GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

読み方や言い間違いを指摘するバカ

2017-12-27 00:43:24 | Talk is Cheap
貴乃花親方がだんまりを決めて、なんやかんや揉めてる相撲界。
若い格下の力士が、横綱が喋ってる時にスマホ操作したりしてて、殴られたぁ〜って騒いでる馬鹿な事件。
いかなる事情でも暴力はダメだとかいう人の気持ちがわからん。
腹いせや苛立ちの解消に無意味な暴力や暴言をされるのなら問題だとは思うが、指導とか教育の一環になら許されると思ってる俺は、職人気質だからかな。

だいたい、相撲取りが頭殴られたくらいで騒ぐ方がおかしいだろうさ。
毎日鉄砲って言って、柱かなんかに頭突きかまして鍛えてるんじゃないのかね、お相撲さんって。
それに力士だろ?
「士」の意味知ってるのかね。サムライだよ、武士と一緒だよ。
歴史を紐解けば横綱っていうのは最高名誉職みたいなもんだ。(本来は大関が最高位)
武士で言ったら、お城のお殿様のさらに上の御隠居さんだ。今風に言えば社長の上の会長とか会頭だね。
この人の前でふざけた態度、なめた行為したら、そりゃ周りはぶちぎれるだろうさ。
それを寄ってたかって、どこかのモンスターペアレンツや、ブラック企業ダァって騒いでるやつらのように煽り立てるから話がおかしくなる。

いかなる時も暴力は許さない。
なんて言ってる人は、こんだけ北朝鮮から漂流船が湾岸に来てて、その中に工作員が紛れ込んでても、非暴力を貫くのだね。
ミサイルバカスカヤケのように撃ってきてても「話せばなんとかなる」なんて思ってるのだろうね。
竹島を実効支配されようが、尖閣は俺たちのものだと言われようが、話し合いでなんとかしようと。今の国会でさえまともに話し合いができないし、沖縄の基地問題でも意味不明の理不尽な集会を画面で見ても、まだそんなことが言える人たちが羨ましい。
頭にお花が咲いてるのか、何かに洗脳されてるのか。

さて、そんな相撲界の報道の中、元横綱朝青龍が日馬富士やモンゴル出身力士についてちょくちょく語ってる。
年末の番組で「朝青龍を押し出しできたら何万円」って企画で来日した際にも、「貴ノ岩関どこにいる?」って探してな。
未だどこに雲隠れしてるのかわからん。巡業も無断欠席。こいつはもうこのまま引退するしかないだろうなぁ。

その朝青龍が26日、サッカー元日本代表の三都主アレサンドロ氏との2ショット写真を公開した。この写真と同時にツイートした日本語を巡り変なツッコミを入れる奴がいた。
朝青龍は写真とともに「元サッカー日本代表アレクスサントスさんと記念写真!!因みに母校同じでーす アレクス先輩ありがとう」とツイート。
これに対し、「アレクスでなくアレックスだ」ってリプライする奴がいたらしい。

最近多いよね。人の言い間違いや細かいところを揚げ足とって「これが正しいんだよ」って言うやつ。
自分はこれだけ物を知ってる。自分はお前より知ってるのだ。お前の間違いは俺がただしてやるぜ。
変な正義感か、偏った自己主張や至情主義かわからんが、俺はこういったやつが一番嫌い。

だいたい外国人の名前なんて、国によって変わるんだし。
マリー (Marie) って名前は女性の名前の中で全世界的に使われてるが、これだってマリー、メアリー、マリア、モイラ、って国によって呼び方が変わる。アレクスだってアレックスとも呼ぶし、アレクシって呼ぶ地域もある。それを「これが正しいんだ」っていう奴の気がしれない。

だいたいこんなツッコミを入れる奴は、朝青龍の本名がドルゴルスレン・ダグワドルジっていうのを知らないだろう。ジーコの本名がアルトゥール・アントゥネス・コインブラとか、ロナウジーニョの本名が、ロナウド・デ・アシス・モレイラで「ちっちゃなロナウド」って意味でロナウジーニョと呼ばれてることも知らないだろう。(ちなみにロナウジーニョの正式ニックネームはガウショだけどね)

