会報から
親の会 報告
☀ 第230回 フレンズ親の会 2019年12月14日 (土)
参加者23名 (初参4名) ウェルパルくまもと 会議セミナー室
「師走でみんな忙しいのか、参加者少ないなぁ」と思って始めていると、ジワジワと増えていつもより多くなりました。皆さんいろんな思いで参加されるようです。
最近は小グループで語り合う前半と全体での後半、そして終わってからの立ち話や茶話会、一連の流れに参加者も慣れてこられたのか、茶話会に残る人も多くなったように感じます。
立派な親になる必要はなくて、揺れながらも自分と向き合い、飾らないありのままの気持ちを語られるその行為一つ一つが、その方にとって又その方のお子さんにとって、とても大事なことだと、しみじみと感じながら記録をとりました。
※この記録には、個人を特定できないように事実関係を脚色している箇所があります。 (記録・松田&石井)
1 孤立するのが一番危険
A母: 年に2回ほど参加しています。(ここからの)通信を開けて読む余裕がない状態でした。今日は息子の運転で来ました。
息子は高1の夏から不登校になって、通信制高校を1年遅れで卒業し、車の免許をとりました。イケメンで見た目も申し分ないと思うのに、22才の誕生日を迎えても自分の中から立ち上がれないようです。温かく見守っているつもりなんですけど、きついことを言ってしまいます。
掃除を頼むと「こんなにきれいに!」と思うくらいしてくれるし、姪達の面倒もよく見てくれます。車で私の送り迎えもしてくれる。調子のいい時と悪い時がある。
接客業はできない、事務がしたいと言うけど、資格をとらないと無理。このまま同じ事を繰り返していくんじゃないかという恐怖心が出てきますね。
B : 息子さんは家族のために色々やっていらっしゃいますよね。
A母: ですよ。私たちの言うことは聞かないから「任せたよ」と言うんです。
パソコンを扱うのが好きだから、頼りになるところもある。運転も文句言わずにしてくれる。ある先生に言わせれば「卒業もしたし、免許もとってる」と言われるけど、この間も、父親が息子を殺した事件のニュースを見ていると、辛いだろうなと思います。
自分が食べるものは冷蔵庫から出して適当に食べていることもありますが、いつまで引きこもっているんだろうなと思ってしまいます。
下の子は「お兄ちゃんみたいになりたくない」と言ってます。そして自分が親を支えようと思っているみたいです。どこが悪いのか、何年待ったらいいのか。生きづらいだろうな、可哀想だなと思う気持ちと、重荷に思う気持ちとあります。
B : 息子さんと話はされていますか?
A母: 私を避けてます。「片付けて」と言うと返事はせず、でもちゃんとしてる。「ついつい甘くしてない?」と下の子は言うけど、「もう22才になって、これからどうしていくか考えて」と、私も辛いことも言います。するとぷいっと2階に上がります。何が本当に彼を変えるんだろう。
B : うちは30代なので、20代ならまだまだと思うけど。うちにいてくれるだけでも助かるときあります。
A母: でも仕事はできていない。何を間違って家の中にいるんだろう。
B : 話を聴いていると、間違っているとは思わないですよ。