登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

中学卒業後の選択肢 会報ふれんず288号より

2024-06-24 12:43:33 | 会報「ふれんず」から

親の会報告から

3 中学卒業後の選択肢

: うちは中3の娘です。受験が控えてるけど全く勉強してないです。娘は難病を持っているのですが、小学校は何とか通えました。

進行: 娘さんは何をしてるのが楽しそうですか?

: ゲームです。好きみたいです。

: ゲームもいろいろありますけど、人と繋がって遊んでるの?

: 機械相手のゲームしかしません。人とは繋がっていないです。課金はしない範囲で遊んでます。

: 昼夜はどうですか?

: 逆転もありますが、私は何も言いません、諦めてます。

進行: 学校の先生は来ますか?

: 来ないです。欠席の連絡はするし、時々登校するので。今は支援クラスに入ってます。支援クラスは受験に影響すると聞きました。全日制の高校に行くには普通学級じゃないと、と。娘は通信制へ行くと言ってます。

 : 通信制は沢山ありますけど、特徴を把握しないと良かったり悪かったりですね。選択肢としては、定時制もあるんですけど、定時制高校はご存知ですか?

: 定時制って働きながら通うとこですよね?

: 今は少し変わってきてます。本人が楽しく過ごすのが一番です。8、9割が不登校経験者で、ほとんど学校に行ってなかった子もいます。夜の学校なので、昼夜逆転の子も通えるし、昼間バイトしたり。単位を取れば3年で卒業する事もできますが、私は4年でゆっくり卒業することを薦めています。

 : うちの子は定時制高校に行ったんですけど、学費もとても安いですね。就職率も高い。ヤンチャな人が多いイメージだけど、以前だと手のかかる子が多かった、今は時間をかける子が多くなった、という事だと思います。

 : しばらく家でゆっくりするっていうのも、選択肢に入れてほしいです。

: 親が焦ってしまうのですよね。

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ヒントが欲しい 会報ふれんず288号 より

2024-06-18 23:41:47 | 会報「ふれんず」から

1 ヒントが欲しい

: 一番上の息子が行き渋りをしていて、私自身どう対応していいのか分からなくて参加しました。姉や先生には相談してるけど、不安で自分が病気になりそうです。経験ある方の話を聴けると、ヒントになるかなと思って来ました。

B : 息子さんはおいくつですか?

: 17歳、高校2年生です。甘やかしたかなと反省してます。育て方を間違えたかなと。本人も苦しいと思うけど私も苦しいです。どうしていいか分かりません。

C : 休んでる日は、息子さんはどうされてますか?

: スマホをいじってる事が多いです。体を動かさないから、昼夜逆転しないよう買い物や食事に誘いますが、なかなか行こうとしません。昼間外出するのは、引け目を感じるようです。私は日光に当てなきゃと思う。本人の気持ちがないのに、私が急がせ過ぎてるのかな。

B : 息子さんはいつ頃から行き渋りがあるのですか?

: 中3の2月位に、突然ポンと休む事があったのが始まりのような気がします。ちょうど受験の頃なのでストレスかなと思ったけど、息子は「学校より家の方が勉強できるし、他の子も休んでるから」と言ってました。その時は変な休み方するなぁと思ったくらいでした。
高1の時は休む日が多くて心配でしたが、何とか出席日数は足りたので、2年生には上がれました。最近行かない日が多いので、このままでは出席日数が足りなくなりそうです。

B : 息子さんは食欲はありますか?目覚めはどうですか?

: 朝は普通に起きて、朝食も皆と一緒に食べてます。でも、さぁ学校へ行く時間となると「何か胸がドキドキする」と言って行けないです。私はどうしていいか、何と声をかけるのが正しいのか、分かりません。

B : 学校へ行けない理由が何かしらあると思います。お父さんは何と言われてますか?

: 主人は「行きたくなかったら行かなくていい」と言いました。私は「エッ?」って感じでしたが、息子は少し安心したかもです。主人は破天荒なタイプで「勉強しなくても社会では生きていけるから、自分で決めろ」とも言いました。私は主人のように放っておけないです。
               
: そうですか。でも、ある意味いいかもですね、本人に自分で決めろと言うのは。
   

: 自分で決めろと言われても、息子は分からないみたいです。

B : すぐには分からないし決められなくても、息子さんはいろいろ考えてるのでは。

 

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話をしっかり聴いていると ふれんず286号 より

2024-04-26 17:37:15 | 会報「ふれんず」から

3 話をしっかり聴いていると 

支援: 私は小中学生にボランティアで勉強を教えています。その中に勉強しようとしない子がいて、一年程ずっとその子の話を聴いていました。その後自分から勉強をし始めて、最近その子の生活に変化があり、学校で放送部に入ったらしくその話をしてくれます。

