金子みすず詩集より(1903~30)
田舎の町と飛行機

飛行機お空に見えたので、
町じゅう表へ出て来たよ。
菓子屋の店にも誰もいず、
床屋の鏡も空っぽで、
みんな揃って口あけて、
春のお空をみていたよ。
群れて小鳥のとぶように、
ビラがお空を舞ってたよ。
うちの庭にはちらちらと、
桜になって散ってたよ.
飛行機お空をすぎたので、
町じゅうぽかんとしていたよ。
大正・昭和の初期にもこのようなビラが空から撒かれていたのですね。
私も、2・3度子供のころに、ビラを追いかけたことがあります。
今は、法で規制されているのでしょうか。
ワクワクした思い出のワンシーンです。
田舎の町と飛行機

飛行機お空に見えたので、
町じゅう表へ出て来たよ。
菓子屋の店にも誰もいず、
床屋の鏡も空っぽで、
みんな揃って口あけて、
春のお空をみていたよ。
群れて小鳥のとぶように、
ビラがお空を舞ってたよ。
うちの庭にはちらちらと、
桜になって散ってたよ.
飛行機お空をすぎたので、
町じゅうぽかんとしていたよ。

私も、2・3度子供のころに、ビラを追いかけたことがあります。
今は、法で規制されているのでしょうか。
ワクワクした思い出のワンシーンです。