<ボートのお話>
黒の舟歌「ROW&ROW♪」のフレーズは往時のボートマン達に必須なボート歌。 http://www.youtube.com/watch?v=aXDvxPUgMwI
ロンドンオリンピックも、もうすぐ。
http://www.daily.co.jp/general/2012/05/17/0005060022.shtml
上記記事は遺伝子筋肉細胞の資質の土台がとても感じられる。
男子では、ダブルスカルの武田大作氏・・・もはや・・・日本のボート界の神話・もしくは最高の伝説を今もって作り続けている
「ボート界不屈の宮本武蔵」ではないだろうか・・・。。。
http://thestadium.jp/?p=16180

ボート界では有名な話ですが・・・彼のボート人生の初めは「不遇」というか「コーチもいない独学で自力」のスタート。(自問自答の経験が彼のその後の確信への鍛錬に成長していったのだろう。)
自ずから他のチームのコーチや監督に教えを請いながら彼は心の自由の中で日々成長していったのだと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BD%9C
それが今では日本ボート界伝説の王者」
いずれ・・・彼の肉体・精神そのものが、スポーツの医学的な何らかのデータ―として
分析をしておかなければ・・・・日本スポーツ界、特にボート界の医学的損失に思えます。
彼のボート人生の軌跡は、今就職の超氷河期であえぐ方々にも大いなる示唆を与えると思います。
高校三年間コーチもつかず(いない)。
日本人に今、一番足りない
「自力」を考えさせてくれます。
日本においてはマイナーなスポーツかもしれないが、国技でもあるイギリスではすごい人気のあるスポーツである。
だから・・・彼は・・・まだ世界に挑戦し続け漕いでいるのだろう。。。
ありえない・・・人間のすさまじい努力跡。
心臓に負担がものすごくかかるスポーツだけに・・・あり得ない38歳現役アスリート。
ボート競技というのは、「人格形成」「真摯なスポーツ」が鉄則であるだけにオリンピック選考の過程のごたごたは再試合がフェアであった。(結果彼らは勝った。ペアの浦氏もすごい)
タイム選考は一決戦のみにおいて参考すべきことではあっても、複数回の試合においては参考にはなっても決定できるものではない。
他の競技と違い、風速や海川湖の流れなどでの気象条件ではタイムはぜんぜん違う。
もともとタイムを参考に複数競技の上位二名を選ぶというのは、漕手ならばブーイングは当たり前。
今後の選考会のためにも武田選手の行動はさすが、真摯な態度。
ボート審査の過程での反省を求めたのだ。武田大作だから出来たのだ。
ボート界においても他のスポーツ競技選考においても・・・彼の人格から来る大いなる警告でもある。
漕艇競技はあくまでも・・・・無色透明な舟歌でなければ絶対にならない!
思惑などあってはならない・・・フェアに勝利したものが100パーセント結果である。
ボート競技というのは・・・・一試合ごと写真判定される揺るがない透明性の高い審判結果の歴史がある。
<武田選手の真意> 記事より一部抜粋。(岸記念館発表)
武田は、故郷の瀬戸内海でトレーニングをするボート界の異端ながら、シドニー、アテネ両五輪でボート史上最高位となる6位入賞を達成。「一番楽なのは泣き寝入りすることだが、自分は常に世界で勝てるかを考えてきた。今回も、5度の五輪に出るのが大事なのではなく、五輪に出て勝てるとの思いがあるから。若い選手たち、またスポーツ全体にとっても、納得できる選考が行われることを考え、仲裁に訴えた」と話した。
私見
(認められたのは3例のうち今回が初めて。ボート競技の品位と今後の選手たちの選考方法の矛盾を指摘したのは歴史的に良かった。)
ここでも武田大作氏はすごい伝説の道を作った。
大先輩故岸氏のオアズマンへの真摯な理念を思い出させるべく
岸記念館で仲裁を申し出た・・・とは・・、その思いが切に共有できる。
私達ボートに関わったものたちにとって、故岸氏の遺訓でもある。
それを忘れたとき・・・日本スポーツ界の腐敗が始まる。