C : 話を聴いてもらうと安心して落ち着くんでしょうね。失礼な言い方かも知れませんが、Fさんは以前に比べて親の会でしっかり話を聴けるようになられたなぁと、ここ数回特にそう感じています。

支援: 私はこの会で相談される方々のお話を、いつも宝物のように受け止めて、とても有り難く聴かせて貰っています。

B : 親の会で話を聴かれていたから、しっかり人の話を聴けるようになられたんじゃないかな。この「フレンズ親の会」は、人の話しが聴けるようになれる会でもあります。

C : 傾聴がしっかり出来ると、話す方も聴く方もお互いのエネルギーが上がるらしいですよ。

 

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俺は絶対に学校に行かない 会報ふれんず286号 より

2024-04-17 09:15:57 | 会報「ふれんず」から

・親の会 報告・

1 俺は絶対に学校に行かない 

: 中1の息子が不登校です。小学校5、6年生の時も行っていません。食べて寝ることは出来ています。オンラインゲームで数名の特定の人とは繋がっていて、昼夜逆転しています。居間で、大声で笑ったりして楽しそうにゲームをしています。私の友達の子どもと遊んだりはしますが、学校の友達とは会っていません。小学校4年生の時に発達障害の診断を受け、気持ちを落ち着かせる薬を飲んでいます。本人は自分には必要ないと思っているので、時々薬を飲み忘れます。小学生の時に2回入院しました。息子は病院に行くとまた入院させられると思っているので、今は行っていません。

B : 子どもさんが甘えられる事はありますか?

: ないです。思春期という事もあり、母親と息子の関係は難しいと感じています。バカ、死ね、殺すと言われたこともあります。「俺は絶対に学校に行かない」と言っています。

C : 学校の対応はどうですか。

: 担任の先生が週一回の家庭訪問をしたいと言われてますが、今年は一度も息子は会っていません。

B : 学校は安否確認をしたいんですよね。

: 以前、先生が家まで来られた時は嫌みたいでした。「はい」とか返事はきちんとしてましたけど、帰った後で、「あいさつだけって言ったのに、噓つき」と言ってました。私としては、せっかく来てくれたのにと思ってしまいます。

C : 申し訳なく思われなくて、いいですよ。辛いのにエネルギーを使って、会うだけと言われたから会ったのだから。

進行: あいさつだけと言って、それを守って10回繰り返すと少し信用されるようですよ。

B : 先生が来るというと、キツイかな、ストレスかも。うちの子が学校行かずに寝ているときに、担任から電話で、「お子さんが電話に出られないのなら、電話の子機をお子さんの寝ているところに持って行って下さい」と言われて、私は「この先生は布団の中まで入っていくのか!?」と思い、出来ませんと断りました。

進行: 先生にはハッキリ言っていいと思いますよ。

 

: 最近は私が週1回学校に行って時間割をもらってきます。学校の配慮で給食費は払っていません。

C : 5、6年生の時行ってなかったそうですが、行かなくなる前は、どうでしたか?

: 4年生の終わり頃からぼちぼち行かなくなりました。小1から始めた習い事が「キツイ、心が折れる」でも「大丈夫」と言っていましたが・・・。父親が指導員で息子を教えていましたので、「家でもしなさい」と言われていて、息子はやめたくてもやめられなかったんです。その事でもめました。その後息子は「もう絶対にやりたくない」と言いました。

C : そうでしたか。息子さん、辛かったですねぇ。

B : 子どもさんを甘えさせてあげて欲しいです。

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会報 ふれんず172号 より

2024-03-25 21:56:17 | 会報「ふれんず」から

(10年前の会報より)

フレンズ親の会 報告 

第169回 フレンズ親の会   2014年2月8日(土)

・・・省略・・・・

☆ 小グループ(高校・青年)での話

学校時代は無遅刻無欠席で、専門職に就いて大変な努力をし、先輩もかなわない高い技術を身に着けていたのに、セクハラなどの強いストレスでひきこもって、拒食症になり休職中という娘さんのお話を聴きました。
かなり命の危険も感じられるので、娘さんの「病院にはいかない」「私はうつではない」などの言葉を大事にするより、親はしっかり子の命を守るという一点で動いた方がいいのではないかと伝えました。

他の参加者からも「あるお母さんが、子どもが拒食、過食を繰り返していたのに就職し、命を落としてしまった話を役に立ててくださいと言われました」という話がありました。

 

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