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水戸の見て歩き

水戸の利剣

2018-02-08 18:29:09 | 水戸

 密教で仏を象徴するものを三摩耶形(さんまやぎょう)というそうで、不動明王ではそれが利剣だそうです。この利剣には倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)が炎となってからんでいる場合が多いので、倶利伽羅剣ともいうそうです。この剣は人の3つの煩悩である貪瞋痴(とんじんち 自分の欲するものに執着して飽くことを知らないこと、自分の心に逆らうものをいかりうらむこと、理非の区別がつかないおろかさ)を断ち切るものだそうです。

 

十一面観音堂(東前町 大イチョウ近く)
 石仏群の中にある不動尊です。右手に利剣を、左手に羂索(けんさく なわ)を持つのが定形だそうです。

 

笠原不動尊(笠原町943)
  龍の口から剣が出て、剣先が炎になっているようです。これがこの神社の本尊になっているようですが、建物は荒廃にまかされています。

 

不動堂(飯富町県道51号線沿い 梅元食堂近く)
  奉納されたらしい利剣がたくさん建物正面の壁に並んでいました。

 

宝鏡院(城東1-11)
 境内に利剣がたてられていました。宝鏡院は、かつての名刹だそうですが、徳川斉昭による寺社改革の対象になったそうです。

 

金上山不動尊(瓦谷不動尊 瓦谷4-1)水戸の不動
  ここは倶利伽羅龍王がからんだ剣です。ひたちなか市金上(かねあげ)の人が、下市住民からの三夜さんに匹敵する神社をという要請にこたえてつくった神社だそうです。


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