ディスプレイおすすめ
目的によって必要なスペックや機能が大きく異なる「PCモニター」。製品ラインナップが豊富なので、購入を検討している方はどの機種を購入すればよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのPCモニターをご紹介。選び方やおすすめメーカーについても解説するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
PCモニターのメリットは、好みに合わせた画面サイズの製品を選べる点です。ノートパソコンを使用する際、画面サイズにストレスを感じてしまい、作業効率が上がらないことがあります。また、既存のデスクトップパソコンの場合でもPCモニターを変えるだけで快適な環境に改善される場合があるので、現状に不満がある方は購入を検討してみましょう。
PCモニターには、「スクエア」と「ワイド」の2つの形があります。スクエアタイプのPCモニターは比率5:4で、ワイドタイプのPCモニターは16:9。最近はワイドタイプのPCモニターが主流です。
ワイドモニターをさらに横へ広げた「ウルトラワイドモニター」という製品も徐々にラインナップが充実してきています。これは映画鑑賞や動画編集などの用途に適したモデルなので、気になる方はチェックしてみましょう。
「In Plane Switching」の頭文字から名前がついたIPSパネルは、上下左右に178°の広視野角を持つのが特徴。画面をどの角度から見ても安定した色表現が可能なほか、ばらつきの少ない応答速度と発色のよさを備えています。
一方でバックライトの透過率が高く、純粋な黒を表現するのが苦手。コントラスト比を高めにくいのが難点です。しかし、発色がよく角度を問わず安定した色が見られるので、静止画を取り扱うデザイナーや医療現場で使われることがあります。
VAパネルは、1970年代に原理が発見された歴史の長い方式。VAは「Vertical Alignment」から頭文字をとったもので、バックライトの透過率が低く純粋な黒を表現できるのが特徴です。
深みのある黒を表現できるため、高いコントラスト比も実現可能。暗部表現の多い映像を見る場合には高いパフォーマンスが得られます。
ただし、IPSと比べると視野角には弱く、斜めから見るのは不向き。寝転がって見たり複数人で画面を一緒に見たりする場面で使いにくいのが難点です。画面を真正面から見て作業する方や、映像に鮮やかさとメリハリを求める場合におすすめします。
TNパネルは消費電力とコストが安く、モニターそのものを安価で購入できるのが特徴。応答速度を速くできるので、ゲーマー向けモニターに採用されることもあります。
一方で、視野角が狭く、斜めから見たときの色変化が激しいため、複数人でモニターを共有する場合は不向きです。ただ、斜めからの映りが悪いことを逆手にとり、のぞき見防止対策としてノートPCに採用されることもあります。正面から全体を見る必要があるので、サイズの小さなモニターを探している方におすすめです。
PCモニターには、グレア（光沢）・ノングレア（非光沢）という光沢の有無による違いがあります。グレアの方が輝いているので映像がきれいに見えるというメリットがある反面、映り込みが多いため目が疲れやすくなる点には注意が必要です。
ノングレアは、光沢がなく自分の顔が映りこむ心配が少ないのが特徴。グレアに比べ、目にやさしいというメリットがありますが、グレアと比べると発色が地味なので、コンテンツを思う存分楽しみたい方にとっては物足りなさを感じる場合があります。
ゲーミングモニターは普通のモニターと比べて、ゲーム用にスペックを高めているところが特徴。スペックの高さはゲームの勝敗にも関わる部分なので、パソコンゲームをプレイする目的でPCモニターを購入する方は必ずチェックしておきましょう。
ゲーミングモニターで最も重要視されている機能は、リフレッシュレートです。これは、60Hzや144Hzなどと表記されるもので、1秒間に何回画面が切り替わるのかを表しています。60Hzの場合は1秒間に60回画面が切り替わる、144Hz場合は1秒間に144回画面が切り替わるという意味です。数値が高いほど映像がなめらかになります。
加えて確認したい項目は応答速度。これはグラフィックボードから出力された映像がモニターに反映されるまでの速度を示しており、単位はmsで表記されます。msはミリセカンド（ミリ秒）という意味で、数値が小さいほど応答速度が速くなります。
PCモニターの価格は、1万円台で購入できるリーズナブルなモノから10万円以上するモノまでさまざまです。サイズが大きくなるごとに価格も上昇します。また、ゲーミングなどの専門性に特化したモデルの場合も高価な傾向にあるので、事前に用途を確認した上で選びましょう。
PCモニターを選ぶ上では解像度もチェックしておきたいポイントです。解像度とは、画面のなかにどれだけのピクセルを表示できるか示す値で、画像や映像の鮮明さが決まります。最近では、4Kに対応した解像度4000×2000程度のPCモニターが人気です。
