GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

6万人のうち300人。0.5%の沖縄基地移転反対報道

2015-10-31 04:09:21 | Talk is Cheap
沖縄の基地移転問題。
太平洋戦争で唯一国内決戦がおこなわれ、戦後は永らくアメリカに統治されてた。
で、沖縄県民はことあるごとに「本土は沖縄の事を見捨てた」「本土は沖縄の事を考えてない」って騒いでる。
気持ちは解る。でもさ、ちょっと固執し過ぎで歪んでないか?硫黄島だって決戦の舞台になり多くの兵士が死んだ。住民は未だに自由には帰島できない。広島や長崎の原爆投下、東京や大阪の大規模空襲だって上陸じゃないがもっと多くの人が亡くなられ、建物は破壊され都市機能は壊滅した。
沖縄だけが未だに被害者意識満載で騒いでるようにしか報道されてない。

名護市辺野古での埋め立て本体工事着工が始まってから、またもや反対住民の抗議運動があった。でもさ、たったの300人。名護市の住民数は平成27年現在で61494人。全体の0.5%にも満たない住民だけが反対してる。これをいかにも全住民が反対してるかのように報道するメディアってどうなの?
しかも反対運動に参加してるのは、老人ばかり。この人らは戦争の悲惨さを知ってる人だし、アメリカが嫌いな人もいるだろうからあえて否定はしない。
でも、その他は現地人ではなく本土から来た偽の活動家。原発反対デモや安保改正反対デモにもこいつらは多々いた。共産主義や社会主義活動家。日教組や得体のしれない労組など。便乗して騒いでるだけ。とりあえず現政権批判をしたいだけ。
しかも勝手にテント張ったり、ボートで邪魔したり、駄々をこねたり。法律はもとより常識八ズレの行動や言動は、見てて哀れささえ感じる。

語弊や誤解を承知で書くが、俺は百田さんと同じく沖縄の新聞社2社と朝日新聞の偏った記事ばかりの掲載は嫌いだ。
色々な政策批判や対応を、まるで沖縄全土の県民の総意のように悪口書き連ねてる。大小さまざまな島も含め本当にそうなのか?
大阪に出てきてる沖縄県民に疑問をぶつけてみたが、殆どの沖縄出身者は「へぇ、そんなに揉めてるの地元では聴いた事が無かったです」とか「騒いでるのって一部の人でしょ?」って。あれ?報道と現実はだいぶ違うぞって。
韓国や中国の国民がすべて日本および日本人が嫌いだって言うような捏造報道と同じく、今回の基地移転問題だって、一部(0.5%の反対住民って・・・)の反対住民や知事の行動、意見ばっかり報道してる。

熱に浮かされたように基地移転反対ばかりを唱え、アメリカや国連迄わざわざ言って愚痴を言う翁長知事。
一体こいつは他の知事業務はちゃんとしてるんだろうか?っていつも思う。自殺数、失業者数、離婚率の問題解消や尖閣諸島への中国の脅威、経済活性化や雇用企業誘致などの問題。何一つ解決や処理をすすめてないようにしか見えない。あれだけ外遊してこれらもちゃんとこなしてるというなら、舛添や松井もビックリすると思うぞ。

仲井真前知事も現翁長をラジオで批判してる。まぁ、現職時代に決めた事を全否定されてことごとくストップかけられ、まるで沖縄を裏切ったのごとくの愚策扱いにされたらたまったもんじゃないよな。「国連迄出向きまるで被害者のような演説してる。他にも鉄道問題や教育問題とか課題はいっぱいあるのに何してんだ?辺野古反対だけが仕事じゃない」って痛烈に批判してた。

でも勘弁してあげてくれ。この翁長知事は今が人生で一番スポットライトを浴びてる時期で、自分に酔ってしまってるんだから。
カメラのフラッシュとマイクを向けられる事に酔いしれ、悲劇の沖縄を救う救世主は私だと言わんばかり。まるで世界は自分中心に回ってる錯覚になってるかもしれない。
それはスキャンダル記事や熱愛報道、男女間トラブル等のおかげで、売れない女優やマイナーなタレントが一躍メジャーに躍り出た時とよく似てる。連日ワイドショーで取り上げられ、移動の度にカメラマンや報道、雑誌のインタビュアーがつきまとう。だから本人は錯覚する。「今、私に世界は注目してる」って。

スキャンダル報道の場合ははそのうち飽きられて、またマイナーに逆戻りするんだけど、この沖縄知事は基地移転問題のみで東京や大阪の知事並みに取り上げてもらえるもんだから、未だ勘違いしたまま。
知事業務の他の仕事なんか他の職員に任せて、対案も何も無いけどとりあえず「反対だ!」って言ってれば沖縄2紙は取り上げてくれる。でも本土のメディアは目新しい事しないと来てくれないから、何かパフォーマンスしなければって、サービス精神旺盛に(っていうか見捨てられたくないから)わざわざ東京やアメリカ、国連迄行って演説してる。それも被害者っぽくね。でも言う事はいつも「基地移転反対!(対案は無いけど)」って同じ事ばかり。「移転反対!」はもはやアントニオ猪木の「元気ですかぁ~」と同等の扱いになってるのも気がついてない。

落ち目になった石田純一が国会前の学生デモに参加して「戦争は文化じゃない」って見当違いの事を言った事をちょっと又メディアが取り上げてくれた。更に川島なお美さんの葬儀で失楽園キャスト決定の裏話をしたりして、メディアが喜びそうな話題をふる、葬儀なのに素足という礼儀礼節を欠いた俳優。この人は役者なのに今はバラエティしか仕事が無く、それでも元モデルとの破局、息子の犯罪、再結、妻の出産などプライベートすべて切り売りして必死に生き残りをしている。これはこれで凄い事だ。必死に自分を売り込んでるもの。
売れなくなったから娘や息子と抱き合わせで売ってる俳優、自身のプロポーションを見せつけるかのような写真を次々にUPする元モデルのタレント。ママタレントとして再復帰を狙う元アイドル。料理ジャンルで新活路を見出そうとする元タレント。これらとは石田純一は違う。とはいえそろそろネタ尽き感が・・・。今後もう石田純一は何を売るんだろう。薬物や暴行位しかもう残ってないぞ。

一時のスポットライトとマイクの快感が忘れられず、いつまでも引っ張ろうとするタレントほど惨めなものは無い。
片岡愛之助との破局報道での熊切あさ美、国会審議すっぽかし不倫旅行で一躍有名になった上西議員、翁長知事はそれと同じ道を辿ってる。知事じゃなければただのジジイだものね。

翁長雄志知事に本題を戻すが、10月20日には東京で岡田民主代表らと会見してた。でも残念ながら、岡田代表は「今の政府は沖縄に寄り添う気持ちに欠けてる」なんて言いながらも、「対案が無い現状で辺野古移転反対を無責任に言えない」ってつっぱねられちゃった。普天間の辺野古移転は民主党政権時代に決めたものだから、現民主党が否定する訳にいかないものね。

今回沖縄タイムスは珍しく島尻安伊子沖縄担当相の会見インタビュー記事を公平な目線で載せた。この新聞を取っていないから他の記事がどうなってるのか解らないが、違う紙面では断固反対とか煽り記事満載なのかもしれないが。
なんとなく、ついに沖縄主要二紙まで「これ以上意味なく反対って煽っても今後はどうなるか危うい」って見限ったのかもしれない気がする。

更に菅義偉官房長官が、米軍普天間飛行場移設先の名護市辺野古での埋め立て本体工事着工と合わせて、グアムを訪れた。基地負担金軽減のアピールもある。いろんな事情が絡んでるので調整しなきゃいけないんだが、この件も扇長知事は批判してた。パフォーマンスだと。じゃぁ、一体どうすればいいんだ?君は何をしてもらえば納得するんだ?基地の移転をしないなら普天間の住民から突き上げくうのは解ってるだろうし、国外への基地移転は現実不可能だし、思いやり予算等の米軍支援金が打ち切られたら財政圧迫は目に見えてるし・・・。

現実逃避で住民の0.数%にしか当たらない少人数の反対運動で幻想してる。
海外のデモとの違いはこの人数の差が顕著に現してる。日本の場合は反対してるのはごく一部の人。何故なら殆どの国民はそれを受け入れているし、今の現状に不満はあってもそれほど悲観的な状況でもないから。
海外でのデモは大規模。デモによってはクーデターや暴動、あげくには抗争や再選挙にも繋がる。その背景には政権の横暴や不満をもっているから。自分たちの生活を守るため、向上させるためにデモや暴動、それでも駄目なら集団で亡命。そこ迄逼迫してる現状ってことだ。

沖縄基地移転問題、原発反対および再稼働反対、安保改正反対・・・。
ただ、熱に浮かれて意味もわからずとりあえず反対!って騒ぐデモと、海外の逼迫した状況での抗議デモ。
その違いを理解してほしい。沖縄住人の住民投票でもしてしっかり明白にしたらいいのにね。大阪の松井知事や橋下市長はこれをやったぞ。(まだ諦めてないみたいだが)沖縄でもそれは可能だろう?それとも現実を目の当たりにするのが怖いのか?


