北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

原子力安全委員会の責任は重い!

2011-03-24 16:25:34 | Weblog

福島原発に関し、原子力安全委員会の斑目(まだらめ)委員長(東大大学院教授)の参院予算委員会(3/22)での発言は、極めて歯切れの悪いものだった。「想定を超えたもので、想定が悪かった。事故の想定は世界的な見直しが必要」と。しかし、震度67程度の想定は、極めて甘く、東京電力寄りの姿勢だったのではないか。甚だ疑問。 

 

そのことは、東京電力側も認めている。1基数千億円要し、震度を1上げると建設コスト2割位増すという。それは、結局、利用者に回ってくることになるが、こんな大事故を起こされては、たまったものではない。企業もチェック機関も、「まさか、こんな大地震が起こるはずはない」と、本当に思っていたのか。 

 

同委員長はまた、「原子力を推進してきたものの一人として、個人的に謝罪するつもりはある」と語っているが、重大な任務を負っている立場の人間としては、もっと明確に謝罪すべきだ。責任逃れ、言い逃れは許されない!

 

 

 

            原子力安全委員会委員

  班目 春樹 (専門:流体・熱工学)
1972.3. 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
1990.11. 東京大学工学部教授
1995.4. 東京大学大学院工学系研究科教授
2010.4. 原子力安全委員会委員(常勤)
  久木田 豊 (専門:原子力熱工学)
1975.3. 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
1990.4. 日本原子力研究所東海研究所安全性試験研究センター
原子炉安全工学部熱水力安全研究室長
1996.10. 名古屋大学大学院工学研究科教授
2009.4. 原子力安全委員会委員(常勤)
  久住 静代 (専門:放射線影響学)
1972.3. 広島大学医学部医学科卒業
1988.5. 日米共同研究機関・放射線影響研究所臨床研究部副部長
1989.4. 広島大学原爆放射能医学研究所非常勤講師
1996.4. (財)放射線影響協会放射線疫学調査センター審議役
2004.4. 原子力安全委員会委員(常勤)
小山田 修 (専門:原子炉構造工学)
1970.3. 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
2002.4. (株)日立製作所技師長
2005.10. (独)日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究部門長
2007.10. (独)日本原子力研究開発機構原子力科学研究所所長
2009.4. 原子力安全委員会委員(常勤)
代谷 誠治 (専門:原子炉物理・原子炉工学)
1974.3. 京都大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学
1996.4. 京都大学原子炉実験所教授
京都大学大学院エネルギー科学研究科教授(兼任)
2003.4. 京都大学原子炉実験所長
2010.4. 原子力安全委員会委員(常勤)