コスモスの季節になった。コスモスには青空が似合うが、今日はあいにくの小雨日和で、どうかなと思ったが決行する。
兵庫県三田市の田園地帯にある休耕田の一帯が、毎年場所を変えてコスモス畑となる。車から降りて傘を持ちながらの撮影となったが、雨のコスモスはまたひと味違った趣がある。普段ならピンク、赤が映えるのだが、今日は白が目立つ。そのせいか、白のコスモスには人が近寄った跡が残っていた。畑の中に入るとコスモスを踏んでしまうので、遠目から撮るが物足りない。あぜ道を進み、コスモスに囲まれて、どれを撮ろうか迷った。
コスモスは蕾もきれいだ。緑の茎の上から次から次から蕾がふくらんで、雑草のたくましさと花の可憐さを秘めて、秋の季節を奏でて咲きほこる。
コスモスに見とれていると、いつの間にか傍にいたO君も妻もいなくなっていた。それぞれ勝手気ままの時間を過ごす。帰る頃になり、雨足が弱まって、空が微妙に明るくなった。
「もったいないけど、帰ろうか、青空のときまた来よう」
車を走らせると、宝塚市という標識あたりでまた雨足が強まった。
今年もコスモス畑は健在だったので、うれしかった。
兵庫県三田市の田園地帯にある休耕田の一帯が、毎年場所を変えてコスモス畑となる。車から降りて傘を持ちながらの撮影となったが、雨のコスモスはまたひと味違った趣がある。普段ならピンク、赤が映えるのだが、今日は白が目立つ。そのせいか、白のコスモスには人が近寄った跡が残っていた。畑の中に入るとコスモスを踏んでしまうので、遠目から撮るが物足りない。あぜ道を進み、コスモスに囲まれて、どれを撮ろうか迷った。
コスモスは蕾もきれいだ。緑の茎の上から次から次から蕾がふくらんで、雑草のたくましさと花の可憐さを秘めて、秋の季節を奏でて咲きほこる。
コスモスに見とれていると、いつの間にか傍にいたO君も妻もいなくなっていた。それぞれ勝手気ままの時間を過ごす。帰る頃になり、雨足が弱まって、空が微妙に明るくなった。
「もったいないけど、帰ろうか、青空のときまた来よう」
車を走らせると、宝塚市という標識あたりでまた雨足が強まった。
今年もコスモス畑は健在だったので、うれしかった。