドラマ、視聴率はそれほど高くも低くもなかったらしいが、SNSとかではかなり賑わってたな。
観たら何かを呟きたくなるドラマ。
映画「シン・ゴジラ」と同じく、見る人の視点によって捉え方が変わるドラマだった。
深読みしたり、あれはこれと繋がってるとか、あのシーンは何々のオマージュだとか。
自分が見て感じたこと、気づいたことを語りたくなるドラマだったな。

ネットでは、脚本の坂元裕二さんをやたら誉めちぎってるが、それにはちょっと違和感があるのよね。
確かに「なるほど」とか「そうきたか」とか「ちょっと待ってくれ」「そうなるのか」って展開が多々あったし、会話劇の秀逸さは認める(なぜ上から目線?)。しかし、同じだけアラも多かったよな。

アラの部分

第1ヴァイオリンの巻真紀役の松たか子。
結婚してたが気持ちのすれ違いで旦那・宮藤官九郎が失踪。義理の母に息子は彼女に殺されたんじゃないかと疑われる。失踪してたクドカンは何故松たか子が軽井沢で共同生活をしてることを知ってたのだろう。一応二人で暮らしてたマンションに戻った時に、近隣住民にDoughnuts Holeのチラシを渡されたことになってるが、それなら携帯に電話入れないか?
さらに松たか子は戸籍を買って、他人になりすまししてたって。映画「太陽がいっぱい」のパクリ(オマージュともいう)?

第2ヴァイオリンの別府司役の松田龍平。
この役を瑛太がやりたがってたとか、ちょい役でもいいからこのドラマにでたがってたとからしいね。
で、この松田龍平は松たか子に惚れてるんだけど、カラオケ友達の同僚が結婚すると決まったら焦るわ(寝るわ)、丸たか子に「今なら落とせると思ったか」と振られるわ、再度告白するも結局冗談だよって逃げるわ。
そんな人間が、捕まった松たか子を待てずに「解散しましょう」などと言うか?
まぁ、みんなの欠落した部分、いい加減なところが好きだという反面、残りの二人が真面目に働いてらしくない感じになってる苛立ちもあったんだろうけどさ。
あと、別荘を売却しなきゃいけない理由とか、弟との確執なんかも適当に描かれてたな。
一番無駄なシーンは、資料室かなんかに閉じ込められて、スマホの電池も切れてって言うシーン。あれっているか?

チェロの世吹すずめ役の満島ひかり
息子は松たか子に殺されたと、クドカンの母・巻鏡子役のもたいまさこにスパイを命じられ実行するも、松たか子が好きになって罪悪感にさいなまされる。
スパイは元地下アイドルの来杉有朱役・吉岡里帆に引き継がれたが、そのあたりの描写は全くなかった。どっちからアプローチしたんだ?
父にインチキ超能力少女として売り出され、バレて世間につまはじきされた過去はわかるんだが、父の死が迫っていると言ってくる親類たちの人間関係がよくわからんまま。
松たか子が出頭していなくなってから、実は料理ができるのにしていなかったことが分かるシーンがあるが、その後料理をするシーンは一切無い。

ヴィオラの家森諭高役の高橋一生
前にも書いたが美容師免許を持たない30過ぎてシャンプーしかできない人を雇う美容室は無いと思う。
Vシネマの俳優だったらしいが、そこも全然描かれていない。宝くじで6000万当たったが引き換えなかったことを後悔し、暴力妻のせいで入院してた時にクドカンと知り合ってるという強引な設定。さらに怪しい奴に付きまとわれても前菜のことをしゃべらなかったのは、息子のことを考えてのことみたいだったが、そのあたりの描写も弱い。ただ、この息子との最後のシーンはちょっと泣ける。
いろんなことにこだわりを持ってるのが、会話劇で出てくるがうざい。でもこの会話劇かなり印象に残る。特に唐揚げにレモンをかけるか(最終回では付け合わせのパセリも関わる)どうかは印象的。おかげで今居酒屋とかで友人と飲む際に唐揚げを頼むと、レモンをかけていいかどうかを聞くようになってしまったよ。

来杉有朱役の吉岡里帆
いいキャラクターだったな。
目が笑ってないって称されるくらい、狂気の役。主役の四人が、まともなダメ人間ってことが彼女のキャラクターで一層引き立つ。
だけどさ、家が貧しいのか金が欲しいのか名誉や地位が欲しいのかよくわからないキャラなのよね。淀君って学生時代に言われてた性悪女だって妹が言ってるが、そのあたりも全然描かれず、ただの欲望の赴くままに動く女にしか見えない。
真紀のヴァイオリンを盗もうとしたのも意味がわからないし、クドカンと争って2階から投げ出され、雪の地面に背中から落ちて死んだふりできるか?それに死んだふりのまま車に詰め込まれるが、すでにかなりの寒さで凍傷とかになってないか?そんな状態で死んだふり続けられるか?しかもそのあと隙をついて車奪ってプロドライバーのようにバックで細い坂道かけあがるしね。

なんていろいろ書いたが、このドラマはそんなアラはけし飛ぶくらい、面白かった。
近年稀にない「次はどうなるのか」「次週が楽しみだ」ってドラマだった。
名優たちの会話劇の心地よさ、細かな伏線、次はどう展開するのか期待、大河ドラマのように1年くらいずっとこの4人のドラマを見ていたいくらいだ。

最終話でもいろいろ伏線や見どころ、突っ込みどころがあったね。
不起訴になった松たか子が戻ってこないから、諦めかけた松田龍平を高橋一生と満島ひかりが励ますシーンに、ちょっとうるっときてしまった。

さらに週刊誌に載ってた画像からgoogleマップ(ストリートビュー)を駆使して、松たか子の居場所を割り出す。ネット住民並みの検索能力だ。
で、団地のどこに住んでるかわからない松たか子を、音楽(演奏)でおびき出そうとする。天岩戸に隠れた天照大御神をおびきだしたのも歌や踊りだったな。これがモチーフか?ただ、ドアを不躾に叩く批判者やマスコミがいるのに、平気で飛び出していく(しかも鍵もかけず)のはちょっと無理がないかい?