用途によって最適なPCモニターは異なります。例えば、PCでゲームをすることがメインの場合は、反応速度が速いPCモニターが必要になることが多いため、ゲーム用PCモニターと謳っているモデルを購入するのがおすすめ。一方、サブモニターを必要としている場合であれば、機能を省いたリーズナブルなモデルでも十分です。
ベンキューは台湾に本社を置く大手電気機器メーカーです。リーズナブルなエントリーモデルから、最新の映像テクノロジーを搭載したハイエンドモデルまで、さまざまな種類のPCモニターを取り扱っています。ベンキューが販売するPCモニターは低価格ながらスペックも優れているので、コストパフォーマンスを重視する方はぜひチェックしておきましょう。
エイサーはPC関連機器を取り扱う台湾メーカーです。最先端のディスプレイテクノロジーを搭載した「Predatorシリーズ」が人気で、プロアマ問わず世界中のゲーミングユーザーから高い支持を集めています。手頃な価格で購入できる「Basicシリーズ」や、デザインと機能を両立した「Entertainmentシリーズ」なども人気で、幅広いユーザーの希望に応える豊富なラインナップも魅力です。
エイゾーは石川県白山市に本社を置くディスプレイメーカーです。色の再現性に優れており、写真や映像を扱うクリエイターや医療現場から高い人気を集めています。購入後も長く安心して使える保証制度や、修理期間中に無償で貸出機を貸し出すサービスなど、購入後のサポートが充実しているのも魅力。PCモニターの画質やアフターサポートを重視する方におすすめのメーカーです。
LGエレクトロニクスは韓国を代表する総合家電メーカー。世界で初めてとなる曲面型パネルの「ウルトラワイドモニター」や、1.3mmの極細フレームの「スタイリッシュモニター」など、高い技術力とノウハウを活かした高性能なPCモニターを数多く取り扱っています。機能性はもちろんアフターサポートやコストパフォーマンスにも優れているので、トータルバランスの優れたPCモニターを探している方におすすめです。
21.5インチのおすすめPCモニター。本製品はIPSパネルを採用しているため、上下左右の広範囲から快適に映像を楽しめます。縁がないデザインの「Edge-to-Edge」を採用しており、インテリアにスッキリなじむのがうれしいポイントです。
また、BenQ独自のアイケアテクノロジーを搭載。長時間パソコンを使用するときでも、目が疲れにくく快適です。さらに、暗い部分の輝度を自動的に明るくする「ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジー」を採用しているので、視認性が向上します。
また、モニタースタンド内にケーブルを隠せるのがメリット。配線が気にならず、デスク回りがスッキリ収まります。材質にはプレミアムマットデザインを採用。デザイン性を重視する方におすすめのPCモニターです。
17インチのおすすめスクエアPCモニター。画面は対角43cmとコンパクトサイズなので、小さいデスクに置いても邪魔になりません。モニター内に消費電力の少ないホワイトLEDバックライトを搭載しており、地球環境に優しいのが魅力です。
また、3段階のECOモードを採用。画面の明るさとトレードオフに、二酸化炭素排出量を削減できます。i-Style Color機能を搭載し、映像や画像に合わせて最適なモードを選択できるのもメリットです。
さらに、モニターの支柱背面にケーブルホルダーを搭載。ケーブルを中にまとめられるので、配線がスッキリするのがうれしいポイントです。重さは2.6kg。消費電力をできるだけ抑えたい方におすすめのPCモニターです。
17インチのおすすめPCモニター。本製品はブルーライトカット機能を搭載しているのが魅力です。36%・60%・76%の3段階で調節でき、目の疲れを軽減できます。
また、ネジ穴の国際規格「VESA」を採用。標準のスタンドを使って画面を見れるだけでなく、壁掛けにして映像を楽しめるのがうれしいポイントです。
さらに、Ecoモードや白色LEDバックライトを搭載するなど、省エネに配慮されているのが特徴。使い勝手に優れたモデルを探している方におすすめです。
19インチのおすすめPCモニター。本モデルは角度や高さ、左右縦横の回転を自由に調節できるのが特徴です。好みのモニター位置を設定できるので、腰や目の疲れを防げます。
コントラスト比は400万：1と良好。明暗がはっきりし、夜景や室内の映像を鮮明に表示できるのがうれしいポイントです。また、ブルーライトを軽減する「ComfortView」機能を搭載し、長時間の使用による目の疲れを防ぎます。
さらに、モニター枠にはスリム型のベゼルを採用。マルチモニターで並べて使用したときに、途切れ目が目立たず快適に使えます。長時間資料作成や画像編集をする方におすすめのPCモニターです。