駄々をこねて警官に移動させられるこの人は、多分何を根拠に何を反対してるのかさえもう解ってないような気がする・・・。哀れなり・・・。沖縄の老人には安らかな老後生活を保障してあげてくれ。




食の映画祭

2015-10-31 02:57:02 | MUSIC/TV/MOVIE
食にまつわる映画をスクリーンで堪能する「ごはん映画祭」が東京や大阪で開かれる。
何のこっちゃと思われる人も多いと思うけど、簡単に言えば「食をテーマに繋がる人間関係を描いた映画」や「食が印象的な映画」など、食にまつわる映画作品を特集上映するイベント。

東京は10月31日から、大阪は11月21日から。
しかも大阪は、中央公会堂で映画とグルメを一緒に楽しむ「ごはんつき上映会」ってのを23日までの3日間開催するらしい。
「NOMA,MY PERFECT STORM」を上映する回は河内産の野菜やワインを使った北欧ディナー、「料理人ガストン・アクリオ」の時は大阪湾のタコを使ったペルー料理、「アメリ」や「恋する惑星」の時には大阪地卵を使ったクレームブリュレ等、大阪地元の食材を生かした映画ゆかりの特別メニューが用意されてるらしい。11月25日は中の島公園内のGARB weeksで「ディナーラッシュ」に絡めた特製メニューとワインが楽しめるレストラン上映会が開かれるらしい。

映画を観て、その映画に関連するおいしい料理を同時に楽しむ。これってめっちゃ贅沢だね。
深夜食堂を観ながらドラマと同じメニューを食べる。孤独のグルメを観ながら同じ店で同じメニューを食べる。ラーメン大好き小池さんのコミックスを読みながらラーメンをすする。ワカコ酒を読んだ後に居酒屋に行って同じメニューを肴に同じアルコールをひとり呑み&はしご酒。
別に食戟のソーマでも、美味しんぼでも、食の軍師でも酒のほそ道でもいい。食の漫画や映画を、食べながら、飲みながら読む。たったこれだけでおいしさが数倍にも増してしまう。映画の場合DVD等で家でこれらの行為は可能だが、実際の映画上映でしかもその映画にまつわる料理が食べれるなんて、ちょっと贅沢だよね。
普通は、映画を観ながら「うわぁ、猛烈に食べてぇ」なんて思い、映画見終わってからお店を探し、何となく映画と同じような食材を食るしかない。これが一緒に出来るなんて、なんて素晴らしい映画祭なんだ。

ユースケサンタマリア主演の讃岐うどん映画「UDON」を観ながら讃岐うどんをすすれる。(すする音がうるさいか?)
松田龍平主演の焼き肉を食べまくる映画「プルコギ」を観たあとホルモンを七輪で堪能できる。(煙が凄いだろうから観ながらは絶対無理)
大沢たかお主演の築地の魚河岸を舞台にした映画「築地魚河岸三代目」を観ながら、刺身、焼き魚、煮付けを楽しめる。
堂本光一主演の寿司映画「スシ王子、ニューヨークに行く」を寿司をつまみながら観れる。
伊丹十三監督の傑作、ラーメン映画「たんぽぽ」を観た後にラーメンを一気食いできる。
是非これらの映画でも食の映画祭やってほしいな。

ちなみに東京会場での上映予定作品は以下の通り。
NOMA, MY PERFECT STORM(原題)、料理人ガストン・アクリオ、A FILM ABOUT COFFEE、麦秋、レナードの朝、フライド・グリーン・トマト、赤い薔薇ソースの伝説、キッチン・ストーリー、くもりときどきミートボール、朝食、昼食、そして夕食、大統領の料理人、グランド・ブダペスト・ホテル、シェフ 三ツ星フードトラック始めました、深夜食堂、あん。

既に観た人、観てない人。是非この機会に。

自分で映画内の料理を作ってみたい人は
飯島奈美さんの「シネマ食堂」

桂木良子さんの「シネマレストラン」

斉田育秀さんの「映画のグルメ」

を是非参考に。

ノンアルコール特許侵害訴訟と下町ロケット

2015-10-30 01:47:52 | FOOD&DRINK
阿部寛主演ドラマ下町ロケットが、期待通り面白い。
原作は池井戸潤さんの直木賞作品。半沢直樹のヒットから、一体この人の本はいくつドラマ化されたら気が済むんだろうってくらい次々とドラマ化されるが、そのどれもこれも面白いから困る。

今回も池井戸さんの得意とする銀行の実態と中小企業に対する仕打ち。大企業の傲慢さが描かれている。

元ロケット技師の阿部寛が打ち上げ失敗の責任をとって退職し、今は下町の工場(東大阪あたりの技術がしっかりしていい仕事をする会社をイメージしてくれ)佃製作所の二代目社長を演じる。
ドラマはこの佃製作所が大手取引先から取引中止を言い渡されるところからドラマは始まる。
更に大手企業のナカシマ工業(なんとか重機とか何とか製作所って名前の通った会社をイメージしてくれ)から特許侵害で訴訟を起こされる。
更にメインバンクの白水銀行(あなたの街の信用金庫や第二銀行をイメージしてくれ)からも追加融資どころか、研究費に莫大なお金かけてるからだとか理不尽な扱いを受ける。その他の大手銀行は相手にもしてくれない。
実はその裏には佃製作所の技術やノウハウをそのまま買収する目的が・・・。
ここに更に巨大企業帝国重工(松下とか日立とか東芝をイメージしてくれ)が独自でロケットを打ち上げる話が絡む。

今、二話が終わったところだけど、ここ迄でもハラハラドキドキな展開。この惨い仕打ちと現実を乗り切る信頼関係と判断力、そして最後に正義は勝つ痛快さが丁寧に描かれてる。半沢直樹のヒットで気をよくしたのか、予算もたっぷりあるのか、手間ひまかけてきっちり映像化してるドラマ。
種子島でのロケット打ち上げ、社員で埋め尽くされた帝国重工のセレモニー、ナカシマ工業の職場風景(同じエキストラを使ってるとは思うが)、何の手抜きもない。半沢直樹の時と同じくナレーションもいいし、時間の経過を夕陽で現してるのもいい。

しかも絶妙なキャストだ。メインバンク白水銀行から出向してきて周囲に誤解を招いてたが、「俺は佃製作所の人間だ!」と言い切る静かに熱い経理部長に立川談春。融資を断る冷たい白水銀行の担当に春風亭昇太。この人気落語家二人を対極に据えるなんて粋だねぇ。
更にもっとイヤミな支店融資課長を東国原英夫(そのまんま東)。ナカシマ工業の顧問弁護士が池畑慎之介(ピーター)。訴訟を起こしたナカシマ工業の法務グループマネージャーの橋本さとし。この4人の理不尽さ、イヤミさ、嫌悪感を抱くくらいのねちっこい仕打ち。悪人はやっぱりこう演じられなきゃイケナイって模範のような演技。

佃側の弁護士は最初、先代の時代からの阿藤快演じる顧問弁護士に頼むんだけど、これがまた頭が固くて勝てそうにも無い。プライドだけが高いこの古いタイプの弁護士を断って他の弁護士を探すも、みんな大手企業との訴訟は怖がって受けてくれない。ここらへんも結構現実的。俺も弁護士探すのかなり苦労したもの。弁護士って絶対勝てる見込みのある訴訟しか受けてくれないのよね。
それでも元妻の真矢ミキの紹介で、神谷法律事務所の恵俊彰演じる弁護士が引き受けてくれる。この弁護士みたいな人を探し当てられたらラッキーだろう。資料や事件背景をちゃんと調べ、代理人として裁判に挑んでくれる。こんな弁護士は理想だけど、そうそう見つけられないと思う。

もうネタバレしてるから構わずどんどん書くが、この弁護士恵俊彰の辣腕と戦略、逆訴訟、そして阿部寛演じる社長の技術者あがりならではの答弁で裁判に勝つ。そう、正義は必ず勝つ。これが池井戸ドラマの真骨頂だ。
遠山の金さんとか水戸黄門等のような勧善懲悪ドラマは日本人は大好き。貧乏人が悪代官や悪徳商人に理不尽な仕打ちを受けて困り果てるところを正義の味方が代わりにやっつけてくれる。考えてみりゃウルトラマンだって仮面ライダーだって、このパターンだ。ハラハラ感をもたして、絶体絶命、絶望、そこからの巻き返し、そして最後に正義は勝つ。この単純明快の痛快さを求めてる。誰が犯人なのか、誰が黒幕なのかいつまでも解らないようなドラマや、人間関係がドロドロのドラマが一時期は流行したが、やっぱり俺は勧善懲悪ドラマが好きだな。
現実ではなかなか味わえない、この痛快さを求めてるのかもしれない。

特許侵害の裁判は結構おこなわれてる。このドラマのように中小企業の特許を大手が正当化でぶんどる、喧嘩を売るような裁判はしょっちゅうおこなわれてる。中小企業からしたらたまったもんじゃない。裁判に時間かけるほど余裕もお金もないし。結局安く特許を使える(実際は横取り)の曖昧な条件で和解を受け入れるしかないのも現実。

中には大手企業同士のバトルもある。アップルとサムスン(iPhone)。日清(どん兵衛)とサンヨー食品(サッポロ一番)。サトウの切り餅、ヨネックス、鳥貴族・・・。特許や製法、商標での争い。
今回、アサヒビールとサントリーのノンアルコールビールの訴訟判決があった。
サントリーは「糖質やエキス分などを一定の範囲にしたノンアルコールビール」の特許権を2013年に取得。オールフリーって銘柄で販売してきたが、後発のアサヒビールのドライゼロがこの特許を侵害しているとして訴えた。

なんとまあこの裁判、サントリーの訴えを棄却って判決が出た。
特許庁が認めた特許を勝手に使われたのに裁判所が認めない?こんなおかしな判決があるか?
アサヒビールの主張「サントリーの特許は既存の製品から容易につくることができ、特許として無効」を認めたって事か?
だったら特許って何だ?

サントリーのオールフリーは30種類のデザインのトートバックキャンペーンで、東京オリンピックエンブレムのパクリ問題で揉めた佐野さんが槍玉に挙げた余波で、30種類のデザインのうち何種類かがデザイン盗用って暴かれてしまってキャンペーンもぼろぼろになってしまった。
そこに来て今回の訴訟が退けられたのは、やっぱりこの辺りが原因なのか?