さりげなく、お互いを名字で呼び合っていた松田龍平と高橋一生が、「司君」「諭高さん」と名前で呼び合うようになってたな。
ハサミで切りながら食ってたのはうどんか素麺か?

コンサートのシーンで客席にいた、キャップをかぶった謎の女性は、第5話で登場した安藤輪子かと思ったが違うのか。表に出る機会を得られず裏方で働いている彼女はコスプレで演奏させられたり、リハなしとか無茶を言われ憤る四人に対しかなり厳しい意見を浴びせてたから。
このキャップの女は、ノクターンでのDoughnuts Holeの演奏を聴いて高橋一生に辛辣な手紙(自分は才能がないと自分で判断して音楽を諦めたが、あなたたちは下手で才能もないのにまだ諦めてないのかという内容)を書いて渡した女だと思うのだが。同一人物か?

吉岡里帆は外人の彼氏とコンサート聴きに来て、人生ちょろいぜと言いながら指を見せびらかすが、なぜか右手だった・・・。婚約指輪ってことなのか?

さらにいろいろ書いたが、このドラマは面白いドラマだったのよ。
そして、何と言っても椎名林檎作詞作曲のドラマ主題歌「おとなの掟」が良かった。
番組最後に松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平によるDoughnuts Holeが歌うプロモーションヴィデオのような映像も良かった。
さらに最終話では車(ツアーワゴン)の中で4人がこの曲を歌うシーンが盛り込まれてた。
この曲はドラマのテーマをそのまま反映してるし、楽曲としても最高だ。itunesでダウンロードしてしまったよ。

あぁ、終わっちまったい。
来週からつまんないな。
チーズフォンデュ食べて、スティックドミノでもやって紛らわそうか。



最後まで共感できなかった 下克上受験

2017-03-22 02:56:50 | MUSIC/TV/MOVIE
そろそろ今クールの連続ドラマが最終回を迎える。
ドラマ1回目を見て、この後観ようか止めるかって決まるので、最終回まで見るドラマは少ない。

下克上受験。
中学受験をテーマにしたドラマなのだが、阿部サダヲ演じるお父さんが全く共感できなくて、毎回イライラして観てた。
中卒の夫婦が小学生の子供に「やっぱり世の中は学歴だ」って有名私立中学を受験させようとする。阿部サダヲは娘の勉強を教えるため、会社も辞めて一緒に勉強し取り組む。美談なんだけど、子供はそれで幸せになれるのかね。

もちろん学歴ってのはいろんなところで付きまとう。
俺らの世界は学歴なんか関係ない。しかし、それでもコンサルタントやプロデュース、講習などする際に「どこの学校をお出になったの?」なんて聞かれることは多々ある。だからこのドラマのお父さんの気持ちはわかる。

しかし、学歴が全てじゃないだろう。
このドラマは普通の公立中学、公立高校を出ただけでは社会で底辺になると言ってるようなもんだ。
いい学校、いい大学を出ないと、いい社会人になれなくて、いい生活がおくれないんだと。
俺らの時代の偏差値教育、詰め込み誰でも大学行こうぜ教育のことを、今の時代でぶり返されるとは思わなかったな。

田中角栄のように小学校しか出ていないで総理大臣になった人だっている。
東大や京大出た人で、官僚になる人や会社でエリートになる人もいれば、世界を放蕩したり、手に職をつける人だっている。
中卒や高卒で会社を起こして成功する人もいれば、職人として頑張ってる人いる。

そりゃ中には学歴社会に飛び込んでしまって苦労する人もいるだろう。
それでものし上がっていく人もいれば、学歴関係ない世界でひとかどの地位になる人もいるだろう。
単純作業の仕事しかできず、職を転々としたりしてる人もいるだろう。

このドラマで受験を諦めて勉強を放棄しようとした娘に「負け犬」とお父さん(阿部サダヲ)が言うシーンがある。
このシーンが大嫌いで、「あぁこりゃ俺には無理だわ」と見るのやめようと思った。
しかし深田恭子が可愛いのと、小林茂の演技が良くて結局最後まで見てしまったよ。
最終回まで見てしまったが何の感動も感銘も受けなかった。

阿部サダヲは「マルモのおきて」のイメージが強かったからかな、スパルタなお父さん役が全く似合わない。
中卒のお父さん役だが、ヤンキー時代の片鱗も出てこない。嫁さん役の深田恭子も中卒の設定で、最初のうちは「元ヤンだな」ってセリフや仕草があったんだが、途中からは皆無だった。娘との入浴シーンが毎回と言っていいほど映されるが、ドラえもんのしずかちゃんか?水戸黄門の由美かおるか?ってくらいだな。

最終回前にすでにネタバレしてるし。第一希望の有名私立中学受験に失敗してる。
奥さん深田恭子が機転を利かして、第二志望校の願書を取っておいてくれてて、見事そこに合格できた。
なんじゃそりゃ。一番希望は無理だったが、第二希望がゲットできた。

諦めなければ道は開ける?
努力すれば報われる。
諦めちゃダメだ。
受験は親の協力がなければ無理だ。
親が子供の道を決めてあげるべきだ。
未来のためにだったら今を犠牲にすべきだ。

今、最後の追い込みに必死な受験生、すでに喜怒哀楽感じてる受験生はこんなドラマは見てないと思うが、このドラマはいったい誰に向けてどのようなメッセージを伝えたくて作ったのかさえ意味不明。
大阪弁でいう「時間の無駄」とか「見て損した」ってドラマだったな。

ありゃま、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で徳川家康(松平元康)役を阿部サダヲが演じてる。
これもまた似合わないなぁ。
阿部サダヲはいい役者だけにちょっと残念だ。

不透明な世界幸福な国ランキング

2017-03-22 01:15:04 | Talk is Cheap
世界ランキング。
ゴルフやテニスの世界ランキングならわかる。賞金獲得や勝利数で算出してるからね。
ボクシングもサッカーもわかる。スポーツの世界ランキングはまだわかる。