こういう細かい指摘をする奴は、ビビンバとかアボガドとかコミニュケーションとかカルフォルニアとかシュミレーションとか平気で言ってそうだ。
国分太一くんを「こくぶ」と呼んだり、姜尚中氏が読めなかったりする人かも知れない。それなのに自分が知ってる最低限の知識で「チャンス!」とばかりに書き込んだりする。バカかね。いや、バカだろう。

人の言い間違い、読み間違いにうるさいやつって結構いるよね。
「それはこれが正しい」なんて言うことによって優越感に浸ってるのかどうかはわからんが、鬱陶しい奴としか思えんのよね。
ドウデモイイのそんなことはさ。伝わりゃそれでね。
大阪では海外の人の名前を、知ってても省略することが多い。アーノルドシュワルツなんとかとか、アンジェリーナなんとかとかってね。それで伝わればそれでいいじゃない。正式名称が使いたいなら、今後はマリリンモンローではなくノーマ・ジーン、モハメッドアリではなく、カシアス・クレイとか言っててくれ。ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタって言っても多分「誰それ?」って言われるだろうよ。(これはレディ・ガガの本名です)

ちなみに俺は市川猿之助をずーっと「さるのすけ」と思ってたし、尾上菊五郎がおのえきくごろうって読むとつい最近に知った。
雰囲気をふいんきと読んでた。換気扇をなぜかかんせんきってガキの頃はずーっと思ってた。パソコンで変換する時におかしいなって気づいたけど、誰も指摘しなかったよ。ちなみに「ふんいき」でも「ふんいき」でも今のパソコンやスマホはちゃんと「雰囲気」って変換してくれるよ。

細かな指摘をする人は、パスタの太さによってスパゲッティーニとかスパゲティとかフェデリーニとかちゃんと使い分けてくれ。
ちなみにspaghettiはスパゲッティが正解か?スパゲティが正解か?
PIZZAはピザか?ピッツァか?
聖徳太子なのか厩戸皇子なのかと同じくらい不毛だ。
斎藤、斉藤、齋藤、齊藤・・・せいぜいこだわって正しい字を見つけてあげてくれ。

岡田准一と宮崎あおいの結婚

2017-12-23 07:17:41 | MUSIC/TV/MOVIE

宮崎あおいと岡田准一が結婚するってニュースが流れてきた。
おめでたいことだ。以前から噂はあったけど、よかったね。

V6としての岡田准一くんはよく知らないんだけど、俳優としては木更津キャッツアイを観て「演技うまいなぁ」ってずっと思ってた。

ジャニーズだからかか当時は演技の評価はそれほど高くなかったけど、永遠のゼロや海賊と呼ばれた男なんかの演技は秀逸だ。

図書館戦争も好きだな。

テレビドラマでもSPの頃はそうでもなかったけど、NHKの大河ドラマ黒田官兵衛で評価はかなり高くなったんじゃないかな。

宮崎あおいはNANAの実写版で「漫画のままのハチやん、すげー!!」って思ったなぁ。NANAを演じた主演の中島美嘉を完全に凌駕してた。
それ以来彼女のドラマや映画は結構見てるなぁ。彼女の演技すごく好きなのよ。

岡田准一と同じく彼女もNHKの大河ドラマで主演してる。この篤姫で一気に全国区になったね。
大河終了後、確か最初の映画が「闇の子供たち」だったと思う。東南アジア(タイ)で暗躍する臓器売買を白日の下に晒すっていう重いテーマだった。俳優陣も江口洋介、妻夫木聡、佐藤浩一、主題歌はサザンオールスターズ・桑田佳祐「現代東京奇譚」だった。篤姫人気の宮崎あおいとこのキャスト、この主題歌なら本来もっと話題になるはずなんだけど、何故かスルーされてたな。

そして同時期に公開された「少年メリケンサック」。クドカンが描くこの映画は80年代パンクロックが好きなものにはたまらないくらい面白い映画。逆に言えば一般の人が見ても「何が面白いんだ?これ」って内容。実際映画館では篤姫の宮崎あおいをイメージしてきたおばさま方が、コミカルな宮崎あおいと内容に、戸惑ってたり途中で出てったりしてたな。