美味しいんだけどな、サントリーのオールフリー。まだビールを飲むには早すぎる昼下がりにベランダでこれを飲む。ノンアルコールビールなんて、ニコチンタールが0の煙草と同じで、何で買うんだろうと最初は馬鹿にしてたが、意外とイケルのよ。
ビール味のする炭酸水って馬鹿にしてたが、しっかりビール(正確にはビールとは呼べないが)の味がしてでアルコールが0。しかも当たり前だがプリン体0。糖質も0。砂糖と甘味料と訳の解らない添加物まみれの炭酸ジュースを飲むくらいなら、是非このノンアルコールビールを飲む事を薦める。

話を強引に戻すがドラマ下町ロケット。
原作本を読んだ人は今後の展開は解ってるだろうが、今度はこの訴訟で手に入れた56億の使い道と、杉良太郎が社長を演じる帝国重工とのバトル。ロケット打ち上げに必要なバルブの特許を持つ佃製作所に、吉川晃司が演じる帝国重工宇宙航空部部長が特許を20億で売ってくれって依頼する。
特許使用料か特許売却か。佃製作所の安田顕演じる技術開発部部長の思いと裏腹に、給与や報酬に訴訟勝利や特許売却での還元を求める従業員や技術者、営業等の社員。

そしてなんか深刻な訳がありそうな、阿部寛の娘。演じるのは土屋太鳳。この企業や銀行、金・陰謀・取引といった重苦しい大人の世界を描くドラマに、彼女の演技が光る。
今じゃどのドラマも「おとうさん大好き」とか「お母さんと仲良し」、家族は友だちみたいなもんだみたいな演出が多い。実際仲良し親子って町中でよくみかけるし、バーベキューやレジャーランドでもみかける。でも、これってなんか白々しいのよね。なんで解り合えるの?まだ母親と仲良しってのは解るんだが、兄弟も仲良し、父親とも仲良し。更にはおじいちゃんやおばあちゃんも大切にって、現実にはあり得ないと思ってる。
親は子を理解できないし、自分の方針を押し付けようとするし、子は親に反発し、頭で理解できても反抗する。それが普通じゃないのかな。それでもなんとかそれで家庭や家族は持ちこたえて、子供は結婚してからようやく両親や家族と仲良しになるってパターンが多かったんじゃないのかな。
今、仲良し家族がTVや映画で描かれてるが、現実は虐待だって多々あるし、放任主義、無関心な親も増えた。電子レンジ食品やスーパーの惣菜、インスタント食品で育ってる子供、スマホが唯一のよりどころの子供、自分らしさを求める親。書いてて嫌になってきた。

まぁいいや。しばらくは現実逃避。これからの下町ロケット、どう展開するのか楽しみだ。(原作本を読んで結末知ってるくせにこんな事書くのはいいんだろうか?)
ちなみにサントリーやアサヒのビールCMにこの下町ロケットの出演者は誰も出ていないってのも不思議だ。

マクドナルドの新料金は複雑怪奇

2015-10-29 03:44:25 | FOOD&DRINK
低迷し混沌としているマクドナルド。
もはや何をやっても裏目に出てる。
CMも日本文化を冒涜するかのようなポテトを食べながら歩くようなものを作ったせいで、呆れられ。
昼マックを廃止して200円バーガーと500円バーガーセットを作ったはいいが、サラリーマンに愛想を尽かされ。
そしてついに終焉に向かって決定的な事をやってしまった。

実はマクドナルドは地域によって若干値段が違った。
都心では高く、地方では安くってメニューが多々あった。
それゆえホームページではメニュー料金が掲示されてなかったが、ついに今回統一料金になったらしい。

でもさ、この統一メニューとやらの料金がJRの運賃くらい理不尽なのよね。
先に言っておくがJRの乗車賃って距離で設定してるってJRは言い訳してるが、長距離を一気に乗るより区間によっては一度途中下車して、更に目的地迄の切符を改めて買った方が安い事が多々ある。
詳しくは鉄男君に聞いてくれ。大阪-京都間でも、環状線利用の場合、これは実際に存在する。

さて、本題のマクドナルドの新メニュー価格に戻ろう。
定番のハンバーガーは相変わらず100円。チーズバーガーは130円。フィレオフィッシュ310円、ビッグマック370円、ダブルチーズバーガー340円・・・。ん?
ダブルチーズバーガーが340円?
チーズバーガーが130円で何故この価格に?
チーズバーガーに更にパンズを載せてハンバーグとチーズを載せたのがダブルチーズバーガー。普通に考えるならチーズバーガー×2個で130円×2=260円よりちょっと安いくらいの値段設定になるはずだ。それが340円?
+80円の根拠は何?しかもチーズバーガーを2個頼んだ場合、上側のパンズひとつWチーズバーガーは足りない。それなのに何故80円も高いのだ?



チャーハンとラーメンを別々に頼むより、ラーメンチャーハンセットって方が少し安い。
麻婆豆腐と『ご飯を頼むより、麻婆丼の方が少し安い。餃子とか唐揚げをつけてなんとかセットってメニューは単品でそれぞれ注文するより割安なのは当たり前。
カツ丼よりカツとじ定食(トンカツを出汁と卵でとじたもの)が高いのは当たり前、牛丼より牛皿とご飯って別々に高いのが当たり前。

マクドナルドは何故、そんな当たり前を根本から否定するようなメニュー料金にしたんだろう?
チーズバーガーのハンバーグはくず肉の寄せ集めだが、Wチーズバーガーのハンバーグは黒毛和牛A5クラスで作られてるとか?
Wチーズバーガーの場合はパンズは有機小麦とか、チーズはAOC認定のカマンベールとかパルミジャーノレッジャーノとかを使ってるとかならわかる。
でも、同じ材料を使ってるのならば何故チーズバーガーを2個頼むよりWチーズバーガーの方が高いのか、値段の根拠教えてほしい。

まぁどうせ答えはわかってるが。
チーズバーガー単品130円は客寄せのためのメニューです。だからWチーズバーガーは利益を上乗せした適正価格なんですと答えるんだろう。
それなら低価格はヤメにして、適正価格で勝負しろよ。
まぁそうなったら誰も行かなくなるかもしれないと思うけどさ。

マクドナルドは所詮スターバックスの足下にも及ばない。時代遅れのファストフードの亡霊みたいなもんだな。
ますますマクドナルドが嫌いになった。



日本酒

2015-10-28 04:41:32 | Talk is Cheap
前回に引き続き日本酒。
一昔前、日本酒は「おっさんの飲むもの」みたいなレッテル貼られて、若い奴らは殆ど飲まなかった。
実際俺も20代の頃は『なんでこんな甘ったるくてべちゃっとしたものを飲むんだろう」って思ってた。フグのヒレ酒はまだマシだったが、あえて飲もうとは思わなかった。多分子供の頃のトラウマかもしれない。漫画やアニメやドラマでも駄目な親父は酒を飲んで暴れるって描写されてたもの。お母さん殴ったり、大事な着物を質に入れて酒代にしたりって。
それに加え、子供の頃西宮から梅田迄行くのに、阪神電車の普通に乗ったら尼崎付近で酒臭いおっちゃんがいっぱい乗ってきて嫌だった。競艇の帰りだったんだろうが、ワンカップ片手に大声で喋ってる。喋りかけてくる。奴らは人生の落伍者にしか見えなかった。

ワインやシャンパン、カクテル、洋酒に比べて日本酒や焼酎は野暮で劣る。
それが世間の認識だった。
実際、あの頃の日本酒は三倍醸造酒ってアルコールを添加して作られたお酒ばっかりだった。今でも安いお酒はアル添酒だ。
実名出して悪いが、日本盛、松竹梅、大関、月桂冠・・・。当時の大手メーカーの酒は飲めたもんじゃなかった。

それもこれも国税庁のせい。品評会に出品しないと「一級酒」とか「特級酒」ってラベルがもらえなかった。そしてこのラベルによって値段が上がる。ランクによって税金が上がるシステムなんだもの。だから良心的な酒蔵や酒造メーカーはあえて品評会に出さず、2級酒のままで販売してたところも多いらしい。日本人って権威や評価に弱いから「特級酒」=美味い、「二級酒」=不味いって思っちゃうもんな。いくら「一級酒」とか「特撰酒」なんてラベルに貼られてても、不味いものは不味い。飲むと悪酔いする。

国税庁はいつも好き勝手。和食が世界遺産に登録されたから、海外に出荷する日本酒は厳密に原料や製造方法をチェックして、お墨付きを与えるだとさ。どうせこれも税金を取るための手段だろ?お前らおいしい日本酒を造ってる小さな酒蔵を後世に残そうとか絶対思ってないもの。
あるのは「サケ=SAKE」ってブランド化だけ。
現にワインとかもそうだ。雑誌やメディアで取り上げられたらありがたがる。チリやカリフォルニア、山梨のワインでも美味いのはいっぱいあるのに、フランスワインをありがたがる。やれボルドーだ、シャルドネだってね。ボジョレーヌーボーなんて美味しくも何ともないワインをありがたがって高い金出して買ってるバカも多い。

話を元に戻そう、1989年から92年にかけてこの特級とか一級って級別制は廃止された。それ以後はアルコール度に対して税制が適用されるシステム。ってことは?原酒に近ければ近いほど高い税金がかかるって。
そりゃ、未だにアルコールを添加したりする日本酒がはびこる訳だな。ワインやスコッチにアルコール添加したらフランス人やイギリス人は暴動起こすだろうね。ビールにアルコール添加OKってしたらドイツやベルギーでクーデターが起こりそうだ。

桶買いとかで安く提供してもらえるからって喜んでるユーザーもいる。これはこれで仕方ないのかもしれない。化学調味料の入っていないラーメンより、ジャンクな屋台やインスタントラーメンの方がおいしいって言う人も多いからね。実際俺もオーガニックナンチャラってカフェでランチを食べて美味しいと思った事は一度も無い。昔ながらのグリルや洋食屋で、何の肉で作ったかわからないハンバーグの方が美味かったりする。

日本酒に対する意識が変わったのは、全国に講習や仕事で出かけるようになってから。
地方に行くと、必ず地方の地酒をすすめてくれる。最初のうちは「日本酒よりビールでいいんだけどな」なんて思ってたが、地方の食材を地方の日本酒で飲みながら食べると美味しいのよ。
地のものは地の酒で。これは鉄則、鉄板。地ビールはそこ迄到達してないからちょっと残念。
純米酒のマイナーな酒蔵のものが、めっちゃ美味しかったりして気に入っても、大阪では手に入れるの苦労するんだよね。
それとか有名になりすぎてプレミア価格で流通されてしまってたりしてるしね。焼酎で言えば魔王とか、野うさぎの走りとか百年の孤独とかね。
久保田の萬寿とかもバランタインの17年ものみたいな値段で売られてる。これって何とかならないか?山口県の純米大吟醸の獺祭なんてもうとんでもない値段で売られてる。それなら俺は同じ山口県の五橋を薦めるよ。美味しいよこれも。地元で消費されちゃうから全国流通してないけどね。そんな地元純米酒の美味しいのを探すのが、地方に行った時の楽しみなんだよね。

お造り(刺身)や煮魚、干物、焼き魚、その他魚介類に日本酒ほど合うものは無い。鮪のトロを赤ワインで飲んで合わない事は無いだろうが、白身魚のお造りやちょっと火を通した牡蠣をポン酢や醤油で喰うのにワインを飲んでる奴を見かけると、味覚障害?って思ってしまう。ワインは醤油や酢を使った料理には絶望的に相性が悪いと思う。

