団体球技の11リーグで構成する日本トップリーグ連携機構の森喜朗会長は18日の理事会、評議員会で、「(震災の影響で)各リーグの開催は難しいと思うが、スポーツ界全体が沈滞しないようにしたい」と述べ、可能な限り試合開催を模索するように呼び掛けた。~
森会長は「スポーツは国民の気持ちを高める。やみくもに中止すればいいわけでもないし、ただ開催すればいいわけでもない」と話し、昼間の試合開催など東日本の電力不足に配慮したリーグ運営を求めた。(産経新聞3/18)
森氏は、スポーツ界の立場から、こんなコメントを出しているが、今は、そんなレベルでの話しではないのだ。ラグビーでも良く使われる言葉に、
「One For All, All For One」
がある。まさに今、必要なことは、「国民が心を一つに」して、この国難を乗り切らなければならないということなのだ。
生と死の境をさ迷よい、頑張って、頑張って、やっと生還した被災者の皆さんに、少しでも「心を寄せる」ということなのだ。
スポーツが衰退などという、ちっぽけなことは言わないでほしい。スポーツの効用なんかは、国民みんなが分かっていることだ。時期が来れば、皆が、それぞれのスポーツを応援し、楽しむのだ。その時まで、じっと耐える事こそ、スポーツマンシップなのではないか。
私たちに出来ることを、一つでも多く、行動で示す時だ。被災者の皆さんに、これ以上、「頑張れ!」とは言えない。
われわれ一人ひとりが「頑張らなければならない」のだ。