宮崎あおいの演技のふり幅は広い。
コミカルからシリアスから、小説や漫画の実写版だろうが何だろうとこなす。

「ソラニン」では実際にギター弾いてヴォーカルしてた。かなり練習したんじゃないかな。素人が人前で演奏披露できるなんてのは、先日の後r−流伝ボンバーの演奏で分かる通り無理だ。そりゃ考えてみりゃクラシックの世界では3歳とかくらいからずーっと毎日ピアノやバイオリン弾いてて、教室に通っって音大出て、コンクールとかで認められてって中で、その一握りしかプロの交響楽団で演奏できないんだもの。学生時代にバンド始めました〜なんて奴の演奏が通用するはずがないものね。だから歌番組でもそうだけどドラマとかでは弾いてるように見せてるけど、実はアンプから音は出てないくて、裏でプロのミュージシャンが引いてるなんてざらだけど、このソラニンは生音だったような気がする。実際には何テイクか録音したやつだろうけど、かなりの才能だよ。

「神様のカルテ」では主演の嵐の櫻井翔くんを支える妻役が良かった。宮崎あおいが淹れるコーヒー是非飲んでみたい。
この映画では山岳写真家って設定だったけど、山の映画『劒岳 点の記』では松田龍平の妻役を演じてる。
「舟を編む」では、松田龍平とダブル主演で、これまた結婚してる。松田龍平とはNANAでも共演してるな。

山の映画といえば『エヴェレスト 神々の山嶺』。
主演は岡田准一と阿部寛。阿部寛はドラマ「下町ロケット」を取りながらこの過酷な映画の撮影もしてたからすごい。阿部寛と宮崎あおいはTVドラマ『ゴーイング マイ ホーム』で共演してる。
この映画の岡田准一はかなりワイルドだ。

岡田准一と宮崎あおいは『天地明察』では夫婦役だったな。江戸時代の天文学っていう結構マイナーというかオタクなテーマだったせいか、ヒットしたとは言い難い映画だが、面白い映画だよ。

『陰日向に咲く』は岡田准一と宮崎あおいも出てるが、これは共演といってはいけないかな。別々の話だし。

複雑に絡み合って色んな縁がある芸能界。
演技派の二人が結婚する。めでたいことだ。

でもさこの二人の結婚情報がバレたのは、ジャニーズが12月24日に配達指定してたジャニーズファミリークラブの封筒が、誤配送されてそれがSNSで公開されて広まったって。これの方はちょっと問題じゃない?
年末ってただでさえ郵便や宅配はパニックだけど、誤配や遅延ってどうなのよ。配達員の負担を軽くするとか言って、残業手当払ったり運賃値上げとかしてるのにさ。なんか腑に落ちないな。誤配もそうだけど、さらにこれをSNSなどで拡散される世の中ってちょっと怖いくない?

まぁ、郵便物や荷物が確実に指定日や指定時間帯に届くとかってのは、外国人は驚くらしいけどね。こんなこと日本以外ではないって。電車のダイヤがトラブルでもない限り時間通りくるのも日本だけ。
行政やマスコミはクールジャパンとかおもてなしとか言って騒いでるけど、実はその裏ではこんな日本人にはとっては当たり前のことが、外国ではなぜできるんだぁって思われるような素晴らしいことだっていうことをもっと理解して欲しいな。

せっかくのお祝いなニュースにこんな批判いれるのは野暮か。



金田一少年・コナン、スピンオフの面白さ

2017-12-23 00:00:30 | BOOK/COMICS
スピンオフというジャンルがある。
有名な作品のアナザーバージョンね。主人公が本編では脇役だったりするのね。
俺はこれが結構好きなの。
視点を変えて物事を見たら「あぁこう見えてたんだぁ」って感じでね。

金田一少年の事件簿のスピンオフ漫画、「犯人たちの事件簿」ってのが面白い。
絵も効果も雰囲気も本編にかなり近い。何より金田一少年にトリックやアリバイを暴かれる不幸な(?)犯人目線で描かれてるのがいい。
本編では次々と起こる殺人事件に金田一少年が巻き込まれ、そして解決していくんだけど、犯人側からすりゃ「余計なお世話」「邪魔な奴」そして「なんでこんな奴がこの島(場所)に偶然いるんだよ〜と。
「こんなに苦労してこのトリック作ったのに・・・」とか「アリバイのためにどんだけ努力したか」とか心理描写や自己完結型のツッコミとボケがめっちゃ描かれてて、めっちゃ面白い。金田一少年のシリーズには明智警部(警視)を主人公にしたスピンオフもあるが、この「犯人たちの事件簿」の面白さは格別だ。