ワインは確かに美味しい。白も赤もロゼも美味しいのはいっぱいある。シャンパンだって好きだしスパークリングだってカパだって好きだ。でも、俺は日本料理、和食にワインを飲もうとは絶対思わないと思うしあえて合わそうともしない。
ワインはバターを使った料理やチーズには合うし、これらの料理に日本酒は合わないと思ってる。肉だってヒレやサーロイン食べるんだったらワインの方が合う(ホースラディッシュで食べるのは未だに?って思ってるが)。でも、ホルモン系ならやっぱり日本酒の方が合う。飲むたびに口の脂っぽさが現れる気がするもの。塩辛をはじめとした珍味にもワインは合わない。まぁこれら珍味って元々日本酒の肴に合うように作られてるんだからね。仕方が無いか。

純米酒は殆どの和食に合うし、日本料理を引き立ててくれると今では思っているが、唯一日本酒に合わない和食がある。
それが、うどんとご飯。
これには賛否両論あるだろうが、俺はご飯と日本酒って共食いのようで合わないと思ってる。寿司だってビールかお茶の方が美味しいよ。熱燗と一緒に寿司をつまむのは悪くはないかもしれないが俺は駄目。刺身や煮付けなら絶対日本酒OKなんだけどね。(鮎やヤマメ等川魚、ワカサギ等の湖魚もビールの方が合う)。日本酒呑みの人って、ちびちびと酒を飲みつつ肴をつまんで締めにご飯ってのが定番だろ?あれって正しいよ。鰻丼を食べる前に日本酒でウザクや肝を食べる、そして後でうな丼を喰う。ソバだって食べる前に出汁巻き卵や天ぷらと日本酒飲むのはいいが、ざるそば喰いながら日本酒飲むのは結構駄目かも。

米とうどんと日本酒は相性はめっちゃ悪い。
天ぷらと日本酒は「有り」だが天丼と日本酒は「無し」だ。うな丼と日本酒?勘弁してくれ。
そばもそうだが、きつねうどんと日本酒?絶対無理。鍋には日本酒が合うがうどんすきだけはビールの方がいい。
日本酒だって万能じゃないのよね。ケースバイケースで楽しんでくれたらいいと思う。

でも、これだけ言っておきたい。一番最悪なのは紙パックの日本酒。これは全く理解できないし許せない。なんでこんなの売ってるんだ?って思う。
エコかなんか知らないがあれほど不味い日本酒は無い。紙パックに詰めるより瓶を回収して再利用した方がよっぽどエコだろうよ。
紙パックの牛乳はまだ仕方が無いとおもうけど、ワインの紙パックも最悪。あれを更に紙コップで飲んでみろ。それが例えシャトーディゲムであろうとロマネコンティであろうと絶対不味く感じるから。不買運動やメーカーにクレーム入れてほしいくらいだ。スーパーとかであれを見かける度にがっかり&げんなりする。

日本人ってこの辺りの感覚もおかしくなってきてるよね。
スーパーの惣菜をプラスチック容器のまま、食卓に平気で並べてる家庭も多いって聞く。せめて皿に盛り変えてくれよ。その皿がたとえ100均で買ったモノでも構わないからさ。

シャンパンはシャンパングラスで、ワインはワイングラスで、バーボンやロックグラスで、スコッチソーダはタンブラーで。生ビールはジョッキで。
そして日本酒はお猪口と徳利(お銚子)で。陶器や磁器、ガラスでもいいからお気に入りのお猪口で飲んでみてくれ。絶対その方が美味しいから。どんないい酒でも料理でも器が駄目なら台無しだよ。
ちなみに徳利(とっくり)は元々酒屋さんからお酒を買うときに入れてもらってた容器。
それをお燗したり盃につぐためのものはお銚子ってよばれるものだけど、最近はごっちゃになっちゃてるよね。
和食だ、日本酒だって言う前にこの辺りもちゃんと伝承してほしいな。

TPPで関税撤廃された時に、日本酒純米酒はワインやスコッチの名品に対抗できるか?その辺りは日本料理(懐石や会席)と同じく、器との相性、関係も考えてほしいところだ。

日本酒入門は上手い日本酒の選び方のパクリ

2015-10-28 02:43:43 | BOOK/COMICS
パクリ。お隣の国や人口が一番多い国がお得意のこのパクリ。日本でもパクリはある。
外国のヒット曲をパクる。デザインをパクる。論文をコピペする。インスパイアとかモチーフとかリスペクトだって横文字で言ったところで、出所が明らかになればそれはパクリ。
最近はネット住民の目が厳しく、素早く見つけ出し暴きだしてくれる。漫画のパクリには特に厳しく、それで廃刊になった漫画も多い。

ついに本までパクリをはじめたとは。
セブンイレブン限定で発売される予定だった『日本酒入門』という本。
実はこの本の内容は葉石かおりさん著の「うまい日本酒の選び方」って本の内容をいじくって再編集した本だったらしい。
葉石かおりさん曰く、「構成、写真全く同じで、語尾だけ変えたパクリ本」らしい。
しかも出版社は同じエイ出版社。

あるジャンルを特集を組んだ本をムック本って言うんだけど、このエイ出版社はこのムック本を多々出している。俺も何度か買って思ってたんだけど、この出版社は同じような内容の本を、タイトルやページ構成を変えただけで出版しているのは気づいてた。「神社入門」「ウィスキー入門」「魚の本」・・・。何度も買っては「あれ?これって前にも読んだ本やん」って。一応今迄買った本じゃないかどうかを確かめるために、ページ最後の方に記載されてるのを確かめるんだけど、初版第一刷って書いてあったりする。
まぁ新刊の旬って短いから仕方が無いのかな?ハードカバーの小説でも、文庫版になる時はタイトル変わってたり加筆や削除されてたりするもんね、って思ってそれほど気にしていなかった。(コンビニコミック本も同じような事がある)



だけどそれが、著者の許可を取ってなくて勝手にされてたのなら話は別だ。しかも今回『日本酒入門』が発売される事について、葉石かおりさんが出版社にクレームを入れても取り合ってくれなかったみたいだ。印税の問題もあるが何より著作権侵害だろ?
本来一般的に著作者は、著作物の内容または題号(タイトル)を自分の意に反して勝手に改変されない「同一性保持権」を持っている。まぁ、タイトルを買えちょっと内容をいじくり文章おリライトして、構成を変えて別もんの本として売り出そうとしたんだろうな。
テレビドラマや映画で漫画や小説の実写ドラマ化が流行ってるけど、あれだって結構これに近いところがあるよな。でも、問題は著者がそれを許可してたのかしてなかったのか。

今回はネットで呟いて、それを観たユーザーが拡散して問題が表面化した。それのおかげでエイ出版は店頭からの回収を決めたと午後には発表してたからよかったね。今迄マイナーな作家、ライター、カメラマンは結構泣き寝入りしてたんじゃないかな。楔になって今後こんな事が無くなったらいいね。

回収された「日本酒入門」は読んでないけど、葉石かおりさん著の「うまい日本酒の選び方」は以前買って読んだ。
酒蔵や酒造を訪ねたレポートや、基本的な日本酒の種類や選び方、お酒に合う料理などを紹介しててわかりやすかった。
日本酒に限らず、ワインでもスコッチでも自分の気に入ったモノを探せばおもしろいんだけど、膨大な種類から何を選んだらいいのかわからないとか、基礎知識が無い人にとってはこう言った入門書はありがたいね。



でもさ、純米酒で不味いお酒ってまず無いからね。純米酒って表記されてるのを買えばまず間違いなく外れは無い。
ラベルの裏を見たらわかるよ。原料、米・麹ってだけのやつね。アルコールって書かれてるのはパスしてね。ワインやスコッチでアルコール添加ってあり得ないでしょ。
あとは銘柄で選ぶか、暖めて飲むのか冷やで飲むのか好きずき。メジャーでもマイナーなものでも美味しい日本酒は日本全国各地にあるよ。酒屋さんで聞くと色々教えてくれるよ。是非、町中の酒屋さんで聞いてみて。大手メーカーのものや有名ブランドのモノを薦める酒屋ならすぐ店を出た方がいい。本当に良心的な酒屋さんは酒造や酒蔵と懇意にしてて、美味しいのを探して扱ってくれてるから。
久保田、菊水、酔鯨、越の寒梅、玉の光、八海山・・・。この辺りは結構何処でも買える定番だね。
俺は石川県の天狗舞や兵庫県の秋鹿さんのお酒が一番おすすめ。

この辺りを書き出したらきりがないので、続きは次回へ。
何はともあれ、本は自主回収されてよかったね。

ブラック企業はわかるがブラック部活って何だ

2015-10-27 01:53:54 | Talk is Cheap
ブラック企業。
残業が多い。安月給でこき使われる。有休は取れない。産休や育休どころか福利厚生は無いのと一緒。保険も厚生年金も曖昧。ノルマ達成しなければペナルティで給与から穴埋めさせられる。上司のセクハラ、パワハラ。逆らったら閑職か地方に出向。
書いてるだけで嫌になるが、実際こうした会社が現実にあるのは事実。

辞めても次の会社が見つかるアテが無いから辞められない。理不尽だろうが何だろうが給料がもらえるだけマシ。能力給、歩合給に釣られた自分が悪い。
何処の会社も似たり寄ったりだろう、なんて諦めてる人が多いのも事実。
職人の世界ならいざ知らず、サラリーマンの世界では全然当たり前じゃないはずだ。

大丈夫、上記のブラック企業とよばれるところに就職してる人は早いうちに退職して、今すぐ公務員に転職しなさい。
時間通りに帰れるし、出世さえ望まなければ安定してるし、残業手当、危険手当、出張手当、福利厚生、各種保険、充実している。給料は高くないかもしれないが喰いっぱぐれはないし安定している。