しかし、世の中には「何を基準に誰が算出したの?」って世界ランキングが多々ある。
アンケート調査を基にしてるらしいが、いったい誰に誰がどのような質問で何人の人から取ったデータなのかさえ曖昧で、さらにそれを誰が判断してるのかがよくわからんってものがいっぱいある。

「世界で最も幸福な国ランキング」ってのもその一つ。
国連が「世界幸福デー」に定めている3月20日に発表した、世界の155カ国を対象にした「世界幸福度報告書(WORLD HAPPINESS REPORT)。

1位はノルウェー。
2位デンマーク、3位アイスランド、4位スイス、5位フィンランド、6位ネーデルランド(オランダ)、7位カナダ、8位ニュージランド、9位オーストラリア、10位スウェーデン。主要国はアメリカ14位、ドイツ16位、イギリス19位、フランス31位。日本は51位で韓国が55位、中国が79位。
ネパール99位、イラン108位、イラク117位、インド122位、シリア152位、最下位155位が中央アフリカだ。

国民の自由度、1人あたりの国内総生産(GDP)、政治、社会福祉の制度などを元に、2014〜2016年の「幸福度」を数値化しランク付けしたそうだが、なんだそりゃ。GDPが一位だとかならわかるよ。数値がはっきりしてるからな。でもさ、国民の自由度ってなんだ?そもそも「幸福を支える要因」としてる、福祉、自由、健康、収入、寛容ってどうやってランキングに反映さすんだ?

こんなランキングに一喜一憂するのもバカらしいが、これらの権威のある期間が出したランキングをリテラシーなく鵜呑みにして「ほらやっぱり日本は遅れてるんだ」とか「ほら日本はまだまだ世界で劣っているんだ」っていうやつが出てくるから嫌いだ。

この世界で最も幸福な国ランキング2017ではイスラエルが11位だ。出来てから1時間後には戦争を始めたこの国が、日本より住みやすいとは思えない。
22位がブラジルだってさ。あんな警官がスト起こしたり、ストリートチルフドレンがはびこる国より、日本の方が幸福じゃない国なんだとさ。
25位はメキシコ。仕事を求めてアメリカに不法入国するやつが絶えないメキシコより日本の方が不幸せな国?

12位コスタリカ、20位チリ、28位ウルグアイ、40位スロバキア、45位エルバルサドル、49位ロシア・・・。
インフレや失業率が高かったり内戦してる国の人が日本より幸福なのか。
そうなのか、なら教えてくれ、幸福ってなんだ?

日本ほど安全で、蛇口を捻れば水が出て、物と仕事があり、外国人や宗教に寛容な国が他にあるのなら教えて欲しいのだが、そこに住んでる日はそれが当たり前だからそれを幸福と感じないだけではないのか。ずっと内戦してた国が停戦したら平和を感じ幸福を感じるだろう。経済が不安定だった国が援助などでちょっと上向きになったりすれば幸福を感じるだろう。
哲学じゃないが、金のある人はそれを幸せとは感じないし、安全な生活をしてる人はそれを平和で幸せとわからない。

日本でも福祉のことなどで「日本は北欧にかなり比べ低水準でかなり遅れてる」なんてよく言われるが、ノルウェーとかフィンランド、スェーデンのような北欧の国の実情わかって言ってるか?年金が充実してるとかいうけど、消費税が高く、所得税が50%くらい取られる国なら当たり前だろうよ。

ノルェーなんて人口500万人だぞ。これは福岡県と同じくらいの人口だ。フィンランドは530万人で北海道と同じくらい、スウェーデンは960万人で神奈川県と同じくらい、アイスランドなんて310万人で、茨城県や広島県よりちょっと多いくらいの人口だ。
これらの国と1億3000万人の日本を比べること自体間違ってないか。

世界大学ランキングとかもそうだな。
2016-2017年度版では、第1位マサチューセッツ工科大学(MIT)、第2位スタンフォード、第3位ハーバード、第4位ケンブリッジ、第6位オックスフォード、第12位シンガポール国立大学、第24位清華大学(中国)、第27位香港大学ときて東京大学は34位。(京都大学は第37位)
これって何が基準なのかよくわからん。授業内容?研究成果?卒業生の社会貢献度?

これを捉えて「日本の学力が落ちてる」なんて騒ぐバカがいるから困る。
識字率がこれほど高く、読み書き計算ができる国が、日本以外にどれほどあると言うのさ?
WHO(世界保健機構)の禁煙取り組み国ランキングとかで、「日本はかなり低いとこにいる」と騒いでるやつと一緒。2020東京オリンピックをダシにしてただ便乗して騒いでるだけ。

毎週お節介のように公表される視聴率ランキングだって、ニールセンとビデオリサーチでは違うし、関西と関東でも違う。
内閣支持率調査だって讀賣新聞と朝日新聞ではかなり違う。
どのような世代にどのような質問内容をしてどういう風にデーターを分析したのかで変わる。

言い換えれば根拠のないデータ。こんなものに右往左往して騒ぎ立てるメディアが不思議。
フォーブス(Forbes)の発表する世界億万長者ランキングとか、スタンダード&プアーズやムーディーズなどが発表する世界国債格付けとかだって、an・anの「抱かれたい男ランキング」とか、どこかの不動産会社の「住みたい街ランキング」とかと変わらないよな。

俺もいっちょギネスブックに載れるような何かにチャレンジしようかな。
なんでもいいから世界ランキング1位に選ばれてみたいな。
もちろん本音ではありません。


ロックンロールの創始者チャック・ベリー死す

2017-03-20 04:29:22 | MUSIC/TV/MOVIE
チャックベリーが亡くなられた。
ドラッグや自殺や事故などで早死にするロックミュージシャンが多い中、享年90歳とは大往生だな。

ロックンロールの創始者の一人と称されるチャック・ベリー。
ダックウォークと言われる独特の演奏方法や数々のリフはかなり当時としては衝撃的だっただろう。ロック好きじゃない人は全く知らないと思うが、彼の曲は色んな人がカバーしてるものね。

