沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像について、法務・検察当局は、ビデオの国会への提出は法律上可能との結論をまとめた模様だ。与野党は9月30日の衆院予算委員会理事会で、ビデオ提出を政府に求めることで合意しており、政府への正式な提出要請に先だって法律解釈上の可否を判断したとみられる。~(毎日新聞)
この記事を読んで、何で今ごろ、ビデオの国会提出が可能だと判断したということになるのか。呆れる。「公益上の必要がある場合は認められる」という例外規定があるではないか。
国益を考えれば、即座に判断がつくことだ。事故直後に公開すれば、中国漁船の故意によるものと世界に公表できたのだ。菅総理も見ていないというが(見ているかもしれないが)、とんでもない! 今になって公表すれば、中国で取り調べを受けているフジタの社員に影響を及ぼすことは必至だろう。
だから、こういう場合は、タイミングが必要なのだが、それを失してしまったのだ。常識で考えれば、公開すべきということが、すぐに分かることだ。これほど重大な問題に関して、このお粗末さだ。こんな民主党政権を、いつまでも続けていたら、ほんとうに日本が無くなるという危機感を抱く。今後のためにも、自民党をはじめ、野党も徹底的に追及すべきだ。