ただし、バイトやパート、派遣社員がブラック企業だの何だのぬかしてるは、賛同できない。
バイト、パート、派遣社員は使い物になるかどうかで企業や会社は雇ってる。年末の忙しいだけとか短期で募集する場合もあれば、単純作業を繰り返す部署での補充要員を募集している場合もある。
今の日本人はちょっと仕事がキツいと「ブラック」とか言って批判するが、その大部分は仕事=お金を生む事ってのをなめてたり、自分の主義主張ばかりなのも事実だ。
ちょっとキツい仕事を与えたらうるさく騒がれる。それならいっそキツい作業や単純作業の繰り返しをする作業や工場は海外の安い賃金で働いてる国に移した方が、安上がりで文句も出ない。日本のパートやバイトに払う半分の賃金でも、現地の人からしたら高額の報酬で、しかも勉強させてもらえる。技術も教えてもらえる。がんばった分だけ評価してくれるし、チャンスも公平に与えてくれる。
フィリピン、マニラ、ブラジル、中国・・・。日本に出稼ぎに来ている人達に現地の話を聞いたら、まるで楽園のように語ってくれる。
おかしいよね、同じ条件で同じ作業してるのに、日本人は不満ばかり。外国人は賞賛って。

バイトであろうが正社員であろうが有能ならポジションを任せたいと門戸を広く受け入れてる企業だってある。
でも、今の若い世代は仕事の責任を任されるより、自分の時間を大切にしたいという声の方が多い。結局「個」が勝ってるんだね。

同じように最近「ブラック部活」って言葉が出てきた。誰が言い出したのかは知らないが。
ハードなトレーニング。朝練、夜遅く迄の練習、休日も無い。だからブラック部活なんだとさ。
今は昔のように非科学&根性論だけでやってる部活って少ないんじゃないか?
練習中は水も飲ませてもらえない(熱中症対策や水分補給の大切さを知らなかった)
非科学的なトレーニング(手押し車とかうさぎ跳びとかが筋肉をつけるどころか身体に負担与えるだけと知らなかった)
ふらふらになっても千本ノック、レシーブの練習、気を失う迄の過度のトレーニング。何かにつけ走らされる。誰かがたるんでれば連帯責任。
巨人の星、アタックNo.1、あしたのジョー、サインはV、キャプテン、エースを狙え。
そんな漫画やアニメの時代の根性論は、今じゃナンセンスだろう。それはわかる。
根性論を説いても身体や精神がぼろぼろになったら元も子もない。

だけどさ、ちょっと夜遅くまで練習してるとか、休日も練習だとか、家に帰ってくるといつもヘトヘトですぐ寝てるとか、まるで部活をする為に学校に行かせてるみたいだ。そう言って親がブラック部活だって批判したり非難したりするのはおかしいと思う。
東大をはじめとした一流大学に入学する為、夜遅く迄勉強してるしてるとか、休日も予備校や塾に行ってるとか、家に帰ってきてもすぐ部屋にこもって勉強してるとか、まるで高校生活が大学へ入る為の予備校のようになってるってブラックとか言う親いるのか?

野球なら甲子園、サッカーなら国立、ラグビーなら花園、柔道でも体操でも卓球でもバレーボールでも目標があって、それに打ち込む。
同時に部活を通じて、やれば出来るとか、やるべき事はやったって充実感、勝利の喜び、負けた時の悔しさ、仲間との連帯感。それらが得られる事があるってことを忘れちゃいけない。
意味の無いハードなトレーニングや、感情による体罰、上級生による下級生へのいじめはもってのほかだが、今はだいぶ近代的な指導になってると思う。でもたまに行き過ぎちゃう指導があるのは致し方ないかな。言う事聞かないから殴ってしまったり、主将やキャプテンにぼろくそ言ってしまったり。でもそれって感情だけなのか、愛情も入っての事なのかも考えてほしい。何でもかんでもブラック部活ってレッテル貼るのはよくないと思う。

なんてさんざん偉そうな事を書いたが、俺が学生の時は運動部なんて入ろうとも思わなかった。
ハードなトレーニングも嫌だし、連帯責任も嫌だし、髪を切って坊主になるのも嫌だし、何よりクラブだけにどっぷり浸かった学園生活なんて嫌だった。
運動神経は悪くないと思うよ。球技はそれなりに出来る方だと思うし、身体能力だって反射神経だって悪くない方だと思う。でもさ、上級生にこき使われるのなんてまっぴらごめんだし、一つの事だけに打ち込んでたら他の面白い事が見えないんじゃない?なんて嘯いてた。
まぁ結局他に面白い事って見つからなかったけどね。学校サボって喫茶店に入り浸るか、パチンコか。言ういつの楽しみは絵を描くか、バンドするか。それ以外は毎日ぶらぶらしてただけの学園生活だったけどね。

だからクラブ活動に打ち込んでた同級生の結婚式に出た時とかに、「部活動が今の俺を支えてくれるとか」、「部活動のおかげで友だちに巡り会えた」ってエピソードやスピーチ聞くと羨ましかったね。
企業が一流大学を出た学生や、運動部出身の学生を正社員で採用するのって、こういうベースが学生時代に培われてるからだろうね。だから会社にあっても組織の一員として動く事、目標にむかって努力する事、なんかが習慣として身に付いてると判断されるんだろうね。

じゃぁ、そういった部活動してなかったり、大学受験に努力をしなかった人は?
ごめん、やっぱりブラック企業ってよばれる会社くらいしか就職無いかもしれない。
それが嫌ならいっその事会社を自分で作ってしまえよ。社会の仕組みもわかるぞ。

今回支離滅裂な文章になっちまったい。日本酒飲みながらブログ書くとヤバいな。チカチカしてるや。誤字脱字誤変換、文脈無茶苦茶かもしれないごめん。

au三太郎シリーズCMに一寸法師が出てた

2015-10-26 05:15:38 | MUSIC/TV/MOVIE
auの人気CM、三太郎シリーズ。
松田翔太演じる桃太郎、濱田岳演じる金太郎、桐谷健太演じる浦島太郎。
更に有村架純演じるかぐや姫や菜々緒演じる乙姫、最近では菅田将暉が演じる軽いノリの鬼が登場。

人気のau三太郎シリーズにまさか、一寸法師が既に登場してたなんて・・。
ネットで騒がれてたので過去のCMを確認したが、確かになんかいる。しかも数羽にわたって既に登場してる。
なんかいるとしか言えないくらい小さい。本当に一寸法師ならいいけど「映っちゃイケナイ何か」だったら怖いな。



このシリーズのCM好きで、今迄観てたが全く気がつかなかった。
誰だ?見つけたの。尊敬してしまう。
ネット住民だとしたらさすが。
デザイナーののパクリ(と思われる)元画像をあっという間に探し出してきたり、芸能人や著名人の過去の発言(失言)を見つけてきたり、SNSに投稿されたバカ画像やyoutube投稿された犯罪画像をあっという間に分析、下手すりゃ犯人の名前どころか勤めてる会社や人間関係迄暴く人達。
細かいところ迄観ているなぁ。
それとも、仕掛人であるこのauのCM関係者が、いつまでたっても誰も気がつかないから業を煮やして自身で投稿したか?いや、それは無いわな。

さぁこの一寸法師。いつからメイン登場するのかな。それとも隠れキャラのようにずっとこのままなのかな。
何のキャンペーンのキャッチフレーズを合わせるんだろう。楽しみだ。

でもさ、一寸法師(正確には御伽草子の中の話)って物語は好きじゃないのよね。だって一寸法師って嘘つきやん?寝てるお姫様の口元にご飯粒つけて「僕のご飯をお姫様が食べたぁ」って。それで婿になったり、鬼退治して打ち出の小槌を落としてったの平気でネコババして使うしね。
まぁ、いいか。昔話って本当はそんなもんだし。


卒業と脱退の違いは何だ?

2015-10-25 23:49:23 | MUSIC/TV/MOVIE
AKB48の高橋みなみ
彼女は若いのに凄くしっかりしている。秋元康氏が「AKB48とは高橋みなみの事である」と公言してるようにAKB48の顔である。AKB48グループ総監督もうなずけるほど彼女ほど適任者はいないだろう。小さい身体なのに常にエネルギー満ちた全力投球の姿勢。バラエティ番組等でのトークも空気の読み方も上手いと思う。

その高橋みなみが卒業したらAKB48はどうなるんだろう?

AKB48グループは「卒業」という言い方をする。グループから旅立つから卒業?アイドルをヤメて女優になるとかだから卒業?
バンドのメンバーなら通常は脱退と言う。「脱退」と「卒業」。違いは何だ?
仲違いとか喧嘩別れなら脱退?円満にグループを抜ける場合は卒業?そういやバラエティや報道番組でアナウンサーやアシスタントが降板するときも「卒業」が使われる場合がある。どうでもいい事だが気になる。

年内で卒業を宣言している彼女の最後の握手会で、今日42thシングル(タイトル未定)発売がサプライズ発表された。
このたかみなのラストシングルはデビュー曲以来になる単独センターだそうだ。他のメンバーは入山杏奈、柏木由紀、加藤玲奈、木崎ゆりあ、北原里英、小嶋陽菜、指原莉乃、島崎遥香、松井珠理奈、峯岸みなみ、宮澤佐江、宮脇咲良、山本彩、横山由依、渡辺麻友の計16人。
このシングルもミリオンになるんだろうな。

前田敦子、板野友美、篠田麻里子、大島優子、そして松井玲奈。人気メンバーがグループの卒業発表するたびに「もうこれで衰退するな」とか「終わったな」って声が聞こえるが、全然人気が落ちない。その証拠にシングルは相変わらず売れてるし、TV等の出演もかなり増えてる。
前田敦子や大島優子の推しメンは推し変したのか?
AKB48ファンには卒業は無いのかもしれない。



本屋さんは偏っちゃイケナイ

2015-10-24 14:07:12 | BOOK/COMICS
東京渋谷のジュンク堂で開催されてたブックフェア「自由と民主主義のための必読書50」が一時撤去になったらしい。
テーマに合わせていろいろな作家の本をコーナーを組んで販売するのは、何処の書店でもやってる。
TVドラマ化された(これからされる)原作本特集。芥川賞や直木賞のシーズンは過去の受賞作特集。ビジネス成功法、恋愛指南本、心理学本、歴史本など。
いろいろなテーマで組まれるコーナーは、俺も好きでよく眺める。ふだんは発行元別で並べられてたり、作歌別だし、単行本と文庫本は別棚に並べられてるから、よほどタイトルが面白くないとわざわざ抜き取って手に取らない。
だから本屋さんがテーマで集めてコーナー組んでもらえると「へぇこんな本もあるんだ」とか意外な本と出会ったりするから嬉しい。
出版社側が仕掛けるのもある。推理小説フェアとか名作フェアとか。
以前AKB48メンバーがフェアの1冊を選んで読んで、読書感想文を書くという集英社文庫の企画があった。これって「やるなぁ」って感心した。自分の推メンが読んだ本なら読んでみたいって。
これって自分の好きなアーティストが読んで面白かったって本は、ファンなら読まなくっちゃ心理をついてるね。雑誌でも「この人が薦める3冊」とかいう企画はよく組まれてるもんね。

