漢字が渡来した、その時期に日本語には文字がなかった。その漢字を日本語の文字とした。漢字の発音は渡来したままであった。しかし、それはまた日本語発音であったはずである。中国の古代漢語の発音を日本語発音になるよう聞きわけた。漢字の四声発音を聞きながらそれを記録しようとしていたが、それはそのまま、日本語化することはなかった。そうして日本語の発音で読む漢字を、日本語化する過程で、その文字にあたる日本語を当てはめるようになる、いわば漢字の日本語翻訳が行われて、そこに訓読みが成立する。訓はもともとの日本語であるから、それを書き表す文字がなかったので、漢字に訓読みを宛てることは、画期的な試みであったと言える。したがって、漢字の音読みが、中国の古代音を日本語発音で伝え音読みとし、その文字にあたる日本語を発音して漢字の訓読みとしたので、音読みは漢字のままに、訓読みは日本語のままに意味をとらえたことは、日本語を伝える発明工夫であった。それは仮名文字によることになる。
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同盟条約とはなにか。防御同盟、攻撃同盟、攻守同盟とその種類のようなものがあるようだ。第3国からの攻撃について共同で防衛を行う国家間結合とする。辞書義では、大辞林 第三版の解説 どうめいじょうやく【同盟条約】 万一,他の国と紛争などの起こった場合には,互いに協力することを約束する条約。 とあり、また一方で、デジタル大辞泉の解説 どうめい‐じょうやく 〔‐デウヤク〕 【同盟条約】 第三国との間に紛争が起こったときに、相互に援助を約束する条約。とあり、対戦国の説明用語が微妙に異なる。さらに同盟条約と呼ぶ、日本と関係を持つ国はどこかとなると、日米安全保障条約があると言うことになるようである。この条約を同盟条約とするかどうか、条約締結時の国内騒動とその歴史経緯を言えば、同盟と言わずして安全保障の条約を締結をしてきたようなことになり、不完全な軍事同盟の指摘もあるが、それには、自動参戦規定がそもそもないし、米国にとって日本を防衛するのは権利であり、日本は米国に基地を使用させる義務を持っているアンバランスがあり、それに日本は米国が攻撃されても防衛する義務はないものであった。 . . . 本文を読む
きっかけをくださって感謝いたします こうして始まったブログであった。
当初は日本「誤」百科について、これは日本語珍百科だと思ったことだった。
それでしばらくしてコラムは日本語珍百科には違いないが、現代日本語百科のコーナーの一つに、日本語新百科とした。
爾来、およそ300回にわたる連載を読み、日本「誤」百科の誤であるゆえんを捉えてきた。
さらに用例をもとに解説すべきであると語例を検索してその実例を求めるようになった。
多く取り上げられたコラムの語例は日本語で使われていたものであるから、さまざま解釈を加えることになる。
論理を立ててそれを是とする範囲での議論と、実際の言語の使用例は必ずしも一致しないのが、文化現象であるゆえんである。
それはもうすこしすすめると、言語の使い手によって言葉というものが、確かめられて、正しく使われる、つまりは人々にある規範に収まるのである。
このコーナーはいままでと同じく、言語の現象を実例に照らして見ていきたいと思う。 . . . 本文を読む
子どもの自殺 初の実態調査 進路に悩み 1割超 中日新聞トップ記事、見出しである。 20140620
リードには、小中高校生の自殺の背景を調べたところ、11・9%に受験や就職の失敗などの進路問題があることが、文部科学省が初めて実施した児童生徒の自殺に関する実態調査で分かった、とある。
中段見出しに、リケジョ採用3倍に デンソー、来春の技術職 20140620
記事には、トヨタ自動車系の部品大手デンソーは、来年春に入社する女性の技術職の人数を今春入社の三倍に当たる約三十人に増やす、とある。
トップ左に、河村氏、維新と合流せず 減税単独で統一選へ とある。20140620
記事には、地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長は、日本維新の会や結いの党とは合流せず、減税単独で来春の統一地方選に臨む方針を固めた、とある。
その下には、自公、国会閉会後も協議継続 集団的自衛権で 20140620
記事には、安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は十九日、官邸で会談し、集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議を二十二日の今国会閉会後も続けることで一致した、とある。
W杯ブラジル大会は、負けられない一戦 背水日本、ギリシャ戦へ 20140620
記事に、ギリシャ戦に向けた公式練習で汗を流す長谷部(手前右)、長友(同左)ら日本代表イレブン=18日、ブラジル・ナタルで
【ブラジルW杯本社取材団】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、一次リーグC組の日本代表は十九日午後七時(日本時間二十日午前七時)からナタルでギリシャとの第二戦に臨む、とある . . . 本文を読む