森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

岡町の白ネコ

2005-10-19 20:45:02 | 日々の写真
岡町の神社の前にいたネコ。近くの商店街のお豆腐屋さんのネコかと思う。あまり愛想が良くなくて、ちょうど鳥居の正面に座ったところをパシャリ。
 背景が白いので、この白ネコ君も存在感が薄くなってしまった。
 岡町は何度来ても面白いところで、路地や商店街、裏通りを散策しても飽きない。かなり由緒ある土地なのだろう。

 今日はHPで大ミスをして、結局、表紙のページを作り直すハメになった。もともとは「新着フォト」のページが多くなったので、新しいページを作成しようとしたのが発端だった。作成したのはいいが、何故かそれがトップページになってしまい、HPビルダーで表紙を送り直そうとすると、転送不可になった。プロバイダーに問い合わせても、問題なしの返答。あれこれいじっているうちに、元のページも消えてしまう。(これがいつもの失敗パターンだ)
 がっかりして難問?に挑むが、うまくいかない。結局、表紙のページから作り直すハメになってしまった。この間、数時間を費やす。
 どうせなら表紙を新しくと思ったが、また失敗しそうで止めた。
 ワードもエクセルもHPもブログも、私は生半可な知識しかないので、いつも苦戦することが多い。そんなときはムカッときて、強引に力任せで直して来た。
 だから何度も同じ失敗を繰り返すのだ。山登りなら全ルートを歩いて、ようやく近道にたどりつくのだが、また同じ山を登るとき、全ルートを歩くようなものだ。
 この無駄な集中力を他に生かしたほうがいいのになあ。
 
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お風呂屋さんの煙突

2005-10-19 00:02:45 | 日々の写真
最近は街の銭湯の煙突が少なくなった。下町の象徴でもあるお風呂屋さんの煙突は、地理的にも目印になるし情緒あふれる存在だ。今でも下町を散策していて銭湯の煙突が見えると、必ず見に行きたくなる。
 銭湯のお湯はたいてい熱すぎるくらいの印象があり、湯船に入れるときの初めの一足が大変だ。
 子どもの頃から銭湯にはなじみがあって、のれんをくぐって番台を通るときの心地よさは何ともいい気分だ。幼い頃に母親に連れられて女風呂に入っていた時期を過ぎて、ひとりで男風呂に入るようになると、妙に大人びたつもりになったりしたものだ。ただし、隣を見ると刺青のおじさんがいたりしてドキッとすることもあった。
 湯船にはたいてい銭湯の主のようなおじさんがいて、大きく反響する声で浪曲をうなったり、雑談をしていた。聞こえてくる会話に聞き耳をたてて、子ども心に大人の世界をのぞき見る気もしていた。
 湯船から出るとき、熱さを我慢するために、一から二百位までの数字を頭の中で数え終わってから一気に飛び出す。湯上りのラムネが楽しみでもあった。

 この写真は、豊中市南桜塚界隈を散策しているときに出会った「延命湯」というお風呂屋さんの煙突だ。裏に回ると古い家並みがあったが、三軒並んで無人の家で、もうすぐ取り壊しそうな建物が残っていた。
 古き時代の面影を残していたが、それも命運尽きたかのように、哀しそうな風景でもあった。自分が年を取っていることを忘れそうになるが、大事な心の風景が、ここでも消えていくのかと思うと、胸がいっぱいになる。
 私は情緒がすべての人間なのかなと思う。写真を撮るのは、古き良き時代を写し取りたい一心なのかもしれない。
 
コメント (2)
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