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田舎の町と飛行機・・・金子みすず

2008年03月28日 | 川柳
             金子みすず詩集より(1903~30)

             田舎の町と飛行機
                  
            飛行機お空に見えたので、
            町じゅう表へ出て来たよ。

            菓子屋の店にも誰もいず、
             床屋の鏡も空っぽで、

             みんな揃って口あけて、
             春のお空をみていたよ。

             群れて小鳥のとぶように、
             ビラがお空を舞ってたよ。

             うちの庭にはちらちらと、
              桜になって散ってたよ.

             飛行機お空をすぎたので、
            町じゅうぽかんとしていたよ。

大正・昭和の初期にもこのようなビラが空から撒かれていたのですね。
  私も、2・3度子供のころに、ビラを追いかけたことがあります。
        今は、法で規制されているのでしょうか。
         ワクワクした思い出のワンシーンです。
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