ただし、ここに思想が絡むとやっかいだ。

今回「自由と民主主義のための必読書50」フェアで問題になったのは、ジュンク堂渋谷店の書店員が「非公式」ツイッターアカウントで、
「夏の参院選まではうちも闘うと決めましたので!」とか
「闘います。うちには闘うメンツが揃(そろ)っています。書店としてできることをやります! 一緒に闘ってください」などと発信してたらしい。
このコーナーにどんな本が並んでたのかわからないが、この文から推測すると、どうせ「安保反対!」とか、「このままでは日本は軍国主義になってしまう」とか、「安倍政権批判」とか、偏った民主主義を斡旋する本ばっかり集めたのかもしれない。
それを、書店員がSNS等で偏ったり煽ったりしては公平性もくそも無い。

平積みの本や話題作の横に、書店員の手書きの紹介文や感想文があったりするのは参考になると評判がいいらしい。俺はあれは邪魔だと思うんだが、「え~?あれがあるとどんな内容の本なのかわかりやすくて良い」っていう人も多いからね。特にあまり売れてない作家の本でも、「めっちゃおもろいで~」って紹介されてたら気になるものね。amazonのブックレビューはその為にある。参考にしてる人も多いかもしれない。最近は誰でも自分の思いをブログやSNSで発信できる。だから誰でも評論家。誰でも手軽に思想家になれるもんね。

でもさ、手書きのPOPはまだ店内だからいいけど、外部、全国に発信されるSNSで思想が偏ってると危険だ。
今回についていえば、この店員の意見=ジュンク堂渋谷店の意見と勘違いされても仕方が無い。

同じジュンク堂の難波店は以前、コーナーを設置してヘイト本と反ヘイト本を同時に並べてた事がある。
「ヘイト本も反ヘイト本も、常に目に見える形にし、両方の立場をお客さんに意識してほしい」と。
そして「書店は主張や事実をまんべんなく並べ、争点や問題点が見えるようにする場所。排除する所ではない」と言っておられた。
嫌韓、嫌中って煽る本だけでなく、韓国や中国を擁護する本が一緒にある方が、公平だ。
買う方が選べばいいんだものね。
そうすりゃ「うんうん、やっぱりあいつらはろくでもない奴らだな。○○を読んでますます嫌いになったぜ」って人もいりゃ、「最近はすっかり嫌韓になってしまったが、●●を読んでまた韓流ドラマを観始めた」とか。又逆に「今迄中国共産党を擁護してたが、ちょっと考え方をあらためた」とか「日本はこの先、近隣国とどう外交すべきだ?」って思う人もいるかもしれない。公平なアプローチで購読者が判断すりゃいい話で、書店が偏った紹介や販売をすべきではないと思う。

本は作者や出版元によりテーマがどちらかに偏るのは仕方が無い。賛成意見側の本もあれば反対意見側の本もある。その本を本屋は、公平に置いた方がいいと思う。
でも、これって新聞とかTV、週刊誌等メディア報道や記事にもいえるかもしれない。最近はどの新聞もどちちらかに偏り過ぎ。
新聞やTVは両方の角度から情報を集め、公平な見解を述べるべきで、偏った見解を決めつける場所ではないと思う。

浪速のボクサーとボクシング漫画

2015-10-24 03:18:04 | BOOK/COMICS
辰吉丈一郎のドキュメンタリー映画「ジョーのあした―辰吉丈一郎との20年―」が来年2月に公開される。
阪本順治監督が、20年にわたって追い続けた元元WBC世界バンタム級王者のドキュメンタリー映画。ちょっと興味がある。是非観てみたい。

阪本順治監督とボクサー。赤井英和の実話を基にした映画「どついたるねん」が印象に強い。めっちゃおもろい映画。大阪の街の描写もいい半ドキュメンタリー映画だ。赤井英和の俳優デビュー映画でもある。(もっともこの映画ではろくに演技は出来てなく素のままだが)。


辰吉丈一郎、赤井英和、渡辺二郎、亀田興毅、井岡一翔・・・。
大阪出身(大阪でデビュー)のボクサーは、いかにもヤンキー上がりってのがイメージである。
だからかな、やんちゃな少年がリングに立ってボクシングで闘う。正々堂々と戦うその姿に勝っても負けても応援するのは。
今回引退発表した亀田興毅も、東京での評価と大阪での評価は全く違う。東京ではブーイングされる行為も、大阪では「もっとやったれ」ってノリやね。(彼は三階級制覇してるんだからもっと評価高くてもええと思うんやけどね)
だからかな、大阪で彼らの試合を観てボクサーになった人は多い。井岡弘樹なんかも赤井英和に憧れてボクシングはじめたんやもんね。

映画「ロッキー」を観て生卵を一気呑みした事があるのは俺だけじゃないだろう?ブルース・リーの映画を観てタオルをヌンチャク代わりに振り回した世代にとって、ロッキーという映画はそれほどインパクトがあった。この映画を観てボクサーになった人も多いと思う。
だから、この辰吉の映画を観てボクシングを始める人も多いかもしれない。

映画もそやけど、やっぱり漫画の影響でボクサーになった人も多いと思う。漫画読んで?って思われる人もおられるかもしれないが、「巨人の星」を読んで野球はじめたり「空手バカ一代」を読んで空手をはじめた人は多いと思う。実際、サッカーの世界でもミッドフィルダーの名選手が「キャプテン翼を読んで憧れた」って言ってる。

ボクシングをテーマにした漫画はそんなに多くない。

圧倒的に有名なのは少年マガジンで連載されてた「あしたのジョー」。辰吉丈一郎の「浪速のジョー」ってニックネームはここから来ているくらい誰でも知ってる漫画。
漫画を読み返したらわかるんだけど、この頃って少年院とか、バラック小屋で住むとか、乞食とか平気で描かれてるのよね。(ドカベンもタイガーマスクも、巨人の星でも一緒)
で、家柄もお金も親もいない主人公が、どん底から成り上がる為にボクシング。そりゃ、同じ境遇の人間は熱狂するし、自分の代弁者や代行者の気持ちになってしまうんだろうね。金持ちの思惑、エリートのライバルに、才能と努力と根性で打ち勝つ。
漫画で亡くなった力石徹の告別式が実際に行われたほどの人気漫画だったのはそのせいだね。最終話の真っ白に・・・はあまりにも有名。



少年ジャンプで連載されてた車田正美氏の「リングにかけろ」も名作。
こちらはジョーと違い気の優しいいじめられっこが主人公。でも父親はアル中、お姉さんが天才的トレーナーでいつしかボクシングをやりはじめ、ライバルの剣崎コンツェルンの御曹司・剣崎順との戦いで、ボクシングに目覚めていく。
時代を感じさせるように、当たり屋で生計立ててる不死身のボクサーや、身体も小さく貧しい漁村出身のボクサーがでてきたりする。身体がでかいから、金があろうがなかろうが、家柄がどうのこうの、ハンデや才能がどうのなんて関係ない。男は身体一つって熱い漫画。
まぁこの漫画はそのうち、中学生(Jr.)なのにパンチ一つで場外に吹っ飛ばしたり、一秒間に5発のパンチ繰り出せたり、天井のライトにあたるくらい飛び上がれたり、ってだんだんエスカレートしてきて、そのうちパンチによる真空現象でリングロープやマットが切り裂かれたり、神との化身と闘ったりしたけど、これはこれで面白かった。続編の2も面白いよ



今もなお少年マガジンで連載が続く森川ジョージの「はじめの一歩」。なんと両さんやゴルゴ13、美味しんぼ並みに単行本は100巻越え(現在111巻)
こちらも元々はいじめられっこで、釣り船店の息子。ヤンキーでめっちゃ強い鷹村(現世界チャンプ)と出会いボクシングの世界に入っていく。
この漫画が一番現実世界のボクシング業界を描いてるんじゃないかな。ボクサーはバイトで生計を立て、トレーニングに勤しむが、そのほとんどがタイトルマッチ迄行けずに挫折する。チャンピオンベルトが腰に巻ける人は一握り。挫折もある。だけど夢見てる。是非読んでほしい名作だ。



少年サンデーで連載されてた石渡治の「B.B.」も名作。主人公高樹翎が身体に有り余るパワーと情熱のはけ口を、ライバル森山仁と出会った事でボクシングに見いだすが、その拳で殺人事件をおかし、世界を逃げ回る羽目に。その後傭兵になったり、アメリカ国籍で再デビューしたりして、全世界が注目するタイトルマッチをおこなう迄のストーリーは必見。あり得ない世界だが、どんなどん底でも夢は諦めちゃイケナイって思わせる漫画。



同じく少年サンデーでは、小山ゆうの「がんばれ元気」も外せないだろう。あしたのジョーと並ぶ名作ともいわれてる。食事制限の減量の辛さや過酷なトレーニングの描写は他のボクシング漫画よりリアル。計量後のスープを飲むシーンは秀逸。
サンデー系はボクシング漫画ほかにもあって週刊ヤングサンデーで連載されてた高橋留美子の「1ポンドの福音」や、細野不二彦の「太郎」とかがある。
でも、がんばれ元気にはかなわないかな。



まぁ、色々あるんだけど、格闘技の漫画って難しいよね。あまりリアルに描くと、ドカベンみたいに一年くらい同じ試合描かなきゃいけなくなったりする。心理的な駆け引きや殴り合いのシーンが続き、迫力あるシーンは見開き。そんなこんなであっという間にページが過ぎてしまって、「次週に続く」になってしまう。鉄拳チンミや修羅の門みたいにある程度はしょった方が読者も読みやすいのかな。そう考えると「はじめの一歩」はよく続いてるよな。

ハードなトレーニングやストイックに自分を追い込む事なんて絶対出来ない俺は、試合を観たり漫画読んだり映画観たりで充分。
久しぶりに「神様はサウスポー」を読みたくなったので、これから読もう。


