りんりんさんが話のつかみに隣の無料鑑定を宣伝して、一席を聞いてからのぞきに行って姓名判断をしてもらった。画数を何やら計算して、15の数字となる占いをしてくれた。無料だとよいことしか言わないし、なにを進められるかと聞いていた。もう占ってもらうほどの年齢でもない。これまでの人生を振り返ることになるかと、いや、これからまだ、どうやって生きていくかとの悩みを持って聞けばよいかなと、鑑定の結果は5格の天人地で見れば吉数ばかり、そこまでの説明に宗教法人のパンフレットがそっと加えられて、感謝をしなさい、前世を信じますか、となった。何やら導き出した数字で、教本を読んで解釈のご託宣となる。36歳で転機があったというので、はてそれはなにかと、思い出すことがあるか知らん、記憶をさぐってみるも、とくだんにはない。まあ知って言えば、そのころが闘いの始まりであったかもしれない。何の闘いかと言えば、正義感が出てくる、かたくなまでの信を持ち始める、それは仕事にいること、大事であったから、その闘いは人生となる、と、いろいろと、いま、こじつけるようなものである。 . . . 本文を読む
このところ週末になると天気が崩れてやっとかめ文化祭の終末に行われる野外行事は雨にたたられている。明日で最終日となる辻狂言は天候にあっては、いかが、きょうは講談もあるので、この気候では寒かろうに、雨男任じる私が言うことではないかな、と、これから円頓寺商店街の名古屋座付近に出むくことにする。りんりんさんが話のつかみに隣の無料鑑定を宣伝して、やっとかめバーのそばが限定だよ、60食のうち5食しか売れてないからと叫んでいた。拍手を浴びて拍手よりキャッシュと絶叫調にはなってないけれど話芸のテンポで始まった藤井聡太物語の一席だった。名古屋城物語で3年は大丈夫、藤井聡太物語であと何年といつにも似て芸がテンションをあげていく。あまりに寒くて冷たくて鼻びしびしの商店街の通りだったけれど、そこはまた、芸の肥やしになって客をつかむのはさすが、なにしろタダのお客さんだがねとばかりに、プロデュースまでしてサービスをしていた。 . . . 本文を読む