【シリコンバレー式自分を変える最強の食事】で紹介される完全無欠コーヒー。グラスフェットバター、MCTオイルをいれる意味は?その効果効能について解説。生産性の高い1日を送るためのスタートには最適なコーヒーです。
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「バターコーヒー」と「完全無欠コーヒー」の違いは?
完全無欠コーヒーダイエットの提唱者は、IT起業家のデイヴ・アスプリー氏。約50kgの減量に成功し、体調不良も改善したという独自の食事法を書籍『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(栗原百代 訳、ダイヤモンド社、2015年)で紹介しています。
なかでも軸となるのが、今回紹介する「完全無欠コーヒー」。
従来の「バターコーヒー」のレシピは、コーヒーにグラスフェッドバターを入れるだけのシンプルなものですが、アスプリー氏が提唱する「完全無欠コーヒー」では、さらにMCTオイルを加えます。
炭水化物の代わりに上質のオイルとカフェインが入ったコーヒーを摂取することで、血糖値の乱高下による空腹感と食べすぎを防ぎ、集中力アップが期待できるのだそう。
著者の食事法の全貌はかなり専門的なので書籍を読むことをおすすめしますが、筆者は今回、「完全無欠コーヒーを朝食代わりに飲む」という方法を3週間試してみました。
材料は「コーヒー」「グラスフェッドバター」「MCTオイル」の3つだけ
完全無欠コーヒーの材料は、以下のとおり。
●完全無欠コーヒーの材料
・温かいブラックコーヒー…400ml
・グラスフェッドバター(またはギー)…大さじ1~2
・MCTオイル…大さじ1~2
慣れないうちや、お腹がゆるくなりやすい人は、上記より少ない量で始めるのが良いそう。またコーヒーはインスタントではなくドリップ式を推奨しています。
「グラスフェッドバター」とは、牧草だけを食べて育った牛のミルクで作るバターのこと。「グラスフェッドギー」は、それをさらに煮詰めて乳脂肪だけを抽出したもの。
「MCTオイル」は、ココナッツオイルから中鎖脂肪酸という成分を精製して作ったオイルです。
筆者が6月に訪れたコストコでは、この2点を並べて「バターコーヒーに!」と銘打ったコーナーができていて、値段もかなり手頃だったので買ってみました。
写真左が「MCTオイル」(470g、1398円)、写真右が「ギー・イージー」(200g、1580円)。※いずれも筆者購入価格
しっかり混ぜるのが重要!完全無欠コーヒーの作り方
完全無欠コーヒーの作り方は、いたってシンプル。コーヒーにMCTオイルとグラスフェッドバターを入れて混ぜるだけです。
ポイントは、ブレンダーを使ってしっかり混ぜること。そうしないと、油脂と水分なので分離しやすいだけでなく、著者によれば効果が落ちるのだそう。
筆者は手持ちのシェイカーを使って作りました。容器が耐熱でない場合はコーヒーを少し冷ましてから使えばOK。混ぜたあと、そのまま飲めるので便利です。100均でも売られている電動ブレンダー(ミルクフォーマー)もおすすめ。
30秒ほどシェイクすると、クリーミーな見た目と味わいになります。
味は、甘くないバタースコッチキャラメル風…という感じでしょうか。
バターの風味をかなりしっかり感じられるので好きな人には満足感がありますが、バターなどの乳製品が苦手な人は、少し油っこく感じるかもしれません。
筆者はギーを大さじ1/2にして飲みました。
「完全無欠コーヒー」を3週間続けてみた結果は…?
筆者が3週間、完全無欠コーヒーを朝食代わりに飲んでみて感じた変化は以下のとおり。
・昼までお腹が空かない。空いたとしても何も手につかないような強烈な空腹感ではない。
・野菜など、ヘルシーなものをおいしく感じる。
・寝不足でだるい日も、飲んでしばらくするとラクになり、体が動くように。
・体重は約3kg減りました!
個人差は非常にあると思いますし、使用するバターやオイルの量によって効果が左右されるという声も多いので、誰にでも効くかどうかはやってみないとわからないというのが正直なところです。
ただ、筆者は非常に好みの味で、効果にも満足しています。
以前は手に入りにくかったグラスフェッドバターとMCTオイルも、最近はAmazonなどのネット通販のほか、成城石井やカルディなどで扱っています。
さらに、コストコ会員なら合わせて3000円弱で買えてお得! 1回の使用量にもよりますが、筆者の使い方では約1カ月もちました。気になる人は一度、手に取ってみてはいかがでしょう。
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