職人の世界に口出すな

2015-10-23 05:07:35 | Talk is Cheap
見習い職人を蹴飛ばしたって事で親方が捕まる。
なんか嫌な時代になったな。

今回は日本料理の割烹久田の店主兼料理人、久田さん。
朝の挨拶が無かった20代の見習い店員を、突き飛ばして蹴った。
これだけなら何処の日本料理店でも日常茶飯事な事だろう?なんでこれで傷害容疑で捕まえられる?しかも蹴ったのは今年4月の事。

挨拶、掃除、礼儀は基本だ。これが出来なきゃ、いくら手法だけ覚えてもまともな料理は作れない。
下回り、下っ端、料亭の世界ではアヒルと呼ばれる見習いは、上のもんからあれしろ、これやれ、何やってんだって言われてこき使われてるように見えるけど、本来は言われる前に動けるのが当たり前だ。だから厳しく育てる。
仕事は目で盗めって言うが、これは上の人が次に何をしてほしいか、何をするかが予測できるようになれってことだ。そしてスムーズに準備ができるようになれば、もう一人前。その仕事を任された時には出来るようになってる。
しかもそこ迄目配り、気配りが出来ないようでは、板前になってもカウンターごしにお客様の動きや心理なんて、とてもじゃないが気がつかないだろう。

厳しく育てる。これは料理人だけでなく大工、美容師などをはじめ職人世界では当たり前だ。
上のもんが厳しく育てるからこそ、自分の代わりを任せられる職人に育てられる。もし棟梁や親方、先輩が休んでもその代わりを充分に勤められる。仕事を任せるってのは、上の人間と同等の仕事ができるって親方がお墨付きを与える事と一緒だ。
厳しく育てられた職人は将来喰いっぱぐれの無い確かな技術を手に持つ。一本立ち、独立だってできる。だから親方や先輩は若いうちに厳しくきっちり育てる。だから怒鳴る。時にはしばく。それでヤメるくらいならとっととヤメればいい。

こんな事書くとすぐどこかの人権団体や学校関係者から、「だからと言って暴力はイケナイ」とか「口で言えばわかる」とか言われそうだ。マニュアル接客でマニュアルに沿った仕事しかし外食チェーン店からしてみれば、なんて理不尽で効率の悪い教育方法って思うかもしれない。
が、ほっておいてくれ。こっちはそれくらいの覚悟でやってんだよ。

ただ単にマニュアルで覚えたもんなんてすぐ壁にぶち当たるし、それ以上もない。責任感も無い。もっとこうしたら?とか、この方がお客様の為にとか、名ニュアルには無いけど、こうしたらもっと出来るようになるよって助言しても「だってマニュアルどおりにやってるんだもん」って反論されるのは目に見えてる。悪いのは自分じゃなくてわがまま言う客。こういった輩は職人には絶対なれない。

どこかのマンションの傾斜問題で、地盤への杭打ちが不十分だった事件。あれだってそうだろ?責任感も何も無いからデータの使い回しで実際に調べもしないで指示書を出す。結果高額で購入した住民が迷惑を被る。杭打ちを請け負った旭化成、販売した三井不動産レジデンシャルは「誰だよデータ出したの」「誰が育てた奴だよ」「なんで手抜きするんだよ」って腹立たしいだろうな。
わかる?たった一人のミスで全体が謝罪や評価を落とす。それが職人の世界。
見習い従業員であろうとなんであろうと、店にいる以上その店の名前を背負う。挨拶も出来ない奴一人いれば評価を落とす。

一期一会。
常に真剣勝負。だから職人はこだわる。したがって教育は厳しくなる。ついていけないものは脱落するしか無い。

出雲大社、伊勢神宮、三十三間堂、平等院、法隆寺、金閣寺、東大寺・・・。世界遺産に登録される古来からある日本建築物。釘を使わず、はすかいだけで組上げられたものや、今の近代技術やコンピューターで設計しても再現不可能な建築物は多々ある。職人の仕事とはそういうものだ。
料理の世界だってそう。舌で覚えて受け継がれてきた日本料理。いくらレシピやマニュアルがあっても無理。気候、旬、お客様、設え、接客、目利きなどトータルに出来なければお客様の満足を得れないし、後世にも残せない。

平等教育で体罰も無く、学校の先生も親もなめてるような奴が一流会社に入れる訳も無い。一流会社に入れる奴は一流大学に入る為に既に努力してるもん。それは職人の修行と変わらないよ。周りが遊んでようと目標の為に突き進む。それが出来た人だから企業は一流大学卒を優先的に採用するんだろ?
じゃぁ、そういうところに行けない人は?俺は社会の歯車になりたくないとか、俺はもっとクリエイティブな仕事がしたいとか自信過剰な人は?
昔は大学に行かない人は工場か商人、職人の世界に行くんだけど、もう後が無いから一生懸命努力し修行した。上からボロカスに言われても「今に見とけよ」とか、殴られても「俺の事そこ迄考えてくれてんだ」とか思えるはずだ。

厳しい環境で育つ職人だからこそ、仕事を任されるのも速いし、お客様もつくし、修行後暖簾分けや独立しても応援してもらえる。

だけど最近じゃちょっと殴られたら「暴行だ」「傷害だ」って騒ぐ。
ちょっとキツく言われたら「パワハラ」。からだの向きや姿勢等を注意する際に身体に触れたら「セクハラ」。
下積みはつまらない。面白くない。もっと手軽に努力せずに才能を生かしたい。自分勝手な言い分である日突然ヤメていく。
職人になる気がないのなら、はじめからこの世界には来るなと言いたい。
たいした修行もしてないのに自分の店を持ったり独立する奴も増えた。まぁすぐ潰れるんだが。

福利厚生?有給休暇?8時間労働?昼食の時間?掃除は時間外労働?残業手当?ボーナス?保険?
職人の世界には無い。農家や酪農家とかと一緒だ。
そのあたりを職人の世界に入ろうとしてる若者も、そして厚生労働省、労働基準監査局など官庁もわかってくれ。
俺もさんざんお前らとは見解が合わなくもめた。やれ法律が、やれ条例がってね。お前らの言う通りしててそれで職人が育つならやってみてくれ。
茅葺屋根、桶、鍋、錫、漆器、木工、漆喰、瓦、陶芸・・・。
四角四面な考え方のこのままじゃ、日本から職人はいなくなるぞ。職人=文化だと思ってくれ。文化の無い国は衰退するぞ。

何故日本料理が世界遺産に選ばれたのか、何故ミシュランが和食に星をつけるのか、何故世界のあちこちで和食がもてはやされるのか。
それを考えてくれ。
その影にはこき使われ、休みは勉強に費やし、安月給はすべて勉強。自分に投資をしてる職人の卵が、そしてそれを乗り越えた職人がいる事。

久田さんがただの感情で暴力を振るってたのか、それとも指導の一貫なのか、それはわからないが、職人の世界はサラリーマンや公務員にはわからない世界だと言っておく。




阪神金本監督はやっぱりもってる

2015-10-22 18:35:11 | Talk is Cheap
いよいよ始まった2015年ドラフト会議。
今年は即戦力になりそうな有力選手が多いから、各球団指名が例年よりはバラけそうだとは思うが、それでもやはり、第一巡目の指名はかぶるだろう。

注目の阪神金本新監督。指名は明治大学の高山俊選手。
ヤクルトとかぶって交渉権はくじ抽選。ここでちょっとしたハプニングがあった。
先にくじを開いたヤクルト真中監督が、開けるなり叫んで万歳ポーズ。てっきりヤクルトが指名権を得たのかと誰もが思い、金本監督は席に戻った。でもそのあとすぐ、NPBの井原事務局長がマイクを持ち、当たりくじの確認ミスがあったとアナウンス。実は阪神が当たりくじを引いていたことが発覚した。
ヤクルト真中監督のくじの片側には本来交渉権がある当りくじにある「交渉権」の文字が右側に無かった。何故真中監督は勘違いしたんだろう?これが初めてのドラフトだったっけ。
金本監督も慌てただろうね。ちゃんと見ないとね。こちらは初ドラフトだし、横であんだけ喜ばれたら勘違いもするわね。
その後のインタビューで「ビデオ判定でホームランに覆った、そういう心境です」って。なるほどね。(疑惑のホームラン判定でCS進出逃した広島はちょっと複雑かもしれないね。まぁ金本監督の古巣でもあるし許してね)

なにはともあれ、金本監督はやっぱりもってるね。各球団がドラフト指名をしてもおかしくないくらいの最有力候補を、見事引き当てるなんて。

高山俊君は、元巨人の高田繁が持つ大学野球安打記録127を更新した安打製造機。スイングスピードが速く、積極性のある打撃で勝負強さを備える。外野守備にも定評があり、肩も強く、50メートル5秒8と足も速い。
是非入団してほしいな。

阪神は同じ明治大学のキャッチャー、坂本 誠志郎捕手もドラフトで2位指名した。
明治大学は逸材ぞろいだね。上原健太投手も日ハムに一位指名された。
日ハムは県立岐阜商の高橋純平投手を中日、ソフトバンク(交渉権獲得)とかぶり、ソフトバンクに交渉権獲得され、続いて東海大相模の小笠原慎之介投手を指名するが、これもまた中日とかぶり中日に交渉権をとられ、三度目の正直での一位指名だから、上原投手も複雑かも。

今年の甲子園を沸かせた、関東一高のオコエ瑠偉選手は楽天が一位指名した。(これも楽天は一位指名の仙台育英高の平沢大河選手の交渉権をロッテに取られた)

ドラフト選出された選手は、今から来年のシーズンが楽しみだね。
じっくり育ててもらうのも良し。即戦力で使ってもらうも良し。頑張って!


中国は何故日本を目の敵にする?

2015-10-22 14:19:34 | Talk is Cheap
中国人って「日本は歴史認識しろ」なんてすぐ言うが、お前たちは歴史を勉強しないのか?
今、訪英中の習近平国家主席。
20日に上下両院で演説し、「第二次大戦ではともに日本の侵略に抗して戦った」。
おいおい、どの口からそんな妄想が出てくるんだ?

