猫(千波湖の花火)
猫のひげは大事なセンサーのようですが、猫らしさを形づくる必須の部品のようです。先日行われた千波湖の花火大会でも、90度傾いていますが、猫のひげはしっかりと出ていました。
ネコノヒゲ(水戸市植物公園 小吹町504)
シソ科で、インドやマレーシアが原産の植物だそうです。クミスチンといい、マレー語で、猫のひげの意味だそうですので、和名はその直訳なのでしょう。花から突き出たオシベやメシベの姿が猫のひげそっくりです。薬用のお茶として飲まれているそうです。
雛人形左大臣(水戸市立博物館 大町3-3-20)
七段飾りのひな飾りでは、上から4段目の右側に置かれる左大臣です。左側に置かれる右大臣は若く、左大臣はひげの老人だそうです。共に弓矢を持って随神(ずいじん)としてお内裏(だいり)様を守っているようです。「水戸城下の雛まつり」展で見ました。
天狗(天狗納豆 柳町1-13-13)
赤い顔、高い鼻のほかに、ひげも天狗の大事な要素のようです。水戸では天狗という言葉は、徳川斉昭時代の改革派が天狗党といわれたので、そのイメージが強いようです。写真は、天狗党にちなんだ名前、天狗納豆のロゴマークです。ただ、神社でよく見る天狗のようなお面は、猿田彦のようです。もっとも、猿田彦は天狗の原型で、後世、修験道の山伏などによって今の天狗像ができていったようですが。
題目碑(妙徳寺 加倉井町909)
日蓮宗の南無妙法蓮華経という題目を書くのに、「法」以外の文字の端を長く伸ばしたので、その書体をひげ題目といったそうです。妙法蓮華経という「法」から光が発せられている様子をあらわしているようです。ひげに悪いイメージがあったならいわれなかったでしょうから、この言葉がつくられた頃にひげは大事なものだったのでしょう。
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