21.5インチのおすすめPCモニター。エレガントなデザインが特徴的で、普段使いにとどまらず、ビジネス用途へも使えます。
本製品は、VAパネルを採用。1人で真正面から作業する方におすすめです。表面にはノングレアを採用し、顔や風景が映り込みにくく集中して作業に取り組めます。
入力端子はVGAとHDMI接続に対応。フリッカーフリー機能を搭載しているので、画面のちらつきが少なく安心して利用できます。また、PowerNap機能を使えば、一定時間の未使用時に画面の輝度を下げたりモニターをスリープモードにしたりできます。1人で作業する方におすすめの、PCモニターです。
20.7インチのおすすめPCモニター。モニター幅は490mmとコンパクトサイズなので、狭い机の上でも安心して置けるのがうれしいポイントです。本モデルを2台設置しても場所を取らず快適に使用できます。
また、バックライトのちらつきを減らしたフリッカーレス設計を採用。さらに、目の疲れの元となる「ブルーリダクション」機能を搭載するなど、目に優しい作りなのが特徴です。
本モデルは、電気代の節約にうれしい「自動電源オフ機能」を搭載。パソコンの電源状態に連動してディスプレイの電源をオフにできるので、つけっぱなしにすることがなく安心です。コンパクトサイズのPCモニターを探している方は、チェックしてみてください。
21.5インチのおすすめPCモニター。本モデルはIPSパネルを採用し、最大178°までの広範囲で画像や映像を楽しめます。解像度は1920×1080と良好で、フルHD画質の動画や映像を快適に視聴できるのがうれしいポイントです。
また、AMD社の「AMD FreeSyncテクノロジー」に対応。リフレッシュレートがグラフィックボードのフレームレートに合わさるので、映像のズレが起凝りにくく、安心してゲームをプレイできます。
光沢タイプはノングレアを採用。入力端子はD-Sub 15端子を1つ、HDMI端子を2つ搭載しています。リフレッシュレートは75Hz。快適にゲームや映像を楽しみたい方におすすめの、PCモニターです。
21.5インチのゲーミング用PCモニター。応答速度は1msと高性能なので、素早い反応が求められるレーシングやFPSといったゲームで活躍します。
また、ゲーミングにうれしい「GamePlus機能」を搭載。Crosshairモードを使えば、画面上の敵へ4種類の照準で狙い撃ちできます。Timerモードを選択すれば、ゲームの経過時間を知れるため、安心して次の動作に臨めるのが魅力です。
そのほか、SplendidPlus技術を搭載。字を読むときの「読み取りモード」、ゲームで暗闇の中を見やすく補正する「ゲームモード」など、シーンに合わせて映像が最適化されるのがうれしいポイントです。
さらに、VividPixelテクノロジーを搭載。オブジェクトのアウトラインが強調され、よりくっきりとした映像を楽しめます。コンパクトなゲーミングPCモニターを探している方は、本モデルがおすすめです。
23インチのおすすめPCモニター。モニターの厚さは僅か7mmと極薄なのが特徴です。本モデルはフレームレスデザインを採用。マルチディスプレイを利用したときに、つなぎ目が気にならず快適に使えるのがうれしいポイントです。スタイリッシュなデザインが周りのインテリアと調和します。
また、ASUS Eye Care技術を搭載。不眠の原因とも言われるブルーライトを大幅にカットできるのが魅力です。全部で4つのレベルを選択でき、環境に合わせてブルーライトのカット量を調節できます。
さらに、フリッカーフリー技術を採用。画面のちらつきを抑え、目の疲れを軽減できます。本モデルはIPSパネルを採用し、最大178°の角度で画面を視聴可能。視認性に優れた、おすすめのPCモニターです。
23.8インチのおすすめPCモニター。本モデルのベゼルは約1mmと超薄型なのが特徴。ダイナミックな映像や画像を楽しめます。
また、上下の移動や角度の調節、回転といった動作を行えるのがうれしいポイント。好みに合わせたモニターの位置を探せるので、無理な姿勢で作業してしまう心配がありません。
さらに、モニターの縦回転機能に対応。モニターを縦に回転させれば、スマホのように画面も縦画面へと変更するのが魅力です。字続きの長文を読むときに活躍します。
付属の「SCREEN INSTYLE」ソフトウェアと連動すれば、マルチモニターの電源を連動起動させたり、ソフトウェアに応じたカラーモードの自動設定を行ったりできるのがうれしいポイント。ビジネスシーンで活躍する、おすすめのPCモニターです。
23.8インチの、おすすめPCモニター。解像度は3840×2160で、4K映像の出力に対応しているのが最大の特徴です。ケーブルや入力機器が対応していれば、より精細な映像を楽しめます。
また、AMD FreeSyncテクノロジーを搭載。ティアリングやスタッタリングといった画面のズレを防止するので、視聴中にストレスを感じません。本モデルはIPSパネルを採用し、友達や家族など複数人で利用できます。