ロール・オーバー・ベートーヴェン/Roll Over Beethovenはビートルズがカバーしてる。日本では忌野清志郎やHIGH-LOWSが「ベートヴェンをぶっとばせ」ってタイトルで演ってる。

ジョニ−Bグッド/Johnny B. Goodeはこれまたビートルズ、プレスリー、エアロスミス、SEX Pistoles、ジミヘンなど錚々たるロックミュージシャンがカバーしてる。俺が最初にこの曲を知ったのは、アナーキー(亜無亜危異)の1枚目のアルバム。日本語歌詞が「A吉B作かきわけ〜俺らの歌声聞こえる〜」ってやつだった。そのA吉=矢沢永吉はキャロル時代にこの曲を定番曲にしていた。
ちなみにこの曲は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」Back to the Futureの1作目ラストで、主人公のマイケルJフォックスが演奏している。当時としては奇抜なギタープレイ(ダック・ウォーク)とフレーズ(ギターリフ)を聞いたミュージシャンが、興奮しながらチャックベリーに電話をかけるシーンがある。マイケルJフォックスはチャックベリーの真似をしてるだけなのにね。なんかタイムパラドックスで面白い。
余談だがこのシーンでは他にもヴァンヘイレンのライトハンド奏法や、ジミヘンの背中弾きなんかも披露してる。

ロックンロール・ミュージック/Rock 'n' Roll Musicもこれまたビートルズが演っている。ビートルズはチャックベリーが好きだったのかな。
スウィート・リトル・シックスティーン/Sweet Little Sixteenも演ってるし。ジョンレノンが彼を好きだったのかな。この曲はロッド・スチュワート(フェイセス)も演ってるし、ビーチボーイズのサーフィンUSAは、この曲の歌詞とアレンジを変えてヒットした曲だ。

そんなこんなでチャックベリーが、ロックンロールの始祖とか、後進に多大なる影響を与えた偉大なるロックギタリストであることは間違いない。

彼を見出したのはシカゴブルースの帝王マディ・ウォーターズ。彼のヒット曲「ローリング・ストーン」があのローリング・ストーンズのバンド名の由来になったことはロックファンなら誰でも知ってることだ。

そのローリングストーンズのキースリチャーズが、チャックベリーの信仰者なのも有名だが、チャーリー・ワッツとビル・ワイマンが参加した1983年イギリスのロンドンで開催されたチャリティーコンサートでは、世界三大ギタリストと称されるエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが共演した。
THE YARDBIRDSに在籍したこの三人が、で同じステージに上がるというのは後にも先の妹子のライブだけだが、このライブはビデオ(DVD)になってるからぜひ見てほしい。



今年の4月にはZEPPで「GENERATION AXE」っていうロックイベントが開催される。
5人の天才ギタリストたちによる夢の競演と言われるこのイベントに出演するのは、スティーヴ・ヴァイ、ザック・ワイルド(元オジー・オズボーン)、イングウェイ・マルムスティーン、ヌーノ・ベッテンコート(エクストリーム)、8弦ギターを操るトーシン・アバシといった錚々たるメンバー。

スティーヴ・ヴァイはブルースのカリスマ、ロバート・ジョンソンの「クロスロード伝説」(ジョンソンは十字路で悪魔に魂を売り渡して、その引き換えにギターテクニックを身につけたといわれる伝説)をモチーフにした映画「クロスロード」で悪魔の手先のギタリストを演じている。
ロバート・ジョンソンはエリック・クラプトンやローリング・ストーンズ(特にキース・リチャーズ)が崇拝するブルースシンガー&ギタリスト。

チャック・ベリーのスウィート・リトル・シックスティーンをカバーしてるロッド・スチュワートは、ジェフ・ベックグループのボーカルだったし、フェイセスにはのちにローリングストーンズに加入するロン・ウッドと共に参加してる。
あらためて書いてて思ったが、なんか色々なところでつながっているなぁ。

スラッシュ(GUNS & ROSES)やジョー・ペリー(AEROSMITH)なども少なからずチャック・ベリーの影響は受けてると思う。
偉大なるロックンロールの創始者、ロック創世期のギター・ヒーロー、チャック・ベリー。
ご冥福をお祈りします。

お客様と店の関係は50/50

2017-03-19 01:20:04 | FOOD&DRINK
テレビ番組を制作する人へ。
面白そうだと色々取り上げるのはいいのですが、ちゃんと調べてから番組にしてください。

有吉弘行とマツコ・デラックスの「マツコ&有吉の怒り新党」。
結構面白いから見てるんだが、3月8日の放送で「出前の食器を洗わずに返す人」への怒りってのをやっていた。
番組制作側としてはお客のマナーとか店とお客様の関係とか、お金を払うからといってお客側は何しても自由ってのを取り上げたかったんだろうけどさ。その主旨はわからなくはないけど、これちょっと取り上げた題材がピントハズレだったな。

アルバイトで宅配ずしの配達をしているという人からの投稿。
この人は「子どもがいるような家でも桶を洗わずに返す人が多い」「食べ残しの食材やゴミまでそのまま」「信じられません」と怒りを投稿してきた。
これに対して番組では「洗って返す」とか「洗う必要あるか?」って喧々諤々。

食べ残しを入れたままそのまま返却ってのは「何考えてんの?」「もはや人間としてどうなの?」とかレベルだが、「出前のルールやモラルを知らない人が増えたなぁ」と思ってしまうほど、今回はちょっと問題点がずれてた。

出前でとった寿司屋の桶は洗って返すのがルールか、洗わずい返すのがルールか。
正解は、洗わずに返すのがルールだ。
ちゃんとした寿司屋なら「洗わずにそのまま返して」と、どこも言う。
理由は下手に洗剤や家庭用のスポンジで洗われると漆塗りの桶が痛むからだ。

