2017/11/ 3(金)
兵庫県養父市十二所724 拝観
文政8年(1825年)に建立。
本殿から更に山道を登ると、観音堂(大悲閣)があります。
豊臣秀吉の中国征伐の頃まで14の坊があったとされ、
現存する、本殿(客殿)も当時の坊であったと云われています。
ここにも兎の毛通しに鳳凰、
その下に屋根を支える桁材の上に獅子が歯を噛んでいる獅噛、
その下は玉を握るに龍の彫刻があります。
柱の側面には獅子と長い鼻と牙をもつ漠が彫刻され、
その他にも花を浮き彫りした彫刻もあります。
観音堂
獅子噛みと龍
刻印は「彫刻師 丹州柏原町住人 青龍軒中井権治 正貞」
木鼻に口を開けた獅子と漠
口を綴じた獅子と漠