さらに、Super Resolution+を搭載。解像度の低い画像や映像を鮮明に表示できるのがうれしいポイントです。リフレッシュレートは60Hz出力に対応。高精細なPCモニターを探している方におすすめのモデルです。
23.8インチのおすすめPCモニター。本モデルは、IPSと同程度の性能を持った「ADS(Advanced super Dimension Switch)パネル」を採用しています。狭い角度からでも見やすく、複数人で快適に視聴できるのが魅力です。
また、高精細な超解像技術を採用。画像を拡大したときのぼやけを防げるので、動画編集やゲームのスローモーション再生などで活躍します。解像度は最大10段階で調節可能。HDMI入力端子がついているため、ゲーム用途に最適です。
さらに、オーバードライブ機能を搭載しています。スポーツなど動きの速い映像のぶれを低減できるのがうれしいポイント。普段使いだけでなく、ゲームをプレイする方にもおすすめのモデルです。
23.8型のおすすめPCモニター。HDMI端子とD-Sub15ピン端子を1つずつ搭載し、デジタルとアナログ両方の機器に対応できるのが魅力です。フレームレスデザインなので、スッキリとした映像を視聴できるのがうれしいポイント。
カラーは最大1760万色を表現可能。IPSパネルを採用し、複数人で映画やゲームを楽しめます。扱いやすさに優れた、おすすめのPCモニターです。
24型のおすすめPCモニター。本モデルは資料作成などの普段使いだけでなく、ゲーミング用途へも快適に使えます。ネジ穴の国際規格「VESA」に対応しているため、より柔軟な設置ができるのがうれしいポイントです。
また、ACM(Adaptive Contrast Management)機能を搭載。輝度の比率を表すコントラスト比が向上するので、くっきりとした映像を楽しめるのが魅力です。Acer BluelightShield機能を使えば、4段階でブルーライトを調節し、目の疲れを軽減できます。
さらに、消費電力を抑えられるECOモードを採用。モードをオンにすれば電力を最大40%削減できます。入力端子にはHDMIを搭載。幅広い用途で使える、おすすめのPCモニターです。
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目的によって必要なスペックや機能が大きく異なる「PCモニター」。製品ラインナップが豊富なので、購入を検討している方はどの機種を購入すればよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのPCモニターをご紹介。選び方やおすすめメーカーについても解説するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
目次- PCモニターのメリット
- PCモニターの種類
- PCモニターの選び方
- PCモニターのおすすめメーカー
- PCモニターのおすすめ｜22インチ以下
- PCモニターのおすすめ｜22〜27インチ
- PCモニターのおすすめ｜27インチ以上
- PCモニターのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
PCモニターのメリット
PCモニターのメリットは、好みに合わせた画面サイズの製品を選べる点です。ノートパソコンを使用する際、画面サイズにストレスを感じてしまい、作業効率が上がらないことがあります。また、既存のデスクトップパソコンの場合でもPCモニターを変えるだけで快適な環境に改善される場合があるので、現状に不満がある方は購入を検討してみましょう。
PCモニターの種類
形状による分類
PCモニターには、「スクエア」と「ワイド」の2つの形があります。スクエアタイプのPCモニターは比率5:4で、ワイドタイプのPCモニターは16:9。最近はワイドタイプのPCモニターが主流です。
ワイドモニターをさらに横へ広げた「ウルトラワイドモニター」という製品も徐々にラインナップが充実してきています。これは映画鑑賞や動画編集などの用途に適したモデルなので、気になる方はチェックしてみましょう。
パネルによる分類
IPSパネル
「In Plane Switching」の頭文字から名前がついたIPSパネルは、上下左右に178°の広視野角を持つのが特徴。画面をどの角度から見ても安定した色表現が可能なほか、ばらつきの少ない応答速度と発色のよさを備えています。
一方でバックライトの透過率が高く、純粋な黒を表現するのが苦手。コントラスト比を高めにくいのが難点です。しかし、発色がよく角度を問わず安定した色が見られるので、静止画を取り扱うデザイナーや医療現場で使われることがあります。
VAパネル
VAパネルは、1970年代に原理が発見された歴史の長い方式。VAは「Vertical Alignment」から頭文字をとったもので、バックライトの透過率が低く純粋な黒を表現できるのが特徴です。