マガジンが金田一少年なら、サンデーは名探偵コナン。
最近作者が休載宣言したけど、言わずと知れた超ロングランの探偵もの。今の世代なら江戸川は乱歩じゃないし、コナン・ドイル、誰それ?だろう。
体が小さくなってしまったコナンくんは、水戸黄門と同じく出かける先々で事件に遭遇する。海で、街で、旅先で・・・。どんだけトラブルメーカーやねんってツッコミはさておき、この漫画の犯人はいつも黒塗りってのが特徴。コナンくんに謎解きされて暴かれるまで男か女か若いのか老けてるのかもわからない。
この犯人から見たスピンオフ漫画が「犯人の半沢さん」。これもまた面白い。本編の犯人だった奴からの目線だからね。



日清とコラボレーションしてカップヌードルの謎肉の真相に迫ってたりもする。
まぁ、まじっく快斗もある意味名探偵コナンのスピンオフと言えなくもないが、これはクロスオーバーということにしよう。松本零士作品の銀河鉄道999とキャプテンハーロック、クィーンエメラルダスなどもクロスオーバーだろう。ただ松本零士作品の場合はつじつまが合わない、設定が明らかにおかしいのは多々あるけど(宇宙戦艦ヤマトの時に出てきたハーロックとか、ニーベルングの指輪とかね)ね。まぁいいかそんな細かいことは。

スピンオフは言い方を変えると「二番煎じ」とか「便乗」とか「柳の下のドジョウ狙い」とか「ファン狙いの金儲け」ってのもある。
映画やドラマなんかのスピンオフには結構多いね。
本編で描かれてた事件などを、脇役の視点から見たのなら面白いんだけどなぁ。映画やドラマ撮影時に、もう一つのカメラで脇役を追ってスピンオフを作ってたりすると秀逸だ。リアルさが違うし、なんか舞台裏から覗いてるような罪悪感さえ感じたりする。

しかし、あからさまに二番煎じとか、便乗系のものもいっぱいあるのよね。
「踊る大捜査線」のスピンオフ「交渉人真下なんとか」とか「容疑者室井なんとか」とかね。全然本編は関係ないの。本編のなんとかの事件の数日前とか、ただ単に制作スタッフが本編と同じで、登場人物にも本編の人間がいっぱい出てくるだけで、全然別のアナザーストーリー。まぁこれを楽しむお客様もいるのだろうからそれはそれでいいけどね。俺はちょっと嫌い。

そういう本編では脇役だった人を主人公にしてヒットした作品って結構ある。
あの有名なポパイ(POPEYE)だって元々は「OLIVE」って漫画の1キャラクターでしかないし、あのミッキーネズミもディズニー映画の1キャラクターだったもの。まぁ、スヌーピーも「PINUTS」(チャーリーブラウンと愉快な仲間たち)ってマンガの1キャラクターだし、鉄腕アトムだって「アトム大使」って漫画の1キャラクターだ。
これは本家越えって言ってもいいだろう。
反町隆史主演でドラマ化されてヒットしたGTOだって、元は湘南純愛組のスピンオフっていうか続編みたいなものだ。ちばあきおさんの名作「プレイボール」のスピンオフ「キャプテン」なんかは、どっちがどっちのスピンオフかわからないくらい面白い。

キン肉マンのキャラクター、ラーメンマンは本編では無茶苦茶な悪人キャラなのに、スピンオフの闘将!!拉麺男では全然いいやつ。こいった場合は「なんじゃそりゃ?」って拍子抜けしてしまう感じだ。こういうのがちょっと苦手なのだ。
あくまでも本編に寄り添った、脇役・サブキャラから見た本編ってスピンオフが面白いんだけどな。

