登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

親が手を放せば、親に何かが入ってくる  会報 ふれんずNo.226 より

2018-12-05 18:13:21 | 会報「ふれんず」から

会報から一部を切り取って紹介

 

3 親が手を放せば、親に何かが入ってくる 

 

:上の子が防大を受けたいというので、ビデオで訓練の様子などを見たけど、これはうちの子には無理と思って、やめて他を受けました。でもあれが出来る人もいるんですよね、合わせられる人もいる。

 

B : 人は色んな人がいます。色んな人がいてこの世の中成り立っていると思うので、良い悪いではない。その人の能力を生かせられたらいいですね。

 

C : アメリカにサドベリーバレースクールというのがあります。ここは、子ども達が好きなことをして自由に過ごして、自分達で勉強したいことを見つけてきます。たとえば、みんなでバザーをすることになって、お金の計算が必要になり、算数の勉強が始まるという具合です。

 学びのスタイルはいろいろなんです。日本は公教育があるので、その枠から出たら終わりのような感じだけど、そういう枠じゃない学び方もあって良いはずです。

 

: 問題は社会がそうなので、私も息子も落伍者でどうしていくのがいいのかわからない。

 

: 子どもはお母さんがやりたいことをしていると、ついてくると思います。私、今は自分のやりたいことをしています。

 

: どうやってそういう気持ちに切り替えられたのですか。私はなかなか自分を上げていけないです。

 

: 子どもの力もあって少しずつ。子どもを信じることは大切です。この子は脱落者じゃない、頑張っていると思いました。

 親がいろいろ言うほど子どもは動かないし、思えば思うほど縛ってしまう。親が手を放せば、親に何かが入ってくる。すると自分が上がって、子どもも上がる。

 そういう子の方が後で伸びると思います。

 

: どうしたら子どもをそこまで信じられるんだろう。

 

: 自分の産んだ子どもですから。自分を信じる。こういうところでの出合いにも感謝です。

 

B : Eさんは随分明るくなられましたね。ところで、手を放すというのは?

 

: 信じるということだと思います。自分がいっぱいいっぱいだと、それ以上何も受けとめられない。何かから手を放せば、別のものが持てるようになる。

 

: とにかく、回復してほしい、元気になってほしいんです。

 

: 大人になってからが心配と、先ほどどなたかおっしゃったけど、大人になる手前に段々があって、1歩1歩の積み重ねがあるんだろうと思います。

コメント
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