第二次大戦中、英国が軍備や医薬品などを中国に提供して「抗日戦争に協力してくれた」って。
第二次世界大戦の引き金になった、ABCD包囲網(アメリカ、イギリス、チャイナ、オランダ)は事実だから、確かに協力したといえば協力なんだろう。
でも、勘違いしてないか?
第二次世界大戦は、1,満州事変から始まる対中国との戦争、2,東シナ海においてヨーロッパの植民地にされてたアジア諸国の開放の大東亜戦争、3,そして対アメリカとの太平洋戦争の事だ。

イギリスは2,だし、お前たちは1,だが、日本が当時戦ってたのは国民党軍であって今の共産党軍じゃ無いぞ。その頃はお前らは農民集めてゲリラしてただけじゃないか。戦争終了間際のどさくさに、蒋介石の国民党に不満持つ奴らの矛先を、日本を目の敵にする事でまとめあげ、ちゃっかり、戦争終了後には台湾に追いやり、我が物顔で居座った。
それで『俺たちが日本と戦い、追い払った」って今も信じてる。
誰でもちょっと勉強したらわかることなのに、中国では歴史を勉強しないのか、洗脳教育受けるのか、それとも知ってるのに捏造してるのか?

それは今迄、秦から始まった王朝が滅び、新しい王朝が出来ると過去を塗りつぶしてきた習慣のせいか?

演説では「中英友好と世界正義に尽力した人たちの歴史は、忘れられることはない」だって。笑わせてくれるねぇ。既に自国の歴史も忘れてるのに。
一番笑わせてくれたのは次の一言。
「中国には2000年前から法的な憲章がある。英国による民主主義の講義は受け付けない」
だって。

清王朝が弱体した原因にもなったアヘン戦争、あれは何処の国が引き起こしたんだ?
アヘン戦争の後は好き勝手に操られ、上海は実質占領、香港も取られてた。
あれ全部イギリスの思惑だろう?あれ何年前だ?2000年前の法的憲章?何時代だ?三国志時代か?
ブッシュ元アメリカ大統領が演説で「日本とアメリカの200年にわたる友好は今後も変わらない」って言った時と同じくらいのレベルだね。

お前らはアヘン戦争以降は、イギリスをはじめヨーロッパ諸国に好き勝手蹂躙されてしまったよなぁ。それで日本は独自で強くなって防衛しなければならなかったんだろ?当時、アジアで植民地や侵略されてなかったのは、日本とタイだけだ。
イギリスは明治維新以降、日本の経済成長や軍備を助け、いろいろな事を教え与えてくれた。(賛否両論あるが)
第1次世界大戦後ぼろぼろになったヨーロッパに対しロシアが脅威になった。日露戦争。これはいわばイギリス(ヨーロッパ)の代理戦争のような戦争だ。これも勝ってしまって、朝鮮、台湾、樺太、満州と領土が広がり、アジアのTOPになったのは事実。それで結果的にイギリスやアメリカに脅威を与えて反感もたれたんだ。
ヨーロッパでは、ドイツのヒットラーやイタリアのムッソリーニのせいで、アジアでは日本が第二次世界大戦を引き起こしたみたいに言うけど、中国よお前らにも原因あるんじゃネェのか?

その後の公式晩餐会のあいさつでも、わずか数分のあいさつの中で、再び第二次大戦の話や日本の残虐性について話す。
主催者のエリザベス女王も困っただろうな。チャールズ皇太子は、中国の人権問題(チベットやウィグル自治区の民族迫害や文化弾圧)について否定的だからか、公式晩餐会は欠席してた。正解だな。

ちなみに晩餐会の料理やワインはどうだったんだろう?
アメリカの時みたいに質素だったんだろうか?中国は「習主席の提案であえて質素にしてもらった」なんて言い訳してたが、それは嘘。
公式晩餐会での料理やワインのレベルでその国との付き合いをどう考えてるかが出る、一大イベントだ。
まぁ、チャールズ皇太子が欠席してる時点で結果は見えてるが。

中国よ、国連で「日本は原爆の製造が出来るプルトニウムをいっぱい抱え込んでる。危険国だ」とか、ユネスコにありもしなかった「南京大虐殺」を登録させせたりして、どこでもかしこでも日本の悪口外交ばかりしてるけど、そんなに日本が未だに怖いのか?
ベトナムに中国から輸出された林檎の箱に「尖閣諸島は中国のものだ」とかわざわざ印刷したり、そんなに日本が嫌いなら、もう観光客、特に爆買いするような中国人は一人も日本に来させるな。俺たちも行かないし。

南沙諸島に建設してる人口島は、アメリカが出てくる前にとっとと破壊したほうがいいぞ。



ギャンブルについて

2015-10-22 05:16:31 | Talk is Cheap
先ほど野球賭博について書いたが、今度は賭博についての思う事について。

俺は小学三年生で麻雀を父から教えてもらい、高校時代はパチンコにはまった。雀荘とパチンコ屋は学校をサボって通ったもんだ。
パチンコ屋や雀荘にに足しげく通ってると、自称プロ(これで喰ってる)の人や、ちょっとヤバい筋の人とも仲良くなる。その人達が主催する手本引きの会や、会員制の裏カジノにも連れて行ってもらった。
ダイス、チンチロリン、ポーカー、ブラックジャック、ルーレット、バカラもやった。ギャンブルは基本的に何でもやる。
そのおかげで専門学校の学費や教習所、車の購入代金、およびローン。飲食費、服、趣味、そして女の子とのデート代迄すべてギャンブルで稼いだ。

だけど俺がやらないギャンブルが競馬、競輪、競艇、等の公営ギャンブル。
公営だからやらないのではない。
相手がいて、自分の駆け引きで勝負できないギャンブルで勝つのは難しいのよ。麻雀やポーカーとかなら、卓のメンバーの表情や仕草、何処から何を切ったってのも読める。ブラックジャックだって花札だって手本引きだって親との駆け引きだ。これが面白い。
でも、騎手の心理や乗る馬のコンディションは読めない。ボートも性能や調子は素人にはわからないし、競輪選手の体調やコンディションも読めない。

地元から近いから競馬場には何度も行った事もあるし、場外馬券場も仕事場の近くにあったからG1と呼ばれるレースの馬券(正確には勝ち馬投票権って言うんだと)を買った事は何度かある。いっつも名前買い。オッズなんかどうでもよくて(他人が決めたもんだろ?)競馬新聞の載ってる名前で選ぶ。
だからほとんど勝てない。たまに偶然で当たって高配当だったりしたときは嬉しいが、他のギャンブルに比べて満足感が無いのよね。

totoもやらない。当たる気がしない。宝くじも買わない。roto6とかも当たる気がしない。

そう、俺は、相手がいるギャンブルが好きなのかもしれない。逆を言えば他人がやる事に賭けるのが苦手なのか。だからか?株投資に手を出さないのは。ルーレットやバカラはディーラー次第。賭けるときは殆ど勘だから、勝つ事を期待して無い。そこそこ遊べりゃいいくらいでやってた。
パチンコはどんなんだ?って言われそうだが、あれはパチンコ屋の釘師と打ち手のバトルだ。(正確にはバトルだったって過去形)

昔は西に新装開店があると聞けば朝から並び、東に新台入れ替えがあると聞けば夕方から並ぶ。朝からパチンコ屋。朝一はスロットの当りが出易くしてるとこもあったからそこに行き、昼飯は台にライターおいて戻って続きを打ったり、電車を乗り換えてのパチンコ屋のはしごなんてあたりまえ。
釘さえ見れば出る台、そこそこ遊べる台は見極めれた。そりゃ毎日通ってりゃわかるってもんだ。
でも、フィーバー台以降の今のパチンコ台は釘なんか殆ど関係ない。だから一発台が主流になってからはもう全然やってない。デジタル設定には勝てないよ。

忠告しておこう。ギャンブルは、勝負事って事。
金を賭けて金を稼ぐ。それがギャンブル。
だから遊びでやる人は勝てないと言ってもいい。いや、はじめから遊びとわかっててやってるのなら、とんとんで終われるからいい。
一番ヤバいのはギャンブルを金儲けと思ってない人。この人は絶対負ける。お金をどぶに捨ててるようなもんだ。
パチンコで言えば、調子がいいからとヤメ時を見極められない奴は結局全部スル。「あの時ヤメておけばなんぼ勝ってた」とか、「昨日は5万勝ったけど、今日は6万負けた。だからとんとん」って言う奴は所詮ギャンブルに向いてない。元手と時間の対費用効果をわかってない。ヤメ時がわからない時点で駄目だ。

麻雀で局が終わった後に積んでる牌をばらして「あぁ、あと何巡目であがってた」なんて言う奴も勝てない奴の典型例。どんないい手が来ても、上がれた、あがれなかった、って結果がすべて。高い手まで伸ばすか、安い手で早上がりするか、テンパイしてる奴に勝負をかけるか、降りて逃げるか。
その勘が働かない奴、見極めができない奴は必ず負ける。

負けた分を一気に取り返そうと倍を張る奴は、一番ドツボにはまる最悪パターン。
ギャンブルは偶然の確率ではない。常に勝つか負けるかの50%の勝負だ。運があるときはその確率が上がったような気がするが、負けてるときだって一緒の確率だって事を忘れてしまっちゃあ勝てっこない。

あと、メンバーで負けてる人に気を使ったりしたら、まず負ける。麻雀やトランプなんかで、一人負けしてる人を「可哀想だな」なんて一瞬でも思った時点で運の女神はどこかにいなくなる。そいつの負けは君の勝ち分。誰かが負けるから誰かが勝つってのを忘れたら駄目。

ギャンブルは一人で行く事をお勧めする。せっかく自分が勝って今がヤメ時だなと思っても、一緒に行った奴が負けが込んでてムキになってて帰れないからズルズルつき合って・・・とか、負の連鎖に巻き込まれる。

誰かの助言もまったく役には立たない。株式投資の電話がかかってきた時に「そんなに儲かるなら自分が買えば?」って言うのと同じくらい、あてにならない。「昨日あの台は出てた」「何々は今日まだ出てないから、もうすぐ出るかも」「確率で言えばそろそろ何に何が出るだろう」
こんな事を鵜呑みにする奴は、漫画「カイジ」とか「哭きの竜」「ライアーゲーム」「嘘喰い」あたりを読んで勉強した方がいい。
競馬場には「この馬の親は何々競馬の何々レースで・・・」とか「この馬は芝重なら血筋的に・・・」とかやたら詳しいおっちゃんがいる。でもこの人たちが馬券をあててるのを見た事が無い。

勘や運もあるけど、ギャンブルは基本的に記憶力と分析と判断力。
これらが無いのならギャンブルはしない方がいい。一攫千金を夢見るならトレジャーハンターになった方がいいかもしれない。
万馬券をあてるより、徳川埋蔵金を探し当てる方がまだ堅実かもね。