この宅配ずしのアルバイトの人はそれを知らなかっただけだろう。っていうか番組制作者側も知らなかったのか。知ってて無視して作ったのか。

宅配ずしのすし桶は、一般的な寿司屋の桶と違ってプラスティックだからとか言っても無駄だよ。客はいちいちそんなの知らないからね。昔から暗黙のルールになってるものを否定されてもなぁ。
回転寿司とか宅配ずしとか、新たに寿司業界に参入してきた側が「おかしい」と言う事自体が「おかしい」のだから。
「うちは漆塗りとかの桶と違い安物の桶使ってるから、出前の桶の返却は客側が洗って返してね」って明記でもしない限り、客側からすりゃ「なんで洗ってない事を怒られるんだ」って思ってしまうもの。

番組の制作側は前記のとうり、お客側のマナーとか店とお客様の関係、お金を払うからといってお客側は何しても自由ってのは違うよってのを取り上げたかったのかもしれないが、こういったようなちょっとピント外れはよく見かけるのよ。

以前もある寿司屋でタレントが食べるシーンで「私今糖質ダイエットしてるから」って、寿司の上のネタ(刺身のみ)だけ食べてたことがあった。
これは「ハガシ」って言って、まともな寿司屋で一番嫌われる行為。
ロケに同行した番組制作側の人間がこれを知らなかったのか、それとも「金払うんだからどう食べようと自由だろ」と思ってるのか。
まぁそれ以前に、糖質ダイエットとやらをしてるタレントを、食べ物屋さんのロケに連れて行く事自体おかしいけどな。

先日「ラーメン二郎」の支店がtwitterで「二度と来るなと自然に口に出てしまった」とつぶやいたことが取り上げられてた。
これはガツ盛りで有名なラーメン二郎で、初めて来た客には「大は多いので小にしたら」と言うようにしているらしいのだが、その客は再三お願いしたにも関わらず、大を注文した上にトッピングを全て増量(マシマシね)をしたらしい。結局半分以上残し、それで笑いながら「食えるわけねーよ」と言って帰っていったらしい。

これを「客は金を払っている以上、店が文句を言うのはおかしいだろ」って風に取り上げるのは勘弁してほしい。

店が偉いのか客が偉いのか。
接客業を長年やってる俺からすりゃ、店も客も50/50(フィフティ・フィフティ)だと思ってる。
店側はお客様に喜んでもらえるように、満足してもらうように商品やサービスを提供する。
お客様はその代価(お金/価値)に見合うと思えば再来店するし、気に入らなければ失客する。
それだけだ。

俺もバンダナ巻いて「うちのラーメンは芸術品だ」とか「黙って早く食え」とか、客の食い方に文句をつけたり偉そうにしてる店はもう行かない。「当店にふさわしくない方は入店禁止」なんてよほどの高級店や老舗店以外では論外だと思ってる。こんな「これが守れないならうちに来るな」という勘違い野郎の店は、「あほちゃうか」とぼやいて二度と行かなければいいだけだ。



だからといって「客だから」とか「お金払うんだから好きにさせろ」っていう客はもっと大嫌いだ。
こういった客は二度と来るなの前に、うちではあなたを満足させることはできないからお引き取りくださいと断るべきだ。

この番組でも有吉が「『お客様は神様です』ってお前(客)が言うな! それはお店側が言うんだ」「(それなのに)客側が言うなよ『私は神様だ』って」と激しく批判してた。これは納得できる。全くその通りだと思う。
昔に三波春夫さんが「お客様は神様です」って言ったことからず〜と勘違いされてる。三波春夫さんは「歌う時は聴きに来てくれたお客様は神様のつもりで歌う」って言ったんだけどね。
「お客様は神様です」って言葉だけが一人歩きしてしまった。

メディアは「なんか面白そうだ」とか「これはウケそうだ」って気軽に番組やニュースで取り上げたりする。
肝心のマナーや元々の暗黙のルールなんて無視して、論点がずれたことで番組が作られるたびに視聴者が勘違いをしていく。それがどんどん浸透していったり世論にすり替わったりする。かなり「これってこの先問題があるんじゃないのか?」って思われる番組が増えてる気がする。

番組制作側のスタッフや放送作家が無知なのか、そんなことは気にしてないのかは知りませんけどね。
面白ければそれでいいのよ。って
TVやメディアが、このモラルとかルールとかを描かなお番組を作るたびに、「お客はお金を払うんだから何してもいいだろ」とか「店側はお金をもらっている以上サービスの提供をもっと徹底しろ」って勘違いした人が増える。

サービスと水と安全はタダだと勘違いしてる以上に、客側の方が偉いと勘違いしてる人はそのうち
「給食費を払ってるんだから、子供の好きなものを食べさせるべきだ」
「学費を払っている以上、うちの子が授業中に騒ごうが叱るな。怒るな。」
「自治会費を払ってるが、何に使われてるかよくわからないからもう払わん。」
「PTAの加入は自由意志のはずだから入らない」(これはちょっと違うか)
「保育園落ちた、死ね」
などと言い出す。

あげくには
「公務員は私たちの税金で給料もらってるのだから」
って公務員を下のように見下す。
税金は公共のために使われ、住民に還元されるように施設作ったり整備したりするのに使われ、公務員はそのために働いてるんだけどね。決してあなた個人のためではない。

国会議員、県会議員にも市役所の職員に対しても同じような上から目線で言う。
警察も「ゴキブリが出た」くらいで平気で呼んだりする。
救急車もタクシー代わりのように平気で呼ぶ。
自衛隊も守ってくれたり災害で出動するのが当たり前と思ってる。

これらを含め、お客(お金を払う側)の方がサービス提供側(お金ももらう側)より偉いと勘違いしてる人が増えた原因はTVやマスコミにある。
本を読まなくなって、読解力が欠落した現代人。
複雑なストーリーが伏線が読み取れないう単純明快なバラエティしか面白いと感じない現代人。
短文でのLINEやメールでの指先伝聞で、会話での言葉の裏はらが読めなくなった現代人。

番組にするなら、記事にするなら、ちゃんと調べて「本来はこれが正しいです」「本来はこれがルールです」「本来はこれがマナーです」ってのをちゃんと踏まえた上で発表しないと、これらの人は勘違いしてしまう。ただでさえ、気軽に文句が言える時代、一億総クレーマーの時代だ。

