旅の写真をスキャナーして整理している。これは尾道に行ったときに出会ったネコだ。いつだったのかどこだったのか記憶不明。
以前、お気に入りの写真をマウントに入れて、スライドで上映していた。観客は無理やり引っ張って来た弟子達だ。自分ひとりでカーテンや白い壁をバックにして楽しんで見る事もあった。大きくするとピントの具合や、構図などの反省点がよくわかるし、何より気分がいい。
もともと写真を始めたきっかけが、中国で知り合ったSさんに、帰国後スライドで旅の写真を見せてもらったことだった。カメラを買って初めてのひとり旅がインドだったから、少し無理筋ではあった。
国内の旅も、東京で対局の後にあちこち回った。ほとんどが一人旅で、宿泊も着いた駅裏のひなびた旅館や、駅そのものに泊まったりした。スケジュールは立てず、成り行き任せだった。仕事で大阪に帰る日が近づくと憂鬱になった。
もっともその昔から、ヒッチハイクや駅に寝泊り、漁船の中に内緒で泊まるといった旅は経験済みではあったから、所持金が少なくても割りと平気だったと思う。
旅はおおげさでなくとも構わない。自分の気持ちが心新たなら、隣の町を訪ねるのも魅力があると思っている。自由気ままこそ、旅の真髄である。
人から離れて、自分から離れて、また戻って来る・・・
以前、お気に入りの写真をマウントに入れて、スライドで上映していた。観客は無理やり引っ張って来た弟子達だ。自分ひとりでカーテンや白い壁をバックにして楽しんで見る事もあった。大きくするとピントの具合や、構図などの反省点がよくわかるし、何より気分がいい。
もともと写真を始めたきっかけが、中国で知り合ったSさんに、帰国後スライドで旅の写真を見せてもらったことだった。カメラを買って初めてのひとり旅がインドだったから、少し無理筋ではあった。
国内の旅も、東京で対局の後にあちこち回った。ほとんどが一人旅で、宿泊も着いた駅裏のひなびた旅館や、駅そのものに泊まったりした。スケジュールは立てず、成り行き任せだった。仕事で大阪に帰る日が近づくと憂鬱になった。
もっともその昔から、ヒッチハイクや駅に寝泊り、漁船の中に内緒で泊まるといった旅は経験済みではあったから、所持金が少なくても割りと平気だったと思う。
旅はおおげさでなくとも構わない。自分の気持ちが心新たなら、隣の町を訪ねるのも魅力があると思っている。自由気ままこそ、旅の真髄である。
人から離れて、自分から離れて、また戻って来る・・・