研究室を整理して、出るは、出るは、本が出てくる。よくまあ隠れていたもので、取り出しては、思いがよぎる。箱を10、積み上げては、これをどうするだろうと思案に暮れる。講談社学術文庫の1冊、禅語散策、田上太秀さんの本、これは文庫の前には1987年に原本として、東書選書にある。東京書籍で、30年前にお目にかかったか、ひらりとめくって、平常心是道とあった。びょうじょうしんこれどう などと、振り仮名にある。この読みには、なじまないが、禅の言葉として、平常の心がこれ道である、というほうが、わかりよい。しかし、これも平常心を、へいじょうしん とするのではなくて、びょうじょうしん とするのだろう。日本国語大辞典を引いてみた。読みはそれぞれ、項目にするが、禅語と近代語の違いを見せる。禅語は知りうるところ、馬祖道一である。その語の、無門関による南泉普願での問答が有名である。 . . . 本文を読む
歌と句と、その語を、かく と入力したが、出てきたのは、表記が異なった。それで、類語、連想語があったので並べてみた。佳句は俳句に用いるし、また和歌にも用いるので、次のタイトルに見えて、万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)、それと検索できる。歌句番号検索と用いている。句は日本文学の短詩型に見る韻文を示すことがあり、やはり中国文学の漢詩の句を入れたものであるが、音数による句と、韻を踏む句と、その違いを持つ。 . . . 本文を読む