論点がずれてない?
主旨はどこに行ったの?
争点はそこなの?
って番組が多すぎる。

スポンサーを気にして、視聴率を気にして、面白ければ何でもありってのは、これからは危険だと思うよ。
それこそお金を払ってテレビを見るようにしてしまった方がいいのかもね。
WOWOWやケーブルテレビのようにね。

森友学園理事長は勘違いしてる

2017-03-18 23:51:13 | Talk is Cheap
勘違い野郎がいる。
報道陣に囲まれ、多数のテレビカメラを向けられ、マイクを差し出されもみくちゃにされるうちに「俺って今、有名人!!」って有頂天になっちゃう人。
最近はくだらないことを、さも大事件のように連日取り上げるマスコミも悪いんだけどさ。
そうやってマスコミが勘違い野郎を作り上げる。

売れないタレントの、ブログやSNSでの炎上商法ならまだわからなくはないが、これが政治家がらみだとタチが悪い。
沖縄の知事とか、大阪のずる休み議員とかね。
今回の森友学園の籠池理事長もそうね。
完全にこの人は
「俺、今注目されてる」
って勘違いしてる。
もう、あることないこと喋って有頂天になってるのは丸わかり。スター気取り。勘違い野郎。

学園の土地の払い下げ価格とかから始まり、今じゃ総理夫人が寄付したとかしないとか。
総理夫人が寄付してても別に問題ないのだけど、あれ、どう考えても学園側の捏造だろうよ。
寄付を集めたりする際に、「我々のバックにはこんな政治家とかもついてるんだぜ」ってアピールする材料に、今まで政治家の名前とかを利用してきたんだろうな。
だから今、必死に「本当にパイプはあったんだ」って立証しようとしてる。だって、もしそれらが嘘だったら詐欺だよ、これって。

えっ?小学校建設寄付用の「払込取扱票」の受領証があったって。
あれだって、菅野って胡散臭いフリージャーナリストだかノンフィクション作家(どちらも自称)だかよくわからん奴が言ってるだけでしょ。
淀川新北の郵便局から学校法人森友学園に振り込まれた100万円の受領証。入金元のところは(学)森友学園ってなってて一部修正液で消されているとこには、“安倍晋三“って書かれてあるって。
これってどう考えても自演自作だろうよ。

安倍総理夫人がわざわざ大阪の郵便局で100万円を振り込むことはないだろうし、しかもこれ、森友学園側が持ってる払込票。
もし夫人が振り込んだのなら、学園側が持ってるわけないし。大体こんなの簡単に作れるもの。まぁその辺りは証人喚問ではっきりしたらいいけどさ。

どうも今回の森友学園の話も、最初の異常に安い払い下げ価格のことはどっかに吹っ飛んでしまい、安倍晋三記念小学校という名前にしようとしてたとか、安倍総理夫人が講演したとか寄付がどうとか、稲田防衛相が関わってたとかって問題がすり替わってる。
民進党をはじめ、各野党(公明党と維新除く)が、自民党叩きに使ってるだけなんだが、それを籠池理事長らは勘違いしてる。

東京まで来てトンボがえりしたりとか、取材に来たマスコミを写メ撮って(これは籠池理事長の夫人だが)たり、勝手に敷地内に入ったって某議員に文句言ったり。
これって沖縄の知事や、ヘリパット建設で反対運動してるやつとかとなんか似てない?保釈金700万積んでようやく保釈された反対運動のリーダーもそうだな。カメラ向けられてマイク向けられてマスコミが注目すればするほど有頂天になっちゃうやつ。自分が正義と勘違いしてるやつ。

最近またSEALDsとやらの生き残りメンバーが新たな団体立ち上げて、国会前でデモをやったらしい。
これは、もうマスコミも世間も全然興味がないのか、ほとんどメディアに取り上げられてない。以前のSEALDsも勘違い野郎だったが、今回の団体はその勘違い野郎にさえなれないみたいだ。
案の定、立ち上げデモには社民党の福島とか、共産党の志位とか参加してたらしいが、ここまでメディアに取り上げられないのも珍しいな。っていうか、時期も悪かったな。今はこの森友学園と豊洲の移転問題ばっかりだからな。

あれ?今回は当初、森友学園で取り入れてた教育勅語のことで書こうと思ってたんだが、理事長のつかの間のスター気取りの勘違いのことになってしまった。
そのうち飽きて誰も見向きもしなくなるこのパターン。勘違い野郎は嫌いだが、そう考えるとちょっと哀れにも感じてしまって長々と書いてしまった。
教育勅語についてはまた機会があれば書こう。

稲田防衛相 森友学園 嫌煙 ヒステリックに騒ぐな

2017-03-15 03:20:38 | Talk is Cheap
ヒステリーは嫌いだ。
ヒステリックな人は感情の赴くままに騒ぐ。
もはやそこには論理など成り立たない。
粗探し、それがこじつけだろうが構わない。
ただ何が何でも自分の意見を押し通そうとする。

稲田防衛相に対しての野党の追及もそう。
彼女が森友学園に関わっていたからだからどうだってんだ?
弁護士として関わってた記憶が曖昧で、このたび撤回訂正したが、それを「虚偽だ」なんて騒いでる。
それを言うなら、ガソリン地球5周分のあの議員とか、二重国籍問題の某政党代表の方が問題だろうよ。

北朝鮮がミサイルをバンバン実験と称して撃ってる。
尖閣諸島を中国がなんとしても手に入れようと躍起になってる。
韓国は竹島を占拠し、大統領罷免で日韓合意どころか政局が不安定になっている。
中国は韓国のTHADD配備に不服で報復し、南シナ海で不穏な動きをしてる。
マレーシアは金正男氏殺害事件から、北朝鮮と不仲になってる。

こんな状態の今、稲田防衛相をこけおろし、辞めさせようと必死になってる国会議員の気持ちがわからん。
弱みや付け入るところを見つけたら、ヒステリックに責め立てる。
それって、学校でのいじめとかと何が違うの。
自分達が正義と思ってる勘違い野郎でしかないぞ。