鳥山明さんのドラゴンボールのスピンオフ作品は結構あるが、最近出た「転生したらヤムチャだった件」は面白い。絵柄も鳥山明さんっぽい。何より、最初の頃は悟空の対バルとして出てきたヤムチャに焦点を当ててるのがいい。転生したのはいいが「あれ?これ本編ではベジータと戦かう時に栽培マンで俺殺されちゃうやん」とか、「ブルマをベジータに取られるやん」って。歴史(本編)を変えようともがく主人公がかなり面白いぞ。



北斗の拳で、南斗聖拳最強として描かれてたサウザーを主人公にしたスピンオフ「北斗の拳イチゴ味」も面白い。この漫画は本編の漫画そのものを模写したかのように引用し、ふざけたギャグ漫画にあの絵柄でなっている。読売新聞の時節ネタ解説漫画にも使われてる。ヨーロッパとの関税撤廃や日本の借金が1000兆円を超えたってのを、北斗の拳の漫画吹き出しにアテレコで入れて説明したり、リンとバットが「これを読んでにわか知識を身につけてね」って明るく言ったり。



さらに北斗の拳のスピンオフには、登場人物が2頭身くらいになって完全ギャグ漫画にしてしまってる「D.D.北斗の拳」ってのもある。こちらも武論尊・原哲夫公認。
本編ファンなら笑ってしまうネタ満載だが、本編を読んでいない、および知らない人には全く理解できない漫画。まぁ本来、スピンオフってそれでいいんだと思うんだけどね。



書いてて思ったけど、そう考えたら戦国物や時代劇は壮大なスピンオフ作品だな。
織田信長の目線、明智光秀の目線、秀吉の目線、家康の目線。更には北条、武田、上杉、伊達、真田、毛利って目線で描からた秀逸な作品がいっぱいある。
幕末だってそうだ。坂本龍馬目線を筆頭に、桂小五郎、西郷隆盛、新撰組、各藩、幕府、さらには各武将や剣豪、岩崎弥太郎や大奥から見た幕末。秀作作品はいっぱいある。そう考えるとNHK大河ドラマって、毎年壮大なスピンオフを作ってる番組と言ってもいいな。それぞれの立場で時代を見た時、どう見えたか、どう戦って切り抜け・切り開いたか、または見えなかったものもあったはず。来年は西郷隆盛をやるらしいが、これもまた楽しみだ。

スピンオフ。
それは決して主役になれなかったものからの目線ではない。
その人の人生、その時代の主役はいつも本人だからな。









安室奈美恵が紅白出場

2017-12-20 06:33:03 | MUSIC/TV/MOVIE
安室奈美恵が今年の紅白歌合戦に出場するというニュースが流れてきた。
マジか!?
出ないだろうなぁと思っていただけに、ちょっとサプライズだ。

何を歌ってくれるんだろう。
また、以前のようにおり肌ものの歌声を聴かせてくれるのかな?
でも、今回はこれがラストじゃなくて,来年9月まで活動されるからなぁ。

アムロファンを公言してるイモトアヤコは、年末に南極に行ってるから見れないとのこと。
以前の紅白では毎年南極越冬隊からの電報が届いてたが、未だに見れないのだろうか。衛星とかで見れるような気がするんだけどな。受信料はどうなるんだろう。全く俺には関係ない話だけどさ。

紅白は毎年録画して観てた。
仕事場で新年を迎え、初日の出を電車で見ながら帰宅して、お雑煮とおせちをつまみつつ酒を飲みながらね。録画だと早送りで観れるから、それはそれでいいんだけどさ。赤が勝とうが白が勝とうがどっちでもいいし、結果がすでにSNSとかでつぶやかれてても気にしない。でも、やっぱり本当はリアルタイムで観たいのだね。
南極越冬観測隊の電報や、日本野鳥の会による得点集計とか、今はもう無いのよね。ちょっと寂しい。

やっぱり年末はレコード大賞と紅白歌合戦、そしてゆく年くる年は外せない。格闘技とか笑ってはいけないだとかは見ない。俺は紅白派だ。でも今年は孤独のグルメのスペシャルがあるからちょっと悩むなぁ。
なんて言ってるが、若かりし頃は毎年除夜の鐘を聞きつつ人ごみに紛れ初詣に行ってたり、わざわざ和歌山まで車で行って海から昇る初日の出・ご来光を拝みに行ってたり、年越しライブやイベントに行ってたりしてたから、そんなにリアルタイムで紅白って観てないのよね。