深みのある黒を表現できるため、高いコントラスト比も実現可能。暗部表現の多い映像を見る場合には高いパフォーマンスが得られます。
ただし、IPSと比べると視野角には弱く、斜めから見るのは不向き。寝転がって見たり複数人で画面を一緒に見たりする場面で使いにくいのが難点です。画面を真正面から見て作業する方や、映像に鮮やかさとメリハリを求める場合におすすめします。
TNパネル
TNパネルは消費電力とコストが安く、モニターそのものを安価で購入できるのが特徴。応答速度を速くできるので、ゲーマー向けモニターに採用されることもあります。
一方で、視野角が狭く、斜めから見たときの色変化が激しいため、複数人でモニターを共有する場合は不向きです。ただ、斜めからの映りが悪いことを逆手にとり、のぞき見防止対策としてノートPCに採用されることもあります。正面から全体を見る必要があるので、サイズの小さなモニターを探している方におすすめです。
光沢による分類
By: eizo.co.jp
PCモニターには、グレア（光沢）・ノングレア（非光沢）という光沢の有無による違いがあります。グレアの方が輝いているので映像がきれいに見えるというメリットがある反面、映り込みが多いため目が疲れやすくなる点には注意が必要です。
ノングレアは、光沢がなく自分の顔が映りこむ心配が少ないのが特徴。グレアに比べ、目にやさしいというメリットがありますが、グレアと比べると発色が地味なので、コンテンツを思う存分楽しみたい方にとっては物足りなさを感じる場合があります。
ゲーミングモニターと普通のモニターの違い
ゲーミングモニターは普通のモニターと比べて、ゲーム用にスペックを高めているところが特徴。スペックの高さはゲームの勝敗にも関わる部分なので、パソコンゲームをプレイする目的でPCモニターを購入する方は必ずチェックしておきましょう。
ゲーミングモニターで最も重要視されている機能は、リフレッシュレートです。これは、60Hzや144Hzなどと表記されるもので、1秒間に何回画面が切り替わるのかを表しています。60Hzの場合は1秒間に60回画面が切り替わる、144Hz場合は1秒間に144回画面が切り替わるという意味です。数値が高いほど映像がなめらかになります。
加えて確認したい項目は応答速度。これはグラフィックボードから出力された映像がモニターに反映されるまでの速度を示しており、単位はmsで表記されます。msはミリセカンド（ミリ秒）という意味で、数値が小さいほど応答速度が速くなります。
PCモニターの選び方
価格で選ぶ
PCモニターの価格は、1万円台で購入できるリーズナブルなモノから10万円以上するモノまでさまざまです。サイズが大きくなるごとに価格も上昇します。また、ゲーミングなどの専門性に特化したモデルの場合も高価な傾向にあるので、事前に用途を確認した上で選びましょう。
解像度で選ぶ
By: amazon.co.jp
PCモニターを選ぶ上では解像度もチェックしておきたいポイントです。解像度とは、画面のなかにどれだけのピクセルを表示できるか示す値で、画像や映像の鮮明さが決まります。最近では、4Kに対応した解像度4000×2000程度のPCモニターが人気です。
用途で選ぶ
用途によって最適なPCモニターは異なります。例えば、PCでゲームをすることがメインの場合は、反応速度が速いPCモニターが必要になることが多いため、ゲーム用PCモニターと謳っているモデルを購入するのがおすすめ。一方、サブモニターを必要としている場合であれば、機能を省いたリーズナブルなモデルでも十分です。
PCモニターのおすすめメーカー
ベンキュー(BenQ)
By: benq.co.jp
ベンキューは台湾に本社を置く大手電気機器メーカーです。リーズナブルなエントリーモデルから、最新の映像テクノロジーを搭載したハイエンドモデルまで、さまざまな種類のPCモニターを取り扱っています。ベンキューが販売するPCモニターは低価格ながらスペックも優れているので、コストパフォーマンスを重視する方はぜひチェックしておきましょう。
エイサー(Acer)
By: acer.com
エイサーはPC関連機器を取り扱う台湾メーカーです。最先端のディスプレイテクノロジーを搭載した「Predatorシリーズ」が人気で、プロアマ問わず世界中のゲーミングユーザーから高い支持を集めています。手頃な価格で購入できる「Basicシリーズ」や、デザインと機能を両立した「Entertainmentシリーズ」なども人気で、幅広いユーザーの希望に応える豊富なラインナップも魅力です。
エイゾー(EIZO)
By: eizo.co.jp
エイゾーは石川県白山市に本社を置くディスプレイメーカーです。色の再現性に優れており、写真や映像を扱うクリエイターや医療現場から高い人気を集めています。購入後も長く安心して使える保証制度や、修理期間中に無償で貸出機を貸し出すサービスなど、購入後のサポートが充実しているのも魅力。PCモニターの画質やアフターサポートを重視する方におすすめのメーカーです。
