句は語と語とが関係構成をして、語と文のあいだにある単位である。語の単位より、語が複合すると、できる単位であるが、それは句のほかに節があり、節が複合すると文となる。句と節が語から文の単位までに段階を見せる。文の要素に主語と述語をとらえると、句には主語を含まないもの、節には主語を含むものと見ることができて、それぞれ、文のなかで働くが、自立したまとまりを見せる。句は連語として見ることがあり、節は文に従属することがあるので、連句を構成していると見ることができる。ここで句を慣用句のように意味のまとまりをもって見ると、それには表現性を持った用法としての特徴が生まれる。主語を加えた表現性には慣用句がそのまま文として扱うことがあり、それは諺としている。諺に成語として扱うのは語が漢語由来の意味内容を持つものであるし、成句は文句と言われるように、成語に対して見れば日本由来の表現性が強いものである。慣用句を用い、成句を用い、それを文句にすれば、自立した文の要素となるから、そのまま意味内容を説明できるものとなる。 . . . 本文を読む