季のまま彩時記

京都、奈良、大阪の四季折々の景色や、旅で見つけた風景などを写真に・・・

中井権次~養父市・満福寺(大悲閣)

2017-11-18 21:01:00 | 中井権次一統

2017/11/ 3(金)

兵庫県養父市十二所724 拝観

文政8年(1825年)に建立。

本殿から更に山道を登ると、観音堂(大悲閣)があります。
豊臣秀吉の中国征伐の頃まで14の坊があったとされ、
現存する、本殿(客殿)も当時の坊であったと云われています。

ここにも兎の毛通しに鳳凰、
その下に屋根を支える桁材の上に獅子が歯を噛んでいる獅噛、
その下は玉を握るに龍の彫刻があります。

柱の側面には獅子と長い鼻と牙をもつ漠が彫刻され、
その他にも花を浮き彫りした彫刻もあります。

観音堂




獅子噛みと龍










刻印は「彫刻師 丹州柏原町住人 青龍軒中井権治 正貞」


木鼻に口を開けた獅子と漠


口を綴じた獅子と漠










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中井権次~養父市・満福寺(本殿)

2017-11-18 20:50:11 | 中井権次一統

2017/11/ 3(金)

○満福寺(まんぷくじ)(本殿)

兵庫県養父市十二所724 拝観自由

創建は伝承によると天平年間(901年~923年)。
今から1200年前に僧行基によって開かれたと伝えられる真言宗の名刹です。
幼くして父母を亡くした池田草庵が子供の頃に学んだお寺としても知られてる。

現在の本堂は、嘉永年間(1848年~1854年)に再建された。

彫刻の向背は何とも重厚で立派な作品がある。
作者は「中井権次の足跡」の資料によると中井権次正貞。

本殿
 

 



屋根のすぐ下には今にも飛び立ちそうな鳳凰、
向背の彫刻には躍動感のある龍、
その上にふくよかな天女が二人、 舞を舞っている。
 

鳳凰


天女と龍
 

定番としての木鼻には唐獅と象








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中井権次~養父市・玉水神社

2017-11-18 20:48:29 | 中井権次一統

2017/11/ 3(金)

○玉水神社(たまみずじんじゃ)

兵庫県養父市玉見宮ノ上38 拝観自由

創建不詳。
明治6年(1873年)10月村社に列せられる。

天滝の帰りに立ち寄った神社です。
当日は近所の方でしょうか赤ちゃんの健やかな
成長を祈るお宮参りがされていました。

境内には樹齢300年、高さ20~40mの
ムクノキ、エノキが立ち並びます。

彫刻は「中井権次の足跡」の資料によると権次一統の作品。

鳥居


社殿正面左側に大きなイチョウの木が立ちます。


幹回り5.5m、樹高40mのムクノキは県指定天然記念物に指定されています。


向杯の龍や木鼻の目にはなぜか白く塗られています。












コメント (1)
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