LGエレクトロニクス(LG Electronics)
By: lg.com
LGエレクトロニクスは韓国を代表する総合家電メーカー。世界で初めてとなる曲面型パネルの「ウルトラワイドモニター」や、1.3mmの極細フレームの「スタイリッシュモニター」など、高い技術力とノウハウを活かした高性能なPCモニターを数多く取り扱っています。機能性はもちろんアフターサポートやコストパフォーマンスにも優れているので、トータルバランスの優れたPCモニターを探している方におすすめです。
PCモニターのおすすめ｜22インチ以下
ベンキュー(BenQ) 21.5インチ LEDアイケアモニター GW2283
21.5インチのおすすめPCモニター。本製品はIPSパネルを採用しているため、上下左右の広範囲から快適に映像を楽しめます。縁がないデザインの「Edge-to-Edge」を採用しており、インテリアにスッキリなじむのがうれしいポイントです。
また、BenQ独自のアイケアテクノロジーを搭載。長時間パソコンを使用するときでも、目が疲れにくく快適です。さらに、暗い部分の輝度を自動的に明るくする「ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジー」を採用しているので、視認性が向上します。
また、モニタースタンド内にケーブルを隠せるのがメリット。配線が気にならず、デスク回りがスッキリ収まります。材質にはプレミアムマットデザインを採用。デザイン性を重視する方におすすめのPCモニターです。
イイヤマ(iiyama) ProLite E1780SD E1780SD-B1
17インチのおすすめスクエアPCモニター。画面は対角43cmとコンパクトサイズなので、小さいデスクに置いても邪魔になりません。モニター内に消費電力の少ないホワイトLEDバックライトを搭載しており、地球環境に優しいのが魅力です。
また、3段階のECOモードを採用。画面の明るさとトレードオフに、二酸化炭素排出量を削減できます。i-Style Color機能を搭載し、映像や画像に合わせて最適なモードを選択できるのもメリットです。
さらに、モニターの支柱背面にケーブルホルダーを搭載。ケーブルを中にまとめられるので、配線がスッキリするのがうれしいポイントです。重さは2.6kg。消費電力をできるだけ抑えたい方におすすめのPCモニターです。
グリーンハウス(Green House) 液晶ディスプレイ（スクエア）GH-LCS17C-BK
17インチのおすすめPCモニター。本製品はブルーライトカット機能を搭載しているのが魅力です。36%・60%・76%の3段階で調節でき、目の疲れを軽減できます。
また、ネジ穴の国際規格「VESA」を採用。標準のスタンドを使って画面を見れるだけでなく、壁掛けにして映像を楽しめるのがうれしいポイントです。
さらに、Ecoモードや白色LEDバックライトを搭載するなど、省エネに配慮されているのが特徴。使い勝手に優れたモデルを探している方におすすめです。
デル(Dell) Dell プロフェッショナルシリーズ P1917S 19インチモニター P1917S
19インチのおすすめPCモニター。本モデルは角度や高さ、左右縦横の回転を自由に調節できるのが特徴です。好みのモニター位置を設定できるので、腰や目の疲れを防げます。
コントラスト比は400万：1と良好。明暗がはっきりし、夜景や室内の映像を鮮明に表示できるのがうれしいポイントです。また、ブルーライトを軽減する「ComfortView」機能を搭載し、長時間の使用による目の疲れを防ぎます。
さらに、モニター枠にはスリム型のベゼルを採用。マルチモニターで並べて使用したときに、途切れ目が目立たず快適に使えます。長時間資料作成や画像編集をする方におすすめのPCモニターです。
デル(Dell) Dell Sシリーズ SE2216H 21.5インチワイドモニター SE2216H
21.5インチのおすすめPCモニター。エレガントなデザインが特徴的で、普段使いにとどまらず、ビジネス用途へも使えます。
本製品は、VAパネルを採用。1人で真正面から作業する方におすすめです。表面にはノングレアを採用し、顔や風景が映り込みにくく集中して作業に取り組めます。
入力端子はVGAとHDMI接続に対応。フリッカーフリー機能を搭載しているので、画面のちらつきが少なく安心して利用できます。また、PowerNap機能を使えば、一定時間の未使用時に画面の輝度を下げたりモニターをスリープモードにしたりできます。1人で作業する方におすすめの、PCモニターです。
アイ・オー・データ(I-O DATA) EX-LD2071TB
20.7インチのおすすめPCモニター。モニター幅は490mmとコンパクトサイズなので、狭い机の上でも安心して置けるのがうれしいポイントです。本モデルを2台設置しても場所を取らず快適に使用できます。