今年の年末は何の用時も入れてないから観れるかな。
何を歌ってくれるのだろうか。

ちなみにラストライブのチケット申し込んだんだんだが、今のところ全滅。
くじ運強いんけどなぁ。
今まで行ってないくせに最後だからといって群がるのは自分でも笑ってしまう。
配線になるとか引退する列車だとかで群がる鉄道ファンとか、百貨店の閉店セールに群がる人と変わらんなぁ。
まぁ、いいか。

また一つ昭和が終わる 70年代フォークの時代

2017-12-02 16:34:35 | MUSIC/TV/MOVIE
はしだのりひこさんが亡くなられた。
若い人は「誰それ?」って感じだろうけど、俺らフォーク世代にとっては有名な人。

中学の頃、親父に買ってもらったモーリスのフォークギター。
ねだって買ってもらったのはあれが最初で最後だな。
次男だからいつだってお下がり。服だって自転車だって新品は買ってもらったことがない。でもさ、ギターだけは欲しくてね。ねだったことないんだけど、これだけは頼み込んで買ってもらった。(イメージとしてはN.Y.の楽器店のショーウィンドーで毎日トランペットを眺めてる黒人の子)

だからギター買ってもらった時は嬉しくて嬉しくて。
毎日弾いちゃぁ、拭いて弦を緩めてケースになおす。今でもこのギターはちゃんと現役で俺の家にある。(画像は違うアコギだよ)

弾く曲といえば当時はやりのフォークソング。
フォーク全盛だったからかな、本当はアーコスティックギターっていうのが正しいんだけど、日本ではこの手のギターを全てフォークギターと呼んでいた。(ナイロン弦のはってある奴はクラシックギターね)
かぐや姫とか吉田拓郎とか井上陽水までね。オフコースや中島みゆき、その後の松山千春なんかはニューミュッジックって別物扱いだった。

フォークソングって貧乏くさいの。
四畳半とか、銭湯とか、アパートとか。破れたジーンズ、ヒッピー、金がないけど愛があるってノリね。
それですっかり勘違いしてたんだけど、今考えりゃあの頃のミュージシャンって、坊ちゃん・嬢ちゃんばっかりなんだよね。井上陽水は医者の息子だし、ユーミンは呉服屋の娘だし。小田和正もさだまさしもね。ほとんどのフォークシンガーとかミュージシャンって大学でとか大学中退だ。ほんまに金がなかったらピアノなんか弾けないし、食うのがせいいっぱいで上京もできない。

そのもう一つ前の世代は素朴で綺麗なメロディのフォークか、反戦とか泥臭いフォークの時代ね。
はしだのりひこさんのシューベルツとか、フォーククルセダーズとかは、前者の綺麗なメロディのフォークね。
「風」とか「花嫁」とかいっぱい名曲がある。やはりいいとこの子ってのは、綺麗な歌を作る。

つい先日神の雫・最終章ってワインの漫画の最新刊10巻が出た。それでいつものように遡って1巻から一気読みしたんだけど、4巻で「風」が使われてた。ワインを飲んだ時の情景をこの歌で表してた。北山修さんの綺麗な歌詞に、はしだのりひこ(端田宣彦)さんの綺麗なメロディのこの曲は、郷愁を感じさせる名曲だ。この歌のような経験は俺はしてないんだけどね。プラタナスの枯葉が舞う冬の道を歩いた記憶もないし、第一そんなブルジョワジーな素朴な感性なんて持っていないもの。
でもこの曲はボブディランの「風に吹かれて(Blowin’ in the wind)」とは対極にある名曲だと思ってる。
これを読んだばっかりだったので、今回の訃報はちょっと衝撃。なんか多いんだよなぁ、最近こんなこと。



フォーククルセダーズでは「青年は荒野をめざす」って曲が好きだったなぁ。「イムジン河」って当時の朝鮮戦争によって南北に分断された朝鮮半島を憂う歌も歌ってるのよね。この曲を緊張した状態が続く今の韓国と北朝鮮の人が聴いたらどう思うんだろうか。

はしだのりひこさん、ご冥福をお祈りします。
また一つ昭和が終わりました。
まぁ来年は譲位で平成も終わるけどさ。