北の旅人

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今こそ、相撲協会を新しい組織に変えよ

2008-09-07 16:16:18 | Weblog

大相撲の大麻事件に対する、相撲協会の対応はまったく理解できない。国際的にも認められ、日本では最も権威のあるドーピング検査の結果でも「陽性」となっているにもかかわらず、協会の最高責任者である北の湖理事長の対応は、やっぱり当事者能力を欠いている。

昨年の時津風部屋における死亡事件と親方の逮捕、朝青龍の問題、そして今回の大麻事件。
いずれのケースでも、世間の常識からみて「おかしい」と思うことばかりだ。

北の湖理事長は、若い力士が暴行を受けて亡くなった時点で責任をとって辞任すべきところを、「責任は師匠にある」と言って居すわった。これだけ不祥事が続いている相撲界だ。ここは、即刻、責任を明白にして辞任すべきだ。そして、相撲界は、プロ野球にコミッショナーがいるように、外部の人間を積極的に入れるような組織に変え、大胆な改革をしなければならない。

北の湖の優勝
24回は凄いが、212か月の史上最年少での横綱昇進記録は未だ破られていない。1970年代後半のヒーローの一人であり、強すぎたがゆえに「江川 ピーマン 北の湖」と、嫌いなものの喩えに登場したほどだ。この、活躍はだれもが認めるところだが、残念ながら組織のトップとしての資質は備わっていない。

つい最近、横綱昇進間もなく、故郷に凱旋した北の湖を取材したことがあるという友人に会ったのだが、あの若さでリムジンに乗って、多くの付け人に囲まれた北の湖は無邪気なものだった」と語っていた。

若い時から、そんな環境にいれば人間も変わってしまうだろう。大きな組織の統括・運営の指揮を執るのは、どうみても無理だ。国際化した日本の国技「相撲道」を開かれたものとするためにも、今こそ発想を転換し、新たな組織をつくるべき時だ。


       



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