また、バックライトのちらつきを減らしたフリッカーレス設計を採用。さらに、目の疲れの元となる「ブルーリダクション」機能を搭載するなど、目に優しい作りなのが特徴です。
本モデルは、電気代の節約にうれしい「自動電源オフ機能」を搭載。パソコンの電源状態に連動してディスプレイの電源をオフにできるので、つけっぱなしにすることがなく安心です。コンパクトサイズのPCモニターを探している方は、チェックしてみてください。
フィリップス(Philips) 液晶モニター 221E9/11
21.5インチのおすすめPCモニター。本モデルはIPSパネルを採用し、最大178°までの広範囲で画像や映像を楽しめます。解像度は1920×1080と良好で、フルHD画質の動画や映像を快適に視聴できるのがうれしいポイントです。
また、AMD社の「AMD FreeSyncテクノロジー」に対応。リフレッシュレートがグラフィックボードのフレームレートに合わさるので、映像のズレが起凝りにくく、安心してゲームをプレイできます。
光沢タイプはノングレアを採用。入力端子はD-Sub 15端子を1つ、HDMI端子を2つ搭載しています。リフレッシュレートは75Hz。快適にゲームや映像を楽しみたい方におすすめの、PCモニターです。
エイスース(ASUS) ゲーミングモニター VP228HE
21.5インチのゲーミング用PCモニター。応答速度は1msと高性能なので、素早い反応が求められるレーシングやFPSといったゲームで活躍します。
また、ゲーミングにうれしい「GamePlus機能」を搭載。Crosshairモードを使えば、画面上の敵へ4種類の照準で狙い撃ちできます。Timerモードを選択すれば、ゲームの経過時間を知れるため、安心して次の動作に臨めるのが魅力です。
そのほか、SplendidPlus技術を搭載。字を読むときの「読み取りモード」、ゲームで暗闇の中を見やすく補正する「ゲームモード」など、シーンに合わせて映像が最適化されるのがうれしいポイントです。
さらに、VividPixelテクノロジーを搭載。オブジェクトのアウトラインが強調され、よりくっきりとした映像を楽しめます。コンパクトなゲーミングPCモニターを探している方は、本モデルがおすすめです。
PCモニターのおすすめ｜22〜27インチ
エイスース(ASUS) フレームレス モニター VZ239HR
23インチのおすすめPCモニター。モニターの厚さは僅か7mmと極薄なのが特徴です。本モデルはフレームレスデザインを採用。マルチディスプレイを利用したときに、つなぎ目が気にならず快適に使えるのがうれしいポイントです。スタイリッシュなデザインが周りのインテリアと調和します。
また、ASUS Eye Care技術を搭載。不眠の原因とも言われるブルーライトを大幅にカットできるのが魅力です。全部で4つのレベルを選択でき、環境に合わせてブルーライトのカット量を調節できます。
さらに、フリッカーフリー技術を採用。画面のちらつきを抑え、目の疲れを軽減できます。本モデルはIPSパネルを採用し、最大178°の角度で画面を視聴可能。視認性に優れた、おすすめのPCモニターです。
エイゾー(EIZO) FlexScan EV2451
23.8インチのおすすめPCモニター。本モデルのベゼルは約1mmと超薄型なのが特徴。ダイナミックな映像や画像を楽しめます。
また、上下の移動や角度の調節、回転といった動作を行えるのがうれしいポイント。好みに合わせたモニターの位置を探せるので、無理な姿勢で作業してしまう心配がありません。
さらに、モニターの縦回転機能に対応。モニターを縦に回転させれば、スマホのように画面も縦画面へと変更するのが魅力です。字続きの長文を読むときに活躍します。
付属の「SCREEN INSTYLE」ソフトウェアと連動すれば、マルチモニターの電源を連動起動させたり、ソフトウェアに応じたカラーモードの自動設定を行ったりできるのがうれしいポイント。ビジネスシーンで活躍する、おすすめのPCモニターです。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) 液晶ディスプレイ 24UD58-B
23.8インチの、おすすめPCモニター。解像度は3840×2160で、4K映像の出力に対応しているのが最大の特徴です。ケーブルや入力機器が対応していれば、より精細な映像を楽しめます。
また、AMD FreeSyncテクノロジーを搭載。ティアリングやスタッタリングといった画面のズレを防止するので、視聴中にストレスを感じません。本モデルはIPSパネルを採用し、友達や家族など複数人で利用できます。
さらに、Super Resolution+を搭載。解像度の低い画像や映像を鮮明に表示できるのがうれしいポイントです。リフレッシュレートは60Hz出力に対応。高精細なPCモニターを探している方におすすめのモデルです。
アイ・オー・データ(I-O DATA) EX-LD2381Dシリーズ EX-LD2381DB
