牛の舌は長い。ペロリとなめ回し、よだれとともにグニャーと伸びる。柵の傍に寄ると、ときどきなめられてしまうこともあるのだ。この写真も牛が首を伸ばしすり寄ってきて、思わず身を引きながら、あわてふためいて撮った。そのせいかどうか露出がオーバー気味だ。(明るすぎて色が飛んでいる)
目はいたずらっぽく、脅かそうと思ったわけではなかろうが、侵入者を好奇の目で見ているのだろうか。半面、大変お茶目な表情にも見える。よだれが飛び散って来そうな写真だが、柵から出した頭を上手に引っ込める器用な牛君なのだ。
動物の表情はおおらかさや怒りと悲しみ、不安はあっても、笑う表情はない。至って真面目なのだ。でも思っている以上に、人を見抜いたり、自分の運命がわかっていたりする。本能が鋭いのだ。目を見ると何を物語っているのか、想像できるかもしれない。
動物社会も掟は厳しい。群れからはずれると生きていけないし、群れでは順位付けの争いが絶えないのだ。
生き物は、もともと生存競争が激しいものなのかもしれない。淘汰されると言う言葉があるとしたら、現代という時代は何を淘汰され、どこへ行こうとしているのだろうか。
恐る恐る牛君に近づいて顔をなでようとしたら、素早く引っ込められた。
目はいたずらっぽく、脅かそうと思ったわけではなかろうが、侵入者を好奇の目で見ているのだろうか。半面、大変お茶目な表情にも見える。よだれが飛び散って来そうな写真だが、柵から出した頭を上手に引っ込める器用な牛君なのだ。
動物の表情はおおらかさや怒りと悲しみ、不安はあっても、笑う表情はない。至って真面目なのだ。でも思っている以上に、人を見抜いたり、自分の運命がわかっていたりする。本能が鋭いのだ。目を見ると何を物語っているのか、想像できるかもしれない。
動物社会も掟は厳しい。群れからはずれると生きていけないし、群れでは順位付けの争いが絶えないのだ。
生き物は、もともと生存競争が激しいものなのかもしれない。淘汰されると言う言葉があるとしたら、現代という時代は何を淘汰され、どこへ行こうとしているのだろうか。
恐る恐る牛君に近づいて顔をなでようとしたら、素早く引っ込められた。