森友学園の事もそう。
不透明な払い下げ価格や補助金はともかく、教育勅語を取り入れた教育がさも悪いかのように言ってる。
教育勅語はごく当たり前の事を記したものだ。
えっ?まだ何にもわからない子供に押し付けるのはおかしい?
じゃぁ自由に好き勝手にさせて、それで自分で道を探せ出せと。

そんなことは不可能なことくらいわかるだろう。
ゆとりだとか、個性を大切になんて教育のおかげで、こんな世の中になってしまってるんだからさ。

「日本万歳」とか「愛国心」を指導したからって、それが何なの?
日本が好きだ、日本と言う国のために何かできることはって考えることはいけないことなの。
それを寄ってたかって、まるで洗脳して戦争に行く兵士を育ててるようにヒステリックに騒ぐ。

禁煙・嫌煙問題だってそう。
東京オリンピックまでにはとか言ってるが、それって本当にオリンピックに関係あるか?
受動禁煙の被害でってデータを出してきてどうたらこうたらって言ってるが、それは本当に正しいか。
俺がガキの頃は駅だろうが映画館だろうが街中だろうが、平気で吸ってたぞ。
密室だろうが、子供が近くにいようがそこらかしこでプカプカ。
それがいいとか悪いとかはさておき、その時代より今の方が肺がんになった人が多いってデータ信じれるか?

工場は煤煙を吐き、海はヘドロだPCGだ、ダイオキシンだ、カドミウムだって規制のできてなかったころ。
その当時より今の方がどうたらこうたらなんて、これを信じてる人の気持ちがわからん。
世界で最低レベルとか言ってるが、PM2.5を撒き散らして空も見えない中国やインドより低いデータに騙されてどうする。

だいたい考えてもみろよ。
レストランにしろ、居酒屋や喫茶店にしろ、タバコをたしなむ人の方が圧倒的に多いのではないか。
それを分煙はおろか、全面禁煙とか騒いでる奴は、只単に自分が煙が嫌いなだけで、自分が快適であれば店が潰れようが、それで経営が成り立たなかろうが御構い無しなんだな。
タクシーだって全車禁煙にして、それで売り上げ伸びたのか?騒いでた奴らはタクシーをどんどん利用してるのか?

タバコの匂いの嫌いな人や煙が漂ってくるのが嫌いな人の気持ちはわかるよ。
吸い殻のポイ捨てや、人混みの中での喫煙・・・でもそれって、マナーとかの問題だろ。
それが何で、全面禁煙って飛躍した話になるんだ?

タバコが吸えるのか吸えないのか、店や会社が選択すりゃいい話だろ。
それをなんで客の方が偉そうに「こうすべきだ」ってヒステリックに騒ぐのさ。

沖縄の基地移転反対、オスプレイ反対、ヘリポート建設反対、って騒いでる奴もヒステリック。
豊洲の移転問題で粗探しし、石原元都知事を糾弾しようとして騒いでる奴もヒステリック。
どこかのタレントが不倫してたと騒ぐ奴もヒステリック。

フラストレーションのはけ口を探してヒステリックに叫ぶなら、いっその事、どこかの国と戦争でもするか。
で、今度は「戦争反対」ってヒステリックに叫ぶんだろうな。


スーパーマーケット・ラプソディ

2017-03-13 22:34:57 | FOOD&DRINK
スーパーマーケットは危険がいっぱい。
ぼんやりしてたら大変なことになる。

駐車場では歩行者に気をつけろ
子供ってやつは平気で車の陰から飛び出してくるぜ。

ジジイがなかなか駐車枠に停められないのをイライライしても無駄だぜ。
ひょっとしたらそいつは、アクセルとブレーキを間違えて突っ込む奴かもしれない。

入り口ではカートを取るおばちゃんに気をつけろ。
奴らは何を焦ってるのかわからないが、いきなり勢いよく動かしぶち当たってくるぞ。

店内でもカートには気をつけろ。
奴らは野菜売り場だろうが魚売り場だろうが、商品に気を取られたら前や横を気にせず動かすぞ。
油断してたら横腹やスネにぶつけられる。

店内で騒いでるガキにイライラしたら負けだぜ。
何がそんなに楽しいのかわからないが、奇声をあげて走り回る。
親が注意すべき?ダメだね、最近の親は躾とかモラルとか持ち合わせてない。

果物を床に落としても平気だ。
人にぶつかっても謝らない。
こけて泣いてたり、なんかグズってわめいてたりする。
それでも親は怒らない。怒らない親に怒っても無駄。

店頭販売の試食がもらえなくても拗ねちゃいけない。
買いそうな客だと思われてないのだ。
あれは物欲しそうにして近づかないとくれないみたいだ。

肉や加工食品のコーナーで、奥の商品を取ろうとしてるおばちゃんを蔑んじゃいけない。
彼女らは、古いのを前に、新しいのを後ろに並べる業界用語で前進陳列という、日本だけのこのシステムを勘違いしてるのだから。
鮮魚ならともかく、漬物とか肉とかは時間が経ってる方が美味いのに。

今日食べるなら製造・加工日時、賞味期限など気にしなくていいはずなのに、なんて思っちゃいけない。
とにかく新しい日付・時間のものが奴らは欲しいのだ。
家の冷蔵庫で放置され、数日経ってから食するかもしれなくても、新しいものが好きなのだ。

レジではどこが早いかな、なんてロシアンルーレットや運試しみたいなものだ。
ここが早そうだと並んでも、まだ慣れてないパートだったら諦めろ。
自分の前のおばはんが、商品券や優待券を出したりしたら運がなかったと諦めろ。

レジを打ち終わってから割引券を出すジジイがいる。「後出しジジイ」と俺は心の中で呼んでる。
レジ打ちが終わってからようやく財布を探すジジイがいたりする。「準備しとけよジジイ」心の中で思う。
さっさとどけばいいのに、その場でレシート確かめてるジジイがいる。これは「早よどけクソジジイ」と怒る。