23.8インチのおすすめPCモニター。本モデルは、IPSと同程度の性能を持った「ADS(Advanced super Dimension Switch)パネル」を採用しています。狭い角度からでも見やすく、複数人で快適に視聴できるのが魅力です。
また、高精細な超解像技術を採用。画像を拡大したときのぼやけを防げるので、動画編集やゲームのスローモーション再生などで活躍します。解像度は最大10段階で調節可能。HDMI入力端子がついているため、ゲーム用途に最適です。
さらに、オーバードライブ機能を搭載しています。スポーツなど動きの速い映像のぶれを低減できるのがうれしいポイント。普段使いだけでなく、ゲームをプレイする方にもおすすめのモデルです。
デル(Dell) LEDバックライト搭載液晶モニター SE2416H
23.8型のおすすめPCモニター。HDMI端子とD-Sub15ピン端子を1つずつ搭載し、デジタルとアナログ両方の機器に対応できるのが魅力です。フレームレスデザインなので、スッキリとした映像を視聴できるのがうれしいポイント。
カラーは最大1760万色を表現可能。IPSパネルを採用し、複数人で映画やゲームを楽しめます。扱いやすさに優れた、おすすめのPCモニターです。
エイサー(Acer) スタンダードモニター KA240Hbmidx
24型のおすすめPCモニター。本モデルは資料作成などの普段使いだけでなく、ゲーミング用途へも快適に使えます。ネジ穴の国際規格「VESA」に対応しているため、より柔軟な設置ができるのがうれしいポイントです。
また、ACM(Adaptive Contrast Management)機能を搭載。輝度の比率を表すコントラスト比が向上するので、くっきりとした映像を楽しめるのが魅力です。Acer BluelightShield機能を使えば、4段階でブルーライトを調節し、目の疲れを軽減できます。
さらに、消費電力を抑えられるECOモードを採用。モードをオンにすれば電力を最大40%削減できます。入力端子にはHDMIを搭載。幅広い用途で使える、おすすめのPCモニターです。
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画像引用元：https://nl.letsgodigital.org/uploads/2019/10/sony-ps5-vr-headset.pdf
2019年は、新型PSVRと思われるソニーのVRゴーグルに関連する特許申請が続々と公開されました。
3月にはPSVRと思われるデバイスのワイヤレス技術に関する特許申請が公開されています。
続く4月にはアイトラッキング機能つきのメガネ型デバイスの特許、7月には頭の傾きを検知しVR酔いを軽減する技術に関する特許が出願されていたことが判明しました。
さらに、10月にはカメラを搭載したゴーグルに関する特許申請が公開されるなど、2019年は新型PSVR開発が進んでいることを感じさせる年となりました。
また、これらの特許情報と関連して、国内外のメディアではPS5およびPSVR2のリーク情報が多く飛び交うようになっています。
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しかし、PSVR2のリーク情報として出回っているものは慎重に見る必要があります。
特にスペックに関するリーク情報については、特許を申請した技術のすべてを新PSVRに盛り込むという仮定をもとにした推測がほとんどだからです。
現実的に開発したすべての新技術を詰め込むことは困難だと思われますし、ソニーがPSVR以外のxRデバイスを開発しているという可能性もあります。
PSVR2に関するソニーの公式発表がほとんどなく予想が一人歩きしている状況なので、あくまでも「こんな機能があるかもしれない」という参考程度に止める方が良いかもしれません。
以上を踏まえて、次の章ではPSVR2がどんなものになるかについて考えていきます。
ここでは公開済みの特許情報や信頼性の高そうな海外情報などを参考に、PSVR2はどのような性能になるのかを予想してみました。
画像引用元：https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200
まず、新型PSVRではワイヤレス技術が導入されるものと予想されています。
2019年10月に明らかになったソニーのワイヤレスヘッドセットに関する特許申請が、この予想の根拠です。
また、PSVRユーザーの多くがケーブルの多さによってPSVRへの没入感が阻害され快適なゲームプレイに支障をきたすことを指摘していることも見逃せません。
この指摘を受けて、PSVR2では快適に高クオリティのVR体験を実現するために邪魔なケーブルをなくす方向に進むのではないでしょうか。
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