主語 日本語文法について その2
日本語に主語はある。それは文とは何か言う規定による。文は主語と述語とからなる、と規定すれば、文に主語があり、日本語に文があるとなれば、もちろん、日本語に主語がある。ただそのときに文には必ず主語がなければならないとすると少し日本語に合わなくなる。主語は目的語、補語という文の要素とともに、それぞれが文の要素になる。
それでは日本語には主語のない文があるのかということで、主語のない文を説明しようとすると、文は必ず主語があってそれを省略することがあると説明してきたのだから、省略をするということは主語があることを前提にしたことだとすれば、文は主語と述語からなるという規定のもとに、主語のない文はない、ということになる。 . . . 本文を読む
現代新日本語百科がカテゴリー内の投稿100にあと2となった。明後日には、達成となる。きっかけをもらったもとの記事は780回を超えているからあと200ほどで1000回になるのだろう。大変な回数だと敬意を払いたい。現代日本語百科はそのネーミングをもらったのは、現代日本「誤」百科という語呂であった。日本語をいくら強調しても日本誤とするのはあまりにも語呂合わせがよくない。強調表現というのはそれが普通になってしまうことがあるので、この強調のカギ附号が取れて、この用語が独り歩きし始めると、すでにこのコラムはその状態にあるので、これはよくないことだ。当初、日本語珍百科としてみたのだけれど、これについても、語呂がよくないなと、あえて表現を飾ることもいらないと、日本語新百科にした。するとこのネーミングがヒットしたのだ、つまり、ほかにないということがわかって、使うことにした。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 785 予定は未定 を、例題にしている。この語句の使い方を字義どおりにその意味を取れば、コラムの解説が言うように、矛盾をしたことを表していておかしな言い回しである。この表現の彩をとらえて用いると、決まったこと、決めようとすることについて、なにも決めていないというふうに聞こえ、その意味内容をあいまいに表現する効果を現わす。一説には軍隊用の語としてこの語句の使われ方を、予定は未定にして決定に非ず、という言い方から出たものと解説するので、予定は未定 とだけ言って、解釈するとすると、この表現が自体がおかしいことだとなるので、気を付けなければならない。 . . . 本文を読む