スーパーマーケットはいつもスリリングだ。


理想の暮らしと快適な生活とのギャップ

2017-03-12 23:42:39 | Talk is Cheap
住む家を探している。
今住んでるとこはエレベーターが無いことと、国道沿いなのでたまに暴走族がうるさいとかくらいで、他に不便は無いのだがね。
目の前にコンビニあるし、真下が駐車場だし、駅までもそんなに遠く無いし、便利だし。間取りも一応4Lなんだけど・・・でも、飽きた。
ここ最近3年ちょっとくらいで転居しているなぁ。

ここの前に住んでたところは、分譲マンションの賃貸だったからめっちゃ贅沢。120平米の4LDKでかなり広かった。角部屋でベランダは3辺。オール電化で24畳のリビングは床下暖房。玄関だけで6畳くらいあったんじゃないかな。もちろん壁面シューズボックス。全部屋ウォークインクローゼット、風呂は広く浴槽も寝そべれる広さ(しかも循環機能で二十四時間入浴可能)。エアコン付きの浴室乾燥機能付き。シャワーノズル付きドレッサーの3面化粧室で下手なホテルより広かった。でもトイレはなぜか狭かった。駐車場も自走式の3階建ての 2回だったから雨に濡れない。
家賃もそれなりに高かったが気に入ってたんだけどさ。持ち主が東京から戻ってくるということで、慌てて探して転居したのが今住んでるとこ。

その前は3LDKで普通のマンション。駅から約1分という場所だったからかなり便利。飲んで帰ってくる時に駅から近いのはいいよね。タクシー乗らなくて(待たなくて)いいんだもの。結構気に入ってここは8年くらい住んでたんだけど、手狭になったのと大家が代替わりしてからいろいろうるさくなったので出たんだった。

マンションでも一軒家でもいいのだが、ある程度広さが欲しい。
荷物がなぜか多いのよ。
本や漫画だけで1万冊くらいある。最近はデジタル版とかKindleにして増えないようにしてるんだけど、それでも溜まって行く。
CD4000枚くらい、レコード600枚くらい。DVDもどれくらいあるんだろう(Hなのじゃ無いよ)。ビデオやカセットなんかはもう見ないし聞かないんだから処分すればいいのだろうけどそれができない。断捨離できる人が羨ましい。

服や靴は昔ほどは最近は買ってないのだが、それでも徐々に増える。もう着ない服、もう履かないだろう靴とかいっぱいあるのに捨てれない。ケチなのか。もったいながりなのか。このTシャツっていつから着てるっけ?ってものでも、穴があいたりほつれたり、首のところが伸びたりすれば捨てられるんだけどさ。色あせくらいなら部屋着や寝巻きにしたりゃいいやって処分できない。服とか靴とかもはやビンテージと呼べるようなものがどんどん増えて行く。

楽器も捨てれない。
エレキギター、アコースティックギター、キーボード、アンプ。これらはスタンドに立てたりケースに入れて置いてるが、たまにチョコチョコ弾いたりする。
トランペット・・・ケースに入ったままだ。漫画BLUE GIANT読んだり、JAZZのCD聴いたときはって思うが、マンションでは無理。
箏・・・いつ奏でるねん。和楽器バンドとか女子十二楽坊の演奏をYoutube見たときに思うけど、調律からしなきゃいけないので無理。
三味線・・・。江戸時代の長唄用なのだが、腹皮が破れてるので張り替えないといけないのだが、ついつい億劫でそのまま放置。

オール電化とかの便利なマンションもいいのだが、本音を言えば数寄屋造の家に住みたい。
若い頃はアメリカンスタイルに憧れた。ビルの屋上のペントハウスや米軍払い下げ住宅とかね。大きな冷蔵庫にうるさいクーラー、猫足のバスタブや靴のまま生活できるスタイルね。
でも最近は、和の生活に憧れる。
職人が作り上げる木造建築、障子や襖や畳のある生活空間ね。

四季を感じる庭なんかあればなおいいなぁ。
土間や囲炉裏、ましてや炉なんかあったら最高だね。
夏はエアコン、冬もエアコン、無気質な季節感のない生活より、少々不便でも和の家は贅沢だね。

でも、絶対住めないだろうなぁ。
知り合いの不動産屋さんが9LDKの古い家を探して紹介してくれて、速攻見に行ったんだけどね。(昭和40年台の家だから広いけど安い)

1階には5部屋。秘密のケンミンショーで田舎の家族がご飯食ってるような広い居間。隣接4部屋の襖を取り除けば柔道は無理だけど書道教室やそろばん塾ならできそうだ
。って誰が教えるねん。
何かのイベントの時に近所の人が集まって料理や調理ができるような広々とした台所。しかし俺は地域住民と交流するのか?料理教室でもするか。って誰が教えるねん。
玄関も広い。50人くらいの靴なら並べられそうだ。って、俺そんなに家に人が来ることねぇよ。

庭もある。手入れしてないから荒れ放題だけど、ちゃんと手を入れたらいい感じになりそうだ。でもさ、そんな暇あるのか?俺。庭の手入れや盆栽は歳を取ったらゆっくりやりたいけどな。今は無理だろう。
図面では「ウッドデッキ」って書いてるけど、日本語訳にすりゃ縁側だな。
2階に4部屋あるが、すべて仕切りは襖。これが壁とドアの仕切りならシェアハウスも可能だがな。って、その前に暖房や冷房効くのか?この間取り、この広さ。

なんていろいろネガティブに考えてたら、結局断念。
数寄屋で和の生活。すごく憧れるんだけど、今の俺の生活形態では無理。着物は無理でも作務衣や甚兵衛を着て、硯と団扇の生活なんてどうも夢物語のようだ。
パソコン、光ファイバー、wi-fi、電化製品・・・。
そんなことはなんとかなりそうだけど、基本的な生活形式が違いすぎる。憧れと現実のギャップがありすぎるなぁ。

とかなんとか色々考えながら、新しい住まいを探してる。
リノベーションされた内装、快適な暮らしができる設備、駅から近く、近隣にスーパーや飲食店があるとこ。理想と現実のギャップを考えながら今日も探してる。
いっその事海外に移住するか・・・。